JPH06155192A - ねじ締め付け機のトルクカーブ表示装置 - Google Patents

ねじ締め付け機のトルクカーブ表示装置

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JPH06155192A
JPH06155192A JP31673492A JP31673492A JPH06155192A JP H06155192 A JPH06155192 A JP H06155192A JP 31673492 A JP31673492 A JP 31673492A JP 31673492 A JP31673492 A JP 31673492A JP H06155192 A JPH06155192 A JP H06155192A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
torque
screw tightening
tightening
screw
torque curve
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP31673492A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Morota
寿 両田
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Sanyo Machine Works Ltd
Original Assignee
Sanyo Machine Works Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Machine Works Ltd filed Critical Sanyo Machine Works Ltd
Priority to JP31673492A priority Critical patent/JPH06155192A/ja
Publication of JPH06155192A publication Critical patent/JPH06155192A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ねじ締め付け機及びコントローラを含めた、
ねじ締め付けに関与する機器のいずれに異常が存在して
いても、当該異常を容易に発見することができるねじ締
め付け機のトルクカーブ表示装置を提供すること 【構成】 ねじ締め付け機1を制御するコントローラ2
の中央演算装置10に、トルクデータメモリ11と、表
示ユニット13を接続する。ねじ締め付け不良が発生し
たとき、トルクデータメモリ11に記憶されたデータ
を、トルクカーブとして表示ユニット13に表示させ
る。コントローラ2を含めた、ねじ締め付けに関与する
全ての機器の状態が表示ユニットのトルクカーブに反映
されるから、不良締め付けの原因を広範囲に分析でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はねじ締め付け機のトルク
カーブ表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ねじ締め付け作業は組み立て作業の中で
も最も重要な作業のひとつであり、ねじ締め付け不良は
重大な製品の欠陥につながる。このため従来のねじ締め
付け機はコンピュータ制御を利用して適正な締め付けト
ルクが得られるようにしてある。
【0003】コンピュータ制御のねじ締め付けは色々な
方法があり、代表的なものは図4に示すトルク法、図5
のトルク−角度法などである。トルク法は、所定のトル
ク範囲と所定のボルトの締め付け(回転)角度範囲を予
め設定しておき、トルクカーブの終端がこの範囲Rに収
まったか否かで適正締め付けができたか否かを判定する
ものである。
【0004】トルク−角度法は、スナッグトルクからの
締め付け角度θを予め決めておき、この角度θだけ締め
付けたときにトルクカーブの終端が前記範囲Rに収まっ
たか否かで適正締め付けができたか否かを判定するもの
である。
【0005】図6のオシロスコープ3を除く部分は、従
来のねじ締め付け機1とコントローラ2の接続を示して
いる。コントローラ2内のコンピュータには、前記の締
め付け方法が記憶され、指定された締め付け方法に基づ
き動力線4への電力供給がなされる。ねじ締め付け機1
はねじ締め付けのトルクと角度を検知するセンサ(図示
せず)を具備し、このセンサからトルク、角度信号線5
により送られた信号に基づき、適正締め付けができたと
きは良信号、できなかったときは不良信号をコントロー
ラ2が送出するように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】コントローラ2が不良
信号を送出すると、ねじ締め付け機1が停止される。し
かし、このときどんな波形のトルクカーブが描かれた結
果その終端が範囲Rから外れたのか確認の方法がなかっ
た。図4及び図5のようなトルクカーブを再現できれば
ねじ締め付け不良の解明が可能であるが、従来のねじ締
め付け機1のコントローラ2にはトルクデータのメモリ
が装備されていなかったので、トルクカーブを再現でき
ず、ねじ締め付け不良の原因は経験と勘に頼って推測す
る以外に方法がなかった。
【0007】また、コントローラ2がたとえ良信号を送
出しても、トルクカーブが正常な波形を描いて範囲Rに
至ったのか、あるいは異常な波形を描いたが結果的に範
囲Rに収まったかどうかも確認する方法がなかった。
【0008】もっとも、図6のようにオシロスコープ3
をねじ締め付け機1に直接に接続すればトルクカーブを
表示できるが、組み立てラインでの実際の締め付け不良
発生時のトルクカーブを表示するためには、オシロスコ
ープを常時ねじ締め付け機に接続しておかなければなら
ない。このような検査方法は実験室的には可能であって
も、組み立てラインの現場ではスペースを取るため適用
できない。
【0009】さらに、オシロスコープ3をねじ締め付け
機1のトルク、角度信号線5に接続したのでは、トルク
カーブの原波形は得られるが、コントローラ2が感知し
たトルクカーブの波形は得られない。すなわち、ねじ締
め付けの不良の原因は、ねじ締め付け機1自体はもちろ
んのこと、コントローラ2自体、あるいはコントローラ
2とねじ締め付け機1との間の信号伝達にも存在する可
能性がある。従って、オシロスコープ3を使用した検査
方法ではコントローラ2が関与した不良原因を全く発見
することができない。
【0010】本発明の目的は、ねじ締め付け機及びコン
トローラを含めた、ねじ締め付けに関与する機器のいず
れに異常が存在していても、当該異常を容易に発見する
ことができるねじ締め付け機のトルクカーブ表示装置を
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、コント
ローラの中央演算装置に、ねじ締め付け機のトルクデー
タを記憶するトルクデータメモリを接続し、このトルク
データメモリから送出されるデータに基づきトルクカー
ブを表示する表示ユニットを設けたことにある。
【0012】
【作用】コントローラの中央演算装置に接続されたトル
クデータメモリは、コントローラが制御用に処理したト
ルクデータを一時的に記憶し、ねじ締め付け完了後にト
ルクデータを表示ユニットに転送し、表示ユニットはこ
のデータに基づきトルクカーブを表示する。
【0013】表示されたトルクカーブは、コントローラ
が制御用に用いるトルクカーブそのものであって、ねじ
締め付け機に接続したオシロスコープが表示するトルク
カーブとは意味が異なる。すなわち、例えばねじ締め付
け機からコントローラの中央演算装置がトルク値として
読み取る信号伝送経路の間にノイズが混入し、このノイ
ズによりねじ締め付け不良が発生した場合は、当該ノイ
ズもトルクカーブに表示されるから、トルクカーブを分
析することによりねじ締め付け不良の原因が判明する。
このような原因はオシロスコープを使用した方法では発
見しづらい。
【0014】
【実施例】以下に本発明の一実施例につき図に基づき説
明する。本発明に係るねじ締め付け機のトルクカーブ表
示装置は図1のように構成されている。すなわち、ねじ
締め付け機1は動力線4とトルク、角度信号線5により
コントローラ2と接続されている。このコントローラ2
は、図2のようにアナログ−デジタル(A/D)変換器
8、パルスカウンタ9及び中央演算装置(CPU)10
を有し、また、その他図示しないが動力制御回路、ねじ
締め付け法記憶回路、ねじ締め付け良否判定回路などを
有する。
【0015】CPU10にはトルクデータメモリ11
と、通信インタフェース12と、表示ユニット13が接
続されている。トルクデータメモリ11は、デジタル変
換されたトルク値及び角度値を、任意に設定可能な一定
時間間隔で記憶するように構成されている。
【0016】表示ユニット13は陰極線管(CRT)や
液晶表示板などで構成されている。表示ユニット13
は、ユーザの選択によりトルク−時間波形、又はトルク
−角度波形を表示できるようになっている。なお、この
表示ユニット13は図2ではコントローラ2と別体とし
ているが、コントローラ2に一体的に組み込むこともで
きる。
【0017】次に前記のトルクカーブ表示装置の作動に
つき説明する。ねじ締め付け機1を例えばトルク法で締
め付けるとき、適正な締め付けがなされればコントロー
ラ2はねじ締め付け良好を示す良信号を送出する。この
とき、トルクデータメモリ11に記憶されたトルクデー
タを表示ユニット13に表示させてみると、図3(A)
で実線で示すようなトルクカーブが表示される。
【0018】しかし、例えば図3(B)(C)のように
ねじ孔17に異物18が入り込んでいた場合、適正なね
じ締め付けが行われず、コントローラ2はねじ締め付け
不良を示す不良信号を送出する。このときのトルクデー
タを表示ユニット13に表示させてみると、図3(A)
の破線のようにトルクカーブが急増していることが分か
る。これは図3(B)のようにねじ19の先端19aが
異物18に当たった時から締め付けトルクが急増するた
めで、図3(C)のようにある程度異物が潰された段階
で締め付けトルクが規定値に達してねじ締め付け機1が
停止する。
【0019】ねじ締め付け不良の原因は多種多様である
が、原因に応じた特有のトルク波形が得られるため、ト
ルク波形から直ちにねじ締め付け不良の原因を特定する
ことが可能である。
【0020】
【発明の効果】本発明は前述の如く、ねじ締め付け機の
コントローラの中央演算装置が処理するトルクデータを
トルクデータメモリに一時的に記憶させ、必要に応じて
表示ユニットに表示できるようにしているので、ねじ締
め付け不良が発生した場合、そのときにコントローラが
処理したトルクデータをトルクカーブとして表示ユニッ
トに表示でき、そのトルクカーブの波形から、ねじ締め
付け不良の原因を直ちに特定でき、その原因が組み立て
ラインを即時停止させて緊急に点検修理すべきものかど
うかの判断も迅速に行えるから、不良箇所の速やかな復
旧が可能になり、組み立てラインの停止時間の短縮や、
ねじ締め付け製品の不良品発生量を最小限度にすること
ができる。また、ねじ締め付けに関与するすべての機器
の状態がトルクカーブに反映されるから、ねじ締め付け
不良時に広範囲な不良原因の解明が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るねじ締め付け機のトルクカーブ表
示装置の概略構成図。
【図2】トルクカーブ表示装置のブロック図。
【図3】(A)はトルク法によるトルクカーブを示す
図、(B)及び(C)はねじ締め付け不良を示すねじ孔
の断面図。
【図4】トルク法のトルクカーブを示す図。
【図5】トルク−角度法のトルクカーブを示す図。
【図6】オシロスコープを使用したトルクカーブ測定装
置の構成図。
【符号の説明】
1 ねじ締め付け機 2 コントローラ 3 オシロスコープ 4 動力線 5 トルク、角度信号線 8 A/D変換器 9 パルスカウンタ 10 中央演算装置 11 トルクデータメモリ 12 通信インタフェース 13 表示ユニット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ねじ締め付けトルクを検知するセンサー
    を備えたねじ締め付け機と、 前記ねじ締め付け機を制御するコントローラと、 前記コントローラの中央演算装置に接続され、前記ねじ
    締め付け機のトルクデータを記憶するトルクデータメモ
    リと、 前記トルクデータメモリから送出されるデータに基づ
    き、トルクカーブを表示する表示ユニットを具備してな
    るねじ締め付け機のトルクカーブ表示装置。
JP31673492A 1992-11-26 1992-11-26 ねじ締め付け機のトルクカーブ表示装置 Withdrawn JPH06155192A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31673492A JPH06155192A (ja) 1992-11-26 1992-11-26 ねじ締め付け機のトルクカーブ表示装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP31673492A JPH06155192A (ja) 1992-11-26 1992-11-26 ねじ締め付け機のトルクカーブ表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06155192A true JPH06155192A (ja) 1994-06-03

Family

ID=18080313

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31673492A Withdrawn JPH06155192A (ja) 1992-11-26 1992-11-26 ねじ締め付け機のトルクカーブ表示装置

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JP (1) JPH06155192A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100600005B1 (ko) * 1998-12-29 2006-10-25 두산인프라코어 주식회사 체결토크 관리 장치 및 방법_
CN104589042A (zh) * 2014-11-20 2015-05-06 深圳创维-Rgb电子有限公司 打螺钉流水线、打螺钉方法及自动打螺钉装置

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Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000201