JPH06145692A - ろうそくの製造方法及びろうそく - Google Patents

ろうそくの製造方法及びろうそく

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JPH06145692A
JPH06145692A JP31112092A JP31112092A JPH06145692A JP H06145692 A JPH06145692 A JP H06145692A JP 31112092 A JP31112092 A JP 31112092A JP 31112092 A JP31112092 A JP 31112092A JP H06145692 A JPH06145692 A JP H06145692A
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oil
candle
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Kokuryu Rin
國 隆 林
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HAYASHI KOKURIYUU
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 煙や毒性粒子を排出せずに燃焼し、悪臭を放
たずに燃焼するろうそくを製造する方法を提供する。 【構成】 マーガリンを凝固油に添加し混合して凝固さ
せ蝋状の脂肪を形成し、技術温度および溶解度制御によ
りろうそくの材料として役立てる。マーガリン(100
%純粋な植物油)は椰子油、パーム油、パームオレイ
ン、パーム油の水素化物などを含有する。その非対称パ
ルミチン酸は多くて0.1%であり、融点は35−37
゜Cの範囲である。乳化剤を添加しバターの香りを付け
る。添加剤はクエン酸BHAおよびBHTβーカロチン
である。凝固油の明細は、酸価が0.5以下、ヨウ素価
が2.0以下、けん化価が195−198、融点が60
゜C±1゜Cであり、水分と不純物が0.1%以下であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は石油化学物質を使用す
る従来のろうそく製造方法の欠点を取り除いたろうそく
の製造方法に関する。この発明はマーガリンと凝固油の
混合物を使用して煙や毒性粒子を排出せずに燃焼し、臭
いを出さずに燃焼できるろうそくを製造する方法であ
る。従って、例えば黒煙、排気ガス、異様な臭いなど従
来のろうそくの欠点を取り除くことができる。
【0002】ろうそくは長い間照明用に広く使用されて
きた。現在、様々な進歩した照明装置が使用されている
が、ろうそくは装飾用や休日などの特別な場合に使用さ
れ今だに人気がある。
【0003】
【従来の技術】従来のろうそくは蝋物質から作られる。
しかし、このようなろうそくは煙を出し燃焼時に悪臭を
放つ。このような悪臭に耐えられない人が多い。また少
量の毒性粒子がろうそくの燃焼時に生成される。これら
の粒子は吸い込むと人体の健康に悪影響を与える。
【0004】更に、インド、ネパール、チベットなど仏
教を信じる地域では、ろうそくを製造するためにマーガ
リンが常に使用される。しかし、このようなマーガリン
は液状で手につき易く滑り易く壇や供物を汚してしま
う。
【0005】従って、凝固されて、手に付いたり滑った
りしないで運び易く衛生的なろうそくの改良された製造
方法が必要である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明の第一の目的
は煙や毒性粒子を排出せずに燃焼でき悪臭を放たずに燃
焼できるろうそくを製造する新規な方法及びその方法で
製造したろうそく提供することである。
【0007】
【発明を解決するための手段】この発明の目的達成のた
めのろうそくの製造方法は、マーガリンをろうそくの材
料として役立てるために凝固させて実施される。このマ
ーガリン(100%純粋な植物油)は椰子油、パーム
油、パーム油の水素化物などの成分を含有する。非対称
パルミチン酸は多くて0.1%であり、融解点は35−
37゜Cの範囲内である。乳化剤を添加しバターの香り
を添加する。添加剤はクエン酸BHAおよびBHTβー
カロチンである。
【0008】上記マーガリンを凝固油に添加し混合して
凝固させる。凝固油の明細は次の通りである。酸価は
5.0以下、ヨウ素価は2.0以下、けん化価は195
−198、融点は60゜C±1゜C、水分と不純物は
0.2%以下である。上記マーガリンは凝固油と混合さ
れ技術温度および溶解度制御により固体化される。前記
混合物は加熱されると融解し心に吸収され、その後で連
続的に燃焼する。混合物の燃焼が進行すると煙や毒性粒
子は放出されず良い香りが立ちこめる。
【0009】
【実施例】以下はこの発明の実施態様である。
【0010】製造時にマーガリンを先ず下記のリストに
より調製する。 マーガリンの詳細 油混合物の成分(100%純粋な植物油): A.椰子油 B.パーム油 C.パーム・オレイン D.パーム油の水素化物 特徴: 非対称パルミチン酸 多くて0.1% 融点 35−37゜C 乳化剤 添加 香り バター 添加剤: クエン酸BHA BHTβーカロチン
【0011】凝固油はマーガリンと混合され技術温度お
よび溶解度制御により固体油を形成するため下記の明細
を有する必要がある: 1.酸価 0.5以下 2.ヨウ素価 2.0以下 3.けん化価 195−198 4.融点 60゜C±1゜
C 5.水と不純物 0.2%以下
【0012】凝固油を前述の成分を有するマーガリンと
混合すると凝固してろうそくを形成する。また、燃焼中
は煙がでないことが燃焼状態から確かめられた。これは
従来の技術を超えた優れた利点である。更に、燃焼時に
特別なバターの香りが放出され毒性粒子は全く形成され
ない。
【0013】上記実施態様において、成分が純粋であれ
ば融点の変化も少ない。しかし、天然の油も加工油も複
合組成物であるためハッキリとした融点を持たないし、
融点の範囲も持たない。一般に、広い範囲の融点を有す
る油はマーガリンとして使える。脂肪の濃度は固体の場
合と液体の場合では異なる。温度が上昇すると固体の脂
肪の一部が融解し全体の体積がそれに比例して増加す
る。すなわち、体積は含まれる液体の脂肪の割合に比例
して増加する。この関係により固体−液体比、すなわ
ち、固体脂肪指数SFI;固体含有指数SCIを体積の
増量から概算することができる。固体−液体比を測定す
るために膨張計がよく使われる。図1に示されるよう
に、点線部分は温度変化における液体脂肪と固体脂肪の
特定の体積について外部から書き加えた。実線部分は、
温度変化における特定の体積の変化を示す。一定の温度
に達した場合の特定の体積が、X(特定の体積は濃度の
逆数である)であるとき液体脂肪の持ち分はA/B・X
・100%であるのに対し、固体脂肪の持ち分は(B−
A)/B・X・100%である。事実、固体状態におけ
る特定の体積の変化はほとんど測定できないので計算を
容易にし、作業を単純化するために液体の特定の体積の
変化を示す線に平行な線が固体の特定な体積の変化を示
す線として予想されることがよくある。
【0014】
【発明の効果】上記式によりこの発明のマーガリンと凝
固油とを混合する際の計算は容易に得られる。上記方法
を使って液体ー固体の割合を温度を変えることにより制
御することができる。従って、この発明の製造方法には
全く難点がない。更にマーガリン対凝固油を混合する際
の重量比は5:3であるのが好ましいことが判明した。
この条件で連続的に燃焼するための凝固マーガリンが得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】温度に対する特定の体積を示すグラフである。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マーガリンを凝固油に5:3から3:5
    の範囲の割合で添加して混合し、次に混合物を凝固して
    ろうそくの材料として使用し;前記マーガリン(100
    %純粋な植物油)は50−58%のパーム油、30−3
    5%の椰子油、5−8%の大豆油、5−8%の綿実油、
    2%の香料、融点35−37゜Cの非対称パルミチン酸
    を多くて0.1%、添加乳化剤、バターの香り、クエン
    酸ブチルヒドロキシアニソールおよびフチルヒドロキシ
    トルエンβーカロチンの添加剤から成る組成を有し;前
    記凝固油は80−90%のパーム油を10−20%の大
    豆油に添加して精製して形成され、その酸価は5.0以
    下、ヨウ素価は2.0以下、けん化価は195−19
    8、融点は60±1゜C、水分と不純物は0.2%以下
    であり;製造時にマーガリンを50゜Cに加熱して完全
    に融解し、次ぎに凝固油を一定の割合で添加し得られた
    混合物を80゜Cに加熱し火を小さくして温度を制御し
    20分間攪はんしながら完全に油類を混合した後に精製
    脱酸脱臭着色されることを特徴とするろうそくの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 油混合物を18−22゜Cの範囲内に制
    御された室温を有する含有型金型に注入し、注入された
    油を絶えずゆっくりとかき混ぜながら75−80゜Cの
    範囲に均一に維持し、油を注入した後ろうそくの心を中
    に入れ 正な温度で油を凝固し得られた固形油を更に加
    工することを特徴とする請求項1のろうそくの製造方
    法。
  3. 【請求項3】 凝固を容器の中で行わない場合にマーガ
    リン対凝固油の割合を3:5に増加させることを特徴と
    する請求項1のろうそくの製造方法。
  4. 【請求項4】 マーガリンと凝固油を5:3から3:5
    の範囲の割合で混合し、得られた混合物をろうそくの形
    に凝固することから成るろうそくの製造方法において、
    マーガリンが50−58%のパーム油、30−35%の
    椰子油、5−8%の大豆油、5−8%の綿実油、2%の
    香料および0.1%以下のパルミチン酸ブチルヒドロキ
    シアニソール、およびブチルヒドロキシトルエンβーカ
    ロチンを含有し;凝固油は80−90%のパーム油およ
    び10−20%の大豆油を含有し、0.5以下の酸価、
    2.0以下のヨウ素価、195−198のけん化価、6
    0±1゜Cの融点を有し、0.2%以下の水分と不純物
    を有することを特徴とするろうそくの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記マーガリンを約50゜Cまで加熱し
    て融解し、凝固油を添加し、混合物を約80゜Cに加熱
    して約20分間かき混ぜ、精製し脱酸し香料を入れ着色
    することを特色とする請求項4のろうそくの製造方法。
  6. 【請求項6】前記混合物を約75−80゜Cの時に金型
    に注入し、ろうそくの心を金型に入れ、前記混合物を約
    18−22゜Cで凝固させることを特徴とする請求項4
    のろうそくの製造方法。
  7. 【請求項7】 マーガリン対凝固油の割合が3:5であ
    ることを特徴とする請求項4の方法。
  8. 【請求項8】 請求項4の方法で製造されるろうそく。
  9. 【請求項9】 請求項6の方法で製造されるろうそく。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100733008B1 (ko) * 2005-11-02 2007-06-28 양승부 친환경 양초 및 그 제조방법
JP2010090382A (ja) * 2008-09-10 2010-04-22 Pegasus Candle Kk ローソク用ワックスとその製造方法及び該ワックスを使用したローソク
KR20200014257A (ko) * 2019-12-16 2020-02-10 정진욱 천연재료로 제조되는 기능성 팜유 초와 이의 제조방법

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