JPH06150044A - 枡目コードの読み取り方法 - Google Patents

枡目コードの読み取り方法

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JPH06150044A
JPH06150044A JP4349656A JP34965692A JPH06150044A JP H06150044 A JPH06150044 A JP H06150044A JP 4349656 A JP4349656 A JP 4349656A JP 34965692 A JP34965692 A JP 34965692A JP H06150044 A JPH06150044 A JP H06150044A
Authority
JP
Japan
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code
reading
square
squares
mesh
Prior art date
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Pending
Application number
JP4349656A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Takahashi
誠 高橋
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Azbil Corp
Original Assignee
Azbil Corp
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Publication date
Application filed by Azbil Corp filed Critical Azbil Corp
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Publication of JPH06150044A publication Critical patent/JPH06150044A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 枡目コードを用いることにより、バーコード
のように高い印刷精度を必要とせず、また読み取りの点
からバーコードを付すことが難しい対象物に設けること
ができ、かつ読み取りの容易な枡目コードの読み取り方
法を提供する。 【構成】 枡目の合計が縦3個横3個の9つの枡目から
なるコードで、そのうち2つの枡目を塗りつぶすことで
0〜9の10種類の情報を表わすことのできる枡目コー
ドを用い、枡目コードの上方および下方に横基準線を設
け、その上下それぞれの横基準線の右端点、左端点の位
置によりコード全体の大きさや傾き、歪みを計測し、正
規化することで正確に枡目の対応位置を計算し、画像処
理を応用して読み取りを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コードフォーマット
およびその読み取り方式に関するもので、とくに画像処
理を利用したコード読み取りに関するものであり、物流
や、生産ライン上での生産物の仕分けや検査に利用可能
なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、物流や、生産ライン上での生産物
の管理を行なうばあい、その対象物の表面上にバーコー
ドシールを貼り付けたり、梱包する袋にあらかじめバー
コードを印刷したりして、バーコードを読み取り、管理
することが多い。
【0003】それらのバーコードには数字、アルファベ
ット、特殊文字を表わすコード39、コード93、コー
ド128や、数字のみを表わすジェーエーエヌ(JA
N)コード、インターリーブド2オブ5(2OF5)、
アイティーエフ(ITF)−14、アイティーエフ(I
TF)−16、アイティーエフ(ITF)−6等があ
る。
【0004】ところがアプリケーションによっては、シ
ールの張り付けが不可能なばあいや、品物を袋詰めした
後でコード情報を印刷するばあいがある。このときはイ
ンクジェットプリンタが応用可能であるが、バーコード
自体が規定する高い印刷精度はもとより、印刷対象物の
表面状態の問題等により、対象物上への印刷は困難とな
る。さらに手書きでコードの作成が必要となるばあいな
どにはバーコードの利用は不可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
技術においては、バーコード自体が規定する高い印刷精
度を望むことができず、また印刷対象物の表面状態の問
題等により、対象物上への印刷は困難となり、さらに手
書きでコードを作成するばあいなどにはバーコードの利
用は不可能となる。この発明は上記のような問題点を解
消するためになされたもので、バーコードのように高い
印刷精度を必要とせず、かつ読み取りの容易な枡目コー
ドの読み取り方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は枡目の合計が
縦3個横3個の合計9つの枡目からなるコードで、その
うち2つの枡目を塗りつぶすことで0〜9の10種類の
情報を表わすことのできる枡目コードを用い、その複数
の枡目コードを読み取るため、枡目コードの上方および
下方に横基準線を設け、その上下それぞれの横基準線の
右端点、左端点の位置によりコード全体の大きさや傾
き、歪みを計測し、正規化することで正確に枡目の対応
位置を計算し、画像処理を応用して読み取りを行うもの
である。
【0007】
【実施例】以下図によってこの発明の実施例について説
明する。すなわち図1において、1つの枡目コードMは
正方形を縦に3つに分割する2本の線V1、V2と、そ
の正方形を横に3つに分割する2本の線H1、H2によ
り、縦3個、横3個の合計9個のマトリックス状の枡目
M1、M2、・・・M9を有する。そして縦の2本の線
V1、V2と、横の2本の線H1、H2との交点には各
枡目に比し小さい正方形の空白部E1、E2、E3、E
4が設けられ、その各頂点は縦線V1、V2および横線
H1、H2と接している。図1にはまた各枡目M1、M
2、・・・M9および空白部E1、E2、E3、E4の
寸法的な関係を示す値が示されている。
【0008】図2に示すように、枡目コードの枡目M
1、M2、・・・M9のうち、2つをそれぞれ塗ること
で10種類の情報を表わすことが出来る。図2には0か
ら9までの情報が示されている。
【0009】図3に枡目コードのコードフォーマットの
配置を示す。このコードフォーマットは枡目コード1
1、12、・・・1nすなわち枡目コード群と、水平方
向の上側基準線Aおよび下側基準線Bとからなり、例と
して枡目コード群が横1列のばあいを示した。横方向の
基準線A、Bの長さは左端に位置するコード11の左端
から、右端に位置するコード1nの右端までである。そ
して図3に示すコードフォーマットにおいて水平方向を
x、垂直方向をyとする。
【0010】次に、読み取りアルゴリズムについて説明
する。まず、基準線の認識について説明する。
【0011】ステップ1 画像処理における処理ウインドウ内で横方向の基準線A
を見つける。処理ウインドウのx方向の中心点を上から
y方向にサーチしていき、黒画素が3画素以上29画素
以下連続しているところを見つける。もし該当するもの
がないばあいは、処理ウインドウのx方向の4分の1の
点をy方向に、さらに見つからないばあいは4分の3の
点をサーチする。図4にこれを示す。なお図4における
6画素を説明上aとよぶ。またここで言う黒画素とは濃
度レベルがある値以下の画素のことである。
【0012】ステップ2 aの各点からそれぞれ−x方向に連続黒画素のサーチを
行なう。一番長く連続しているところの最終点をbとす
る。bが見つかったならば、次にbよりy方向に連続黒
画素を見つける。そして、そのy方向に連続しているい
くつかの黒画素に対して同様に−x方向に連続黒画素を
探す。以下同様の処理を繰り返し、最終的に横方向の基
準線Aの左端点cが求まる。これを図5に示す。さらに
左端点cのy方向座標の補正を行なう。まずcから2画
素分x方向に戻る。そして、その地点のy方向の連続黒
画素の中心を見つける。この中心のy座標をcのy座標
として補正する。図6にこれを示す。右端点の座標も同
様に求める。
【0013】ステップ3 処理ウインドウ内で上側基準線Aと同様に下側基準線B
を見つける。サーチは処理ウインドウの下から−y方向
にウインドのx方向の1/2、1/4、3/4のところ
で行なう。そして、下側基準線Bの端点を決定する。
【0014】ステップ4 上側基準線Aと下側基準線Bのチェックを行なう。 長さ 0.75 <長さA/長さB<
1.25 角度 AとBとのなす角 ±30゜以内 横方向のずれ 上下基準線Aの右端点、左端点の
横方向のずれはA/2以下 以上3つの条件を満たさないばあいは、いま抽出した下
側基準線は不適当であると判断して、ステップ3へ戻
り、次の下側基準線を探す。処理ウインドウ内で適当な
下側基準線が見つからないときは、ステップ1へ戻り、
次の上側基準線を探す。最終的に上の3つの条件を満た
す上下基準線A、Bが見つからないばあいはエラーとし
て処理する。
【0015】次にサンプルポイントの決定について説明
する。コードの歪みは均一であるとして、上下基準線A
の端点より、それぞれ各枡目に対応する基準線上での位
置を決定する。例えば、横方向の基準線Aの長さをX、
x方向のコードの桁数をNとすると、各枡目に対応する
基準線上での位置はx方向の第1番目から順に、X/
(7N−1)、3X/(7N−1)、5X/(7N−
1)、8X/(7N−1)、・・・となる。一般形で表
現するとx方向のn番目の基準線上で位置は、 (2n−1+[(n−1)/3])*X/(7N−1) ただし[a]はaを越えない整数を表わす。 下側基準線B上での各枡目に対応する位置も同様に決定
する。そしてそれらの対応点を結び、その直線上でサン
プルポイントを決定する。たとえば対応点を結んだ長さ
をY、y方向のコードの桁数をMとすると各枡目の位置
はy方向の第1番目から順に、2.5Y/(7M+
2)、4.5Y/(7M+2)、6.5Y/(7M+
2)、9.5Y/(7M+2)、・・・となる。一般形
で表現するとy方向のn番目の位置は、 (2n+0.5+[(n−1)/3])*Y/(7M+
2) ただし[a]はaを越えない整数を表わし、y方向のコ
ード間隔も1とする。図7にこれを示す。
【0016】次に枡目コードの読み取りについて説明す
る。たとえば、サンプルポイントを中心とした枡目の画
素で、各枡目ごとに濃度レベルを足し合わせる。9つの
枡目のうちで最も合計値の小さい2つの枡目を選ぶ。そ
して各コードの2つの黒の枡目で回転無しか180°回
転を判断し、コードを解読する。図8および図9に全体
のフローチャートを示す。
【0017】図10に具体的なコード読み取り装置例の
ブロック図を示す。この図において、符号1は白黒カメ
ラ、2は同期分離回路、3はA/D変換回路、4はタイ
ミングジェネレータ、5はメモリ、6はマイクロプロセ
ッサ、7はシリアル通信ドライバ、8はフォトカプラ、
9は対象物である。
【0018】白黒カメラ 1らの映像信号は順次取り込
まれ、同期分離回路2とA/D変換回路3に入力され
る。同期分離回路2は映像信号のタイミング信号のみを
抽出しタイミングジェネレータ4へ送る。一方A/D変
換回路3は映像信号をアナログーデジタル変換し、デジ
タル画像データをメモリ5へ送る。外部からトリガ入力
がフォトカプラを通してマイクロプロセッサ6に入力さ
れると、このマイクロプロセッサはタイミングジェネレ
ータ4へ制御信号を送り、このタイミングジェネレータ
はメモリ5に書き込みタイミング信号を送る。メモリは
トリガ入力後の1画面分のデジタル画像データを記憶す
る。マイクロプロセッサ6はメモリに記憶されたデジタ
ル画像データに対して上記のアルゴリズムでコードを解
読し、結果をシリアル通信ドライバに送り外部に出力す
る。
【0019】
【発明の効果】この発明は上述のように、枡目の合計9
つの枡目のうち、2つの枡目を塗りつぶすことで0〜9
の10種類の情報を表わすため、コード自体は冗長性を
持つ。コードの読み取りアルゴリズムでこの冗長性を利
用すればより一層読み取りは確実なものとなる。すなわ
ち枡目が塗りつぶされているかどうかを判断するばあい
に、他の枡目の状態を考慮して判断できる。例えば本来
塗りつぶされるべきでない枡目がノイズによって不完全
に塗りつぶされているようなばあい、他の枡目に注目
し、それらのうちで2つの枡目がより高い確度で塗りつ
ぶされていると判断されるばあいは、今注目している枡
目は塗りつぶされていないと判断できる。逆に、本来塗
りつぶされているべきである枡目がノイズによって1部
分塗りつぶされていないようなばあい、他の枡目を注目
し、それらのうちで1つしか枡目が塗りつぶされていな
いと判断されるばあいは、今注目している枡目は塗りつ
ぶされていると判断できる。このように枡目コード自体
が冗長性を持つため、ノイズに強いものとなり、結果的
に枡目の外枠だけのコードから手書きでコードを作成し
たり、表面状態の悪い対象物にインクジェットプリンタ
等で印刷したものを読み取ることができる。また、コー
ドの塗りつぶし方の180°回転に対する独立性、およ
び上下に横基準線を設けることで、コードが180°回
転したばあいでも特別な処理を行なうことなく読み取り
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の枡目コードの読み取り方法における
枡目コードの構成を示す構成図である。
【図2】この発明の枡目コードの読み取り方法における
枡目コードの0から9までのマーク方法の一実施例を示
す構成図である。
【図3】この発明の枡目コードの読み取り方法における
枡目コードのコードフォーマットを示す構成図である。
【図4】この発明の枡目コードの読み取り方法における
基準線の検出方法を示すステップ1の説明図である。
【図5】この発明の枡目コードの読み取り方法における
基準線の検出方法を示すステップ2の説明図である。
【図6】この発明の枡目コードの読み取り方法おける基
準線の検出方法を示すステップ2の補正方法を説明する
説明図である。
【図7】この発明の枡目コードの読み取り方法における
枡目コードのフォーマットおよびその読み取り方法を説
明する説明図である。
【図8】この発明の枡目コードの読み取り方法のフロー
チャートである。
【図9】この発明の枡目コードの読み取り方法のフロー
チャートである。
【図10】この発明の枡目コードの読み取り方法におけ
る読み取り手段を示す構成図である。
【符号の説明】
1 白黒カメラ 2 同期分離回路 3 A/D変換回路 4 タイミングジェネレータ 5 メモリ 6 マイクロプロセッサ 7 シリアル通信ドライバ 8 フォトカプラ 9 対象物

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦3個、横3個の合計9つの枡目からな
    る枡目コードであって、かつそのうち2つの枡目を塗り
    つぶすことで0〜9の10種類の情報を表わすことので
    きる枡目コードにおいて、この枡目コードの上方および
    下方に横基準線を設け、その上下それぞれの横基準線の
    右端点、左端点の位置によりコード全体の大きさや傾
    き、歪みを計測し、正規化することで枡目の対応位置を
    計算し、かつ上記枡目コードを読み取ることを特徴とす
    る枡目コードの読み取り方法。
JP4349656A 1992-11-13 1992-11-13 枡目コードの読み取り方法 Pending JPH06150044A (ja)

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JP4349656A JPH06150044A (ja) 1992-11-13 1992-11-13 枡目コードの読み取り方法

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JP4349656A JPH06150044A (ja) 1992-11-13 1992-11-13 枡目コードの読み取り方法

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JPH06150044A true JPH06150044A (ja) 1994-05-31

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ID=18405212

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JP (1) JPH06150044A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5168322A (en) * 1991-08-19 1992-12-01 Diffracto Ltd. Surface inspection using retro-reflective light field
US5206700A (en) * 1985-03-14 1993-04-27 Diffracto, Ltd. Methods and apparatus for retroreflective surface inspection and distortion measurement
US6332574B1 (en) * 1998-11-16 2001-12-25 Denso Corporation Method of reading bar code
JP2020173601A (ja) * 2019-04-10 2020-10-22 ソノー電機工業株式会社 二次元コード、認識処理プログラム、認識処理装置、及び認識処理方法

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