JPH0615191Y2 - 瞬間湯沸器の配管システム - Google Patents

瞬間湯沸器の配管システム

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JPH0615191Y2
JPH0615191Y2 JP1988143609U JP14360988U JPH0615191Y2 JP H0615191 Y2 JPH0615191 Y2 JP H0615191Y2 JP 1988143609 U JP1988143609 U JP 1988143609U JP 14360988 U JP14360988 U JP 14360988U JP H0615191 Y2 JPH0615191 Y2 JP H0615191Y2
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JP
Japan
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water heater
valve
coil
valve seat
piping system
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JP1988143609U
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JPH0266777U (ja
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茂光 米元
稔 高田
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Osaka Gas Co Ltd
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Osaka Gas Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野及び考案の概要] 本考案は、瞬間湯沸器への給水回路に分岐回路を設けた
配管システムに関するものであり、給湯蛇口や水道蛇口
の閉弁操作に伴う衝撃音を小さくならしめるようにした
ものである。
[従来技術とその問題点] 台所で使用する瞬間湯沸器は、通常、流し台近傍の壁面
から突出させた水道蛇口(8)の近傍に据付られ、この水
道蛇口(8)への回路に挿入した分岐継手から、瞬間湯沸
器に分岐配管される。最近、この分岐配管として合成樹
脂管を採用することが多く、この場合は、瞬間湯沸器
(K)への給水回路側に逆止弁(B)を挿入するようにしてい
る。(第2図に配管図を示す)。
上記した逆止弁(B)は、第3図に示すように、本体(1)の
水路構成壁に弁座(10)を具備する弁座体(9)を外周水密
状態に固定配設し、この弁座体(9)の下流部から線材製
のコイル(3)を延長させ、このコイル(3)内に球弁(2)を
移動自在に収容させている。
このような逆止弁(B)を挿入した配管構成によれば、瞬
間湯沸器の使用停止時に残火がある場合の不都合が防止
できる。即ち、この場合には、前記残火によって熱交換
器が加熱状態となり、高温高圧の湯が上流側へ逆流しよ
うとするがこれが逆止弁(B)によって防止できることと
なって合成樹脂配管の損傷が防止できる。又、前記した
高温度の湯が水道蛇口(8)側から逆流するということが
防止できるから、火傷等の思わぬ事故も防止できる。
ところが、上記のような給湯配管システムでは、水道蛇
口や給湯蛇口の閉弁操作をした時、水撃作用によって逆
止弁(B)に大きな衝撃音が発生すると言う問題がある。
即ち、瞬間湯沸器使用時において給湯蛇口を閉弁した場
合、流水圧によって弁座(10)の上方に移動せしめられて
いた球弁(2)が、給湯蛇口からの圧力波によって下方に
移動せしめられ、弁座(10)と衝突して衝撃音を発生す
る。尚、球弁(2)の閉弁移動時に、これがコイル(3)に接
触しながら復帰移動することから、前記衝撃音を少しは
緩和できるが十分には衝撃音を小さくできなかった。
又、瞬間湯沸器不使用時に、水道蛇口(8)を開弁状態か
ら閉弁状態にした場合には、水道蛇口(8)からの圧力波
によって、開弁時において弁座(10)に嵌入状態にあった
球弁(2)は上方に少量移動せしめられ、その後、上記後
退波によって下方に移動せしめられて球弁(2)は弁座(1
0)に衝突して衝撃音を発生する。この場合には、コイル
(3)による減衰効果がないから、前記衝撃音を全く小さ
くできなかった。
[課題] 本考案は、このような『瞬間湯沸器の給水回路の上流端
に継手(5)を設け、弁座(10)の下流側に線材製のコイル
(3)を延長させ且該コイル(3)内に球弁(2)を移動自在に
収容させて構成した逆止弁(B)を前記継手(5)内に挿入
し、該逆止弁(B)の上流側に水道蛇口(8)を具備する分岐
回路を設けた瞬間湯沸器の配管システム』に於いて、給
湯蛇口や水道蛇口(8)の閉弁操作に伴う逆止弁(B)に発生
する衝撃音を小さくならしめるようにすることを、その
課題とする。
[技術的手段] 上記課題を解決する為に講じた本考案の技術的手段は、
『弁座(10)を衝撃吸収部材で構成し、継手(5)内におけ
る弁座(10)の下流側の部分を流路拡大部(12)とするとと
もに、この流路拡大部(12)の下流端に流路断面が急変す
る絞り部(11)を設け、その下流側を前記絞り部より大径
の大径部とし、コイル(3)の下流側先端部を前記大径部
内に突出させ、大径部内に於けるその突出長さを球弁
(2)の直径よりも長く設定した』ことである。
[実施例] 以下、本考案の実施例を第1図及び第2図に基づいて説
明する。
この実施例の瞬間湯沸器の配管システムでは、既述従来
例のものと同様に、瞬間湯沸器(K)に分岐配管される継
手(5)として合成樹脂管(P)を採用しており、前記湯沸器
への給水回路側に逆止弁(B)を挿入するようにしている
(第2図参照)。
上記逆止弁(B)は、第1図に示すように、本体(1)の流路
構成壁に、ゴム材を焼付けして弁座(10)を構成させた環
状の弁座体(9)を水密状態に嵌入し、この弁座体(9)の下
流側の筒部の内周部に線材製のコイル(3)を嵌入して固
定し、このコイル(3)の自由端を本体(1)の出口部に臨ま
せている。そして、弁座体(9)の下流側に於ける部分
を、同図に示すように、流路拡大部(12)とすると共にこ
れの下流端に内側に突出する環状片(13)を設けている。
なお、この環状片(13)は既述の絞り部(11)と対応する
が、この実施例では、コイル(3)は、この環状片(13)を
貫通する態様でこれの下流側の大径部に突出し、その突
出部分の長さをコイル(3)の直径よりも大きくしてあ
る。従って、コイル(3)内で球弁(2)が最下流側に位置し
た時には球弁(2)の全体が環状片(13)よりも下流側に位
置することとなる。
又、上記した本体(1)の側壁部には、流路拡大部(12)と
連通する水抜き孔(19)が設けてあり、この水抜き孔(19)
には通常閉状態を保つための水抜き弁(18)が螺合してあ
る。
この配管システムでは、瞬間湯沸器使用時に給湯蛇口を
閉弁状態にすると、水流圧によってコイル(3)の下流端
に位置していた球弁(2)は、既述従来のものと同様に、
給湯蛇口からの圧力波によって上流側に復帰移動せしめ
られ、この復帰移動時には、球弁(2)はコイル(3)に衝突
しながら弁座(10)側に移動せしめらる。そして、球弁
(2)が、圧力波の逆行とともに、球弁(2)は大径部から環
状片(13)を経て流路拡大部(12)、さらには弁座(10)へと
移動する。圧力波が大径部に達した時には、環状片(13)
の下流側の端面からの反射波が、逆行する圧力波と干渉
しあって最下流端に位置している球弁(2)の上流側への
移動速度を低下させる。この後、この圧力波が環状片(1
3)を通過して流路拡大部(12)に達すると、この部分でこ
の圧力波は所謂バッファ効果によって急激に減衰する。
この結果、球弁(2)は弁座(10)への移動速度が急に小さ
くなる。
又、瞬間湯沸器不使用時に、水道蛇口(8)を開弁状態か
ら閉弁状態にした場合には、既述したように、球弁(2)
はコイル(3)に衝突することなく直接弁座(10)に衝突す
ることとなるが、この場合には、コイル(3)による減衰
効果はないものの、環状片(13)及び流路拡大部(12)は同
様に機能する。
更に、このものでは、弁座(10)はゴム材で構成している
から、球弁(2)の弁座(10)への嵌入時における衝撃力は
吸収されることとなる。
上記のことから、この実施例の配管システムでは、逆止
弁(B)に発生する衝撃音は小さいものとなる。
[効果] 本考案は上記構成であるから次の特有の効果を有する。
球弁(2)の弁座(10)への移動速度は小さいものとなり、
更に、前記球弁(2)の弁座(10)への嵌入時における衝撃
力は弁座(10)を衝撃吸収部材によって吸収されることか
ら、給湯蛇口や水道蛇口(8)の閉弁操作を行った時に発
生する水撃作用による逆止弁(B)における衝撃音は、小
さいものとなる。
特に、このものでは、球弁(2)は通常の開弁状態ではそ
の全体が絞り部(11)よりも下流側に位置して、この部分
でも圧力波の干渉によって上流側への移動速度が低減さ
れることとなる。又、圧力波の逆行時には球弁(2)が絞
り部(11)を通過してから流路拡大部(12)に達するから、
前記効果が一層確実である。
【図面の簡単な説明】
第1図は瞬間湯沸器の配管システムに使用した本考案の
実施例の逆止弁(B)の説明図、第2図は瞬間湯沸器の配
管システムの説明図、第3図は瞬間湯沸器の配管システ
ムに使用される従来の逆止弁(B)の説明図であり、図
中、 (B)……逆止弁 (5)……継手 (2)……球弁 (3)……コイル (8)……水道蛇口 (10)……弁座 (11)……絞り部 (12)……流路拡大部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】瞬間湯沸器の給水回路の上流端に継手(5)
    を設け、弁座(10)の下流側に線材製のコイル(3)を延長
    させ且該コイル(3)内に球弁(2)を移動自在に収容させて
    構成した逆止弁(B)を前記継手(5)内に挿入し、該逆止弁
    (B)の上流側に水道蛇口(8)を具備する分岐回路を設けた
    瞬間湯沸器の配管システムに於いて、弁座(10)を衝撃吸
    収部材で構成し、継手(5)内に於ける弁座(10)の下流側
    の部分を流路拡大部(12)とするとともに、該流路拡大部
    (12)の下流端に流路断面が急変する絞り部(11)を設け、
    その下流側を前記絞り部より大径の大径部とし、コイル
    (3)の下流側先端部を前記大径部内に突出させ、大径部
    内に於けるその突出長さを球弁(2)の直径よりも長く設
    定した瞬間湯沸器の配管システム。
JP1988143609U 1988-11-02 1988-11-02 瞬間湯沸器の配管システム Expired - Lifetime JPH0615191Y2 (ja)

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