JPH0614730Y2 - 吸引浸出液採取装置 - Google Patents
吸引浸出液採取装置Info
- Publication number
- JPH0614730Y2 JPH0614730Y2 JP4959689U JP4959689U JPH0614730Y2 JP H0614730 Y2 JPH0614730 Y2 JP H0614730Y2 JP 4959689 U JP4959689 U JP 4959689U JP 4959689 U JP4959689 U JP 4959689U JP H0614730 Y2 JPH0614730 Y2 JP H0614730Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- suction
- skin
- liquid reservoir
- closing lid
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- Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、臨床用生化学測定に使用される吸引浸出液採
取装置に関し、特に、生体関連物質を非侵襲的に採取す
る吸引浸出液採取装置に関する。
取装置に関し、特に、生体関連物質を非侵襲的に採取す
る吸引浸出液採取装置に関する。
[従来の技術] 一般に、血液成分の測定は、人体から採取した血液を臨
床検査あるいは生化学分析装置によって測定する方法が
行われているが、最近、血液に代わり、吸引浸出液を用
いる測定法が報告されている(「プロシーディング・オ
ブ・ザ・ファースト・パン・パシフィック・シンポジウ
ム,バンクーバー,カナダ」“Proc.of the first Pan
Pacific Symposium,Vancouver,Canada”,July23-27,198
6,57-58;「プロシーディング・オブ・ザ・シンポジウ
ム・オン・ケミカルセンサーズ」“Proc.of the Sympos
ium on Chemical Sensors”,PV87-9,327-333参照)。
床検査あるいは生化学分析装置によって測定する方法が
行われているが、最近、血液に代わり、吸引浸出液を用
いる測定法が報告されている(「プロシーディング・オ
ブ・ザ・ファースト・パン・パシフィック・シンポジウ
ム,バンクーバー,カナダ」“Proc.of the first Pan
Pacific Symposium,Vancouver,Canada”,July23-27,198
6,57-58;「プロシーディング・オブ・ザ・シンポジウ
ム・オン・ケミカルセンサーズ」“Proc.of the Sympos
ium on Chemical Sensors”,PV87-9,327-333参照)。
吸引浸出液は角質層を除去した皮膚の部分を減圧吸引し
て得られる微量の液体であり、皮下組織の間質液あるい
は毛細血管壁より減圧濾過された液体であると考えられ
ている。吸引浸出液は血液よりもタンパク質濃度が低
く、センサ表面へのタンパク質付着を軽減することがで
きる利点がある。また、吸引浸出液は注射針を使用する
ことなく経皮的に採取されるので、被検者の精神的苦痛
を軽減し、さらに感染を防止する観点からも有利であ
る。
て得られる微量の液体であり、皮下組織の間質液あるい
は毛細血管壁より減圧濾過された液体であると考えられ
ている。吸引浸出液は血液よりもタンパク質濃度が低
く、センサ表面へのタンパク質付着を軽減することがで
きる利点がある。また、吸引浸出液は注射針を使用する
ことなく経皮的に採取されるので、被検者の精神的苦痛
を軽減し、さらに感染を防止する観点からも有利であ
る。
第7図は従来の吸引浸出液採取装置の一例を示す縦断面
図である。同図において、減圧吸引孔3を有するセル40
の皮膚吸引開口部13にスペーサ12を内装し、開口縁に粘
着テープ15を取り付け、この粘着テープ15の面を皮膚14
に貼り付け、減圧吸引によりスペーサ12を通して液溜部
2内に浸出液9を採取するものである。なお、セル40
は、Oリング8で開閉蓋1と気密に接合している。
図である。同図において、減圧吸引孔3を有するセル40
の皮膚吸引開口部13にスペーサ12を内装し、開口縁に粘
着テープ15を取り付け、この粘着テープ15の面を皮膚14
に貼り付け、減圧吸引によりスペーサ12を通して液溜部
2内に浸出液9を採取するものである。なお、セル40
は、Oリング8で開閉蓋1と気密に接合している。
浸出液9の採取にあたっては、開閉コック10を閉じ、開
閉蓋1を開けて浸出液9を採取する。
閉蓋1を開けて浸出液9を採取する。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来の吸引浸出液採取装置は、浸出
液を外部へ取り出す際に開閉蓋を開けると減圧状態から
急激に常圧へ戻る。その際、減圧吸引孔内にも急激に空
気が流入し、採取された浸出液が減圧吸引孔内へ吸い込
まれるという課題があった。
液を外部へ取り出す際に開閉蓋を開けると減圧状態から
急激に常圧へ戻る。その際、減圧吸引孔内にも急激に空
気が流入し、採取された浸出液が減圧吸引孔内へ吸い込
まれるという課題があった。
本考案の目的は、開閉蓋を開ける際に減圧吸引孔の弁が
閉じる、もしくは減圧状態を解除し、常圧状態へ戻すこ
とによって、液溜部の浸出液が減圧吸引孔内へ流入する
ことを防止する吸引浸出液採取装置を提供することにあ
る。
閉じる、もしくは減圧状態を解除し、常圧状態へ戻すこ
とによって、液溜部の浸出液が減圧吸引孔内へ流入する
ことを防止する吸引浸出液採取装置を提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] 本考案は、被検者の皮膚に密着させ、該皮膚を減圧吸引
して得られる吸引浸出液を内部に形成された液溜部に吸
出させるセルと、該セルの表面に凹設された開口間隙に
内装されたスペーサと、減圧吸引により皮膚から前記開
口間隙を経由して前記液溜部に貯留された浸出液を外部
に取り出す開閉蓋と、該開閉蓋に付設され、前記液溜部
に連結して皮膚を減圧吸引する減圧吸引孔とを具備する
吸引浸出液採取装置において、開閉蓋が蝶番によってセ
ルと連結され、かつ開閉蓋を開ける際に減圧吸引孔が閉
じる減圧吸引孔開閉手段を備えてなるか、または開閉蓋
は、減圧解除用のつぶししろの小さな第1のOリングと
つぶししろの大きな第2のOリングとを介してセルとネ
ジ式に連結され、かつ該第1のOリングと第2のOリン
グとの間に位置して一方の開口端を有し、他の開口端が
減圧吸引孔に通じる減圧解除用空気流入路を備えてなる
か、または減圧吸引孔には、浸出液を外部に取り出す際
に減圧状態を解除する減圧解除用空気流入孔が分岐して
形成され、かつ分岐点には三方コックを備えてなるか、
または減圧吸引孔には、減圧解除弁が配設された空気流
入孔が分岐して形成され、かつ分岐点の上流側の減圧吸
入孔には減圧吸引孔開閉弁を備えてなるか、または開閉
蓋には、液溜部に連結して空気を前記液溜部に導入する
空気流入孔が付設され、該空気流入孔および減圧吸引孔
には各孔に連動した吸引/解除切り換えコックを備えて
なるか、または開閉蓋には、浸出液を外部に取り出す際
に減圧状態を解除するスイッチが設置され、該スイッチ
は、吸引・減圧解除を切り換える減圧吸引孔に連結した
吸引/解除切り換え回路を備えてなるか、いずれかの手
段を有するものである。
して得られる吸引浸出液を内部に形成された液溜部に吸
出させるセルと、該セルの表面に凹設された開口間隙に
内装されたスペーサと、減圧吸引により皮膚から前記開
口間隙を経由して前記液溜部に貯留された浸出液を外部
に取り出す開閉蓋と、該開閉蓋に付設され、前記液溜部
に連結して皮膚を減圧吸引する減圧吸引孔とを具備する
吸引浸出液採取装置において、開閉蓋が蝶番によってセ
ルと連結され、かつ開閉蓋を開ける際に減圧吸引孔が閉
じる減圧吸引孔開閉手段を備えてなるか、または開閉蓋
は、減圧解除用のつぶししろの小さな第1のOリングと
つぶししろの大きな第2のOリングとを介してセルとネ
ジ式に連結され、かつ該第1のOリングと第2のOリン
グとの間に位置して一方の開口端を有し、他の開口端が
減圧吸引孔に通じる減圧解除用空気流入路を備えてなる
か、または減圧吸引孔には、浸出液を外部に取り出す際
に減圧状態を解除する減圧解除用空気流入孔が分岐して
形成され、かつ分岐点には三方コックを備えてなるか、
または減圧吸引孔には、減圧解除弁が配設された空気流
入孔が分岐して形成され、かつ分岐点の上流側の減圧吸
入孔には減圧吸引孔開閉弁を備えてなるか、または開閉
蓋には、液溜部に連結して空気を前記液溜部に導入する
空気流入孔が付設され、該空気流入孔および減圧吸引孔
には各孔に連動した吸引/解除切り換えコックを備えて
なるか、または開閉蓋には、浸出液を外部に取り出す際
に減圧状態を解除するスイッチが設置され、該スイッチ
は、吸引・減圧解除を切り換える減圧吸引孔に連結した
吸引/解除切り換え回路を備えてなるか、いずれかの手
段を有するものである。
[作用] 本考案の吸引浸出液採取装置では、被検者の皮膚に密着
させ、該皮膚を減圧吸引して得られる吸引浸出液を内部
に形成された液溜部に吸出させるセルと、該セルの表面
に凹設された開口間隙に内装されたスペーサと、減圧吸
引により皮膚から前記開口間隙を経由して前記液溜部に
貯留された浸出液を外部に取り出す開閉蓋と、該開閉蓋
に付設され、前記液溜部に連結して皮膚を減圧吸引する
減圧吸引孔とを具備する吸引浸出液採取装置において、
開閉蓋を開ける際減圧吸引孔が閉じる弁、もしくは減圧
状態を解除する機構を装備したものである。
させ、該皮膚を減圧吸引して得られる吸引浸出液を内部
に形成された液溜部に吸出させるセルと、該セルの表面
に凹設された開口間隙に内装されたスペーサと、減圧吸
引により皮膚から前記開口間隙を経由して前記液溜部に
貯留された浸出液を外部に取り出す開閉蓋と、該開閉蓋
に付設され、前記液溜部に連結して皮膚を減圧吸引する
減圧吸引孔とを具備する吸引浸出液採取装置において、
開閉蓋を開ける際減圧吸引孔が閉じる弁、もしくは減圧
状態を解除する機構を装備したものである。
開閉蓋を開ける際に減圧吸引孔の弁が閉じる機構を備え
るか、もしくは減圧状態そのものを解除できる機構を備
えることにより、開閉蓋を開けた際に浸出液が液溜部か
ら減圧吸引孔へ流入することを防止することができる。
るか、もしくは減圧状態そのものを解除できる機構を備
えることにより、開閉蓋を開けた際に浸出液が液溜部か
ら減圧吸引孔へ流入することを防止することができる。
[実施例] 以下、本考案の実施例について図面を参照して詳細に説
明する。
明する。
第1図(a)および(b)は、請求項(1)に相当する実施例を
示す吸引浸出液採取装置の縦断面図である。第1図にお
いて、40はセル、1は開閉蓋、2はセル40の内部空間を
利用する浸出液の液溜部、3はセル40の内部空間に負圧
を与える減圧吸引孔、4は前記開閉蓋1をゆるめた際に
減圧吸引孔3を閉じる開閉弁、5は該開閉弁4を閉じる
ためのバネ、6は開閉蓋1とセル40を接続する開閉蓋蝶
番、7は開閉蓋1を固定する開閉蓋止め金、8は開閉蓋
1とセル内部空間の密閉状態を保持するOリング、9は
浸出液、10は浸出液9が液溜部2から皮膚側へ逆流する
ことを防ぐ開閉コック、11は開閉コック内の流路、12は
スペーサ、13は皮膚吸引開口部、14は皮膚、15はセル本
体を被検者の皮膚に固定する粘着テープである。
示す吸引浸出液採取装置の縦断面図である。第1図にお
いて、40はセル、1は開閉蓋、2はセル40の内部空間を
利用する浸出液の液溜部、3はセル40の内部空間に負圧
を与える減圧吸引孔、4は前記開閉蓋1をゆるめた際に
減圧吸引孔3を閉じる開閉弁、5は該開閉弁4を閉じる
ためのバネ、6は開閉蓋1とセル40を接続する開閉蓋蝶
番、7は開閉蓋1を固定する開閉蓋止め金、8は開閉蓋
1とセル内部空間の密閉状態を保持するOリング、9は
浸出液、10は浸出液9が液溜部2から皮膚側へ逆流する
ことを防ぐ開閉コック、11は開閉コック内の流路、12は
スペーサ、13は皮膚吸引開口部、14は皮膚、15はセル本
体を被検者の皮膚に固定する粘着テープである。
第1図(a)において、本考案の吸引浸出液採取装置は、
Oリング8でセル40と開閉蓋1とが気密に接合され、該
開閉蓋1は減圧吸引孔3を有し、セル40に凹設された開
口内にスペーサ12を内装し、開口縁に貼着した粘着テー
プ15を皮膚に張り付け、減圧吸引孔3から減圧吸引する
ことにより、液溜部2内に浸出液9を採取し、開閉コッ
ク10を閉じて浸出液9を外部に取り出す点は従来と同じ
である。本考案は、開閉蓋1の減圧吸引孔3の出口に開
閉弁4を備え、開閉蓋1を開閉蓋蝶番6でセル40と接続
したものである。第1図(b)は、開閉蓋1を開けた状態
であるが、開閉弁4がバネ5の反発力によって減圧吸引
孔3を閉じる仕組みになっている。
Oリング8でセル40と開閉蓋1とが気密に接合され、該
開閉蓋1は減圧吸引孔3を有し、セル40に凹設された開
口内にスペーサ12を内装し、開口縁に貼着した粘着テー
プ15を皮膚に張り付け、減圧吸引孔3から減圧吸引する
ことにより、液溜部2内に浸出液9を採取し、開閉コッ
ク10を閉じて浸出液9を外部に取り出す点は従来と同じ
である。本考案は、開閉蓋1の減圧吸引孔3の出口に開
閉弁4を備え、開閉蓋1を開閉蓋蝶番6でセル40と接続
したものである。第1図(b)は、開閉蓋1を開けた状態
であるが、開閉弁4がバネ5の反発力によって減圧吸引
孔3を閉じる仕組みになっている。
第2図(a)および(b)は、請求項(2)に相当する実施例を
示す縦断面図およびそのA−A′線による横断面図であ
る。第2図においては、ネジ式開閉蓋16がセル本体と接
続され、そのネジ式開閉蓋16内部に減圧解除用空気流入
路17を備えている。減圧解除用空気流入路17の一方は減
圧吸引孔3に通じていて、もう一方はセル外部に通じて
いる。その出口両端の外側に位置するつぶししろの小さ
な第1のOリング18、内側につぶししろの大きな第2の
Oリング19が設置されている。従って、ネジ式開閉蓋16
を開ける際、最初に第1のOリング18が開き空気が流入
するため減圧が解除され、その後に蓋が開く。
示す縦断面図およびそのA−A′線による横断面図であ
る。第2図においては、ネジ式開閉蓋16がセル本体と接
続され、そのネジ式開閉蓋16内部に減圧解除用空気流入
路17を備えている。減圧解除用空気流入路17の一方は減
圧吸引孔3に通じていて、もう一方はセル外部に通じて
いる。その出口両端の外側に位置するつぶししろの小さ
な第1のOリング18、内側につぶししろの大きな第2の
Oリング19が設置されている。従って、ネジ式開閉蓋16
を開ける際、最初に第1のOリング18が開き空気が流入
するため減圧が解除され、その後に蓋が開く。
第3図は請求項(3)に相当する実施例を示す縦断面図で
ある。第3図においては、ネジ式開閉蓋16の内部に三方
コック21が装備され、一方は減圧ポンプ側、一方は液溜
部が空気流入路20を通して液溜部2へ、もう一方は減圧
解除用空気流入孔22を通してセル外部に通じている。従
って、三方コック21を90度回転させると減圧状態が解除
できる。
ある。第3図においては、ネジ式開閉蓋16の内部に三方
コック21が装備され、一方は減圧ポンプ側、一方は液溜
部が空気流入路20を通して液溜部2へ、もう一方は減圧
解除用空気流入孔22を通してセル外部に通じている。従
って、三方コック21を90度回転させると減圧状態が解除
できる。
第4図は請求項(4)に相当する実施例を示す縦断面図で
ある。第4図においては、ネジ式開閉蓋16に減圧吸引孔
3と減圧解除用空気流入孔25が備えられ、それぞれ減圧
吸引孔開閉弁23、減圧解除弁24が装備されている。従っ
て、上記弁を開閉することによって自在に吸引/解除が
できる。
ある。第4図においては、ネジ式開閉蓋16に減圧吸引孔
3と減圧解除用空気流入孔25が備えられ、それぞれ減圧
吸引孔開閉弁23、減圧解除弁24が装備されている。従っ
て、上記弁を開閉することによって自在に吸引/解除が
できる。
第5図(a)および(b)は請求項(5)に相当する実施例を示
す縦断面図およびそのB−B′線による横断面図であ
る。第5図においては、ネジ式開閉蓋16に横スライド式
の円筒形をした吸引/解除切り換えコック26が装備さ
れ、吸引孔3および解除孔17を封止できる吸引/解除孔
封止ゴム27が設置されている。従ってコックをスライド
させるだけで自在に吸引解除ができる。
す縦断面図およびそのB−B′線による横断面図であ
る。第5図においては、ネジ式開閉蓋16に横スライド式
の円筒形をした吸引/解除切り換えコック26が装備さ
れ、吸引孔3および解除孔17を封止できる吸引/解除孔
封止ゴム27が設置されている。従ってコックをスライド
させるだけで自在に吸引解除ができる。
第6図は請求項(6)に相当する実施例を示す縦断面図で
ある。第6図においては、ネジ式開閉蓋16に吸引解除ス
イッチ28が装備されている。そのスイッチは、スイッチ
ケーブル29を介して吸引/解除切り換え回路35に接続さ
れており、吸引の際は減圧解除用第1弁32を閉じ、減圧
吸引第2弁33を開いてポンプ31を作動させる。減圧解除
の際は減圧解除用第1弁32を開き、減圧吸引第2弁33
を閉じ、なお減圧吸引第3弁34はポンプを停止した際に
ポンプ内の汚れた空気が逆流しないための逆止弁であ
り、ポンプ排気方向のみ空気の流通が可能である。また
ポンプ31と開閉蓋16の減圧吸引孔3はチューブ30で接続
されている。以上述べたように、吸引解除スイッチ28を
操作することで容易に吸引解除が可能となる。
ある。第6図においては、ネジ式開閉蓋16に吸引解除ス
イッチ28が装備されている。そのスイッチは、スイッチ
ケーブル29を介して吸引/解除切り換え回路35に接続さ
れており、吸引の際は減圧解除用第1弁32を閉じ、減圧
吸引第2弁33を開いてポンプ31を作動させる。減圧解除
の際は減圧解除用第1弁32を開き、減圧吸引第2弁33
を閉じ、なお減圧吸引第3弁34はポンプを停止した際に
ポンプ内の汚れた空気が逆流しないための逆止弁であ
り、ポンプ排気方向のみ空気の流通が可能である。また
ポンプ31と開閉蓋16の減圧吸引孔3はチューブ30で接続
されている。以上述べたように、吸引解除スイッチ28を
操作することで容易に吸引解除が可能となる。
[考案の効果] 以上述べたように、本考案によれば、開閉蓋を開ける際
に減圧吸引口の弁が閉じる機構を備えるか、もしくは減
圧状態そのものを解除できる機構を備えることにより、
開閉蓋を開けた際に浸出液が液溜部から減圧吸引口へ流
入することを防止することができ、またそれらの機構を
吸引浸出液採取装置自体で操作できることによって浸出
液の連続採取の際に浸出液の取り出しを円滑にすること
ができ、操作性を向上させた吸引浸出液採取装置を提供
することができる。
に減圧吸引口の弁が閉じる機構を備えるか、もしくは減
圧状態そのものを解除できる機構を備えることにより、
開閉蓋を開けた際に浸出液が液溜部から減圧吸引口へ流
入することを防止することができ、またそれらの機構を
吸引浸出液採取装置自体で操作できることによって浸出
液の連続採取の際に浸出液の取り出しを円滑にすること
ができ、操作性を向上させた吸引浸出液採取装置を提供
することができる。
第1図〜第6図の各図は本考案の実施例の断面図、第7
図は従来例の縦断面図である。 1…開閉蓋、2…液溜部 3…減圧吸引孔、4…開閉弁 5…バネ、6…開閉蓋蝶番 7…開閉蓋止め金、8…Oリング 9…浸出液、10…開閉コック 11…コック内流路、12…スペーサ 13…皮膚吸引開口部、14…皮膚 15…粘着テープ、16…ネジ式開閉蓋 17…減圧解除孔 18…第1のOリング、19…第2のOリング 20…液溜部側空気流入路 21…三方コック 22…減圧解除用空気流入孔 23…減圧吸引孔開閉弁、24…減圧解除弁 25…空気流入孔 26…吸引/解除切り換えコック 27…吸引/解除孔封止ゴム 28…吸引解除スイッチ、29…スイッチケーブル 30…チューブ、31…ポンプ 32…減圧解除用第1弁、33…減圧吸引第2弁 34…減圧吸引第3弁 35…吸引/解除切り換え回路 40…セル
図は従来例の縦断面図である。 1…開閉蓋、2…液溜部 3…減圧吸引孔、4…開閉弁 5…バネ、6…開閉蓋蝶番 7…開閉蓋止め金、8…Oリング 9…浸出液、10…開閉コック 11…コック内流路、12…スペーサ 13…皮膚吸引開口部、14…皮膚 15…粘着テープ、16…ネジ式開閉蓋 17…減圧解除孔 18…第1のOリング、19…第2のOリング 20…液溜部側空気流入路 21…三方コック 22…減圧解除用空気流入孔 23…減圧吸引孔開閉弁、24…減圧解除弁 25…空気流入孔 26…吸引/解除切り換えコック 27…吸引/解除孔封止ゴム 28…吸引解除スイッチ、29…スイッチケーブル 30…チューブ、31…ポンプ 32…減圧解除用第1弁、33…減圧吸引第2弁 34…減圧吸引第3弁 35…吸引/解除切り換え回路 40…セル
Claims (6)
- 【請求項1】被検者の皮膚に密着させ、該皮膚を減圧吸
引して得られる吸引浸出液を内部に形成された液溜部に
吸出させるセルと、該セルの表面に凹設された開口間隙
に内装されたスペーサと、減圧吸引により皮膚から前記
開口間隙を経由して前記液溜部に貯留された浸出液を外
部に取り出す開閉蓋と、該開閉蓋に付設され、前記液溜
部に連結して皮膚を減圧吸引する減圧吸引孔とを具備す
る吸引浸出液採取装置において、開閉蓋が蝶番によって
セルと連結され、かつ開閉蓋を開ける際に減圧吸引孔が
閉じる減圧吸引孔開閉手段を備えてなることを特徴とす
る吸引浸出液採取装置。 - 【請求項2】被検者の皮膚に密着させ、該皮膚を減圧吸
引して得られる吸引浸出液を内部に形成された液溜部に
吸出されるセルと、該セルの表面に凹設された開口間隙
に内装されたスペーサと、減圧吸引により皮膚から前記
開口間隙を経由して前記液溜部に貯留された浸出液を外
部に取り出す開閉蓋と、該開閉蓋に付設され、前記液溜
部に連結して皮膚を減圧吸引する減圧吸引孔とを具備す
る吸引浸出液採取装置において、開閉蓋は、減圧解除用
のつぶししろの小さな第1のOリングとつぶししろの大
きな第2のOリングとを介してセルとネジ式に連結さ
れ、かつ該第1のOリングと第2のOリングとの間に位
置して一方の開口端を有し、他の開口端が減圧吸引孔に
通じる減圧解除用空気流入路を備えてなることを特徴と
する吸引浸出液採取装置。 - 【請求項3】被検者の皮膚に密着させ、該皮膚を減圧吸
引して得られる吸引浸出液を内部に形成された液溜部に
吸出させるセルと、該セルの表面に凹設された開口間隙
に内装されたスペーサと、減圧吸引により皮膚から前記
開口間隙を経由して前記液溜部に貯留された浸出液を外
部に取り出す開閉蓋と、該開閉蓋に付設され、前記液溜
部に連結して皮膚を減圧吸引する減圧吸引孔とを具備す
る吸引浸出液採取装置において、減圧吸引孔には、浸出
液を外部に取り出す際に減圧状態を解除する減圧解除用
空気流入孔が分岐して形成され、かつ分岐点には三方コ
ックを備えてなることを特徴とする吸引浸出液採取装
置。 - 【請求項4】被検者の皮膚に密着させ、該皮膚を減圧吸
引して得られる吸引浸出液を内部に形成された液溜部に
吸出させるセルと、該セルの表面に凹設された開口間隙
に内装されたスペーサと、減圧吸引により皮膚から前記
開口間隙を経由して前記液溜部に貯留された浸出液を外
部に取り出す開閉蓋と、該開閉蓋に付設され、前記液溜
部に連結して皮膚を減圧吸引する減圧吸引孔とを具備す
る吸引浸出液採取装置において、減圧吸引孔には、減圧
解除弁が配設された空気流入孔が分岐して形成され、か
つ分岐点の上流側の減圧吸入孔には減圧吸引孔開閉弁を
備えてなることを特徴とする吸引浸出液採取装置。 - 【請求項5】被検者の皮膚に密着させ、該皮膚を減圧吸
引して得られる吸引浸出液を内部に形成された液溜部に
吸出させるセルと、該セルの表面に凹設された開口間隙
に内装されたスペーサと、減圧吸引により皮膚から前記
開口間隙を経由して前記液溜部に貯留された浸出液を外
部に取り出す開閉蓋と、該開閉蓋に付設され、前記液溜
部に連結して皮膚を減圧吸引する減圧吸引孔とを具備す
る吸引浸出液採取装置において、開閉蓋には、液溜部に
連結して空気を前記液溜部に導入する空気流入孔が付設
され、該空気流入孔および減圧吸引孔には各孔に連動し
た吸引/解除切り換えコックを備えてなることを特徴と
する吸引浸出液採取装置。 - 【請求項6】被検者の皮膚に密着させ、該皮膚を減圧吸
引して得られる吸引浸出液を内部に形成された液溜部に
吸出させるセルと、該セルの表面に凹設された開口間隙
に内装されたスペーサと、減圧吸引により皮膚から前記
開口間隙を経由して前記液溜部に貯留された浸出液を外
部に取り出す開閉蓋と、該開閉蓋に付設され、前記液溜
部に連結して皮膚を減圧吸引する減圧吸引孔とを具備す
る吸引浸出液採取装置において、開閉蓋には、浸出液を
外部に取り出す際に減圧状態を解除するスイッチが設置
され、該スイッチは、吸引・減圧解除を切り換える減圧
吸引孔に連結した吸引/解除切り換え回路を備えてなる
ことを特徴とする吸引浸出液採取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4959689U JPH0614730Y2 (ja) | 1989-04-28 | 1989-04-28 | 吸引浸出液採取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4959689U JPH0614730Y2 (ja) | 1989-04-28 | 1989-04-28 | 吸引浸出液採取装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02141414U JPH02141414U (ja) | 1990-11-28 |
JPH0614730Y2 true JPH0614730Y2 (ja) | 1994-04-20 |
Family
ID=31567424
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4959689U Expired - Lifetime JPH0614730Y2 (ja) | 1989-04-28 | 1989-04-28 | 吸引浸出液採取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0614730Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0824680B2 (ja) * | 1992-10-26 | 1996-03-13 | 日本電気株式会社 | 吸引浸出液採取装置 |
CN100453042C (zh) * | 1998-04-09 | 2009-01-21 | 松下电器产业株式会社 | 体液检查装置 |
JP3382853B2 (ja) * | 1998-04-09 | 2003-03-04 | 松下電器産業株式会社 | 体液検査装置 |
-
1989
- 1989-04-28 JP JP4959689U patent/JPH0614730Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02141414U (ja) | 1990-11-28 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |