JPH0614755Y2 - 液体輸送装置 - Google Patents
液体輸送装置Info
- Publication number
- JPH0614755Y2 JPH0614755Y2 JP1989108121U JP10812189U JPH0614755Y2 JP H0614755 Y2 JPH0614755 Y2 JP H0614755Y2 JP 1989108121 U JP1989108121 U JP 1989108121U JP 10812189 U JP10812189 U JP 10812189U JP H0614755 Y2 JPH0614755 Y2 JP H0614755Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tube
- liquid
- transportation
- chemical liquid
- blocking member
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、上方に設置される薬液瓶の薬液出口に、チュ
ーブ上端に設けられた穿刺接続針を穿刺して輸送チュー
ブを連通接続し、該輸送チューブを輸液ポンプに充填し
て輸送チューブ内の薬液を輸送する液体輸送装置に関
し、特に、薬液出口より外部へ漏れて輸送チューブの外
面を伝わり落ちる薬液がポンプ内に侵入してポンプメカ
ニズムに悪影響を及ぼさないように改善された液体輸送
装置に関する。
ーブ上端に設けられた穿刺接続針を穿刺して輸送チュー
ブを連通接続し、該輸送チューブを輸液ポンプに充填し
て輸送チューブ内の薬液を輸送する液体輸送装置に関
し、特に、薬液出口より外部へ漏れて輸送チューブの外
面を伝わり落ちる薬液がポンプ内に侵入してポンプメカ
ニズムに悪影響を及ぼさないように改善された液体輸送
装置に関する。
［従来の技術］ 従来、上記の液体輸送装置において、薬液瓶の薬液出口
より外部へ漏れて輸送チューブの外面を伝わり落ちる薬
液がポンプ筐体内に侵入しないようにする改善に関し
て、ポンプ筐体と蓋の上面のチューブ導入孔の際に、液
垂れ遮断部材として水平旋回して輸送チューブを挟着す
るバンド状のゴムパッキングが蓋上端合せ面に添着され
た輸液ポンプがある。
より外部へ漏れて輸送チューブの外面を伝わり落ちる薬
液がポンプ筐体内に侵入しないようにする改善に関し
て、ポンプ筐体と蓋の上面のチューブ導入孔の際に、液
垂れ遮断部材として水平旋回して輸送チューブを挟着す
るバンド状のゴムパッキングが蓋上端合せ面に添着され
た輸液ポンプがある。
［考案が解決しようとする課題］ 上記の輸液ポンプは、漏出薬液が蓋の回りに付着し、蓋
の開閉を繰返すと、結局は、輸液ポンプ内に侵入してポ
ンプメカニズム部分が故障する虞れがあった。
の開閉を繰返すと、結局は、輸液ポンプ内に侵入してポ
ンプメカニズム部分が故障する虞れがあった。
本考案は、上記の輸液ポンプの改善点とは別の構成によ
って、輸送チューブの外面を伝わり落ちる薬液が輸液ポ
ンプ上面のチューブ導入孔からポンプ内部へ侵入する虞
れがないように改善された液体輸送装置を提供するもの
である。
って、輸送チューブの外面を伝わり落ちる薬液が輸液ポ
ンプ上面のチューブ導入孔からポンプ内部へ侵入する虞
れがないように改善された液体輸送装置を提供するもの
である。
さらに、本考案は、漏出薬液が輸送チューブの外面を伝
わり落ちるのを遮断し、かつ、遮断した漏出薬液を回収
するように改善された液体輸送装置を提供するものであ
る。
わり落ちるのを遮断し、かつ、遮断した漏出薬液を回収
するように改善された液体輸送装置を提供するものであ
る。
［課題を解決するための手段］ 上記課題を解決するための手段として、本考案の液体輸
送装置は、上方に設置される薬液を貯溜した薬液瓶内の
薬液を通流させる輸送チューブと、該輸送チューブ内の
薬液を輸送する輸液ポンプとからなる液体輸送装置であ
って、該輸送チューブに、該薬液瓶の薬液出口から漏出
して該輸送チューブ外面を伝わり落ちる漏出薬液の伝わ
り落ち遮断部材を備え、該遮断部材は、円錐状または角
錐状の傾斜上面部を有し、さらに、該輸送チューブを取
巻く環状の液溜部を有する器形に形成されたものである
液体輸送装置である。
送装置は、上方に設置される薬液を貯溜した薬液瓶内の
薬液を通流させる輸送チューブと、該輸送チューブ内の
薬液を輸送する輸液ポンプとからなる液体輸送装置であ
って、該輸送チューブに、該薬液瓶の薬液出口から漏出
して該輸送チューブ外面を伝わり落ちる漏出薬液の伝わ
り落ち遮断部材を備え、該遮断部材は、円錐状または角
錐状の傾斜上面部を有し、さらに、該輸送チューブを取
巻く環状の液溜部を有する器形に形成されたものである
液体輸送装置である。
好ましくは、該遮断部材は、該輸送チューブに被着さ
れ、該輸送チューブが貫通可能な傾斜上面部を有して形
成されており、かつ、該傾斜上面部を伝わり落ちる漏出
薬液が、該輸液ポンプ上面に落ちないように、該傾斜上
面部の下端が該輸送チューブ中心より所要離れて延在さ
れてなるものである。
れ、該輸送チューブが貫通可能な傾斜上面部を有して形
成されており、かつ、該傾斜上面部を伝わり落ちる漏出
薬液が、該輸液ポンプ上面に落ちないように、該傾斜上
面部の下端が該輸送チューブ中心より所要離れて延在さ
れてなるものである。
好ましくは、該遮断部材は、該液溜部に溜まる漏出薬液
を排出させる漏出薬液導入チューブが該液溜部に連通接
続され、さらに該漏出薬液導入チューブを流下する漏出
薬液を貯溜する回収容器が該漏出薬液導入チューブの下
端に接続されているものである。
を排出させる漏出薬液導入チューブが該液溜部に連通接
続され、さらに該漏出薬液導入チューブを流下する漏出
薬液を貯溜する回収容器が該漏出薬液導入チューブの下
端に接続されているものである。
［実施例］ 第１図は、本願考案の第１実施例に係わる液体輸送装置
の正面図である。
の正面図である。
この液体輸送装置は、上方に設置される薬液瓶Ｂの薬液
出口ｂに、上端に設けられた穿刺接続針ｎを穿刺して連
通接続され、薬液を輸送する輸送チューブＴを、ポンプ
筐Ｐ１内に配列された複数の図示しないフィンガーと蓋
Ｐ２との間に挟んで、複数のフィンガーの蠕動運動によ
り輸送チューブＴの押し潰位置を輸送方向に順次移動す
ることを反復して輸送チューブＴ内の薬液を輸送するよ
うに構成されている。
出口ｂに、上端に設けられた穿刺接続針ｎを穿刺して連
通接続され、薬液を輸送する輸送チューブＴを、ポンプ
筐Ｐ１内に配列された複数の図示しないフィンガーと蓋
Ｐ２との間に挟んで、複数のフィンガーの蠕動運動によ
り輸送チューブＴの押し潰位置を輸送方向に順次移動す
ることを反復して輸送チューブＴ内の薬液を輸送するよ
うに構成されている。
そして、この液体輸送装置においては、輸送チューブＴ
に、薬液瓶Ｂの薬液出口ｂから漏出してチューブ外面を
伝わり落ちる漏出薬液の液垂遮断部材１を備えている。
この液垂れ遮断部材１は、２つ割ピースとして成形され
ているか、左右折合せ式に所要形状に成形されていて、
輸送チューブＴに挟着され、漏出薬液を円錐状または角
錐状の傾斜上面部１ａの放射方向に流れさせ、チューブ
Ｔの外面を伝わらないように流れる。
に、薬液瓶Ｂの薬液出口ｂから漏出してチューブ外面を
伝わり落ちる漏出薬液の液垂遮断部材１を備えている。
この液垂れ遮断部材１は、２つ割ピースとして成形され
ているか、左右折合せ式に所要形状に成形されていて、
輸送チューブＴに挟着され、漏出薬液を円錐状または角
錐状の傾斜上面部１ａの放射方向に流れさせ、チューブ
Ｔの外面を伝わらないように流れる。
液垂れ遮断部材１は、輸送チューブＴを取巻く環境の液
溜部１ｃを有する器形に形成され、液溜部１ｃで輸送チ
ューブＴの外面を伝わり落ちる漏出薬液を受けるように
なっている。
溜部１ｃを有する器形に形成され、液溜部１ｃで輸送チ
ューブＴの外面を伝わり落ちる漏出薬液を受けるように
なっている。
そして、器形の液垂れ遮断部材１は、底面部１ｂが傾斜
され、傾斜底面部１ｂの傾斜下方が蓋Ｐ２側に来るよう
に輸送チューブに被着され、傾斜底面部１ｂの下端が蓋
Ｐ２よりも外方へ延びており、傾斜下端に穿設されたド
レイン孔１ｄより流れ出る漏出薬液が輸液ポンプＰの蓋
Ｐ２を避けて流れ落ちるようになっている。
され、傾斜底面部１ｂの傾斜下方が蓋Ｐ２側に来るよう
に輸送チューブに被着され、傾斜底面部１ｂの下端が蓋
Ｐ２よりも外方へ延びており、傾斜下端に穿設されたド
レイン孔１ｄより流れ出る漏出薬液が輸液ポンプＰの蓋
Ｐ２を避けて流れ落ちるようになっている。
第２図は、本願考案の第２実施例に係わる液体輸送装置
の正面図である。なお、説明にあたっては前記第１実施
例と同一部分は同一の符号を付して説明は省略する。
の正面図である。なお、説明にあたっては前記第１実施
例と同一部分は同一の符号を付して説明は省略する。
液垂れ遮断部材１は、前記第１実施例と同一形状のもの
が、輸送チューブＴに対して前記第１実施例と１８０度
異ならせて取り付けられている。
が、輸送チューブＴに対して前記第１実施例と１８０度
異ならせて取り付けられている。
そして、液垂れ遮断部材１のドレイン孔１ｄに漏出薬液
導入チューブ２が連通接続され、さらに、漏出薬液導入
チューブ２の下端が回収容器３と接続されている。従っ
て、輸送チューブＴの外面を伝わり落ちる漏出薬液が液
溜部１ｃで受けられ、漏出薬液導入チューブ２を流下し
て回収容器３に回収される。
導入チューブ２が連通接続され、さらに、漏出薬液導入
チューブ２の下端が回収容器３と接続されている。従っ
て、輸送チューブＴの外面を伝わり落ちる漏出薬液が液
溜部１ｃで受けられ、漏出薬液導入チューブ２を流下し
て回収容器３に回収される。
［効果］ 以上説明した本願考案の液体輸送装置によれば、輸送チ
ューブに、薬液瓶の薬液出口から漏出して輸送チューブ
外面を伝わり落ちる漏出薬液の伝わり落ち遮断部材を備
え、遮断部材は、円錐状または角錐状の傾斜上面部を有
し、さらに、該輸送チューブを取巻く環状の液溜部を有
する器形に形成されたものであるので、輸送チューブの
外面を伝わり落ちる漏出薬液が、液垂れ遮断部材まで流
れ落ちると輸送チューブより離れて落下し、下方の輸送
チューブ部分には伝わらないから、ポンプ筐体と蓋の上
面の輸送チューブ導入孔からポンプ内部へ侵入する虞れ
がない。
ューブに、薬液瓶の薬液出口から漏出して輸送チューブ
外面を伝わり落ちる漏出薬液の伝わり落ち遮断部材を備
え、遮断部材は、円錐状または角錐状の傾斜上面部を有
し、さらに、該輸送チューブを取巻く環状の液溜部を有
する器形に形成されたものであるので、輸送チューブの
外面を伝わり落ちる漏出薬液が、液垂れ遮断部材まで流
れ落ちると輸送チューブより離れて落下し、下方の輸送
チューブ部分には伝わらないから、ポンプ筐体と蓋の上
面の輸送チューブ導入孔からポンプ内部へ侵入する虞れ
がない。
第１図は、本願考案の第１実施例に係わる正面図、第２
図は、本願考案の第２実施例に係わる正面図である。 図中、Ｂ…薬液瓶、Ｔ…輸送チューブ、ｎ…穿刺接続
針、Ｐ…輸液ポンプ、Ｐ１…ポンプ筐体、Ｐ２…蓋、１
…液垂れ遮断部材、１ａ…傾斜上面部、１ｂ…傾斜底面
部、１ｃ…液溜部、１ｄ…ドレイン孔、２…漏出薬液導
入チューブ、３…回収容器。
図は、本願考案の第２実施例に係わる正面図である。 図中、Ｂ…薬液瓶、Ｔ…輸送チューブ、ｎ…穿刺接続
針、Ｐ…輸液ポンプ、Ｐ１…ポンプ筐体、Ｐ２…蓋、１
…液垂れ遮断部材、１ａ…傾斜上面部、１ｂ…傾斜底面
部、１ｃ…液溜部、１ｄ…ドレイン孔、２…漏出薬液導
入チューブ、３…回収容器。
Claims (3)
- 【請求項１】上方に設置される薬液を貯溜した薬液瓶内
の薬液を通流させる輸送チューブと、該輸送チューブ内
の薬液を輸送する輸液ポンプとからなる液体輸送装置で
あって、 該輸送チューブに、該薬液瓶の薬液出口から漏出して該
輸送チューブ外面を伝わり落ちる漏出薬液の伝わり落ち
遮断部材を備え、 該遮断部材は、円錐状または角錐状の傾斜上面部を有
し、さらに、該輸送チューブを取巻く環状の液溜部を有
する器形に形成されたものである、 液体輸送装置。 - 【請求項２】該遮断部材は、該輸送チューブに被着さ
れ、該輸送チューブが貫通可能な傾斜上面部を有して形
成されており、かつ、該傾斜上面部を伝わり落ちる漏出
薬液が、該輸液ポンプ上面に落ちないように、該傾斜上
面の下端が該輸送チューブ中心より所要離れて延在され
てなる、請求項１に記載の液体輸送装置。 - 【請求項３】該遮断部材は、該液溜部に溜まる漏出薬液
を排出させる漏出薬液導入チューブが該液溜部に連通接
続され、さらに該漏出薬液導入チューブを流下する漏出
薬液を貯溜する回収容器が該漏出薬液導入チューブの下
端に接続されているものである、請求項１に記載の液体
輸送装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989108121U JPH0614755Y2 (ja) | 1989-09-14 | 1989-09-14 | 液体輸送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989108121U JPH0614755Y2 (ja) | 1989-09-14 | 1989-09-14 | 液体輸送装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0346343U JPH0346343U (ja) | 1991-04-30 |
| JPH0614755Y2 true JPH0614755Y2 (ja) | 1994-04-20 |
Family
ID=31656781
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989108121U Expired - Lifetime JPH0614755Y2 (ja) | 1989-09-14 | 1989-09-14 | 液体輸送装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0614755Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0418580Y2 (ja) * | 1987-04-30 | 1992-04-24 |
-
1989
- 1989-09-14 JP JP1989108121U patent/JPH0614755Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0346343U (ja) | 1991-04-30 |
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