JPH06157062A - ガラス壜の製造 - Google Patents
ガラス壜の製造Info
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- JPH06157062A JPH06157062A JP4311976A JP31197692A JPH06157062A JP H06157062 A JPH06157062 A JP H06157062A JP 4311976 A JP4311976 A JP 4311976A JP 31197692 A JP31197692 A JP 31197692A JP H06157062 A JPH06157062 A JP H06157062A
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Abstract
時間が壜毎に異なることによって生じる徐冷炉入口での
壜温の不同一の問題の解決。 【構成】 早く製壜機を出た壜ほど早く徐冷炉に入るよ
うに、IS製壜機からの排出順序を調節し、速度の異な
る2本のコンベアを使用して、製壜機から徐冷炉までの
所要時間を均分化する。 【効果】 徐冷炉に入る壜の温度が同一となったから、
徐冷炉上流側に設けたホットエンド・コーティングで正
確な温度制御ができる。
Description
S製壜機」による製壜の改良に関する。
製壜において、同機から排出されて徐冷炉に送られる一
群のガラス壜がいずれも同じ温度で徐冷炉に進入するよ
うに改良を施した製壜技術に関する。
い実施態様において、ガラス壜の外表面処理を徐冷前に
行なう所謂「ホットエンド・コーティング」において、
一群の被処理ガラス壜をいずれも同じ温度において該処
理が受けられるようにした、改良製壜技術に関する。
係においては下記した通りであるが、一般的には各種の
文献、たとえば「ガラス工学」(成瀬 省著 共立出版
(株))、「ガラスの事典」(作花済夫編 朝倉書店)
または「ガラス工学ハンドブック」(森谷太郎他編 朝
倉書店)によってその詳細を知ることができる。
れており、工業的にはほとんどすべてがIS製壜機と呼
ばれる製壜機によって吹製されている。
ブと呼ばれている)を受け、これを粗型(ブランクモー
ルドと呼ばれている)内で溶融ガラスの有底筒状体(パ
リソンと呼ばれている)をつくり、それを仕上型(ブロ
ーモールドと呼ばれている)内で気体、典型的には空
気、の吹込みによって膨脹させて仕上型の内面の形状を
有する壜とし、これを熱間排出するという一連の工程を
実施する単位装置を複数系列(たとえば、6系列)組合
せて構成した装置であって、同じ大きさの各系列(ユニ
ットと呼ばれている)が隣接して設置されているところ
より、IS製壜機の壜排出位置は、実質的に一列にかつ
実質的に等間隔に配列されている。
が、各ユニットが相互に隣接しあって実質的に一列に配
列されているところより、ゴブの配給はユニットの配列
順序、たとえば6系列の左流れ(壜が6から1の向きに
流れる)で壜間隔を10.5インチとした場合に1−2
−3−4−5−6の順序、ではなくて、それ以外の順
序、たとえば1−2−5−6−3−4の順序、となるこ
とが普通である。この例の場合、各ユニットの排出位置
から排出されて慣用の送壜コンベアに載る壜は、1−6
−3−2−5−4の順序、で並んで徐冷炉へと進行する
訳である(ゴブがIS製壜機の各ユニットに配給される
順序をファイアリング・オーダーという)。図1は、こ
のファイアリング・オーダーを模式的に示すものであ
る。
いるところより、各ユニットの排出位置から徐冷炉への
距離、従って排出された壜の徐冷炉への到達時間、は各
ユニット毎で異なり、また壜の排出順序すなわち送壜コ
ンベア上の壜の配列順序を上記のようにたとえば1−2
−5−6−3−4の順序にしても各壜の徐冷炉への到達
時間を同じにすることはできないから、換言すれば、I
S製壜機から排出されてからの冷え方が同じとはならな
いから、徐冷炉に入るときの温度は壜毎に異なることは
避けられない。
観点からは格別の問題とはならないであろうが、徐冷前
に壜外表面処理を行なう場合、すなわち所謂「ホットエ
ンド・コーティング」を行なう場合、には問題となるこ
とがある。
ら排出されたガラス壜が未だ加熱状態にあることを利用
して、当該壜温またはそれ以下の処理温度で分解して壜
上に所望被覆(たとえばSnO2またはTiO2を主と
するもの)を形成する化合物の蒸気とガラス壜とを接触
させることからなる。この技術は所謂ワンウエイ壜(回
収再使用しない壜)を対象として利用されていて、再使
用時にアルカリ洗滌を必要とする所謂リターナブル壜
(回収再使用する壜)には利用し得ないものと嘗つては
考えられていたのであるが、処理条件を特定すればリタ
ーナブル壜再使用の際のアルカリ洗滌に耐えるようにす
ることができることが本発明者らによって見出されてい
る(特開平3−131547号公報参照)。
ング法は、具体的には、たとえば外表面温度550〜7
00℃とされたガラス壜と、SnO2またはTiO2を
主成分とする膜を形成し得る原料物質とを接触させ、S
nO2またはTiO2を主成分とする膜を400〜10
00Aの厚さに形成すること、からなり、またそのよう
な方法によれば、外表面に金属酸化物のコーティング膜
を形成したガラス壜にであって、前記コーティング膜
が、SnO2またはTiO2を主成分とする物であり、
かつ、80℃における4重量%苛性ソーダ水溶液に浸漬
した際の剥離時間が8時間以上であるもの、が得られ
る。
らのホットエンド・コーティングはかなり厳密な温度制
御が必要であるので、従来のIS製壜機から排出された
ガラス壜ではその条件を充足しえない場合があったので
ある。
壜機にみられた上記の問題を解決することを目的とし、
IS製壜機から排出されるガラス壜の排出順序を特定
し、排出された一群のガラス壜を徐冷炉へと給送する際
の送壜コンベアとして速度の異なる2種類を使用するこ
とによってガラス壜がIS製壜機から排出後、徐冷炉ま
たはホットエンド・コーティング装置に進入するまでの
時間が各壜について同一となるようにすることによっ
て、この目的を達成しようとするものである。 <要旨>すなわち、本発明によるガラス壜の製造法は、
その第一の実施態様において、製壜機の実質的に一列に
かつ実質的に等間隔に並んだ複数個の排出位置から熱い
状態で順次排出されるガラス壜を送壜コンベアに受け
て、最終的には徐冷炉へ給送することからなるガラス壜
の製造法において、下記の条件を充足すること、を特徴
とするものである。
順次徐冷炉に最も近い排出位置への順番でガラス壜を排
出位置から排出すること、(ロ) 排出位置から排出さ
れる壜を徐冷炉へ向う送壜コンベア(以下、第一のコン
ベアという)上に受け、該コンベア上に並ぶ壜の順序
を、最初に排出された壜が徐冷炉に最も近い位置に、最
後に排出された壜が徐冷炉から最も遠い位置に来て排出
順序と同じになるようにすること、(ハ) 第一のコン
ベアに並んだ一群の壜を、第一のコンベアと並行に設け
られていて徐冷炉へ向う第二のコンベアに移すこと、
(ニ) 第一のコンベアの速度をV1、第二のコンベア
の速度をV2、隣接排出位置間の距離をh、隣接排出位
置間の壜排出時間差をtとするときに、両コンベアの速
度を下式に従って定めること。
の第二の実施態様において、製壜機の実質的に一列にか
つ実質的に等間隔に並んだ複数個の排出位置から熱い状
態で順次排出されるガラス壜を送壜コンベアに受けて最
終的には徐冷炉へ給送することからなるガラス壜の製造
法において、下記の条件を充足すること、を特徴とする
ものである。
次徐冷炉から最も遠い排出位置への順番でガラス壜を排
出位置から排出すること、(ロ) 排出位置から排出さ
れる壜を徐冷炉に背を向ける送壜コンベア(以下、第一
のコンベアという)上に受け、該コンベア上に並ぶ壜の
順序を、最初に排出された壜が徐冷炉に最も近い位置
に、最後に排出された壜が徐冷炉から最も遠い位置に来
て排出順序と同じになるようにすること、(ハ) 第一
のコンベアに並んだ一群の壜を、第一のコンベアと並行
に設けられていて徐冷炉へ向う第二のコンベアに移すこ
と、(ニ) 第一のコンベアの速度をV1、第二のコン
ベアの速度をV2、隣接排出位置間の距離をh、隣接排
出位置間の壜排出時間差をtとするときに、両コンベア
の速度を下式に従って定めるものとする。
の第三の実施態様において、製壜機の実質的に一列にか
つ実質的に等間隔に並んだ複数個の排出位置から熱い状
態で順次排出されるガラス壜を送壜コンベアに受けて、
最終的には徐冷炉へ給送することからなるガラス壜の製
造法において、下記の条件を充足すること、を特徴とす
るものである。
炉へ向う送壜コンベア(以下、第一のコンベアという)
上に受け、徐冷炉に最も近い排出位置からの排出を最初
に、順次徐冷炉から最も遠い排出位置からの排出を最後
に行なって排出位置の順序と同じになるようにするこ
と、(ロ) 第一のコンベア上の壜を個々に、第一のコ
ンベアと並行に設けられていて徐冷炉へ向う第二のコン
ベアに移すこと、(ハ) 第一のコンベアから第二のコ
ンベアの壜の移行を、第一のコンベアの側部に配置され
た個々の壜に対するプッシャーによって行ない、その場
合のプッシャーを徐冷炉に最も近い排出位置から排出さ
れた壜に対するものを上流側に、順次徐冷炉から最も遠
い排出位置から排出された壜に対するものを下流側に配
設し、隣接するプッシャーの間隔dをd=h×V2/
(V1−V2)(ただし、第一のコンベアの速度を
V1、第二のコンベアの速度をV2、隣接排出位置間の
距離をh)とすることによって、第二のコンベア上に並
ぶ壜の順序が最初に排出された壜が徐冷炉に最も近い位
置に、最後に排出された壜が徐冷炉から最も遠い位置に
来て、排出順序と同じになるようにすること、(ニ)
第一のコンベアの速度をV1、第二のコンベアの速度を
V2、隣接排出位置間の距離をh、隣接するプッシャー
の間隔をdとするときに、両コンベアの速度を下式に従
って定めること。
べきガラス壜製造装置は、下記の機器を具備してなるこ
と、を特徴とするものである。
れを粗型内で溶融ガラスの有底筒状体をつくり、これを
仕上型内で気体で膨脹させて仕上型の内面の形状を有す
る壜とし、これを順次熱間排出するという一連の工程を
実施する単位装置を、互いに隣接して実質的に一列に複
数系列配列してなる製壜機であって、壜の排出順序が徐
冷炉から最も遠い排出位置から順次徐冷炉から最も近い
排出位置への順番となるように設定してなる製壜機。
を載せて、徐冷炉へ向う第一の送壜コンベア。
れた、徐冷炉へ向う第二の送壜コンベア。
の壜を横から押して、上記第二の送壜コンベアへ移動さ
せるプッシャー。(ただし、第一のコンベアの速度をV
1、第二のコンベアの速度をV2、隣接排出位置間の距
離をh、隣接排出位置間の壜排出時間差をtとするとき
に、両コンベアの速度を下式に従って定めるものとす
る。
もう一つの徐冷炉と組合せるべきガラス壜製造装置は、
下記の機器を具備してなること、を特徴とするものであ
る。
れを粗型内で溶融ガラスの有底筒状体をつくり、これを
仕上型内で気体で膨脹させて仕上型の内面の形状を有す
る壜とし、これを順次熱間排出するという一連の工程を
実施する単位装置を、互いに隣接して実質的に一列に複
数系列配列してなる製壜機であって、壜の排出順序が徐
冷炉から最も近い排出位置から順次徐冷炉から最も遠い
排出位置への順番となるように設定してなる製壜機。
を載せて、徐冷炉へ背を向ける第一の送壜コンベア。
れた、徐冷炉へ向う第二の送壜コンベア。
の壜を横から押して、上記第二の送壜コンベアへ移動さ
せるプッシャー。(ただし、第一のコンベアの速度をV
1、第二のコンベアの速度をV2、隣接排出位置間の距
離をh、隣接排出位置間の壜排出時間差をtとするとき
に、両コンベアの速度を下式に従って定めるものとす
る。
しい実施態様は、第二のコンベアによって、ガラス壜を
徐冷炉の上流側に在るホットエンド・コーティング装置
へ給送することである。 <効果>本発明によれば、IS製壜機のゴブの配給を排
出位置の順序(または逆の順序)に設定し、速度の異な
る2本の送壜コンベアを使用することによって、排出の
先後による徐冷装置までの到達時間の差を送壜コンベア
の送壜速度の差で相殺させることができて、徐冷装置
(またはその上流側にあるホットエンド・コーティング
装置)に順次進入する一群のガラス壜の各壜が、IS機
から排出されてから同一時間経過後に、従ってIS機か
ら排出されてからの冷え方が各壜について同じ状態で、
徐冷またはホットエンド・コーティングを受けることが
できる。 〔発明の具体的説明〕<IS製壜機>本発明で対象とし
てその改良を行なうIS製壜機がそれ自体周知であるこ
とは前記した通りである。
れる)を複数個組合せた慣用のIS製壜機を、製壜後の
排出順序が徐冷炉から最も遠い壜から徐冷炉から最も近
い壜へと順番に、あるいはその逆の順序の順番になるよ
うに運転する。
に、複数本たとえば2本、を1回の製壜工程で製壜する
ものであってもよい。この後者の場合は、下記の説明に
おいて特定の壜たとえば壜を当該複数本の壜からなる
ものとして考えるものとする。当該複数本のガラス壜
は、同じ温度で製壜機から排出されるからであり、また
送壜コンベア上にコンベア進行方向に直列に並べられて
徐冷炉に入るとしても壜間距離が小さいので製壜機から
排出後、徐冷炉に入るまでの所要時間の差が壜間で無視
できるからである。
るIS製壜機に2本の送壜コンベアを組合せたところに
ある。送壜コンベア自身は周知のものであつて、ベルト
コンベアを最も代表的なものとして、各種のものが本発
明においても使用することができる。
ることに相当して、第一のコンベアから第二のコンベア
へとガラス壜を一群として、あるいは1本毎に移行させ
るために、ガラス壜を側面から押すプッシャーを使用す
る。プッシャーそのものも周知であって、本発明でも合
目的的な任意のものを使用することができる。 <改良の原理>本発明は、IS製壜機に生得的な問題
点、すなわち製壜機から排出された未だ熱いガラス壜が
徐冷炉に進入するまでの時間が排出順序によって異なる
という問題点、を早く製壜機を出たガラス壜ほど早く徐
冷炉に入るように時間調節を行なうことによって解決す
るものである。
熱間ガラス壜をその排出順序通りに第一の送壜コンベア
に受け、それを1個づつあるいは一群のものとして第二
の送壜コンベアに移行させて、早く製壜機を出て冷え方
の大きい壜を早く徐冷炉に入れる、ということに基いて
いる。
施態様によって実現することができる。
方向が同一(そして、当然のことながら、いずれもが徐
冷炉に向いているとき)であると共に、IS製壜機の各
系列からのガラス壜を一群のものとして第一のコンベア
上に載せかつ一群のものとして第二のコンベアへ移行さ
せることからなる(図2、3参照。詳細後記)。
の送壜コンベアを徐冷炉に背を向ける方向に運転する点
で、第一の実施態様と異なる(図4参照。詳細後記)。
実施態様が第一のコンベアから第二のコンベアへの壜の
移行を一群の壜について行なうものであったのに対し
て、これを壜毎に行なう点で第一の実施態様と異なる
(図5参照。詳細後記)。
壜コンベアのための床面積が必要となること、ならびに
第三の実施態様ではIS製壜機の系列数だけのプッシャ
ーが必要であること、を考えれば、第一の実施態様が最
も好ましいといえる。
うことから明らかなように、第一のコンベアが「徐冷炉
に向う」といっても徐冷炉そのものに到達する訳ではな
く、また第二のコンベアについて「徐冷炉へ向う」とい
うことは徐冷炉よりも上流側に設置されるホットエンド
・コーティング装置の介在を排除しないこと(というよ
りは、ホットエンド・コーティング装置への送壜が本発
明の好ましい態様である)はいうまでもない。送壜コン
ベアを「排出されるガラス壜を、送壜コンベアに受け
て、最終的には徐冷炉へ給送する」と規定する所以であ
る。
・コーティング装置に入るガラス壜の温度を壜間で同一
にすることを目的とするが、これはホットエンド・コー
ティング装置進入前のガラス壜を加熱することと矛盾す
るものではない。すなわち、製壜機を出た時点からガラ
ス壜の首部は他の部位よりも低温となっており、(粗型
から仕上型に移行する際に口部をつかんで反転するた
め、つかむ時に口部が変形しない程度に冷却せざるを得
ないからである)ホットエンド・コーティング装置進入
時には壜首部はさらに冷えていることから、首部の加熱
は本発明においても好ましいことである。ちなみに、こ
の加熱装置によっては、製壜機からの排出順序による壜
温の変動を満足すべき程度に矯正することはできない。 <第一の実施態様>図2は、前記の第一の実施態様の一
具体例を模式的に示す説明図である。
なっており、排出された壜を受ける第一の送壜コンベア
もそれに平行の第二の送壜コンベアも共にホットエンド
・コーティング装置を経由して徐冷炉に向かっている。
製壜機からの壜の排出順序は徐冷炉から最も遠い排出位
置(6)から順次徐冷炉から最も近い排出位置(1)へ
の順番(6−5−4−3−2−1)になっており、また
第一の送壜コンベア上のガラス壜の配列順序も最初に排
出された壜が徐冷炉に最も近い位置に、最後に排出さ
れた壜が徐冷炉から最も遠い位置に来て排出順序と同
じになるように、すなわちコンベアの進行方向に関して
壜を先頭に−−−−−の順序になってい
る。
ラス壜の配列順序が−−−−−であるとい
うことは、系列6から第一のコンベア上に壜が排出さ
れ、時間t経過後に隣接の系列5から第一のコンベア上
に壜が排出されたこと、そして壜が該コンベア上で壜
に先行するということは該コンベアの速度(V1)が
該時間tで壜が排出位置5を越えるのに充分であるこ
と、を示すものである。
て、V1t=hであれば、壜は丁度壜の排出位置に
立つことになって、壜の衝突が避けられないことはいう
までもない。V1t<hであれば、コンベア上で壜が
壜に先行することができない。一つの好ましい具体例
では、V1は慣用のIS製壜機のそれの3倍である(そ
して、この好ましい具体例では第二のコンベアベルトの
速度V2は、慣用のIS製壜機でのそれと同じであ
る)。ちなみに、慣用のIS製壜機(6ユニット、ユニ
ット幅21インチ)に付設されている送壜コンベアの速
度は、時間tにつきh/2(すなわち10.5インチ)
である。すなわち、あるユニットから排出された壜は、
時間tの間に当該ユニットと隣接するユニットとの境界
にまで進行している。
た以上は、両壜間の相対位置関係、ひいては両壜間の間
隔ΔL、は時間に関係なく一定であり、また、従って、
両壜をプッシャーで第二のコンベアに移行させてもこれ
らは不変である。
近い位置に配置された壜は第二のコンベア上において
も徐冷炉に最も近い位置に配置されて、徐冷炉へ向う第
二のコンベア上で壜を従えて先頭に立つことになる。
が徐冷炉に入った時点から時間t後に次位の壜が徐
冷炉に入るように第二のコンベアの速度を定めれば、壜
が製壜機から排出されてから徐冷炉に入るまでの所要
時間はt+T(T=壜が時間tが経過してから徐冷炉
に入るまでにさらに必要な時間、すなわち次位の壜が
製壜機から排出されてから壜が徐冷炉に入るまでの時
間)であるのに対して、次位の壜が製壜機から排出さ
れてから徐冷炉に入るまでの時間はT+tである。すな
わち、壜およびは、製壜機から排出されて徐冷炉に
入るまでの経過時間が同一ということになり、同一温度
でIS製壜機を出た両壜は同一時間経過後に徐冷炉に入
るのであるからその冷え方も同一であり、従って両壜に
ついて徐冷炉に入る時の温度が不揃になるという従来の
IS製壜機使用に際してみられた問題(この問題が徐冷
炉のときよりもホットエンド・コーティングのときに顕
在化することは前記したところである)が解決された訳
である。
アの速度V2については、下式が成立する(速度につい
ての単位時間は、tである)。
ば、壜の移行距離はV1tであり、時間t後に排出さ
れた壜と壜との間の距離ΔLはV1t−hと計算さ
れる。
じことが隣接する壜、すなわち壜−、−、−
および−の組合せについてもいえることはいうま
でもない。
/コンベア上の配列状況を模式的に示す説明図である。
IS製壜機は慣用のものであって、幅21インチのユニ
ット6系列からなり、送壜コンベア速度だけは慣用のそ
れの3倍、すなわち時間tにつき(h/2)×3(=3
1.5インチ)、である。図中、はユニット1からの
壜を示し(以下同様)、IとIIの間の破線はユニット6
〜1からの壜の排出が一巡したことを示す。
上に配列された第一群の壜の末尾と第二群の壜の先頭
との間に(h/2)×13に相当する距離が介在す
る。この距離が介在していることによって、第二のコン
ベアの速度V2との間にV2/V1=1/3のような差
があっても、第一のコンベア上の一群の壜を第二のコン
ベアにプッシャーで移行させることが容易である。 <第二の実施態様>上記の時間調節の原理は2本のコン
ベアがいずれも徐冷炉またはその上流側に在るホットエ
ンド・コーティング装置に向って進行する場合について
のものであるが、この時間調節原理は第一のコンベアが
徐冷炉またはホットエンド・コーティングに背を向けて
進行する場合にも(第二のコンベアが徐冷炉に向いて進
行することはいうまでもない)成立つ。
から最も近い排出位置から順次徐冷炉から最も遠い排出
位置への順番でガラス壜をIS製壜機から排出すること
が第一の実施態様と相異しており(最初に排出された壜
が徐冷炉から最も近い位置に、最後に排出された壜が徐
冷炉から最も遠い位置に来て排出順序と同じになるよう
にすることは同じ)、また両コンベアの速度V1および
V2の関係が下式で示される点が相異している。
る方向に運転して、しかも同コンベア上の壜の配列順序
を上記の通りにするには、第一のコンベアの速度は比較
的遅く、具体的には、たとえば、通常のIS製壜機に付
設するものとして慣用されている程度、すなわち時間t
につき進行距離h/2(ただし、コンベアの進行方向は
逆である)である。ちなみに、この具体例では、第二の
コンベアの進行速度も、たとえば、時間tにつきh/2
(ただし、第一のコンベアとは進行方向が逆である)で
ある。 <第三の実施態様>第三の実施態様は、いずれも徐冷炉
に向う2本のコンベアを使用する点では第一の実施態様
と軌を一にするが、徐冷炉に最も近い排出位置から順次
徐冷炉に最も遠い排出位置への順番でガラス壜を排出す
るという点では第二の実施態様と軌を一にする(最初に
排出された壜が第二のコンベア上で徐冷炉から最も近い
位置に、最後に排出された壜が徐冷炉から最も遠い位置
に来て排出順序と同じになるという点も同じ)。ただ
し、この実施態様は、IS製壜機から排出されたガラス
壜を第一のコンベアに一群のものとして配列させてから
第二のコンベアに移行させる代りに、排出された壜の各
々が第一のコンベアに載って所定の位置に来たときに個
々に第二のコンベアに移行させる点において、第一およ
び第二の実施態様とは相異している。
から排出される壜を徐冷炉へ向う送壜コンベア(以下、
第一のコンベアという)上に受け、徐冷炉に最も近い排
出位置からの排出を最初に、順次徐冷炉から最も遠い排
出位置からの排出を最後に行なって排出位置の順序と同
じになるようにし、(ロ)第一のコンベア上の壜を個々
に、第一のコンベアと並行に設けられていて徐冷炉へ向
う第二のコンベアに移し、(ハ)第一のコンベアから第
二のコンベアの壜の移行を、第一のコンベアの側部に配
置された個々の壜に対するプッシャーによって行ない、
その場合のプッシャーを徐冷炉に最も近い排出位置から
排出された壜に対するものを上流側に、順次徐冷炉から
最も遠い排出位置から排出された壜に対するものを下流
側に配設し、隣接するプッシャーの間隔dをd=h×V
2/(V1−V2)(ただし、第一のコンベアの速度を
V1、第二のコンベアの速度をV2、隣接排出位置間の
距離をh)とすることによって、第二のコンベア上に並
ぶ壜の順序が最初に排出された壜が徐冷炉に最も近い位
置に、最後に排出された壜が徐冷炉から最も遠い位置に
来て、排出順序と同じになるようにすること、(ニ)第
一のコンベアの速度をV1、第二のコンベアの速度をV
2、隣接排出位置間の距離をh、隣接するプッシャーの
間隔をdとするときに、両コンベアの速度を下式に従っ
て定めること。
説明図であって、ユニット1からの壜が壜用プッシ
ャーの位置に進行したときにプッシャーが作動して壜
を第二のコンベアに移行させる。順次同様にして、ユニ
ット6からの壜が壜〜用プッシャーの下流側に在
る壜用のプッシャーの位置に来たときに該プッシャー
が作動して壜を第二のコンベアに移行させる。その場
合に、第一および第二のコンベアの進行速度を適当に定
めて、すなわち、たとえば、第一のコンベアの速度V1
を通常のIS製壜機付設のコンベアの速度の3倍、すな
わち時間tにつき(h/2)×3、とし、第二のコンベ
アのそれを通常のIS製壜機付設のコンベアの速度と同
じ、にすることによって、最も早く排出された壜が徐
冷炉に最も近い位置に来て、−−−−−の
順序に並んだ一群のガラス壜の配列が第二のコンベア上
に実現される。この配列もまた、製壜機からの排出以後
徐冷炉に進入するまでの間の時間が各壜間で同一となっ
ている。
れた壜()に対するものが上流側に、順次最後に排出
された壜()に対するものが下流側に、配設され、各
プッシャーの間隔dはd=h×V2/(V1−V2)
(ただし、第一のコンベアの速度をV1、第二のコンベ
アの速度をV2、隣接排出位置間の距離をh)である。
製造)、ユニット幅21インチ、左流れ)の各ユニット
の排出位置(排出された壜は、コンベアに載る前に、排
出壜を受取るデッドプレートに載る(デッドプレートタ
イムは各ユニットで等しい))から排出されるガラス壜
を現在の3倍の速度(3×1ゴブカット当り10.5イ
ンチ)の送壜コンベア上にファイアリング・オーダー順
に(6→5→4→3→2→1)に移送する。この結果、
ユニット1を通過した時点で6ユニット分(12本)の
ガラス壜の1集団ができ、壜はファイアリング・オーダ
ー順に(6→5→4→3→2→1)に等間隔(従来と同
等の壜間隔5.25インチ)に並んでいる。次の1集団
(12本)が同一箇所に到達するまでに2集団(24
本)の空きができるが、この空き時間を利用してこの1
集団を従来速度(1ゴブカット当り10.5インチ)の
別コンベア上に移送し、この送壜コンベア上に設置され
たコーティング装置に入れることで、各ユニットからコ
ーティング装置に入る時間を同一とした(図2参照)。
幅21インチ、左流れ)の各ユニットのデッドプレート
(デッドプレートタイムは各ユニットで等しい)から排
出されるガラス壜を徐冷炉の反対の向きに通常の速度
(ゴブカット当り10.5インチ)送壜コンベア上にフ
ァイアリング・オーダー順に(1→2→3→4→5→
6)に移送する。ユニット6を通過した時点で壜は進行
方向に対してファイアリング・オーダーと逆の順番(6
→5→4→3→2→1)に等間隔(5.25インチ)に
配列している。
壜を徐冷炉に向かって先の送壜コンベアと同速度で正反
対の向きに走行する別コンベアに移送し、このコンベア
上に設置されたコーティング装置にファイアリング・オ
ーダー順に(1→2→3→4→5→6)にガラス壜を入
れることで、各ユニットからコーティング装置に入る時
間を同一とした(図4参照)。
幅21インチ、左流れ)の各ユニットのデッドプレート
(デッドプレートタイムは各ユニットで等しい)から排
出されるガラス壜を従来の3倍の速度(3×1ゴブカッ
ト当り10.5インチ)の送壜コンベア上にファイアリ
ング・オーダー順(1→2→3→4→5→6)に移送す
る。製壜機を通過した直後に徐冷炉に最も近いユニット
1から排出された壜は、従来速度(1ゴブカット当り1
0.5インチ)の別コンベアに即座に移送する。ユニッ
ト2の壜については、ユニット1の壜の移送位置から1
0.5インチ徐冷炉寄りの位置で従来の3倍の速度の送
壜コンベアから従来速度の送壜コンベアに移送する。以
下同様にしてユニット3の壜については21インチ、ユ
ニットNの壜では10.5×(N−1)インチ、ユニッ
ト1の移送位置から離れた位置で3倍速度のコンベアか
ら従来速度の別コンベアに移送した。その結果、ユニッ
ト6の壜が別コンベアに移送された時点で別コンベア上
では、壜がファイアリング・オーダー順に等間隔(従来
と同等の壜間隔5.25インチ)に並んでいるがこのコ
ンベア上に設置されたコーティング装置に入れること
で、各ユニットから壜がコーティング装置に入る時間を
同一とした(図5参照)。
へと送壜する際の所要時間が壜毎に毎なることによって
生じる徐冷炉入口での壜温の不同一の問題を、当該所要
時間を均分化することによって解決しえたことは「発明
の概要」の項において前記したところである。
図。
およびコンベア上の配列状況を模式的に示す説明図。
図。
図。
Claims (11)
- 【請求項1】製壜機の実質的に一列にかつ実質的に等間
隔に並んだ複数個の排出位置から熱い状態で順次排出さ
れるガラス壜を送壜コンベアに受けて、最終的には徐冷
炉へ給送することからなるガラス壜の製造法において、
下記の条件を充足することを特徴とする、ガラス壜の製
造法。 (イ) 徐冷炉から最も遠い排出位置から順次徐冷炉に
最も近い排出位置への順番でガラス壜を排出位置から排
出すること、 (ロ) 排出位置から排出される壜を徐冷炉へ向う送壜
コンベア(以下、第一のコンベアという)上に受け、該
コンベア上に並ぶ壜の順序を、最初に排出された壜が徐
冷炉に最も近い位置に、最後に排出された壜が徐冷炉か
ら最も遠い位置に来て排出順序と同じになるようにする
こと、 (ハ) 第一のコンベアに並んだ一群の壜を、第一のコ
ンベアと並行に設けられていて徐冷炉へ向う第二のコン
ベアに移すこと、 (ニ) 第一のコンベアの速度をV1、第二のコンベア
の速度をV2、隣接排出位置間の距離をh、隣接排出位
置間の壜排出時間差をtとするときに、両コンベアの速
度を下式に従って定めること。 V2=V1−h/t - 【請求項2】第二のコンベア上のガラス壜を、徐冷炉へ
給送する前に、ガラス壜表面処理に付す、請求項1に記
載のガラス壜の製造法。 - 【請求項3】ガラス壜表面処理が、ガラス壜をSnO2
またはTiO2を主成分とする膜を形成しうる物質の蒸
気と接触させることからなる、請求項2に記載のガラス
壜の製造法。 - 【請求項4】製壜機の実質的に一列にかつ実質的に等間
隔に並んだ複数個の排出位置から熱い状態で順次排出さ
れるガラス壜を送壜コンベアに受けて最終的には徐冷炉
へ給送することからなるガラス壜の製造法において、下
記の条件を充足することを特徴とする、ガラス壜の製造
法。 (イ) 徐冷炉に最も近い排出位置から順次徐冷炉から
最も遠い排出位置への順番でガラス壜を排出位置から排
出すること、 (ロ) 排出位置から排出される壜を徐冷炉に背を向け
る送壜コンベア(以下、第一のコンベアという)上に受
け、該コンベア上に並ぶ壜の順序を、最初に排出された
壜が徐冷炉に最も近い位置に、最後に排出された壜が徐
冷炉から最も遠い位置に来て排出順序と同じになるよう
にすること、 (ハ) 第一のコンベアに並んだ一群の壜を、第一のコ
ンベアと並行に設けられていて徐冷炉へ向う第二のコン
ベアに移すこと、 (ニ) 第一のコンベアの速度をV1、第二のコンベア
の速度をV2、隣接排出位置間の距離をh、隣接排出位
置間の壜排出時間差をtとするときに、両コンベアの速
度を下式に従って定めるものとする。 V2=−(V1−h/t) - 【請求項5】第二のコンベア上のガラス壜を、徐冷炉へ
給送する前に、ガラス壜表面処理に付す、請求項4に記
載のガラス壜の製造法。 - 【請求項6】ガラス壜表面処理が、ガラス壜をSnO2
またはTiO2を主成分とする膜を形成しうる物質の蒸
気と接触させることからなる、請求項5に記載のガラス
壜の製造法。 - 【請求項7】製壜機の実質的に一列にかつ実質的に等間
隔に並んだ複数個の排出位置から熱い状態で順次排出さ
れるガラス壜を送壜コンベアに受けて、最終的には徐冷
炉へ給送することからなるガラス壜の製造法において、
下記の条件を充足することを特徴とする、ガラス壜の製
造法。 (イ) 排出位置から排出される壜を徐冷炉へ向う送壜
コンベア(以下、第一のコンベアという)上に受け、徐
冷炉に最も近い排出位置からの排出を最初に、順次徐冷
炉から最も遠い排出位置からの排出を最後に行なって排
出位置の順序と同じになるようにすること、 (ロ) 第一のコンベア上の壜を個々に、第一のコンベ
アと並行に設けられていて徐冷炉へ向う第二のコンベア
に移すこと、 (ハ) 第一のコンベアから第二のコンベアの壜の移行
を、第一のコンベアの側部に配置された個々の壜に対す
るプッシャーによって行ない、その場合のプッシャーを
徐冷炉に最も近い排出位置から排出された壜に対するも
のを上流側に、順次徐冷炉から最も遠い排出位置から排
出された壜に対するものを下流側に配設し、隣接するプ
ッシャーの間隔dをd=h×V2/(V1−V2)(た
だし、第一のコンベアの速度をV1、第二のコンベアの
速度をV2、隣接排出位置間の距離をh)とすることに
よって、第二のコンベア上に並ぶ壜の順序が最初に排出
された壜が徐冷炉に最も近い位置に、最後に排出された
壜が徐冷炉から最も遠い位置に来て、排出順序と同じに
なるようにすること、 (ニ) 第一のコンベアの速度をV1、第二のコンベア
の速度をV2、隣接排出位置間の距離をh、隣接するプ
ッシャーの間隔をdとするときに、両コンベアの速度を
下式に従って定めること。 V1=V2×(d+h)/d - 【請求項8】第二のコンベア上のガラス壜を、徐冷炉へ
給送する前に、ガラス壜表面処理に付す、請求項7に記
載のガラス壜の製造法。 - 【請求項9】ガラス壜表面処理が、ガラス壜をSnO2
またはTiO2を主成分とする膜を形成しうる物質の蒸
気と接触させることからなる、請求項8に記載のガラス
壜の製造法。 - 【請求項10】下記の機器を具備してなることを特徴と
する、徐冷炉と組合せるべきガラス壜製造装置。 (i ) 所定量の溶融ガラス塊を受け、これを粗型内で
溶融ガラスの有底筒状体をつくり、これを仕上型内で気
体で膨脹させて仕上型の内面の形状を有する壜とし、こ
れを順次熱間排出するという一連の工程を実施する単位
装置を、互いに隣接して実質的に一列に複数系列配列し
てなる製壜機であって、壜の排出順序が徐冷炉から最も
遠い排出位置から順次徐冷炉に最も近い排出位置への順
番となるように設定してなる製壜機。 (ii) 上記製壜機から順次排出される壜を載せて、徐
冷炉へ向う第一の送壜コンベア。 (iii) 上記送壜コンベアと平行に設置された、徐冷炉
へ向う第二の送壜コンベア。 (iv) 上記第一の送壜コンベア上の一群の壜を横から
押して、上記第二の送壜コンベアへ移動させるプッシャ
ー。(ただし、第一のコンベアの速度をV1、第二のコ
ンベアの速度をV2、隣接排出位置間の距離をh、隣接
排出位置間の壜排出時間差をtとするときに、両コンベ
アの速度を下式に従って定めるものとする。V2=V1
−h/t) - 【請求項11】下記の機器を具備してなることを特徴と
する、徐冷炉と組合せるべきガラス壜製造装置。 (i ) 所定量の溶融ガラス塊を受け、これを粗型内で
溶融ガラスの有底筒状体をつくり、これを仕上型内で気
体で膨脹させて仕上型の内面の形状を有する壜とし、こ
れを順次熱間排出するという一連の工程を実施する単位
装置を、互いに隣接して実質的に一列に複数系列配列し
てなる製壜機であって、壜の排出順序が徐冷炉に最も近
い排出位置から徐冷炉から最も遠い排出位置への順番と
なるように設定してなる製壜機。 (ii) 上記製壜機から順次排出される壜を載せて、徐
冷装置へ背を向ける第一の送壜コンベア。 (iii) 上記送壜コンベアと平行に設置された、徐冷装
置へ向う第二の送壜コンベア。 (iv) 上記第一の送壜コンベア上の一群の壜を横から
押して、上記第二の送壜コンベアへ移動させるプッシャ
ー。 (ただし、第一のコンベアの速度をV1、第二のコンベ
アの速度をV2、隣接排出位置間の距離をh、隣接排出
位置間の壜排出時間差をtとするときに、両コンベアの
速度を下式に従って定めるものとする。V2=−(V1
−h/t))
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