JPH06155998A - 合成樹脂製装飾品の製造方法 - Google Patents
合成樹脂製装飾品の製造方法Info
- Publication number
- JPH06155998A JPH06155998A JP33253692A JP33253692A JPH06155998A JP H06155998 A JPH06155998 A JP H06155998A JP 33253692 A JP33253692 A JP 33253692A JP 33253692 A JP33253692 A JP 33253692A JP H06155998 A JPH06155998 A JP H06155998A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thermoplastic resin
- synthetic resin
- resin
- liquid
- decorative product
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 極めて容易且つ低コストでおもしろい種々の
形状等を備えた合成樹脂製装飾品を製造する。 【構成】 熱可塑性樹脂をホットガンにより加熱した状
態で該熱可塑性樹脂よりも比重の大きい液体上に放出す
ることを特徴とする合成樹脂製装飾品の製造方法。熱可
塑性樹脂をホットガンに装填する前又は装填した後に該
熱可塑性樹脂の表面に顔料を塗着するのが望ましい。
形状等を備えた合成樹脂製装飾品を製造する。 【構成】 熱可塑性樹脂をホットガンにより加熱した状
態で該熱可塑性樹脂よりも比重の大きい液体上に放出す
ることを特徴とする合成樹脂製装飾品の製造方法。熱可
塑性樹脂をホットガンに装填する前又は装填した後に該
熱可塑性樹脂の表面に顔料を塗着するのが望ましい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は合成樹脂製装飾品の製造
方法に関するものである。
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】合成樹脂製装飾品は従来より手作業によ
る切削加工、あるいは射出成形、圧縮成形等の機械によ
る成形により製造されている。
る切削加工、あるいは射出成形、圧縮成形等の機械によ
る成形により製造されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、合成樹脂製
装飾品を手作業での切削加工により製造する場合には、
作業能率が悪いだけでなく、おもしろ味のある装飾品を
作るのは必ずしも容易ではない。一方、射出成形、圧縮
成形等の機械による成形においては、各製品毎に格別の
金型が必要となるため、多数種の製品を製造することは
コスト等の面で不利である。本発明は合成樹脂製装飾品
の新規な製造方法を提供することにより、上記の問題を
解決するものである。
装飾品を手作業での切削加工により製造する場合には、
作業能率が悪いだけでなく、おもしろ味のある装飾品を
作るのは必ずしも容易ではない。一方、射出成形、圧縮
成形等の機械による成形においては、各製品毎に格別の
金型が必要となるため、多数種の製品を製造することは
コスト等の面で不利である。本発明は合成樹脂製装飾品
の新規な製造方法を提供することにより、上記の問題を
解決するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、熱可塑性樹脂をホットガンにより加熱し
た状態で該熱可塑性樹脂よりも比重の大きい液体上に放
出することを特徴とする合成樹脂製装飾品の製造方法を
提供するものである。なお、特許請求の範囲を含む本明
細書において「ホットガン」とは材料を加熱した状態で
圧力により排出口のオリフィスより放出するようにした
手持ち工具をいう。
に、本発明は、熱可塑性樹脂をホットガンにより加熱し
た状態で該熱可塑性樹脂よりも比重の大きい液体上に放
出することを特徴とする合成樹脂製装飾品の製造方法を
提供するものである。なお、特許請求の範囲を含む本明
細書において「ホットガン」とは材料を加熱した状態で
圧力により排出口のオリフィスより放出するようにした
手持ち工具をいう。
【0005】また、熱可塑性樹脂をホットガンに装填す
る前又は装填した後に該熱可塑性樹脂の表面に顔料を塗
着するのが望ましい。
る前又は装填した後に該熱可塑性樹脂の表面に顔料を塗
着するのが望ましい。
【0006】
[請求項1の製造方法]熱可塑性樹脂をホットガンによ
り加熱すると流動性が得られる。このように流動性とな
った熱可塑性樹脂をホットガンにより圧力を以て液体上
に放出すると該熱可塑性樹脂は液体の表面に衝突して様
々な形状に変形する。このとき、作業者がホットガンの
排出口側を適宜振れば、流動性のある熱可塑性樹脂は液
体上で極めておもしろい種々の形状を呈する。液体上に
放出された熱可塑性樹脂は該液体よりも比重が小さいた
め熱可塑性樹脂は液体上に浮く。従って、熱可塑性樹脂
は液体上で平面的な種々の形状を呈する。このように液
体上に浮いた熱可塑性樹脂は該液体により冷却されて固
化する。かくして合成樹脂製装飾品が製造される。
り加熱すると流動性が得られる。このように流動性とな
った熱可塑性樹脂をホットガンにより圧力を以て液体上
に放出すると該熱可塑性樹脂は液体の表面に衝突して様
々な形状に変形する。このとき、作業者がホットガンの
排出口側を適宜振れば、流動性のある熱可塑性樹脂は液
体上で極めておもしろい種々の形状を呈する。液体上に
放出された熱可塑性樹脂は該液体よりも比重が小さいた
め熱可塑性樹脂は液体上に浮く。従って、熱可塑性樹脂
は液体上で平面的な種々の形状を呈する。このように液
体上に浮いた熱可塑性樹脂は該液体により冷却されて固
化する。かくして合成樹脂製装飾品が製造される。
【0007】このようにして製造された合成樹脂製装飾
品は、例えば他の合成樹脂製品の表面に熱により固着し
てもよいし、またガラス製品の表面に接着剤により固着
してもよい。
品は、例えば他の合成樹脂製品の表面に熱により固着し
てもよいし、またガラス製品の表面に接着剤により固着
してもよい。
【0008】[請求項2の製造方法]熱可塑性樹脂をホ
ットガンに装填する前又は装填した後に該熱可塑性樹脂
の表面に顔料を塗着したときには、熱可塑性樹脂が液体
上で種々の形状に変形する過程で熱可塑性樹脂におもし
ろい斑模様が形成される。
ットガンに装填する前又は装填した後に該熱可塑性樹脂
の表面に顔料を塗着したときには、熱可塑性樹脂が液体
上で種々の形状に変形する過程で熱可塑性樹脂におもし
ろい斑模様が形成される。
【0009】
【実施例】次に本発明の実施例を添付図面に従って説明
する。本発明においては、熱可塑性樹脂1をホットガン
2により加熱した状態で該熱可塑性樹脂1よりも比重の
大きい液体3上に放出するのであるが、本発明において
使用される熱可塑性樹脂1には例えばポリエチレン、ポ
リプロピレン、塩化ビニル樹脂、ポリスチレン、ABS
樹脂等がある。使用する液体3としては例えば水、塩
水、油等がある。また、熱可塑性樹脂1を加熱する温度
は該樹脂に流動性を持たせる程度の温度であるが、具体
的には樹脂の種類による。図1において符号4は加熱し
た熱可塑性樹脂1の排出口、5は液体3を収容する容器
である。符号11(11a、11b)は本発明の製造方
法により製造された装飾品である。図4は本発明の製造
方法により製造された装飾品11を別の合成樹脂製品1
2の表面に固着した事例を示す。
する。本発明においては、熱可塑性樹脂1をホットガン
2により加熱した状態で該熱可塑性樹脂1よりも比重の
大きい液体3上に放出するのであるが、本発明において
使用される熱可塑性樹脂1には例えばポリエチレン、ポ
リプロピレン、塩化ビニル樹脂、ポリスチレン、ABS
樹脂等がある。使用する液体3としては例えば水、塩
水、油等がある。また、熱可塑性樹脂1を加熱する温度
は該樹脂に流動性を持たせる程度の温度であるが、具体
的には樹脂の種類による。図1において符号4は加熱し
た熱可塑性樹脂1の排出口、5は液体3を収容する容器
である。符号11(11a、11b)は本発明の製造方
法により製造された装飾品である。図4は本発明の製造
方法により製造された装飾品11を別の合成樹脂製品1
2の表面に固着した事例を示す。
【0010】熱可塑性樹脂1をホットガン2に装填する
前又は装填した後に該熱可塑性樹脂1の表面に顔料を塗
着するのが望ましい。即ち、一例として熱可塑性樹脂1
の表面にクレヨンを塗る。
前又は装填した後に該熱可塑性樹脂1の表面に顔料を塗
着するのが望ましい。即ち、一例として熱可塑性樹脂1
の表面にクレヨンを塗る。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の製造方法
によれば、極めておもしろく且つ意外性のある種々の形
状を備えた装飾品が容易且つ低コストで製造される。ま
た、熱可塑性樹脂をホットガンに装填する前又は装填し
た後に該熱可塑性樹脂の表面に顔料を塗着したときに
は、装飾品におもしろい斑模様が形成されることも前述
の通りである。
によれば、極めておもしろく且つ意外性のある種々の形
状を備えた装飾品が容易且つ低コストで製造される。ま
た、熱可塑性樹脂をホットガンに装填する前又は装填し
た後に該熱可塑性樹脂の表面に顔料を塗着したときに
は、装飾品におもしろい斑模様が形成されることも前述
の通りである。
【図1】本発明の実施例を示す説明図である。
【図2】本発明により製造された装飾品の一例を示す平
面図である。
面図である。
【図3】本発明により製造された装飾品の別の一例を示
す平面図である。
す平面図である。
【図4】本発明により製造された装飾品を別の合成樹脂
製品の表面に固着した事例を示す斜視図である。
製品の表面に固着した事例を示す斜視図である。
1 熱可塑性樹脂 2 ホットガン 3 液体 4 排出口 5 容器 11 装飾品 11a 装飾品 11b 装飾品 12 合成樹脂製品
Claims (2)
- 【請求項1】 熱可塑性樹脂をホットガンにより加熱し
た状態で該熱可塑性樹脂よりも比重の大きい液体上に放
出することを特徴とする合成樹脂製装飾品の製造方法。 - 【請求項2】 熱可塑性樹脂をホットガンに装填する前
又は装填した後に該熱可塑性樹脂の表面に顔料を塗着す
ることを特徴とする請求項1の合成樹脂製装飾品の製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33253692A JPH06155998A (ja) | 1992-11-18 | 1992-11-18 | 合成樹脂製装飾品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33253692A JPH06155998A (ja) | 1992-11-18 | 1992-11-18 | 合成樹脂製装飾品の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06155998A true JPH06155998A (ja) | 1994-06-03 |
Family
ID=18256020
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33253692A Pending JPH06155998A (ja) | 1992-11-18 | 1992-11-18 | 合成樹脂製装飾品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06155998A (ja) |
-
1992
- 1992-11-18 JP JP33253692A patent/JPH06155998A/ja active Pending
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