JPH0614730A - 成形包装鏡餅の製造法 - Google Patents

成形包装鏡餅の製造法

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JPH0614730A
JPH0614730A JP3308460A JP30846091A JPH0614730A JP H0614730 A JPH0614730 A JP H0614730A JP 3308460 A JP3308460 A JP 3308460A JP 30846091 A JP30846091 A JP 30846091A JP H0614730 A JPH0614730 A JP H0614730A
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JP
Japan
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container
rice cake
mochi
kagami
filled
Prior art date
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Pending
Application number
JP3308460A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Tanaka
芳雄 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIIGATA SHOKUHIN KOGYO KK
Original Assignee
NIIGATA SHOKUHIN KOGYO KK
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Filing date
Publication date
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  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Cereal-Derived Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ひっくりかえした合成樹脂製鏡餅形状容器の
開口部から、容器の容積に見合う量の餅を予め充填せし
め、充填後仕切り体を餅内に挿込み、空気層が全く存し
ないようにした鏡餅の製造法である。 【構成】 第一工程として、合成製樹脂製鏡餅形状容器
をひっくりかえして開口部を上方にして、熱くて柔い餅
を空気層が形成されないようにして最下方部より充填せ
しめ、第二工程として、第一工程によって充填した餅が
柔い中に仕切り体を挿込んで、充填されている餅を区分
せしめ、第三工程として開口部を密封すべく底面部に裏
蓋をもってシールしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、成形包装鏡餅の製造法
の分野に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の成形包装鏡餅の製造法として、特
公昭49−26880号公報の発明、実開昭60−11
4685号公報の考案及び同60−131569号公報
の考案のものが開示されている。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】従来開示されている
第1の特公昭49−26880号公報においては、鏡餅
の成形包装工程が開示されているが、ひっくりかえした
合成樹脂製容器を構成している底面部の内側に設けられ
た開口部より、柔い餅を充填せしめ、充填された餅が固
化成形後に裏蓋シールを貼着せしめるだけで、充填した
餅を仕切るための仕切り体の挿入はなかった。従って上
述のように成形された餅をお供え後、容器を破って、固
化されている餅を庖丁等でカットしようとしても、刃が
欠けてしまったり、区分けするにはきわめて困難であっ
た。
【0004】さらに従来開示されている第2の実開昭6
0−114685号公開公報においては、容器内に仕切
り板を内蔵した包装餅が開示されているが、ひっくりか
えした合成樹脂製容器内に予め仕切り板を挿入し、挿入
後餅を充填する製法によって、包装餅を成形するもので
あった。
【0005】また従来開示されている実開昭60−13
1569号公開公報においては、容器と仕切り板とが一
体に設けられ、この容器をひっくりかえした状態で、餅
を充填せしめ包装餅を成形するものであった。
【0006】上記2件の実用新案公開公報のものは、何
れも、別設された包装容器の中に、予め仕切り体を単独
または一体成形によって固着状態のまゝ、容器をひっく
りかえし、底部の開口部より柔い餅を充填するという工
程によって、鏡餅が成形されていた。従って餅を充填す
るとき、餅を仕切り板によって区分された容器の区分内
に所定量の餅を夫々の区分内に均一に充填するには、充
填用のノズルから排出される熱くて、しかも柔い餅が容
器内に嵌挿されたり、一体に成形されている仕切り板に
直接当りながら充填され、一部の区分けされた容器には
確実に充填されても、他方の区分けされた容器内には、
70〜80%程度しか充填されない欠陥があった。
【0007】さらに仕切り板が予め容器内に嵌挿または
一体成形されていた前記2件の従来例のものは、ノズル
から排出される餅が、各区分けされた部分内に落下しな
がら流し込まれるので、液体と著しく異って下方に位置
する各仕切り板と容器の内側面との間にまで、流し込ま
れた餅がくまなく確実に充填されない場合が応々にして
あったり、あるいは上方の仕切り板より容器の下方にま
で到達する排出された餅が固化してしまうこともあるが
ために、空気が溜ってしまい、そのため残溜空気のため
に不良製品となっていた。
【0008】しかるに本発明は、上述のような従来開示
されている発明及び考案が有していた欠陥を一挙に解消
するに至った成形包装鏡餅の製造法を得るようにしたも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、合成樹脂資材
製鏡餅形状容器をひっくりかえして該容器を構成する底
面部と開口部とを上方にした状態を保持しながら、前記
の鏡餅形状容器の底面部に形成されている開口部より、
容器の容積に見合う所定量の熱くて柔い餅を空気層を形
成しないようにして充填し、充填後直ちに容器内に嵌挿
可能にして、且前記容器の底面部の開口部より飛出しな
い形状の別設した仕切り体を容器内に挿込み、充填して
いる餅を区分せしめ、挿込み終了後底面部に裏蓋をもっ
て密封したことを特徴とする成形包装鏡餅の製造法であ
る。
【0010】
【作用】本発明の作用を説明すると以下のとおりであ
る。
【0011】合成樹脂資材製の鏡餅形状容器(以下容器
という)をひっくりかえして、底面部を上方にし、底面
部の内側に形成されている開口部より、容器の容積に見
合う所定量の熱くて柔い餅をノズルより排出させ充填す
る。上記の充填にあたり、ノズルの開口部は容器内の最
下方部に位置させながら餅を流し込んでやらなければな
らない。その理由は容器内に空気が残溜しないように餅
を充填するのが充填作業時の要部とされているからであ
る。
【0012】そして本発明においては、容器内には餅の
充填中、容器内に仕切り体が挿込まれていないので、餅
が容器内に空気が残溜しないよう考慮しながら連続状態
で流し込むことができ、従って容器の容積に見合う所定
量の熱くて柔い流動的な排出された餅を確実に充填でき
る。
【0013】以上のようにひっくりかえし状態になって
いる容器内に、空気を残溜せしめることなく、餅が充填
された後、直ちに仕切り体を充填中の餅の内部に挿込ん
でやると、仕切り体が容器の下方部の内側面に当接して
ストップ状態となる。上記のように仕切り体が挿込まれ
る作業工程時において、充填中の柔い餅との間に空気が
入り込んだりしない。
【0014】さらに充填されている餅が、ノズルから排
出された時と同程度の熱くて柔い流動状になっているの
で、仕切り体の挿込み作業がきわめて仕易いと共に、仕
切り体を予め容器内に挿込んでいる状態とは異って、充
填中の餅が仕切り体によって均一に区分けされる。従っ
て不均一に区分けされないので、充填中の餅が容器から
はみ出たりしない。
【0015】さらに容器に挿込まれた仕切り体の仕切り
壁部を構成する稜面に形成されている係止部が、容器の
段部に引掛って、上段載置形状の鏡餅を形成する容器の
内側面に、仕切り壁部の係止部より上方の稜面が密着す
るのを阻止する。さらに仕切り壁部の底部が、容器の開
口部より飛出しない状態で容器内に挿込まれる。
【0016】上述のようにして容器内に餅が充填された
後、仕切り体を挿込み、裏蓋を以て密封し製品とする。
【0017】上述の如くして成形包装された鏡餅を外側
より見ても、仕切り体の仕切り壁部の稜面が、充填され
て固化している不透明の鏡餅より見えたりしない。容器
の段部に引掛っている係止部が僅かに見える程度であ
る。
【0018】そして仕切り体が鏡餅を4等分する場合
と、2等分する場合とを図面に表わしているが、区分け
数については限定するものでない。また3段重ねの鏡餅
の場合にはその形状に合ったものを使用する。
【0019】さらに本発明において使用する仕切り体
が、第4図々示の如く形成された仕切り壁部のときは、
夫々の仕切り壁部の嵌込み部を嵌め合わせながら挿込ん
で組み立てた後、使用する。 また本発明において使用
する仕切り体を合成樹脂資材製によって、一体に成形し
たものを使用してもよい。上述の如き方法によって成形
包装された鏡餅がお供えされ後、食用に供するときは、
容器を除去し鏡餅を取出し、仕切り体の仕切り壁部によ
って区分されている鏡餅を手指で外側方向に軽く押圧す
ると、区分されている鏡餅が仕切り壁部に密着していて
も極めて簡単に、しかも確実に分割される。上述の如き
方法によって分割された鏡餅をさらに細く分割したいと
きは、形状自体が細くなっているので、庖丁を立てゝて
も極めて容易に分割できる。
【0020】
【実施例】本発明の実施例を説明すると以下のとおりで
ある。aはポリエチレン等の合成樹脂資材の鏡餅形状容
器(以下容器という)である。1は容器aを構成してい
る上段鏡餅成形用容部、2は上記容器aを構成する内側
方向にくぼんで形成された段部、3は容器aの底面部、
4は底面部3に形成された開口部、5は開口部4より充
填された鏡餅、6は充填された鏡餅5を密封するための
裏蓋である。
【0021】bは鏡餅5を区分するための合成樹脂資材
製等の仕切り体であって、以下の構成からなっている。
本発明の仕切り体は、図面図示の如き形状に限定するも
のではなく、従って2段の鏡餅、3段の鏡餅の場合に応
じた形状を以て形成する。7は仕切り体bを構成する仕
切り壁部であって、この仕切り壁部7の稜面には、段部
2に引掛ける係止部8を形成すると共に、係止部8の上
方の稜面には、上段鏡餅成形用容部1の内側面よりも若
干低い形状の上方稜面部9を形成する。
【0022】なお本発明において使用する仕切り体bに
は、組合せ式ではなく、合成樹脂によって一体に成形し
てもよい。cも本発明において使用する仕切り体であっ
て、鏡餅5を2等分するときに使用する。
【0023】以上の如く本発明において使用する仕切り
体b,cは、充填された鏡餅5を2等分する場合と4等
分する場合のものであるが、これに限定するものではな
い。
【0024】10は従来開示されていた鏡餅形状容器a
´内に挿込まれる仕切り板である。11は容器a´と一
体に成形せしめられた仕切り板である。
【0025】
【効果】本発明は以下に示す効果を奏する。
【0026】鏡餅形状容器をひっくりかえし、底面部と
開口部とを上方にし、開口部より、容器の容積に見合う
所定量の熱くて柔い餅を空気層が形成されないようにノ
ズルから餅を排出せしめながら充填し、充填後直ちに開
口部より別設していた仕切り体を挿込み充填中の餅を区
分せしめ、所定時間後、裏蓋を底面部にシールして開口
部を密封し製品化したので、従来の鏡餅の製造法のよう
に、容器内に予め仕切り板を内蔵せしめた後、餅を容器
内に充填する製造工程と異って、鏡餅の表面部と容器の
内側面部との間に空気層を形成しない製造工程なので、
製品の不良化を未然に防止することができるに至った利
点を有している。
【0027】さらに本発明の製造工程によれば、従来の
鏡餅の製造工程よりも、ひっくりかえした容器内に、予
め仕切り体を挿込むものでなく、空気層を形成すること
なく、しかも充填作業をきわめて仕易くしていると共
に、充填後柔い中に仕切り体を充填中の餅の中に挿込む
工程となしたので、餅が充填され、しかも仕切り体によ
って確実に区分された成形包装鏡餅をきわめて高能率の
作業によって製造することができる利点を併有してい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明成形包装鏡餅の製造法における第一工程
を示す縦断面図である。
【図2】餅を充填した容器内に仕切り体を挿込む工程を
示す図である。
【図3】仕切り体が容器内に挿込まれた状態の縦断面図
である。
【図4】製品となった鏡餅の斜面図である。
【図5】鏡餅の平面図である。
【図6】従来の鏡餅が製造されるときの第一工程を示す
図である。
【図7】餅が充填されたときの縦断面図である。
【図8】製品となった鏡餅の縦断面図である。
【図9】従来の鏡餅を構成する容器と仕切り板との関係
を示す正面図である。
【図10】同図9における縦断面図である。
【図11】仕切り板の正面図である。
【図12】2等分する仕切り板を嵌挿した容器の横断面
図である。
【図13】3等分する仕切り板を嵌挿した容器の横断面
図である。
【図14】4等分する仕切り板を嵌挿した容器の横断面
図である。
【図15】仕切り板の斜面図である。
【図16】仕切り板の斜面図である。
【図17】仕切り板の正面図である。
【図18】容器内に餅を充填しているときの縦断面図で
ある。
【図19】容器と仕切り板とが一体の正面図である。
【図20】図19における容器の縦断面図である。
【図21】図19における容器の横断面図である。
【図22】容器内と仕切り板とが一体成形された容器の
正面図である。
【図23】図22における容器の縦断面図である。
【図24】図22における容器の横断面図である。
【図25】従来の鏡餅における縦断面図である。
【符号の説明】
a・・・鏡餅形状容器 1・・・成形容部 2・・
・段部 3・・・底面部 4・・・開口部 5・・・鏡餅
6・・・裏蓋 b、c・・・仕切り体 7・・・仕切り壁部 8・
・・係止部 9・・・上方稜面部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年9月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図3】
【図7】
【図2】
【図4】
【図5】
【図6】
【図8】
【図10】
【図11】
【図9】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂資材製鏡餅形状容器をひっくりか
    えして該容器を構成する底面部と開口部とを上方にした
    状態を保持しながら、前記の鏡餅形状容器の底面部に形
    成されている開口部より、容器の容積に見合う所定量の
    熱くて柔い餅を空気層を形成しないようにして充填し、
    充填後直ちに容器内に嵌挿可能にして、且前記容器の底
    面部の開口部より飛出しない形状の別設した仕切り体を
    容器内に挿込み、充填している餅を区分せしめ、挿込み
    終了後底面部に裏蓋をもって密封したことを特徴とする
    成形包装鏡餅の製造法。
JP3308460A 1991-10-28 1991-10-28 成形包装鏡餅の製造法 Pending JPH0614730A (ja)

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JP3308460A JPH0614730A (ja) 1991-10-28 1991-10-28 成形包装鏡餅の製造法

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JPH0614730A true JPH0614730A (ja) 1994-01-25

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JP3308460A Pending JPH0614730A (ja) 1991-10-28 1991-10-28 成形包装鏡餅の製造法

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JP (1) JPH0614730A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5685241A (en) * 1996-09-11 1997-11-11 Kabushiki Kaisha Daiken Enterprise Lined lateral rotary kiln incinerator
JP2021040582A (ja) * 2019-09-13 2021-03-18 水野 貴之 餅の製造方法

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