JPH06149618A - 自動実行装置および自動実行方法 - Google Patents

自動実行装置および自動実行方法

Info

Publication number
JPH06149618A
JPH06149618A JP4300166A JP30016692A JPH06149618A JP H06149618 A JPH06149618 A JP H06149618A JP 4300166 A JP4300166 A JP 4300166A JP 30016692 A JP30016692 A JP 30016692A JP H06149618 A JPH06149618 A JP H06149618A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operation element
information processing
elements
unit
storage unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4300166A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirohiko Tanaka
裕彦 田中
Kazutoshi Sumiya
和俊 角谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP4300166A priority Critical patent/JPH06149618A/ja
Publication of JPH06149618A publication Critical patent/JPH06149618A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Debugging And Monitoring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 種々のテストケースを自動発生させることに
よって、多様な操作条件を再現し且つその多様な操作条
件のもとで情報処理機器を自動実行させることのできる
自動実行装置及び自動実行方法を提供することを目的と
する。 【構成】 情報処理機器に情報処理を実行させるための
一連の操作要素を所定の基準でグループ分けして成る複
数の操作要素群を、それぞれ記憶した操作要素記憶部
と、前記操作要素記憶部から、乱数的に操作要素を抽出
する操作要素抽出部と、オペレータによって入力され
た、前記抽出された操作要素の組合せ条件を定義したル
ール定義部と、前記定義されたルールに従って、前記抽
出された操作要素を組合わせて、情報処理機器を操作実
行させる実行制御部とを備えた自動実行装置であること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ソフトウェアによって
その動作が制御されるワードプロセッサなどの機器に対
する自動実行装置及び方法に関し、特にそのような機器
の機能テストやデモ実行のための操作を、人間に代わっ
て自動的に行わせる情報処理自動実行装置及び方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】種々のソフトウェアが組み込まれその指
令に従いて動作するワードプロセッサやパーソナルコン
ピュータなどの機器は、益々複雑化、多機能化して来て
おり、これら機器に組み込まれたプログラムの信頼性の
確認や品質のチェックには、多大な時間と労力を必要と
する。
【0003】この為、これら機器に対する機能テストや
デモ実行に伴う作業者の労力の軽減及びテストの信頼性
の向上を目的として、これら機器に対する操作を人間に
代わって自動的に実行する自動実行装置が提案されてお
り、例えば特開昭63−116248にそのようなテス
ト装置が提案されている。この種の自動実行装置は図7
に示すように、操作記憶部31及び実行制御部32を基
本的要素として構成されており、各構成部は次ぎのよう
に動作して情報処理機器に対する一連の操作を自動的に
実行する。
【0004】操作記憶部31は、情報処理機器の持つ機
能を発現させるための一連のキー操作手続きに対応する
情報を記憶する。そしてこの情報は、例えばオペレータ
により実際になされたキー操作などに基づいて生成さ
れ、また操作手順の記述言語による記述に基づいて生成
される。また実行制御部32は、操作記憶部31に記憶
された一連の操作情報を読み出し、これに対応する操作
が実際にオペレータによりなされた場合に、該情報処理
機器が行う動作と同じ動作をなさしむるように情報処理
機器を制御する。
【0005】この様に構成され、動作する従来の自動実
行装置は、操作記憶部より読み出した操作情報に基づい
て、実行制御部がテスト対象となる情報処理機器を操作
し情報処理を自動実行させることができる。したがっ
て、オペレータが情報処理機器に対し面倒な操作を行う
ことなくして、該機器を自動実行させ、これによって該
機器が正しく作動するか否かの機能テストやデモ実施に
おいてオペレータの労力をある程度軽減することが可能
となっる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成の自動実行装置は、操作記憶部31に記憶さ
れた予め定められた一連の操作情報に基づいてしか自動
実行させることができないため、自動実行の範囲が限定
され、また固定的であった。したがって、従来の自動実
行装置は、情報処理機器が持つ多様な機能についてラン
ダムテストを行い、その結果に基づいて該機器の信頼性
を推計学的に確認するといったテストの実行装置として
は不十分であった。
【0007】本発明は上記問題点に鑑み、種々のテスト
ケースを自動発生させ、該テストケースに基づいて情報
処理機器を自動実行させることのできる自動実行装置及
び自動実行方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1の発明は、情報処理機器に情報処理を実行さ
せるための複数の操作要素を記憶した記憶部と、前記記
憶部から操作要素を読み出す読出部と、操作要素の組合
わせ条件を定義したルール定義部と、記憶部から読みだ
された操作要素をルールに従って組合わせる操作要素組
合せ部と、組合わせた操作要素に基づき情報処理機器を
操作実行させる実行制御部と、を備えた自動実行装置で
あることを特徴とする。
【0009】請求項2の発明は、情報処理機器に情報処
理を実行させるための複数の操作要素を記憶した記憶部
から操作要素を読み出す操作要素読み出しステップと、
ルール定義部に定義された操作要素の組合せ条件に従っ
て、読み出された操作要素を組合わせる操作要素組合せ
ステップと、組合わせた操作要素に基づき情報処理機器
を操作実行させる実行制御ステップとを備えた自動実行
方法であることを特徴とする。
【0010】請求項3の発明は、記憶部が、情報処理機
器に情報処理を実行させるための一連の操作要素を所定
の基準でグループ分けして成る複数の操作要素群を、そ
れぞれ記憶した操作要素記憶部であり、読出部が、前記
操作要素記憶部から、乱数的に操作要素を抽出する操作
要素抽出部である、請求項1記載の発明であることを特
徴とする。
【0011】請求項4の発明は、情報処理機器に情報処
理を実行させるための一連の操作要素を、所定の基準で
グループ分けした操作要素群を記憶した操作要素記憶部
から、乱数的に操作要素を抽出する操作要素抽出ステッ
プと、操作要素の組合せ条件を定義したルール定義部を
参照するルール定義部参照ステップと、ルール定義部に
定義されたルールに従って、前記抽出された操作要素を
組合わせる操作要素組合せステップと、組合わせた操作
要素に基づき情報処理機器を操作実行させる実行制御ス
テップと、を備えた自動実行方法であることを特徴とす
る。
【0012】請求項5の発明は、情報処理機器に対する
操作要素に優先度合を付し、且つ、前記優先度合を付し
た操作要素を所定の基準でグループ分けして成る複数の
優先度合付き操作要素群をそれぞれ記憶した優先度合付
き操作要素記憶部と、前記優先度合付き操作要素記憶部
から、優先度合に比例した確率で乱数的に操作要素を抽
出する優先度合付き操作要素抽出部と、操作要素の組合
せ条件を定義したルール定義部と、前記定義されたルー
ルに従って、前記抽出された操作要素を組合わせて、情
報処理機器を操作実行させる実行制御部と、を備えた自
動実行装置であることを特徴とする。
【0013】請求項6の発明は、情報処理機器に対する
優先度合付き操作要素を所定の基準でグループ分けして
成る複数の優先度合付き操作要素群を、それぞれ記憶し
た優先度合付き操作要素記憶部から、優先度合に比例し
た確率で乱数的に操作要素を抽出する優先度合付き操作
要素抽出ステップと、操作要素の組合せ条件を定義する
ルール定義部を参照するルール定義部参照ステップと、
ルール定義部に定義されたルールに従って、前記抽出さ
れた操作要素を組合わせる操作要素組合せステップと組
合わせた操作要素に基づき、情報処理機器を操作実行さ
せる実行制御ステップと、を備えた自動実行方法である
ことを特徴とする
【0014】
【作用】上記構成によって、請求項1の発明の各要素は
次のように作用する。記憶部が情報処理機器に情報処理
を実行させるための複数の操作要素を記憶する。読出部
が前記記憶部から操作要素を抽出する。ルール定義部が
操作要素の組合せ条件を定義する。操作要素組合せ部が
前記記憶部から読み出された操作要素をルールに従って
組合わせる。実行制御部が前記組合わせた操作要素に基
づき情報処理機器を操作実行させる。よって、請求項1
の発明は、操作要素をルールに従い組合せることによっ
て多様なテストケースを生成でき、この生成したテスト
ケースに基づき情報処理機器を操作制御して該テストケ
ースを自動実行する作用を奏する。
【0015】また、請求項3の発明は、上記請求項1の
発明を更に限定したものであり、複数の操作要素記憶部
が、情報処理機器に情報処理を実行させるための一連の
操作要素を所定の基準でグループ分けしてなる複数の操
作要素群を、それぞれ記憶する。操作要素抽出部が前記
操作要素記憶部から、乱数的に操作要素を抽出する。よ
って、請求項3の発明は、複数のグループに分けられた
操作要素群から操作要素をランダムに抽出し、前記抽出
された操作要素を予めルール定義された条件に従って組
合せることによって、実行可能なテストケースまたはオ
ペレータが必要とするテストケースのみを生成し、該テ
ストケースを情報処理機器に対し自動実行させる作用を
奏する。
【0016】更に請求項5の発明の各要素は次ぎのよう
に作用する。複数の優先度合付き操作要素記憶部が、情
報処理機器に対する操作要素に優先度合を付し、且つ前
記優先度合を付した操作要素を所定の基準でグループ分
けして成る複数の優先度合付き操作要素群をそれぞれ記
憶する。優先度合付き操作要素抽出部が前記優先度合付
き操作要素記憶部から、優先度合に比例した確率で乱数
的に操作要素を抽出する。ルール定義部が前記抽出され
た操作要素の組合せ条件を定義する。実行制御部が前記
定義されたルールに従って、前記抽出された操作要素を
組合わせて、情報処理機器を操作実行させる。よって、
請求項5の発明は、複数のグループに分けられた優先度
合付き操作要素群から操作要素を優先度合に比例した確
率のもとでランダム抽出し、前記抽出された操作要素を
予めルール定義した条件にしたがって組合せることによ
って、例えば実行可能なテストケースまたはオペレータ
が必要とするテストケース等のみを優先度合に比例した
確率のもとで生成し、該テストケースを情報処理機器に
対し自動実行させる作用を奏する。
【0017】なお、請求項2、4、6の自動実行方法の
発明の作用については、それぞれ上記で記載の請求項
1、3、5の発明の作用と基本的に同様であるので、そ
の説明を省略する。
【0018】
【実施例】本発明を実施例に基づけ説明する。 [第1実施例]図1に本発明第1実施例の自動実行装置
の基本的構成を示す。この第1実施例の自動実行装置
は、操作要素記憶部A1、操作要素記憶部B2、操作要
素記憶部C3、操作要素抽出部4、操作要素組合せ部
5、ルール定義部6及び実行制御部7を具備して構成さ
れる。
【0019】前記操作要素記憶部A〜Cは、情報処理機
器に情報処理を実行させるための一連の操作要素を所定
の基準で3グループに分けたものをそれぞれ記憶する。
この操作要素記憶部A〜CはROM、フロッピィディス
ク、ハードディスク又はRAMなどの記憶手段ににより
構成される。但し、図1においては説明の都合上、A、
B及びCにそれぞれ対応する3つの独立した記憶部A〜
Cを設けたが、これらを1つの記憶手段に区分して記憶
させてもよい。
【0020】ここで上記操作要素記憶部A〜Cの記憶内
容である「操作要素」について説明しておく。「操作要
素」とは、情報処理機器に対し特定の情報処理を実行さ
せるために必要な操作を、その操作を構成する要素単位
に分割したものをいい、「一連の操作要素」とは、情報
処理機器に対し特定の情報処理を実行させるために必要
な操作と等価な操作要素の集合をいう。
【0021】「操作を構成する要素単位」に分割する方
法としては、例えば、情報処理機器のキーボード上のキ
ーを1つ押す動作に対応する情報を操作要素単位とする
こともでき、また1つのまとまった情報処理を行わせる
一連の操作を操作要素単位とすることもできる。但し、
操作要素の単位は本発明の効果を損なわない範囲で適当
に定めればよく、厳格・限定的に規定されるものではな
い。
【0022】また「所定のグループに分け」る方法とし
ては情報処理機器の処理機能単位とか、情報処理機器を
操作するキーの種類を基準とするなどの方法が挙げられ
るが、このグループ分けの基準も上記要素単位の基準と
同様、本発明の効果を損なわない範囲で適当に定めれば
よく、厳格・限定的に規定されるものではない。なお、
図3a〜cに操作要素を3グループに分けたものの例を
示す。図3は「文頭から文末まで下線を引く」という動
作を実行させるために必要な操作を「下線コマンドを選
択する」(a)、「文頭を始点にする」(b)、「文末
を終点にする」(c)の3つの操作要素に分け、それら
の操作要素を機能で3グループに区分したものである。
【0023】操作要素抽出部4は、前記操作要素記憶部
から乱数的に操作要素を抽出する。この操作要素抽出部
4は乱数発生装置と、発生した乱数に対応させて操作要
素記憶部A〜Cから操作要素を抽出する抽出装置とから
構成され、一般には、前記各装置の機能はCPUにより
ソフト的に実現されることになる。操作要素組合せ部5
は、操作要素抽出部4で抽出された操作要素を、ルール
定義部6で定義されたルールに従って組合せてテストケ
ースを生成する。この操作要素組合せ部5は上記と同
様、一般にはCPUによりソフト的に実現される。
【0024】ルール定義部6は、操作要素の組合せに関
する条件を定義する。ここでルール定義とは、例えば、
対象となっている情報処理機器が情報処理動作をなしう
るように操作要素の組み合わ方をルール付ることや、情
報処理機器の機能テスト又はデモ実行としてオペレータ
が望むテストケースに対応する組合せの操作情報のみを
選別して実行制御部7に送るようにルール付ることや、
また操作要素抽出部4が操作要素記憶部A〜Cから抽出
する操作要素の数を規定したり、更には操作要素記憶部
A〜Cからの抽出順序を規定するなど、操作要素記憶部
又は操作要素組合わせ部が動作可能なあらゆるルールを
含めた意味での定義をいう。よって、前記と逆に、対象
となっている情報処理機器が情報処理動作をなし得ない
ような操作要素の組合せや、情報処理機器が実行可能な
場合であってもオペレータがテストを望まないテストケ
ースに対応する組合せの操作情報については、その情報
を実行制御部7に送らないようにルール付ることなども
当然にできる。
【0025】なお、前記ルール定義は不合理な操作手続
きに対応した操作要素の組合せを排除することを目的と
したものはない。なぜなら、情報処理機器に不合理な操
作がなされたとき、該情報処理機器が如何に動作するか
は機能テスト上重要である場合があるからである。実行
制御部7は、ルール定義部6によって定義されたルール
に従い操作要素組合せ部5が生成したテストケース情報
に基づき、情報処理機器を自動実行する。この実行制御
部7は、例えばテストケース情報を情報処理機器の制御
情報に変換し、該情報を直接的に情報処理機器に入力す
る手段や、実際に情報処理機器のキーを押す操作手段な
どによって情報処理機器に対しテストケースを自動実行
させることになる。次ぎに以上のように構成された第1
実施例の自動実行装置の基本的動作について具体的事例
を参照しながら説明する。
【0026】本装置が起動されると、操作要素抽出部4
が乱数を発生させ(S1)、乱数値に対応させて操作要
素記憶部A〜Cからそれぞれ1つずつ操作要素を読み出
す(S2)。ここで、操作要素記憶部A、B及びCの記
憶内容を、それぞれ図3a、b及びcとすると、例えば
操作要素記憶部Aから「下線コマンドを選択」、操作要
素記憶部Bから「文中を始点にする」、操作要素記憶部
Cから「文末を終点する」というように操作要素がラン
ダムに読み出されることになる。
【0027】次いで上記で読み出された操作要素は操作
要素組合せ部5により、ルール定義部6で定義されたル
ールに従い組み合わされる(S3)。ここで、ルール定
義部6において、操作要素の組合せルールを、操作要素
記憶部A、B及びCからそれぞれ読み出された操作要素
について、例えば図4のように前後関係で組み合わせる
ように定義したとすると、前記具体例では、「下線コマ
ンドを選択」(A)、「文中を始点」(B)、「文末を
終点」(C)の順に組合せて成るテストケース1と、
「文末を終点」(C)、「下線コマンドを選択」
(A)、「文中を始点」(B)の順に組み合わせて成る
テストケース2が生成されることになる。
【0028】そして、操作要素組合せ部5は操作要素の
組合せによって生成したテストケース情報を実行制御部
7に送り、これを受けた実行制御部7は前記テストケー
ス情報を情報処理機器の制御情報に変換し、情報処理機
器を自動実行する(S4)。なお、上記事例では、情報
処理機器がワードプロセッサであるとき、通常は文字列
編集関連コマンド選択の次ぎに始点選択及び終点選択の
操作が可能であるから、A→B→C順の組合せをルール
したテストケース1の場合、文頭から文末まで下線を引
く動作がなされることになる。一方、テストケース2の
場合は通常操作ミスとなって下線引きの動作がなされな
い。よって、テストケース1とテストケース2の実行に
よって、例えば対象機器が正常に機能を発揮するか、誤
動作をしないかなどが分かる。
【0029】[第2実施例]本発明第2実施例の自動実
行装置について説明する。図5は第2実施例の自動実行
装置の基本構成図であり、該自動実行装置は優先度合付
き操作要素記憶部A21、優先度合付き操作要素記憶部
B22、優先度付き操作要素記憶部C23、優先度合付
き操作要素抽出部24、及び操作要素組合せ部5、ルー
ル定義部6、実行制御部7を具備し構成される。
【0030】なお、操作要素組合せ部5、ルール定義部
6、実行制御部7については前記第1実施例と同様であ
るので説明を省略する。図5において、優先度合付き操
作要素記憶部A、B及びCは、情報処理機器に対する操
作要素に優先度合を付し、且つ、前記優先度合を付した
操作要素を所定の基準でグループ分けして成る優先度合
付き操作要素群をそれぞれ記憶する。この優先度合付き
操作要素記憶部A〜Cは、ROM、フロッピィディス
ク、ハードディスク又はRAMなどの記憶手段ににより
構成される。なお、図5においては説明の都合上、A、
B及びCにそれぞれ対応する3つの独立した記憶部A〜
Cを設けたが、これらを1つの記憶手段に区分して記憶
させてもよい。優先度合付き操作要素記憶部A〜Cに記
憶される操作要素の内容については、前記第1実施例で
説明したものと基本的に同じであるが、以下の点で異な
る。
【0031】即ち、第1実施例では各操作要素を等価な
ものとしていたが、本実施例では各操作要素に優先度合
を付し、優先度合付き操作要素として記憶する。前記記
憶部からの操作要素の抽出を、該付された優先度合に比
例して抽出されるようにするためである。図6に優先度
合付き操作要素記憶部A〜Cに記憶されるワードプロセ
ッサテスト用の優先度合付き操作要素グループの例を示
す。図6a〜cはそれぞれ優先度合付き操作要素記憶部
A〜Cの記憶内容に相当する。優先度合付き操作要素の
記憶は、図6に示すように優先度合を数値で表し、その
数値を付した操作要素を記憶することによる他、例えば
優先度合付き操作要素記憶部A〜Cに優先度合に応じて
同一の操作要素を複数記憶させることによってもよい。
後者の場合を図6aを用いて説明する。図6aで優先度
1の操作要素「下線コマンド選択する」を優先度合付き
操作要素群記憶部Aに1個だけ記憶させ、優先度2の
「強調コマンドを選択する」を同記憶部に2個記憶させ
る。更に優先度3の「網かけコマンドを選択する」は同
記憶部に3個記憶させる。このようにして全ての操作要
素について操作要素記憶部に記憶させることによって
も、下記操作要素抽出部との協働作用によって優先度合
に応じて操作要素を抽出することが実現できる。
【0032】なお、各操作要素に付す優先度合は自由に
定めればよいが、例を示せば、対象となる情報処理機器
の利用者が煩雑に行う操作や、誤作動しやすい操作など
に対応する操作要素に高い優先度合を付すことが考えら
れる。このように優先度合を付すことによって、大きな
優先度合を付した操作要素がより高い確率で抽出され、
その操作要素に基づきテストケースが生成される結果、
オペレータが望む操作に対応するテストケースが高率的
に生成されて実行されることになる。したがって、テス
ト対象機器に対する機能テストやデモ実行を効率的に実
施できることになる。
【0033】優先度合付き操作要素抽出部24は、前記
優先度合付き操作要素記憶部から優先度合に比例した確
率で乱数的に操作要素を抽出する。この優先度合付き操
作要素抽出部4は乱数発生装置と、発生した乱数に対応
させて優先度合付き操作要素記憶部A〜Cから操作要素
を抽出する抽出装置とから構成され、一般には、前記各
装置の機能はCPUによりソフト的に実現される。
【0034】優先度合付き操作要素の抽出は、例えば、
前記抽出装置が乱数発生装置で発生した乱数値を予め与
えられたプログラムに基づき処理して、対応するアドレ
スナンバーに記憶されている操作要素を操作要素記憶部
A〜Cから、優先度合を反映させて抽出する。なお、優
先度合付き操作要素群記憶部A〜Cに優先度合に応じて
同一の操作要素を複数記憶させた上記の場合において
は、乱数発生装置で発生した乱数値に対応するアドレス
ナンバーの操作要素をそのまま抽出すれば結果的に優先
度に比例した確率で操作要素を抽出できることになる。
以上、実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上
記実施例の装置に限定されるものではないことは勿論で
ある。例えば、上記第1実施例及び第2実施例では、記
憶部からランダムに操作要素を抽出した後、ルール定義
部で定義したルールに従って操作要素を組合せてテスト
ケースを生成するよう構成したが、定義されたルールに
従って抽出部が該当する記憶部を選択し、該選択された
記憶部から操作要素を順次抽出するように構成してもよ
い。更に、上記実施例では操作要素群を3つに分け、各
記憶部からそれぞれ1つずつ操作要素を読み出すように
構成したが、操作要素群の数は限定されるものでなく、
また各記憶部から読み出す操作要素の数を複数にしても
よい。また、第2実施例において、記憶部に優先度合付
き操作要素を記憶するように構成したが、記憶部に優先
度合を付さない操作要素を記憶しておき、抽出部の乱数
発生器を優先度合付き乱数発生器とすることにより同様
な効果を得ることができ、本発明はこのような構成を除
外したものではない。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明は、情報処理機器に
対する一連の操作を複数の操作要素に分け、該複数の操
作要素を予め記憶部に記憶させておき、それら操作要素
をランダムに組み合せることによって種々のテストケー
スを生成させ、この生成させたテストケースをテスト対
象機器に自動実行させることができる。
【0036】従って、本発明装置によれば、実質的に無
限ともいえる多様な操作条件(テストケース)を自動発
生させることができ、且つ発生させた操作条件に基づき
情報処理機器を自動実行させることができる。そして特
に本発明によれば、従来技術の自動実行装置では予め種
々の操作条件を想定したテストケースを多数用意して記
憶させておく必要あり、そのように予め想定し作成され
たテストケースは思惟的なものとならざるを得ないのに
対し、本発明では操作要素をランダムに組合わせること
によって、予め想定できないような操作条件をも含めた
あらゆるテストケースを生成できることから、多数のテ
ストケースを含む広範囲な母集団からテストケースを無
作為抽出することと等価な効果を創出できることにな
る。したがって本発明によれば、いわゆるランダムテス
トを容易に実施することのできる自動実行装置及び方法
を提供でき、そして本発明装置を用いたランダムテスト
の結果は推計学的手法を応用して解析することができる
という効果を得られることになる。
【0037】更に、本発明によれば、例えば重要度の高
い特定の機能や特に誤動作しやすい操作などについて
は、そのような操作を構成する操作要素に対し優先度合
を付することにより、該操作に対応するテストケースを
重点的に生成させることができ、これによってランダム
テストやデモ実施を効率的に行うことができるという効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施例の自動実行装置の基本構成図
である。
【図2】本発明第1実施例の自動実行装置の基本的動作
を示すフローチャートである。
【図3】操作要素記憶部A〜Cの記憶内容の一例を示す
図である。
【図4】ルール定義部の定義内容を例示したものであ
る。
【図5】本発明第2実施例の自動実行装置の基本構成図
である。
【図6】優先度合付き操作要素記憶部A〜Cの記憶内容
の一例を示す図である。
【図7】従来の自動実行装置の基本構成図である。
【符号の説明】
1 操作要素記憶部A 2 操作要素記憶部B 3 操作要素記憶部C 4 操作要素抽出部 5 操作要素組合せ部 6 ルール定義部 7 実行制御部 21 優先度合付き操作要素記憶部A 22 優先度合付き操作要素記憶部B 23 優先度合付き操作要素記憶部C 24 優先度合付き操作要素抽出部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報処理機器に情報処理を実行させるた
    めの複数の操作要素を記憶した記憶部と、 前記記憶部から操作要素を読み出す読出部と、 操作要素の組合わせ条件を定義したルール定義部と記憶
    部から読み出された操作要素をルールに従って組合わせ
    る操作要素組合せ部と、組合わせた操作要素に基づき情
    報処理機器を操作実行させる実行制御部と、を備えたこ
    とを特徴とする自動実行装置。
  2. 【請求項2】 情報処理機器に情報処理を実行させるた
    めの複数の操作要素を記憶した記憶部から操作要素を読
    み出す操作要素読み出しステップと、 ルール定義部に定義された操作要素の組合せ条件に従っ
    て、読み出された操作要素を組合わせる操作要素組合せ
    ステップと、組合わせた操作要素に基づき情報処理機器
    を操作実行させる実行制御ステップと、を備えたことを
    特徴とする自動実行方法。
  3. 【請求項3】 記憶部が、情報処理機器に情報処理を実
    行させるための一連の操作要素を所定の基準でグループ
    分けして成る複数の操作要素群を、それぞれ記憶した操
    作要素記憶部であり、 読出部が、前記操作要素記憶部から、乱数的に操作要素
    を抽出する操作要素抽出部である、ことを特徴とする請
    求項1記載の自動実行装置。
  4. 【請求項4】 情報処理機器に情報処理を実行させるた
    めの一連の操作要素を、所定の基準でグループ分けした
    操作要素群を記憶した操作要素記憶部から、乱数的に操
    作要素を抽出する操作要素抽出ステップと、 操作要素の組合せ条件を定義したルール定義部を参照す
    るルール定義部参照ステップと、 ルール定義部に定義されたルールに従って、前記抽出さ
    れた操作要素を組合わせる操作要素組合せステップと、 組合わせた操作要素に基づき情報処理機器を操作実行さ
    せる実行制御ステップと、を備えたことを特徴とする自
    動実行方法。
  5. 【請求項5】 情報処理機器に対する操作要素に優先度
    合を付し、且つ、前記優先度合を付した操作要素を所定
    の基準でグループ分けして成る複数の優先度合付き操作
    要素群をそれぞれ記憶した優先度合付き操作要素記憶部
    と、 前記優先度合付き操作要素記憶部から、優先度合に比例
    した確率で乱数的に操作要素を抽出する優先度合付き操
    作要素抽出部と、 操作要素の組合せ条件を定義したルール定義部と、 前記定義されたルールに従って、前記抽出された操作要
    素を組合わせて、情報処理機器を操作実行させる実行制
    御部と、を備えたことを特徴とする自動実行装置。
  6. 【請求項6】 情報処理機器に対する優先度合付き操作
    要素を所定の基準でグループ分けして成る複数の優先度
    合付き操作要素群を、それぞれ記憶した優先度合付き操
    作要素記憶部から、優先度合に比例した確率で乱数的に
    操作要素を抽出する優先度合付き操作要素抽出ステップ
    と、 操作要素の組合せ条件を定義するルール定義部を参照す
    るルール定義部参照ステップと、 ルール定義部に定義されたルールに従って、前記抽出さ
    れた操作要素を組合わせる操作要素組合せステップと組
    合わせた操作要素に基づき、情報処理機器を操作実行さ
    せる実行制御ステップと、を備えたことを特徴とする自
    動実行方法。
JP4300166A 1992-11-10 1992-11-10 自動実行装置および自動実行方法 Pending JPH06149618A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4300166A JPH06149618A (ja) 1992-11-10 1992-11-10 自動実行装置および自動実行方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4300166A JPH06149618A (ja) 1992-11-10 1992-11-10 自動実行装置および自動実行方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06149618A true JPH06149618A (ja) 1994-05-31

Family

ID=17881545

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4300166A Pending JPH06149618A (ja) 1992-11-10 1992-11-10 自動実行装置および自動実行方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06149618A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005209209A (ja) * 2004-01-23 2005-08-04 Microsoft Corp メッセージ交換パターンシミュレーションコードの自動生成
JP2006099743A (ja) * 2004-09-29 2006-04-13 Microsoft Corp 再現可能なテストの自動化に関するテストケース実行挙動を選択するシステムおよび方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005209209A (ja) * 2004-01-23 2005-08-04 Microsoft Corp メッセージ交換パターンシミュレーションコードの自動生成
JP2006099743A (ja) * 2004-09-29 2006-04-13 Microsoft Corp 再現可能なテストの自動化に関するテストケース実行挙動を選択するシステムおよび方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5873064A (en) Multi-action voice macro method
US5864819A (en) Internal window object tree method for representing graphical user interface applications for speech navigation
WO2003096191A2 (en) Automated software testing system and method
JP5451034B2 (ja) テスト計画表作成装置及びそのプログラム
JP4426764B2 (ja) コンパイラテストプログラムの自動生成方法
CN111813409A (zh) 一种交互界面的代码生成方法、装置、设备及存储介质
US20090132994A1 (en) Automation tool and method for generating test code
US20150020045A1 (en) Method, device and computer-readable storage medium for closure testing
CN111158472B (zh) 一种虚拟实验的仿真情境构建方法及系统
JP2006301989A (ja) 計算機言語によるプログラムをブロック図から自動生成する方法と装置とプログラム
JPH06149618A (ja) 自動実行装置および自動実行方法
US7134114B2 (en) Apparatus, method, and program product for supporting programming
JP5010958B2 (ja) データ管理方法、プログラム及び装置
US7978179B2 (en) System and method for configuring a computer keyboard
JP4005605B2 (ja) 車両品質分析システム並びに複数データの管理方法およびそのプログラム
CN109597638B (zh) 基于实时计算引擎解决数据处理、设备联动的方法及装置
US6971088B1 (en) Scenario analysis control system device
JPH10149301A (ja) スクリプト作成装置
JP5971399B2 (ja) 実行フロー作成支援プログラム
JPH11353164A (ja) ソースプログラム生成システムおよびソースプログラム生成方法ならびにチャート生成システムおよびチャート生成方法
KR102601979B1 (ko) 소프트웨어 프로그램을 검증하는 방법 및 장치
JP6025955B1 (ja) プログラム解析装置及びプログラム解析方法
JP2006234533A (ja) 車両品質分析システム並びにプログラムファイルの管理方法およびそのプログラム
JP2007133632A (ja) セキュリティポリシー設定方法及びプログラム
JP3741371B2 (ja) イベント制御装置およびイベント制御方法