JPH06144505A - 高さ補正機能を有する物品格納設備 - Google Patents
高さ補正機能を有する物品格納設備Info
- Publication number
- JPH06144505A JPH06144505A JP4330861A JP33086192A JPH06144505A JP H06144505 A JPH06144505 A JP H06144505A JP 4330861 A JP4330861 A JP 4330861A JP 33086192 A JP33086192 A JP 33086192A JP H06144505 A JPH06144505 A JP H06144505A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- height
- valve
- elevator
- air
- air spring
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Warehouses Or Storage Devices (AREA)
- Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
- Elevator Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目 的】 エレベータと収納棚の間で重量物を水平
移動させる場合に生ずるロープやチェーンの伸縮量の変
動を補正してエレベータと収納棚の間で高さの差が生じ
にくくしたものである。 【構 成】 エレベータと収納棚３′の間でパレット
８を移動させるときは空気ばね５の高さを高さ調整弁１
１によって補正し、エレベータと収納棚３′の間でパレ
ット８を移動させないときは空気ばね５の高さを高さ維
持弁１９で制御させる。
移動させる場合に生ずるロープやチェーンの伸縮量の変
動を補正してエレベータと収納棚の間で高さの差が生じ
にくくしたものである。 【構 成】 エレベータと収納棚３′の間でパレット
８を移動させるときは空気ばね５の高さを高さ調整弁１
１によって補正し、エレベータと収納棚３′の間でパレ
ット８を移動させないときは空気ばね５の高さを高さ維
持弁１９で制御させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は物品をパレットに搭載さ
せ、該パレットをエレベータと収納棚の間で水平移動さ
せることによって物品の格納及び出庫を自動的に行う物
品格納設備に関するものであり、特に自動車のように重
量物の格納において特徴を十分に生かすことができる立
体駐車場設備などに利用できるものである。
せ、該パレットをエレベータと収納棚の間で水平移動さ
せることによって物品の格納及び出庫を自動的に行う物
品格納設備に関するものであり、特に自動車のように重
量物の格納において特徴を十分に生かすことができる立
体駐車場設備などに利用できるものである。
【０００２】
【従来の技術】エレベータと収納棚の間で重量物を水平
移動をさせる場合には、エレベータを支持するロープや
チェーンが重量物の移動によって数十ミリメートルの伸
縮を行うことがあり、このためエレベータと収納棚の間
で上下方向の喰違いが生じないように機械的にエレベー
タを収納棚によって上下方向に固定することが行われて
いた。最も簡単なものとしてはエレベータから収納棚に
対して重量物移動の直前に水平方向にピンを差し込み、
重量物移動後に前記ピンを抜き去ることがしばしば行わ
れている。
移動をさせる場合には、エレベータを支持するロープや
チェーンが重量物の移動によって数十ミリメートルの伸
縮を行うことがあり、このためエレベータと収納棚の間
で上下方向の喰違いが生じないように機械的にエレベー
タを収納棚によって上下方向に固定することが行われて
いた。最も簡単なものとしてはエレベータから収納棚に
対して重量物移動の直前に水平方向にピンを差し込み、
重量物移動後に前記ピンを抜き去ることがしばしば行わ
れている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の物品格納設備に
おいては、エレベータを支持するロープやチェーンの伸
縮を補正するために行っていた機械的にエレベータを収
納棚に固定する手段では重量物移動後に前記の機械的に
固定する手段の解除が必要であり、解除の途中でエレベ
ータが大きく傾斜してエレベータと収納棚が接触すると
か、エレベータや重量物が大きな振動を受けるという問
題があった。
おいては、エレベータを支持するロープやチェーンの伸
縮を補正するために行っていた機械的にエレベータを収
納棚に固定する手段では重量物移動後に前記の機械的に
固定する手段の解除が必要であり、解除の途中でエレベ
ータが大きく傾斜してエレベータと収納棚が接触すると
か、エレベータや重量物が大きな振動を受けるという問
題があった。
【０００４】物品の重量によるロープやチェーンの伸縮
量を前記のように機械的に補正するとロープやチェーン
が弾性エネルギーを有することになるので、エレベータ
と収納棚の間で物品移動を行うことによってロープやチ
ェーンに弾性エネルギーの変化が生じないような手段が
必要といえる。本発明ではエレベータと収納棚を機械的
に結合させないようにし、物品の重量分のロープやチェ
ーンの伸縮量をエレベータでしかもパレットに関係ある
部分だけが上下移動することによってエレベータと収納
棚の間で物品移動の際にパレットが傾斜することのない
ようにした。
量を前記のように機械的に補正するとロープやチェーン
が弾性エネルギーを有することになるので、エレベータ
と収納棚の間で物品移動を行うことによってロープやチ
ェーンに弾性エネルギーの変化が生じないような手段が
必要といえる。本発明ではエレベータと収納棚を機械的
に結合させないようにし、物品の重量分のロープやチェ
ーンの伸縮量をエレベータでしかもパレットに関係ある
部分だけが上下移動することによってエレベータと収納
棚の間で物品移動の際にパレットが傾斜することのない
ようにした。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の高さ補正機能を有する物品格納設備におい
ては、空気ばねを介して支持枠を架台に支持するエレベ
ータに高さ調整弁と高さ維持弁を設け、該高さ調整弁は
支持枠と収納棚の間で高さ調整を行うようにし、該高さ
維持弁は支持枠と架台の間で高さ調整を行うようにした
ことを特徴とする。又、本発明は高さ維持弁の給排気能
力に比べて高さ調整弁の給排気能力を大きくすることが
推奨される。又、本発明は高さ維持弁と空気圧力源の間
に給気電磁弁を設け、高さ維持弁と大気の間に排気電磁
弁を設けることが推奨される。又、本発明は空気ばね間
の圧力差が設定値以上になたときに高圧側から低圧側へ
空気を流すための差圧弁を設けることが推奨される。更
に又、本発明は空気ばねと並列に減衰機を設けることが
推奨される。エレベータの構成として全体を支える架台
とパレットを支える支持枠に分割し、支持枠を架台に対
して空気ばねで支持するようにすれば、物品の移動によ
るロープやチェーンの伸縮量は空気ばねの高さ調整だけ
で追従させることが可能である。従って、本発明ではエ
レベータと収納棚の間で物品を移動させることによって
生じたロープやチェーンの伸縮量を自動的に検知して空
気ばねの高さを自動的に変化させるものである。
に、本発明の高さ補正機能を有する物品格納設備におい
ては、空気ばねを介して支持枠を架台に支持するエレベ
ータに高さ調整弁と高さ維持弁を設け、該高さ調整弁は
支持枠と収納棚の間で高さ調整を行うようにし、該高さ
維持弁は支持枠と架台の間で高さ調整を行うようにした
ことを特徴とする。又、本発明は高さ維持弁の給排気能
力に比べて高さ調整弁の給排気能力を大きくすることが
推奨される。又、本発明は高さ維持弁と空気圧力源の間
に給気電磁弁を設け、高さ維持弁と大気の間に排気電磁
弁を設けることが推奨される。又、本発明は空気ばね間
の圧力差が設定値以上になたときに高圧側から低圧側へ
空気を流すための差圧弁を設けることが推奨される。更
に又、本発明は空気ばねと並列に減衰機を設けることが
推奨される。エレベータの構成として全体を支える架台
とパレットを支える支持枠に分割し、支持枠を架台に対
して空気ばねで支持するようにすれば、物品の移動によ
るロープやチェーンの伸縮量は空気ばねの高さ調整だけ
で追従させることが可能である。従って、本発明ではエ
レベータと収納棚の間で物品を移動させることによって
生じたロープやチェーンの伸縮量を自動的に検知して空
気ばねの高さを自動的に変化させるものである。
【０００６】
【作 用】本発明は架台と支持枠の間に空気ばねが入っ
ており、エレベータを停止後に支持枠と収納棚の間で空
気ばねの高さ調整を行って支持枠と収納棚のレベルを合
わせる。物品を水平移動させているときも空気ばね高さ
を調整するために支持枠の負担重量の変化があっても空
気ばね高さが調整されることになるので、たえず支持枠
と収納棚のレベルが合わせられることになる。本発明は
複数個の空気ばねを使用しているため、配管の詰まり等
によって空気ばねによる支持枠の傾斜が生ずることのな
いように２個の空気ばねの間で非常に大きい圧力差が生
じた場合に空気ばね間で空気移動が可能な差圧弁を設け
ている。更に本発明では通常の空気ばね高さを維持する
ための空気ばね高さ維持弁を有しており、該高さ維持弁
はエレベータが上下に移動しているようなときに作用す
るものであって、物品の水平移動時に通常は作用させな
いものである。
ており、エレベータを停止後に支持枠と収納棚の間で空
気ばねの高さ調整を行って支持枠と収納棚のレベルを合
わせる。物品を水平移動させているときも空気ばね高さ
を調整するために支持枠の負担重量の変化があっても空
気ばね高さが調整されることになるので、たえず支持枠
と収納棚のレベルが合わせられることになる。本発明は
複数個の空気ばねを使用しているため、配管の詰まり等
によって空気ばねによる支持枠の傾斜が生ずることのな
いように２個の空気ばねの間で非常に大きい圧力差が生
じた場合に空気ばね間で空気移動が可能な差圧弁を設け
ている。更に本発明では通常の空気ばね高さを維持する
ための空気ばね高さ維持弁を有しており、該高さ維持弁
はエレベータが上下に移動しているようなときに作用す
るものであって、物品の水平移動時に通常は作用させな
いものである。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の実施例でエレベータ方式の立
体駐車場について詳細に説明する。エレベータ方式の立
体駐車場に適用した本発明の主要部品を配置した正面図
を図１に、図１のＩ−Ｉ断面図を図２に示し、主要部品
に対する空気系配管系統図を図３に示している。収納壁
１に対して収納梁２が上下に沢山設けられており、収納
梁２の上面に収納ローラ３が設置されており、これら収
納壁１、収納梁２、収納ローラ３によって構成される収
納棚３′は図１に示すようにエレベータを挟んで対向す
るように配置され、これらの収納棚３′に駐車させたい
自動車をパレットに搭載させて格納するものである。収
納棚３′に対して以下の部品によってエレベータが構成
されており、ロープやチェーンで懸架された架台４を上
下させることにより自動車を任意の階の収納棚３′に入
れようとするものであり、架台４に対して四隅に配した
空気ばね５を介して支持枠６を支持し、支持枠６の上面
に設けた支持ローラ７の上にパレット８及び自動車９を
乗せていて、収納棚３′の収納ローラ３とエレベータの
支持ローラ７の上面が略面一になったところでパレット
８と自動車９を水平移動させ、収納棚３′にパレット８
と自動車９を格納したり、収納棚３′からパレット８と
自動車９を出庫させるためにエレベータへ搭載させたり
し、自動車９がない状態でパレット８だけ収納棚３′に
格納したり、収納棚３′からエレベータへ搭載させたり
もする。なお、パレット８を水平方向に移動させる手段
については本発明では特に明示していない。パレット８
と自動車９を水平移動させると架台４の受ける重量が大
きく変動するために架台４を懸架しているロープやチェ
ーンは大きな伸縮を生じて収納棚３′の収納ローラ３と
エレベータの支持ローラ７の上面に大きな喰違いが生ず
ることになるがこれは以下に記述する手段によって解消
される。
体駐車場について詳細に説明する。エレベータ方式の立
体駐車場に適用した本発明の主要部品を配置した正面図
を図１に、図１のＩ−Ｉ断面図を図２に示し、主要部品
に対する空気系配管系統図を図３に示している。収納壁
１に対して収納梁２が上下に沢山設けられており、収納
梁２の上面に収納ローラ３が設置されており、これら収
納壁１、収納梁２、収納ローラ３によって構成される収
納棚３′は図１に示すようにエレベータを挟んで対向す
るように配置され、これらの収納棚３′に駐車させたい
自動車をパレットに搭載させて格納するものである。収
納棚３′に対して以下の部品によってエレベータが構成
されており、ロープやチェーンで懸架された架台４を上
下させることにより自動車を任意の階の収納棚３′に入
れようとするものであり、架台４に対して四隅に配した
空気ばね５を介して支持枠６を支持し、支持枠６の上面
に設けた支持ローラ７の上にパレット８及び自動車９を
乗せていて、収納棚３′の収納ローラ３とエレベータの
支持ローラ７の上面が略面一になったところでパレット
８と自動車９を水平移動させ、収納棚３′にパレット８
と自動車９を格納したり、収納棚３′からパレット８と
自動車９を出庫させるためにエレベータへ搭載させたり
し、自動車９がない状態でパレット８だけ収納棚３′に
格納したり、収納棚３′からエレベータへ搭載させたり
もする。なお、パレット８を水平方向に移動させる手段
については本発明では特に明示していない。パレット８
と自動車９を水平移動させると架台４の受ける重量が大
きく変動するために架台４を懸架しているロープやチェ
ーンは大きな伸縮を生じて収納棚３′の収納ローラ３と
エレベータの支持ローラ７の上面に大きな喰違いが生ず
ることになるがこれは以下に記述する手段によって解消
される。
【０００８】架台４に空気圧力源１０を設け、支持枠６
に空気ばね５と同数の高さ調整弁１１を取り付け、高さ
調整弁１１に取付けた調整アーム１２の先端に調整ロー
ラ１３を設け、調整ローラ１３が収納梁２に接触して収
納梁２と支持枠６の高さを調整アーム１２の回転角によ
って検出し、高さ調整弁１１は調整アーむ１２の回転角
に応じて空気ばね５へ空気圧力源１０から給気したり、
空気ばね５から大気中へ排気したりする。高さ調整弁１
１の異常作用によって２個の空気ばね５の間で大きな高
さの差が生ずることのないように大きい圧力差のときに
作用する差圧弁１４を２個の空気ばね５の間に設けてい
る。空気圧力源１０は支持枠６に設けてもよいが、架台
４に設けた場合は可撓性を有する調整給気管１５によっ
て、空気圧力源１０と高さ調整弁１１を結合し、高さ調
整弁１１と空気ばね５は調整接続管１６によって結合
し、差圧弁１４は空気ばね５に対して差圧管１７によっ
て結合されており、高さ調整弁１１には大気中への排気
のための調整排気管１８が設けられることがある。調整
アーム１２は収納棚３′とエレベータの間でパレット８
を移動させるときだけエレベータから収納棚３′側に突
き出し、パレット８を移動させないときにはエレベータ
側に引込めている。架台４と支持枠６の間には空気ばね
５の数だけ高さ維持弁１９を設け、高さ維持弁１９には
維持レバー２０を取付け、維持レバー２０の他端と支持
枠６の間を維持ロッド２１で結合しているので空気ばね
５の高さは維持レバー２０の回転角で検出し、高さ維持
弁１９は維持レバー２０の回転角に応じて空気ばね５へ
空気圧力源１０から給気したり、空気ばね５から大気中
へ排気したりする。空気ばね５の高さは高さ調整弁１１
と高さ維持弁１９の両方によって制御されることになる
が、次の手段によって片方だけが作用するようになって
いる。
に空気ばね５と同数の高さ調整弁１１を取り付け、高さ
調整弁１１に取付けた調整アーム１２の先端に調整ロー
ラ１３を設け、調整ローラ１３が収納梁２に接触して収
納梁２と支持枠６の高さを調整アーム１２の回転角によ
って検出し、高さ調整弁１１は調整アーむ１２の回転角
に応じて空気ばね５へ空気圧力源１０から給気したり、
空気ばね５から大気中へ排気したりする。高さ調整弁１
１の異常作用によって２個の空気ばね５の間で大きな高
さの差が生ずることのないように大きい圧力差のときに
作用する差圧弁１４を２個の空気ばね５の間に設けてい
る。空気圧力源１０は支持枠６に設けてもよいが、架台
４に設けた場合は可撓性を有する調整給気管１５によっ
て、空気圧力源１０と高さ調整弁１１を結合し、高さ調
整弁１１と空気ばね５は調整接続管１６によって結合
し、差圧弁１４は空気ばね５に対して差圧管１７によっ
て結合されており、高さ調整弁１１には大気中への排気
のための調整排気管１８が設けられることがある。調整
アーム１２は収納棚３′とエレベータの間でパレット８
を移動させるときだけエレベータから収納棚３′側に突
き出し、パレット８を移動させないときにはエレベータ
側に引込めている。架台４と支持枠６の間には空気ばね
５の数だけ高さ維持弁１９を設け、高さ維持弁１９には
維持レバー２０を取付け、維持レバー２０の他端と支持
枠６の間を維持ロッド２１で結合しているので空気ばね
５の高さは維持レバー２０の回転角で検出し、高さ維持
弁１９は維持レバー２０の回転角に応じて空気ばね５へ
空気圧力源１０から給気したり、空気ばね５から大気中
へ排気したりする。空気ばね５の高さは高さ調整弁１１
と高さ維持弁１９の両方によって制御されることになる
が、次の手段によって片方だけが作用するようになって
いる。
【０００９】高さ維持弁１９に対しては給気電磁弁２２
と排気電磁弁２３が設けられており、空気圧力源１０と
給気電磁弁２２の間に給気管２４を設け、給気電磁弁２
２と高さ維持弁１９の間に維持給気管２５を設け、高さ
維持弁１９と空気ばね５の間に維持接続管２６を設け、
高さ維持弁１９と排気電磁弁２３の間に維持排気管２７
を設け、排気電磁弁２３から大気中に対して排気管２８
を設けている。エレベータと収納棚３′の間でパレット
８を移動させる場合は、給気電磁弁２２と排気電磁弁２
３を閉にして高さ維持弁１９を作用しないようにし、高
さ調整弁１１だけによって空気ばね５の高さを制御す
る。エレベータと収納棚３′の間でパレット８を移動さ
せない場合は、調整アーム１２を引込めて、高さ調整弁
１１に調整アーム１２による角度変化を与えないように
して高さ調整弁１１を閉にし、給気電磁弁２２と排気電
磁弁２３を開にして高さ維持弁１９だけで空気ばね５の
高さを制御させる。以上の方法で本発明の目的は達成さ
れるが、支持枠６の動揺を抑えるためにオイルダンパや
スナッパに代表されるような減衰能を有する減衰機２９
が空気ばね５と並列に設けられている。減衰機２９によ
って空気ばね５の給排気による空気ばね５の振幅が過大
になるのを防止できるので支持枠６の動揺を抑制でき
る。従って、エレベータと収納棚３′のレベルは高さ調
整弁１１で制御でき、パレット移動による大きな荷重変
動が生じてロープやチェーンが大きく伸縮してもエレベ
ータと収納棚３′のレベルは空気ばね５への給排気によ
って維持される。パレット８をエレベータと収納棚３′
の間で移動させないときは調整アーム１２を引込めて高
さ維持弁１９だけで空気ばね５へ給排気されるのでパレ
ット８をエレベータと収納棚３′の間で移動させないと
き、即ち、エレベータが上下移動しているときなどに空
気ばね５の高さは高さ維持弁１９によって中立位置に維
持されることになる。エレベータと収納棚３′の間でパ
レット８や自動車９を移動させるとエレベータの負担荷
重が大きく変動するが、ロープやチェーンがこれによっ
て伸縮しても高さ調整弁１１によって空気ばね５の高さ
が変動することになり、ロープやチェーンの伸縮を見掛
上補正したことになり、パレット８や自動車９の横移動
による大きな傾きもなくなる。なお、高さ調整弁１１に
は若干の不感帯及び大きい給排気能を付与し、高さ維持
弁１９には若干の不感帯、若干の時間おくれ及び小さい
給排気能を付与するのが一般的である。差圧弁１４は高
さ調整弁１１や高さ維持弁１９の作用不良時に備えるも
のであり、大きい差圧で作用するものでよい。
と排気電磁弁２３が設けられており、空気圧力源１０と
給気電磁弁２２の間に給気管２４を設け、給気電磁弁２
２と高さ維持弁１９の間に維持給気管２５を設け、高さ
維持弁１９と空気ばね５の間に維持接続管２６を設け、
高さ維持弁１９と排気電磁弁２３の間に維持排気管２７
を設け、排気電磁弁２３から大気中に対して排気管２８
を設けている。エレベータと収納棚３′の間でパレット
８を移動させる場合は、給気電磁弁２２と排気電磁弁２
３を閉にして高さ維持弁１９を作用しないようにし、高
さ調整弁１１だけによって空気ばね５の高さを制御す
る。エレベータと収納棚３′の間でパレット８を移動さ
せない場合は、調整アーム１２を引込めて、高さ調整弁
１１に調整アーム１２による角度変化を与えないように
して高さ調整弁１１を閉にし、給気電磁弁２２と排気電
磁弁２３を開にして高さ維持弁１９だけで空気ばね５の
高さを制御させる。以上の方法で本発明の目的は達成さ
れるが、支持枠６の動揺を抑えるためにオイルダンパや
スナッパに代表されるような減衰能を有する減衰機２９
が空気ばね５と並列に設けられている。減衰機２９によ
って空気ばね５の給排気による空気ばね５の振幅が過大
になるのを防止できるので支持枠６の動揺を抑制でき
る。従って、エレベータと収納棚３′のレベルは高さ調
整弁１１で制御でき、パレット移動による大きな荷重変
動が生じてロープやチェーンが大きく伸縮してもエレベ
ータと収納棚３′のレベルは空気ばね５への給排気によ
って維持される。パレット８をエレベータと収納棚３′
の間で移動させないときは調整アーム１２を引込めて高
さ維持弁１９だけで空気ばね５へ給排気されるのでパレ
ット８をエレベータと収納棚３′の間で移動させないと
き、即ち、エレベータが上下移動しているときなどに空
気ばね５の高さは高さ維持弁１９によって中立位置に維
持されることになる。エレベータと収納棚３′の間でパ
レット８や自動車９を移動させるとエレベータの負担荷
重が大きく変動するが、ロープやチェーンがこれによっ
て伸縮しても高さ調整弁１１によって空気ばね５の高さ
が変動することになり、ロープやチェーンの伸縮を見掛
上補正したことになり、パレット８や自動車９の横移動
による大きな傾きもなくなる。なお、高さ調整弁１１に
は若干の不感帯及び大きい給排気能を付与し、高さ維持
弁１９には若干の不感帯、若干の時間おくれ及び小さい
給排気能を付与するのが一般的である。差圧弁１４は高
さ調整弁１１や高さ維持弁１９の作用不良時に備えるも
のであり、大きい差圧で作用するものでよい。
【００１０】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので以下に記載されるような効果を有する。エレ
ベータと収納棚の間でパレットや自動車を移動させても
ロープやチェーンの伸縮変動を空気ばね高さ調整によっ
て見掛上の補正が行えるためにエレベータと収納棚の間
で大きな高さの差が生ずることはなくなる。
ているので以下に記載されるような効果を有する。エレ
ベータと収納棚の間でパレットや自動車を移動させても
ロープやチェーンの伸縮変動を空気ばね高さ調整によっ
て見掛上の補正が行えるためにエレベータと収納棚の間
で大きな高さの差が生ずることはなくなる。
【図１】 本発明に係るエレベータ方式の立体駐車場の
主要部品を配置した正面図である。
主要部品を配置した正面図である。
【図２】 図１のＩ−Ｉ断面図である。
【図３】 本発明の主要部品に対する空気系配管系統図
である。
である。
３′ 収納棚 ４ 架台 ５ 空気ばね ６ 支持枠 ８ パレット ９ 自動車 １０ 空気圧力源 １１ 高さ調整弁 １４ 差圧弁 １９ 高さ維持弁 ２２ 給気電磁弁 ２３ 排気電磁弁 ２９ 減衰機
Claims (5)
- 【請求項１】 空気ばねを介して支持枠を架台に支持す
るエレベータに高さ調整弁と高さ維持弁を設け、該高さ
調整弁は支持枠と収納棚の間で高さ調整を行うように
し、該高さ維持弁は支持枠と架台の間で高さ調整を行う
ようにしたことを特徴とする高さ補正機能を有する物品
格納設備。 - 【請求項２】 高さ維持弁の給排気能力に比べて高さ調
整弁の給排気能力を大きくしたことを特徴とする請求項
１記載の高さ補正機能を有する物品格納設備。 - 【請求項３】 高さ維持弁と空気圧力源の間に給気電磁
弁を設け、高さ維持弁と大気の間に排気電磁弁を設けた
ことを特徴とする請求項１から請求項２までに記載の高
さ補正機能を有する物品格納設備。 - 【請求項４】 空気ばね間の圧力差が設定値以上になっ
たときに高圧側から低圧側へ空気を流すための差圧弁を
設けたことを特徴とする請求項１から請求項３までに記
載の高さ補正機能を有する物品格納設備。 - 【請求項５】 空気ばねと並列に減衰機を設けたことを
特徴とする請求項１から請求項４までに記載の高さ補正
機能を有する物品格納設備。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4330861A JPH06144505A (ja) | 1992-10-29 | 1992-10-29 | 高さ補正機能を有する物品格納設備 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4330861A JPH06144505A (ja) | 1992-10-29 | 1992-10-29 | 高さ補正機能を有する物品格納設備 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06144505A true JPH06144505A (ja) | 1994-05-24 |
Family
ID=18237350
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4330861A Pending JPH06144505A (ja) | 1992-10-29 | 1992-10-29 | 高さ補正機能を有する物品格納設備 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06144505A (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS566896B2 (ja) * | 1972-03-15 | 1981-02-14 |
-
1992
- 1992-10-29 JP JP4330861A patent/JPH06144505A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS566896B2 (ja) * | 1972-03-15 | 1981-02-14 |
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