JPH06151195A - 変圧器 - Google Patents

変圧器

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JPH06151195A
JPH06151195A JP29682292A JP29682292A JPH06151195A JP H06151195 A JPH06151195 A JP H06151195A JP 29682292 A JP29682292 A JP 29682292A JP 29682292 A JP29682292 A JP 29682292A JP H06151195 A JPH06151195 A JP H06151195A
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JP
Japan
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screw
set screw
setscrew
transformer
hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP29682292A
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English (en)
Inventor
Norio Hirai
範雄 平井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Meidensha Corp, Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Meidensha Corp
Priority to JP29682292A priority Critical patent/JPH06151195A/ja
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 巻線等の高圧充電部で、且つ、発熱源となる
部分を、不燃絶縁液を充填した絶縁容器内に収容し、変
圧器中身本体を絶縁ガスを封入したタンク内に収容した
変圧器において、絶縁容器の外部に取付けられる被取付
部材を、絶縁容器の内部から該容器を貫通して止めネジ
で取付ける場合の止めネジ部の完全なシールと、ネジ穴
中の残留気泡の発生を防止し、信頼性の高い此の種の変
圧器の提供を目的とする。 【構成】 止めネジ22にオーバーフロー孔26等の空
気排出路を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は変圧器に関し、特に巻線
部分を絶縁容器内に収容して絶縁容器内に充填した不燃
絶縁液で冷却する変圧器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ガス絶縁変圧器が多く採用されて
いるが、このガス絶縁変圧器を大容量化するためには絶
縁・冷却性能を向上させる必要がある。そこで、絶縁ガ
スに比べて絶縁・冷却が優れている不燃絶縁液を用い
て、高圧充電部で、かつ、発熱源となる巻線部を冷却
し、対地間であるタンク内に絶縁ガスを充填する方式が
採用されるようになった。
【0003】図3はかかるガス絶縁変圧器の要部切断正
面図を示し、同図において、1は鉄心、2は鉄心1の脚
部に巻装した巻線、3は巻線2を収容した絶縁容器で、
内部に不燃絶縁液4が充填されている。5は冷却器で絶
縁容器3と連通され、不燃絶縁液4を冷却して、絶縁容
器3内を循環させる。6はタンクで、巻線2を巻装した
鉄心1および巻線を収容した絶縁容器3から成る変圧器
中身本体を収容し内部に絶縁ガス9を封入している。7
は鉄心上締金、8は鉄心下締金、10は中身支持台を示
している。
【0004】図4は前記のタンク6を取り外した変圧器
中身本体の説明図で、(A)は要部正面図、(B)はそ
の側面図、(C)は平面図を示している。前記容器3に
は巻線締め座13,低圧ブッシング11,高圧ブッシン
グ12および冷却器5および絶縁容器2間を連結する連
結管を取付けるための連絡管座17が取付けられてい
る。なお、16は絶縁容器3の胴部を示す。
【0005】図5は、図4(C)に示す低圧ブッシング
11部分の要部を切断した詳細な説明図で、低圧ブッシ
ング11は容器カバー14のブッシング11を貫通する
部分にブッシング11のフランジ部11'を押え板18
とブッシング座19とで挾持して容器カバー14上に設
置するのであるが、取付ける場合は気密を保つため容器
カバー14とブッシング座19との接触面は接着剤23
により気密接着し、更に止めねじ22で固定し、また、
フランジ部11'を挾持する部分にはガスケット20を
介して押え板18で挾持し、絶縁ボルト21で締付けて
いる。高圧ブッシング12,巻線締め座13,連結管座
17等の絶縁容器に取付ける被取付部材も同様に、絶縁
容器3に接着し、止めネジによって固定された取付座に
ボルトで固定される構造となっている。
【0006】図6は、絶縁容器3に取付ける被取付部材
がフランジの場合の詳細な説明図で、フランジ15と胴
部6は接着剤23で接着され、止めネジ22を併用して
固定している。この止めネジ固定部分は、ブッシング座
19と容器カバー14およびフランジ15と絶縁容器の
胴部16を合わせた上でネジ穴を明け、止めネジはこの
ネジ穴に収まるように取付けて内側に突起が出ないよう
な構成としている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】此の種の変圧器におい
ては上述のように絶縁容器内の不燃絶縁液とタンク内の
絶縁ガスとが互いに混入しないように絶縁容器を完全に
密封する必要があり、ブッシング座19と容器カバー1
4間は図5に示すように接着剤23で接着し、またフラ
ンジ15と胴部16とは図6に示すように接着剤23で
接着して接着剤でシールを保っている。絶縁容器3の外
側には前記のように種々の被取付部材が取付けられ、絶
縁容器3の内側から該容器を貫通した止めネジによって
締付固定されるため、この絶縁容器を貫通する止めネジ
部分から漏れる恐れがあるので止めネジ部分もシールす
る必要があり、止めネジ22の表面およびネジ穴内に接
着剤を塗布した後、止めネジを締め込んで接着によって
シールを保っている。しかし、この止めネジの長さに対
してネジ穴の深さはタップ切りの都合と、止めネジの収
まり都合によって止めネジの長さより深くあけられてお
り、止めネジの先端には空気溜まりを生じる余裕部分が
形成されてしまい、また、この空気溜まりは、止めネジ
回りがシールされているため、真空引き後の不燃絶縁液
封入によっても、置換されずに残留する。このため高圧
充電部近傍ではコロナ発生等の不具合を生ずる恐れがあ
る。
【0008】そこで、図7に示すように、ネジ穴先端部
に充填接着剤24をあらかじめ流し込んだ上で、止めネ
ジ22を締め付けることが行われるが、しかし、止めネ
ジにはネジ山部にも接着剤を塗布して締め付けるため、
空気が抜けにくく、止めネジを締めても、図8に示すよ
うに、先端部に残留気泡25が生じてしまい、上述の不
具合を解消することはできない、という問題がある。
【0009】そこで、本発明は、止めネジを改良し、コ
ロナ発生等の不具合を生ずる恐れのない此の種の変圧器
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明において、上記の
課題を解決するための手段は、鉄心に巻線を巻装した変
圧器中身本体の巻線部分を絶縁容器に収容して該絶縁容
器内に充填封入した不燃絶縁液で冷却し、この変圧器中
身本体をタンク内に収容してタンク内に絶縁ガスを封入
するとともに、前記絶縁容器の外部に取付られる被取付
部材を絶縁容器の内部から該容器を貫通した止めネジで
取付け固定するようにした変圧器において、前記止めネ
ジに該ネジの軸線方向に縦貫した空気排出路を設け、こ
の止めネジの螺入するネジ穴にあらかじめ重点接着剤を
満たした後、該止めネジをねじ込んでネジ穴内の空気を
空気排出路より排出してネジ部分をシールするようにし
たことを特徴とする。
【0011】また、前記空気排出路は、止めネジの中心
部を貫通し該ネジの先端部を漏斗状としたオーバーフロ
ー孔とし、また、止めネジの側面に該ネジの中心方向に
縦貫するスリットを削設して空気排出路を形成すること
を好適とするものである。
【0012】
【作用】本発明は以上のように構成されているので、図
1の実施例においては、あらかじめ止めネジの螺入され
るネジ穴に重点接着剤を満たした後、止めネジの回りに
接着剤を塗布してこの止めネジをネジ穴にねじ込めば、
ネジ穴内の空気のすべては充填接着剤とともに漏斗状の
傾斜面に誘導されながら、オーバーフロー孔の空気排出
路から外部に排出される。このとき充填接着剤の余分な
量はオーバーフロー孔から溢出される。そしてオーバー
フロー孔に残った充填接着剤でオーバーフロー孔は完全
に塞がれ、また、止めネジの回りは塗布した接着剤でシ
ールされるので、止めネジ部分は完全にシールされる。
【0013】図2の実施例においては、前述と同様であ
るが、止めネジをねじ込んでいくと、ネジ穴内の空気は
ネジ側面のスリットの空気排出路から抜けていき、また
充填接着剤も余分な量がスリットより溢出し、スリット
内に残った充填接着剤でスリットは完全に塞がれる。ま
た、このスリットを通る充填接着剤は、止めネジを回す
際、ネジの回転によってネジ部に浸透して入り込み、ネ
ジ部のシールを良好なものとする。さらに止めネジの先
端を鈍角にすると、ネジ穴内の空気を側面のスリットに
追い出す作用をなす。
【0014】
【実施例】以下、本発明を図面に示す一実施例に基づい
て説明する。図1は本発明に用いられる止めネジ22の
一実施例の説明図で、その(A)は一部切載正面図、
(B)は平面図を示し、中心部を貫通し、その先端部に
開口した漏斗状のオーバーフロー孔26を設け、空気排
出路としてものである。なお、26'はネジ回し用の溝
を示す。
【0015】本実施例の止めネジ22を締め込む場合
は、あらかじめネジ穴に充填接着剤を流し込み、またネ
ジ回りにも接着剤を塗布して止めネジをネジ穴にねじ込
む。しかるときは、ネジ穴の充填接着剤の余分な量は、
漏斗状の傾斜面に誘導されて、オーバーフロー穴26か
ら溝26'側に溢出する。このときネジ穴内の空気も同
時に全部排出される。このオーバーフロー孔26の漏斗
部の傾斜面は、ネジ穴内の空気をオーバーフロー孔に集
める作用をなし、残留空気を完全に排出する。
【0016】図2は、本発明に用いられる止めネジ22
の他の実施例の説明図で、その(A)は一部切載正面
図、(B)は平面図を示し、この実施例においては、空
気排出路をオーバーフロー孔に代えてネジの側部に軸線
方向にネジの谷よりも深いスリット27を削設し、ネジ
先端部を鈍角に加工したものである。
【0017】なお、27'はネジ回し用の溝を示す。
【0018】本実施例の止めネジ22をねじ込む場合
は、前述同様にあらかじめネジ穴に充填接着剤を充填し
ておき、止めネジの回りに接着剤を塗布してねじ込む。
止めネジをねじ込んでいくと、ネジ穴内の空気は、ねじ
側面のスリット27から抜けていき、また充填接着剤の
余分な量もスリット27より溢出する。本実施例のよう
に止めネジの先端を鈍角にすれば、ネジ穴内の空気をス
リットに誘導する効果をもつ。また、本実施例において
は、ネジ回りにあらかじめ接着剤を塗布しなくとも、止
めネジをねじ込む際、スリット内を通る接着剤は、止め
ネジが回されると、スリットからネジの構内に誘導して
いきネジ部に塗布され、ネジ部のシールを完全なものと
する。
【0019】なお、以上の説明は、スリットを1箇所に
設けた場合であるが、勿論複数箇所に設けても良く、ま
た、図1のオーバーフロー孔と併用しても同様の作用効
果が得られる。
【0020】
【発明の効果】本発明は上述のように、ネジ穴の余裕部
分を充填接着剤で充填して止めネジをねじ込む際、ネジ
穴内の空気はオーバーフロー孔又はスリット等の空気排
出路を通して完全に外部に放出され、気泡が残留するこ
とがない。従って、絶縁容器のシールは完全に行われる
とともに、高圧充電部であってもコロナの発生による絶
縁劣化を生ずる恐れは無くなり、信頼性の高い不燃絶縁
液を使用した変圧器が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いられる止めネジの一実施例の説明
図。 (A)…要部切載正面図 (B)…平面図
【図2】本発明に用いられる止めネジの他の実施例の説
明図。 (A)…要部切載正面図 (B)…平面図
【図3】ガス絶縁変圧器の要部切断正面図。
【図4】変圧器中身本体の説明図。 (A)…要部正面図 (B)…要部側面図 (C)…要部平面図
【図5】低圧ブッシング部の要部切断説明図。
【図6】絶縁容器とフランジの取付部の説明図。
【図7】止めネジのシールの説明図。
【図8】止めネジのシールの説明図。
【符号の説明】
1…鉄心 2…巻線 3…絶縁容器 4…不燃絶縁液 5…冷却器 6…タンク 9…絶縁ガス 11…低圧ブッシング 12…高圧ブッシング 13…巻線締め座 14…容器カバー 15…フランジ 16…胴部 17…連絡管座 18…押え板 19…ブッシング座 20…ガスケット 21…絶縁ボルト 22…止めネジ 23…接着剤 24…充填接着剤 25…残留気泡 26…オーバーフロー孔 27…スリット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄心に巻線を巻装した変圧器中身本体の
    巻線部分を絶縁容器に収容して該絶縁容器内に充填封入
    した不燃絶縁液で冷却し、この変圧器中身本体をタンク
    内に収容してタンク内に絶縁ガスを封入するとともに、
    前記絶縁容器の外部に取付られる被取付部材を絶縁容器
    の内部から該容器を貫通した止めネジで取付け固定する
    ようにした変圧器において、 前記止めネジに該ネジの軸線方向に縦貫した空気排出路
    を設け、この止めネジの螺入するネジ穴にあらかじめ充
    填接着剤を満たした後、該止めネジをねじ込んでネジ穴
    内の空気を空気排出路より排出してネジ部分をシールす
    るようにしたことを特徴とする変圧器。
  2. 【請求項2】 前記空気排出路は、止めネジの中心部を
    貫通し該ネジの先端部を漏斗状としたオーバーフロー孔
    としたことを特徴とるす請求項1記載の変圧器。
  3. 【請求項3】 前記の空気排出路を、止めネジの側面に
    該ネジの中心線方向に縦貫削設したスリットで形成した
    ことを特徴とする請求項1記載の変圧器。
  4. 【請求項4】 前記の空気排出路を、止めネジの側面に
    該ネジの中心線方向に縦貫削設したスリットで形成し、
    その先端を鈍角としたことを特徴ととする請求項1記載
    の変圧器。
JP29682292A 1992-11-06 1992-11-06 変圧器 Pending JPH06151195A (ja)

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JP29682292A JPH06151195A (ja) 1992-11-06 1992-11-06 変圧器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016003598A1 (en) * 2014-07-03 2016-01-07 Applied Materials, Inc. Substrate transfer robot end effector

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