JPH06157561A - 重合性リン脂質 - Google Patents

重合性リン脂質

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JPH06157561A
JPH06157561A JP31223692A JP31223692A JPH06157561A JP H06157561 A JPH06157561 A JP H06157561A JP 31223692 A JP31223692 A JP 31223692A JP 31223692 A JP31223692 A JP 31223692A JP H06157561 A JPH06157561 A JP H06157561A
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JP
Japan
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phospholipid
compound
added
chloroform
group
Prior art date
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Pending
Application number
JP31223692A
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English (en)
Inventor
Shigeru Sawayama
茂 沢山
Masao Miyake
正男 三宅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
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Publication date
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Priority to JP31223692A priority Critical patent/JPH06157561A/ja
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  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】下記一般式(I)で表わされる重合性リン脂
質。 【化1】 (上記式中、Rは炭素数10から20のアルキル基また
は炭素数10から20のアルケニル基を表し、mは、1
から5の整数を表わし、nは、1 から20の整数を表わ
し、X-は、1価の陰イオンを表わす。) 【効果】本発明の、エステル脂質の親水性部分に、親水
性を増加させるためアミド結合と四級アンモニウム基を
導入し、さらにオキシエチレン鎖を通して二重結合を結
合させた新規な重合性リン脂質は、天然リン脂質の長所
を生かしつつ、重合により安定化されているので薬剤徐
放用カプセルや膜蛋白固定用担体などとして有用であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な重合性リン脂質に
関し、詳細には薬剤徐放用カプセル、分離膜、または膜
蛋白固定用担体として利用可能な重合性リン脂質に関す
る。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする問題点】天
然リン脂質は、水中に分散させるのみでリポソームを容
易に生成させることができ、また、水中でのキャストに
より平面二分子膜を容易に生成させることができる。従
って、天然リン脂質は、その操作の容易性により、薬剤
徐放用カプセルや膜蛋白固定用担体などとして広く研究
がなされている。また、天然物であるため、蛋白質や細
胞との親和性が高く、それらの目的に適した素材とされ
ている。 しかしながら、天然リン脂質のみで形成した
リポソームや平面二分子膜は、安定でない場合が多く、
凝集、融合、更には沈殿物の生成や不溶物の析出が比較
的速やかに生じてしまうことが知られている。
【0003】この問題を解決するために、重合性の官能
基を有する脂質を合成し、リポソームや平面二分子膜を
作製後、重合させることにより安定化を図っている。リ
ン脂質の疎水性部分の改変としては、アルキル鎖の末端
に二重結合を導入したリン脂質(J. Am. Chem. Soc.,10
4,791-795(1982))、アルキル鎖の末端にスチレン基
を導入したリン脂質(Makromol. Chem., Rapid Commu
n.,5,779-794(1984))、アルキル鎖の末端にジエン基を
導入したリン脂質(特開昭62−205092号公
報)、アルキル鎖のエステル基の隣にジエン基を導入し
たリン脂質(Makromol. Chem.,187,1351-1359(198
6))、アルキル鎖の中間位置にジイン基を導入したリン
脂質(Makromol. Chem.,182,247-253(1981))が報告さ
れている。
【0004】しかしながら、アルキル鎖の末端に重合性
の官能基を導入し、重合した場合、二分子膜の最大の特
徴である運動性が著しく阻害されてしまう。重合性の官
能基がアルキル鎖の中間又は、エステル基の隣にある場
合は運動性の阻害は低減されるが十分ではない。親水性
部分の改変としては、Polym. J.,21,929-933(1989)で
は、リン脂質の親水性部分にアミド結合により、メタク
リロキシプロピオン酸を結合したリン脂質が記載されて
いるが、この場合には、運動性の阻害は更に低減される
が親水性部分と重合性の官能基の距離が短いため、二分
子膜形成後の重合は阻害されてしまうという問題があ
る。
【0005】J. Am. Chem. Soc., 107, 4134-4141(198
5)では、二重結合がオキシエチレン鎖で親水性部分に結
合しているエーテルリン脂質が記載されているが、エー
テルリン脂質はエステルリン脂質とは異なり、植物の一
部のみに存在するリン脂質である。このために、タンパ
ク質や細胞との親和性が極めて低いものとなってしまう
という問題があった。
【0006】Makromol. Chem., Rapid Commun.,5,345-3
52(1984)には、酸性リン脂質にイオン結合により塩基性
ポリマーを吸着させたリン脂質が記載されている。イオ
ン結合によりポリマーを結合させる方法は、運動性を阻
害することはないが、安定性を保つためには電荷を持つ
脂質のみでリポソームや平面膜を形成する必要があり、
その場合電荷の反発による分散性の低下のために、極め
て低濃度でしか扱えないという欠点を有する。
【0007】また、J. Am. Chem. Soc.,103,5945(1981)
及びJ. Macromol. Sci. Chem.,A21,1237-1252(1984)で
は、親水性部分のアミド基に二重結合がオキシエチレン
鎖で結合している、リン酸エステル基を有しない脂質を
合成している。脂質の親水性部分からオキシエチレン鎖
で重合性の官能基までの距離を取った場合には、運動性
の阻害はほとんどなく、また重合も円滑に進行するが、
ここで合成された脂質はリン酸エステル基を有していな
いため、リン脂質ではなく、アミド化合物である。
【0008】このように従来の方法では、エステルリン
脂質の長所を生かしながら重合による安定化を計るリン
脂質は存在しなかった。
【0009】
【問題点を解決するための手段】本発明者らは上記の状
況に鑑み、天然界に広く存在するエステルリン脂質の親
水性部分に、親水性を増加させるためアミド結合と四級
アンモニウム基を導入し、さらにオキシエチレン鎖を介
して二重結合を結合させたリン脂質を合成することによ
り上記問題点が解決されることを見出し、本発明を完成
するに至った。
【0010】すなわち本発明の要旨は、下記一般式
(I)で表わされる重合性リン脂質に存する。
【0011】
【化2】
【0012】(上記式中、Rは炭素数10から20のア
ルキル基または炭素数10から20のアルケニル基を表
わし、mは、1から5の整数を表わし、nは、1から20
の整数を表わし、X-は、1価の陰イオンを表わす。)以
下に本発明を詳細に説明する。上記一般式(I)におい
て、Rは炭素数10から20のアルキル基または、炭素
数10から20のアルケニル基である。いずれも好まし
くは、炭素数11から17がよい。更に好ましくは、C
11H23-, C13H27-, C15H31-, C17H35-, C8H17CH=CHC7H14
- であるのが良い。mは、1から5までの整数であり、
好ましくは、1から3である。
【0013】nは、1から20までの整数であり、好ま
しくは、1から10である。X-は、1価の陰イオンを表
わし、好ましくは、ハロゲンイオンを表わす。更に好ま
しくは、Cl-, Br-, I-である(中でも、Cl-, Br-が好ま
しい)。本発明の化合物は通常行われるどのような方法
で合成してもよいが、例えば、1) ω−ハロアルキルカ
ルボン酸ハロゲン化物と、ホスファチジルエタノールア
ミンを結合させ、次いでジメチルアミノ−ポリオキシエ
チレン−メタクリレートで4級化する方法、2) ω−ジ
メチルアミノアルキルカルボン酸ハロゲン化物と、ホス
ファチジルエタノールアミンを結合させ、ω−ハロ−ポ
リオキシエチレン−メタクリレートで4級化する方法、
3)ホスファチジルエチルハライドをジメチルアミノ−ポ
リオキシエチレン−メタクリレートで四級化する方法、
4)ジアルキルグリセロールとクロロオキシジオキソホス
ホランの反応物をジメチルアミノ−ポリオキシエチレン
−メタクリレートで開環する方法などで合成することが
できる。 好ましい方法としては、ω−ハロアルキルカ
ルボン酸ハロゲン化物と、ホスファチジルエタノールア
ミンを結合させ、次いでジメチルアミノ−ポリオキシエ
チレン−メタクリレートで4級化する方法が良い。
【0014】本発明の重合性リン脂質は、単独でも、あ
るいは天然エステルリン脂質と併用することによっても
リポソームを形成することが可能であり、またリポソー
ム形成後重合させることによりさらに安定なリポソーム
が製造可能である。
【0015】
【実施例】以下に、本発明について実施例により具体的
に説明するが、その要旨を越えない限り以下に限定され
るものではない。 (実施例1)(1) ブロモアセチルブロマイドとの反応 窒素導入管、滴下ロートを備えた 300ml の三つ口フラ
スコに、885mg のブロモアセチルブロマイドと 10ml の
クロロホルムを入れた。N2 気流下、クールニクスで0
℃に保ち、マグネティックスターラーで攪拌しつつ、85
0μl のトリエチルアミンを添加した。次いで、ジパル
ミトイルホスファチジルエタノールアミン 1.21g をク
ロロホルム204.5ml に溶解させた溶液を 4 時間かけて
滴下した。クールニクスを切り、徐々に室温に戻し、室
温で一夜放置した。
【0016】反応を完結させるため 2210μl のトリエ
チルアミンを加え 0℃に保ち、ブロモアセチルブロマイ
ド 2430mg をクロロホルム 10ml に溶解させた溶液を
2.5時間かけて滴下した。クールニクスを切り、徐々に
室温に戻し、室温で一夜放置した。メタノール 25.5ml
を 0℃で添加後、水 17ml を加えて室温で攪拌した。分
液ロートに移し、乳化を防止するために pH3 に調整し
た KCl 溶液を加え、クロロホルムで抽出した。
【0017】クロロホルム相を Na2SO4で乾燥後、エバ
ポレーターでクロロホルムを留去し、次いで真空乾燥し
た。特にこれ以上の精製をせずに、以下に示す末端に三
級アミノ基を有するメタクリル酸エステルの反応を行っ
た。 (2) メタクリル酸エステルとの反応 上記反応生成物を 87.5ml のメチルエチルケトンに溶解
し、200ml の反応器に入れた。重合禁止剤のメトキシフ
ェノールを少量加え、2710.0mg の ジメチルアミノエト
キシエチルメタクリレートを加えた。五酸化リンを通し
た空気を流しつつ、50℃で 3 時間攪拌した。
【0018】放冷後、エバポレーターでメチルエチルケ
トンを留去し、真空乾燥した。目的物は、プレパラティ
ブTLCでクロロホルム/メタノール/28%アンモニア
水=85/25/2 で展開することにより行った。この化合物
1H−NMRは図1の通りで以下に示す構造であるこ
とが確認された。単離収量 0.5059g であり、原料のジ
パルミトイルホスファチジルエタノールアミン基準の収
率は、28.5% であった。
【0019】
【化3】
【0020】(実施例2) (1) ブロモアセチルブロマイドとの反応 窒素導入管、滴下ロートを備えた 300ml の三つ口フラ
スコに、1225mg のジパルミトイルホスファチジルエタ
ノールアミンを入れ、クロロホルム 200ml に溶解させ
た。N2 気流下、クールニクスで0℃に保ち、マグネテ
ィックスターラーで攪拌しつつ、3ml のトリエチルアミ
ンを添加した。3315mg のブロモアセチルブロマイドを
37ml のクロロホルムに溶解させた溶液を 2 時間かけて
滴下した。 クールニクスを切り、徐々に室温に戻し、
室温で一夜放置した。
【0021】反応を完結させるため 3ml のトリエチル
アミンを加え 0℃に保ち、ブロモアセチルブロマイド 3
652mg をクロロホルム 37ml に溶解させた溶液を 2 時
間かけて滴下した。クールニクスを切り、徐々に室温に
戻し、室温で一夜放置した。メタノール 50ml を 0℃で
添加後、水 34ml を加えて室温で攪拌した。分液ロート
に移し、乳化を防止するために pH3 に調整した KCl 溶
液を加え、クロロホルムで抽出した。
【0022】クロロホルム相を Na2SO4 で乾燥後、エバ
ポレーターでクロロホルムを留去し、次いで真空乾燥し
た。特にこれ以上の精製をせずに、以下に示す末端に三
級アミノ基を有するメタクリル酸エステルとの反応を行
った。 (2) メタクリル酸エステルとの反応 上記反応生成物を 146ml のメチルエチルケトンに溶解
し、200ml の反応器に入れた。重合禁止剤のメトキシフ
ェノールを少量加え、2829mg の ジメチルアミノエトキ
シエチルメタクリレートを加えた。五酸化リンを通した
空気を流しつつ、50℃で 3 時間攪拌した。
【0023】放冷後、エバポレーターでメチルエチルケ
トンを留去し、真空乾燥した。目的物の精製は、プレパ
ラティブTLCでクロロホルム/メタノール/28%アン
モニア水=85/25/2 で展開することにより行ない実施例
1と同じ化合物を得た。単離収量 0.6629g であり、原
料のジパルミトイルホスファチジルエタノールアミン基
準の収率は、36.9% であった。 (実施例3〜5)ホスファチジルエタノールアミンのア
ルキル鎖の種類と量、ブロモアセチルブロマイドとトリ
エチルアミンの量、ジメチルアミノエトキシエチルメタ
クリレートとメチルエチルケトンの量を表1に示したよ
うに変えた以外は、実施例2と同様に行った。収量と収
率を表1に示した。また、その1H−NMRのチャート
はそれぞれ図2、図3、図4に示す通りで、それぞれ下
記に示す構造であることが確認された。
【0024】
【表1】 実施例3
【0025】
【化4】
【0026】実施例4
【0027】
【化5】
【0028】実施例5
【0029】
【化6】
【0030】(実施例6) (1) ブロモアセチルブロマイドとの反応 窒素導入管、滴下ロートを備えた 145ml の三つ口フラ
スコに、397mg のブロモアセチルブロマイドと 5ml の
クロロホルムを入れた。N2 気流下、クールニクスで0
℃に保ち、マグネティックスターラーで攪拌しつつ、37
0μl のトリエチルアミンを添加した。次いで、ジパル
ミトイルホスファチジルエタノールアミン145mg をクロ
ロホルム20ml に溶解させた溶液を 3 時間かけて滴下し
た。クールニクスを切り、徐々に室温に戻し、室温で一
夜放置した。
【0031】メタノール 3ml を 0℃で添加後、水 2ml
を加えて室温で攪拌した。分液ロートに移し、乳化を防
止するために pH3 に調整した KCl 溶液を加え、クロロ
ホルムで抽出した。クロロホルム相を Na2SO4 で乾燥
後、エバポレーターでクロロホルムを留去し、次いで真
空乾燥した。
【0032】特にこれ以上の精製をせずに、以下に示す
末端に三級アミノ基を有するメタクリル酸エステルとの
反応を行った。 (2) ジメチルアミノエトキシエトキシエチルメタクリレ
ートとの反応 上記反応生成物を 21g のメチルエチルケトンに溶解
し、100ml の反応器に入れた。重合禁止剤のメトキシフ
ェノールを少量加え、369mg の ジメチルアミノエトキ
シエトキシエチルメタクリレートを加えた。五酸化リン
を通した空気を流しつつ、50℃で 3 時間攪拌した。
【0033】放冷後、エバポレーターでメチルエチルケ
トンを留去し、真空乾燥した。目的物の精製は、プレパ
ラティブTLCでクロロホルム/メタノール/28%アン
モニア水=75/25/1 で展開することにより行った。この
化合物の1H−NMRは図5の通りで以下に示す構造で
あることが確認された。単離収量 14.1mg であり、原料
のジパルミトイルホスファチジルエタノールアミン基準
の収率は、36.6%であった。
【0034】
【化7】
【0035】
【発明の効果】本発明の、エステル脂質の親水性部分
に、親水性を増加させるためアミド結合と四級アンモニ
ウム基を導入し、さらにオキシエチレン鎖を通して二重
結合を結合させた新規な重合性リン脂質は、天然のリン
脂質の長所を生かしつつ、重合により安定化されている
ため、薬剤徐放用カプセルや膜蛋白固定用担体などに有
用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得られた化合物の1H−NMRのチ
ャートを表わす図である。
【図2】実施例3で得られた化合物の1H−NMRのチ
ャートを表わす図である。
【図3】実施例4で得られた化合物の1H−NMRのチ
ャートを表わす図である。
【図4】実施例5で得られた化合物の1H−NMRのチ
ャートを表わす図である。
【図5】実施例6で得られた化合物の1H−NMRのチ
ャートを表わす図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式(I)で表わされる重合性リン
    脂質。 【化1】 (上記式中、Rは炭素数10から20のアルキル基また
    は炭素数10から20のアルケニル基を表わし、mは、
    1から5の整数を表わし、nは、1から20の整数を表
    わし、X-は、1価の陰イオンを表わす。)
  2. 【請求項2】Rが炭素数11から17のアルキル基また
    は炭素数11から17のアルケニル基を表わし、mが1
    から3の整数を表わし、nが1 から10の整数を表わ
    し、X-がハロゲンイオンを表わすことを特徴とする請求
    項1記載の重合性リン脂質。
JP31223692A 1992-11-20 1992-11-20 重合性リン脂質 Pending JPH06157561A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6576679B2 (en) 2000-09-18 2003-06-10 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Hydrogel
JP2018533565A (ja) * 2015-10-16 2018-11-15 サントル ナショナル ドゥ ラ ルシェルシュ シアンティフィク 両親媒性分子層

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