JPH06148636A - 液晶表示パネル - Google Patents
液晶表示パネルInfo
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- JPH06148636A JPH06148636A JP29547792A JP29547792A JPH06148636A JP H06148636 A JPH06148636 A JP H06148636A JP 29547792 A JP29547792 A JP 29547792A JP 29547792 A JP29547792 A JP 29547792A JP H06148636 A JPH06148636 A JP H06148636A
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- color filter
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 表示特性を向上させる手段として動作領域以
外の領域が遮光されてなるカラー液晶表示パネルに関
し、従来とほぼ同等の効果が得られ安価なブラックマス
クを具えたカラー液晶表示パネルの提供を目的とする。 【構成】 一方の基板であるカラーフィルタ基板６が動
作領域51に形成された着色樹脂からなるカラーフィルタ
層71と、非動作領域52に形成された有機垂直配向材料か
らなる垂直配向層81を具えてなるように構成する。
外の領域が遮光されてなるカラー液晶表示パネルに関
し、従来とほぼ同等の効果が得られ安価なブラックマス
クを具えたカラー液晶表示パネルの提供を目的とする。 【構成】 一方の基板であるカラーフィルタ基板６が動
作領域51に形成された着色樹脂からなるカラーフィルタ
層71と、非動作領域52に形成された有機垂直配向材料か
らなる垂直配向層81を具えてなるように構成する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は表示特性を向上させる手
段として動作領域以外の領域が遮光されてなるカラー液
晶表示パネルに係り、特にカラーフィルタ層の他に動作
領域以外の領域に遮光手段が形成されたカラーフィルタ
基板の構成に関する。
段として動作領域以外の領域が遮光されてなるカラー液
晶表示パネルに係り、特にカラーフィルタ層の他に動作
領域以外の領域に遮光手段が形成されたカラーフィルタ
基板の構成に関する。
【０００２】液晶表示パネルは当初単一色で表示するも
のが大半を占めていたが情報量の増加に伴いカラー化が
要求されている。しかし、単一色の液晶表示パネルに比
べカラー液晶表示パネルは精巧に構成されたカラーフィ
ルタ基板を有し高価である。
のが大半を占めていたが情報量の増加に伴いカラー化が
要求されている。しかし、単一色の液晶表示パネルに比
べカラー液晶表示パネルは精巧に構成されたカラーフィ
ルタ基板を有し高価である。
【０００３】つまり液晶表示パネルは内蔵された電極に
電圧を印加すると液晶分子が向きを変え明暗が反転する
動作領域の周囲に、電極に電圧を印加しても液晶分子が
向きを変えることなくしたがって表示面の明暗が反転し
ない非動作領域が存在する。
電圧を印加すると液晶分子が向きを変え明暗が反転する
動作領域の周囲に、電極に電圧を印加しても液晶分子が
向きを変えることなくしたがって表示面の明暗が反転し
ない非動作領域が存在する。
【０００４】カラー液晶表示パネルにおいてかかる非動
作領域を透過した光が表に漏れると表示特性が著しく阻
害されるため、従来のカラー液晶表示パネルではカラー
フィルタ基板の非動作領域に光の透過を遮断するブラッ
クマスクが形成されている。
作領域を透過した光が表に漏れると表示特性が著しく阻
害されるため、従来のカラー液晶表示パネルではカラー
フィルタ基板の非動作領域に光の透過を遮断するブラッ
クマスクが形成されている。
【０００５】しかるに、スパッタ成膜された金属膜等か
らなるブラックマスクを有する従来のカラーフィルタ基
板は高価である。そこで効果や製造性を犠牲にすること
なく安価なブラックマスクを具えたカラー液晶表示パネ
ルの実現が要望されている。
らなるブラックマスクを有する従来のカラーフィルタ基
板は高価である。そこで効果や製造性を犠牲にすること
なく安価なブラックマスクを具えたカラー液晶表示パネ
ルの実現が要望されている。
【０００６】
【従来の技術】図７は従来のカラー液晶表示パネルの構
成を示す側断面図である。アクティブマトリクス方式の
従来のカラー液晶表示パネルは図７(a) に示す如く液晶
１を挟んで対向する基板を有し、ＴＦＴ基板２とカラー
フィルタ基板３の外側には吸収軸が互いに交差するよう
配列された２枚の偏光板４を具えている。
成を示す側断面図である。アクティブマトリクス方式の
従来のカラー液晶表示パネルは図７(a) に示す如く液晶
１を挟んで対向する基板を有し、ＴＦＴ基板２とカラー
フィルタ基板３の外側には吸収軸が互いに交差するよう
配列された２枚の偏光板４を具えている。
【０００７】ＴＦＴ基板２はガラス基板21上に画素毎に
形成された透明電極22と透明電極22を駆動する薄膜トラ
ンジスタ23を有し、透明電極22と薄膜トランジスタ23は
選択用のバスラインと共にポリイミド樹脂等からなる配
向膜24により覆われている。
形成された透明電極22と透明電極22を駆動する薄膜トラ
ンジスタ23を有し、透明電極22と薄膜トランジスタ23は
選択用のバスラインと共にポリイミド樹脂等からなる配
向膜24により覆われている。
【０００８】また、一方の基板であるカラーフィルタ基
板３はガラス基板31上に着色樹脂からなるカラーフィル
タ層34が形成され、カラーフィルタ層34の凹凸を補正す
るオーバコート層35の上に更に透明電極32が形成され配
向膜33により覆われている。
板３はガラス基板31上に着色樹脂からなるカラーフィル
タ層34が形成され、カラーフィルタ層34の凹凸を補正す
るオーバコート層35の上に更に透明電極32が形成され配
向膜33により覆われている。
【０００９】かかるカラー液晶表示パネルにおいて透明
電極22を選択し透明電極32との間に電圧を印加すると図
７(b) に示す如く、透明電極22と透明電極32との間に介
在する液晶１の液晶分子11が垂直方向に向きを変え表示
面における明暗が反転する。
電極22を選択し透明電極32との間に電圧を印加すると図
７(b) に示す如く、透明電極22と透明電極32との間に介
在する液晶１の液晶分子11が垂直方向に向きを変え表示
面における明暗が反転する。
【００１０】即ち、透明電極22と透明電極32の間に電圧
を印加すると液晶分子11が垂直方向に向きを変える領域
を動作領域51と称し、カラーフィルタ基板３上のカラー
フィルタ層34は動作領域51に対応可能なようにガラス基
板31上に形成されている。
を印加すると液晶分子11が垂直方向に向きを変える領域
を動作領域51と称し、カラーフィルタ基板３上のカラー
フィルタ層34は動作領域51に対応可能なようにガラス基
板31上に形成されている。
【００１１】しかし、ＴＦＴ基板２に形成された透明電
極22の間に例えば透明電極選択用のバスラインを通す隙
間等が必要であり、かかる部分では透明電極22と透明電
極32の間に電圧を印加したときも液晶分子11が垂直方向
に向きを変えることはない。
極22の間に例えば透明電極選択用のバスラインを通す隙
間等が必要であり、かかる部分では透明電極22と透明電
極32の間に電圧を印加したときも液晶分子11が垂直方向
に向きを変えることはない。
【００１２】即ち、動作領域51の周囲には透明電極間に
電圧を印加したときも液晶分子11が向きを変えない非動
作領域52が存在し、非動作領域52では液晶分子11が常に
水平方向に配向されているため入射した光が偏光板４を
透過して表示面に漏れる。
電圧を印加したときも液晶分子11が向きを変えない非動
作領域52が存在し、非動作領域52では液晶分子11が常に
水平方向に配向されているため入射した光が偏光板４を
透過して表示面に漏れる。
【００１３】このように非動作領域52に入射した光が偏
光板４を透過して表示面に漏れると表示特性が著しく阻
害されるため、動作領域51に形成されたカラーフィルタ
層34の周囲にブラックマスク36を形成し非動作領域52に
入射する光を遮断している。
光板４を透過して表示面に漏れると表示特性が著しく阻
害されるため、動作領域51に形成されたカラーフィルタ
層34の周囲にブラックマスク36を形成し非動作領域52に
入射する光を遮断している。
【００１４】
【発明が解決しようとする課題】従来のカラー液晶表示
パネルの場合はカラーフィルタ基板の非動作領域にブラ
ックマスクを形成する手段として、ガラス基板上にクロ
ム(Cr)等の金属膜をスパッタ成膜したあとパターン形成
しているため高価になるという問題があった。
パネルの場合はカラーフィルタ基板の非動作領域にブラ
ックマスクを形成する手段として、ガラス基板上にクロ
ム(Cr)等の金属膜をスパッタ成膜したあとパターン形成
しているため高価になるという問題があった。
【００１５】また、カラー液晶表示パネルの低コスト化
を図る手段としてニッケル(Ni)の無電解メッキや感光性
ブラック樹脂により、カラーフィルタ基板の非動作領域
にブラックマスクを形成する方法等が検討されているが
未だ実用化されていない。
を図る手段としてニッケル(Ni)の無電解メッキや感光性
ブラック樹脂により、カラーフィルタ基板の非動作領域
にブラックマスクを形成する方法等が検討されているが
未だ実用化されていない。
【００１６】本発明の目的は従来とほぼ同等の効果が得
られ安価なブラックマスクを具えたカラー液晶表示パネ
ルを提供することにある。
られ安価なブラックマスクを具えたカラー液晶表示パネ
ルを提供することにある。
【００１７】
【課題を解決するための手段】図１は本発明になる液晶
表示パネルを示す側断面図である。なお全図を通し同じ
対象物は同一記号で表している。
表示パネルを示す側断面図である。なお全図を通し同じ
対象物は同一記号で表している。
【００１８】上記課題は液晶を挟み対向させてなる２枚
の基板の外側に吸収軸が互いに交差するよう配置された
２枚の偏光板を具え、基板の内側に形成された透明電極
に電圧を印加すると液晶の液晶分子が向きを変える動作
領域の周囲に、透明電極に電圧を印加しても液晶分子が
向きを変えない非動作領域を有する液晶表示パネルにお
いて、一方の基板であるカラーフィルタ基板６が動作領
域51に形成された着色樹脂からなるカラーフィルタ層71
と、非動作領域52に形成された有機垂直配向材料からな
る垂直配向層81を具えた本発明の液晶表示パネルにより
達成される。
の基板の外側に吸収軸が互いに交差するよう配置された
２枚の偏光板を具え、基板の内側に形成された透明電極
に電圧を印加すると液晶の液晶分子が向きを変える動作
領域の周囲に、透明電極に電圧を印加しても液晶分子が
向きを変えない非動作領域を有する液晶表示パネルにお
いて、一方の基板であるカラーフィルタ基板６が動作領
域51に形成された着色樹脂からなるカラーフィルタ層71
と、非動作領域52に形成された有機垂直配向材料からな
る垂直配向層81を具えた本発明の液晶表示パネルにより
達成される。
【００１９】
【作用】このようにカラーフィルタ基板の非動作領域に
有機垂直配向材料からなる垂直配向層を形成することに
よって、垂直配向された液晶分子がブラックマスクとし
て作用し従来のブラックマスクとほぼ同等の遮光効果を
得ることができる。
有機垂直配向材料からなる垂直配向層を形成することに
よって、垂直配向された液晶分子がブラックマスクとし
て作用し従来のブラックマスクとほぼ同等の遮光効果を
得ることができる。
【００２０】しかも、製造方法が容易で歩留りや表示品
質の低下がなく金属膜スパッタ用の設備等の大規模な設
備を必要としない。即ち、従来とほぼ同等の効果が得ら
れ安価なブラックマスクを具えたカラー液晶表示パネル
を実現することができる。
質の低下がなく金属膜スパッタ用の設備等の大規模な設
備を必要としない。即ち、従来とほぼ同等の効果が得ら
れ安価なブラックマスクを具えたカラー液晶表示パネル
を実現することができる。
【００２１】
【実施例】以下添付図により本発明の実施例について説
明する。なお、図２は垂直配向層の形成方法を示す側断
面図、図３は垂直配向層の他の形成方法を示す側断面
図、図４は本発明の第１の変形例を示す側断面図、図５
は本発明の第２の変形例を示す側断面図、図６は本発明
の第３の変形例を示す側断面図である。
明する。なお、図２は垂直配向層の形成方法を示す側断
面図、図３は垂直配向層の他の形成方法を示す側断面
図、図４は本発明の第１の変形例を示す側断面図、図５
は本発明の第２の変形例を示す側断面図、図６は本発明
の第３の変形例を示す側断面図である。
【００２２】図１において本発明の液晶表示パネルは従
来の液晶表示パネルと異なり一方の基板であるカラーフ
ィルタ基板６が、金属膜からなるブラックマスクに代え
て非動作領域52に形成された有機垂直配向材料からなる
垂直配向層81を具えている。
来の液晶表示パネルと異なり一方の基板であるカラーフ
ィルタ基板６が、金属膜からなるブラックマスクに代え
て非動作領域52に形成された有機垂直配向材料からなる
垂直配向層81を具えている。
【００２３】したがって動作領域51の周囲に存在する非
動作領域52では液晶分子11は垂直配向層81により常に垂
直方向に配向され、ＴＮモードの液晶配列の場合は液晶
表示パネルの非動作領域52に入射した光は伝播の途中に
旋回することなく透過する。
動作領域52では液晶分子11は垂直配向層81により常に垂
直方向に配向され、ＴＮモードの液晶配列の場合は液晶
表示パネルの非動作領域52に入射した光は伝播の途中に
旋回することなく透過する。
【００２４】ノーマルホワイトタイプの偏光板配置の場
合は吸収軸が互いに直交するように２枚の偏光板４が配
設されており、途中で旋回することなく液晶表示パネル
の非動作領域52を透過した光は表示面側の偏光板４を透
過することができない。
合は吸収軸が互いに直交するように２枚の偏光板４が配
設されており、途中で旋回することなく液晶表示パネル
の非動作領域52を透過した光は表示面側の偏光板４を透
過することができない。
【００２５】即ち、本発明の一実施例においてカラーフ
ィルタ基板６は厚さ 1.1mmのソーダライムガラスからな
るガラス基板61に、感光性着色樹脂を被着しフォトレジ
スト法により厚さ 2.0μm のストライプ状カラーフィル
タ層71が形成されている。
ィルタ基板６は厚さ 1.1mmのソーダライムガラスからな
るガラス基板61に、感光性着色樹脂を被着しフォトレジ
スト法により厚さ 2.0μm のストライプ状カラーフィル
タ層71が形成されている。
【００２６】なお、カラーフィルタ層71を形成するため
の感光性着色樹脂として例えば富士ハント製の感光性顔
料分散型樹脂（商品名CR-2000,CG-2000,CB-2000)があ
る。カラーフィルタ層71の上に厚さが 2.0μm のアクリ
ル系樹脂からなるオーバコート層64を形成し凹凸を平坦
化したあと、オーバコート層64の上にＩＴＯを厚さが10
00Åになるようにスパッタすることによって透明電極62
が形成されている。
の感光性着色樹脂として例えば富士ハント製の感光性顔
料分散型樹脂（商品名CR-2000,CG-2000,CB-2000)があ
る。カラーフィルタ層71の上に厚さが 2.0μm のアクリ
ル系樹脂からなるオーバコート層64を形成し凹凸を平坦
化したあと、オーバコート層64の上にＩＴＯを厚さが10
00Åになるようにスパッタすることによって透明電極62
が形成されている。
【００２７】カラーフィルタ層71の間、即ち非動作領域
52には例えば日産化学製の垂直配向用ポリイミド（商品
名RN-722）を用い、透明電極62の上に液晶分子11を垂直
方向に配向するための有機垂直配向材料からなる垂直配
向層81を形成している。
52には例えば日産化学製の垂直配向用ポリイミド（商品
名RN-722）を用い、透明電極62の上に液晶分子11を垂直
方向に配向するための有機垂直配向材料からなる垂直配
向層81を形成している。
【００２８】また、カラーフィルタ層71の上に形成され
た透明電極62上に水平配向用ポリイミド樹脂からなる配
向膜63を形成する。なお、透明電極62上の水平配向用ポ
リイミド樹脂からなる配向膜63は形成しなくても場合に
よって実用上支障はない。
た透明電極62上に水平配向用ポリイミド樹脂からなる配
向膜63を形成する。なお、透明電極62上の水平配向用ポ
リイミド樹脂からなる配向膜63は形成しなくても場合に
よって実用上支障はない。
【００２９】ＴＦＴ基板２とカラーフィルタ基板６の外
側に例えば２枚の日東電工製偏光板（商品名G1220DU )
が配設されており、上記カラー液晶表示パネルは非動作
領域における光の透過率が 0.1％でブラックマスクとし
て充分な特性を具えている。
側に例えば２枚の日東電工製偏光板（商品名G1220DU )
が配設されており、上記カラー液晶表示パネルは非動作
領域における光の透過率が 0.1％でブラックマスクとし
て充分な特性を具えている。
【００３０】なお、液晶分子11を垂直方向に配向する垂
直配向層81の形成に際して有機垂直配向材料に色素を混
入することにより、カラー液晶表示パネルの非動作領域
における光の透過率を上記実施例の透過率に比べ一層低
下させることが可能である。
直配向層81の形成に際して有機垂直配向材料に色素を混
入することにより、カラー液晶表示パネルの非動作領域
における光の透過率を上記実施例の透過率に比べ一層低
下させることが可能である。
【００３１】このようにカラーフィルタ基板の非動作領
域に有機垂直配向材料からなる垂直配向層を形成するこ
とによって、垂直配向された液晶分子がブラックマスク
として作用し従来のブラックマスクとほぼ同等の遮光効
果を得ることができる。
域に有機垂直配向材料からなる垂直配向層を形成するこ
とによって、垂直配向された液晶分子がブラックマスク
として作用し従来のブラックマスクとほぼ同等の遮光効
果を得ることができる。
【００３２】しかも、製造方法が容易で歩留りや表示品
質の低下がなく金属膜スパッタ用の設備等の大規模な設
備を必要としない。即ち、従来とほぼ同等の効果が得ら
れ安価なブラックマスクを具えたカラー液晶表示パネル
を実現することができる。
質の低下がなく金属膜スパッタ用の設備等の大規模な設
備を必要としない。即ち、従来とほぼ同等の効果が得ら
れ安価なブラックマスクを具えたカラー液晶表示パネル
を実現することができる。
【００３３】垂直配向層の形成は図２(a) に示す如くガ
ラス基板61にカラーフィルタ層71とオーバコート層64と
透明電極62を形成し、図２(b) に示す如く透明電極62に
有機垂直配向材料82を塗布し更に図２(c) に示す如くフ
ォトレジスト83を塗布する。
ラス基板61にカラーフィルタ層71とオーバコート層64と
透明電極62を形成し、図２(b) に示す如く透明電極62に
有機垂直配向材料82を塗布し更に図２(c) に示す如くフ
ォトレジスト83を塗布する。
【００３４】通常のフォトリソグラフィ技術で露光と現
像を行い図２(d) に示す如く非動作領域以外のフォトレ
ジスト83を除去し、例えば、ヒドラジン等のエッチング
液で図２(e) に示す如くカラーフィルタ層71上の有機垂
直配向材料82を除去する。
像を行い図２(d) に示す如く非動作領域以外のフォトレ
ジスト83を除去し、例えば、ヒドラジン等のエッチング
液で図２(e) に示す如くカラーフィルタ層71上の有機垂
直配向材料82を除去する。
【００３５】フォトレジスト83を剥離することによって
図２(f) に示す如く非動作領域に垂直配向層81を形成す
ることができる。なお、フォトリソグラフィ技術の代わ
りにフレキソ技術やスクリーン印刷技術により垂直配向
層を形成することもできる。
図２(f) に示す如く非動作領域に垂直配向層81を形成す
ることができる。なお、フォトリソグラフィ技術の代わ
りにフレキソ技術やスクリーン印刷技術により垂直配向
層を形成することもできる。
【００３６】また、有機垂直配向材料が感光性の場合は
カラーフィルタ層をマスクとして垂直配向層を形成する
ことができる。即ち、前の方法と同様図３(a) に示す如
くガラス基板61にカラーフィルタ層71とオーバコート層
64と透明電極62を形成する。
カラーフィルタ層をマスクとして垂直配向層を形成する
ことができる。即ち、前の方法と同様図３(a) に示す如
くガラス基板61にカラーフィルタ層71とオーバコート層
64と透明電極62を形成する。
【００３７】図３(b) に示す如く透明電極62上に感光性
の有機垂直配向材料82を塗布したあと図３(c) に示す如
く背面から露光する。例えば、特定波長の紫外線を吸収
して硬化する感光性の樹脂はその波長以外の光を照射し
ても硬化することはない。
の有機垂直配向材料82を塗布したあと図３(c) に示す如
く背面から露光する。例えば、特定波長の紫外線を吸収
して硬化する感光性の樹脂はその波長以外の光を照射し
ても硬化することはない。
【００３８】しかるに、カラーフィルタ層71の無い部分
は紫外線が透過するがカラーフィルタ層71のある部分は
紫外線が透過しない。即ち、図３(c) に示す如く基板の
背面から露光すると非動作領域の樹脂は硬化するが動作
領域の樹脂は硬化しない。
は紫外線が透過するがカラーフィルタ層71のある部分は
紫外線が透過しない。即ち、図３(c) に示す如く基板の
背面から露光すると非動作領域の樹脂は硬化するが動作
領域の樹脂は硬化しない。
【００３９】基板の背面から露光したあと有機垂直配向
材料82を現像することによって硬化していない部分の樹
脂が除去され、図３(d) に示す如く非動作領域52に硬化
した感光性の有機垂直配向材料からなる垂直配向層81が
形成される。
材料82を現像することによって硬化していない部分の樹
脂が除去され、図３(d) に示す如く非動作領域52に硬化
した感光性の有機垂直配向材料からなる垂直配向層81が
形成される。
【００４０】本発明の第１の変形例は図４に示す如く非
動作領域52にまで拡張して形成されたカラーフィルタ層
72を具えており、オーバコート層65を形成して動作領域
51の凹凸を平坦化したあとオーバコート層65の上に透明
電極66が形成されている。
動作領域52にまで拡張して形成されたカラーフィルタ層
72を具えており、オーバコート層65を形成して動作領域
51の凹凸を平坦化したあとオーバコート層65の上に透明
電極66が形成されている。
【００４１】前記実施例とは異なり非動作領域52に形成
された液晶分子を垂直方向に配向する垂直配向層81を省
略しそれに代えて、カラーフィルタ層72を形成する着色
樹脂には有機垂直配向材料が混入され透明電極66は非動
作領域52が開口している。
された液晶分子を垂直方向に配向する垂直配向層81を省
略しそれに代えて、カラーフィルタ層72を形成する着色
樹脂には有機垂直配向材料が混入され透明電極66は非動
作領域52が開口している。
【００４２】カラーフィルタ層72と液晶の間に透明電極
66が介在しない非動作領域52では液晶分子は常に垂直方
向に配向されるが、液晶との間に透明電極66が介在する
動作領域51では電圧を印加しなければ液晶分子が垂直方
向に配向されることはない。
66が介在しない非動作領域52では液晶分子は常に垂直方
向に配向されるが、液晶との間に透明電極66が介在する
動作領域51では電圧を印加しなければ液晶分子が垂直方
向に配向されることはない。
【００４３】即ち、非動作領域52に形成されたカラーフ
ィルタ層72と垂直配向された液晶分子がブラックマスク
として作用するため、従来とほぼ同等の効果が得られし
かも安価なブラックマスクを具えたカラー液晶表示パネ
ルを実現することができる。
ィルタ層72と垂直配向された液晶分子がブラックマスク
として作用するため、従来とほぼ同等の効果が得られし
かも安価なブラックマスクを具えたカラー液晶表示パネ
ルを実現することができる。
【００４４】本発明の第２の変形例は図５に示す如く有
機垂直配向材料からなる垂直配向層84がガラス基板61の
全面に形成され、垂直配向層84の動作領域51上に着色樹
脂からなるカラーフィルタ層71とオーバコート層65と透
明電極67が積層されている。
機垂直配向材料からなる垂直配向層84がガラス基板61の
全面に形成され、垂直配向層84の動作領域51上に着色樹
脂からなるカラーフィルタ層71とオーバコート層65と透
明電極67が積層されている。
【００４５】垂直配向層84と液晶の間に透明電極67が介
在しない非動作領域52では液晶分子は常に垂直方向に配
向されるているが、液晶との間に透明電極66が介在する
動作領域51では電圧を印加しなければ液晶分子が垂直方
向に配向されることはない。
在しない非動作領域52では液晶分子は常に垂直方向に配
向されるているが、液晶との間に透明電極66が介在する
動作領域51では電圧を印加しなければ液晶分子が垂直方
向に配向されることはない。
【００４６】本発明の第３の変形例は図６に示す如く液
晶分子の垂直配向手段として有機垂直配向材料からなる
垂直配向層81に代えて、SiO2またはSiＯの斜方蒸着膜か
らなる垂直配向層91が非動作領域52であるカラーフィル
タ層71間に形成されている。
晶分子の垂直配向手段として有機垂直配向材料からなる
垂直配向層81に代えて、SiO2またはSiＯの斜方蒸着膜か
らなる垂直配向層91が非動作領域52であるカラーフィル
タ層71間に形成されている。
【００４７】SiO2またはSiＯの斜方蒸着膜からなる垂直
配向層91はカラーフィルタ基板の製造工程において容易
に形成できるため、従来とほぼ同等の効果が得られしか
も安価なブラックマスクを具えたカラー液晶表示パネル
を実現することができる。
配向層91はカラーフィルタ基板の製造工程において容易
に形成できるため、従来とほぼ同等の効果が得られしか
も安価なブラックマスクを具えたカラー液晶表示パネル
を実現することができる。
【００４８】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば従来とほぼ同
等の効果が得られ安価なブラックマスクを具えたカラー
液晶表示パネルを提供することができる。
等の効果が得られ安価なブラックマスクを具えたカラー
液晶表示パネルを提供することができる。
【図１】 本発明になる液晶表示パネルを示す側断面図
である。
である。
【図２】 垂直配向層の形成方法を示す側断面図であ
る。
る。
【図３】 垂直配向層の他の形成方法を示す側断面図で
ある。
ある。
【図４】 本発明の第１の変形例を示す側断面図であ
る。
る。
【図５】 本発明の第２の変形例を示す側断面図であ
る。
る。
【図６】 本発明の第３の変形例を示す側断面図であ
る。
る。
【図７】 従来のカラー液晶表示パネルの構成を示す側
断面図である。
断面図である。
４ 偏光板 ６ カラーフィルタ基板 11 液晶分子 51 動作領域 52 非動作領域 61 ガラス基板 62、66、67 透明電極 63 配向膜 64、65 オーバコート層 71、72 カラーフィルタ
層 81、84、91 垂直配向層 82 有機垂直配向材料 83 フォトレジスト
層 81、84、91 垂直配向層 82 有機垂直配向材料 83 フォトレジスト
Claims (2)
- 【請求項１】 液晶を挟み対向させてなる２枚の基板の
外側に吸収軸が互いに交差するよう配置された２枚の偏
光板を具え、該基板の内側に形成された透明電極に電圧
を印加すると該液晶の液晶分子が向きを変える動作領域
の周囲に、該透明電極に電圧を印加しても該液晶分子が
向きを変えない非動作領域を有する液晶表示パネルにお
いて、 一方の基板であるカラーフィルタ基板(6) が動作領域(5
1)に形成された着色樹脂からなるカラーフィルタ層(71)
と、非動作領域(52)に形成された有機垂直配向材料から
なる垂直配向層(81)を具えてなることを特徴とする液晶
表示パネル。 - 【請求項２】 請求項１記載の垂直配向層(81)に代えて
SiO2またはSiＯの斜方蒸着膜からなる垂直配向層(91)
が、カラーフィルタ基板(6) の非動作領域(52)に形成さ
れてなることを特徴とする液晶表示パネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29547792A JPH06148636A (ja) | 1992-11-05 | 1992-11-05 | 液晶表示パネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29547792A JPH06148636A (ja) | 1992-11-05 | 1992-11-05 | 液晶表示パネル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06148636A true JPH06148636A (ja) | 1994-05-27 |
Family
ID=17821113
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29547792A Withdrawn JPH06148636A (ja) | 1992-11-05 | 1992-11-05 | 液晶表示パネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06148636A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7136140B1 (en) | 1999-07-09 | 2006-11-14 | Sharp Kabushiki Kaisha | Liquid crystal display comprising a linear protrusion structure and an auxilliary protrusion structure having a width wider than that of the linear protrusion structure for controlling an alignment of liquid crystal |
| KR100675933B1 (ko) * | 2000-12-30 | 2007-02-01 | 비오이 하이디스 테크놀로지 주식회사 | 편광판기판을 이용한 박막 트랜지스터 액정 표시 장치 및그 제조방법 |
-
1992
- 1992-11-05 JP JP29547792A patent/JPH06148636A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7136140B1 (en) | 1999-07-09 | 2006-11-14 | Sharp Kabushiki Kaisha | Liquid crystal display comprising a linear protrusion structure and an auxilliary protrusion structure having a width wider than that of the linear protrusion structure for controlling an alignment of liquid crystal |
| US7199856B2 (en) | 1999-07-09 | 2007-04-03 | Sharp Kabushiki Kaisha | Liquid crystal display and method of fabricating the same |
| US7259825B2 (en) | 1999-07-09 | 2007-08-21 | Sharp Kabushiki Kaisha | Liquid crystal display and method of fabricating the same comprising simultaneously forming pillar-shaped spacer and protrusion structure |
| US7330220B2 (en) | 1999-07-09 | 2008-02-12 | Sharp Kabushiki Kaisha | Liquid crystal display and method of fabricating the same |
| US7423718B2 (en) | 1999-07-09 | 2008-09-09 | Sharp Kabushiki Kaisha | Liquid crystal display comprising protrusion structure having same material, same layer but lower height than pillar-shaped spacer |
| KR100675933B1 (ko) * | 2000-12-30 | 2007-02-01 | 비오이 하이디스 테크놀로지 주식회사 | 편광판기판을 이용한 박막 트랜지스터 액정 표시 장치 및그 제조방법 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000201 |