JPH06153719A - 植物栽培装置 - Google Patents

植物栽培装置

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JPH06153719A
JPH06153719A JP4330079A JP33007992A JPH06153719A JP H06153719 A JPH06153719 A JP H06153719A JP 4330079 A JP4330079 A JP 4330079A JP 33007992 A JP33007992 A JP 33007992A JP H06153719 A JPH06153719 A JP H06153719A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cultivation
plant
nutrient solution
panel
unit
Prior art date
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Pending
Application number
JP4330079A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadahisa Kono
忠久 河野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kirin Engineering Co Ltd
Original Assignee
Kirin Engineering Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kirin Engineering Co Ltd filed Critical Kirin Engineering Co Ltd
Priority to JP4330079A priority Critical patent/JPH06153719A/ja
Publication of JPH06153719A publication Critical patent/JPH06153719A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • Y02P60/216

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  • Hydroponics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 栽培室の空間を有効に活用することができる
とともに植物に応じて最適な照明を行うことができる植
物栽培装置を提供する。 【構成】 直方体の垂直面の一面を植物植付けパネル2
で構成し、パネル2と相対する面の外側に照明手段6を
設置し、直方体の内部に養液分配手段11を設置した複
数の栽培ユニット1と、各栽培ユニット1へ電源および
養液を供給する手段とを備え、栽培ユニット1は支持手
段4を介して水平面内で縦方向および/または横方向に
移動できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、野菜等の植物をパネル
に植付け、養液および人工光を用いて栽培する植物栽培
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】栽培環境を調節できる栽培室の床面積あ
たりの栽培面積を増やすため、植物植付けパネル(以
下、パネルという)を垂直に設置すると共に、パネルと
パネルとの間に照明手段を配置する方式が、特開平3−
123423号公報、特開平4−20219号公報に開
示されている。
【0003】特開平3−123423号公報は、パネル
と、植物の葉部に人工光を供給する照明手段と、植物の
根部に養液を供給する養液分配手段とを、それぞれ単独
に床面に垂直にかつ並行に設置することを提案してい
る。その際、照明手段が植付け収穫作業に支障となるた
め、パネルの長手方向にパネルを引出すようにしてい
る。
【0004】特開平4−20219号公報は、内部に養
液分配手段を設置した直方体の相対する二面をパネルと
して、複数の直方体を床面上で横または縦方向に移動で
きると共に、栽培面と栽培面との間に取付けられた照明
ランプを上下、左右動することを提案している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開平3−12342
3号公報に開示された植物栽培装置は、栽培室の左右に
パネルを設置する場合、栽培室の中央部にパネルを引出
す場所が必要となり、栽培室の床面積の約3分の1近く
が栽培面積に寄与しない、という問題点を有している。
【0006】特開平4−20219号公報に開示された
栽培装置は、栽培面と栽培面との間に植付け収穫作業の
ための面積を確保するに際して、栽培面である直方体を
移動するとしても、作業に必要な間隔は栽培に必要な間
隔よりもはるかに大きいため、栽培面と栽培面との間隔
をつめることに限度があり、栽培室の床面積あたりの栽
培面積を増やすことができない、という問題点を有して
いる。
【0007】本発明は、上記の問題点を解決し、栽培室
の空間を有効に活用することができるとともに植物に応
じて最適な照明を行うことができる植物栽培装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため、本発明の植物栽培装置は、直方体の垂直面の一面
を植物植付けパネルで構成し、前記パネルと相対する面
の外側に照明手段を設置し、前記直方体の内部に養液分
配手段を設置した複数の栽培ユニットと、前記各栽培ユ
ニットへ電源および養液を供給する手段とを備え、前記
栽培ユニットは支持手段を介して水平面内で縦方向およ
び/または横方向に移動できる。
【0009】
【作用】前述した構成からなる本発明によれば、植物を
植付けた栽培ユニットを栽培室の例えば後面に複数列に
配置する。電源と養液を栽培ユニットに供給する。ある
栽培ユニットの照明手段は、隣接して配置された後続す
る栽培ユニットの植物に人工光を供給する。栽培室の最
前面にある栽培ユニットから収穫してゆき、収穫後は再
び植物を植付け、栽培室の前面を横方向に、その後、縦
方向に栽培ユニットを移動させ、再び栽培室の後面に移
動させる。植物の育成中は、前後に相隣接する栽培ユニ
ット間の距離を調節することにより照明手段と植物との
間隔を最適な状態に調整する。以上のように、植付け収
穫する部分を除いて栽培室の床面積を有効に活用でき
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明に係る植物栽培装置の実施例を
図1乃至図3を参照して説明する。植物栽培装置は、図
1に示されるように前後に隣接して配置された複数の栽
培ユニット1と、各栽培ユニット1に電源および養液を
供給する手段(後述する)とを備えている。栽培ユニッ
ト1は垂直面の1面を植物植付けパネル2で構成し、こ
の植物植付けパネル2と相対する面を照明取付けパネル
3としている。また、栽培ユニット1は、支持手段を構
成する車輪4aを有した台車4上にユニット全体が載せ
られており、縦方向および横方向に移動可能になってい
る。
【0011】前記植物植付けパネル2には、植付け孔5
が縦横に所定間隔を置いて形成されており、この植付け
孔5は植付けられる苗10が斜め上方に向くようにパネ
ル面に対して上方に傾斜して形成されている。植物植付
けパネル2は止め具(図示せず)により栽培ユニット1
に対して着脱可能になっており、予め苗を植付けた植物
植付けパネル2を栽培ユニット1に取付け、又、植物植
付けパネル2を栽培ユニット1から取り外して植物を収
穫することができる。
【0012】一方、照明取付けパネル3の外面には照明
手段を構成するランプ6が上下方向に所定間隔を置いて
設置されており、隣接して配置された栽培ユニット1の
植物植付けパネル2上の苗10に人工光を供給するよう
になっている。前記ランプ6は、電源供給手段を構成す
る。配線7、コンセント8および給電線9を介して電源
(図示せず)に接続されている。
【0013】また、栽培ユニット2の上部には、長手方
向に複数の養液分配管11を有したヘッダ12が配設さ
れており、このヘッダ12はカプラ13を介して養液供
給管14に接続されている。養液供給管14には圧送ポ
ンプ(図示せず)により養液が供給されるようになって
いる。前記養液分配管11は栽培ユニット1の内部に養
液を分配する養液分配手段を構成し、ヘッダ12、養液
供給管14および圧送ポンプは養液供給手段を構成す
る。
【0014】一方、栽培ユニット1の下部には、養液排
出管16が配設されており、この養液排出管16から養
液は床面17の下に配設された養液回収管18に排出さ
れる。養液回収管18は回収タンク(図示せず)に接続
されており、回収タンクに回収された養液は再び前記圧
送ポンプによって養液供給管14に供給されるようにな
っている。
【0015】次に、本発明の植物栽培装置の他の実施例
を図2を参照して説明する。本実施例においては、栽培
ユニット1の上方にハンガー用レール21が縦横にマト
リックス状に設置されている。そして、栽培ユニット1
の上部からハンガー22が上方に伸びており、ハンガー
22の先端部22aがハンガー用レール21に係合して
摺動可能に保持されている。ハンガー用レール21およ
びハンガー22は栽培ユニット1の支持手段を構成し、
栽培ユニット1はハンガー用レール21に吊り下げられ
た状態でハンガー用レール21に沿って縦方向および横
方向に移動可能になっている。その他の構成は図1に示
す実施例と同様である。
【0016】次に、前述のように構成された植物栽培装
置の使用例を図3を参照して説明する。栽培室25内に
は、多数の栽培ユニット1が縦横に整列して配置されて
いる。なお図中、2点鎖線で示されるラインはハンガー
用レール21である。栽培室25内は最前面が作業エリ
ア25a(図3において1点鎖線で囲まれる部分)にな
っており、ここで予め苗10を植付けた植物植付けパネ
ル2を最前列にある栽培ユニット1に取付ける。なお、
植物植付けパネル2を栽培ユニット1から取り外さない
で植付けることもできる。作業エリア25aにて植付け
が終了した最前列の栽培ユニット1は、栽培室25の最
前列にある移動用エリア25b(図3において1点鎖線
で囲まれる部分)を利用して矢印に示すように後方に順
次移動させる。
【0017】次に、次列の栽培ユニット1を矢印に示す
ように作業エリア25aに移動させ、同様な手順により
苗の植付けを行った後、移動エリア25bを利用して後
方に順次移動させる。この動作を繰り返し、全ての栽培
ユニット1に植付けを行う。
【0018】育成段階では、苗10の種類に応じて、前
後に相隣接する栽培ユニット1,1間の距離を調整し、
ランプ6と苗10間の距離Lを最適な状態に保ちつつ養
液分配管11により苗10に養液を供給する。
【0019】収穫時には、栽培ユニット1を作業エリア
25aに順次移動させて、植物栽培パネル2を取り外し
て収穫を行う。また、この作業エリア25aにてランプ
6、養液供給手段等の点検補修が行われる。収穫後は、
再び苗の植付けを行い、前述したように栽培ユニット1
を栽培室25の後面に移動させる。
【0020】本実施例においては、全ての作業は整列し
た栽培ユニット1,1間で行うことがないため、栽培ユ
ニット1,1間に作業空間を確保する必要がない。ま
た、苗とランプとの距離を変えることができるため、育
成中に植物の種類および育成時期に応じて常に最適な照
明を行うことができる。
【0021】また、植物植付けパネル2を栽培ユニット
1から着脱できるため、植付け収穫の作業能率の向上を
図ることができる。植物植付けパネル2のサイズ(特に
高さ)が大きい場合にも植付け収穫の作業に支障をきた
すことがない。そして、植物植付けパネル2を取り外し
てパネルおよびユニット内部の清掃も簡単にできる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、植
物植付けパネルと照明手段とを垂直に一体化した栽培ユ
ニットを複数個配置して、栽培ユニットがそれぞれ縦方
向および横方向に移動できるため、移動順路の端部に設
けられる植付け収穫部(作業エリア)を除いて栽培室の
床面積を栽培に活用できる。したがって、栽培室の床面
積あたりの栽培面積を増やすことができる。
【0023】また、本発明によれば、植物と照明手段と
の距離を植物の種類および育成時期に応じて最適な距離
に調節できるので、床面積あたりの栽培効率を更に高め
ることができるとともに照明電力量の低減を図ることが
できる。
【0024】さらに本発明によれば、照明手段と植物植
付けパネルとをそれぞれ個別に移動させるものに比べ
て、設備が簡単となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る植物栽培装置の一実施例を示す断
面図である。
【図2】本発明に係る植物栽培装置の他の実施例を示す
断面図である。
【図3】本発明に係る植物栽培装置の使用例を説明する
説明図である。
【符号の説明】
1 栽培ユニット 2 植物植付けパネル 3 照明取付けパネル 4 台車 5 植付け孔 6 ランプ 9 給電線 11 養液分配管 14 養液供給管 21 ハンガー用レール 22 ハンガー 25 栽培室

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直方体の垂直面の一面を植物植付けパネ
    ルで構成し、前記パネルと相対する面の外側に照明手段
    を設置し、前記直方体の内部に養液分配手段を設置した
    複数の栽培ユニットと、前記各栽培ユニットへ電源およ
    び養液を供給する手段とを備え、前記栽培ユニットは支
    持手段を介して水平面内で縦方向および/または横方向
    に移動できることを特徴とする植物栽培装置。
JP4330079A 1992-11-16 1992-11-16 植物栽培装置 Pending JPH06153719A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4330079A JPH06153719A (ja) 1992-11-16 1992-11-16 植物栽培装置

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JP4330079A JPH06153719A (ja) 1992-11-16 1992-11-16 植物栽培装置

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Family

ID=18228551

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JP4330079A Pending JPH06153719A (ja) 1992-11-16 1992-11-16 植物栽培装置

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