JPH06154586A - セラミック微細中空球体及びその製造法 - Google Patents

セラミック微細中空球体及びその製造法

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JPH06154586A
JPH06154586A JP8262392A JP8262392A JPH06154586A JP H06154586 A JPH06154586 A JP H06154586A JP 8262392 A JP8262392 A JP 8262392A JP 8262392 A JP8262392 A JP 8262392A JP H06154586 A JPH06154586 A JP H06154586A
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JP
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zeolite
fine
ceramic
particle size
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JP8262392A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Jinno
好孝 神野
Kenichi Sodeyama
研一 袖山
Akira Nakashige
朗 中重
Tokuyuki Sonoda
徳幸 薗田
Masakazu Setoguchi
正和 瀬戸口
Junichi Kiyofuji
純一 清藤
Tetsuo Kokusho
徹郎 国生
Yoichi Osako
陽一 大迫
Kazuhiko Jinnai
和彦 陣内
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Kagoshima Prefecture
Original Assignee
Kagoshima Prefecture
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Publication date
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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C11/00Multi-cellular glass ; Porous or hollow glass or glass particles
    • C03C11/002Hollow glass particles

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】軽量性、断熱性、耐熱性、耐蝕性、吸音性、吸
着性、耐水性または破壊強度に優れ、閉気孔で高い真球
度を特徴とするセラミック微細中空球体とその製造法を
提供する。 【構成】粒径20μm以下の火山ガラス微細中空球体ま
たは1mm以下のセラミック微細中空球体を製造するに際
し、強熱減量を有する微粒子を未処理で気流媒体中に分
散させ瞬間的にその物質の軟化点以上に加熱して製造で
きる。 【効果】構造水や結晶水や熱分解性のガス成分などを持
つもの即ち、強熱減量を有するものであれば、どのよう
な素材でもセラミック微細中空球体にすることが可能で
ある。原料は発泡剤を添加した組成物の調整や溶融除去
させる芯材の添加や酸溶液処理による発泡成分の増加処
理などを必要としない。単に予め所定の粒径に調整され
た微粉体を未化学処理で発泡させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,軽量性、断熱性、耐熱
性、耐蝕性、吸音性、吸着性、耐水性または破壊強度に
優れ、閉気孔で高い真球度を特徴とするセラミック微細
中空球体とその製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来各種の軽量複合材の素材となる無機
質中空球体(以下、中空球体と称す)としてはバルー
ン、バブルに大別できる。中空球体は明確な定義がな
く、一般に焼成法で製造されたものをバルーン、溶融吹
付法で製造されたものをバブルと呼んでいる。
【0003】焼成法によるバルーンは原料に含有する揮
発性成分や添加混合した揮発性物質が焼成によってガス
化し、溶融または軟化状態にある素材中にガスが内蔵し
たもので大部分の無機物質のバルーンはこの方法により
製造されたものである。
【0004】特許第737479号による微細中空ガラ
ス球状体の製造法などはまさにこの発泡機構を利用した
方法であり、ロータリーキルン、ガス流動焙焼炉、電気
抵抗炉等を用いて850〜1150℃で10秒〜10分
間加熱し粒径が30〜600μmの範囲の中空ガラス球
状体を製造できるとするものである。
【0005】この特許と同様な加熱原理により黒曜石、
真珠岩、松脂岩など天然の火山ガラスを加熱発泡させた
火山ガラス中空球体の例や人工的にはガラス粉末を主原
料とし炭酸カルシウムや水ガラス等の発泡剤を添加した
ものを加熱発泡させた中空球体の例がある。これらの焼
成法で製造されたバルーンは平均粒径30μm以上が一
般的である。
【0006】これらの焼成法により製造されたシラスバ
ルーンをはじめとする火山ガラス中空球体は紙粘土の増
量剤など付加価値の高くない材料への利用が一般的であ
ったが、全国的な複合化研究の成果により従来の平均粒
径80μm程度のバルーンよりも細かいバルーンが複合
素材として有用であることが明らかになった。
【0007】しかし、未化学処理の原料を用いて従来の
焼成法でバルーンを得ようとしても平均粒径20μ以下
のバルーンは製造困難であり、火山ガラスより高い軟化
温度を持つ原料を未化学処理で発泡させたバルーンは製
造されていない。
【0008】日本国特許出願公開平成2年第29675
0号公報には、平均粒径を20μm以下に調整した原料
の火山ガラスを塩酸あるいは硫酸溶液中で8時間以上加
温処理した後、900〜1100℃の温度で1秒〜1分
間加熱処理することにより20μm以下の中空ガラス球
状体が得られるとしているが、この方法では、焼成法に
加えて酸溶液による加温処理が必要不可欠であり製造コ
ストの問題は避けられない。
【0009】溶融吹付法によるバブルは素材原料を溶融
したのち融液の粘性と表面張力を利用して、流下させた
融液に向けノズルから高圧力空気を吹きつけ、素材中に
気泡を内蔵させる方法でアルミナ、ジルコニア、ガラス
などのバブルがある。
【0010】バブルの成因は融液が高圧空気噴射によっ
て寸断され、融液の粘性、表面張力によって空気を包含
してバブル化する説などがあるが、明確でない。
【0011】金属酸化物を原料素材とするバブルは耐熱
性に優れているが、一般に平均粒径は1mm以上で球殻が
厚く真球度が低い。また中空閉気孔球が出来難く中空開
気孔球が出来易いこと及び溶融炉を用いた高温溶融(例
えばアルミナで2050℃以上)を必要とするなどの製
造上の欠点をもつ。そこでこのような金属酸化物の場
合、融液の粘性が大きいため溶融時にアルカリ金属ある
いはアルカリ土類金属を添加して表面張力を小さくし細
粒バブルの生成率を高めたりしているが、それでも平均
粒径1mm以下のバブルは製造困難であった。
【0012】同じく溶融吹付法によるガラス質バブルに
ついては米国特許第2978340号、同第30302
15号、同第3129086号および第3230064
号各明細書に示してあるガラスマイクロバブルが知られ
ているが、このバブルは耐水性に劣り複合材料の素材と
して欠陥をもっている。
【0013】耐水性のガラス質バブルとしては日本国特
許出願公告平成2年第27295号公報によるマイクロ
バブルがある。このバブルはホウけい酸ガラス質であり
その製造方法はシリカ粉末、無水ホウ酸、ソーダ灰、炭
酸ナトリウム、硫酸ナトリウムを出発原料しており、得
られた中空球体の平均粒径は30μm以上である。
【0014】一般に溶融吹付法については製造工程が複
雑でコスト高になる欠点があり、ガラス質バブルを除い
てはバブルの平均粒径として1mm以上の製品しか得られ
ていない。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ガラス質中空球体とし
ては天然の火山ガラスを原料とするバルーンと合成ガラ
スを原料とするバブルの両方が存在するが平均粒径20
μm以下のものは製造されていない。
【0016】火山ガラスよりも低い軟化温度を有する原
料例えば天然または合成ゼオライトを焼成法で発泡させ
たゼオライト質の中空球体は製造されていない。
【0017】耐火性を有する中空球体としては、溶融吹
付法のバブルがある。このバブルは粒径範囲でいえば最
小粒径としては100μm程度のものはあるが平均粒径
としては一般的に1mm以上であり、更に、製造上の問題
として開気孔球体が出来易いという欠点を持つ。また、
このバブルは、製造法が複雑であり、製品が高価である
という欠点を有する。
【0018】焼成法では閉気孔球体が出来易いが、耐火
性のバルーンは製造されていない。生体親和性を有する
中空球体としては、素材がりん酸カルシウム質であるこ
とが望ましいが、この素材からなる中空球体は製造され
ていない。
【0019】バルーン製造に用いられる焼成法では加熱
装置としてロータリーキルンや縦型ガス流動焙焼炉が用
いられ加熱温度が1200℃以下で加熱時間が1秒以上
であり、凝集した粉体を気流中に分散できるような試料
供給装置が用いられていないため、原料としては平均粒
径が大きく分散しやすい火山ガラスまたは発泡剤や芯材
を添加した合成物に限られ、製品である中空球体の平均
粒径も30μm以上のものが普通である。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、基本的に
発泡させる原料を熱処理のみでバルーン化することを目
標とし化学処理や発泡剤の添加混合など必要としない経
済的な製造法の開発を目指した。そのために焼成法によ
る中空球体製造における可能性を探求した結果中空球体
製造における発泡の条件として、以下のことが必要であ
ることが判った。
【0021】焼成法において各種中空球体を製造する
ためには、粒子(単一粒または造粒体)に完全に熱を加
えることが必要であり、原料となる粉体を気流中によく
分散して加熱雰囲気に供給しなければならない。
【0022】加熱雰囲気に導入された原料粒子はその
軟化温度以上に加熱されなければならないが、その加熱
の仕方として粒子表面と粒子内部に温度差が生じるよう
な加熱が必要である。特に原料粒子が小さくなるほど粒
子表面が軟化する前にガスが抜け易くなるため発泡し難
くなり、従来のバルーン製造に用いられる焼成法では平
均粒径20μm以下のシラス中空ガラス球状体が製造困
難であることが判った。
【0023】更にに実験を繰り返した結果、従来の加熱
条件即ち、1200℃以下で1秒以上の加熱条件では平
均粒径20μm以下の火山ガラス微細中空球体や耐火性
を持つセラミック微細中空球体が製造できないことか
ら、これらの中空球体を製造する方法として、従来の加
熱条件より急激な加熱方法即ち、加熱時間1秒以下、加
熱温度1000℃以上で加熱する高温瞬間加熱が有効で
あることが判った。
【0024】発泡させる原料としては構造水、結晶水
や熱分解性のガス成分などを有するもの、即ち強熱減量
を有するものでなければならない。
【0025】このように、無機質の中空球体製造に関し
て、原料の強熱減量、原料の粒径、原料の軟化温度、加
熱温度、加熱時間が密接に関係することが判った。
【0026】本発明者らはこれらの課題を克服するため
数多くの研究と検討を重ねた結果、非造粒の火山ガラス
質微粒子を出発原料とする平均粒径20μm以下のセラ
ミック微細中空球体、強熱減量を有する火山ガラス質以
外の非造粒または造粒体の微粒子を出発原料とする平均
粒径1mm以下のセラミック微細中空球体など、従来製造
できなかった中空球体を製造することを可能とする以下
の画期的手段を発明するに至った。本発明を詳しく説明
する。
【0027】の手段については、原料粉体が気流中で
よく分散したエアロゾルとして供給出来るエアロゾル供
給装置を独自で開発し、この装置で粉体試料をよく分散
して加熱雰囲気に供給することにより粒子(単一粒また
は造粒体)に完全に熱を加えることが可能になった。
【0028】この装置は図1または図2に示すようなホ
ッパー1、バイブレーター2、スクリューフィーダー3
から成る外気から密閉された試料供給器と、逆止弁4、
5を有するダイヤフラム式ポンプ6とノズル7、衝突板
8を有する循環パイプ9とコンプレッサー10または不
活性ガスボンベ13と調圧バルブ11と流量調整バルブ
12を有するエアロゾル供出口で構成される。
【0029】試料供給器から循環パイプに投入された粉
体はダイヤフラム式ポンプにより生じた循環気流中に分
散されノズルで勢いよく押し出され衝突板により分散さ
れる。
【0030】この気流は図1または図2中の矢印で示さ
れる方向で循環し、衝突板による衝撃や気流中での粒子
同士の衝突により凝集している粉体が気流中に分散さ
れ、この操作が繰り返されて粒子が気流中によく分散さ
れたエアロゾルが形成される。
【0031】このエアロゾルを供出するために、試料供
給器により少しずつ粉体を投入し、コンプレッサーによ
り空気を循環気流中に送り込むことによって、供出口か
ら連続的にエアロゾルを排出供給することが出来る。
【0032】このダイヤフラムポンプとしては逆止弁が
必要不可欠であり、この構成により循環気流に脈圧と脈
動が生じ、ノズルと衝突板による粉体の分散が効果的に
作用する。
【0033】この空気により分散されたエアロゾルは空
気を助燃剤として用いるフレーム溶射装置等に供給され
る。
【0034】プラズマを用いる加熱法では一般的に不活
性ガスを用いるため上記のエアロゾル供給装置において
コンプレッサーの代わりに不活性ガスボンベを接続する
ことにより、不活性ガス気流中に粉体が分散されたエア
ロゾルが供給できる。
【0035】このようにして、粉体を空気または不活性
ガス中に分散したエアロゾルとして供給可能となった。
【0036】の加熱温度と加熱時間については、従来
より急激な加熱条件を実現するものとして酸素−ブタン
炎、酸素−プロパン炎、酸素−アセチレン炎等の100
0〜4000℃の高温燃焼ガス火炎を有するフレーム溶
射装置またはアークプラズマまたは高周波誘導結合プラ
ズマ等の4000〜20000℃のプラズマ加熱装置を
用いた。
【0037】原料粉体をこのような急激な加熱条件即
ち、1000℃以上、1秒以下で加熱することにより粒
子表面を軟化状態と粒子内部からのガス放出を同時に起
こすことにより発泡させる。
【0038】しかし、強熱減量を有するすべての材料を
同一の加熱条件で発泡させることは困難であり、目的と
する中空球体を効率よく製造するためには原料の強熱減
量と軟化温度及び粒径を考慮してその原料に適した加熱
条件を選定することが必要である。
【0039】原料が火山ガラスやモンモリロナイトを主
鉱物とするようなスメクタイト族粘土鉱物またはバーミ
キュライト族粘土鉱物または緑泥石族粘土鉱物または雲
母族粘土鉱物のように火山ガラス程度の軟化温度を有す
る粉体の場合は酸素−ブタン炎、酸素−プロパン炎、酸
素−アセチレン炎を加熱源とするフレーム溶射装置のよ
うな燃焼ガス火炎の加熱装置で中空球体が製造可能であ
る。
【0040】火山ガラスより軟化温度が低い天然または
合成ゼオライトについても、酸素−ブタン炎、酸素−プ
ロパン炎、酸素−アセチレン炎を加熱源とするフレーム
溶射装置のような燃焼ガス火炎の加熱装置で製造可能で
ある。
【0041】原料がけい酸や、カオリナイトを主鉱物と
するようなカオリナイト族粘土鉱物、または各種の金属
水酸化物、炭酸塩無機化合物、硫酸塩無機化合物のよう
に火山ガラスより軟化温度が高い粉体の場合は4000
℃以上のアークプラズマを加熱雰囲気とするプラズマ溶
射装置または高周波誘導結合プラズマを加熱雰囲気とす
るプラズマ加熱装置が中空球体の製造に適している。但
し、上記フレーム溶射装置での製造も可能である。
【0042】これらの加熱装置を用いる利点として、熱
を受けた粒子が開放系の空気中へ放出されるので、縦型
焼成炉と異なり空気で瞬間に冷却され、粒子同士の融着
が最低限に抑えられるため大きな凝集体や多泡体の生成
が抑制され、閉気孔で且つ真球度の高い中空球体が生成
し易くなるという特徴をもつ。
【0043】また、これらの加熱装置を用いて粒子を加
熱するためには、原料粉体が気流中(空気または不活性
ガス)に分散したエアロゾルとして供給されることが必
要であり、上記のエアロゾル供給装置を併用すると更に
閉気孔で且つ真球度の高い中空球体が生成し易くなる。
【0044】このように、原料の強熱減量と軟化温度及
び粒径に応じて適宜加熱装置を選定することが必要であ
る。
【0045】としては、次に示すような強熱減量を有
するものが中空球体の原料に使用できることが判った。 (イ)シラス、真珠岩、黒曜岩、松脂岩などの天然の火
山ガラス (ロ)ゼオライト3A、ゼオライト4A、ゼオライト5
A、ゼオライトX、ゼオライトYなどの合成ゼオライト
または天然ゼオライト (ハ)モンモリロナイト、バイデライト、サポナイト、
ヘクトライト、ソーコナイトなどスメクタイト族粘土鉱
物またはバーミキュライト族粘土鉱物または緑泥石族粘
土鉱物 (ニ)カオリナイト、ハロイサイト、ディッカイト、ナ
クライトなどのカオリナイト族粘土鉱物または雲母族粘
土鉱物 (ホ)シリカゲル、オパール質けい石などの高けい酸質
原料 (ヘ)水酸化アルミニウム、水酸化ジルコニウム (ト)水酸化アルミニウム、水酸化ジルコニウム以外の
水酸化チタン、水酸化鉄などの金属水酸化物または炭酸
カルシウム、炭酸鉄、炭酸ストロンチウムなどの金属炭
酸塩または硫酸カルシウム、硫酸バリウムなどの金属硫
酸塩 (チ)ヒドロキシアパタイト、亜りん酸カルシウム水和
物などの合成リン酸カルシウム化合物 (リ)牛骨、豚骨等動物骨殻類の微粉砕物
【0046】上記の原料をそれぞれ非造粒の単一粒また
は造粒した造粒体として所定の粒径に調整し、上記の方
法で加熱することにより、閉気孔で真球度が高く粒度の
揃った中空球体が得られ易く、これらの中空球体を水接
触方式または乾式フィルター方式の分離装置を用いて回
収する。
【0047】また、天然または合成ゼオライトについて
は、火山ガラスよりも軟化温度が低く且つ強熱減量が大
きため発泡し易く、900℃〜1200℃の加熱温度で
1秒以上の加熱条件即ち従来の加熱条件でもゼオライト
質中空球体が製造出来ることが判った。
【0048】特に、原料として吸着性またはイオン交換
性または触媒機能を持つゼオライト3A、ゼオライト4
A、ゼオライト5A、ゼオライトX、ゼオライトYなど
の合成ゼオライトまたは天然ゼオライト、またはモンモ
リロナイトなどのスメクタイト族粘土鉱物を用いて製造
される中空球体は吸着性またはイオン交換性または触媒
機能を有するという特徴をもつ。
【0049】また、耐火性を有する中空球体としてはア
ルミナバブル、ジルコニアバブル等があるが、本発明に
よる製造法を用いると、アルミナ、ジルコニア質の中空
球体で平均粒径100μm以下の製品の製造が可能とな
った。
【0050】出発原料として水酸化アルミニウム、水酸
化ジルコニウム以外の原料を用いると、これまでに例の
無い、平均粒径1mm以下の耐火性を有する中空球体製品
の製造が可能になった。
【0051】以上のように本発明者らは鋭意研究を重ね
た結果、独自のしかも簡単な方法で従来の技術では出来
ないとされていた平均粒径20μm以下の火山ガラス微
細中空球体と火山ガラス以外の原料を出発物質とする平
均粒径1mm以下のセラミック微細中空球体を製造する方
法を開発するに至った。
【0052】本発明によれば構造水や結晶水や熱分解性
のガス成分などを持つもの即ち、強熱減量を有するもの
であれば、どのような素材でもセラミック微細中空球体
にすることが可能である。
【0053】本発明に係る原料は発泡剤を添加した組成
物の調整や溶融除去させる芯材の添加や酸溶液処理によ
る発泡成分の増加処理などを必要としない。単に予め所
定の粒径に調整された微粉体を未化学処理で発泡させる
ことが特徴である。
【作用】上記の構成による試料供給法と瞬間高温加熱法
により、閉気孔で且つ真球度の高い平均粒径20μm以
下の火山ガラス微細中空球体及びそれ以外の1mm以下の
セラミック微細中空球体が容易に製造可能となった。
【0054】
【実施例1】鹿児島県吉田町に産する二次堆積シラスを
日本ニューマチック(株)製のジェットミルIDS−2
型で平均粒径5μmに調整した。このシラス微粉体(強
熱減量 4.07%)を図1に示したエアロゾル供給装
置を用いて得られたよく分散したエアロゾルを、アセチ
レンを燃料とし酸素を助燃剤として用いたSNMI社製
粉末フレーム溶射装置のJET−PMRガンに通しシラ
ス微粒子を高温瞬間加熱し発泡させる。その発泡した微
細中空球体を水接触式のガス吸着回収装置により分離、
回収することにより図3に示すような平均粒径10μm
のシラス質細中空球体を得た。
【0055】
【実施例2】実施例1と同様にして調整した平均粒径2
μmのシラス微粉体( 強熱減量4.70%)を同様に
気流分散し、SNMI社製粉末フレーム溶射装置のJE
T−PMRガンで加熱後回収して図4に示すような平均
粒径4μmのシラス質細中空球体を得た。
【0056】
【実施例3】フリーポートカオリン(株)製のカオリナ
イトを主鉱物とする造粒体を、実施例1と同様にして高
温瞬間加熱し発泡させる。この発泡した微細中空球体を
上記実施例1の回収装置により分離、回収し図5に示す
ような平均粒径50μmのカオリナイト質微細中空球体
を得た。
【0057】
【実施例4】片山化学工業(株)製試薬の平均粒径3.
7μmのけい酸微粉体(強熱減量7.98%)を図2に
示したエアロゾル供給装置を用い、不活性ガス中に原料
粒子を気流分散させたエアロゾルを、プラズマ雰囲気に
導入し高温瞬間加熱後、この熱が加えられたエアロゾル
から中空球体を分離、回収して図6に示すような平均粒
径30μmで真球度が高く粒径の揃ったけい酸質微細中
空球体を得た。
【0058】
【実施例5】半井化学薬品(株)製試薬の平均粒径6.
1μmの合成ゼオライト(粉末)4A ( 強熱減量
19.0%)を上記実施例1のエアロゾル供給装置、フ
レーム溶射装置を用いて原料粉体を発泡させ中空球体を
得る。この中空球体を分離、回収することにより、図7
に示すような平均粒径20μmで真球率の高い粒径の揃
ったゼオライト質微細中空球体を得た。
【0059】
【実施例6】平均粒径10μmのモンモリロナイトを主
鉱物とする半井化学薬品(株)製試薬の活性白土( 強
熱減量 15.7%)を上記実施例4と同様に不活性ガ
ス中に分散し、そのエアロゾルをプラズマ雰囲気中で高
温瞬間加熱して得られた中空球体を分離、回収して図8
に示すような平均粒径35μmの活性白土質微細中空球
体を得た。
【0060】
【実施例7】関東化学(株)製試薬の平均粒径5μmの
りん酸カルシウム水和物を上記実施例4と同様に不活性
ガス中に分散し、そのエアロゾルをプラズマ雰囲気中で
高温瞬間加熱して得られた中空球体を分離、回収して図
9に示すような平均粒径8μmの真球度が高いりん酸カ
ルシウム質微細中空球体を得た。
【0061】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので,以下に記載されるような効果を奏する。
【0062】実施例1で得られるようなシラス、真珠
岩、黒曜岩、松脂岩などの天然の火山ガラスを原料とす
るセラミック微細中空球体は従来のシラスバルーン、パ
ーライト等より粒径が小さく、破壊強度が大きいので、
塗料や接着剤、プラスチック、セメントなどの軽量フィ
ラー、高級耐火材料としての用途が期待される。
【0063】実施例2で得られるような原料としてカオ
リナイト、ハロイサイト、ディッカイト、ナクライトな
どの粘土鉱物またはシリカゲル、オパール質けい石など
の高けい酸質原料を用いて製造されるセラミック微細中
空球体は耐火性、断熱性、耐蝕性を有し熱衝撃抵抗が強
く、破壊強度が大きいので還元雰囲気でも使用できるよ
うな特殊用途耐火断熱材料、高融点金属軽量化充填材及
び工業窯炉の耐火断熱材料としての用途が期待される。
【0064】実施例3で得られるけい酸質セラミック微
細中空球体は耐火性、軽量性、耐蝕性を有するので特殊
用途断熱材料、宇宙飛翔体用断熱材料、としての用途が
期待される。
【0065】実施例4で得られるゼオライト質セラミッ
ク微細中空球体は、天然のけい酸アルミニウム質頁岩を
原料とする発泡中空球体と異なり、著しく真球度が高
く、粒径が揃っており且つ純白に近い白色度を呈してい
ることから、化粧品、感熱紙、製紙、トレーシングペー
パーなどのフィラーとしての用途が期待される。
【0066】実施例4で得られるような原料としてゼオ
ライト3A、ゼオライト4A、ゼオライト5A、ゼオラ
イトX、ゼオライトYなどの合成ゼオライト類または天
然ゼオライトまたは実施例5で得られるような原料とし
てモンモリロナイト、バイデライト、サポナイト、ヘク
トライト、ソーコナイトなどスメクタイト族粘土鉱物を
用いて製造されるセラミック微細中空球体は吸着性、イ
オン交換性または触媒機能を有するので触媒、濾過材料
としての用途が期待される。
【0067】実施例6で得られたようなりん酸カルシウ
ム質微細中空球体は生体親和性を有するので人工歯、人
工骨、人工関節などの医療用材料、その他生体関連材料
としての用途が期待される。
【0068】以上述べてきたように、本発明によれば強
熱減量を有する微粉体であれば上記高温瞬間加熱によ
り、どのような素材でもセラミック微細中空球体にする
ことが可能であるので、軽量性では塗料や接着剤、プラ
スチック、セメントなどの軽量フィラー、断熱性、耐熱
性、耐蝕性、吸音性、吸着性及び破壊強度に優れた軽量
複合材料への応用に多くの有用な用途を開くものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】フレーム加熱に用いるエアロゾル供給装置の縦
断面図である。
【図2】プラズマ加熱に用いるエアロゾル供給装置の縦
断面図である。
【図3】実施例1により得られた平均粒径10μmのシ
ラス質微細中空球体の電子顕微鏡写真である。
【図4】実施例2により得られた平均粒径4μmのシラ
ス質微細中空球体の電子顕微鏡写真である。
【図5】実施例3により得られた平均粒径50μmのカ
オリナイト質微細中空球体の電子顕微鏡写真である。
【図6】実施例4により得られた平均粒径30μmのけ
い酸質微細中空球体の電子顕微鏡写真である。
【図7】実施例5により得られた平均粒径20μmのゼ
オライト質微細中空球体の電子顕微鏡写真である。
【図8】実施例6により得られた平均粒径35μmの活
性白土質微細中空球体の電子顕微鏡写真である。
【図9】実施例7により得られた平均粒径8μmのりん
酸カルシウム質微細中空球体の電子顕微鏡写真である。
【符号の説明】
1 ホッパー 2 バイブレーター 3 スクリューフィーダー 4、5 逆止弁 6 ダイヤフラム式ポンプ 7 ノズル 8 衝突板 9 循環パイプ 10 コンプレッサー 11 調圧バルブ 12 流量調整バルブ 13 不活性ガスボンベ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年10月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 フレーム加熱に用いるエアロゾル供給装置
の縦断面図である。
【図2】 プラズマ加熱に用いるエアロゾル供給装置
の縦断面図である。
【図3】 実施例1により得られた平均粒径10μm
のシラス質微細中空球体を電子顕微鏡で拡大して示した
状態の粒子構造の図面に代わる写真である。
【図4】 実施例2により得られた平均粒径4μmの
シラス質微細中空球体を電子顕微鏡で拡大して示した状
態の粒子構造の図面に代わる写真である。
【図5】 実施例3により得られた平均粒径50μm
のカオリナイト質微細中空球体を電子顕微鏡で拡大して
示した状態の粒子構造の図面に代わる写真である。
【図6】 実施例4により得られた平均粒径30μm
のけい酸質微細中空球体を電子顕微鏡で拡大して示した
状態の粒子構造の図面に代わる写真である。
【図7】 実施例5により得られた平均粒径20μm
のゼオライト質微細中空球体を電子顕微鏡で拡大して示
した状態の粒子構造の図面に代わる写真である。
【図8】 実施例6により得られた平均粒径35μm
の活性白土質微細中空球体を電子顕微鏡で拡大して示し
た状態の粒子構造の図面に代わる写真である。
【図9】 実施例7により得られた平均粒径8μmの
りん酸カルシウム質微細中空球体を電子顕微鏡で拡大し
て示した状態の粒子構造の図面に代わる写真である。
【符号の説明】 1 ホッパー 2 バイブレーター 3 スクリューフィーダー 4、5 逆止弁 6 ダイヤフラム式ポンプ 7 ノズル 8 衝突板 9 循環パイプ 10 コンプレッサー 11 調圧バルブ 12 流量調整バルブ 13 不活性ガスボンベ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 薗田 徳幸 鹿児島県姶良郡隼人町小田1445番地1 鹿 児島県工業技術センター内 (72)発明者 瀬戸口 正和 鹿児島県姶良郡隼人町小田1445番地1 鹿 児島県工業技術センター内 (72)発明者 清藤 純一 鹿児島県姶良郡隼人町小田1445番地1 鹿 児島県工業技術センター内 (72)発明者 国生 徹郎 鹿児島県姶良郡隼人町小田1445番地1 鹿 児島県工業技術センター内 (72)発明者 大迫 陽一 鹿児島県姶良郡隼人町小田1445番地1 鹿 児島県工業技術センター内 (72)発明者 陣内 和彦 鹿児島県姶良郡隼人町小田1445番地1 鹿 児島県工業技術センター内

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原料として強熱減量を有する非造粒の火山
    ガラス質微粒子を、その物質の軟化温度以上に瞬間的に
    加熱して得られる平均粒径20μm以下のセラミック微
    細中空球体及びその製造法。
  2. 【請求項2】原料として火山ガラス質以外の強熱減量を
    有する非造粒の微粒子を、その物質の軟化温度以上に瞬
    間的に加熱して得られる平均粒径100μm以下のセラ
    ミック微細中空球体及びその製造法。
  3. 【請求項3】原料として火山ガラス質以外の強熱減量を
    有する微粒子の造粒体を、その物質の軟化温度以上に瞬
    間的に加熱して得られる平均粒径100μm以下のセラ
    ミック微細中空球体及びその製造法。
  4. 【請求項4】原料として火山ガラス質以外の強熱減量を
    有する非造粒の微粒子を、その物質の軟化温度以上に瞬
    間的に加熱して得られる平均粒径100μm〜1mmのセ
    ラミック微細中空球体及びその製造法。
  5. 【請求項5】原料として火山ガラス質以外の強熱減量を
    有する微粒子の造粒体を、その物質の軟化温度以上に瞬
    間的に加熱して得られる平均粒径100μm〜1mmのセ
    ラミック微細中空球体及びその製造法。
  6. 【請求項6】逆止弁を有するダイヤフラム式ポンプで構
    成され、粉体を空気または不活性ガスによく分散したエ
    アロゾルとして供給できることを特徴とするエアロゾル
    供給装置
  7. 【請求項7】原料粉体を加熱雰囲気に導入するに際し、
    粉体をよく分散したエアロゾルとして供給できるエアロ
    ゾル供給装置を使用することを特徴とする特許請求の範
    囲第1項、第2項、第3項、第4項または第5項記載の
    セラミック微細中空球体及びその製造法
  8. 【請求項8】加熱炎として酸素−ブタン炎、酸素−プロ
    パン炎、酸素−アセチレン炎等の1000〜4000℃
    の高温燃焼ガス火炎を有するフレーム溶射装置のような
    燃焼ガス火炎の加熱装置を用いることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項、第2項、第3項、第4項または第5
    項記載のセラミック微細中空球体の製造法。
  9. 【請求項9】加熱炎として4000〜20000℃のア
    ークプラズマまたは高周波誘導結合プラズマ等のプラズ
    マ炎を有するプラズマ発生装置を用いることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項、第2項、第3項、第4項また
    は第5項記載のセラミック微細中空球体の製造法。
  10. 【請求項10】原料としてシラス、真珠岩、黒曜岩、松
    脂岩などの天然の火山ガラスを用いて製造される特許請
    求の範囲第1項記載のセラミック微細中空球体及びその
    製造法。
  11. 【請求項11】原料としてゼオライト3A、ゼオライト
    4A、ゼオライト5A、ゼオライトX、ゼオライトYな
    どの合成ゼオライトまたは天然ゼオライトを用いて製造
    される特許請求の範囲第2項、第3項、第4項または第
    5項記載のセラミック微細中空球体及びその製造法。
  12. 【請求項12】原料としてモンモリロナイト、バイデラ
    イト、サポナイト、ヘクトライト、ソーコナイトなどス
    メクタイト族粘土鉱物またはバーミキュライト族粘土鉱
    物または緑泥石族粘土鉱物を用いて製造される特許請求
    の範囲第2項、第3項、第4項または第5項記載のセラ
    ミック微細中空球体及びその製造法。
  13. 【請求項13】原料としてカオリナイト、ハロイサイ
    ト、ディッカイト、ナクライトなどのカオリナイト族粘
    土鉱物または雲母族粘土鉱物を用いて製造される特許請
    求の範囲第2項、第3項、第4項または第5項記載のセ
    ラミック微細中空球体及びその製造法。
  14. 【請求項14】原料としてシリカゲル、オパール質けい
    石などの高けい酸質を用いて製造される特許請求の範囲
    第2項、第3項、第4項または第5項記載のセラミック
    微細中空球体及びその製造法。
  15. 【請求項15】原料として水酸化アルミニウム、水酸化
    ジルコニウムを用いて製造される特許請求の範囲第2
    項、第3項、第4項または第5項記載のセラミック微細
    中空球体及びその製造法。
  16. 【請求項16】原料として水酸化アルミニウム、水酸化
    ジルコニウム以外の水酸化チタン、水酸化鉄などの金属
    水酸化物または炭酸カルシウム、炭酸鉄、炭酸ストロン
    チウムなどの金属炭酸塩または硫酸カルシウム、硫酸バ
    リウムなどの金属硫酸塩を用いて製造される特許請求の
    範囲第2項、第3項、第4項または第5項記載のセラミ
    ック微細中空球体及びその製造法。
  17. 【請求項17】原料としてヒドロキシアパタイト、亜り
    ん酸カルシウム水和物などの合成リン酸カルシウム化合
    物を用いて製造される特許請求の範囲第2項、第3項、
    第4項または第5項記載のセラミック微細中空球体及び
    その製造法。
  18. 【請求項18】原料として牛骨、豚骨等動物骨殻類の微
    粉砕物を用いて製造される特許請求の範囲第2項、第3
    項、第4項または第5項記載のセラミック微細中空球体
    及びその製造法。
  19. 【請求項19】原料としてゼオライト3A、ゼオライト
    4A、ゼオライト5A、ゼオライトX、ゼオライトYな
    どの合成ゼオライトまたは天然ゼオライト、またはモン
    モリロナイトなどのスメクタイト族粘土鉱物を用いて製
    造される吸着性またはイオン交換性または触媒機能を有
    する特許請求の範囲第2項、第3項、第4項または第5
    項記載のセラミック微細中空球体及びその製造法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007503997A (ja) * 2003-05-16 2007-03-01 ジェームズ ハーディー インターナショナル ファイナンス ベスローテン フェンノートシャップ 低密度製品の製造方法
JP2009292665A (ja) * 2008-06-03 2009-12-17 Kagoshima Prefecture 高真球度シラスバルーンの製造方法及びそれによって得られる高真球度シラスバルーン

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