JPH06162880A - 高圧配電線用遮断器 - Google Patents

高圧配電線用遮断器

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JPH06162880A
JPH06162880A JP33672192A JP33672192A JPH06162880A JP H06162880 A JPH06162880 A JP H06162880A JP 33672192 A JP33672192 A JP 33672192A JP 33672192 A JP33672192 A JP 33672192A JP H06162880 A JPH06162880 A JP H06162880A
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JP
Japan
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switch
thyristor
circuit breaker
distribution line
voltage distribution
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JP33672192A
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Yoshishige Kamiya
嘉茂 神谷
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Saneisha Seisakusho KK
Original Assignee
Saneisha Seisakusho KK
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Publication date
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Publication of JPH06162880A publication Critical patent/JPH06162880A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H33/00High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H33/02Details
    • H01H33/59Circuit arrangements not adapted to a particular application of the switch and not otherwise provided for, e.g. for ensuring operation of the switch at a predetermined point in the ac cycle
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H9/00Details of switching devices, not covered by groups H01H1/00 - H01H7/00
    • H01H9/54Circuit arrangements not adapted to a particular application of the switching device and for which no provision exists elsewhere
    • H01H9/541Contacts shunted by semiconductor devices
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H9/00Details of switching devices, not covered by groups H01H1/00 - H01H7/00
    • H01H9/54Circuit arrangements not adapted to a particular application of the switching device and for which no provision exists elsewhere
    • H01H9/548Electromechanical and static switch connected in series

Landscapes

  • Arc-Extinguishing Devices That Are Switches (AREA)
  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 通電時に生ずる電力損失が僅かで、実用的な
静止形の高圧配電線用遮断器を得る。 【構成】 電源側端子10と負荷側端子28の間に、直
列開閉器12と光トリガサイリスタ22,24の直列接
続体を介装する。また、光トリガサイリスタ22,24
に並列開閉器18を並列接続する。通電時には、直列開
閉器12と並列開閉器18とがともに閉成されていて、
電力損失は僅かである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高圧配電線系統に用い
られる静止形の遮断器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】静止形の遮断器の一例として、特開平4
−289623号公報に従来技術として示された技術が
広く知られている。この従来技術を簡単に説明すれば、
電源側と負荷側との間に、各相毎にサイリスタスイッチ
と機械式開閉器の直列接続体を介装させたものである。
そして、サイリスタスイッチは機械式開閉器が閉成され
た状態でのみ導通となり、また機械式開閉器はサイリス
タスイッチが非導通の状態でのみ開成可能とされる。
【0003】かかる構成によって、負荷の定常電流およ
び事故電流の電流遮断耐量はサイリスタスイッチが保有
しており、機械式開閉器は定常電流の通電耐量のみ保有
すれば足りる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、サイリスタ
スイッチを構成するサイリスタ素子は、導通状態の通電
時に電力損失を生ずる。一例として、4KV用サイリス
タ素子では、1Aにつき2W程度の損失がある。そし
て、6KV配電線路に用いる3相300A遮断器を構成
するとすれば、耐圧の点から3個のサイリスタ素子を直
列接続しなければならず、少なくとも18個のサイリス
タ素子が必要である。そこで、従来技術のサイリスタス
イッチを用いた遮断器にあっては、3相300Aの通電
で5.4KWの電力損失を生ずることとなる。
【0005】一方、機械式開閉器による電力損失は、3
相300Aの通電で50W以下である。したがって、従
来技術のサイリスタスイッチを用いた遮断器は、電力損
失の点で大電流容量の遮断器として実用的でない。
【0006】また、サイリスタ素子を制御するための制
御回路が、サイリスタ素子のゲート端子に回路接続され
る。このために、高圧配電線用遮断器にあっては、制御
回路自体も高電圧となる。そこで、制御回路自体の絶縁
を高耐圧なものとしなければならない。
【0007】本発明は、かかる従来の静止形の遮断器の
事情に鑑みてなされたもので、通電時の電力損失の小さ
な高圧配電線用遮断器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明の高圧配電線用遮断器は、電源側と負荷側
との間に、各相毎に第1の機械式開閉器とサイリスタス
イッチとの直列接続体を介装するとともに前記サイリス
タスイッチに第2の機械式開閉器を並列接続し、制御回
路により、投入のときにはまず前記第1の機械式開閉器
を閉成し次に前記サイリスタスイッチを導通としさらに
前記第2の機械式開閉器を閉成させ、開放のときには前
記サイリスタスイッチが導通の状態で前記第2の機械式
開閉器を開成し次に前記サイリスタスイッチを非導通と
しさらに前記第1の機械式開閉器を開成させるように構
成されている。
【0009】そして、前記サイリスタスイッチを光トリ
ガサイリスタで形成し、この光トリガサイリスタと前記
制御回路を電気的に分離絶縁して構成しても良い。
【0010】また、各相毎に設けられた前記第1と第2
の機械式開閉器を、各相毎にそれぞれ設けられた第1と
第2のソレノイドによって相別に開閉駆動する構成とし
ても良い。
【0011】さらに、前記第1と第2の機械式開閉器の
可動片を、前記第1と第2のソレノイドのプランジャに
絶縁材からなる連結棒で駆動連結する構成とすることも
できる。
【0012】さらに又、前記第1と第2のソレノイドを
並べるとともに前記プランジャと前記連結棒の連結部が
互いに反対側に位置するように配設し、その第1と第2
のソレノイドの上に前記サイリスタスイッチを積み重
ね、前記第1と第2の機械式開閉器を前記サイリスタス
イッチの両側で前記連結部側にそれぞれ分けて配置して
構成することもできる。
【0013】
【作 用】請求項1記載の高圧配電線用遮断器におい
て、通電時にはサイリスタスイッチに並列接続された第
2の機械式開閉器が閉成されており、この開閉器を介し
て通電されるので、機械式開閉器による小さな電力損が
生じるのみである。
【0014】そして、請求項2記載の高圧配電線用遮断
器にあっては、サイリスタスイッチを光トリガサイリス
タで形成するので、制御回路が電気的に分離絶縁され、
高圧配線用遮断器であっても制御回路は高電圧となら
ず、高い耐圧の絶縁が不要である。
【0015】また、請求項3記載の高圧配電線用遮断器
にあっては、各相毎に設けられた機械式開閉器を各相毎
のソレノイドでそれぞれ制御するので、機械式開閉器を
1つづつ開閉させるのに必要な力は小さく、比較的小さ
なソレノイドで開閉駆動し得る。
【0016】さらに、請求項4記載の高圧配電線用遮断
器にあっては、機械式開閉器とソレノイドを絶縁材から
なる連結棒で駆動連結したので、複雑な構造の開閉機構
が不要であり、遮断器を簡単な構造で構成し得る。
【0017】さらに又、請求項5記載の高圧配電線用遮
断器にあっては、ソレノイドとサイリスタスイッチが一
体的に組み付けられ、遮断器全体をコンパクトに構成し
得る。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例につき図1ないし図6
を参照して説明する。図1は本発明の高圧配電線用遮断
器の一実施例における1相の回路図であり、図2は図1
の回路図のソレノイドの駆動回路の一例であり、図3は
投入するときの動作を説明するタイムチャートであり、
図4は開放するときの動作を説明するタイムチャートで
あり、図5は動作を説明するフローチャートであって、
(A)は投入するときであり、(B)は開放するときで
あり、図6は図1に示す高圧配電線用遮断器の各部品の
配置を示す図である。
【0019】まず、図1および図2を参照して回路構成
を説明する。電源側端子10は、第1の機械式開閉器と
しての直列開閉器12の一方の接点に接続されるととも
にアレスタ14を介して接地される。また、電源側端子
10から第1の機械式開閉器12の接点に至る間に、3
相で1つの零相変流器16が付設されている。直列開閉
器12の他方の接点は、第2の機械式開閉器としての並
列開閉器18の一方の接点に接続されるとともにコンデ
ンサ型計器用変圧器20を介して接地される。そして、
並列開閉器18には、サイリスタスイッチとして正逆並
列接続された光トリガサイリスタ22,24およびアレ
スタ26が並列接続される。さらに、並列開閉器18の
他方の接点は、負荷側端子28に接続されるとともに、
アレスタ30を介して接地される。そしてまた、並列開
閉器18の他方の接点と負荷側端子28の間に、各相別
に変流器32が付設される。
【0020】さらに、直列開閉器12と並列開閉器18
の接点は、それぞれ第1のソレノイド34と第2のソレ
ノイド36により開閉駆動される。これらの第1と第2
のソレノイド34,36は、図2に示すごとき回路で制
御される。すなわち、直流電圧端子40,42間に、抵
抗R1とコンデンサC1および抵抗R2の直列接続体と、
抵抗R3とコンデンサC2および抵抗R4の直列接続体
と、が並列に接続される。そして、コンデンサC1に、
2個のサイリスタS1,S2の順方向直列接続体と、これ
と別の2個のサイリスタS3,S4の順方向直列接続体
と、が並列に接続される。さらに、サイリスタS1,S2
の接続点と、サイリスタS3,S4の接続点との間に、第
1のソレノイド34のコイルとバリスタB1が並列接続
される。また、コンデンサC2に、2個のサイリスタ
5,S6の順方向直列接続体と、これと別の2個のサイ
リスタS7,S8の順方向直列接続体と、が並列に接続さ
れる。さらに、サイリスタS5,S6の接続点と、サイリ
スタS7,S8の接続点との間に、第2のソレノイド36
のコイルとバリスタB2が並列接続される。
【0021】なお、図1と図2に示す回路が3相の各相
毎に設けられている。また零相変流器16とコンデンサ
型計器用変圧器20および変流器32による検出データ
は、適宜な手段で送信される。
【0022】次に、図3ないし図5を参照して動作を説
明する。ここで、制御回路としての図示しないシーケン
サーから光トリガサイリスタ22,24に光トリガが適
宜に与えられるとともに、サイリスタS1〜S8に電流ト
リガが適宜に与えられる。
【0023】まず、図3のタイムチャートに基づき遮断
器の投入につき説明する。光信号等により投入信号
(a)がシーケンサーに与えられると、シーケンサーは
サイリスタS1とS4に電流トリガを与えてこれを導通さ
せ(b)てコンデンサC1の電荷を放電させ、第1のソ
レノイド34のコイルを直列開閉器12が閉成する方向
に励磁させ(c)、これによって直列開閉器12が閉成
される(d)。この直列開閉器12が閉成された状態
で、シーケンサーは光トリガサイリスタ22,24に光
トリガを与えて所定期間だけ導通状態とする(e)。こ
れと同時に、シーケンサーはサイリスタS5とS8に電流
トリガを与えてこれを導通させ(f)てコンデンサC2
の電荷を放電させ、第2のソレノイド36のコイルを並
列開閉器18が閉成する方向に励磁させ(g)、これに
よって並列開閉器18が閉成される(h)。なお、並列
開閉器18が閉成された後に、光トリガサイリスタ2
2,24は光トリガが与えられなくなり非導通となる。
【0024】かかる動作をフローチャートで示すなら
ば、図5(A)のごとく、まず投入信号が与えられ(ス
テップ)、これにともない第1のソレノイド34が直
列開閉器12を閉成する方向に励磁され(ステップ
)、直列開閉器12が閉成される(ステップ)。こ
の直列開閉器12が閉成された状態で、光トリガサイリ
スタ22,24が導通とされる(ステップ)。さら
に、光トリガサイリスタ22,24が導通状態で、第2
のソレノイド36が並列開閉器18を閉成する方向に励
磁され(ステップ)、並列開閉器18が閉成される。
この並列開閉器18が閉成された後で、光トリガサイリ
スタ22,24は非導通とされる(ステップ)。
【0025】つづいて、図4に基づき遮断器の開放につ
き説明する。光信号等により開放信号(i)がシーケン
サーに与えられると、シーケンサーは光トリガサイリス
タ22,24に光トリガを与えて所定期間だけ導通状態
とする(g)。これと同時に、シーケンサーはサイリス
タS6とS7に電流トリガを与えてこれを導通させ(k)
てコンデンサC2の電荷を放電させ、第2のソレノイド
36のコイルを並列開閉器18が開成する方向に励磁さ
せ(l)、これによって光トリガサイリスタ22,24
が導通状態において並列開閉器18が開成される
(m)。さらに、シーケンサーは、サイリスタS2とS3
に電流トリガを与えてこれを導通させ(n)てコンデン
サC1の電荷を放電させ、第1のソレノイド34のコイ
ルを直列開閉器12が開成する方向に励磁させる
(o)。ここで、光トリガサイリスタ22,24が非導
通状態とされた後に、直列開閉器12が開成される
(p)。
【0026】かかる動作をフローチャートで示すなら
ば、図5(B)のごとく、まず開放信号が与えられ(ス
テップ′)、これにともない光トリガサイリスタ2
2,24が導通とされ(ステップ′)、さらに第2の
ソレノイド36が並列開閉器18を開成する方向に励磁
され(ステップ′)、並列開閉器18が開成される。
この並列開閉器18が開成された後で、光トリガサイリ
スタ22,24は非導通とされる(ステップ′)。さ
らに、第1のソレノイド34が直列開閉器12を開成す
る方向に励磁され(ステップ′)、直列開閉器12が
開成される(ステップ′)。
【0027】本発明の高圧配電線用遮断器は、上記に説
明したごとく開閉制御されるので、光トリガサイリスタ
22,24が負荷の定常電流および事故電流の電流遮断
耐量を保有し、直列開閉器12と並列開閉器18はいず
れも定常電流の通電耐量のみを保有すれば足りる。しか
も、通電時は、光トリガサイリスタ22,24に代え
て、並列開閉器18に電流が流れており、従来技術のご
ときサイリスタスイッチによる大きな電力損失を生じな
い。
【0028】また、サイリスタスイッチとして光トリガ
サイリスタ22,24を用い、制御回路から光ケーブル
を経て光トリガによってこれらを導通制御するので、光
トリガサイリスタ22,24と制御回路は電気的に分離
絶縁される。そこで、本発明の遮断器にあっては、制御
回路は高い耐圧の絶縁が不要であり、回路部品の選定お
よび回路構成が容易である。
【0029】なお、上記実施例の説明では、遮断器の投
入状態では、光トリガサイリスタ22,24が非導通状
態であるが、導通状態のままであっても良いことは容易
に理解し得るであろう。また、制御回路の絶縁が、充分
に高耐圧とすることができるならば、光トリガサイリス
タ22,24に代えて、逆阻止三端子サイリスタ(SC
R)やターンオフサイリスタ(GTO)等を用いてサイ
リスタスイッチを形成しても良い。
【0030】さらに、図6に基づき各部品の配置を説明
する。図6において、本体ケーシング50の底部に、第
1と第2のソレノイド34,36がそれぞれのプランジ
ャ52,54が互いに反対側に位置するように背中合せ
で並んで配設される。そして、並設された第1と第2の
ソレノイド34,36の上に、光トリガサイリスタ2
2,24が積み重ねられ、絶縁パイプ等を用いて適宜に
固定される。さらに、本体ケーシング50の側壁で第1
と第2のソレノイド34,36のプランジャ52,54
が位置する側に、電源側端子10と負荷側端子28がそ
れぞれブッシングを介して配設される。電源側端子10
には、本体ケーシング50の内部で壁に添って零相変流
器16が配設される。また、負荷側端子28には、本体
ケーシング50の内部で壁に添って変流器32が配設さ
れる。
【0031】そして、光トリガサイリスタ22,24の
両側で、電源側端子10と負荷側端子28とに臨んで銅
材からなる可動片支持材56,58が設けられ、2つの
可動片支持材56,58がやはり銅材からなる連絡板6
0で電気的に接続される。これらの可動片支持材56,
58には、銅片からなる可動片62,64が上下方向に
揺動自在で電源側端子10と負荷側端子28にそれぞれ
遊端が摺接分離自在に構成される。そして、可動片6
2,64がそれぞれ第1と第2のソレノイド34,36
のプランジャ52,54に絶縁材からなる連結棒66,
68で連結され、プランジャ52,54の上下の動きに
よって可動片62,64が上下に揺動されて電源側端子
10と負荷側端子28と電気的接続しまたは電気的分離
するように構成される。ここで、可動片62,64と、
電源側端子10と負荷側端子28の摺接部分と、連結棒
66,68により、直列開閉器12と並列開閉器18が
形成されている。
【0032】さらに、電源側端子10は、一端が本体ケ
ーシング50に接地されたアレスタ14に接続される。
また、連絡板60は、正逆接続された光トリガサイリス
タ22,24の一端に接続されるとともに、一端が本体
ケーシング50に適宜に接地されたコンデンサ型計器用
変圧器20に接続され、さらにアレスタ26の一端に接
続される。負荷側端子28は、正逆接続された光トリガ
サイリスタ22,24の他端に接続されるとともに、一
端が本体ケーシング50に接地されたアレスタ30に接
続され、さらにアレスタ26の他端に接続される。そし
て、光トリガサイリスタ22,24には光ケーブル70
でシーケンサーより光トリガが適宜に与えられる。
【0033】そして、直列開閉器12と並列開閉器18
と光トリガサイリスタ22,24と第1と第2のソレノ
イド34,36からなる回路が、本体ケーシング50内
に3組並べて各相毎に設けられる。
【0034】かかる各部品の配置構造によって以下のご
とき作用効果が得られる。まず、各相毎に設けられる直
列開閉器12と並列開閉器18とが、連結棒66,68
でそれぞれに各相毎に設けられた第1と第2のソレノイ
ド34,36に駆動連結されるので、開閉器12,18
を1つづつ開閉させるのに必要な力は小さくて足り、こ
れを駆動させるソレノイドも小さなもので足りる。ま
た、開閉器12,18の可動片62,64とプランジャ
52,54が連結棒66,68で直接的に連結されてい
るので、開閉器12,18を制御するための複雑な開閉
機構が不要であり、きわめて簡単な機構であり、故障等
も少なくしかも安価に製造し得る。さらに、第1と第2
のソレノイド34,36の上に光トリガサイリスタ2
2,24を積み重ねて配置するので、遮断器全体がコン
パクトである。
【0035】なお、本発明の遮断器の各部品の配置は図
6および上記説明に示すものに限られるものでない。
【0036】
【発明の効果】本発明の高圧配電線用遮断器は、以上の
ように構成されているので、以下のごとき格別な効果を
奏する。
【0037】請求項1記載の高圧配電線用遮断器にあっ
ては、投入状態における通電時にサイリスタスイッチに
並列接続された第2の機械式開閉器が閉成されており、
この開閉器を介して通電が行われるために、静止形であ
りながら電力損失が僅かであり、実用上好適である。
【0038】そして、請求項2記載の高圧配電線用遮断
器にあっては、サイリスタスイッチとしての光トリガサ
イリスタと制御回路とが電気的に分離絶縁されるので、
制御回路は高い耐圧の絶縁が不要であり、部品の選択お
よび回路構成が容易であり、しかもサージ電圧等により
制御回路が故障する虞がない。
【0039】また、請求項3記載の高圧配電線用遮断器
にあっては、各相毎に設けた開閉器を各相毎に設けたソ
レノイドで開閉制御するので、比較的に小さな力で制御
することができ、小さなソレノイドを用いることができ
る。そこで、遮断器全体として小型軽量に構成すること
ができる。本発明の高圧配電線用遮断器にあっては、鉄
塔に付設されるものであり、小型軽量であることは実用
上きわめて有益である。
【0040】さらに、請求項4記載の高圧配電線用遮断
器にあっては、開閉器の開閉機構がすこぶる簡単であ
り、故障がなくしかも小型化に優利である。
【0041】さらに又、請求項5記載の高圧配電線用遮
断器にあっては、ソレノイド上にサイリスタスイッチを
積み重ねて一体化することで、遮断器全体をコンパクト
に構成でき、小型化が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高圧配電線用遮断器の一実施例におけ
る1相の回路図である。
【図2】図1の回路図のソレノイドの駆動回路の一例で
ある。
【図3】投入するときの動作を説明するタイムチャート
である。
【図4】開放するときの動作を説明するタイムチャート
である。
【図5】動作を説明するフローチャートであって、
(A)は投入するときであり(B)は開放するときであ
る。
【図6】図1に示す高圧配電線用遮断器の各部品の配置
を示す図である。
【符号の説明】
10 電源側端子 12 直列開閉器 18 並列開閉器 22,24 光トリガスイッチ 28 負荷側端子 34 第1のソレノイド 36 第2のソレノイド 52,54 プランジャ 62,64 可動片 66,68 連結棒

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源側と負荷側との間に、各相毎に第1
    の機械式開閉器とサイリスタスイッチとの直列接続体を
    介装するとともに前記サイリスタスイッチに第2の機械
    式開閉器を並列接続し、制御回路により、投入のときに
    はまず前記第1の機械式開閉器を閉成し次に前記サイリ
    スタスイッチを導通としさらに前記第2の機械式開閉器
    を閉成させ、開放のときには前記サイリスタスイッチが
    導通の状態で前記第2の機械式開閉器を開成し次に前記
    サイリスタスイッチを非導通としさらに前記第1の機械
    式開閉器を開成させるように構成したことを特徴とする
    高圧配電線用遮断器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の高圧配電線用遮断器にお
    いて、前記サイリスタスイッチを光トリガサイリスタで
    形成し、この光トリガサイリスタと前記制御回路を電気
    的に分離絶縁して構成したことを特徴とする高圧配電線
    用遮断器。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の高圧配電線用遮断器にお
    いて、各相毎に設けられた前記第1と第2の機械式開閉
    器を、各相毎にそれぞれ設けられた第1と第2のソレノ
    イドによって相別に開閉駆動する構成としたことを特徴
    とする高圧配電線用遮断器。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の高圧配電線用遮断器にお
    いて、前記第1と第2の機械式開閉器の可動片を、前記
    第1と第2のソレノイドのプランジャに絶縁材からなる
    連結棒で駆動連結する構成としたことを特徴とする高圧
    配電線用遮断器。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の高圧配電線用遮断器にお
    いて、前記第1と第2のソレノイドを並べるとともに前
    記プランジャと前記連結棒の連結部が互いに反対側に位
    置するように配設し、その第1と第2のソレノイドの上
    に前記サイリスタスイッチを積み重ね、前記第1と第2
    の機械式開閉器を前記サイリスタスイッチの両側で前記
    連結部側にそれぞれ分けて配置したことを特徴とする高
    圧配電線用遮断器。
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