JPH0614475A - デュアルモード電池充電器 - Google Patents

デュアルモード電池充電器

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JPH0614475A
JPH0614475A JP5052453A JP5245393A JPH0614475A JP H0614475 A JPH0614475 A JP H0614475A JP 5052453 A JP5052453 A JP 5052453A JP 5245393 A JP5245393 A JP 5245393A JP H0614475 A JPH0614475 A JP H0614475A
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JP
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battery
signal
battery charger
coupled
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Application number
JP5052453A
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English (en)
Inventor
Thomas A Somerville
トーマス・エイ・サマーヴィル
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Texas Instruments Tucson Corp
Original Assignee
Burr Brown Corp
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Publication date
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M3/00Conversion of dc power input into dc power output
    • H02M3/22Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac
    • H02M3/24Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters
    • H02M3/28Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac
    • H02M3/325Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal
    • H02M3/335Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only
    • H02M3/33507Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only with automatic control of the output voltage or current, e.g. flyback converters
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J7/00Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries
    • H02J7/007Regulation of charging or discharging current or voltage
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    • HELECTRICITY
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    • H02J7/02Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries for charging batteries from ac mains by converters
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04M19/00Current supply arrangements for telephone systems
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    • H02J2207/20Charging or discharging characterised by the power electronics converter
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B40/00Technologies aiming at improving the efficiency of home appliances, e.g. induction cooking or efficient technologies for refrigerators, freezers or dish washers

Abstract

(57)【要約】 【目的】 廉価で、低ノイズで、コンパクトでしかも充
電効率の高い電池充電器を提供すること。 【構成】 トランス7の一次巻線7Aに流れる電流を表
す信号VISENSEを抵抗器26、フィルタ20を介して発
生し、この発生した信号と充電モード信号ILOとに応
答するオンタイム変調器15を設ける。この変調器によ
り、一定のオフタイムと信号VISENSEに応じて変化させ
るオンタイムとを定める制御信号GATEを発生して、
これを一次巻線7Aに流れる電流の流れを制御するため
のスイッチ19に印加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電池、特にニッケル
−カドミウム電池を充電するための装置に関するもので
ある。より詳しくは、本発明は、通信機器製品の電池の
充電に適していて、その通信機器製品の動作に妨害を与
えるような電気的ノイズを誘起しない、非常に小さいコ
ンパクト型電池充電器回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ニッケル−カドミウム電池では、そのフ
ル充電状態は、高電流充電中、その端子電圧がピーク値
からある量(例えば、100mV)降下又は“うなだれ
た”ときにその充電を抑制することで、実現することが
できる。このニッケル−カドミウム電池は、比較的高い
充電率に耐えられることが知られている。この高い電池
充電率は、その充電時間を短縮する上で、また電池が不
使用状態となっている時間を短縮する上でも望ましい。
ある代表的な急速充電法では、アンペア時で表した電池
容量にアンペア数の等しい電流を、その電池にほぼ1時
間供給するようになっている。知られているように、ニ
ッケル−カドミウム電池の高電流充電は、その電池電圧
のある負の変化率が生じ始めた後すぐに止めるべきであ
る。ある既知の電池充電器は、自動的に電池のフル充電
状態を検知してこの充電器が発生する主充電用電流を終
了させ、そして細電流(又は細流)に切り換えるように
なっている。その電池がフル充電状態に達すると、充電
率を低下させて細電流にするかあるいは充電を停止させ
るようにする。電池を確実にフル充電すると共に、その
電池セルを損傷する虞れのある過充電を防止するには、
充電の遮断について制御を行うことが重要である。
【0003】電池式の携帯電話機などの多くの通信機器
製品は、電気的なノイズの存在に対して非常に敏感であ
ることが分かっている。一般に、従来の電池充電器は、
充電中の電池の端子に接続した導線に、相当強い電気的
なノイズを発生する。さらに、放射された高周波妨害
を、RF増幅器が拾ってしまうこともある。また、携帯
型の電池式電話機のような通信機器製品をこれの電池の
充電中に使用している時には、そのような電気的ノイズ
がその電池式電話機の性能に有害な影響を与える虞れが
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】コンパクトで、ノイズ
レベルが低く、通信機器製品又はその電源コード内に容
易に組み込むことができて、その電源コードをACライ
ン電流源に接続することによりニッケル−カドミウム電
池を繰り返し充電することが出来るような電池充電器を
提供することが、非常に望ましいものとなっている。従
来の、そのような目的を満たすことができる程十分安価
な電池充電器は、残念ながら充電時間が非常に長いもの
である(例:12時間)。また、これよりも精巧な“急
速”充電器は、価格が高くて、サイズも大きく、しかも
電力消費が大き過ぎ、またほとんどの通信機器製品で充
電中に使用するにはあまりにも大きな電気ノイズを発生
するものである。
【0005】従って、本発明の目的は、廉価で、低ノイ
ズであり、またコンパクトでしかも高効率の電池充電用
の装置及び方法を提供することにある。本発明のもう一
つの目的は、非常に急速にニッケル−カドミウム電池を
充電でき、しかも過充電による損傷を起こさせない電池
充電用の装置及び方法を提供することにある。本発明の
さらにもう一つの目的は、極めてコンパクトで、電源コ
ードに内蔵させることができる電池充電器であって、出
力端子の両端間に加わるあるいはその中から放射するノ
イズのレベルが十分に低く、これにより、ノイズに敏感
な通信機器製品等の使用が、その再充電可能の電池を充
電している最中においても可能となるような電池充電器
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】簡単に述べると、本発明
がその1実施例に従い提供する電池充電器は、ライン電
圧を受けそして整流した正弦波状電圧を発生する第1の
整流器を備えている。その整流正弦波状電圧を受けるよ
うに接続した一次巻線をもつトランスは、第1及び第2
の二次巻線を有している。その第1二次巻線の端子と充
電する電池の端子との間には、第2の整流器を結合す
る。前記一次巻線の1つの端子と、該一次巻線を流れる
電流を表す信号を発生するフィルタ又はその他の回路
と、の間には、スイッチを結合している。また、第1の
回路を設けて、充電中の前記電池の端子間電圧に比例し
た電池状態電圧を発生するようにする。また、第2の回
路を設けて、前記整流正弦波状電圧に応答してタイミン
グ信号を発生する。第3の回路は、ラチェットDACの
出力に接続して、そのラチェットDACの出力電圧を前
記電池状態電圧に比例した基準電圧と比較する。そのラ
チェットDACは、ピーク検出及びホールド機能を果た
すものである。前記第3回路は、ラチェットDACの出
力電圧が前記基準電圧を越えるまでそのラチェットDA
Cを増分するため、タイミング信号に同期した増分用信
号を発生する。第4の回路は、ラチェットDACの出力
に接続して、前記電池状態電圧がピークになった後にそ
の電池状態電圧がDAC出力電圧から所定のスレッシュ
ホールド電圧分 降下したときに、低充電モード信号を
発生する。第5の回路は、その低充電モード信号と前記
一次巻線を流れる電流を表す前記信号とを受けて、制御
信号を発生するようにする。この制御信号は、前記スイ
ッチに印加して、前記一次巻線の電流の流れを前記電池
検知電圧に従って制御する。前記スイッチに印加する前
記制御信号を制御することにより、本電池充電器がその
低充電電流モードにあるときには、非常に低いデューテ
ィーサイクルを生成するようにする。本電池充電器が高
充電電流モードとなっているときには、前記スイッチの
オンタイムは、前記整流正弦波状電圧の谷とピークの間
で連続的に変調することにより、電池への充電用電流を
最大にしながら、前記スイッチの両端の電圧がその降伏
電圧を越えないように保つ。これは、前記スイッチに対
し一定のターンオフタイムを与え、また前記スイッチの
ターンオンタイムを前記一次巻線の電流を表す信号に応
じて変化させる回路によって実現できる。この技法はま
た、前記スイッチの零電圧/零電流スイッチングを達成
して、前記スイッチにおけるスイッチングノイズ及び電
力消費を最小限にすることができる。前記の一定のター
ンオフタイムは、前記一次巻線の共振周波数の1/2に
設定して、上記零電圧スイッチングを実現する。従っ
て、前記一次フライバック電圧は、前記スイッチを次の
サイクルのためにオンにする迄零に戻る、半波正弦波形
を有する。これにより、前記スイッチにおける電力損失
を最小限とし、また前記フライバック電圧波形が発生す
るノイズを、比較的高い共振周波数に集中させ、しかも
非正弦波形とした場合と比べ、その共振周波数の倍数の
周波数でのエネルギを小さくする。
【0007】
【実施例】図1を参照して説明すれば、電池充電器回路
1は、ACライン電圧2を受けてこれを在来の全波整流
器3によって整流し、そしてこの整流した高電圧DC
(HVDC)をその出力導体4に発生するようになって
いる。その整流器3は、接地端子を有しており、この接
地端子は主接地導体25に接続している。出力導体4
は、そのHVDCをΔV検出器/制御論理回路5の1つ
の入力とそしてインダクタンス6の一方の端子とへ供給
する。このインダクタンス6は、個別のインダクタとし
たり、あるいはトランス7の一次巻線7Aの漏れインダ
クタンスとしたりすることができる。
【0008】トランス7は、二次巻線7Bを有してお
り、この二次巻線7Bの両端子は半波整流器10に接続
している。この半波整流器10は、接地端子をもってお
り、この接地端子は、“分離した”接地導体25Aに接
続している。その半波整流器10の出力端子10Aは、
充電するあるニッケル−カドミウム電池11の正端子に
接続するようになっている。
【0009】検出器/制御論理回路5は、導体14で、
電池11の現在の電圧を正確に表す電圧VSENSEを受け
るようになっており、そしてこの回路5は、そのV
SENSE電圧のピーク値97からのΔV降下(又は“うな
だれ”)(図4)を検出したときに、電池11の充電率
を高電流充電率から低電流充電率(又は細流充電)へ低
下させるようにする。“オンタイム”変調器回路15が
導体8に発生する信号RESETは、その検出器/制御
論理回路5の入力に印加し、そしてこの回路5は、導体
12にEN ̄信号(注:記号 ̄は反転を示す)を発生
し、また導体13に低電流充電モード(ILO)信号を
発生する。これら導体12及び13は、変調器回路15
の制御入力にそれぞれ接続している。フィルタ回路20
が導体21に発生する電圧VISENSEは、その変調器回路
15のフィードバック入力に印加するようにしてある。
【0010】変調器回路15は、導体16に出力信号を
発生するようになっており、そしてこの出力信号は、ス
イッチ19の“オンタイム”を制御して、電池11の充
電率を決める。そのスイッチ19は、閉じた時には、一
次巻線7Aを流れる電流を、導体17を介してフィルタ
回路20の入力と抵抗器26とへ導き入れる。キャパシ
タンスCRをもったコンデンサ18は、その導体17と
HVDC導体4との間に接続してある。
【0011】トランス7は、フェライトコア7Dをもっ
ており、このフェライトコア7Dは、一次巻線7Aに対
し付加二次巻線7Cを磁気的に結合している。この二次
巻線7Cの一方の端子は、主接地導体25に接続してお
り、またその他方の端子は半波整流器28の入力に接続
している。この整流器28は、導体14に上記の電圧V
SENSEを発生するようにする。
【0012】図2には、上記検出器/制御論理回路5の
詳細について示してある。導体4の信号HVDCは、抵
抗型分圧器35,36及びコンデンサ37を介して演算
増幅器38の反転入力に接続しており、そしてこの演算
増幅器38の出力は、導体23に供給するタイミング信
号SYNCを発生する。その演算増幅器38の非反転入
力は、接地導体25に接続している。また、その導体2
3は、インバータ24を介してシフトレジスタ42の一
端の入力に接続している。このシフトレジスタ42は、
6つのD型フリップフロップから成る構成である。右手
のフリップフロップのQ出力は、NORゲート43の一
方の入力と分周器回路44の入力とに接続しており、そ
してこの分周器回路44は、そのQ出力信号を215で分
周する。シフトレジスタ42のその右手のフリップフロ
ップのQ ̄出力は、二入力のNORゲート45の一方の
入力に接続しており、そしてこのNORゲート45は、
信号SYNC/11を発生しそしてこれをORゲート4
6の一方の入力に印加するようになっている。シフトレ
ジスタ42の上記のフリップフロップに隣接したフリッ
プフロップのQ出力は、NORゲート43の他方の入力
に接続すると共に、NORゲート45の他方の入力にも
接続している。また、ORゲート46の出力は、導体1
2に信号EN ̄を発生する。
【0013】導体14の電池状態信号VSENSEは、NP
N型トランジスタ34のコレクタと、抵抗器32の一方
の端子とそして抵抗器47Aの一方の端子とに印加す
る。抵抗器32の他方の端子は、抵抗器35の一方の端
子と、ツェナーダイオード33のカソードとに接続して
いる。このツェナーダイオード33のカソードはまた、
トランジスタ34のベースに接続している。一方、ツェ
ナーダイオード33のアノードは、主接地導体25に接
続している。トランジスタ34のエミッタは、導体22
にある一定の基準電圧VREFを発生するが、この基準電
圧VREFは、ツェナーダイオード33の降伏電圧からト
ランジスタ34の電圧VBEを引いたものに等しい大きさ
である。従って、VREF導体22に供給される電流、即
ち作動電力は、VSENSE導体14から、トランジスタ3
4のコレクタ及びエミッタを介して、来る。VREF導体
22は、DAC50に電流即ち作動電力を供給する。ま
た、VS ENSE導体14は、作動電力を、抵抗器36及び
コンデンサ37を含む回路に供給する。VREF導体22
は、デジタル/アナログ変換器(DAC)50の基準入
力に接続している。デジタル/アナログ変換器50は、
本願出願人が販売しているDAC 7541とすること
ができるが、この場合12ビットの内の7ビットのみを
使用する。
【0014】VREF導体22はまた、比較器60の反転
入力にも接続している。この比較器の非反転入力は、導
体44を介して別の比較器51の非反転入力と、比較器
52の反転入力と、そして抵抗器47Aと抵抗器47B
との間の接続点とに接続している。その抵抗器47Bの
他の端子は、主接地導体25に接続している。
【0015】DAC50の出力は、導体57に電圧VO
を発生する。その導体57は、比較器51の反転入力
と、比較器52の非反転入力とに接続している。比較器
52は、100ミリボルトの入力オフセット電圧を有し
ている。
【0016】デジタル/アナログ変換器50の7つの入
力は、7ビットのリップルカウンタ55の出力に接続し
ている。このリップルカウンタ55は、図3の回路が発
生する信号RESETによってリセットされる。215
周回路44も、その信号RESETによってリセットさ
れる。リップルカウンタ55は、ANDゲート53によ
る導体53Aの信号RCHT(“ラチェット”)により
増分されるようになっている。そのANDゲート53の
1つの入力は、SYNC信号導体23に接続している。
ANDゲート53の別の入力は、比較器51からの信号
UPを受けて、DAC50の出力電圧VOをより高く
“ラチェット”させる。ANDゲート53の残りの入力
は、導体13Nの信号ILO ̄を受けるようになってお
り、そしてこの導体13Nは、D型フリップフロップ5
6のQ ̄出力に接続している。導体13NのそのILO
 ̄信号は、ORゲート46の一方の入力にも印加する。
本発明の動作を説明する際に以降で明らかとなるよう
に、DAC50、リップルカウンタ55、ANDゲート
53及び比較器51は、共に動作して、ピーク検出/ホ
ールド機能を生み出すものである。
【0017】フリップフロップ56のクロック入力(C
K)は、SYNC導体23に接続している。また、この
フリップフロップ56のリセット(R)入力は、RES
ET導体8に接続している。フリップフロップ56のセ
ット(S)導体は、分周器回路42,44が導体48に
発生する信号TO(タイムアウト)を受ける。フリップ
フロップ56のQ出力は、導体13にILO信号(低電
流充電モード)を発生する。フリップフロップ56のD
入力は、ORゲート54の出力に接続しており、そして
このORゲート54の一方の入力は、信号FULL(電
池11がフルに充電されたことを示す)を比較器52の
出力から受ける。ORゲート54の他方の入力は、比較
器60の出力に発生する信号VHI(充電器回路1に電
池が接続していないという理由で高電圧状態が生じてい
ることを示す)を受けるようになっている。
【0018】次に図3について説明する。この図3に
は、オンタイム変調器回路15とスイッチ19の詳細を
示してある。導体22のVREF電圧は、抵抗型分圧器6
4B,75Bを介して誤差増幅器63の非反転入力に印
加し、そしてこの誤差増幅器63の出力は、比較器66
の反転入力並びに比較器62の反転入力に印加するよう
になっている。その比較器62の非反転入力は、ランプ
信号発生器64に接続しており、そしてこのランプ信号
発生器64は、500キロヘルツのランプ信号を発生す
る。このランプ発生器64の回路は、抵抗器64Cをあ
る一定の電流が流れるようになった回路によって実現し
ており、この回路は、コンデンサ64Dを充電してアッ
プさせて行く。ワンショット70は、上記ランプ電圧が
誤差増幅器63の出力電圧を越えたときにトリガされる
ようになっている。トリガされると、このワンショット
は、そのランプをゼロにリセットし、またMOSFET
19をオフにする。ワンショット70がタイムアウトす
ると、トランジスタ64Eをオフにすることにより、ラ
ンプ信号発生器70を再始動させる。
【0019】導体22Aに現われるVREFの“分圧して
降下させた”部分は、誤差増幅器63の非反転入力に印
加する。この誤差増幅器63の反転入力は、導体13の
ILO信号に抵抗器76で接続している。
【0020】比較器62の出力は、上記1マイクロ秒の
ワンショット70の入力に接続しており、そしてこのワ
ンショット70の出力は、NORゲート71の一方の入
力に接続している。このNORゲート71の他方の入力
は、導体12で信号EN ̄を受けるように接続していい
る。また、そのNORゲート71の出力は、信号GAT
Eを発生しそしてこれをNチャンネルのMOSFET1
9のゲート電極に印加し、そしてこのMOSFET19
のドレインは、二次巻線7Aの下側端子とコンデンサ1
8の下側端子とに接続している。MOSFET19のソ
ースは、抵抗器26により接地導体25に接続してい
る。また、MOSFET19のソースは、さらに演算増
幅器63の反転入力に接続したVISENSE導体21へ抵抗
器20Bによって接続している。抵抗器20Bとコンデ
ンサ20Aとは、図1のフィルタ20を構成するもので
ある。
【0021】VSENSE導体14は、D型フリップフロッ
プ80のD入力に接続している。このフリップフロップ
80のクロック入力は、比較器66の出力に接続してい
る。フリップフロップ80のそのQ出力は、RESET
導体8により抵抗器94の一方の端子に接続している。
この抵抗器94の他方の端子は、フリップフロップ80
のリセット入力とコンデンサ95の一方の端子とに接続
しており、またそのコンデンサ95の他方の端子は、主
接地導体25に接続している。
【0022】RESETパルスは、電源オン投入状態か
電池負荷状態かのいずれかにより発生するようになって
いる。電源オン投入時には、ソフトスタート・コンデン
サ20Aがまず、誤差増幅器の63の出力をローにし、
この結果、スイッチ19と比較器66からフリップフロ
ップ80へのクロックエッジとに初期の最小のオンタイ
ムを与える。抵抗器94及びコンデンサ95は、そのR
ESETパルスの幅を決めるものである。
【0023】電池負荷状態の間は、VISENSEが立ち上が
り、これが演算増幅器63の出力を分圧基準電圧V
SENSE-Dよりも低くして、電源オン投入状態に関して述
べたのと同じようにクロックエッジでRESETパルス
を開始させる。
【0024】本電池充電器1の基本的な動作は、60ヘ
ルツで120ボルトのACライン電圧を全波整流器3に
より整流して、図4に示す正弦波状のHVDC波形を発
生することである。この波形は、微分回路40(図2)
に入力して、図4に示すようなSYNC信号を発生させ
る。各SYNCパルスの前縁は、HVDCの最大値の
時、即ち各整流半波の中央で生じる。また、このSYN
Cパルスの後縁は、HVDCの最小値の時に生じる。
【0025】このSYNC信号は、ANDゲート53と
D型フリップフロップ56(図2)とに印加する。7ビ
ットのリップルカウンタ55は、信号RESETによっ
てリセットとなっている。本電池充電器1が高電流モー
ドにある場合には、ILO ̄信号は“1”であって、こ
れはSYNCをイネーブルして導体53AにRCHT信
号を発生させ、これは、図4に番号84で示すようにV
Oをステップ状に増分させる。このVOが導体44のV
SENSE-Dを越えると、比較器51は、信号UPをゼロに
して、SYNCがRCHT信号を発生させるのをディス
エーブルする。FULL=“1”の信号を比較器52が
NORゲート54の入力に与えた結果としてILO ̄信
号が“0”に転じると、SYNC信号をディスエーブル
し、従ってリップルカウンタ55はもはや増分されず、
また、DAC50が発生するアナログ信号VOは、図4
の83のレベルで停止する。
【0026】本発明によれば、ラチェットDAC50
は、リセットされるまでの間、正確に83のレベルを維
持するようにする。従って、RCHTは、DAC50を
増分している最中の間のみ発生し、そしてこのとき、フ
リップフロップ56は、電池がフルに充電されている状
態か電池が接続されていないかのいずれかを示す。いず
れの場合においても、フリップフロップ56のそのQ出
力は、本回路を強制的に低充電電流モードとする。
【0027】本充電器1が電池11に接続されていない
場合には、電池充電器1の出力電流の流れるところがな
いため、電圧VSENSEは、明らかに高い値へ上昇するこ
とになる。比較器60は、この状態を検出して、信号V
HI(高電圧)を“1”にし、これによりフリップフロ
ップ56を強制的に低電流(又は細電流)充電モードと
する。(電池が接続されていない場合に電池充電器回路
1を低電流充電モードにすることが望ましい理由は、ト
ランスでの無駄な電力消費を避けることが好ましいため
である。)。
【0028】電圧VSENSE-Dが図4の85で示すように
約100ミリボルト以上“うなだれる”かあるいは降下
すると(この点で、VOは、VSENSE-Dを、比較器52の
100ミリボルト・オフセット以上越える)、FULL
信号は“1”となって、電池のフル充電が完了したこと
を示す。
【0029】比較器60の反転入力は、導体22のV
REF電圧を受け、そしてこれをVSENSE -Dと比較する。無
負荷状態で巻線7Cと整流器28とが導体10Aに高い
値のVSENSEを発生する結果、VHIが“0”から
“1”に立ち上がり、これはフリップフロップ56をセ
ットして、低電流モード動作を開始させる。
【0030】整流器28(図1)が発生する電圧V
SENSEは、二つの機能を有しており、一つは、電池が接
続されている場合にその電池電圧を正確に表す機能であ
り、もう一つは、検出器/制御器/変調器回路に給電す
る機能である。
【0031】シフトレジスタ42は、11分周の機能を
行うものである。11分周シフトレジスタ42及びこれ
とは分離した215分周回路44は、タイムアウト信号
(TO)を導体48に発生するが、これは、本電池充電
器を、高電流充電動作を1時間行った後、低電流充電モ
ードにセットする“フェイルセーフ”機能を行うもので
ある。それらの分周回路42、44は、60ヘルツのラ
イン周波数を、1時間後に信号TOが発生できるほど十
分に分周して下げる。シフトレジスタ42とNORゲー
ト43は、いわゆる”ウォーキング・リング(walking r
ing) ”カウンタとして構成しており、これは、ライン
周波数60ヘルツを分周することによりその1時間遅延
を得るため、その215分周機能と共に必要な11分周機
能を実行する。
【0032】11分周するシフトレジスタ42は、11
個のSYNCパルス毎に1度導体12にイネーブルパル
スを発生することにより、低電流モード動作を実現す
る、という第2の機能を行う。導体12のそのEN ̄信
号は、導体13NのILO ̄信号によってゲートされ
る。ILOの立ち上がりエッジ88(図4)は、これに
対応したILO ̄信号の立ち下がりエッジをもたらし、
これは、SYNC/11信号をORゲート46を通るよ
うにゲートしてEN ̄を発生させる。このSYNC/1
1信号は、SYNCパルス11個毎に“0”となり、そ
してその他の期間は“1”となっている。従って、この
EN ̄信号は、ILO信号が正の場合のSYNC/11
パルスの間、図4の90で示す“0”の値をもつことに
なる。ワンショット回路70の出力は、パルスを発生
し、そしてこれらのパルスは、図3に示すようにNOR
ゲート71を通るようにEN ̄によってゲートされ、こ
れにより、11番目毎のSYNCパルスの期間中、番号
91で示すGATEパルスのバーストを発生する。これ
は、MOSFETスイッチ19を約500キロヘルツの
レートでオン/オフして、細電流即ち低電流の充電を起
こさせる。
【0033】図4の92で示すようにILO信号が
“0”となっている高電流モードの間、GATEパルス
の幅は、図3に詳細に示したオンタイム変調器15内の
回路が決めるようになっている。
【0034】VISENSE導体21の電圧は、アナログ電圧
であり、これは、MOSFETスイッチ19のソース電
極がオンタイム変調器15の周波数(約500キロヘル
ツ)で開始させる。その高周波成分は、フィルタ20が
フィルタして除くようになっている。HVDCの各ピー
ク値のところに、電流とVISENSEとのピーク値があり、
そしてHVDCの各最小点又は谷において、電流及びV
ISENSEは最小となる。この結果、図4のVISENSEは“リ
ップル(さざ波)”の波形となる。
【0035】このVISENSEは、オンタイム変調器15の
入力にフィードバックして、VISEN SEのそのリップルが
可能な限り小さくなるようにしている。これは、HVD
Cの谷においてスイッチ19に最大のオンタイムを持た
せ、そしてHVDCのピークにおいてスイッチ19に最
小のオンタイムを持たせることによって、実現すること
ができる。図4において、HVDCの谷のところには、
GATE信号の時間スケール拡大部分において、最大5
0%のデューティーサイクルを示してある。HVDCの
ピーク部には、それよりもかなり小さいデューティーサ
イクルが対応している。高充電電流モード動作中のGA
TEのデューティーサイクルは、ライン電圧の各半サイ
クルにおいてそれら極限値の間で連続的に変化すること
になる。これは、MOSFET19のドレイン−ソース
間降伏電圧を越えることがないようにしながら、電池充
電器1の総合電力出力を最大にするという効果をもって
いる。
【0036】ここで理解すべきことは、導体17(図
1)の“フライバック”電圧VCRは、一次巻線7Aに大
電流が流れているときにスイッチをオフにした場合、凡
そ1000ボルト以上となることがある、ということで
ある。詳しくは、HVDCのピークにおいて、MOSF
ET19のオンタイムがその時50%のデューティーサ
イクルとなっている場合には、MOSFET19のドレ
イン−ソース間の降伏電圧(代表的には1000ボルト
となる)を越えてしまう。また、MOSFET19のそ
のオンタイムを、VCRが1000ボルトを越えるという
条件を避ける小さな値で一定に設定した場合には、MO
SFET19がそれより長い時間オンとなっている場合
と比べ、HVDCの“谷”の間に二次巻線7B、整流器
10及び電池11へ供給する電力は、より少なくなって
しまう。
【0037】本発明に従い、MOSFET19のオンタ
イムは、MOSFET19の降伏電圧を越えることなく
トランス7で最大の電力結合を得るために、連続的にV
ISEN SEによって変調するようにしてある。さらに、MO
SFET19のオンタイムのこの連続変調は、電池電圧
が上昇する時、またトランスのインダクタンス及び損失
の一方又は双方が外気温度によって変化する時に、充電
器出力電流を一定に保つ機構を提供している。さらに、
その電流制御は、電池パック内のセルに欠陥(例えば短
絡)があった場合に、充電器を保護する最大電流抑制を
も与えるようになっている。
【0038】誤差増幅器63は、VISENSE導体21と導
体22Aの分圧基準電圧VSENSE-Dとの差電圧を増幅す
る。そして、その出力は、比較器62の1つの入力に進
んで、それら導体21及び22Aの電圧差を最小とする
ようにフィードバックループを完成する。この電圧差が
増すと、増幅器63の出力電圧が増大し、これによっ
て、ランプ発生器の電圧は、比較器62をスイッチさせ
る迄により長くかかる(即ち、スイッチオン時間が長く
なる)ことになる。従って、スイッチ19のより長いオ
ンタイムにより、その初期の差電圧に対抗する平均一次
電流の増加が生ずる。
【0039】ランプ発生器回路64は、約500キロヘ
ルツないし1000キロヘルツのレートでランプ信号を
発生して、変調用信号を供給し、そしてこの変調用信号
は、誤差増幅器が発生した電圧を、ワンショット70を
起動すると共にMOSFET19のオンタイムを表す時
間遅れへ変換するのに使用する。ワンショット回路70
は、GATE波形の“0”レベル部分の幅を決め、従っ
てMOSFET19のオフタイムを定める。MOSFE
Tスイッチ19のこのオフタイムは、変調器回路15が
MOSFET19のオンタイムに何を行ったかとは無関
係に、一定である。導体64Aに発生した500キロヘ
ルツのランプ信号が誤差増幅器63の発生した出力電圧
を越える点が、GATE波形の“1”部分の幅、従って
MOSFET19の“オンタイム”を決める。ワンショ
ット70がタイムアウトすると、導体70Aのその信号
は、前述したようにランプ発生器54の出力をリセット
して、そしてランプ信号を繰り返させる。
【0040】MOSFET19のオフ時間に一致するワ
ンショット70のそのタイムアウト持続時間は、トラン
スの一次巻線のインダクタンスLR及び共振コンデンサ
Rが定める共振周波数の周期の1/2に等しくなるよ
うに設計してある。従って、その一次側のフライバック
電圧VCRは、MOSFET19が次のサイクルのためオ
ンとなる前にゼロに復帰する、半分の正弦波形となる。
かくして、MOSFET19の電力損失は最小限とな
り、またフライバック波形VCRが発生するノイズは、約
500キロヘルツのその共振周波数近傍に集中するとと
もに、非正弦波形のフライバック電圧の場合に比べてそ
の周波数の倍数のより高い周波数でのエネルギが小さい
ものとなる。この結果、MOSFET19のスイッチン
グが“ゼロボルト・スイッチング”となり、従って(ド
レインーソース間)電圧がゼロボルトとなっている時
に、そのMOSFETをオンとする。
【0041】MOSトランジスタ19のオンタイムは、
一次巻線7Aを流れる電流の量を表すフィードバック電
圧VISENSEによって変調するようにしてある。
【0042】このフィードバック電圧VISENSE(一次巻
線7Aの電流を表す)によって行うMOSFET19の
オンタイムの変調は、結果として、MOSFET19に
おける電力消費を最小限にし、またスイッチング・トラ
ンジェント(これがもしある場合、電池11の充電中、
その電池に接続したあるいはその電池近傍の通信機器の
動作を妨害する虞れのある好ましくない電気ノイズを発
生する)を実質上取り除くことができる。
【0043】VISENSE波形は、種々の成分を含んでお
り、これには、一次巻線7Aの平均電力を表すDC成分
と、MOSFET19のスイッチング周波数(約500
キロヘルツないし1000キロヘルツ)を表すAC成分
と、そしてVISENSEの包絡線のリップルとして現われる
60ヘルツのライン周波数の別のAC成分とがある。こ
の包絡線信号は、比較器62が図3の導体64Aのラン
プ信号と比較することにより、GATE波形の上記オン
タイム変調を生成する。
【0044】MOSFETスイッチ19がオフとなって
いるインターバルは、一次巻線のインダクタンスLR
び共振キャパシタンスCRとに対し、以下の式で表すよ
うに関係している。
【数1】Toff=π√(LRR) (MOSFET19のオフタイムの間、一次巻線回路は
その共振周波数において半サイクルの間発振するが、M
OSFET19がオンになると、一次巻線回路は共振し
なくなるので、共振周波数とは独立してMOSFET9
のオンタイムを変化させることができる。)HVDC
は、トランス7の一次巻線を励起するものである。変調
器回路への電力は、VSENSEラインから供給するように
してある。
【0045】RESET信号8は、フリップフロップ5
6と、ラチェットDACのためのリップルカウンタと、
そしてタイムアウト信号TOを発生する1時間タイマと
をリセットするのに使用している。
【0046】ラチェットDAC50及びこれに関連した
回路を用いる上記の技法の代わりとして、ピーク検出/
ホールド回路と、このピーク検出/ホールド回路の出力
電圧を瞬時電池電圧と比較して電池のフル充電状態を得
る上記の“うなだれ”特性が発生したかどうかを判定す
る回路と、を組み合わせて用いることも可能である(上
記の比較結果は、低電流充電モードを確立するのに使用
することができる)。
【0047】また、上記のVISENSE電圧は、代わりの手
段として、追加のトランスによって実現するようにする
ことができ、この場合、この追加のトランスの一次巻線
は、一次巻線7Aをも流れる電流を通すことになる。ま
た、この追加トランスの二次巻線は、一次巻線7Aを流
れる電流を表す信号を発生することになる。
【0048】図5−図7には、本発明の代替実施例を示
してある。多くの点において、図5の低ノイズ/高率電
池充電器1Aは、図1に示したものと類似している。し
かしながら、図5の回路では、電池電圧を回路5Aで検
出するようにしており、そしてこの回路5Aは、図1の
ΔV検出回路5と類似したものである、分離トランス7
の“ライン側”ではなく“電池側”に配置している。ま
た、図5の回路においては第2二次巻線26及び整流器
28を用いて、変調/制御回路15のための電力を生成
するようにしているが、しかし電池電圧を表す信号を発
生するのには用いていない。整流器28が生成する信号
LVDC(図1のVSENSEに類似)は、電池接続端子1
0A及び10Bが、開放となっているか、あるいは実効
上短絡となっているかにつての指示を与える。
【0049】また、図5の回路では、電池の状態を示す
のは、各分離バリアコンデンサ104A,104Bで結
合して変調/制御回路15Aの入力に印加する、各々の
周波数変調した信号である。電圧−周波数変換器(VF
C)112は、2つの異なる周波数信号F及びF ̄を生
成し、そしてこれらを分離バリアコンデンサ104A及
び104Bで結合して、導体114A及び114B上に
信号P及びP ̄を生成する。信号P及びP ̄は、例えば
少なくとも100ミリボルトのうなだれたΔVの有無を
指示する。
【0050】ΔV検出器/LEDドライバ回路5Aは、
導体103上に出力信号L/O(LED出力)を生成す
る。導体103は、充電器が細流充電モードの時発光す
るようにした発光ダイオード101Aのカソード、及び
電池充電器が急速充電モードの時発光するようにした発
光ダイオード101Bのアノードに接続してある。
【0051】図5では、LEDドライバ信号L/Oが細
流充電モードに対応する“0”レベルの時はLED10
1Aを順方向にバイアスして発光させ、そしてLED1
01Bを逆方向にバイアスしてオフとするように、導体
103上のそのLEDドライバ信号L/Oを接続してあ
る。L/Oが“1”で電池充電器が急速充電モードの時
は、上記とは逆の状態となる。このような構成とするこ
とにより、単に導体103を電池ケーブルライン10A
及び10Bと共に電池まで引くことによって、指示LE
D101A及び101Bを、電池充電器の場所又は電池
の場所のいずれかのその端子間に、配置できるようにな
る。
【0052】図5の整流器3は、図1の整流器3と本質
的に同一機能を行うものであり、導体4上に全波整流信
号HVDCを生成する。図7において導体23上に生成
される信号SYNCは、図2における回路40が行うの
と全く同じようにして、図7中の同期回路40A内の微
分回路が生成する。図7の変調/制御回路15Aは、
1) ΔV検出回路5Aが、分離バリアコンデンサ10
4A,104Bを介して伝達してくる100ミリボルト
のうなだれΔVの検出の有無、 2) 出力ライン10A
及び10B間の開放状態又は短絡状態、及び 3) 抵抗
器RSの両端間に発生する導体21A上の電圧VIが示
す、一次巻線7A内の電流のRMS値(実効値)、に応
答する。
【0053】本発明に従って、前述のように、VREF
Iとの間の差に応答して、スイッチ19のオンタイム
を変調することにより(オフタイムを一定とする)、一
次巻線7A(図5)を流れる電流を制御する。これは、
電池11に送り込む出力電流を正確に調整することにな
る。従って、電池充電回路1Aは、電池11の方から見
たとき、見かけ上電流源となる。
【0054】次に、図7を主に参照して説明する。同期
回路40Aは、図2の対応する回路と全く同じように機
能するものである。分周器回路42は、図2の対応する
回路と本質的に同じように機能して、導体132上のT
O(タイムアウト)、即ち、電池充電回路15Aが急速
充電モードで動作することができる時間量、を1時間に
制限し、これによってΔV検出器の誤動作の際に電池の
過充電を防止する。
【0055】分周器42は、“初期”ホールド信号HD
も生成し、そしてこの信号で、電池充電器15Aの充電
動作開始後少なくとも最初の2分間は、電池充電器15
Aに急速充電モードで動作させるようにする。理由は、
このようにしないと、充電のその最初の2分間に、電池
端子特性が偽りのうなだれ状態を示すことがあるからで
ある。
【0056】また、分周器42は、SYNCを44(か
なり任意であるが)で分周した信号F/44を導体12
8に生成する。この回路を使うことにより、電池充電器
15Aがその急速充電モードからその低速充電モードへ
切り換わるのを許可する前に、少なくとも100ミリボ
ルトのΔVうなだれ信号の検出を、22個の連続したS
YNCパルスの間を続けさせるようにする。これによっ
て、ノイズ状態をうなだれ状態と誤って検出して電池充
電器15Aを細流充電モードに切り換えてしまう、とい
う可能性を低くすることができる。
【0057】制御論理回路115は、ドライバタイマ回
路122と共に働いて、信号SYNC,HD,TO,F
/44,VDC,NL(無負荷),SC(短絡),及び
DROOP1に応答して、スイッチ19のオンタイム
が、各動作サイクルの間 急速充電モードに対応する最
大値となるべきか、又は各動作サイクルの間 細流充電
モードに対応する最小オンタイムとなるべきか、につい
て判定する。制御論理回路115は、本質的には単なる
状態マシンであって、これは、 1) HDのハイレベル
に応答して、その他の入力のいずれの状態にも無関係
に、2分間 急速充電モードを生成し、 2) その他の
入力のいずれにも独立して、急速充電モードの開始後1
時間の間生じるTOのハイ状態に応答し、 3) 急速充
電モードから細流充電モードに切り換えさせる前に、2
2個の連続した同期パルスの間導体123上のDROO
P1信号の存在に応答し、そしてまた、NL又はSC信
号のハイ状態に応答して、HD信号が経過した後、急速
充電モードから細流充電モードに切り換えさせる。これ
によって、NLが“1”の時の電力の浪費を回避し、ま
たSCが“1”の時に起こり得る電池充電器出力回路の
損傷も回避するようにする。
【0058】高電流充電モードの間は、IHIは“1”
であり、従ってドライバタイマ回路122は、TGAT
E、従ってVFC(電圧−周波数変換器)回路121が
生成する信号GATEをHVDCと同期させ、これによ
って、スイッチ19のターンオン動作、従って一次巻線
7A内の電流の流れを、HVDCと同期させる。(VF
C回路121は、種々の方法で実現することができ、例
えば、図3の回路と本質的に同じ方法で実現することも
できる。) この同期の結果、その一次巻線電流は、A
Cライン電流の零交差点附近でオフにスイッチする。こ
れは、ライン電圧の整流器3に小さなフィルタコンデン
サを設けた場合と同等となり、そしてその時間中 スイ
ッチ19を駆動する回路における電力消費をなくするの
で、急速充電モードにおける電池充電動作の効率が最大
となる。電池電圧うなだれ電圧ΔVも、この零電池充電
電流の期間中に検知するようにして、電池充電器ケーブ
ル間及び接続端子間の抵抗性電圧降下に起因する不正確
さを除去する。
【0059】制御論理回路115は、各TGATEパル
スの立ち下がりエッジ後の時間の間を除いて、DROO
P1を無視する。IHIがその状態を変化させるのは、
TGATEがロー状態の間にDROOP1が“1”であ
り、しかもスイッチ19がオフとなっている時のみであ
る。この細流充電モードでは、電池には殆ど電力を送ら
ないので、電池充電の効率はそれほど重大ではない。細
流出力電流の強度を検出する際のピーク検出器106A
の動作を向上させるために、細流充電モード中、TGA
TEのデューティサイクルを高める。
【0060】電池充電器1Aの急速充電モード中、各ラ
イン電圧サイクルの約50パーセントの間、HVDCが
そのピーク値となっている時間中、GATEの0.5な
いし1.0メガヘルツのバーストをTGATEによって
イネーブルする。一次巻線電流、従って二次巻線電流及
び充電電池11に供給する電流は、HVDCの強度及び
トランス7の巻数比の関数となる。これを実現するた
め、ドライバタイマ122は、HVDCの絶対値に応答
して、いつ電池11に充電電流を供給すべきかを判定す
る。図8のTGATE波形は、この関係を明確に示して
いる。
【0061】図5の電池充電器1Aは、ACライン電圧
周波数の2倍に等しいパルス率(pulsed rate)で電池
11を充電し、そして電池充電器に接続する電池式電話
機回路などの外部回路を妨害し得るノイズの発生を回避
する。図1の電池充電器1は、11個のライン電圧サイ
クル毎にその1つのみの間GATEパルスを生成するこ
とによって、細流モードの充電を実現している。これは
結果として、それに関係するノイズが約12ヘルツの非
常に低い周波数をもつことになる。これは、非常に低い
ので、充電中のその電池が電力を供給する電池式電話機
等内のフィルタ回路では、取除くのが難しいこともあ
る。しかし、図5の電池充電器1A内で生成されるそれ
と同様なノイズは、12ヘルツのノイズではなく、12
0ヘルツのものを発生し、そしてこれは、フィルタによ
り取除くのは遥かに簡単となる。
【0062】図7において、IHIと導体124との間
に接続してある抵抗器96は、導体120上の電圧VON
を変化させ、そしてこの電圧VONは、GATEが生成す
るスイッチ19のオンタイムを変調するが、GATEの
周波数は0.5ないし1.0メガヘルツであり、60ヘル
ツのライン周波数の2倍の周波数でパルス化する。ここ
で注意されたいことは、TGATEのデューティサイク
ルを、急速充電モードと細流充電モードとで変更するこ
とにより、図6のピーク検出器106がより簡単に細流
充電モードを検出できるようにしそしてそれにより導体
103上のL/O信号を変化させることができるように
している、という点である。
【0063】次に、図8を参照すると、導体128上の
F/44信号の各パルス137は、HVDC信号の22
個のサイクルの期間中、“1”である。このようなパル
スが、VBATT(電池11の電圧を表わす信号)の内の、
サンプルしホールドした電圧VOよりΔV以上低い部分
138と同時に生じた時には、電池充電器1Aは、細流
充電モードに切り換わって、TGATEのデューティサ
イクルを変更する、即ち番号141で示すように増加さ
せ、これにより細流充電モードを示す。また、番号14
0及び143で示すように、これと同時にIHI及びL
/Oが状態を変化させる。
【0064】導体120上のVON電圧は、スイッチ19
のオンタイムに変換する。信号GATEは、0.5ない
し1メガヘルツの周波数を有し、そしてTGATEは、
ACライン周波数でその高周波キャリアをゲート操作す
ることにより、図4を参照して先に説明したように、信
号GATEを構成する可変幅の高周波バーストを生成す
る。
【0065】うなだれ復調器回路117は、周波数−電
圧変換器であって、これは、信号P及びP ̄を構成する
パルスが、図8において番号142で示すように“低”
周波数又は“高”周波数のものであるかを検出し、そし
て少なくとも100ミリボルトのうなだれ電圧ΔVを検
出したかどうかを示す論理信号DROOP1を生成す
る。
【0066】基準電圧発生器回路116は、制御論理回
路115及びドライバタイマ122が用いる基準電圧V
REFを発生するものである。これのブロック116は、
比較器も含んでおり、この比較器は、LVDC(図1及
び図3のVSENSEに類似したもの)のレベルから、電池
充電器出力ライン10A,10B間に、無負荷(NL)
状態あるいは短絡(SC)状態が現われているかを判定
する。
【0067】次に、特に図6を参照して説明する。ΔV
検出器/LEDドライバ回路5Aは、図1の回路におけ
るのと本質的に同一態様で機能して出力VOを生成す
る、ラチェットDAC50を備えている。出力VOは、
これが導体44A上の電圧VBAT T’と等しくなるまで、
ゲート53がRCHTを生成し続けてリップルカウンタ
55をクロックする間、増加する。電圧VBATT’は、電
池電圧について縮小して表示するものであり、これは、
分圧器86A,86Bが生成する。DAC50はサンプ
ル/ホールド回路として機能するので、電圧VBATT’が
ΔVだけ低下即ち“うなだれる”時、これをウィンドウ
比較器110で検出して、導体111上に信号DROO
P2を生成し、そしてこれで、“うなだれ”ΔVが少な
くとも100ミリボルトであるかどうかを示す。DRO
OP2が“1”の場合、これによって、VFC(電圧−
周波数変換器)ドライバ回路112は、導体113A及
び113B上に相補的な高周波信号又は低周波信号F及
びF ̄を生成し、そしてこれらの信号を、分離バリアコ
ンデンサ104A及び104Bを介して、変調/制御回
路15Aに結合させる。
【0068】ウィンドウ比較回路110は、うなだれ電
圧ΔVが、例えば100ミリボルトから200ミリボル
トまでの上限と下限との間にある場合にのみ、DROO
P2信号をハイレベルとなるようにする。
【0069】図5の整流器10が導体102上に生成す
る電圧リップル信号(VRIP)は、GATE信号の5
00kHzないし1MHzの高周波スイッチングノイズ
を大量に含んでいる。インダクタ107は、このような
高周波ノイズの大部分をフィルタして除去する。ブロッ
ク106に備えてあるSYNC2回路は、導体102上
のフィルタしていないVRIP信号と導体10A上のフ
ィルタ後のB+電圧との差を用いて、導体135上に信
号SYNC2を生成する。(SYNC2信号を生成する
必要があるのは、HVDC信号と同期させた信号を、分
離トランス7の両側で必要とするからである。) ブロ
ック106内のこのSYNC2回路は、1つの比較器か
ら成るもので、フィルタしていないVRIP信号をフィ
ルタ後のB+電圧と比較して、電池11を充電する電流
のピークと谷とに一致したエッジを有するパルス信号を
発生する。
【0070】ブロック106に備えてあるピーク検出器
回路は、導体103上にLED出力制御信号L/Oを生
成する。ブロック106内のこのピーク検出器回路は、
単に整流器とコンデンサのみから成るものである。この
整流器及びコンデンサの両端の平均電圧は、電池11の
充電が、急速充電モードあるいは細流充電モードのいず
れで行われているのかを示す。電池充電回路がその急速
充電モードである時、VRIPの高周波ノイズ成分は、
細流充電モードより高い平均値を有する。このより高い
平均値がL/Oをハイレベルにする。
【0071】比較器105は、信号RESET2を発生
して、電池11を端子10A及び10Bから外した時、
リップルカウンタ55をリセットし、これによってDA
C50のVOをその最低出力レベルにリセットする。
【0072】ここで理解されたいことは、図5の電池充
電器1Aが、ΔVのうなだれ(電圧NiCd電池が完全
に充電されたことを示す)の有無のみを表す信号を、容
量性分離バリア104A、104Bを介して変調/制御
回路に対し伝達するのであるが、分離バリアコンデンサ
104A及び104Bを介して結合するその信号の周波
数を線形的に変化させることにより、現在の電池電圧を
線形的に表すようにすることも可能である。もしこうす
れば、図1−図3の電池充電器1におけるように、トラ
ンス7のACライン電圧側で、ΔV検出を行うことがで
きる。この方法は、しかしながら、電池電圧を表す周波
数の非常に正確な変調及び復調を必要とする。図5−図
7の電池充電器1では、そのような正確な変調及び復調
は必要としない。
【0073】図9には上記の方法を示す。ここで、電池
充電器1Bは、ΔV検出回路を図5のブロック5Aの代
りに図9のブロック15Bに含んでいることを除いて、
図5の電池充電器1Aに非常に類似している。図10
は、図6に示したΔV検出回路のどの構成要素を、分離
バリアコンデンサ104A及び104Bの反対側に移し
たかを、より具体的に示すものである。文字“A”が後
ろに付けた同一参照番号を、図5のブロック5Aから図
9のブロック15Bに移した構成要素を示すのに用い
た。
【0074】この図9の電池充電器1B内で生成する電
池状態電圧は、図11に示すような電圧−周波数ドライ
バ回路112Aに入力として供給して、導体113A及
び113B上に信号F及びF ̄をそれぞれ生成させる。
図10に示すように、ブロック15B内のΔV検出回路
は、在来の電池電圧復調器回路117Aを備えており、
これが、導体114A及び114B上の容量性分離バリ
アを介して結合されてきた信号P及びP ̄を受け取る。
【0075】図5−図7の電池充電器1Aが図1の実施
例に対して有する重要な利点は、電池充電器1Aを急速
充電モードから細流充電モードに早まって切り換えてし
まう“虚偽うなだれ”状態を、ACライン電圧の振幅の
大きな変化が生じさせるという可能性を、大幅に減少さ
せることである。これは、トランス7の“電池側”での
電池電圧状態の測定並びに図5−7の実施例における分
離バリアコンデンサ104A,104Bを介してのその
転送の方が、図1の実施例における二次巻線7Cの出力
の整流よりも、正確だからである。
【0076】図5の電池充電器1A及び図9の電池充電
器1Bはまた、効率が高いという利点も有しており、過
度の温度上昇を受けることなく、電池11へ生成する充
電電流の量を最大にすることができる。ある種の実施例
においては、電源コードの雄プラグ内のような非常に小
さなパッケージ内に、電池充電器を取り付けることがあ
るので、このことは重要である。
【0077】平均ACライン電圧振幅が大きな変動を受
けることは希であるが、ライン電圧周波数の互いに隣接
したサイクル間での振幅変動は非常に大きく、例えば、
10ないし20パーセントであることを発見した。導体
133上のF/44信号をドライバタイマ回路122内
の回路と共働させて利用すると、導体134上のTGA
TE電圧を変更して急速充電モードから細流充電モード
に切り換える前に、22回連続してΔVのうなだれを検
出しなくてはならない。これは、ACライン電圧の1つ
又はある少ない数のサイクルの振幅変動に起因する虚偽
の細流充電モード変化を、回避するためである。
【0078】分離バリアコンデンサ104A及び104
Bをを介して導くパルスは、スイッチ19が開いており
かつ一次巻線を付勢していない時間インターバルの間の
み、復調するようにする。TGATE信号は、導体16
上のスイッチ19へのGATE信号を、ACライン電圧
の各サイクル毎に、イネーブル又はディスエーブルす
る。これは、一次巻線から分離バリアコンデンサ104
A及び104Bにノイズが結合されるという影響を回避
して、より正確な復調を行えるようにする。
【0079】一次巻線7Aに電流が流れていない間にΔ
V電圧うなだれ検出を行えば、電池ケーブル導体10A
及び10B間の電圧降下の影響を回避し、より正確なΔ
V測定値が得られる。これは、電池と充電器との間に長
いケーブルが必要な用途においては、重要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電池充電器のブロック図である。
【図2】図1の電池充電器の回路の一部分を示す論理回
路図である。
【図3】図1の電池充電器回路の別の部分を示す論理回
路図である。
【図4】図1ないし図3の回路の動作を説明するための
タイミング図である。
【図5】電池充電器の代替実施例のブロック図である。
【図6】図5のΔV検出器/LEDドライバの論理回路
図である。
【図7】図5の変調/制御回路のより詳細なブロック図
である。
【図8】図5ないし図7に示した本発明の実施例を説明
するのに有用なタイミング図である。
【図9】電池充電器の別の実施例のブロック図である。
【図10】図9のブロック15B内の回路の一部分を示
すブロック図である。
【図11】図9のブロック5B内に含まれた回路の一部
分のブロック図である。
【符号の説明】
1,1A,1B:電池充電器、 7:トランス、 7
A:一次巻線、 7B:二次巻線、7C:付加二次巻
線、 11:ニッケル−カドミウム電池、 40:微分
回路、 50:ラチェットDAC、 42:シフトレジ
スタ、44:分周器、63:誤差増幅器、 62、6
6:比較器、 64:ランプ発生器、 HVDC:高電
圧DC、 VSENSE:電池状態信号、 ILO:充電モ
ード信号、 VREF:基準電圧、 VISENSE:一次巻線
7Aの電流量を表す電圧、 SYNC:タイミング信
号、 EN:イネーブル信号、 FULL:フル充電信
号、 VCR:フライバック電圧、 RCHT:ラチェッ
ト信号、 GATE:ゲート信号、 RESET:リセ
ット信号

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池充電器であって、 a) ライン電圧を受け取って整流した正弦波電圧(HV
    DC)を生成する第1整流器(3)と、 b) 前記整流正弦波電圧を受け取るように結合した一
    次巻線と、そして二次巻線とを有し、前記二次巻線の端
    子と電池の端子との間に第2整流器(10)を結合してあ
    る、トランス(7)と、 c) 前記一次巻線の1つの端子に結合したスイッチ
    (19)と、 d) 該スイッチと前記一次巻線を流れる電流を表す信
    号を生成するために、前記スイッチに結合した手段(2
    6)と、 e) 前記電池の端子間の電圧を表わす電池状態電圧を
    生成するための電池状態手段(7C,28;86A,B;10A)と、 f) 前記電池状態電圧に比例する電圧を受け取るよう
    に結合してあり、そしてそのピーク値を検出しホールド
    する、ピーク検出及びホールド手段(50,53,55)と、 g) 該ピーク検出及びホールド手段の出力電圧を、前
    記電池状態電圧に比例した前記電圧と比較して、前記電
    池状態電圧に比例した前記電圧が、前記ピーク検出及び
    ホールド手段の前記出力電圧より所定のスレッシュホー
    ルド電圧分 低下した時、電圧うなだれ信号(ΔV)を生
    成する、電圧うなだれ測定手段(52;110;110A)と、及
    び h) 前記電圧うなだれ信号を表わす信号(FULL;DROOP
    1;DROOP)と、前記一次巻線を通る電流を表す前記信号
    とを受け取るように結合してあり、前記スイッチ(19)
    に印加する制御信号(GATE)を生成して、前記電池状態
    電圧に従って前記一次巻線を通る電流の流れを制御する
    変調手段(15)であって、前記スイッチ(19)に一定の
    ターンオフタイムを生成する手段(70)と、前記一次巻
    線を通る電流を表す前記信号に応答して、前記スイッチ
    のターンオンタイムを変化させる手段(26,63,64,62)
    と、を備えた、前記変調手段(15)と、 から成る電池充電器。
  2. 【請求項2】 請求項1の電池充電器であって、前記電
    池状態手段は、前記電池の前記端子間に結合してあり、
    前記電池状態電圧(VSENSE)を生成するため前記電池か
    ら直流分離した出力(VSENSE)を有する分離バリア手段
    (7,7C)、を備えていること、を特徴とする電池充電
    器。
  3. 【請求項3】 請求項1の電池充電器であって、前記電
    池状態手段(86A,B)は、前記電池の前記端子間に結合
    してあり、前記電池充電器は更に、前記電圧うなだれ測
    定手段からの前記電圧うなだれ信号を前記変調手段に結
    合する分離バリア手段(104A,B)、を備えていること、
    を特徴とする電池充電器。
  4. 【請求項4】 請求項3の電池充電器であって、前記分
    離バリア手段の一方のポートに結合してあり、前記電圧
    うなだれ信号(DROOP2)を、前記電圧うなだれ信号があ
    る場合には第1周波数、そして前記電圧うなだれ信号が
    ない場合には第2周波数を有するデジタル信号に変換す
    る手段(112)と、前記分離バリア手段の他方のポート
    に結合してあり、前記デジタル信号を復調して前記電圧
    うなだれ信号を表わす信号(DROOP1)を生成する手段
    (117)と、を備えていること、を特徴とする電池充電
    器。
  5. 【請求項5】 請求項1の電池充電器であって、前記電
    池状態手段(10A)は、前記電池の前記端子間に結合し
    てあり、前記電池充電器は更に、前記電池状態手段から
    の前記電池状態電圧を前記ピーク検出及びホールド手段
    に結合する分離バリア手段、を備えていること、を特徴
    とする電池充電器。
  6. 【請求項6】 請求項5の電池充電器であって、前記電
    池状態手段は、周波数が前記電池の電圧を表わすデジタ
    ル信号(F)を生成する電圧−周波数変換手段(112A)
    を備えており、前記分離バリア手段は、前記電圧−周波
    数変換手段(112A)からの前記デジタル信号(F)を、
    前記ピーク検出及びホールド手段に結合すること、を特
    徴とする電池充電器。
  7. 【請求項7】 請求項6の電池充電器であって、前記ピ
    ーク検出及びホールド手段は、前記分離バリア手段が結
    合してきた前記デジタル信号を受け取り、そしてそれを
    前記電池電圧を表わすアナログ信号(VBATT)に変換す
    る手段(117A)、を備えていること、を特徴とする電池
    充電器。
  8. 【請求項8】 請求項1の電池充電器であって、前記整
    流正弦波電圧に応答してタイミング信号(SYNC)を生成
    する手段(40)を備えており、前記ピーク検出及びホー
    ルド手段は、出力が比較器(51)の第1入力に結合した
    DAC(50)と、複数の出力が前記DACの複数のデジ
    タル入力に結合したリップルカウンタ(55)と、出力が
    前記リップルカウンタのトグル入力に結合したゲート回
    路(53)と、を備えており、前記比較器(51)の出力
    は、前記ゲート回路(53)の第1入力に結合し、前記ゲ
    ート回路(53)の第2入力は前記タイミング信号(SYN
    C)を受け取るように結合したこと、を特徴とする電池
    充電器。
  9. 【請求項9】 請求項1の電池充電器であって、前記タ
    ーンオンタイムを変化させる前記手段は、前記ライン電
    圧の各半サイクルの間、前記ターンオンタイムを、前記
    整流正弦波電圧の谷の間の最大ターンオンタイムと、前
    記整流正弦波電圧のピークの間の最小ターンオンタイム
    との間で、連続的に変化させ、これにより前記電池に送
    る電力を最大にすること、を特徴とする電池充電器。
  10. 【請求項10】 請求項9の電池充電器であって、前記
    ターンオンタイムを変化させる前記手段は、前記一次巻
    線を流れる電流を前記整流正弦波電圧と同期させるため
    に、前記制御信号(GATE)を前記整流正弦波電圧(HVD
    C)と同期させる手段(122)、を備えていること、を特
    徴とする電池充電器。
  11. 【請求項11】 請求項10の電池充電器であって、前
    記充電状態手段は、前記一次巻線を流れる電流が本質的
    に零に等しい時、前記電池状態電圧を生成し、前記電池
    を前記二次巻線に結合する接続部における抵抗性電圧降
    下に起因した電圧うなだれ信号の不正確さを回避する手
    段、を備えていること、を特徴とする電池充電器。
  12. 【請求項12】 電池充電器を用いて電池を充電する方
    法であって、 a) ACライン電圧を整流して正弦波整流電圧を生成
    し、そしてこれをトランスの一次巻線に印加し、整流器
    (10)を前記トランスの二次巻線の端子と、前記電池の
    端子との間に結合して、整流した充電電流を前記電池に
    供給するステップと、 b) 前記一次巻線の1つの端子との間に結合したスイ
    ッチ(19)を作動させて、前記一次巻線を通る電流を制
    御するステップと、 c) 一次巻線電流を表す信号(VISENSE;LVDC)を生成
    するステップと、 d) 前記電池の前記端子間の電圧を表わす電池状態電
    圧(VBATT)を生成するステップと、 e) 前記電池状態電圧に比例した基準電圧のピーク値
    を検出し記憶するステップと、 f) 前記記憶したピーク値を前記電池状態電圧に比例
    した前記電圧と比較して、該電圧が前記ピーク値より所
    定のスレッシュホールド電圧分 低下した時、低充電モ
    ード状態を有する充電モード信号(ILO=“1";IHI=
    “0")を生成するステップと、及び g) 前記スイッチを一定時間の間オフにし、そして前
    記一次巻線電流を表す前記信号に応答して変動する時間
    の間、前記スイッチをオンにすることによって、前記ス
    イッチを通る電流の流れを制御するステップと、 とから成る電池充電方法。
JP5052453A 1992-03-12 1993-03-12 デュアルモード電池充電器 Pending JPH0614475A (ja)

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