JPH0615640U - 芳香装置 - Google Patents

芳香装置

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JPH0615640U
JPH0615640U JP10132391U JP10132391U JPH0615640U JP H0615640 U JPH0615640 U JP H0615640U JP 10132391 U JP10132391 U JP 10132391U JP 10132391 U JP10132391 U JP 10132391U JP H0615640 U JPH0615640 U JP H0615640U
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air
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光夫 岩崎
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】容器内に通路制限部を設けておき、底部に充填
した液体香料を吸い上げ、内部を清浄できるようにする
と共に、気散成分に不純物が混入しないようにした芳香
装置を提供する。 【構成】上下に分割されると共に当接面に鍔部24、3
4を連接した分割容器2、3と、下方の分割容器3内に
設けられて下側から底部32を貫通して上方に延びるエ
アー吐出管6と、該エアー吐出管6と一体に設けられて
底部32上を上向きに延び先端を小径にして屈曲した気
散部5とし、エアー吐出管6の上方に臨ませる吸上げ管
4と、下方の分割容器3内に嵌脱可能なドーム状の有蓋
遮蔽体8とからなっている。ドーム状の有蓋遮蔽体8に
は、その上壁8Aの中途位置に円周方向で等間隔に透孔
9が穿設されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、容器内の芳香用液体を吸い上げ、ジェットエアー流で気散させる芳 香装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の芳香装置として、例えばフランス特許第2382945号、同 2358932号や実公平2−43393号の空間空気の清浄用装置で開示され ているように、本体容器内の底部に空間空気清浄用の液体を充填しておき、該液 体を先端を屈曲して略水平方向へ向けて開口した気散部を有する吸上げ管で吸い 上げると共に、エアー吐出管で気散部の上方向へジェットエアー流を作用させて 液体を気散させ、頂部開口との間に気体流が接触される通路制限部を一体に設け た構成が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記芳香装置は、植木鉢やその他のインテリアの中に開口を除き埋設または内 蔵される等して用いられる。 従来構成による芳香装置では、通路制限部が容器を凹凸に屈曲して一体形成し ているが、この構成では、容器内に異物等が入ってきたり、通路制限部に気散液 体が付着し固化して内部が汚れた場合に、この容器内部を洗浄することができず 、また底部に充填された液体中に異物等が混入して吸上げ管が詰まり香料ミスト を発生できなくなってしまう場合があった。 また、吐出された香料は、その一部が通路制限部の壁面に結露して過剰な気散 液体の流出を抑えることはできるが、気散液体の粒子を均一に揃えて放出するこ とはできない。 そこで、上記事情に鑑みてこの考案は創案されたものであって、容器を分割し て、容器の内部や通路制限部を清浄することができると共に、気散された蒸気や ミストを通路制限部に衝合させて微細化された気散液体を容器外へ放出しガス化 を容易にした芳香装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記課題を解決するため、 上方が開口する容器内に芳香用の液体を充填し、該液体を吸上げ管で吸い上げ ると共に、該吸上げ管の先端を屈曲して略水平に延出し先端を開口して気散部を 形成し、該気散部に対して上方向へのエアー流を作用させて、吸い上げられた液 体を気散させるエアー吐出管を設け、該エアー吐出管と容器の開口との間に吐出 されたミストまたは蒸気を含む気体流の通路を一部制限してなる芳香装置におい て、 容器が上下に分割される一対の分割容器からなっており、 下方の分割容器内に、底部が開口すると共に吸上げ管とエアー吐出管の先端の 上を覆うドーム状の有蓋遮蔽体を着脱可能に嵌合する、 上記有蓋遮蔽体の上壁で、エアー吐出管の吐出方向を除いた上壁の中途部に透 孔が形成される、 という技術的手段を講じている。
【0005】
【作用】
容器洗浄時には、分割容器を上下に開き、有蓋遮蔽体を下方の分割容器から取 り出すことにより、全ての構成部品を洗浄することが可能となる。 また、使用時には有蓋遮蔽体を下方の分割容器に嵌め込んで、上下の分割容器 を組み合わせればよく、容器内に充填した芳香用の液体を吸上げ管で気散部まで 吸い上げると共に、エアー吐出管から吐出されるジェットエアー流で上方に気散 することができる。 そして、気散された液体蒸気又はミストを含む気体流は有蓋遮蔽体のドーム状 の上壁の内面にぶつかる。 この衝撃により、気散液体の粒子は微細化されて飛散する。 そして下方へ飛散した微粒子が透孔から抜け出して容器上端の開口から外へ流 出しガス化する。 また有蓋遮蔽体の上壁の内面に結露した気散液体は滴下しまたは内面に沿って 流下して容器底部に充填されている液体に循環される。 また上方の分割容器の開口から落下してきた進入物は、有蓋遮蔽体で塞がれる ので、底部に充填された液体への混入が妨げられる。
【0006】
【実施例】
以下に本考案の芳香装置の好適実施例を図面を参照して説明する。 図1および図2に示す芳香装置1は、上下に分割された分割容器2、3と、下 方の分割容器3内に設けられた吸上げ管4及びエアー吐出管6と、下方の分割容 器3内に嵌脱可能な合体8とからなっている。
【0007】 即ち、上方の分割容器2は、大径の本体部21の上方に小径の頸部22を連接 し上端に開口23を設けた構成からなって、上記本体部21の下端に外方へ突出 する環状の鍔部24が一体に形成されている。 また下方の分割容器3は、大径の本体部31の下端に底部32が連接されてお り、上記本体部31の上端に外方へ突出すると共に、前記上方の分割容器2の鍔 部24と整合する環状の鍔部34が一体に形成されている。 なお、鍔部34の高さは、後述の芳香用液体の充填時の液面の高さよりも常に 高くなるよう所定高さ位置に設定されている。
【0008】 この下方の分割容器3には、下側から底部32を貫通して上方に延びるエアー 吐出管6が一体形成されている。 またこのエアー吐出管6の側方に沿って吸上げ管4が上方延びており、中途部 でエアー吐出管6と一体に固着されている。 この吸上げ管4は、先端側が小径となって屈曲し略水平に延出する気散部5が 連設されている。 そして、該気散部5の先端が上記エアー吐出管6の先端の上で隣接するように 配置されている。
【0009】 次に、有蓋遮蔽体8は、図3に一層明瞭に示すようにドーム状からなって、下 端が下方の分割容器3の底部に略隙間なく整合する径に設定されている。 また有蓋遮蔽体8の高さは、上記吸上げ管4およびエアー吐出管6の上端より 所定の余分高さを加えた高さに設定されており、湾曲する上壁8Aの中央の外側 には把持部Hが突設されている。 この上壁8Aの中途位置で、上記吸上げ管4およびエアー吐出管6の上端より 高い位置に、円周方向で等間隔に複数の透孔9が穿設されている。 本実施例の場合、上記透孔9は、有蓋遮蔽体8の湾曲中心位置Pの水平位置か ら30度ないし45度の範囲で透孔9の中心が配置されるように設定されること が望ましい。 この透孔9の位置は、エアー吐出管6から所定圧で吐出された気散液体が、エ アー吐出管6の吐出方向で有蓋遮蔽体8の上壁内面に衝突し、この衝突時の衝撃 で飛散して微細化した略均一の微粒子の位置に対応するように設定されている。
【0010】 次に、この考案の芳香装置の作用について説明する。 まず、下方の分割容器3内に芳香用の液体10を充填する。 そして、把持部Hを掴みながら有蓋遮蔽体8を分割容器3内に嵌込むと、それ により有蓋遮蔽体8の透孔9が所定の位置にセットされる。 次いで、上方の分割容器2の鍔部24を下方の分割容器34の鍔部34上に整 合し重ねて容器を組み立てる。 この鍔部の重合部分は、着脱可能な挟着手段を用いる等して固定してもよい。 そして、使用時には、エアー吐出管6に、ホースを繋ぐ等して所定圧のジェッ トエアーを図示しないエアー源(エアーポンプ等)から導入する。
【0011】 これにより、吸上げ管4の気散部5の近傍で下から上に向かってジェットエア ー流を流通作用させ、前記吸上げ管4内部への液体の吸引力と、気散部5からの 吸い上げ液体の気散を促進させる。 このようにして、気散部5から吐出されてジェットエアー流に乗った上記液体 10の蒸気またはミストは上方へ流れ、有蓋遮蔽体8の上壁8Aの内面中央に衝 突する。 これにより、気散液体の一部は有蓋遮蔽体の上壁の内面に結露するが、残りは 衝撃により微細化されて有蓋遮蔽体8内で飛散する。
【0012】 ここで、下方へ飛散した上記微粒子は上記透孔9から抜け出すが、該透孔9の 位置が大きな粒子のミストは外に出ないように処理するため、所定の高さ(角度 )に配置されている。 従って、上記透孔9から流出した気散液体は、略均一の大きさに微細化された 微粒子であるので容器上端の開口から外へ流出した時に効率よくガス化しうる。 なお、前記結露した気散液体や有蓋遮蔽体内に残留した気散液体は、分割容器 3内に充填された液体10内に還流される。
【0013】 次ぎに、この芳香装置1を洗浄する場合には、上下の分割容器2、3を分離し 、有蓋遮蔽体8を把持部Hを掴んで下方の分割容器3から取り外し分離する。 これにより、各構成部品2、3及び8が分離されるので、個別に洗浄し汚れを 落とすことができ、再使用しうる。 また、上方の分割容器2の開口からゴミその他の進入物が落下しても、有蓋遮 蔽体8で、下方の分割容器3の底部が透孔9部分を除きほぼ覆われるので、進入 物が透孔9から落下した場合を除き、底部に充填してある液体10への混入を防 止することができる。
【0014】
【考案の効果】
以上のように、本考案の芳香装置によれば、分割容器と有蓋遮蔽体の組合せか らなるので、それぞれを分離して個別に清浄を行なうことができる。 また、ドーム状の有蓋遮蔽体を用いたので全ての気散液体が有蓋遮蔽体の上壁 内面と衝突して微細化され、透孔の近傍に位置する微粒子の気散液体が有蓋遮蔽 体から外へ流出する。 この流出した気散液体はほぼ均一の微粒子で煙状となっているので、容器(上 段分割容器)内から外部へ出た時にガス化しやすく、効率的な芳香を行なうこと ができる。 また、有蓋遮蔽体はドーム状からなっているので、透孔から放出されなかった 気散液体がもとの液体内に戻って再使用される。 そして有蓋遮蔽体は底部を覆うので、外部からの進入物が透孔から落ちる場合 を除き、液体への混入を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の芳香装置の一実施例に係わる断面図で
ある。
【図2】同じくその斜視図である。
【図3】有蓋遮蔽体を示す斜視図である。
【図4】気散液体を微細化する構成を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 芳香装置 2、3 分割容器 4 吸上げ管 5 気散部 6 エアー吐出管 8 有蓋遮蔽体 9 透孔 10 液体

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方が開口する容器内に芳香用の液体を
    充填し、該液体を吸上げ管で吸い上げると共に、該吸上
    げ管の先端を屈曲して略水平に延出し先端を開口して気
    散部を形成し、該気散部に対して上方向へのエアー流を
    作用させて、吸い上げられた液体を気散させるエアー吐
    出管を設け、該エアー吐出管と容器の開口との間に吐出
    されたミストまたは蒸気を含む気体流の通路を一部制限
    してなる芳香装置において、 容器が上下に分割される一対の分割容器からなってお
    り、 下方の分割容器内に、底部が開口すると共に吸上げ管と
    エアー吐出管の先端の上を覆う有蓋遮蔽体を着脱可能に
    嵌合し、 上記有蓋遮蔽体の上壁で、エアー吐出管の吐出方向を除
    いた上壁の中途部に透孔が形成されてなることを特徴と
    した芳香装置。
  2. 【請求項2】 有蓋遮蔽体方が上部をドーム状に曲成し
    てなり、上壁に把持部を突設してなることを特徴とする
    請求項1に記載の芳香装置。
JP1991101323U 1991-11-14 1991-11-14 芳香装置 Expired - Lifetime JPH0639720Y2 (ja)

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JPH0639720Y2 JPH0639720Y2 (ja) 1994-10-19

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02147135U (ja) * 1989-05-15 1990-12-13
JP3107935U (ja) * 2004-05-25 2005-04-07 王 少華 水泳補助手袋

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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