JPH06153402A - 補助用発電設備 - Google Patents

補助用発電設備

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JPH06153402A
JPH06153402A JP4315916A JP31591692A JPH06153402A JP H06153402 A JPH06153402 A JP H06153402A JP 4315916 A JP4315916 A JP 4315916A JP 31591692 A JP31591692 A JP 31591692A JP H06153402 A JPH06153402 A JP H06153402A
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JP
Japan
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synchronous
generator
synchronous generator
power
power generation
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JP4315916A
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English (en)
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Mitsuru Takahashi
満 高橋
Tsutomu Kubota
勉 久保田
Atsushi Ashizawa
厚 芦澤
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
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    • Y02E40/40Arrangements for reducing harmonics

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  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Control Of Electrical Variables (AREA)
  • Control Of Eletrric Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 受電点の力率を連続的に調節して1に近付け
る。受電点の電圧を安定化する。負荷から発生する高調
波電流の大部分を吸収する。設備利用率を向上させる。 【構成】 受電変圧器Trを介して電力系統に接続され
た需要家内に設置され、かつ、同期発電機Gとその駆動
機Dとを備えると共に、必要に応じ同期発電機Dを駆動
して負荷L1〜Lnに交流電力を供給する補助用発電設備
において、同期発電機Gを同期調相機として常時運転す
る。同期調相機として運転される同期発電機Gの起動手
段としては、駆動機Dを用い、駆動機Dの出力軸16と
同期発電機Gの回転軸11との連結及び切離しをエアク
ラッチにより行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビルや工場等の需要家
に設置されて同期調相機(ロータリー・コンデンサ)と
しても動作可能な補助用発電設備に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ビルや工場等の需要家に設置さ
れている補助用(非常用)発電設備は、電力系統の事故
による停電時やピークカット運転等に際し、一時的かつ
短時間の稼働を想定して構成されている。図5は、この
種の補助用発電設備を備えた需要家内の回路構成を単線
図により示したものである。図において、Trは電力系
統に接続された受電変圧器、Sbはその二次側と配電線
Bとの間に設けられた遮断器、1は補助用発電設備、S
cは補助用発電設備1内の同期発電機Gと受電点Aとの
間に設けられた遮断器、C1〜Cnは力率改善用の並列コ
ンデンサ、S1〜SnはこれらのコンデンサC1〜Cnと配
電線Bとの間に設けられた遮断器、L1〜Lnは配電線B
に接続された電子機器等、各種の負荷を示している。
【0003】ここで、補助用発電設備1は、ディーゼル
エンジンやガソリンエンジン、ガスタービンエンジン等
の駆動機Dと、その出力軸が回転軸に連結された前記同
期発電機Gと、発電機出力電圧を所定電圧に維持するよ
うな自動電圧調整(AVR)機能及び自動力率調整(A
PFR)機能を有する励磁機EXとから構成されてい
る。
【0004】上記構成において、系統の健全時やピーク
カット運転が不要な場合には遮断器Sbを閉、遮断器Sc
を開とし、配電線Bを介して負荷L1〜Lnに交流電力を
供給している。このとき、並列コンデンサC1〜Cnは、
負荷力率をできるだけ良くするために負荷L1〜Lnの運
転状況に応じて段階的に投入され、受電点Aの力率を1
00%に近付けるように作用している。
【0005】そして、系統事故による停電時やピークカ
ット運転時、または負荷の増大により供給電力が不足す
るような場合には、これらの要因に応じて系統側の遮断
器Sbを開または閉とし、遮断器Scを投入して補助用発
電設備1を運転することにより、負荷L1〜Lnに交流電
力を供給している。このように、補助用発電設備1は平
常時は停止しており、必要に応じて一時的かつ短時間だ
け運転されるものである。従って、駆動機Dの仕様とし
ては連続運転用に設計されておらず、例えば、常用の駆
動機よりも回転数を一段上げて使用すること等により、
コストを低減する等の工夫がされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上述した従
来技術によると、並列コンデンサC1〜Cnのみでは力率
改善効果が不十分であると共に、これらの並列コンデン
サC1〜Cnを入り切りする際にサージ電圧が発生するお
それがあり、負荷であるコンピュータ等の電子機器に異
常電圧として加わってこれらを故障させる場合がある。
また、整流器負荷等により発生する高調波電流は選択的
に投入される並列コンデンサC1〜Cnのみでは十分に吸
収されず、系統に流入して電力品質を低下させるという
問題もある。
【0007】更に、補助用発電設備1は通常停止してい
るため設備利用率が極端に悪い。また、補助用発電設備
1の停止時にはAPFR機能のほかAVR機能が働かな
いため、図5のA点の電圧が変動しやすく、特に負荷が
軽い場合に進み電流が流れてA点の電圧が上昇し、逆に
負荷が重くなった場合には受電変圧器Trの電圧降下が
大きくなってA点の電圧が下降する等、これらの電圧変
動が電子機器等の動作不良を引き起こしている。
【0008】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、並列コンデンサ
の段階的な投入に全面的に依存しなくても力率の改善や
高調波電流の抑制が可能であり、しかも受電電圧の安定
化により電力品質を飛躍的に高めると共に、設備利用率
の向上を可能にした補助用発電設備を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、受電変圧器を介して電力系統に接続され
た需要家内に設置され、かつ、同期発電機とその駆動機
とを備えると共に、必要に応じ前記同期発電機を駆動機
により駆動して需要家内の負荷に交流電力を供給する補
助用発電設備において、前記同期発電機を、同期調相機
として常時運転するものである。
【0010】ここで、同期調相機として運転される同期
発電機の起動手段に補助用発電設備内の駆動機を用いる
ことにより、同期調相機専用の起動装置が不要になる。
なお、同期調相機専用の起動装置として始動電動機等を
設けても良い。更に、駆動機の出力軸と同期発電機の回
転軸との連結及び切り離しは、エアクラッチにより行う
ことが望ましい。同期発電機と受電点と間に直列コンデ
ンサを接続して同期発電機との合成インピーダンスを小
さくし、あるいは、系統側の受電変圧器を所定巻線構造
の三巻線変圧器として、受電点から見た同期発電機側イ
ンピーダンスを電力系統側インピーダンスよりも小さく
すれば、負荷から発生する高調波電流を同期調相機によ
り吸収できるため好適である。なお、同期発電機はAV
R機能のみならずAPFR機能を持つ励磁機を備えてい
ることが好ましい。
【0011】
【作用】本発明では、従来、平常時に停止していた補助
用発電設備内の同期発電機を同期調相機として連続的に
常時、運転し、界磁電流の調整によって進み電流または
遅れ電流をとることにより、受電点の力率をほぼ1に近
付けるように作用する。また、負荷の軽重に応じて進み
電流または遅れ電流を流せば、受電点における電圧を安
定化させることができる。更に、同期調相機と配電線と
の間に挿入される直列コンデンサ等の高調波吸収手段に
より、負荷から発生する高調波電流の大部分を吸収する
ことができる。駆動機と同期発電機との連結及び切り離
しは、例えばエアクラッチにより行われる。
【0012】
【実施例】以下、図に沿って本発明の実施例を説明す
る。図1はこの実施例の補助用発電設備1を備えた需要
家内の回路構成を単線図により示したものであり、回路
構成の上で図5と異なるのは、補助用発電設備1内の同
期発電機Gと遮断器Scとの間に直列コンデンサCsを挿
入した点である。但し、この実施例では、従来、補助用
・非常用に運転されていた補助用発電設備1内の同期発
電機Gを、同期調相機として連続的に常時、運転し、遮
断器Scを投入して負荷側と接続するようにした。ここ
で、同期発電機Gを同期調相機として運転する場合の起
動装置には、例えば補助用発電設備1内の駆動機Dを用
いる。
【0013】そして、同期調相機の起動後は発電機Gを
駆動機Dと切り離し、また、発電機Gを補助用発電設備
1として運転する場合には駆動機Dに連結する必要があ
る。このため、駆動機Dの出力軸と発電機Gの回転軸と
は、クラッチ機構により必要に応じて連結または切り離
せるようにした。
【0014】図2は上記クラッチ機構の一例としてのエ
アクラッチの説明図である。図において、発電機Gの回
転軸11の内部には同軸上にエアホール11aが設けら
れており、回転軸11の一端部には皿状のリム12が固
定されている。リム12の内周面にはほぼドーナツ状に
チューブ13が取付けられ、その内部は前記エアホール
11aに連通している。チューブ13の内周面にはシュ
ー14が取付けられており、その内周面は、駆動機Dの
出力軸16に取付けられたドラム15の外周面に対向し
ている。
【0015】一方、18はモータ、19はコンプレッサ
であり、コンプレッサ19から送られるエアはエアタン
ク20を介して配管23,24に供給される。ここで、
配管23は、減圧弁21及び回転継手17を介して前記
エアホール11aに連通しており、このエアホール11
aには例えば5〔kg/cm2〕の圧力でエアが供給さ
れる。また、配管24は減圧弁22を介して駆動機D内
のシリンダやキャブレタ等の機器に連結されており、例
えば30〔kg/cm2〕の圧力でエアが供給されるよ
うになっている。
【0016】次に、この補助用発電設備1の動作を図1
を参照しつつ説明する。まず、平常時は遮断器Sbを閉
じることにより、系統から受電変圧器Trを介して配電
線Bに交流電力が供給されている。この状態で図2に示
したクラッチ機構のモータ18、コンプレッサ19等を
起動してエアホール11aからチューブ13にエアを供
給し、シュー14をドラム15に圧接させることによっ
てクラッチを繋ぎ、駆動機Dの出力軸16と発電機Gの
回転軸11とを連結する。しかる後、駆動機Dを起動し
て発電機Gの回転子を回転させ、これが同期速度にまで
到達したら遮断器Scを投入する。
【0017】次いで、クラッチ機構のエアを減圧して出
力軸16と回転軸11との連結を解き、同時に駆動機D
の運転を停止する。以後、発電機Gには系統から遮断器
b,Sc及び直列コンデンサCsを介して交流電圧が供
給されるため、同期調相機(同期電動機)としての運転
が継続される。周知のように同期調相機では、界磁電流
を調整することにより電機子電流はV曲線上を変化し、
端子電圧と内部誘起電圧とが等しい時に電機子電流が最
小、力率が1となる。そして、この時の界磁電流以下の
不足励磁では系統から遅れ電流をとってリアクタンスと
して作用し、また、過励磁では進み電流をとってコンデ
ンサとして作用する。
【0018】従って、励磁機EXにより発電機Gの界磁
電流Ifを調節すれば、同期調相機に流れる電流を遅れ
電流から進み電流まで変化させることができる。同時
に、APFR機能を用いることにより受電点であるA点
の力率を調節し、力率1の状態を常に維持することがで
きる。また、並列コンデンサC1〜Cnが接続されている
場合には、負荷が軽くなると進み電流が流れてA点の電
圧が上昇し、逆に負荷が重くなると遅れ電流が流れて電
圧低下を招く恐れがあるが、本実施例ではこれらの進み
電流または遅れ電流を補償できるのでA点の電圧安定化
が図れる。
【0019】更に、この実施例によれば、並列コンデン
サC1〜Cnを段階的に投入する場合に比べ、きめ細かな
力率調整が可能になる。なお、並列コンデンサC1〜Cn
は必要に応じて併用しても良いが、これらの投入、遮断
頻度が大幅に減るため、サージ電圧の発生もさほど問題
にならない。励磁機EXにAVR機能を持たせることに
より、A点の電圧を常時検出してこれが一定値になるよ
うに制御して一層の電圧安定化が可能になる。特に、コ
ンピュータ等の電圧変動に敏感な負荷L1〜Lnに対して
も常に正常動作を保証することができる。
【0020】更に、負荷L1〜Lnに応じて発生する高調
波電流は、系統側インピーダンスと発電機D側のインピ
ーダンスとの比に応じて分流するが、この高調波電流の
一部をロータリー・コンデンサとしての同期調相機が吸
収するため、電流・電圧波形の改善を図ることができ
る。特に、直列コンデンサCsを適当な値に選べば、特
定次数の高調波に対しては発電機Gの誘導性リアクタン
スとの合成インピーダンスをほぼ零に近付けることがで
き、高調波電流の吸収効果を一層高めることが可能にな
る。
【0021】なお、この実施例では発電機Gを同期調相
機として運転する際に補助用発電設備1内の駆動機Dに
より起動するようにしたので、同期調相機専用の起動手
段は不要である。但し、同期調相機用に専用の始動電動
機等を設けても良く、あるいは、受電変圧器Trの二次
側に十分な電圧が確保できるのであれば、発電機Gに制
動巻線を付加して全電圧始動等を行っても良い。
【0022】また、同期調相運転している際に系統に停
電等が発生して電力の供給が断たれた場合には、適宜な
手段でこれを検出し、駆動機Dを直ちに起動させる。こ
の際、電源の消失によって発電機Gの回転数は徐々に低
下しているが、駆動機Dの回転数が同期速度に到達した
ら前記同様にクラッチ機構を繋ぎ、駆動機Dと発電機G
とを連結する。
【0023】これにより、駆動機D及び発電機Gからな
る補助用発電設備1は非常用電源として動作するため、
負荷L1〜Lnに対し引き続き交流電力を供給することが
できる。特にこの場合には、停電後にも発電機Gが慣性
により回転を続けている状態で駆動機Dのみを立ち上
げ、その後、クラッチ機構により発電機Gに連結するの
で、非常用電源の起動に要する駆動機Dの出力エネルギ
ーも少なくて済み、非常用電源を早期に立ち上げること
ができる。
【0024】一方、通常運転からピークカット運転に切
り換える場合には、遮断器Sbを閉として系統から負荷
1〜Lnに一定の電力を供給し、かつ遮断器Scを閉と
して同期調相運転したまま、所定のタイミングで駆動機
Dを起動する。その後、上記停電時と同様にクラッチ機
構を繋ぎ、駆動機Dと発電機Gとを連結して運転する。
これにより、補助用発電設備1は系統と並列運転される
ことになり、負荷L1〜Lnによる需要電力の一部を補助
用発電設備1が分担することによってピークカット運転
が可能になる。なお、補助用発電設備1による系統との
並列運転時には、電圧や波形の一致、相回転方向や位相
の一致等、一般的な並行運転条件を満たすことが必要で
ある。
【0025】次に、本発明の他の実施例を図3、図4を
参照しつつ説明する。この実施例は、負荷から発生する
高調波の吸収手段に特徴を有している。すなわち、受電
変圧器Trを三巻線変圧器とし、一次巻線により生じる
磁束と二次巻線により生じる磁束とが三次巻線において
加わり合うような巻線構成とした時、三次巻線のインピ
ーダンスZ3は次式のように表される。 Z3=(Z13+Z23−Z12)/2
【0026】なお、Z13,Z23,Z12は、図4に示すよ
うな各巻線両端の合成インピーダンスであり、 Z13=Z1+Z323=Z2+Z312=Z1+Z2 である。各インピーダンスはベクトル量であるが、便宜
上、本文及び図面中において“・(ドット)”を省略し
てある。
【0027】従って、図3に示すように受電変圧器Tr
の三次巻線を遮断器Scを介して発電機Gに接続し、前
記インピーダンスZ3と発電機Gの電機子巻線によるイ
ンピーダンスZGとの合成インピーダンスが零になるよ
うに(Z3=−ZG)各インピーダンスを決定すれば、発
電機G側のインピーダンスをほぼ零にすることができ
る。これにより、負荷からの高調波電流を系統側に流出
させることなく、ほぼ全量を発電機G(同期調相機)に
よって吸収することが可能になる。
【0028】図示されていないが、他の高調波吸収手段
としては、発電機Gのインピーダンスを小さくしたり、
あるいは受電点から系統寄りの位置にバッファリアクト
ルを挿入して系統側インピーダンスを大きくする等の方
法が考えられる。
【0029】前記実施例では、駆動機Dの出力軸16と
発電機Gの回転軸11との連結及び切り離しを行うクラ
ッチ機構としてエアクラッチを使用しているため、駆動
機Dの起動機関に送るエアの供給源をこのクラッチ機構
にも共用することができる。従って、機器の有効利用が
図れ、低コスト化、小形化に寄与するものである。な
お、クラッチとしては他の機械式、電気式のものであっ
ても良い。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、従来、平
常時に停止していた補助用発電設備内の同期発電機を同
期調相機として連続的に常時、運転し、界磁電流の調節
によって進み電流または遅れ電流をとるようにしたた
め、受電点の力率をステップレスでほぼ1に近付けて力
率の改善を図ることができる。従って、需要家にとって
は契約電力を最小限にすることができると共に基本料金
の低減が可能になり、経済的効果も大きい。
【0031】負荷の軽重に応じて進み電流または遅れ電
流を流すことにより、受電点における電圧の安定化が可
能であり、AVR機能と相俟って電子機器等の負荷の安
定動作を確保することができる。また、力率改善等を並
列コンデンサに全面的に依存しなくても済むため、並列
コンデンサの入り切りの頻度が減少し、サージ電圧の発
生を防ぐことができる。
【0032】更に、同期調相機自体が高調波吸収作用を
行うほか、発電機と配電線との間に直列コンデンサ等の
高調波吸収手段を挿入し、発電機側インピーダンスを系
統側インピーダンスよりも小さくすることにより、負荷
から発生する高調波電流の大部分を同期調相機にて吸収
することができ、電圧、電流波形の改善により系統の電
力品質を向上させることが可能である。
【0033】従来では一時的かつ短時間しか運転されて
いなかった補助用発電設備内の発電機を連続運転するこ
とになるため、設備利用率を大幅に高めることができ
る。同時に、同期調相機として運転される発電機を同一
の駆動機により起動すれば、機器の有効利用が図られ、
また、エアクラッチの使用により駆動機のエア供給源を
共用できる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例が適用される需要家内の回路
構成を示す単線図である。
【図2】本発明の実施例におけるクラッチ機構の説明図
である。
【図3】本発明の他の実施例における主要部の回路構成
図である。
【図4】図3の等価回路図である。
【図5】従来の技術を説明するための単線図である。
【符号の説明】
D 駆動機 G 同期発電機 EX 励磁機 Tr 受電変圧器 Sb,Sc,S1〜Sn 遮断器 Cs 直列コンデンサ C1〜Cn 並列コンデンサ L1〜Ln 負荷 B 配電線 1 補助用発電設備 11 回転軸 11a エアホール 12 リム 13 チューブ 14 シュー 15 ドラム 16 出力軸 17 回転継手 18 モータ 19 コンプレッサ 20 エアタンク 21,22 減圧弁 23,24 配管

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受電変圧器を介して電力系統に接続され
    た需要家内に設置され、かつ、同期発電機とその駆動機
    とを備えると共に、必要に応じ前記同期発電機を駆動機
    により駆動して需要家内の負荷に交流電力を供給する補
    助用発電設備において、 前記同期発電機を、同期調相機として常時運転すること
    を特徴とする補助用発電設備。
  2. 【請求項2】 同期調相機として運転される同期発電機
    の起動手段が、前記駆動機である請求項1記載の補助用
    発電設備。
  3. 【請求項3】 駆動機の出力軸と同期発電機の回転軸と
    の連結及び切離しを、エア圧力により動作するエアクラ
    ッチにより行う請求項2記載の補助用発電設備。
  4. 【請求項4】 受電点から見た同期発電機側インピーダ
    ンスを電力系統側インピーダンスよりも小さくして負荷
    から発生する高調波電流を同期調相機により吸収する手
    段を備えた請求項1,2または3記載の補助用発電設
    備。
JP4315916A 1992-10-30 1992-10-30 補助用発電設備 Withdrawn JPH06153402A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008061351A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Toshiba Corp 電源切換システム
JP2016130112A (ja) * 2015-01-15 2016-07-21 西芝電機株式会社 船舶の陸電供給システム
JP2016154441A (ja) * 2016-04-08 2016-08-25 西芝電機株式会社 船舶の陸電供給システム
JP2017085811A (ja) * 2015-10-29 2017-05-18 西芝電機株式会社 同期コンデンサシステム

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