JPH06149886A - マーキング機能付きテキスト型データベース装置 - Google Patents

マーキング機能付きテキスト型データベース装置

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Publication number
JPH06149886A
JPH06149886A JP4301907A JP30190792A JPH06149886A JP H06149886 A JPH06149886 A JP H06149886A JP 4301907 A JP4301907 A JP 4301907A JP 30190792 A JP30190792 A JP 30190792A JP H06149886 A JPH06149886 A JP H06149886A
Authority
JP
Japan
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mark
search
card
unit
sentence
Prior art date
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Application number
JP4301907A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Matsuo
比呂志 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】自然言語や単語列で記述された検索対象文を有
するカード型情報の検索・分類を行うためのマーキング
機能付きテキスト型データベース装置に関し,ユーザの
目的に応じた情報の分類整理など多様な用途に容易に利
用できるようにすることを目的とする。 【構成】文照合型検索を何度か繰り返して収集したカー
ドを特定の部分集合として特定の記号または記号列で代
表させたマークを収集したカードに付与できるマーク付
与部8と,ユーザが指定したマークを有するカードを検
索できるマーク検索部3を設けることにより,再度,収
集したカードを取り出す場合に,マークを入力するだけ
の操作で取り出すことができるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,自然言語や単語列で記
述された検索対象文を有するカード型情報の検索・分類
を行うためのテキスト型データベース装置に係り,特
に,ユーザの目的に応じた情報の分類整理など多様な用
途に利用できるようにしたマーキング機能付きテキスト
型データベース装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のテキスト型データベース装置とし
て,特願平1−111626号(特開平2−28787
6号)「テキスト型データベース装置」や特願平3−7
9446号「メニュー学習型テキストベース検索装置」
などのテキスト型データベース装置が知られている。こ
れらの装置は,形態素解析部,文間類似度算出部等を備
え,検索指示文と検索対象文の間の類似度を計算して多
様な表現での柔軟な検索を行える文照合型検索機能を有
している。特願平3−79446号「メニュー学習型テ
キストベース検索装置」では,さらに,メニュー選択手
段,メニュー更新手段,メニュー蓄積手段等を備え,一
度入力した文を再度入力しなくても,次回からはメニュ
ーを選択することにより検索できるよう構成されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】テキスト型データベー
ス装置で情報を収集する場合には,文を入力して検索し
たとき,ユーザの意図にあったものだけがすべて検索さ
れるとは限らない(適合率,再現率をともに100%に
することは困難)ため,異なる文や単語で何度か検索を
繰り返して,その検索結果を取捨選択して,自分の意図
に合った情報を収集する。
【0004】しかし,従来のテキスト型データベース装
置では,ユーザの検索結果に対する取捨選択した結果を
保存する手段や,その結果を検索に再利用する手段を有
していないため,その結果を再度検索したり,新たな検
索に利用したい場合には,目的に合った情報を検索した
ときの手順を記憶または記録しておき,その手順と同様
の手順を再度繰り返す必要があった。
【0005】本発明は上記問題点の解決を図り,ユーザ
の目的に応じた自由な情報の分類整理,分類整理結果の
有効活用,辞書メンテナンスの支援,テキスト読解の支
援など多様な用途に容易に利用できるテキスト型データ
ベース装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によるマーキング
機能付きテキスト型データベース装置は,図1に示すよ
うに,検索対象文と詳細内容からなるカードの集合を登
録しておくテキスト型データベース蓄積部6と,カード
の特定の部分集合を表すマークと該部分集合に属するカ
ードとの対応関係を格納するマークテーブル4とを備え
る。
【0007】また,検索指示文,マーク,およびマーク
からなる論理式を入力する入力受付部1と,検索指示文
が入力受付部1に入力されると,該検索指示文を解析し
て検索指示文との類似関係が高い検索対象文を決定して
対応するカードを検索する文照合型検索部2と,マーク
またはマークからなる論理式が入力受付部1に入力され
ると,マークテーブル4を参照して,該マークが付与さ
れたカードあるいは該論理式の条件に合うマークが付与
されたカードを検索するマーク検索部3と,文照合型検
索部2あるいはマーク検索部3の検索結果を保持してお
く検索結果保持部5と,検索結果保持部5に保存された
検索結果を表示する検索結果表示部7と,検索結果表示
部7で表示した検索結果の中から任意のカードをユーザ
に選択させ,付与するマークを一つまたは複数個指定さ
せて,マークテーブル4に該カードと該マークの対応関
係を格納するマーク付与部8とを備える。
【0008】請求項2記載の発明は,前記マークの種類
を固定個とし,マークテーブル4のマーク情報のデータ
として固定長の領域を設け,該固定長の領域の各ビット
の各々を各マークに対応付けて,各ビットが1か0かに
よって各マークが付与されているかどうかを区別するよ
う,マークテーブル4,マーク検索部3およびマーク付
与部8を構成する。
【0009】請求項3記載の発明は,さらに,複数の利
用者の各々に対応して前記マークテーブル4を設け,マ
ーク検索部3,マーク付与部8で,各利用者に対応する
マークテーブル4を使用するように構成する。
【0010】請求項4記載の発明は,特定の記号を指定
するとマークが付与されてないカードを検索できるよう
に前記マーク検索部3を構成する。請求項5記載の発明
は,前記検索結果表示部7を,検索されたカードの検索
対象文を表示する検索対象文表示部71と,検索対象文
表示部71で表示された検索対象文の選択を受け付ける
カード選択部72と,カード選択部72で選択された検
索対象文に対応するカードの詳細内容を表示する詳細内
容表示部73とで構成し,各々のマークにキーボードの
特定のキーを割り付け,詳細内容表示部73で詳細内容
を表示している際に,あるいはカード選択部72でカー
ドが選択された際に,特定のキーが押されると,該キー
に対応するマークが,現在表示しているカードに付与さ
れるようにマーク付与部8を構成する。
【0011】
【作用】本発明は前記従来の欠点を解決するため,文照
合型検索機能を有するテキスト型データベース装置にお
いて,文照合型検索を何度か繰り返して収集したカード
を特定の部分集合として特定の記号または記号列で代表
させたマークを収集したカードに付与できる機能と,ユ
ーザが指定したマークを有するカードを検索できる機能
を設けることにより,再度,収集したカードを取り出す
場合に,マークを入力するだけの操作で取り出すことが
できるようにしたものである。
【0012】検索指示文が入力受付部1に入力される
と,文照合型検索部2でテキスト型データベース蓄積部
6に蓄積されたカードの検索対象文との類似度を計算し
て検索を行い,マークあるいはマークによる論理式が入
力受付部1に入力されると,マーク検索部3でマークテ
ーブル4を参照して,該当するカードを検索し,その検
索結果を検索結果保持部5に保存する。保存された検索
結果を検索結果表示部7で表示する。また,ユーザがマ
ークの付与を指示すると,マーク付与部8で,検索結果
保持部5に保存されたカードや検索結果表示部7で表示
されたカードやユーザが指示したカードにマークを付与
する。
【0013】
【実施例】図1は本発明の一実施例のブロック図であ
り,1は入力受付部,2は文照合型検索部,3はマーク
検索部,4はマークテーブル,5は検索結果保持部,6
はテキスト型データベース蓄積部,7は検索結果表示
部,8はマーク付与部を表している。検索結果表示部7
については,検索対象文表示部71,カード選択部7
2,詳細内容表示部73で構成された例について示して
いる。
【0014】まず,各構成要素について説明し,次に全
体の流れを説明する。各構成要素については以下のとお
りである。図2はマークテーブル4の例を示した図であ
り,この例では,カード番号“1”のカード(以下,カ
ード#1と表す)にはマークA,Bが,カード#2には
マークB,Cが付与され,カード#3には,マークは付
与されておらず,カード#4には,D,A5,A6のマ
ークが付与されている。
【0015】図2(a)に示すマークテーブル4は,カ
ード番号とマーク情報の表になっている。マーク情報の
記述は,付与されたマークの文字列をそのまま記述する
構成としても良いし,図2のような圧縮した情報として
記述しても良い。この例では,マーク情報の領域として
32ビットの固定長の整数値を割り当てており,32ビ
ットの各ビットが図2(b)で示すように各マークに対
応し,そのビットが1の場合には,対応するマークが付
与されており,そのビットが0の場合には,対応するマ
ークが付与されてないことを表す。例えば,A,Bのマ
ークが付与されている場合には,1ビット目と2ビット
目が1で残りのビットがすべて0であり,16進で表す
と00000003となる。
【0016】また,利用者毎に異なるマークテーブルを
設け,マーク検索部3およびマーク付与部8で利用者対
応のマークテーブルを使用するよう構成しても良い。こ
れにより,利用者毎に異なる観点からのカードの整理が
行える。
【0017】図3は,文照合型検索部2の構成例とテキ
スト型データベース蓄積部6に保存される情報の例を示
す図である。図3において,201は単語辞書,202
は形態素解析部,203は意味属性検索部,204は単
語表記検索部,205は類似度算出部を表している。
【0018】文照合型検索部2では,検索指示文とテキ
スト型データベース蓄積部6に登録された各カードの検
索指示文との類似度を計算する。図3を用いて文照合型
検索部2の処理について説明する。
【0019】単語辞書201には,単語表記と意味属性
とが記述されている。例えば,単語「頭痛」に意味属性
[頭]と[痛み]が付与されている。形態素解析部20
2で単語辞書201を参照しながら,単語に分割し,単
語表記および対応する意味属性を抽出し,意味属性検索
部203で,抽出された意味属性を有する検索対象文を
検索し,単語表記検索部204で,抽出された単語表記
を有する(助詞,付属語等は除く)検索対象文を検索
し,類似度算出部205で,意味属性検索部203と単
語表記検索部204で検索された検索対象文に対して,
予め定められた重みを考慮して類似度を計算する。
【0020】テキスト型データベース蓄積部6には,カ
ード番号,文番号とカードの内容(すなわち,検索対象
文と詳細内容)の関係が保存されている。この例では,
カード番号と文番号に同じ番号を与えているが,一つの
カードに複数の検索対象文を与え,各々の検索対象文毎
に文番号を与える構成としても良い。また,文照合検索
を高速に行うために,予め検索対象文を解析しておき,
意味属性や単語表記をキーとして文番号を取得できるイ
ンデックステーブルを作成しておいて,テキスト型デー
タベース蓄積部6に蓄積しておいても良い。例えば,
「頭痛がする」は,意味属性[頭]と[痛み]に対応づ
けられている。
【0021】図3の例では,検索指示文「頭が痛い」が
入力され,単語表記「頭」,「痛い」と意味属性
[頭],[痛み]が形態素解析部202で抽出される。
意味属性検索部203では,意味属性[頭]で文1が,
意味属性[痛み]で文1と文2が検索される。単語表記
検索部204では,単語表記「頭」および「痛い」で検
索するが,この単語表記をもつ検索対象文はないので,
検索対象文は得られない。
【0022】類似度算出部205では,検索指示文中の
各単語に10点を与え,単語に付与された意味属性の個
数で等分した得点を,検索された文に与えるように類似
度を計算する。単語「頭」および「痛い」の各々に10
点が与えられ,意味属性[頭]と意味属性[痛み]の各
々に10点が与えられる。文1では,[頭]と[痛み]
の2つが一致しているため,20(10+10)点が与
えられ,文2の場合には,[痛み]のみが一致している
ので,10点が与えられる。このようにして,文1の検
索対象文「頭痛がする」が,最も高い得点で検索され
る。
【0023】入力受付部1は,検索指示文(自然言語に
よる文,単語列あるいは単一の単語を総称して,ここで
は検索指示文と呼ぶ)あるいはマークあるいはマーク論
理式の入力を受け付ける。検索指示文が入力された場合
には,文照合型検索部2に送られ,マークあるいはマー
ク論理式が入力された場合には,マーク検索部3へ送ら
れる。検索指示文かマークかマーク論理式であるかの判
定は,以下のようないずれかの方法により容易に実現で
きる。
【0024】(1)始めに,ユーザが検索指示文,マー
ク,マーク論理式のどれを入力するかを指定しておく。 (2)検索指示文の場合は,先頭文字は全角文字で始ま
り,マークは半角文字というように区別できるような書
式を予め定めておく。
【0025】例えば,半角文字A が入力されると,マー
クAが指定されたと判断され,「頭が痛い」が入力され
ると,検索指示文が入力されたと判断する。マーク検索
部3では,マークテーブル4を選出して,入力受付部1
から送られるマークが付与されたカードあるいは論理式
の条件に合うマークが付与されたカードを検索する。例
えば図2のマークテーブル4において,マークAが送ら
れた場合には,カード#1のみが検索され,マークBが
送られた場合には,カード#1,カード#2が検索され
る。論理式の場合には,通常のデータベース装置と同様
の検索を行う。
【0026】また,マークが付与されてないカードすべ
てを表す特別な記号(例えば“!”)を設け,“!”が
入力された場合には,マークが付与されてないカードを
検索するようマーク検索部3を構成することもできる。
これにより,例えば,マークを用いてカードの分類を行
う場合に,未分類のカードを簡単に検索でき,効率のよ
い分類作業を行うことができる。
【0027】検索結果保持部5では,文照合型検索部2
あるいはマーク検索部3で検索された結果を保持する。
上記の例において,検索指示文「頭が痛い」が入力され
た場合には,文番号“1”と得点20,文番号“2”と
得点10がこの順位で保持される。半角文字A が入力さ
れた場合には,文番号“1”が保持される。
【0028】検索結果表示部7では,検索結果保持部5
に保存されたカード番号に対応するカードの内容を表示
する。ここでは,検索結果表示部7が検索対象文表示部
71,カード選択部72,詳細内容表示部73で構成さ
れている場合について説明する。
【0029】検索対象文表示部71で,検索結果保持部
5に保存されているカード番号に対応するカードの検索
対象文をテキスト型データベース蓄積部6から取り出し
て表示する。検索指示文が入力された場合には,類似度
の順位づけにしたがって表示される。カード選択部72
が起動され,ユーザは詳細内容を見たいカードの検索対
象文を選択する。詳細内容表示部73は,選択された検
索対象文に対応するカードの詳細内容を表示する。詳細
内容は,文字情報でも図面でも,画像でも良い。また,
表示の代わりに,詳細内容に音を蓄積しておいてそれを
出力しても良い。
【0030】詳細内容表示後,ユーザの選択に応じて,
検索対象文表示部71や入力受付部1を起動するよう構
成してもよい。この構成の場合,ユーザは再び検索対象
文を表示させ,他のカードを選択し,その詳細内容を見
るという操作を繰り返すことができる。
【0031】マーク付与部8は,ユーザの指示に応じ
て,カードにマークを付与して,指定されたマークとカ
ードの対応関係をマークテーブル4に格納する。マーク
およびカードの指定方法は,以下のいずれかあるいはそ
の組み合わせであってもよい。
【0032】(1)検索対象文表示部71で表示された
中から1つあるいは複数のカードを選択させ,これらに
付与するマークをユーザに指定させる。 (2)付与するマークをユーザに指定させ,カード選択
部72で選択されたカードに指定されたマークを付与す
る。
【0033】(3)付与するマークをユーザに指定さ
せ,検索結果保持部5に保存されたすべてのカードに指
定されたマークを付与する。 (4)詳細内容表示部73で詳細内容を表示している際
に,付与するマークをユーザに指定させる。あるいは,
キーボード中の特定のキーが押されたら,そのキーに対
応するマークを付与する。例えば,図4に示すように,
キーとマークの対応テーブルを設けておき,キー「4」
が押されたら,マーク「A4」が入力されたとし,キー
「9」が押されたら,マーク「A」とマーク「B」が入
力されたとして処理を行う。このような構成を行うこと
により,マーク付与時の操作が簡単になる。
【0034】(5)ルールを指定して,そのルールの条
件にあったカードを検索結果保持部5から探し,指定し
たマークを付与する。例えば,類似度がn点以上,順位
が何位まで,単語ABCを含むものというような様々な
ルールを指定できるよう構成することができる。
【0035】次に,本発明によるマーキング機能付きテ
キスト型データベース装置の処理の流れについて,図1
を用いて説明する。検索指示文あるいはマークあるいは
マーク論理式がユーザより,入力受付部1に入力され,
検索指示文の場合には,文照合型検索部2で検索指示文
と類似性が高い検索対象文を持つカードが検索され,マ
ークあるいはマーク論理式が入力された場合には,マー
ク検索部3で入力された条件を満たすマークを有するカ
ードをマークテーブル4を参照して検索する。検索結果
が検索結果保持部5に保持され,保持された結果を基
に,検索結果表示部7でユーザの指定に応じて表示す
る。また,このときユーザがマーク付与を指示すれば,
マーク付与部8でユーザの指示に応じたマークが付与さ
れる。
【0036】次に,マーク説明表示機能,絞り込み機
能,テキスト分割機能を持たせた図5に示す実施例につ
いて各々の機能毎に説明する。 (1)マーク説明表示機能 マークの種類毎に,その説明を付記したマーク説明テー
ブル9と,マークと該マークに対応する説明を表示する
マーク説明表示部10を設けることによって実現でき
る。この機能を持たせることにより,ユーザは各々のマ
ークが何を意味しているかを知ることができ,各々のマ
ークを様々な用途に使うことが容易になる。
【0037】例えば,マークAは,「病気に関するカー
ド」,マークBは「けがに関するカード」というように
分類コードとして使用するような場合,そのコードの意
味をマーク説明テーブルに記述しておき,マーク説明表
示をさせて,所望する分野のカードに対応するマークを
見つけ,そのマークを入力することによって,所望する
分野のカードを取り出すことができる。 (2)絞り込み機能 新規検索か絞り込み検索かの検索モードの指示を受け付
ける検索モード受付部11と,検索モードに応じて検索
結果保持部5を以下のように制御する検索モード管理部
12を設けることによって実現できる。 〔検索モード管理部12の制御内容〕 新規検索の場合:検索結果保持部5の検索結果を初期化
する。
【0038】絞り込み検索の場合:絞り込み検索の指示
後に得られる文照合型検索部2あるいはマーク検索部3
の検索結果と,検索結果保持部5にすでに保存された検
索結果とを,統合して,絞り込み検索結果を決め,その
結果を検索結果保持部5に保存する。結果の統合は例え
ば以下のように行う。
【0039】ともに含まれるカードのみを残す。一方が
類似度が付与されたカードの場合には,その類似度をそ
のまま残す。両方とも類似度が付与されている場合に
は,合計した類似度を保存し,順位を計算し直す。
【0040】以上の絞り込み機能により,マークで検索
した結果を検索指示文で絞り込んだり,検索指示文で検
索した結果をマークで絞り込むなど多様な検索が可能と
なる。 (3)データベース分離生成機能 マーク検索部3で検索されたカードを取り出して,それ
らのカードからなる新たなテキスト型データベース14
を構築するデータベース分離生成部13を設けることに
よって実現できる。
【0041】テキスト型データベースの構築は,テキス
ト型データベースに登録するときと同じ処理により実現
できる。次に本発明によるマーク機能付きテキスト型デ
ータベース装置の使用例について説明する。
【0042】〔使用例1〕マークを分類コードとして使
用することにより,テキスト型情報を効率よく整理でき
る。以下,図6に従って,その使用例を説明する。
【0043】例えば,様々な苦情事例が一つのテキスト
型データベースに保存されている場合に,A「電話機に
関する苦情」,B「FAXに関する苦情」,C「回線に
関する苦情」,D「料金に関する苦情」,E「その他の
苦情」に分類する場合を考える。
【0044】上記のA,B,C,D,Eをマークに対応
させ,マーク説明テーブル9に上記の情報を記述してお
く(処理601)。このようにして以下のような操作を
行う。
【0045】1)「電話機」で検索し,検索されたカー
ドにマークAを付与する。 2)同様に,「FAX」,「回線」,「料金」で検索
し,各々の検索結果に各々マークB,C,Dを付与す
る。同一のカードが複数の分野に属することも可能であ
る(処理602)。
【0046】3)次にマークが付与されてないカードを
検索し(処理603),各々のカードを見ながら,適切
な分類に対応するマークを付与していく(処理60
4)。このとき,カード中に記述された言葉の中に,検
索に利用できる言葉が見つかれば,その言葉で検索し,
1)と同様な操作を行うことにより,より効率よく分類
を行うことができる。
【0047】次に詳細分類を行う場合を説明する。カー
ドが多く登録されてくると,同じ分野に属するカードが
多くなり,その中でグループ分けが可能なカードが存在
する。例えば,マークAが付与されたカードにおいて,
「コードレス電話」に関するものが多くなったと思われ
る場合には,まず,マークAで検索し,さらに「コード
レス」という言葉で絞り込みを行い(処理605〜60
7),多くのカードが存在するならば,それらのカード
にマークFを付与し(処理608),マークFの説明と
して,「コードレス電話」を登録する(処理609)。
【0048】〔使用例2〕マークをしおりとして使用す
る場合について説明する。あるカードを検索して,その
内容を読んでいる最中に別の情報を知りたい場合があ
る。このような場合,別の情報を検索した後,再びこの
カードに戻る必要がある。このような場合には,現在読
んでいるカードにマークを付け,別の情報を検索した
後,マーク検索で簡単に元のカードに戻ることができ
る。
【0049】例えば,ある装置の使用方法を記述した情
報と関連用語に関する説明を記述した情報を保存したテ
キスト型データベースを例に説明する。これによると,
次のような使用が可能である。
【0050】検索対象文がリストとして表示される。 1)入力「ウインドウを開くには?」 2)検索結果「ウインドウを開く操作」 詳細内容「1.アイコンにポインタを置きます。2.マ
ウスの左ボタンを…」 3)ユーザはアイコンという言葉が判らなかった。
【0051】4)現在のカードを記号Aでマークする。 5)新規入力で「アイコン」と入力する。 6)検索結果「アイコンとは」が表示される。
【0052】7)「アイコン」に関する説明を読んで
「アイコン」とは何かを理解する。 8)記号Aのマークで検索する。 9)記号Aが付与されたカードすなわち「ウインドウを
開く操作」が検索される。
【0053】10)今度は「アイコン」の意味が判った
ので,詳細内容を読んで,「ウインドウを開く操作」の
説明を理解できる。 〔使用例3〕文照合型検索部2で用いる辞書のメンテナ
ンスに利用する場合について説明する。マークを利用し
て以下のような辞書メンテナンスを行うことができる。
【0054】例えば,「携帯型電話」と入力して検索し
た時に,不適切な検索結果となり,不適切なカードとし
て「パーソナルコンピュータ」に関するカードが検索さ
れたとする。
【0055】1)不適切なカードに特定のマーク,例え
ばマークAを付ける。 2)検索された結果を分析して,辞書の修正を行う。例
えば,分析の結果,「電話」にも「パーソナルコンピュ
ータ」にも意味属性[機械]が付与されていたとする。
そこで,意味属性[機械]を詳細分類した意味属性を付
与する。例えば,「電話」には,[電話],「パーソナ
ルコンピュータ」には,[コンピュータ]の意味属性を
付与する。
【0056】3)辞書修正後,再度「携帯型電話」で検
索を行う。 4)マークAで絞り込みを行い,検索結果がなければ,
辞書メンテナンスを終了する。まだ,検索されるカード
がある場合には,2)〜4)を繰り返して辞書修正を行
う。
【0057】〔使用例4〕A事業所で使用しているデー
タベースをもとに,B事業所用のデータベースを作る場
合には,以下のように行うことができる。
【0058】1)B事業所に関連がある様々な言葉を入
力して,B事業所で必要な情報が記述されているカード
を検索する。 2)検索されたカードに特定のマークを付与する。
【0059】3)2)で付与した特定のマークを指定し
て,データベース分離生成部13を起動する。 〔使用例5〕カードの登録者の管理に利用する場合の使
用例を以下に示す。
【0060】1)登録者毎に特定のマークを割り当てて
おく。 2)各々のカードにその登録者に対応するマークを付与
しておく。 3)各々のカードの書換,削除はそのカードに付与され
たマークに対応する登録者のみが行えるよう設定してお
く。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように,本発明によれば,
文照合型検索機能とマーク検索機能とマーク付与機能を
有するため,様々な入力で検索して,取捨選択した結果
を簡単に保存でき,さらに,その結果を再び検索したい
場合には,マークを入力するだけで簡単に検索を行うこ
とができるという効果が得られる。
【0062】このため,以下のように,様々な用途に有
効である。 (1)マークを分類コードとして使用して,テキスト型
情報の分類整理を効率よく行うことができる。
【0063】(2)マークをしおりとして使用すること
により,関連する情報の収集を効率よく行うことができ
る。 (3)検索結果にマークを付与できるため,辞書の更新
前後の結果を容易に比較することができ,辞書のメンテ
ナンスを効率よく行うことができる。
【0064】(4)各マークをカードの登録者に対応さ
せて,カードの変更等の保護を容易に実現できる。 さらに請求項2記載の発明では,マークの種類を固定個
とし,前記マークテーブルのマーク情報のデータとして
固定長の領域を設け,該固定長の領域の各ビットの各々
を各マークに対応付けて,各ビットが1か0かによって
各マークが付与されているかどうかを区別するよう構成
することにより,一つのカードに複数のマークを付与す
る場合に,少ない記憶領域でマークテーブルを構成でき
る。
【0065】また請求項3記載の発明では,複数の利用
者の各々にマークテーブルを設けることにより,複数の
利用者で同一のテキスト型データベースを利用する場合
に,利用者毎に異なる観点からのカードの整理が行え,
それぞれの利用者の目的に応じた検索ができるようカス
タマイズすることができる。
【0066】また請求項4記載の発明では,特定の記号
を指定するとマークが付与されてないカードを検索でき
るよう前記マーク検索部を構成することにより,例え
ば,マークを用いてカードの分類を行う場合に,未分類
のカードを簡単に検索でき,効率よい分類作業を行うこ
とができる。
【0067】また請求項5記載の発明では,各々のマー
クにキーボードの特定のキーを割り付け,特定のキーが
押されると,そのキーに対応するマークが,現在表示し
ているカードに付与されるようマーク付与部を構成する
ことにより,一つのキーを押すだけで簡単にマークを付
与することができ,より効率よく情報の収集整理を行う
ことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成図である。
【図2】マークテーブルの例を示す図である。
【図3】文照合型検索部の構成例とテキスト型データベ
ース蓄積部に保存される情報の例を示す図である。
【図4】キー・マーク対応テーブルの例を示す図であ
る。
【図5】本発明の別の実施例を示す図である。
【図6】本発明の使用例を説明する図である。
【符号の説明】
1 入力受付部 2 文照合型検索部 3 マーク検索部 4 マークテーブル 5 検索結果保持部 6 テキスト型データベース蓄積部 7 検索結果表示部 8 マーク付与部 9 マーク説明テーブル 10 マーク説明表示部 11 検索モード受付部 12 検索モード管理部 13 データベース分離生成部 71 検索対象文表示部 72 カード選択部 73 詳細内容表示部 201 単語辞書 202 形態素解析部 203 意味属性検索部 204 単語表記検索部 205 類似度算出部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検索対象文と詳細内容からなるカードの
    集合を登録しておくテキスト型データベース蓄積部(6)
    と,前記カードの特定の部分集合を表すマークと該部分
    集合に属するカードとの対応関係を格納するマークテー
    ブル(4) と,検索指示文,マーク,およびマークからな
    る論理式を入力する入力受付部(1)と,検索指示文が前
    記入力受付部(1) に入力されると,該検索指示文を解析
    して検索指示文との類似関係が高い検索対象文を決定し
    て対応するカードを検索する文照合型検索部(2) と,マ
    ークまたはマークからなる論理式が前記入力受付部(1)
    に入力されると,前記マークテーブル(4) を参照して,
    該マークが付与されたカードあるいは該論理式の条件に
    合うマークが付与されたカードを検索するマーク検索部
    (3) と,前記文照合型検索部(2) あるいは前記マーク検
    索部(3) の検索結果を保持しておく検索結果保持部(5)
    と,前記検索結果保持部(5) に保存された検索結果を表
    示する検索結果表示部(7)と,前記検索結果表示部(7)
    で表示した検索結果の中から任意のカードをユーザに選
    択させ,付与するマークを一つまたは複数個指定させ
    て,前記マークテーブル(4) に該カードと該マークの対
    応関係を格納するマーク付与部(8) とを有することを特
    徴とするマーキング機能付きテキスト型データベース装
    置。
  2. 【請求項2】 マークの種類を固定個とし,前記マーク
    テーブル(4) のマーク情報のデータとして固定長の領域
    を設け,該固定長の領域の各ビットの各々を各マークに
    対応付けて,各ビットが1か0かによって各マークが付
    与されているかどうかを区別するよう,前記マークテー
    ブル(4) ,前記マーク検索部(3) および前記マーク付与
    部(8) を構成したことを特徴とする請求項1記載のマー
    キング機能付きテキスト型データベース装置。
  3. 【請求項3】 複数の利用者の各々に対応して前記マー
    クテーブル(4) を設け,前記マーク検索部(3) ,前記マ
    ーク付与部(8) で,各利用者に対応するマークテーブル
    (4) を使用するように構成したことを特徴とする請求項
    1記載のマーキング機能付きテキスト型データベース装
    置。
  4. 【請求項4】 特定の記号を指定するとマークが付与さ
    れてないカードを検索できるように前記マーク検索部
    (3) を構成したことを特徴とする請求項1記載のマーキ
    ング機能付きテキスト型データベース装置。
  5. 【請求項5】 前記検索結果表示部(7) を,検索された
    カードの検索対象文を表示する検索対象文表示部(71)
    と,前記検索対象文表示部(71)で表示された検索対象文
    の選択を受け付けるカード選択部(72)と,前記カード選
    択部(72)で選択された検索対象文に対応するカードの詳
    細内容を表示する詳細内容表示部(73)とで構成し,各々
    のマークにキーボードの特定のキーを割り付け,前記詳
    細内容表示部(73)で詳細内容を表示している際に,ある
    いは前記カード選択部(72)でカードが選択された際に,
    特定のキーが押されると,該キーに対応するマークが,
    現在表示しているカードに付与されるように前記マーク
    付与部(8) を構成したことを特徴とする請求項1記載の
    マーキング機能付きテキスト型データベース装置。
JP4301907A 1992-11-12 1992-11-12 マーキング機能付きテキスト型データベース装置 Pending JPH06149886A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09101991A (ja) * 1995-07-31 1997-04-15 Toshiba Corp 情報フィルタリング装置
JP2003050814A (ja) * 2001-08-08 2003-02-21 Toshiba Corp 辞書管理方法及び辞書管理プログラム並びに辞書管理装置

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