JPH06148517A - トリプレットレンズ - Google Patents

トリプレットレンズ

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JPH06148517A
JPH06148517A JP32749692A JP32749692A JPH06148517A JP H06148517 A JPH06148517 A JP H06148517A JP 32749692 A JP32749692 A JP 32749692A JP 32749692 A JP32749692 A JP 32749692A JP H06148517 A JPH06148517 A JP H06148517A
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JP
Japan
Prior art keywords
lens
triplet
lenses
conditional expression
becomes
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP32749692A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Sato
裕志 佐藤
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2ω=64°程度の広い画角を持ち、Fナン
バーが4.5程度の低コストで小型のコンパクトカメラ
用の写真レンズを得る。 【構成】 物体側から順に、物体側に凸面を向けた正メ
ニスカスレンズ、両凹レンズ、両凸レンズからなり、第
2レンズ及び第3レンズはプラスチックレンズであり、
かつ以下の条件を満足する。 (1) 0.48 < f1/f < 0.65 (2) 0.48 < f3/f < 0.69 (3) 0.03 < d4/f < 0.08 (4) −4.0 < f12/f <−1.2 (5) 0.20 < Σd/f < 0.24 ただしf12は第1レンズと第2レンズの合成焦点距離で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトリプレットレンズ、特
にプラスチックレンズを用いた小型で低コストのトリプ
レットレンズに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、レンズシャッターカメラの普及に
伴い、その撮影レンズとしてコンパクトで低コストのレ
ンズが強く要求されている。従来、レンズシャッターカ
メラ用のレンズとしては、テッサータイプ、トリプレッ
トタイプ、広画角を有する望遠タイプなどが用いられて
いるが、低コストという観点からはレンズ枚数の少ない
トリプレットタイプが有利である。
【0003】トリプレットタイプを撮影レンズとして用
いた例は従来から多数あり、例えば、特開平2−222
911号公報、特開昭63−32511号公報、特開昭
62−183420号公報等に、開示されている。しか
しながら、特開平2−222911号公報に記載されて
いる実施例はいずれも、望遠比が1.1以上と大きく、
カメラのコンパクト化を妨げるものである。また、特開
昭63−32511号公報記載のものは、望遠比は1.
05〜1.06と小さいが、その構成においては3枚の
レンズともガラスレンズを用いており、コスト低減には
不利なものである。さらに、特開昭62−183420
号公報に記載されたものは、第2レンズ、第3レンズに
プラスチックを用いており低コスト化には有利である
が、望遠比が1.1前後と大きく、改善の余地がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、2ω=64
°程度の広画角を持ち、Fナンバーが4.5程度の低コ
ストでコンパクトな写真レンズを提供しようとするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のトリプレットレ
ンズは、物体側から順に、物体側に凸面を向けた正メニ
スカスの第1レンズ、両凹の第2レンズ、両凸の第3レ
ンズからなり、第2レンズ及び第3レンズはプラスチッ
クレンズであり、かつ以下の条件を満足することを特徴
とする。 (1) 0.48 < f1/f < 0.65 (2) 0.48 < f3/f < 0.69 (3) 0.03 < d4/f < 0.08 (4) −4.0 < f12/f <−1.2 (5) 0.20 < Σd/f < 0.24 ただし f :全系の焦点距離 fi :第iレンズの焦点距離 di :第i面と第i+1面の間隔 fij:第iレンズと第jレンズの合成焦点距離 Σd:レンズの全長
【0006】
【作用】一般に、プラスチックレンズを用いると、ガラ
スの場合に比べて低コストにすることができる。しかし
ながら、レンズ全長を短くしながら、正の屈折力を有す
るレンズに一般的なプラスチックのように屈折率の低い
材料を用いようとすると、ペッツバール和の増大をもた
らし、非点収差の悪化を招くという問題が発生する。条
件式(1)、(2)は、正の屈折力を有する第3レンズ
に低屈折率のプラスチックを使用した場合にもペッツバ
ール和を小さく抑え、像面性を良好に保つためのもので
ある。
【0007】条件式(1)の上限をこえて第1レンズの
屈折力が弱くなると、プラスチックであるために屈折率
の低い第3レンズに大きな屈折力が配分されることにな
る。この結果ペッツバール和が大となって像面湾曲の補
正が困難となる。また、望遠比が大となり、コンパクト
化に不利である。また、条件式(1)の下限をこえて第
1レンズの屈折力が強くなると、屈折力の配分として、
第2レンズと第3レンズの合成の屈折力が負で大とな
る。本発明のレンズは、第2レンズと第3レンズをプラ
スチックレンズとしているので、第2レンズと第3レン
ズの合成の屈折力が大となることにより、温度・湿度な
どの環境変化によるピント位置の移動が大きくなってし
まう。
【0008】条件式(2)の下限をこえて第3レンズの
屈折力が強くなると、前述のように、第3レンズの材料
は屈折率の低いプラスチックであるので、ペッツバール
和が大となり、像面湾曲の補正が困難になる。また、条
件式(2)の上限をこえて第3レンズの屈折力が弱くな
ると、球面収差が補正過剰となる。
【0009】条件式(3)の上限をこえると、レンズの
全長が長くなるばかりでなく、十分な周辺光量比を確保
するためには、前玉径を大きくしなければならず、レン
ズのコンパクト化を妨げる。下限をこえると、非点収差
が大きくなり、メリジオナル像面がアンダーになる。
【0010】条件式(4)は像面湾曲を良好に補正しな
がら、レンズ系をコンパクトにするものである。条件式
(4)の上限をこえて、第1レンズと第2レンズの合成
の負の屈折力が大きくなると、バックフォーカスが長く
なり、レンズ系が大きくなる。下限をこえると、像面湾
曲が著しく大きくなる。
【0011】条件式(5)はレンズ系の全厚に関するも
ので、上限をこえるとレンズ全長が大となるばかりでな
く、十分な周辺光量比を確保するためには、前玉径も大
きくしなければならず、レンズ系のコンパクト化を妨げ
る。また、下限をこえてレンズ全長を小とすると、補正
過剰の高次の球面収差が発生する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を示す。表中、fは全
系の焦点距離、FはFナンバー、ωは半画角、Rは近軸
曲率半径、Dは軸上面間隔、Nはd線に対する屈折率、
νはアッベ数である。
【0013】また、これらの実施例は、副次的に以下の
条件を満たしている。 (6) 25<ν2<35 (7) 50<ν3<60 (8) 0.05<d1/f <0.10 (9) n1 >1.7 ただし、 νi :第iレンズのアッベ数 ni :第iレンズの屈折率
【0014】条件式(6)、(7)は、プラスチックの
材料の選定にかかるもので、ともに色収差を良好に補正
するための条件である。条件式(6)の下限あるいは条
件式(7)の上限をこえると、軸上色収差が大きくオー
バーとなる。逆に条件(6)の上限あるいは条件(7)
の下限をこえると軸上色収差が大きくアンダーになる
か、または、倍率色収差が大きくプラスとなり補正が困
難である。条件式(8)、(9)はガラスレンズである
第1レンズに関するもので、条件式(8)は第1レンズ
の厚みに関し、上限をこえると、球面収差が補正不足と
なり、下限をこえると、第1レンズの縁厚が不足し、加
工が困難となる。条件式(9)は、第1レンズの屈折率
に関するもので、この条件をはずれると、ペッツバール
和が大となり、像面湾曲の補正が困難になる。
【0015】実施例1 f=100 F4.5 2ω=64.3° 望遠比1.05 R D N ν 1 26.879 7.51 1.79952 42.2 2 63.809 1.96 3 −174.808 2.31 1.58300 30.0 4 24.558 6.21 5 71.207 4.25 1.49200 57.0 6 −53.661 f1/f= 0.533 f3 /f= 0.629 d4/f= 0.062 f12/f=−2.95 Σd/f= 0.222 d1 /f= 0.075
【0016】実施例2 f=100 F4.5 2ω=63.6° 望遠比1.05 R D N ν 1 26.107 7.08 1.79952 42.2 2 61.750 2.03 3 −241.102 2.57 1.58300 30.0 4 23.387 6.57 5 66.097 4.03 1.49200 57.0 6 −59.164 f1/f= 0.520 f3 /f= 0.641 d4/f= 0.066 f12/f=−3.28 Σd/f= 0.223 d1 /f= 0.071
【0017】実施例3 f=100 F4.5 2ω=64.1° 望遠比1.05 R D N ν 1 26.947 7.19 1.79952 42.2 2 67.189 2.01 3 −189.293 2.59 1.58300 30.0 4 24.243 6.47 5 74.846 4.17 1.49200 57.0 6 −54.070 f1/f= 0.521 f3 /f= 0.645 d4/f= 0.065 f12/f=−3.30 Σd/f= 0.224 d1 /f= 0.072
【0018】実施例4 f=100 F4.5 2ω=64.7° 望遠比1.06 R D N ν 1 26.968 8.27 1.79952 42.2 2 52.896 2.32 3 −116.037 2.32 1.58300 30.0 4 25.125 4.93 5 54.863 4.50 1.49200 57.0 6 −46.819 f1/f= 0.603 f3 /f= 0.521 d4/f= 0.049 f12/f=−1.59 Σd/f= 0.223 d1 /f= 0.083
【0019】
【発明の効果】本発明のトリプレットレンズでは、第2
レンズと第3レンズとにプラスチックレンズを用いてい
るため、コストを十分に低く抑えることができた。しか
も、望遠比1.05程度とレンズシャッターカメラに搭
載するにふさわしいコンパクトな構成ながらも、実施例
に見るように、64°に及ぶ広画角にわたって各収差は
良好に補正されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトリプレットレンズの第1実施例の断
面図である。
【図2】上記トリプレットレンズの第1実施例の収差曲
線図である。
【図3】上記トリプレットレンズの第2実施例の収差曲
線図である。
【図4】上記トリプレットレンズの第3実施例の収差曲
線図である。
【図5】上記トリプレットレンズの第4実施例の収差曲
線図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側から順に、物体側に凸面を向けた
    正メニスカスの第1レンズ、両凹の第2レンズ、両凸の
    第3レンズからなり、第2レンズ及び第3レンズはプラ
    スチックレンズであり、かつ以下の条件を満足すること
    を特徴とするトリプレットレンズ 0.48 < f1/f < 0.65 0.48 < f3/f < 0.69 0.03 < d4/f < 0.08 −4.0 < f12/f <−1.2 0.20 < Σd/f < 0.24 ただし f :全系の焦点距離 fi :第iレンズの焦点距離 di :第i面と第i+1面の間隔 fij:第iレンズと第jレンズの合成焦点距離 Σd:レンズの全長
JP32749692A 1992-11-13 1992-11-13 トリプレットレンズ Withdrawn JPH06148517A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100322185B1 (ko) * 1994-09-14 2002-06-22 이중구 트리플리트렌즈
CN100371761C (zh) * 2003-07-11 2008-02-27 柯尼卡美能达精密光学株式会社 摄像透镜、摄像单元以及具备此摄像单元的便携终端

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CN100371761C (zh) * 2003-07-11 2008-02-27 柯尼卡美能达精密光学株式会社 摄像透镜、摄像单元以及具备此摄像单元的便携终端

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Legal Events

Date Code Title Description
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Effective date: 20000201