JPH0615993A - データ保持媒体 - Google Patents

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JPH0615993A
JPH0615993A JP4199125A JP19912592A JPH0615993A JP H0615993 A JPH0615993 A JP H0615993A JP 4199125 A JP4199125 A JP 4199125A JP 19912592 A JP19912592 A JP 19912592A JP H0615993 A JPH0615993 A JP H0615993A
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JP
Japan
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module
key
recess
connection terminal
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JP4199125A
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English (en)
Inventor
Toru Iwaki
亨 岩城
Takashige Morooka
孝繁 諸岡
Toshiharu Saito
俊治 斎藤
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AOKI AAVAN DEV KK
Koransha Co Ltd
Toppan Inc
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AOKI AAVAN DEV KK
Koransha Co Ltd
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本体2と、少なくともマイクロプロセッサま
たはメモリを有する半導体集積回路を内蔵するICモジ
ュール3とを備える。その本体2に凹部4が形成され、
少なくともその凹部4の内面と凹部の周囲とがセラミッ
クス層により覆われる。そのICモジュール3に外部と
電気的な接続を行なう接続端子が形成され、その凹部4
にICモジュール3を接続端子が表出するように嵌合し
てなる。 【効果】 記憶データ容量が大きく、外力に対し記憶デ
ータを確実に保護でき、記憶データのセキュリティ性が
高く、耐衝撃性や携帯性に優れ、製造が容易である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子錠を開閉するため
の固有の情報を記憶する電子錠用キーや、種々の情報を
記憶するICカードとして利用できるデータ保持媒体に
関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】プラスチ
ックカードに磁気記憶部を設けた磁気カードキーや、プ
ラスチックカードにICモジュールを組み込んだICカ
ードキーが従来より用いられている。しかし、磁気カー
ドキーはデータ容量に制限があり、記憶データを直接読
み出すものであるため容易に解読され易いという問題が
ある。また、ICカードキーでは、外力による曲げやね
じれといった変形によりICモジュールが破損するとい
う問題がある。また、いずれも長期使用すると傷等によ
り外観が悪くなってしまう。
【0003】そこで、ICモジュールを肉厚のプラスチ
ックカバーに内蔵すると共に接続端子をカバーの外部に
露出させたものが提案されている(特公昭62‐506
33号公報)。しかし、プラスチックカバーの強度を充
分なものとするには肉厚が非常に大きくなり携帯性が悪
化する。また、プラスチックカバーにICモジュールを
内蔵し、カバー外部に接続端子を露出させようとすると
製造工程が複雑化する。
【0004】また、セラミックス製のキー本体にICモ
ジュールを組み込みんだ電子錠用キーも提案されている
(特開昭62‐25682号公報、特開昭62‐220
678号公報参照)。これは、キー本体の摘み部にIC
モジュールを組み込み、キー本体の電子錠への挿入部に
ICモジュールの接続端子を形成し、そのICモジュー
ルと接続端子とを配線により接続するものである。しか
し、硬質のセラミックス製のキー本体内部において、I
Cモジュールと接続端子とを接続する配線を設けること
は困難である。さらに、その従来の構成では、ICモジ
ュールと接続端子との接続のためにセラミックス製のキ
ー本体の内部にリード線構造を採用しているが、セラミ
ックス素材にとってそのような内部構造は一種の欠陥と
見ることが出来、しかもキー使用時の曲げ応力や捩じり
応力がかかりやすい位置にリード線部が組込まれること
になるため破壊しやすい。
【0005】また、ジルコニアおよび窒化アルミニウム
といったセラミックス製の薄板基板にICチップを内蔵
した識別カードが提案されている(特公平4‐1224
0号公報参照)。これは、基板を薄板(ISO規格で
0.76mm)として携帯性を向上すると共に、基板の
材質をセラミックス製とすることでICチップの静電気
による誤動作や記憶破壊の防止を図ったものである。し
かし、基板をセラミックス製にすると、誤ってコンクリ
ートフロア等に落とした場合、衝撃により再使用できな
い程に破損してしまうという問題がある。そこで、強度
面をカバーするため基板として金属を用いた場合、強度
的には問題はないが、手で持ったりすると、人体に帯電
した静電気により、IC回路が誤動作したり記憶された
データが破壊されるといった問題点がある。また、デー
タ読み取り書き込み用のリーダライターの電気回路に異
常な電流が流れて誤動作が生じるという問題がある。
【0006】本発明は上記従来技術の問題を解決するこ
とのできるデータ保持媒体を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本件発明の特徴とすると
ころは、本体と、少なくともマイクロプロセッサまたは
メモリを有する半導体集積回路を内蔵すると共に外部と
電気的に接続するための接続端子が形成されているIC
モジュールとからなり、その本体にICモジュールを嵌
合するための凹部を形成し、少なくともその凹部の内面
と凹部の周囲とをセラミックス層により被覆し、その凹
部にICモジュールを接続端子が表出するように嵌合し
てなる点にある。前記本体は金属からなるのが好まし
い。前記本体の凹部の内面を含む周囲全面をセラミック
ス層により被覆してなるのが好ましい。前記セラミック
ス層は主成分が酸化ジルコニウムであり、安定剤として
酸化イットリウムが添加されてなるのが好ましい。
【0008】
【作用】本発明の構成によれば、マイクロプロセッサま
たはメモリを構成する半導体集積回路と接続端子とがI
Cモジュールに一体的に形成されているので、半導体集
積回路と接続端子との配線をICモジュールの外部に別
途に設ける必要がなく、本体の凹部にICモジュールを
嵌め込むだけで機能する。さらに、その本体を強度、剛
性の大きい金属性にすることで、薄肉にしても外部応力
による変形を小さくでき、本体の凹部に嵌合されるIC
モジュールの外部応力による変形を防止できる。さら
に、少なくともその凹部の内面と凹部の周囲とがセラミ
ック層により覆われているため、本体が導電性材料から
なるものであっても静電気によるIC回路の誤動作や記
憶破壊を防止できる。また、本体が金属製であることに
より、衝撃が作用してセラミックス層に割れが生じたと
しても、再使用できない程に破壊することはない。その
本体の周囲全面をセラミックス層により被覆すること
で、耐久性、耐摩擦性を向上でき、また、IC回路の誤
動作や記憶破壊をより確実に防止できる。そのセラミッ
クス層の主成分が酸化ジルコニウムであり、安定剤とし
て酸化イットリウムが添加されることで、強度や破壊靱
性に特に優れたものとできる。さらに、金属製の本体を
セラミックス層により被覆した場合は、セラミック質の
優れた耐摩耗性と化学的安定性によりデータ保持媒体の
耐久性が格段に向上する。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0010】図1〜図3に示す電子錠用キー1はキー本
体2とICモジュール3とを備え、例えばホテルの部屋
の電子錠や、その施設内の貴重品用セフティボックス等
の電子錠を開閉するのに用いられる。
【0011】そのキー本体2は摘み部2aと電子錠に挿
入される挿入部2bとを有し、真鍮、ステンレススチー
ル、洋白、鋳鉄、硬質アルミ、リン青銅やほうろう用軟
鋼等の金属素材により一体成形され、その挿入部2bに
凹部4が形成されている。このキー本体2は、鋳造、鍛
造、プレス成形、機械加工等により成形することができ
る。
【0012】そのキー本体2がセラミックス層20によ
り覆われている。このセラミックス層20は、図4の
(1)に示すようにキー本体2の全表面を覆ってもよい
し、図4の(2)に示すように挿入部2bの表面のみを
覆うようにしてもよいし、あるいは図4の(3)に示す
ように凹部4の内面と凹部4の周囲のみ覆うようにして
もよく、少なくとも凹部4の内面と凹部4の周囲を覆う
ものであればよい。本実施例では、そのセラミックスと
してジルコニアを用いた。このジルコニアは、主成分が
酸化ジルコニウムで安定化剤として酸化イットリウムが
添加され、結晶相は主として正方晶から成ると共に残部
は立方晶と単斜晶から成るものである。そのセラミック
ス層20の形成のため、キー本体2は、セラミック被覆
前の処理として必要に応じて油焼き、酸洗い、中和、乾
燥、あるいはサンドブラスト等の表面処理を行なった
後、セラミック被覆を行なう。本実施例のジルコニアの
場合は、PVD、CVDあるいはプラズマ溶射等の技術
により被覆可能である。ジルコニアにおいては、熱膨張
係数がおおよそ8〜10×10-6と金属材料に近いた
め、比較的容易に金属本体と固着可能であり、使用環境
における温度差による熱応力に起因するひび割れ、剥離
は生じない。またジルコニアは、強度が110kg/m
2 、破壊靱性が10MN/m3/2 と高いため耐摩耗性
も高い特徴を有する。ジルコニア以外のセラミックスを
被覆することも可能である。例えば、酸化物系セラミッ
クスとしては、アルミナ、ムライト、アルミナージルコ
ニア、ムライトージルコニア、シリカ、チタニア等金属
材料に比べ、耐静電気性、耐摩耗性、化学的安定性に優
れる素材は、順次適応可能である。非酸化物系セラミッ
クスとしては、窒化ケイ素、窒化アルミ、窒化チタン、
窒化ジルコニウ、炭化ジルコニウム、炭化チタン等の単
独素材または複合材が有用である。但し被覆は金属製本
体2との熱膨張係数との差が極めて重要であり、各セラ
ミック素材を適応させるためには、金属製本体の熱膨張
係数に対しおおよそ±20%以内の熱膨張係数差にする
ことが重要であり、従って金属とセラミックスの組み合
わせを考慮する必要がある。さらに被覆厚みは、熱膨張
係数が合致している場合はさほど問題がないが、実用性
と被覆強度、コストを考慮すると、素材の組み合わせに
もよるが、おおよそ数μm〜0.5mm程度が好まし
い。セラミック材料の被覆方法においては、ほうろう技
術も有効である。但しこの場合は、ガラス質セラミック
素材を使用する必要がある。すなわちキー本体2の前処
理後、施釉、乾燥、焼成により強固にガラス質セラミッ
クス層を被覆することが可能である。この場合も金属製
キー本体2とガラス質セラミックスとの熱膨張係数をで
きる限り合わせる必要があるが、実用的には、±20%
以内であり、被覆厚みが0.5mm以内であれば良い。
ガラス質セラミック素材としては、ケイ酸塩ガラス、ホ
ウケイ酸塩ガラス、アルミナケイ酸塩ガラス、結晶化ガ
ラス、あるいはセラミックス粒子分散型ガラス等が適宜
使用できる。またガラス質セラミックスの被覆に際して
は、通常のほうろう製造に用いられる2回掛け施釉等の
技術を必要に応じて使用する。ほうろう技術を用いる場
合は、使用する金属キー本体2の酸化、軟化が生じない
温度にてガラス質セラミックスを被覆する必要がある。
例えば、ほうろう用軟鋼では800〜900℃の温度範
囲にて被覆することが好ましい。さらにガラス質セラミ
ックスの場合は、プラズマ溶射等も有効な被覆方法であ
る。
【0013】その挿入部2bに形成された凹部4にIC
モジュール3が嵌め込まれ、接着剤21により固定され
ている。図3に示すように、そのICモジュール3は基
板5と、この基板5の図中下面側に形成された半導体集
積回路6と、この半導体集積回路6の周囲に形成された
プリント回路7と、その半導体集積回路6とプリント回
路7とを接続するボンディングワイヤ8と、その半導体
集積回路6とボンディングワイヤ8とを覆う封止材12
と、その基板5の図中上面側に形成された接続端子9
と、その基盤5に形成されたスルーホール10を介し接
続端子9とプリント回路7とを接続する配線11とを備
えている。その接続端子9が外部に露出すると共に半導
体集積回路6が凹部4内に位置するようにICモジュー
ル3は固定される。なお、接続端子9は外部機器と電気
的に接続されるもので、電源端子、クロック端子、GN
D端子、入出力端子、リセット端子など複数の端子によ
り構成されている。
【0014】その半導体集積回路6は、中央処理装置
(CPU)の機能を持つマイクロプロセッサと半導体メ
モリとを有する1チップマイクロコンピュータとされて
いる。その半導体メモリは本実施例ではEEPROMと
され、そのキー1に固有の識別データを記憶している。
【0015】上記キー本体2の差し込み部2bを電子錠
に挿入すると、ICモジュール3の接続端子9が電子錠
の制御用コンピュータの接続端子に接続され、そのIC
モジュール3の半導体メモリに記憶された識別データが
電子錠に対応したものであれば電子錠の解錠が行なわれ
る。この際、キー1のメモリに記憶された識別データは
直接読み出されるのではなくCPUを介し読み出され
る。例えば、ホテルの部屋の電子錠を開閉する場合、電
子錠の制御用コンピュータは、ホテルのコードデータと
部屋のコードデータに対応する信号をキー1のCPUに
出力する。キー1のCPUは、キー1のメモリに記憶さ
れた識別データが、電子錠のCPUから出力されたデー
タと一致するか否かの判断を行ない、判断結果を電子錠
のCPUに出力する。電子錠のCPUは、その判断結果
に応じて電子錠の制御を行なう。従って、キーに単にメ
モリが搭載されている従来の電子錠用キーに比べ、本実
施例の電子錠用キー1はセキュリティ性を著しく高くで
きる。すなわち、ICモジュール3はマイクロプロセッ
サを備えることでマイクロコンピュータを構成している
ので、メモリの読み書きをそのマイクロコンピュータに
より管理することで、記憶データを外部から直接読み出
すことができないようにしてセキュリティー性を向上す
ることができ、また、キー1の使用頻度や用途といった
履歴をキーのメモリに記憶し、オフラインで管理するこ
ともできる。
【0016】また、そのICモジュール3は、基板5上
にマイクロプロセッサおよびメモリを構成する半導体集
積回路6と接続端子9とが形成されているので、半導体
集積回路6と接続端子9との配線をICモジュール3の
外部に別途設ける必要がなく、凹部4にICモジュール
3を嵌め込むだけでキーとして機能する。
【0017】またキー1は、高級感あるいは識別目的で
着色することが可能である。酸化物系あるいは、非酸化
物セラミックスをPVD等により被覆する場合、鉄、コ
バルト、ニッケル、銅、亜鉛、マンガン、クロム、希土
類元素を含む化合物を同時に熱分解や化学反応を起こさ
せることで、容易に着色セラミック被覆が可能である。
あるいは、一度セラミック被覆したキー1のセラミック
ス層に上記着色成分を含む溶液、あるいは懸濁液を塗
り、低温で焼き付けても良い。これらの方法により、白
色系、青色系、赤色系、黒色系等に着色可能である。ま
た着色剤を添加せず、熱処理の雰囲気、例えば還元、酸
化、中性によりセラミックス自体の色を変化させること
も可能であり、特にジルコニアは、還元処理により黒色
化可能である。また非酸化物系セラミックスの内、窒化
チタン、窒化ジルコニウム等は、PVD、CVDにより
金色化できる。ガラス質セラミックスの被覆において
は、被覆前の原料に上記着色剤を目的の色調になるよう
に配合しておけば、簡単に着色可能である。
【0018】キー1の表面部は、部屋番号、事業所名
称、マーク類を含むデザインを付けることも可能であ
る。方法としては、キー本体2の製造工程における切
削、叩きだし、レーザ加工によることができ、あるいは
鋳型にデザインを付けて製造時にキーに転写することも
できる。セラミック被覆前にデザインを付与する場合
は、セラミック被覆厚みより若干大きく凹凸をつけてお
くことが望ましい。ガラス質セラミックスの場合は、透
明性があるガラス質を用いると、少しの凹凸の付与でも
ガラス層を通してデザインが見えるようにすることが出
来る。被覆後の加工も可能であるが、ガラス質被覆品で
は、加工後、ガラスの軟化点以上で熱処理し、表面をス
ムージングするとキズがなくなり耐ひび割れ性も向上す
る。
【0019】また、キー本体2は金属製であるため、薄
肉にしても高強度で剛性が大きいため、ICモジュール
3の外力による破損を確実に防止できる。また、誤って
落下させて衝撃が作用しても、セラミックス層20が割
れることがあったとしても使用不能な程に破損すること
はない。さらに、金属であるため種々の加工法により任
意形状に成形できると共に重量感を与えることができ
る。また、少なくとも凹部4の内面と凹部4の周囲とが
絶縁性に優れるセラミックス層20に覆われることか
ら、静電気による半導体メモリ内の記憶破壊を防止で
き、また、動作中の外部からの電気的ノイズの影響が極
めて小さくなり誤動作を防止できる。
【0020】なお、金属製のキー本体2を被覆するセラ
ミックス層20は、耐静電気特性、耐摩耗性、耐久性等
の面から、凹部4の内面を含む周囲全面を被覆するのが
好ましい。また、セラミックス層20により凹部4の内
面と凹部4の周囲のみを被覆する場合、ICモジュール
3の読み取り書き込み用リーダライターに本体を通って
例えば人体に帯電した電荷が移動することによる電流が
流れないように、凹部4の周囲の被覆範囲を定めるのが
好ましく、リーダライターのキー挿入部の構造にもよる
が、一般に凹部4の縁から20mm以上の範囲を被覆す
るとよい。
【0021】また、セラミックスは耐磨耗性に優れるこ
とからキー本体2の表面を覆うことで表面硬度を大きく
して傷付きを防止でき、キー本体2へのコーティング後
に研磨加工を行なうことで、キー1の表面に光沢を与え
ることができると共に異物の付着を防止できる。
【0022】なお、本発明は上記実施例に限定されな
い。例えば、キー本体2の形状は上記実施例に限定され
ず、図5の(1)に示すような板金材Sをプレス成形す
ることで、図5の(2)に示すような凹部4′を有する
キー本体2′を成形し、少なくともその凹部4′の内面
及び凹部4′の周囲をセラミックス層により覆い、その
凹部4′にICモジュール3を接続端子が表出するよう
に嵌合してもよい。また、図6に示すようにキー本体
2″の形状をカード状としてもよい。また、上記実施例
では電子錠用キーに本発明を利用したが、例えばIDカ
ードやキャッシュカードにも利用でき、データ保持媒体
として広く利用できる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、記憶データ容量が大き
く、外力に対し記憶データを確実に保護でき、記憶デー
タのセキュリティ性が高く、耐衝撃性や携帯性に優れ、
製造が容易なデータ保持媒体を提供できる。また、本体
を金属製とすることで高強度になりICモジュールの外
力による破壊を確実に防止でき、さらに成形が容易にな
ることから種々の加工法により任意形状に成形できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の電子錠用キーの斜視図
【図2】本発明の実施例の電子錠用キーの分解斜視図
【図3】本発明の実施例の電子錠用キーの断面図
【図4】本発明の実施例のキー本体の断面図
【図5】本発明の異なった実施例の電子錠用キーの製造
工程を示す図
【図6】本発明の異なった実施例の電子錠用キーの斜視
【符号の説明】
2 本体 3 ICモジュール 4 凹部 9 接続端子 20 セラミックス層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06K 19/07 G07F 7/08 (72)発明者 岩城 亨 大阪府大阪市北区大淀南一丁目4番15号株 式会社アオキ・アーバン・デベロップメン ト内 (72)発明者 諸岡 孝繁 佐賀県西松浦郡有田町1664番地株式会社香 蘭社内 (72)発明者 斎藤 俊治 東京都台東区台東一丁目5番1号凸版印刷 株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体と、少なくともマイクロプロセッサ
    またはメモリを有する半導体集積回路を内蔵すると共に
    外部と電気的に接続するための接続端子が形成されてい
    るICモジュールとからなり、その本体にICモジュー
    ルを嵌合するための凹部を形成し、少なくともその凹部
    の内面と凹部の周囲とをセラミックス層により被覆し、
    その凹部にICモジュールを接続端子が表出するように
    嵌合してなることを特徴とするデータ保持媒体。
  2. 【請求項2】 前記本体は金属からなることを特徴とす
    る請求項1に記載のデータ保持媒体。
  3. 【請求項3】 前記本体の凹部の内面を含む周囲全面を
    セラミックス層により被覆してなることを特徴とする請
    求項1に記載のデータ保持媒体。
  4. 【請求項4】 前記セラミックス層は主成分が酸化ジル
    コニウムであり、安定剤として酸化イットリウムが添加
    されてなることを特徴とする請求項1に記載のデータ保
    持媒体。
JP4199125A 1992-02-29 1992-07-01 データ保持媒体 Pending JPH0615993A (ja)

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