JPH06148143A - 渦電流探傷プローブ - Google Patents
渦電流探傷プローブInfo
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- JPH06148143A JPH06148143A JP4321309A JP32130992A JPH06148143A JP H06148143 A JPH06148143 A JP H06148143A JP 4321309 A JP4321309 A JP 4321309A JP 32130992 A JP32130992 A JP 32130992A JP H06148143 A JPH06148143 A JP H06148143A
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- JP
- Japan
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- probe
- coil
- eddy current
- ect
- coils
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
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- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Magnetic Means (AREA)
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 内挿型渦電流探傷プローブにおいて、マルチ
コイル型プローブでＥＣＴコイル間に生じる不感帯及び
感度低下領域をなくすことにより、伝熱管等のクラック
を、その方向や大きさにかかわらず、高感度に洩れな
く、しかも高速にて探傷する。 【構成】 複数のＥＣＴコイル２をプローブ１の周面に
周方向略等間隔に配設せしめてコイル部３を形成してな
る探傷プローブにおいて、上記コイル部３をプローブ１
の軸を中心に回動自在に設ける共に、該コイル部を正逆
に回転させることにより、上記複数のＥＣＴコイル２を
夫々、少なくとも一側に隣合うコイル２の概略位置まで
反復移動させる駆動機構４を具備せしめた構成を特徴と
する。
コイル型プローブでＥＣＴコイル間に生じる不感帯及び
感度低下領域をなくすことにより、伝熱管等のクラック
を、その方向や大きさにかかわらず、高感度に洩れな
く、しかも高速にて探傷する。 【構成】 複数のＥＣＴコイル２をプローブ１の周面に
周方向略等間隔に配設せしめてコイル部３を形成してな
る探傷プローブにおいて、上記コイル部３をプローブ１
の軸を中心に回動自在に設ける共に、該コイル部を正逆
に回転させることにより、上記複数のＥＣＴコイル２を
夫々、少なくとも一側に隣合うコイル２の概略位置まで
反復移動させる駆動機構４を具備せしめた構成を特徴と
する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は原子力発電所の熱交換器
の金属細管等において、管に発生したクラック等を検出
するための渦電流探傷プローブに関するものである。
の金属細管等において、管に発生したクラック等を検出
するための渦電流探傷プローブに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】熱交換器の細管のように、金属管の外側
からの接近が難しい場合には、プローブを金属管の中に
挿入して探傷するが、そのための内挿型プローブとして
最も汎用的なプローブは、高速探傷が可能で、曲管部へ
の挿入性も良いボビン型プローブである。このボビンコ
イル型プローブは、リード線を円筒状プローブの周方向
に巻回してＥＣＴコイルを形成しているため、渦電流は
金属管の周方向に流れる。即ち、渦電流探傷において
は、プローブ内のコイルにより誘起された金属管内の渦
電流が該管の欠陥によって乱されることにより該欠陥を
検出するものであるが、上記プローブでは金属管のクラ
ック等の欠陥が該管の周方向に存在した場合、クラック
の方向が前記渦電流の流れの方向と平行になるため、該
渦電流はほとんど乱れず、探傷感度が低いという問題が
ある。
からの接近が難しい場合には、プローブを金属管の中に
挿入して探傷するが、そのための内挿型プローブとして
最も汎用的なプローブは、高速探傷が可能で、曲管部へ
の挿入性も良いボビン型プローブである。このボビンコ
イル型プローブは、リード線を円筒状プローブの周方向
に巻回してＥＣＴコイルを形成しているため、渦電流は
金属管の周方向に流れる。即ち、渦電流探傷において
は、プローブ内のコイルにより誘起された金属管内の渦
電流が該管の欠陥によって乱されることにより該欠陥を
検出するものであるが、上記プローブでは金属管のクラ
ック等の欠陥が該管の周方向に存在した場合、クラック
の方向が前記渦電流の流れの方向と平行になるため、該
渦電流はほとんど乱れず、探傷感度が低いという問題が
ある。
【０００３】一方、周方向に並んだ複数（多くの場合８
個）のパンケーキコイル（表面コイルともいう）を有す
るマルチコイル型プローブもある。このプローブの上記
パンケーキコイルによる渦電流は、金属管の比較的狭い
範囲ではあるが、管の径方向を対称軸として流れるた
め、周方向のクラックに対し交差して流れる部分があ
り、この点においては前記したボビンコイル型プローブ
に比し探傷感度が高いとの利点がある。
個）のパンケーキコイル（表面コイルともいう）を有す
るマルチコイル型プローブもある。このプローブの上記
パンケーキコイルによる渦電流は、金属管の比較的狭い
範囲ではあるが、管の径方向を対称軸として流れるた
め、周方向のクラックに対し交差して流れる部分があ
り、この点においては前記したボビンコイル型プローブ
に比し探傷感度が高いとの利点がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記マ
ルチコイル型プローブのパンケーキコイルによる渦電流
は、コイルの中心部で強く、中心部から離れる程弱くな
るため、コイルとコイルの中間部付近で感度が低下す
る。即ち、上記マルチコイル型プローブにおいては、パ
ンケーキコイルの巻き形状や付設角度を変更したとして
も、コイルはプローブの全周をカバーする必要があるた
め、必然的にある程度以上の大きさとなり、その間隙に
は上記のように不感体もしくは感度低下領域が発生す
る。従って、このプローブの不感帯や感度低下領域にお
いては、特に軸方向のクラックや周方向の短いクラック
を見落とす可能性があるため、このような偶然性を考慮
すると、探傷プローブの検出限界が狭くなるとの問題を
招来する。
ルチコイル型プローブのパンケーキコイルによる渦電流
は、コイルの中心部で強く、中心部から離れる程弱くな
るため、コイルとコイルの中間部付近で感度が低下す
る。即ち、上記マルチコイル型プローブにおいては、パ
ンケーキコイルの巻き形状や付設角度を変更したとして
も、コイルはプローブの全周をカバーする必要があるた
め、必然的にある程度以上の大きさとなり、その間隙に
は上記のように不感体もしくは感度低下領域が発生す
る。従って、このプローブの不感帯や感度低下領域にお
いては、特に軸方向のクラックや周方向の短いクラック
を見落とす可能性があるため、このような偶然性を考慮
すると、探傷プローブの検出限界が狭くなるとの問題を
招来する。
【０００５】また、１〜３個程度のパンケーキコイルを
管壁に密着させ、プローブを回転させながら螺旋状に走
査を行う回転コイル型プローブもあるが、このプローブ
においても、パンケーキコイルのピッチ（通常、コイル
径と同じ程度であり、約１mm〜５mm) で上記螺旋状の走
査を行うことから、探傷速度が非常に遅いとの欠点を有
している。
管壁に密着させ、プローブを回転させながら螺旋状に走
査を行う回転コイル型プローブもあるが、このプローブ
においても、パンケーキコイルのピッチ（通常、コイル
径と同じ程度であり、約１mm〜５mm) で上記螺旋状の走
査を行うことから、探傷速度が非常に遅いとの欠点を有
している。
【０００６】本発明は叙上の如き実状に対処してなされ
たものであり、上記マルチコイル型プローブの不感帯及
び感度低下領域をなくすことにより、金属管等における
クラック等の欠陥を、その方向あるいは長短にかかわら
ず、感度を高くして、しかも高速にて探傷検査すること
を目的とするものである。
たものであり、上記マルチコイル型プローブの不感帯及
び感度低下領域をなくすことにより、金属管等における
クラック等の欠陥を、その方向あるいは長短にかかわら
ず、感度を高くして、しかも高速にて探傷検査すること
を目的とするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】即ち、上記目的に適合す
る本発明の渦流探傷プローブの特徴は、筒状または柱状
のプローブの周面に、複数のＥＣＴコイルを、周方向略
等間隔に配設せしめてコイル部を形成してなる渦電流探
傷プローブにおいて、上記コイル部をプローブの軸を中
心に回動自在に設ける共に、該コイル部を正逆に回転さ
せることにより、上記複数のＥＣＴコイルを夫々、少な
くとも一側に隣合うコイルの概略位置まで反復移動させ
る駆動機構を具備せしめたところにある。
る本発明の渦流探傷プローブの特徴は、筒状または柱状
のプローブの周面に、複数のＥＣＴコイルを、周方向略
等間隔に配設せしめてコイル部を形成してなる渦電流探
傷プローブにおいて、上記コイル部をプローブの軸を中
心に回動自在に設ける共に、該コイル部を正逆に回転さ
せることにより、上記複数のＥＣＴコイルを夫々、少な
くとも一側に隣合うコイルの概略位置まで反復移動させ
る駆動機構を具備せしめたところにある。
【０００８】なお、ここで上記周方向略等間隔に配設さ
れる複数のＥＣＴコイルは、必ずしも同一円周上にある
必要はなく、一般には、軸方向に前後する複数の円周上
に分けられて、前部円周上のコイルの一側に隣合うコイ
ルは、後部円周上のコイルであることが多い。
れる複数のＥＣＴコイルは、必ずしも同一円周上にある
必要はなく、一般には、軸方向に前後する複数の円周上
に分けられて、前部円周上のコイルの一側に隣合うコイ
ルは、後部円周上のコイルであることが多い。
【０００９】
【作用】上記構成を有する本発明の探傷プローブにおい
ては、プローブのＥＣＴコイルの夫々が、一側に隣合う
コイル位置まで反復移動しうることから、実質的にはコ
イル同士の間隙はなくなることになり、これにより、従
来において生じていたコイル間の不感帯及び感度低下領
域は解消される。そして、上記コイルの反復移動は、例
えば、８個のＥＣＴコイルを有する通常のコイル部で
は、該コイル部を僅か４５°回動させるだけでよく、し
かも、この回動はおよそ３０／秒程度の速さで行っても
検査に支障はないことから、従来の回転コイル型プロー
ブに比べ、はるかに高速でプローブを移動させて、極め
て迅速な探傷を行うことが可能である。
ては、プローブのＥＣＴコイルの夫々が、一側に隣合う
コイル位置まで反復移動しうることから、実質的にはコ
イル同士の間隙はなくなることになり、これにより、従
来において生じていたコイル間の不感帯及び感度低下領
域は解消される。そして、上記コイルの反復移動は、例
えば、８個のＥＣＴコイルを有する通常のコイル部で
は、該コイル部を僅か４５°回動させるだけでよく、し
かも、この回動はおよそ３０／秒程度の速さで行っても
検査に支障はないことから、従来の回転コイル型プロー
ブに比べ、はるかに高速でプローブを移動させて、極め
て迅速な探傷を行うことが可能である。
【００１０】
【実施例】以下、さらに添付図面を参照して、本発明の
実施例を説明する。図１は本発明実施例の内挿型渦電流
探傷プローブを示す一部断面正面図であり、図２は図１
のＡ−Ａ線断面図、図３は図２に基づきコイルの反復移
動によるコイル信号感度を示した説明図であり、この実
施例のプローブは、筒状のプローブ（１）の周面に、８
個のパンケーキ型ＥＣＴコイル（２）を、周方向等間隔
に配設せしめてコイル部（３）を形成した基本構成を有
している。上記ＥＣＴコイル（２）は、図２にも示すよ
うに、プローブ（１）の軸方向に前後する２つの円周上
に分けられて配されている。即ち、これらＥＣＴコイル
（２）を、上記各円周において夫々等間隔に４個ずつ配
位し、前部円周のコイル（２ａ）と４５°角度を違えて
後部円周のコイル（２ｂ）を配位することによって、図
２に示す如く各ＥＣＴコイル（２ａ），（２ｂ）を、前
記したように、プローブの周方向等間隔に配設してい
る。なお、図１において、（９）はセンタリング用ブラ
シ、（１０）はフレキシブルなケーブルを夫々示し、ま
た、プローブ本体（５）の前部（５ａ）と後部（５ｂ）
とは一体に設けられている。
実施例を説明する。図１は本発明実施例の内挿型渦電流
探傷プローブを示す一部断面正面図であり、図２は図１
のＡ−Ａ線断面図、図３は図２に基づきコイルの反復移
動によるコイル信号感度を示した説明図であり、この実
施例のプローブは、筒状のプローブ（１）の周面に、８
個のパンケーキ型ＥＣＴコイル（２）を、周方向等間隔
に配設せしめてコイル部（３）を形成した基本構成を有
している。上記ＥＣＴコイル（２）は、図２にも示すよ
うに、プローブ（１）の軸方向に前後する２つの円周上
に分けられて配されている。即ち、これらＥＣＴコイル
（２）を、上記各円周において夫々等間隔に４個ずつ配
位し、前部円周のコイル（２ａ）と４５°角度を違えて
後部円周のコイル（２ｂ）を配位することによって、図
２に示す如く各ＥＣＴコイル（２ａ），（２ｂ）を、前
記したように、プローブの周方向等間隔に配設してい
る。なお、図１において、（９）はセンタリング用ブラ
シ、（１０）はフレキシブルなケーブルを夫々示し、ま
た、プローブ本体（５）の前部（５ａ）と後部（５ｂ）
とは一体に設けられている。
【００１１】そして、本発明においては、プローブ
（１）の上記コイル部（３）をプローブ（１）の中心軸
を中心に回動自在に設けると共に、該コイル部（３）を
正逆に回転させることにより、図２に示す如く、上記複
数のＥＣＴコイル（２ａ）を夫々、前記周方向において
一側に隣合うコイル（２ｂ）の位置まで反復移動させる
駆動機構（４）を設けている。この駆動機構（４）は、
図１に示すように、プローブ本体（５）の内部に設けた
モータ（６）とカム部（７）とからなり、シャフト
（８）を介し、回動しないプローブ本体（５）に対し
て、一体形成された上記コイル部（３）を４５°で正逆
回転させるように設定されている。この実施例の上記駆
動機構（４）によるコイル部の正逆回転は、１秒間に約
１０往復〜４０往復程度と高速回転が可能である。
（１）の上記コイル部（３）をプローブ（１）の中心軸
を中心に回動自在に設けると共に、該コイル部（３）を
正逆に回転させることにより、図２に示す如く、上記複
数のＥＣＴコイル（２ａ）を夫々、前記周方向において
一側に隣合うコイル（２ｂ）の位置まで反復移動させる
駆動機構（４）を設けている。この駆動機構（４）は、
図１に示すように、プローブ本体（５）の内部に設けた
モータ（６）とカム部（７）とからなり、シャフト
（８）を介し、回動しないプローブ本体（５）に対し
て、一体形成された上記コイル部（３）を４５°で正逆
回転させるように設定されている。この実施例の上記駆
動機構（４）によるコイル部の正逆回転は、１秒間に約
１０往復〜４０往復程度と高速回転が可能である。
【００１２】一方、上記ＥＣＴコイル（２）の移動範囲
は、上記の如く周方向において一側に隣合うコイルの位
置までが適当であるが、これより移動範囲が若干小さく
ても所期の目的は達成することができる。また逆に、上
記コイルの移動範囲が大きく、例えば両側に隣合うコイ
ルの位置までコイル部（３）が回動するとしても、同様
に目的達成の妨げになることはない。なお、ＥＣＴコイ
ル（２）の数を、例えば１２個、あるいは１６個と多く
することにより、前記駆動機構（４）の正逆回転角度
を、実施例の４５°から３０°、あるいは22.5°と小さ
くすることも可能である。
は、上記の如く周方向において一側に隣合うコイルの位
置までが適当であるが、これより移動範囲が若干小さく
ても所期の目的は達成することができる。また逆に、上
記コイルの移動範囲が大きく、例えば両側に隣合うコイ
ルの位置までコイル部（３）が回動するとしても、同様
に目的達成の妨げになることはない。なお、ＥＣＴコイ
ル（２）の数を、例えば１２個、あるいは１６個と多く
することにより、前記駆動機構（４）の正逆回転角度
を、実施例の４５°から３０°、あるいは22.5°と小さ
くすることも可能である。
【００１３】しかして、以上の構成を有する本発明実施
例の渦電流探傷プローブにおいては、前述の如くプロー
ブ（１）のＥＣＴコイル（２）の夫々が、４５°で正逆
回転を繰り返し行う駆動機構（４）により、図３に示す
ように一側に隣合うコイル位置まで反復移動することが
可能である。このことから、図３に示す如く、ＥＣＴコ
イル（２）同士の間隙は、実質的にはなくなることにな
り、これにより、従来において生じていたコイル間の不
感帯及び感度低下領域は解消される。そして、上記コイ
ル（２）の反復移動は、８個のＥＣＴコイル（２）を有
する実施例のコイル部（３）では、該コイル部（３）を
僅か４５°回動させるだけでよく、しかも、この回動
は、前記の如く１０秒〜４０／秒の高速で行うことか
ら、従来の回転コイル型プローブに比べ、はるかに高速
でプローブを移動させて極めて迅速な探傷を行うことが
可能である。
例の渦電流探傷プローブにおいては、前述の如くプロー
ブ（１）のＥＣＴコイル（２）の夫々が、４５°で正逆
回転を繰り返し行う駆動機構（４）により、図３に示す
ように一側に隣合うコイル位置まで反復移動することが
可能である。このことから、図３に示す如く、ＥＣＴコ
イル（２）同士の間隙は、実質的にはなくなることにな
り、これにより、従来において生じていたコイル間の不
感帯及び感度低下領域は解消される。そして、上記コイ
ル（２）の反復移動は、８個のＥＣＴコイル（２）を有
する実施例のコイル部（３）では、該コイル部（３）を
僅か４５°回動させるだけでよく、しかも、この回動
は、前記の如く１０秒〜４０／秒の高速で行うことか
ら、従来の回転コイル型プローブに比べ、はるかに高速
でプローブを移動させて極めて迅速な探傷を行うことが
可能である。
【００１４】即ち、実際の検査では、被検査管に挿入し
たプローブ（１）を、別途ケーブル（１０）の延長上の
巻取装置によって、高速にて抜き取りながら探傷を行う
が、このとき上記各コイル（２）はジグザグ状の軌跡を
描きながら上記被検査管を迅速に走査する。
たプローブ（１）を、別途ケーブル（１０）の延長上の
巻取装置によって、高速にて抜き取りながら探傷を行う
が、このとき上記各コイル（２）はジグザグ状の軌跡を
描きながら上記被検査管を迅速に走査する。
【００１５】従って、この種探傷プローブが最も多用さ
れる原子炉蒸気発生器等の伝熱管において、周方向や軸
方向、あるいは長短のクラックも、タイプを選ばずに高
感度に検査することができ、しかも高速の走査もできる
ことから、従来は時間がかかりすぎて行い難かった伝熱
管の全数検査も可能となる。
れる原子炉蒸気発生器等の伝熱管において、周方向や軸
方向、あるいは長短のクラックも、タイプを選ばずに高
感度に検査することができ、しかも高速の走査もできる
ことから、従来は時間がかかりすぎて行い難かった伝熱
管の全数検査も可能となる。
【００１６】またさらに、前記したようにＥＣＴコイル
間の実質的な不感帯及び感度低下領域の解消によって、
従来の、コイルとクラックの位置関係による信号感度の
異なりや偶然性の検出不能の事態も避けることができ、
非常に信頼性のある高速探傷検査を行うことが可能であ
る。
間の実質的な不感帯及び感度低下領域の解消によって、
従来の、コイルとクラックの位置関係による信号感度の
異なりや偶然性の検出不能の事態も避けることができ、
非常に信頼性のある高速探傷検査を行うことが可能であ
る。
【００１７】以上、本発明の実施例を説明したが、ＥＣ
Ｔコイル（２）の巻回形状や角度は適宜選択することが
可能である。
Ｔコイル（２）の巻回形状や角度は適宜選択することが
可能である。
【００１８】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の内挿型渦
電流探傷プローブは、複数のＥＣＴコイルをプローブの
周囲に周方向略等間隔に配設せしめてコイル部を形成し
てなる探傷プローブにおいて、上記コイルをプローブの
軸を中心に回動自在に設けると共に、該コイル部を正逆
に回転させることにより、上記複数のＥＣＴコイルを夫
々、少なくとも一側に隣合うコイルの概略位置まで反復
移動させる駆動機構を具備せしめたものであり、上記Ｅ
ＣＴコイルを隣合うコイル位置まで反復移動させること
により、実質的にコイル同士の間隙をなくし、コイルの
不感帯及び感度低下領域を解消せしめて、伝熱管等のク
ラックをその方向や長短にかかわらず高感度に洩れなく
探傷することが可能で、さらに、上記コイルの反復移動
はかなりの高速にて行えることから、従来の回転コイル
型プローブに比べ、はるかに速くプローブを移動せしめ
て、極めて迅速に探傷検査を行い得るとの顕著な効果を
奏するものである。
電流探傷プローブは、複数のＥＣＴコイルをプローブの
周囲に周方向略等間隔に配設せしめてコイル部を形成し
てなる探傷プローブにおいて、上記コイルをプローブの
軸を中心に回動自在に設けると共に、該コイル部を正逆
に回転させることにより、上記複数のＥＣＴコイルを夫
々、少なくとも一側に隣合うコイルの概略位置まで反復
移動させる駆動機構を具備せしめたものであり、上記Ｅ
ＣＴコイルを隣合うコイル位置まで反復移動させること
により、実質的にコイル同士の間隙をなくし、コイルの
不感帯及び感度低下領域を解消せしめて、伝熱管等のク
ラックをその方向や長短にかかわらず高感度に洩れなく
探傷することが可能で、さらに、上記コイルの反復移動
はかなりの高速にて行えることから、従来の回転コイル
型プローブに比べ、はるかに速くプローブを移動せしめ
て、極めて迅速に探傷検査を行い得るとの顕著な効果を
奏するものである。
【図１】本発明実施例の内挿型渦電流探傷プローブを示
す一部断面正面図である。
す一部断面正面図である。
【図２】図１のＡ−Ａ線断面図である。
【図３】コイルの反復移動によるコイル信号感度の説明
図である。
図である。
（１） プローブ （２） ＥＣＴコイル （２ａ） ＥＣＴコイル （２ｂ） ＥＣＴコイル （３） コイル部 （４） 駆動機構 （５） プローブ本体 （６） モータ （７） カム部 （８） シャフト （９） センタリング用ブラシ （１０） ケーブル
Claims (1)
- 【請求項１】 筒状または柱状のプローブの周面に、複
数のＥＣＴコイルを、周方向略等間隔に配設せしめてコ
イル部を形成してなる渦電流探傷プローブにおいて、上
記コイル部をプローブの軸を中心に回動自在に設ける共
に、該コイル部を正逆に回転させることにより、上記複
数のＥＣＴコイルを夫々、少なくとも一側に隣合うコイ
ルの概略位置まで反復移動させる駆動機構を具備せしめ
たことを特徴とする渦電流探傷プローブ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4321309A JPH06148143A (ja) | 1992-11-04 | 1992-11-04 | 渦電流探傷プローブ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4321309A JPH06148143A (ja) | 1992-11-04 | 1992-11-04 | 渦電流探傷プローブ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06148143A true JPH06148143A (ja) | 1994-05-27 |
Family
ID=18131146
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4321309A Pending JPH06148143A (ja) | 1992-11-04 | 1992-11-04 | 渦電流探傷プローブ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06148143A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0943204A (ja) * | 1995-08-03 | 1997-02-14 | Touden Kogyo Kk | 円周方向欠陥検出用コイル |
| KR100395205B1 (ko) * | 2001-06-01 | 2003-08-21 | 사단법인 고등기술연구원 연구조합 | 센트럴라이저를 구비한 지하매설 금속배관의 검사장치 |
| JP2012032249A (ja) * | 2010-07-30 | 2012-02-16 | Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd | 渦電流探傷方法及び渦電流探傷システム |
| JP2012159472A (ja) * | 2011-02-02 | 2012-08-23 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 伝熱管の検査装置および検査方法 |
-
1992
- 1992-11-04 JP JP4321309A patent/JPH06148143A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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