JPH0615285A - 農薬排水の処理方法 - Google Patents
農薬排水の処理方法Info
- Publication number
- JPH0615285A JPH0615285A JP4175698A JP17569892A JPH0615285A JP H0615285 A JPH0615285 A JP H0615285A JP 4175698 A JP4175698 A JP 4175698A JP 17569892 A JP17569892 A JP 17569892A JP H0615285 A JPH0615285 A JP H0615285A
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- agricultural chemical
- waste water
- containing waste
- biological carrier
- treated
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Landscapes
- Road Paving Structures (AREA)
- Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 農薬排水を処理する方法において、少なくと
も農薬排水を炭酸塩鉱物13に接触させた後、生物担体
14により処理する工程を行うことを特徴とする農薬排
水の処理方法。 【効果】 本発明の処理方法では、特にゴルフ場等にお
ける酸性雨等によってpHが酸性側に変化した農薬排水
であっても安定に、且つ所望の汚染濃度にまで適切に農
薬排水を処理することができる。
も農薬排水を炭酸塩鉱物13に接触させた後、生物担体
14により処理する工程を行うことを特徴とする農薬排
水の処理方法。 【効果】 本発明の処理方法では、特にゴルフ場等にお
ける酸性雨等によってpHが酸性側に変化した農薬排水
であっても安定に、且つ所望の汚染濃度にまで適切に農
薬排水を処理することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴルフ場等における農
薬排水の処理方法に関する。
薬排水の処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来農薬排水を処理する方法としては、
例えば農薬排水を、活性炭、ゼオライト、高分子担体、
モスピート等の生物担体を用いて処理する方法又はコー
ラル(サンゴ化石)、石灰岩、ドロマイト等の炭酸塩鉱
物に接触させる方法が知られている。
例えば農薬排水を、活性炭、ゼオライト、高分子担体、
モスピート等の生物担体を用いて処理する方法又はコー
ラル(サンゴ化石)、石灰岩、ドロマイト等の炭酸塩鉱
物に接触させる方法が知られている。
【0003】しかしながら、生物担体を用いる方法で
は、pH緩衝能力が小さく、例えば酸性雨を含む農薬排
水の場合には、処理能力が低下し、所望の排水処理が達
成できないという欠点がある。
は、pH緩衝能力が小さく、例えば酸性雨を含む農薬排
水の場合には、処理能力が低下し、所望の排水処理が達
成できないという欠点がある。
【0004】一方、炭酸塩鉱物に接触させる方法は、p
H緩衝能力に優れているものの、微生物の担持能力が低
いために、担持されている微生物量が少ない場合には、
接触する農薬排水により該微生物自体が死滅し、所望の
排水処理ができないという欠点がある。
H緩衝能力に優れているものの、微生物の担持能力が低
いために、担持されている微生物量が少ない場合には、
接触する農薬排水により該微生物自体が死滅し、所望の
排水処理ができないという欠点がある。
【0005】特に近年、ゴルフ場における大量の農薬の
使用による汚染が問題となっており、このようなゴルフ
場等における農薬排水の適切な処理方法の開発が望まれ
ている。
使用による汚染が問題となっており、このようなゴルフ
場等における農薬排水の適切な処理方法の開発が望まれ
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、酸性雨等によってpHが酸性側に変化した農薬排水
等であっても安定に、且つ所望の汚染濃度まで適切に処
理することが可能な農薬排水の処理方法を提供すること
にある。
は、酸性雨等によってpHが酸性側に変化した農薬排水
等であっても安定に、且つ所望の汚染濃度まで適切に処
理することが可能な農薬排水の処理方法を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、農薬排
水を処理する方法において、少なくとも農薬排水を炭酸
塩鉱物に接触させた後、生物担体により処理する工程を
行うことを特徴とする農薬排水の処理方法が提供され
る。
水を処理する方法において、少なくとも農薬排水を炭酸
塩鉱物に接触させた後、生物担体により処理する工程を
行うことを特徴とする農薬排水の処理方法が提供され
る。
【0008】以下本発明を更に詳細に説明する。
【0009】本発明の処理方法においては、農薬排水を
炭酸塩鉱物に接触させた後、生物担体により処理する工
程を行うことを特徴とする。
炭酸塩鉱物に接触させた後、生物担体により処理する工
程を行うことを特徴とする。
【0010】本発明において用いる炭酸塩鉱物として
は、特に限定されず、例えばコーラル、石灰岩、ドロマ
イト等の公知の炭酸塩鉱物を挙げることができる。
は、特に限定されず、例えばコーラル、石灰岩、ドロマ
イト等の公知の炭酸塩鉱物を挙げることができる。
【0011】前記炭酸塩鉱物の粒径は、0.01〜30
cm、特に0.1〜5cmであるのが好ましく、また処
理槽への充填量は、農薬排水の流入速度によっても異な
るが、炭酸塩鉱物に対する農薬排水の接触時間が0.5
分以上、特に5〜30分となるように充填するのが好ま
しい。
cm、特に0.1〜5cmであるのが好ましく、また処
理槽への充填量は、農薬排水の流入速度によっても異な
るが、炭酸塩鉱物に対する農薬排水の接触時間が0.5
分以上、特に5〜30分となるように充填するのが好ま
しい。
【0012】本発明において用いる生物担体としては、
特に限定されず、例えば活性炭;Na型ゼオライト、S
iO2/Al2O3(2:1〜3:1)のゼオライト、平
均孔径5〜20Åのゼオライト等の天然又は合成ゼオラ
イト;通常生物担体として用いられている高分子担体;
モスピート等を挙げることができる。
特に限定されず、例えば活性炭;Na型ゼオライト、S
iO2/Al2O3(2:1〜3:1)のゼオライト、平
均孔径5〜20Åのゼオライト等の天然又は合成ゼオラ
イト;通常生物担体として用いられている高分子担体;
モスピート等を挙げることができる。
【0013】前記生物担体の粒径は、0.01〜30c
m、特に0.1〜5cmであるのが好ましく、また処理
槽への充填量は、農薬排水の流入速度によっても異なる
が、生物担体に対する農薬排水の接触時間が0.5〜1
20分、特に5〜30分となるように充填するのが好ま
しい。
m、特に0.1〜5cmであるのが好ましく、また処理
槽への充填量は、農薬排水の流入速度によっても異なる
が、生物担体に対する農薬排水の接触時間が0.5〜1
20分、特に5〜30分となるように充填するのが好ま
しい。
【0014】本発明の処理方法においては、例えば、農
薬排水の流入口及び流出口を有する処理槽の流入口側に
炭酸塩鉱物を充填し、該炭酸塩鉱物の流出口側に生物担
体を充填した処理槽、また炭酸塩鉱物を充填した処理槽
と、生物担体を充填した処理槽とを、直列に連結した処
理槽システム等を用いることができ、単に炭酸塩鉱物が
充填された処理槽側から農薬排水を通水することにより
実施することができる。この際、農薬排水は、まずpH
を緩衝してから微生物処理するために、炭酸塩鉱物を通
過させた後、生物担体を通過させる必要があり、逆の場
合には所望の排水処理ができない。
薬排水の流入口及び流出口を有する処理槽の流入口側に
炭酸塩鉱物を充填し、該炭酸塩鉱物の流出口側に生物担
体を充填した処理槽、また炭酸塩鉱物を充填した処理槽
と、生物担体を充填した処理槽とを、直列に連結した処
理槽システム等を用いることができ、単に炭酸塩鉱物が
充填された処理槽側から農薬排水を通水することにより
実施することができる。この際、農薬排水は、まずpH
を緩衝してから微生物処理するために、炭酸塩鉱物を通
過させた後、生物担体を通過させる必要があり、逆の場
合には所望の排水処理ができない。
【0015】
【発明の効果】本発明の処理方法では、処理層として、
炭酸塩鉱物層と、生物担体層とを特定順序に組み合わせ
て農薬排水を処理するので、酸性雨等によってpHが酸
性側に変化した農薬排水等であっても安定に、且つ所望
の汚染濃度まで適切に処理することができる。
炭酸塩鉱物層と、生物担体層とを特定順序に組み合わせ
て農薬排水を処理するので、酸性雨等によってpHが酸
性側に変化した農薬排水等であっても安定に、且つ所望
の汚染濃度まで適切に処理することができる。
【0016】
【実施例】以下本発明を実施例及び比較例により更に詳
細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではな
い。
細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではな
い。
【0017】
【実施例1】図1に示す2×2×2mであり、下端部に
集水孔12を設け、地中に設置した処理槽11に、粒径
0.3〜2cmの細骨材15を2m3、生物担体とし
て、粒径0.3〜0.5cmの活性炭14を4m3及び
炭酸塩鉱物として、粒径1〜3cmのフィンガーコーラ
ル13を3m3順に積層し、農薬排水用処理槽10を作
成した。
集水孔12を設け、地中に設置した処理槽11に、粒径
0.3〜2cmの細骨材15を2m3、生物担体とし
て、粒径0.3〜0.5cmの活性炭14を4m3及び
炭酸塩鉱物として、粒径1〜3cmのフィンガーコーラ
ル13を3m3順に積層し、農薬排水用処理槽10を作
成した。
【0018】次いで、予め表1に示す農薬を同表に示す
濃度となるように水に懸濁し、硫酸によりpH3に調製
した模擬農薬排水の夫々を、上方から処理槽10内を通
過させ、集水孔12より集水した。これらの農薬排水の
流入時及び集水時における濃度を測定した結果を表1に
示す。この際農薬排水がフィンガーコーラル13を通過
する時間は8分、活性炭14を通過する時間は30分で
あった。
濃度となるように水に懸濁し、硫酸によりpH3に調製
した模擬農薬排水の夫々を、上方から処理槽10内を通
過させ、集水孔12より集水した。これらの農薬排水の
流入時及び集水時における濃度を測定した結果を表1に
示す。この際農薬排水がフィンガーコーラル13を通過
する時間は8分、活性炭14を通過する時間は30分で
あった。
【0019】
【比較例1】実施例1においてフィンガーコーラル13
層を取り除いた以外は実施例1と同様に農薬排水を通過
させ、該農薬排水の流入時及び集水時の濃度を測定し
た。その結果を表1に示す。
層を取り除いた以外は実施例1と同様に農薬排水を通過
させ、該農薬排水の流入時及び集水時の濃度を測定し
た。その結果を表1に示す。
【0020】
【表1】
【図1】図1は、本願発明の実施例で使用した農薬排水
の処理装置を示す概略図である。
の処理装置を示す概略図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 農薬排水を処理する方法において、少な
くとも農薬排水を炭酸塩鉱物に接触させた後、生物担体
により処理する工程を行うことを特徴とする農薬排水の
処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4175698A JPH0615285A (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | 農薬排水の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4175698A JPH0615285A (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | 農薬排水の処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0615285A true JPH0615285A (ja) | 1994-01-25 |
Family
ID=16000688
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4175698A Pending JPH0615285A (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | 農薬排水の処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0615285A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013198833A (ja) * | 2012-03-23 | 2013-10-03 | Swing Corp | 水の生物処理装置 |
JP2017202442A (ja) * | 2016-05-11 | 2017-11-16 | 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 | 水処理システム及び水処理方法 |
JP2021147943A (ja) * | 2020-03-23 | 2021-09-27 | 住友ゴム工業株式会社 | 人工芝 |
-
1992
- 1992-07-02 JP JP4175698A patent/JPH0615285A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013198833A (ja) * | 2012-03-23 | 2013-10-03 | Swing Corp | 水の生物処理装置 |
JP2017202442A (ja) * | 2016-05-11 | 2017-11-16 | 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 | 水処理システム及び水処理方法 |
JP2021147943A (ja) * | 2020-03-23 | 2021-09-27 | 住友ゴム工業株式会社 | 人工芝 |
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