JPH06152632A - データ流量監視方法及びその装置 - Google Patents

データ流量監視方法及びその装置

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Publication number
JPH06152632A
JPH06152632A JP30137092A JP30137092A JPH06152632A JP H06152632 A JPH06152632 A JP H06152632A JP 30137092 A JP30137092 A JP 30137092A JP 30137092 A JP30137092 A JP 30137092A JP H06152632 A JPH06152632 A JP H06152632A
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JP
Japan
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data
flow rate
counter
time
data flow
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Withdrawn
Application number
JP30137092A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Uchino
健一 内野
Tsutomu Kobayashi
務 小林
Jitsuo Takada
実雄 高田
Yoshiyuki Ejima
良之 江島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Maintenance And Management Of Digital Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 データ数を予測する流量監視方法及び装置に
おいて、1セル時間ごとの演算回路による演算を必要と
せず、またハードウェア規模とコストを削減する。 【構成】 データ流量監視において、単位データ当たり
に要するデータの移動時間とデータの同期信号を入力
し、データの同期信号をクロックとして単位データ当た
りに要するデータの移動時間経過ごとに出力する周期タ
イマ4と、その周期タイマ4の出力を積算する第1のカ
ウンタ5とから構成し、カウンタ5のカウント値によっ
て監視経過時間におけるデータ流量を予測するものであ
り、さらにデータの到達ごとに積算して実際のデータ流
量を測定する第2のカウンタ6を設けて、この第2のカ
ウンタ6のカウント値と前記第1のカウンタ5のカウン
ト値を比較器7によって比較し、比較器の出力によって
データ量の監視を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ATM交換機、パケッ
ト交換機等において、データの入力、送信を制御する際
のデータの流量を監視する方法及びその装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、ATM網(Asynchrono
us Transfer Mode)あるいはパケット
網による情報の転送においては、転送する情報の発生に
応じて、ラベルを格納したヘッダ付のブロックを送出し
て、任意の通信速度に対応できるようにしている。
【0003】以下、ATM網を例にして説明する。AT
M網においては、音声、映像、データの通信メディアに
よらず、すべての情報をセルと呼ばれる固定長のブロッ
クに入れて運んでいる。セルはヘッダ部とフィールド部
とから構成されており、ヘッダ部に宛先を示す識別子が
格納されており、このヘッダ部内の識別子を用いてセル
が宛先に転送される。
【0004】ATM網は、パケット網と同様に複数のコ
ネクション間で網リソースの共用が行われる。しかし、
多様な通信メディアを扱うためには、個々のコネクショ
ン間の情報転送のサービス品質を保証することが必要で
ある。この情報転送のサービス品質としては、例えば損
失品質、転送遅延がある。この情報転送のサービス品質
を保証するために制御が行われている。
【0005】この制御においては、高速通信を行う上で
制約となるセルレベルでのフロー制御は行わないため、
ユーザからのセルの転送は、いったんセルが受け入れら
れるとネットワークからのフィードバックによる制御を
行うことができない。そこで、情報転送のサービス品質
を保証するためには、セルの入力が開始される前、すな
わちコネクション設定時に、ユーザから通信速度と要求
品質を申告してもらい、速度と品質を保証するに足る網
のリソースを割りつける制御が必要となる。
【0006】ユーザは、ネットワークへ送出する単位時
間あたりのセルの送出時間である帯域によって前記通信
速度の申告を行う。したがって、ユーザが申告値を超え
てセルを送出した場合には、あらかじめ割り当てられた
帯域を超えるセルが流入されることになり、他の呼のサ
ービス品質にも影響を及ぼすことになる。
【0007】前記制御によってコネクションが設定さ
れ、セルの入力が始まった後は、ユーザの申告帯域を監
視する機能によってユーザの申告値を超えるセルが網に
流入しないよう、入力部で制御することが必要となる。
以後、このユーザの申告帯域を監視する機能を入力制御
と呼ぶ。従来、この入力制御に関する技術としては、広
帯域ISDN対応ATM通信技術 P126 著者 永
井 正武 発行所 株式会社トリケップス 発行日 1
990年11月29日に示されるものがある。
【0008】従来、この入力制御では、(1)申告帯域
を超えて入力された違反セルを検出すると、無条件で廃
棄する無条件廃棄方式や、(2)違反セルを検出する
と、その違反セルにマークを付け網内が輻輳した場合
に、廃棄するマーキング方式や、(3)送信セルをいっ
たんバッファに蓄積し、申告帯域に適合するようにセル
を送出し、バッファをオーバーフローしたセルは廃棄す
るリーキーバケット方式や、(4)違反した呼を強制的
に切断する強制切断方式等が知られている。
【0009】違反セルを廃棄する処理を行った場合に
は、ある特定ユーザの情報が連続して破棄されてしまう
恐れがある。そこで、システムの効率を上げるために、
ある決められた時間とその時間内に流入が許可されるセ
ル数が与えられている場合、経過時間毎のセル数を監視
していれば、網全体の負荷が低い時は申告帯域を超えた
セルを送出することが可能となる。
【0010】また、複数の装置がATM網に複数の品質
クラスを有するセルを送出する場合、網へのアクセスを
公平に行えるように競合制御を行う。以後、この制御を
前記入力制御に対して送信制御と呼ぶ。この送信制御で
は、ある決められた時間と、その時間内に送出しなけれ
ばならないセル数が決められている。
【0011】しかし、決められた時間内にセル送出が危
ぶまれることが予想されるとき、現状況よりもセル送出
が容易に行える状況に移行する制御を行わなければなら
ない。したがって、前記入力制御及び送信制御を行うた
めには、ユーザから網へセルを入出力する各入力制御部
及び送信制御部におけるセル数の流量の監視を行う必要
がある。
【0012】次に、前記入力制御及び送信制御における
流量監視について説明する。図4は入力制御及び送信制
御における流量監視部の構成図である。図4において、
10はユーザ、20は入力制御部、21は流量監視部、
30は多重部、40はバッファ、50は送信制御部、5
1は流量監視部、60は伝送路である。
【0013】図は、流量監視部21、51の入力制御部
20と送信制御部50における位置付けを表したもので
ある。複数のユーザ10と伝送路の間にはセルを伝送す
るために処理するインターフェースが設けられ、ユーザ
10からのユーザ情報を多重部30において多重し、バ
ッファ40を介して伝送路60に送信している。
【0014】この構成において、前記入力制御部20は
多重部30の前段に設けられ、また前記送信制御部50
はバッファ40と伝送路60との間に設けられる。ここ
で、入力制御部20で流量監視を行う場合には、図示す
るようにユーザ情報を多重する前段でユーザごとに流量
を監視する。また、送信制御部50で流量監視を行う場
合には、図示するようにバッファ40から送出され伝送
路60に送出される前段において監視を行っている。
【0015】また、これらの入力制御部20、流量監視
部21、多重部30、バッファ40、送信制御部50及
び流量監視部51からなるインターフェースは、複数個
用意され、それらの出力は伝送路60に送信される。次
に、従来の流量監視部における流量の予測方法について
図5によって説明する。
【0016】図5は従来の流量監視部における流量デー
タ数の予測図である。図5において、Tは一定時間、t
は監視経過時間、Xは一定時間T内における規定データ
数、xは監視経過時間t内における予測データ数であ
る。入力制御や送信制御のように、ある一定時間T内に
装置に入力されるデータ数、またはある装置から送出さ
れるデータ数Xが規定されている場合、監視経過時間t
における入力されるべきデータ数、または送出されるべ
きデータ数xは予測可能である。
【0017】例えば図において、入力制御においてある
一定時間T内に入力されるデータ数をXと規定し、その
入力データ数の入力の程度が一定とすると、監視経過時
間tが経過したときに入力されているデータ数はxとな
り、この一定時間Tと監視経過時間tと一定時間T内に
おける規定データ数X及び監視経過時間tにおける予測
データ数xとの間には、 x=X・t/T …(1) の関係があるとすることができる。
【0018】したがって、経過時間t1に入力されるべ
きデータ数x1は、t1・X/Tと予測することができ
る。このデータ数の予測は、送出されるべきデータ数の
予測においても同様に行うことができる。したがって、
入力制御、送信制御において監視経過時間t1における
許容しうるセル数x1を予測する場合には、1セル(つ
まりデータ数xが1)が入力あるいは送出される時間T
0 をあらかじめ測定し、その時間T0 を基にして次の1
セル時間内の経過時間t1におけるデータ数x1を式
(1)の1・t1/T0 の演算によって得るものであ
る。
【0019】つまり、1セル時間ごとに時間T0 をあら
かじめ測定して式(1)の1・t/T0 の演算を乗算器
等の演算回路により行うことによって求めるものであ
る。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の監視方法では以下の問題点を有している。 (1)1セル時間ごとに予測値の演算を行わなければな
らない。 (2)また、予測値の演算を行うために演算回路を必要
とし、ハードウェア規模が大きくなってコストが増大す
る。
【0021】したがって、本発明は、データ数を予測す
る流量監視方法及びその装置において、演算回路による
データ数の計算を1セル時間ごとという高い演算頻度を
要することなく行うことができ、またその演算回路のた
めのハードウェア規模を小さくし、かつ、コストを低く
することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の目的を
達成するために、データ流量監視方法及びその装置にお
いて、単位データ当たりに要するデータの移動時間とデ
ータの同期信号を入力し、データの同期信号をクロック
として、単位データ当たりに要するデータの移動時間経
過ごとに出力する周期タイマと、その周期タイマの出力
を積算するカウンタとから構成し、カウンタのカウント
値によって監視経過時間におけるデータ流量を予測する
ものであり、さらにデータの到達ごとに積算して実際の
データ流量を測定する第2のカウンタを設けて、この第
2のカウンタのカウント値と前記カウンタのカウント値
を比較器によって比較し、比較器の出力によってデータ
量の監視を行うものである。
【0023】
【作用】本発明によれば、前記のようにデータ流量監視
において、単位データ当たりに要するデータの移動時間
とデータの同期信号を入力し、データの同期信号をクロ
ックとして、単位データ当たりに要するデータの移動時
間経過ごとに発する信号を積算することによって監視経
過時間におけるデータ流量を予測することができ、さら
にデータの到達を検出して実際のデータ流量を測定し、
予測されたデータ流量と測定したデータ流量との比較を
行い、このデータ流量の比較に基づいてデータ量の監視
を行うことができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明のデータ流量監視
装置のブロック図である。図1において、1は流量監視
部、2はTタイマ、3はセレクタ、4は周期タイマ、5
は第1カウンタ、6は第2カウンタ、7は比較器、8は
判定回路、9はセルストリームである。
【0025】図1の流量監視部1は、前記図4において
示したように入力制御部20及び送信制御部50に設け
られる流量監視部21、51であり、セルストリームの
データを取り込んでデータの流量監視を行うものであ
る。流量監視部1は、2つのタイマと2つのカウンタと
1つの比較器によって構成される。Tタイマ2は同期信
号とあらかじめ設定された値Tを入力とし、その入力か
らT時間をカウントするとリセット信号を発する。この
リセット信号はセレクタ3の一方の入力端子に入力され
る。セレクタ3の他方の入力端子には外部リセット信号
が入力される。
【0026】セレクタ3の出力端子は周期タイマ4、第
1カウンタ5、及び第2カウンタ6のリセット端子に接
続されている。また、周期タイマ4は2つの入力端子を
有し、一方の入力端子にはT/Xの値が入力され、もう
一方の入力端子には同期信号が入力されている。そし
て、周期タイマ4の出力端子は第1カウンタ5の一方の
入力端子に入力される。また、第1カウンタ5の他方の
入力端子には第1カウンタ5の初期値が入力される。な
お、第1カウンタ5の初期値は、入力制御の場合には
“1”であり、送信制御の場合には“X”である。
【0027】第2カウンタ6の入力端子にはセルストリ
ーム9のデータが入力され、リセット端子には前記した
ようにセレクタ3の出力信号が入力される。比較器7に
は、前記第1カウンタ5の出力信号と前記第2カウンタ
6の出力信号が入力され、その2つのカウンタのカウン
タ値を比較して、比較結果を判定回路8に出力する。
【0028】なお、前記したようにTは一定時間、Xは
規定データ数、つまり一定時間T内に存在が許可される
セル数であるから、それらはあらかじめ設定されている
値である。前記構成の流量監視部1において、入力制御
のリセットはTタイマ2で行い、送信制御のリセットは
外部リセットで行う。
【0029】次に、前記構成の流量監視部1の動作を説
明する。初めに、入力制御における前記構成の流量監視
部1の動作を説明する。入力制御における前記構成の流
量監視部1のTタイマ2及び周期タイマ4は次のように
動作する。Tタイマ2は同期信号とあらかじめ設定され
た値Tを入力し、同期信号をカウントアップして値Tを
カウントした時点でリセット信号を発する。このリセッ
ト信号は、前記周期タイマ4、第1カウンタ5及び第2
カウンタ6を初期状態に戻す。
【0030】初期状態に戻った周期タイマ4は、同期信
号とあらかじめ設定されている値T/Xが入力されてお
り、同期信号を初期状態からカウントアップしてT/X
時間カウントすると時間通知信号を発する。このあらか
じめ設定されている値T/Xは、前記したように一定時
間Tにおける単位時間あたりのデータ数X/Tの逆数で
あり、1セルあたりの時間である1セル時間を表してい
る。
【0031】つまり、周期タイマ4は、セルストリーム
9中のセルの移動を予測し、そのセルが1セルが移動す
ると予測される時間ごとに時間通知信号を発することに
なる。次に、第1カウンタ5及び第2カウンタ6の2つ
のカウンタについて説明する。
【0032】2つのカウンタの内、第1カウンタ5は一
定時間T内に存在する予測データ数を表すものであり、
一方第2カウンタ6は一定時間T内に実際に入力される
データ数を表すものである。第1カウンタ5は、初期値
からTタイマによってリセットを受けるまでの間、周期
タイマ4の時間通知信号をカウントアップし、その結果
を出力する。つまり、第1のカウンタ5は予測されるセ
ルストリーム9中のセルの移動を予測し、そのセルが1
セルが移動すると予測される時間ごとにカウントアップ
することになり、そのカウント値がその時間における予
測データ数となる。
【0033】前記第1のカウンタ5の初期値は前記した
ように、入力制御の場合には“1”であり、送信制御の
場合には一定時間T内の規定データの数“X”である。
これは、入力制御の場合にはセルストリーム9の移動に
伴って入力するセルの数をカウントアップして、その時
間におけるセルの入力状況を予測するためであり、ま
た、送信制御の場合にはセルストリーム9の移動に伴っ
て出力するセルの数をカウントダウンして、その時間に
おけるセルの出力状況を予測するためである。
【0034】一方、第2カウンタ6は、セルストリーム
9を監視してセルに付加してある指標を検出してカウン
トするものであり、実際のセルの通過数をセレクタ3か
らのリセット信号を受けるまでカウントアップしてい
く。比較器7はこの第1カウンタ1のカウント値と第2
カウンタ2のカウント値を入力し、この2つのカウンタ
のカウント値を比較し、その比較結果を判定回路8に出
力する。
【0035】前記した構成のデータ流量監視装置は、従
来のデータ流量監視装置のように流量監視のための演算
器を用いておらず、処理回路のためのハードウェアの規
模を小さくし、かつ、コストを低くすることが可能であ
る。次に、図2の入力制御のタイムチャートによって説
明する。図2のタイムチャートは、前記一定時間Tが
“12”、一定時間T内の規定データ数Xが“3”の場
合を示している。
【0036】Tタイマ2が同期信号をカウントアップし
てT時間をカウントしてリセット信号を発すると、この
リセット信号によって、前記周期タイマ4、第1カウン
タ5、及び第2カウンタ6は初期状態にリセットされ、
測定開始状態となる。周期タイマ4は、T/Xの値であ
る12/3=4を入力しており、同期信号を4つカウン
トするごとに第1カウンタ5をカウントアップしてい
く。第1カウンタ5の初期値は、入力制御であるから
“1”となっており、前記カウントアップによって順に
“3”までカウントする。
【0037】この第1カウンタ5は、Tタイマ2が一定
時間Tである“12”をカウントしたとき発生されるリ
セット信号によって、再び初期値“1”に戻される。こ
の第1カウンタ5の値によって予測データ数が得られる
ことになる。一方、第2カウンタ6は、実際のセルスト
リーム9の到来に応じてカウントアップしていく。そし
て、この第2カウンタ6のカウント値は、図2のAの時
点においてセルストリーム9が連続して到達するため
“3”に引き続いてすぐに“4”となり、規定の帯域で
ある“3”をオーバーする。
【0038】この規定帯域をオーバーしたことは、比較
器7において、前記第1カウンタ5の予測データである
カウンタ値“3”と前記第2カウンタ6の実際のセル数
であるカウンタ値の比較によって検出される。次に、送
信制御における前記構成の流量監視部1の動作を説明す
る。送信制御における前記構成の流量監視部1のTタイ
マ2及び周期タイマ4は次のように動作する。
【0039】送信制御においては前記したようにリセッ
トは外部リセットによって行われ、セレクタ3を介して
前記周期タイマ4、第1カウンタ5及び第2カウンタ6
を初期状態に戻す。初期状態に戻った周期タイマ4は前
記入力制御と同様に、同期信号とあらかじめ設定されて
いる値T/Xが入力されており、同期信号を初期状態か
らカウントアップしてT/X時間カウントすると時間通
知信号を発する。このあらかじめ設定されている値T/
Xは、前記したように一定時間Tにおける単位時間あた
りのデータ数X/Tの逆数であり、1セルあたりの時間
である1セル時間を表している。
【0040】つまり、周期タイマ4は、セルストリーム
9中のセルの移動を予測し、そのセルが1セルが移動す
ると予測される時間ごとに時間通知信号を発することに
なる。次に、第1カウンタ5及び第2カウンタ6の2つ
のカウンタについて説明する。
【0041】2つのカウンタの内、第1カウンタ5は一
定時間T内に存在する予測データ数を表すものであり、
一方第2カウンタ6は一定時間T内に実際に出力される
データ数を表すものである。第1カウンタ5は、初期値
から始めてリセットを受けるまでの間、周期タイマ4の
時間通知信号をカウントダウンし、その結果を出力す
る。つまり、第1のカウンタ5は予測されるセルストリ
ーム9中のセルの移動を予測し、そのセルが1セルが移
動すると予測される時間ごとにカウントダウンすること
になり、そのカウント値がその時間における予測データ
数となる。
【0042】前記第1のカウンタ5の初期値は前記した
ように、送信制御の場合には一定時間T内の規定データ
の数“X”である。これは、送信制御の場合にセルスト
リーム9の移動に伴って出力するセルの数をカウントダ
ウンして、その時間におけるセルの出力状況を予測する
ためである。一方、第2カウンタ6は、セルストリーム
9を監視してセルに付加してある指標を検出してカウン
トするものであり、実際のセルの通過数をセレクタ3か
らのリセット信号を受けるまで初期値からカウントダウ
ンしていく。
【0043】比較器7はこの第1カウンタ1のカウント
値と第2カウンタ2のカウント値を入力し、この2つの
カウント値を比較し、その比較結果を判定回路8に出力
する。前記した構成のデータ流量監視装置は、従来のデ
ータ流量監視装置のように流量監視のための演算器を用
いておらず、処理回路のためのハードウェアの規模を小
さくし、かつ、コストを低くすることが可能である。
【0044】次に、図3の送信制御のフローチャートに
よって説明する。図3のフローチャートは、前記一定時
間Tが“8”、一定時間T内の規定データ数Xが“2”
の場合を示している。外部リセットが入力されると、前
記周期タイマ4、第1カウンタ5、及び第2カウンタ6
は初期状態にリセットされ、測定開始状態となる。
【0045】周期タイマ4は、T/Xの値である8/2
=4を入力しており、同期信号を4つカウントするごと
に第1カウンタ5をカウントダウンしていく。第1カウ
ンタ5の初期値は、送信制御であるから“X=2”とな
る。この第1カウンタ5は、Tタイマ2が一定時間Tで
ある“8”をカウントしたとき発生されるリセット信号
によって、再び初期値“1”に戻される。
【0046】この第1カウンタ5の値によって予測デー
タ数が得られることになる。一方、第2カウンタ6は、
実際のセルストリーム9の到来に応じてカウントダウン
していく。図3におけるBの時点で、第2カウンタ6は
セルストリームの到来によって初期値“2”から“1”
にカウントダウンする。一方、このとき第1カウンタ5
のカウント値は周期タイマ4からの時間通知信号を入力
していないので初期値“2”のままである。このとき第
1カウンタ5のカウント値と第2カウンタ6のカウント
値を比較すると、予測値である第1カウンタ5のカウン
ト値が“2”であるのに対して実測値である第2カウン
タ6のカウント値は“1”であるので、実測値の方が少
なく規定オーバーの判定は行われない。
【0047】その後Cの時点において、第1カウンタ5
は周期タイマ4からの時間通知信号を入力してカウント
ダウンする。これによってカウント値は“1”となり、
予測値である第1カウンタ5のカウント値が“1”に対
して実測値である第2カウンタ6のカウント値は“1”
となり、予測値と実測値が一致し前記の時点と同様に規
定オーバーの判定は行われない。
【0048】次に、Dの時点において、第2カウンタ6
はセルストリームの到来によって初期値“2”から
“1”にカウントダウンし、再び第1カウンタ5のカウ
ント値より少なくなり規定オーバーの判定は行われな
い。そして、Eの時点において、外部リセットが入力さ
れると、前記周期タイマ4、第1カウンタ5、及び第2
カウンタ6は初期状態にリセットされ、測定開始状態と
なる。
【0049】次に、Fの時点において、第1カウンタ5
は周期タイマ4からの時間通知信号を入力してカウント
ダウンしてカウント値を“1”となるのに対して、第2
カウンタ6はセルストリーム9到達がないためカウント
値は“2”のままであり、予測値よりも実測値がオーバ
ーすることになり、規定オーバーの判定が行われること
になる。
【0050】Gの時点において、第2カウンタ6はセル
ストリーム9の到達によってカウント値を“1”とし、
再び予測値と実測値が一致し規定オーバーの判定は行わ
れなくなる。また、Hの時点において引き続いて第2カ
ウンタ6はセルストリームの到達によってカウント値を
“0”にカウントダウンするが、このカウント値は第1
カウンタ5のカウント値より少なくなり規定オーバーの
判定は行われない。
【0051】前記の構成の流量監視部においては、周期
タイマ4に入力されるT/Xの値は、X、Tの値が規定
値であるため1セル時間ごとに変動するものではないの
で、上位処理部において演算させておくことができ、T
/Xの値を演算する演算器を省くことができる。また、
T/Xが整数にならない時は、誤差が生じてしまうの
で、T/Xの値を安全側に設定したり、あるいは同期信
号の周期を小さくする等によって対処することができ
る。
【0052】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形すること
が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するもの
ではない。
【0053】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、入力制御、送信制御において、1セル時間ごとの
演算回路による演算を必要とせず、カウンタ1つとタイ
マ1つによってデータの予測を行うことができ、またカ
ウンタ2つとタイマ2つと比較器によって、監視経過時
間tにおいて予想される許容セル数と実測セル数の比較
が可能となるので、ハードウェア規模とコストを削減す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ流量監視装置のブロック図であ
る。
【図2】本発明のデータ流量監視における入力制御のフ
ローチャートである。
【図3】本発明のデータ流量監視における送信制御のフ
ローチャートである。
【図4】本発明の入力制御及び送信制御における流量監
視部の構成図である。
【図5】従来の流量監視部における流量データ数の予測
図である。
【符号の説明】
1 流量監視部 2 Tタイマ 3 セレクタ 4 周期タイマ 5 第1カウンタ 6 第2カウンタ 7 比較器 8 判定回路 9 セルストリーム 10 ユーザ 20 入力制御部 21,51 流量監視部 30 多重部 40 バッファ 50 送信制御部 60 伝送路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 12/26 29/14 8732−5K H04L 11/08 8220−5K 13/00 313 (72)発明者 江島 良之 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ流量監視方法において、(a)単
    位データ当たりに要するデータの移動時間とデータの同
    期信号を入力し、(b)前記データの同期信号をクロッ
    クとして、前記単位データ当たりに要するデータの移動
    時間経過ごとに発する信号を積算することによって監視
    経過時間におけるデータ流量を予測することを特徴とす
    るデータ流量監視方法。
  2. 【請求項2】 データ流量監視方法において、(a)単
    位データ当たりに要するデータの移動時間とデータの同
    期信号を入力し、(b)前記データの同期信号をクロッ
    クとして、前記単位データ当たりに要するデータの移動
    時間経過ごとに発する信号を積算することによって監視
    経過時間におけるデータ流量を予測し、(c)データの
    到達を検出して実際のデータ流量を測定し、(d)前記
    予測されたデータ流量と前記測定したデータ流量との比
    較を行い、(e)前記データ流量の比較に基づいてデー
    タ量の監視を行うことを特徴とするデータ流量監視方
    法。
  3. 【請求項3】 前記単位データ当たりに要するデータの
    移動時間は、ある一定時間Tと該一定時間T中のデータ
    数XからT/Xの演算によって求める請求項1又は2記
    載のデータ流量監視方法。
  4. 【請求項4】 前記データ流量監視は多重化前の段階で
    行われる請求項1、2又は3記載のデータ流量監視方
    法。
  5. 【請求項5】 データ流量監視装置において、(a)単
    位データ当たりに要するデータの移動時間とデータの同
    期信号を入力し、前記データの同期信号をクロックとし
    て、前記単位データ当たりに要するデータの移動時間経
    過ごとに出力する周期タイマと、(b)前記周期タイマ
    の出力を積算するカウンタとからなり、(c)前記カウ
    ンタのカウント値によって監視経過時間におけるデータ
    流量を予測することを特徴とするデータ流量監視装置。
  6. 【請求項6】 前記カウンタは初期値を1として前記周
    期タイマの出力ごとにインクリメントする請求項5記載
    のデータ流量監視装置。
  7. 【請求項7】 前記カウンタは初期値を規定データ数と
    して前記周期タイマの出力ごとにデクリメントする請求
    項5記載のデータ流量監視装置。
  8. 【請求項8】 データ流量監視装置において、(a)単
    位データ当たりに要するデータの移動時間とデータの同
    期信号を入力し、前記データの同期信号をクロックとし
    て、前記単位データ当たりに要するデータの移動時間経
    過ごとに出力する周期タイマと、(b)前記周期タイマ
    の出力を積算して監視経過時間におけるデータ流量を予
    測する第1のカウンタと、(c)データの到達ごとに積
    算して実際のデータ流量を測定する第2のカウンタと、
    (d)前記第1のカウンタと前記第2のカウンタのカウ
    ント値を比較する比較器とからなり、(e)前記比較器
    の出力によってデータ量の監視を行うことを特徴とする
    データ流量監視装置。
  9. 【請求項9】 前記カウンタは初期値を1として前記周
    期タイマの出力ごとにインクリメントする請求項8記載
    のデータ流量監視装置。
  10. 【請求項10】 前記カウンタは初期値を規定データ数
    として前記周期タイマの出力ごとにデクリメントする請
    求項9記載のデータ流量監視装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08111685A (ja) * 1994-09-21 1996-04-30 Koninkl Ptt Nederland Nv Atmレシーバーのクロック回復回路

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