JPH06142477A - ガス噴射装置とその方法 - Google Patents

ガス噴射装置とその方法

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JPH06142477A
JPH06142477A JP4199815A JP19981592A JPH06142477A JP H06142477 A JPH06142477 A JP H06142477A JP 4199815 A JP4199815 A JP 4199815A JP 19981592 A JP19981592 A JP 19981592A JP H06142477 A JPH06142477 A JP H06142477A
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JP
Japan
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gas
main
flow
liquid
stream
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JP4199815A
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English (en)
Inventor
Loo T Yap
ルー・ティー・ヤップ
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Messer LLC
Original Assignee
BOC Group Inc
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01FMIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
    • B01F25/00Flow mixers; Mixers for falling materials, e.g. solid particles
    • B01F25/30Injector mixers
    • B01F25/31Injector mixers in conduits or tubes through which the main component flows
    • B01F25/313Injector mixers in conduits or tubes through which the main component flows wherein additional components are introduced in the centre of the conduit
    • B01F25/3131Injector mixers in conduits or tubes through which the main component flows wherein additional components are introduced in the centre of the conduit with additional mixing means other than injector mixers, e.g. screens, baffles or rotating elements
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S261/00Gas and liquid contact apparatus
    • Y10S261/75Flowing liquid aspirates gas

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Aeration Devices For Treatment Of Activated Polluted Sludge (AREA)
  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、液流にガスを溶解させるためのガ
ス噴射装置を提供する。 【構成】 該装置は、液流が流れる通路を有する導管を
含む。通路と連絡している噴射パイプを提供して、液流
にガスを噴射し、液流中に多数の未溶解気泡を生じさせ
る。好ましくは、通路は、液流を、液流の主要な流れの
方向に流れる主流域と、少なくとも1つの主流域の側面
に沿って位置していて、且つその中でガスが溶解する2
つの循環副流域とに分離させるための対向して且つ中心
に配置された一対のサイドポケット領域を有する。副流
域中に溶解したガスによって、副流域中から主流域中へ
とガスを運ぶ濃度勾配が生じて、導管の出口から放出さ
れて行く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】本発明は、ガスを液流中に噴射して、ガ
スを液体中に溶解させるためのガス噴射装置とその方法
に関するものである。
【0002】液体中にガスを噴射することを必要とする
多くの従来技術システムと装置が存在しており、その中
には、例えば低粘度発酵システム、廃水処理システムな
どがある。例として、廃水処理システムでは、スプリン
クラーシステムによって生じた廃水の噴霧中に、空気中
酸素を溶解させている。当業においてエアレーションと
呼ばれているそのような酸素添加を行うと、空気中バク
テリアは破壊され、炭化水素汚染物は減少する。
【0003】空気は、約21%しか酸素を含んでいない
ので、廃水処理システムにおいては、純粋酸素を廃水中
に直接噴射する方法が最近開発されている。しかしなが
ら、通常の周囲温度では、水への酸素の溶解速度は幾分
遅いので;従来技術によって、水への酸素溶解速度を高
める噴射装置と方法が提供された。例えば、米国特許第
3,928,199号では、下降セクションに達した時
に、高度の乱流部を発生させるより低いレベルへと下降
水が急激に下降する廃水流中へ、酸素を噴霧している。
水流の乱流部によって、廃水中への酸素の移動速度は速
くなる。従って、米国特許第3,928,199号で
は、水流のための一連の上昇と下降をつくることを求め
ている。
【0004】米国特許第4,834,343号は、例え
ば水への酸素噴射のように、ガスを液体中へ噴射するた
めの、上記 ’199特許に記載されている集成装置に
比べて、よりコンパクトな装置を記載している。米国特
許第4,834,343号では、液体中へのガスの溶解
は、垂直塔(vertical column)で起こる。液体は、2
つの流れとなって、即ち1つは垂直な流れ、もう1つは
水平な流れとなって塔の上部から入る。垂直流は、塔の
中において、垂直下降流をつくる。ガスは、下降流に対
して回転運動を与える働きもする水平流中へ気泡となっ
て入る。気泡は、旋風的に運動して、塔底で放出される
前に、液体中に溶解する。従って、’343特許に記載
されている装置には、パイプ、嵌合などの枝分かれ集成
装置と、特有に二次加工された塔が組込まれている。
【0005】議論したように、本発明は、従来技術の装
置と方法に比べて、よりコンパクトで、且つ複雑でな
い、液体中にガスを噴射するための装置と方法を提供す
る。
【0006】
【発明の概要】本発明は、液流にガスを溶解させるため
のガス噴射装置を提供する。該装置は、導管と噴射手段
とを含む。導管は、液流を受容するための少なくとも1
つの入口、液流を放出するための少なくとも1つの出
口、及び少なくとも1つの入口と少なくとも1つの出口
との間を連絡する通路を有する。液流は、少なくとも1
つの入口から少なくとも1つの出口へとつくられた流れ
の方向に沿って通路の中を流れる。多数の未溶解気泡が
液流の中に生じるように、噴射手段は、液体中にガスを
噴射するための通路と連絡させて、提供する。該通路
は、液流を、流れの方向に流れる少なくとも1つの主流
と、主流域の側面に沿って流れて、且つその中で気泡を
循環させ溶解させる少なくとも1つの循環副流とに分離
させるための分離手段を有する。少なくとも1つの循環
副流域中でガスを溶解させることによって、少なくとも
1つの循環副流域から、少なくとも1つの主流域へとガ
スを運ぶ濃度勾配を生じさせる。
【0007】又、本発明は、液流にガスを溶解させる方
法も提供する。前記方法に従って、多数の未溶解気泡が
液流の中に生じるように、ガスを液流中に噴射する。液
流は、液流の主要な流れの方向に流れる少なくとも1つ
の主流域と、主流域の側面に沿って流れ、且つその中で
気泡を循環させ溶解させて、いったん溶解したガスを少
なくとも1つの循環副流域から主流域へと運ぶ濃度勾配
を生じさせている少なくとも1つの循環副流域とに分離
させる。
【0008】本明細書は、出願人が発明と考えている主
題を個々に示している特許請求の範囲を添付している
が、以下の添付の図面:即ち、本発明に従うガス噴射装
置の図である図1と;図1に示した装置をライン2−2
に沿って切った部分横断面図である図2とに関する記述
によって、本発明は、更に良く理解されると思われる。
【0009】
【図面の詳細な説明】図を用いて、本発明に従うガス噴
射装置10の好ましい態様を説明する。ガス噴射装置1
0を、廃水処理工場からの廃水中に酸素を噴射させるた
めに、特に適合させる。しかしながら、ガス噴射装置1
0を用いて、酸素、窒素、アルゴン、二酸化炭素、及び
オゾンのような限られた溶解度を有する任意のガスを、
噴射ガスと適合する材料を有する任意の流れている無機
溶媒中に噴射することもできる。 装置10は、矢印1
4で示した液流を受容するために、入口パイプ12によ
って形成された入口を有する導管、液流14を放出する
ために出口パイプ16によって形成された出口、及び入
口パイプ12と出口パイプ16との間を連絡している通
路18を含む。液流14は、前記通路18の中を通っ
て、入口パイプ12から出口パイプ16へと取られた流
れの方向に沿って流れる。入口パイプ12は、T継手に
よってプロセスパイプ19と接続している。廃水処理工
場では、プロセスパイプ19は、浅い汚物集合タンクの
底からポンプされた廃水を受容する。そのような廃水処
理工場では、出口パイプ16は、廃水処理タンクに再び
入って、酸素化された廃水をタンクに再循環させる。入
口パイプ12は、閉じた上端22を有し、その上端22
において、ガス噴射ライン24はガス噴射管26に接続
している。多数の未溶解気泡28が液流14の中に生じ
るように、ガス噴射管26は、ガスを液流14中に噴射
するための通路18中に伸びている。
【0010】通路18は、一対の対向インサートを受容
するために、縁と縁とを共に接合させた長方形板30,
32,34,及び40を有する長方形の箱のような構造
によって形成される。装置10を廃水処理工場で用いる
場合、長方形板30 − 40、及びインサート42と4
4は、プレキシグラスで形成することができる。
【0011】入口パイプ12と出口パイプ16は、通路
18の一対の対向している通常のねじ込み円筒セクショ
ン50と52の中にねじ込まれている一対の対向ねじ込
み軸継手46と48によって、インサート42と44に
接続されている。円筒セクション50と52は、一対の
対向している第一セクションと第二セクション(インサ
ート42のところの参照番号54と56;インサート4
4のところの参照番号58と60)のところまで、滑ら
かに移動する。通路18の第一セクションと第二セクシ
ョンは、四角い横の横断面(square transverse cross-
section)である。インサート42と44は、お互いに
離れていて、これも又、長方形の横の横断面で示されて
いる一対の対向サイドポケット領域62と64をつくっ
ている。
【0012】液流14は、インサート42の第一セクシ
ョン54と第二セクション56から、サイドポケット領
域62と64へと流れる。図に示してあるように、通路
18の総横断面積は、サイドポケット領域62と64の
ところで最も広くなっていて、第二セクション56から
第一セクション54までのところで狭くなっている。サ
イドポケット領域62と64のわずかに前のところで、
液流14の流れは、矢印66で示した主流域と、参照番
号68で示した2つの対向循環副流域とに分かれる。そ
のように分離する理由は、サイドポケット領域62と6
4によって突然大きな流動領域が与えられることによっ
て、サイドポケット領域62と64において循環流とな
っている流れの分離を引き起こしている流れに、流れの
本体がついて行くことができないからである。循環流を
生じさせる急激な流動領域の拡大は、当業において、通
常は、「後方フェーシングステップ(rearward facing
step)」と呼ばれている。気泡28は、循環副流域68
の中で、循環して溶解する。従って、気泡28は、渦巻
状の流路に沿って、延長された滞留時間、循環する。そ
の結果、任意の時間に液体に溶解するガスの量は、従来
の溶解法に比べて、増加する。副流域68において、ガ
スの溶解量が増加すると、溶解したガスを主流域中に送
り返す、副流域と主流域との間の濃度勾配が生じる。従
って、副流域68は、絶えず溶解したガスを送り続ける
ことによって、副流域において、連続してガスを溶解さ
せる。 ある種の流動条件下では、未溶解気泡が、副流
域68中に押し流されずに、主流域66に留まっている
ことがある。そのような事を防止するために、スタグネ
ーションブロック(stagnation block)70を、サイド
ポケット62と64との間の通路18に提供することが
できる。
【0013】装置10は、好ましい態様ではあるが、本
明細書で説明している発明の多くの可能な態様のうちの
ほんの1つである、ことを指摘しておかなければならな
い。例えば、唯1つの副流域68を生じさせるために、
サイドポケット領域62と64のうちの唯1つを有する
本発明の態様をつくることができる。又、流路が四角い
横断面で示されているために液流14の流れは2次元で
あるが、通路8の第一セクション54と第二セクション
56が円筒形の横の横断面を有し、好ましい態様のサイ
ドポケット領域62と64とによってつくられた第一セ
クション54と第二セクション56との間の拡張部分が
円筒形の形状となるように、装置10をつくることがで
きる、ことにも注意しておくべきである。そのような場
合、循環副流域は、主流域の周囲に1つの循環流領域を
含む。更に、主流域の側面に位置する3つ以上の循環流
領域をつくる通路ついての可能な他のデザインがある。
その場合、必要な入口、出口、及び必要な後方フェーシ
ングステップを通路に備えることによって、幾つかの循
環領域をつくることができる。又、前記の事に加えて、
装置10の可能な態様では、未溶解気泡28がサイドポ
ケット領域62と64の中に押し流されるような上流地
点における噴射ではなく、サイドポケット領域62と6
4の中に直接ガス噴射することができる。
【0014】例として、装置10を、約15.14リッ
トル/分で流れている水に、約0.5リットル/分の速
度で酸素を噴射するように設計することができる。その
ような例では、酸素と水は、共に約1.76 − 2.1
1 kg/cm2 の圧力を有する。更に、インサート4
2と44は、それぞれ、長さ約10.16cm、幅約1
0.16、厚さ約5.08cmで、サイドポケット領域
62と64を形成するために約7.62cmの間隔を開
けて互いに離れている。通路18の第一セクション54
と56は、それぞれ、長さ約2.54cm、幅約1.2
7cmであり;通路18の第二セクション68と60
は、それぞれ、幅約1.905cm、長さ約4.76c
mである。スタグネーションブロック70は、ほぼ2.
54cmx 2.22cmx 5.08cmであり、イン
サート44の手前、約2.54cmのところに配置す
る。
【0015】好ましい態様を提示して詳しく説明した
が、発明の精神と範囲から逸脱せずに、多くの省略、変
化、及び追加を行うことができる、ことを当業者は理解
し評価すると思われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従うガス噴射装置の図である。
【図2】図1に示した装置をライン2−2に沿って切っ
た部分横断面図である。
【手続補正書】
【提出日】平成5年12月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】本発明は、ガスを液流中に噴射して、ガ
スを液体中に溶解させるためのガス噴射装置とその方法
に関するものである。
【0002】液体中にガスを噴射することを必要とする
多くの従来技術システムと装置が存在しており、その中
には、例えば低粘度発酵システム、廃水処理システムな
どがある。例として、廃水処理システムでは、スプリン
クラーシステムによって生じた廃水の噴霧中に、空気中
酸素を溶解させている。当業においてエアレーションと
呼ばれているそのような酸素添加を行うと、空気中バク
テリアは破壊され、炭化水素汚染物は減少する。
【0003】空気は、約21%しか酸素を含んでいない
ので、廃水処理システムにおいては、純粋酸素を廃水中
に直接噴射する方法が最近開発されている。しかしなが
ら、通常の周囲温度では、水への酸素の溶解速度は幾分
遅いので;従来技術によって、水への酸素溶解速度を高
める噴射装置と方法が提供された。例えば、米国特許第
3,928,199号では、下降セクションに達した時
に、高度の乱流部を発生させるより低いレベルへと下降
水が急激に下降する廃水流中へ、酸素を噴霧している。
水流の乱流部によって、廃水中への酸素の移動速度は速
くなる。従って、米国特許第3,928,199号で
は、水流のための一連の上昇と下降をつくることを求め
ている。
【0004】米国特許第4,834,343号は、例え
ば水への酸素噴射のように、ガスを液体中へ噴射するた
めの、上記 ’199特許に記載されている集成装置に
比べて、よりコンパクトな装置を記載している。米国特
許第4,834,343号では、液体中へのガスの溶解
は、垂直塔(vertical column)で起こる。液体は、2
つの流れとなって、即ち1つは垂直な流れ、もう1つは
水平な流れとなって塔の上部から入る。垂直流は、塔の
中において、垂直下降流をつくる。ガスは、下降流に対
して回転運動を与える働きもする水平流中へ気泡となっ
て入る。気泡は、旋風的に運動して、塔底で放出される
前に、液体中に溶解する。従って、’343特許に記載
されている装置には、パイプ、嵌合などの枝分かれ集成
装置と、特有に二次加工された塔が組込まれている。
【0005】議論したように、本発明は、従来技術の装
置と方法に比べて、よりコンパクトで、且つ複雑でな
い、液体中にガスを噴射するための装置と方法を提供す
る。
【0006】
【発明の概要】本発明は、液流にガスを溶解させるため
のガス噴射装置を提供する。該装置は、導管と噴射手段
とを含む。導管は、液流を受容するための少なくとも1
つの入口、液流を放出するための少なくとも1つの出
口、及び少なくとも1つの入口と少なくとも1つの出口
との間を連絡する通路を有する。液流は、少なくとも1
つの入口から少なくとも1つの出口へとつくられた流れ
の方向に沿って通路の中を流れる。多数の未溶解気泡が
液流の中に生じるように、噴射手段は、液体中にガスを
噴射するための通路と連絡させて、提供する。該通路
は、液流を、流れの方向に流れる少なくとも1つの主流
と、主流域の側面に沿って流れて、且つその中で気泡を
循環させ溶解させる少なくとも1つの循環副流とに分離
させるための分離手段を有する。少なくとも1つの循環
副流域中でガスを溶解させることによって、少なくとも
1つの循環副流域から、少なくとも1つの主流域へとガ
スを運ぶ濃度勾配を生じさせる。
【0007】又、本発明は、液流にガスを溶解させる方
法も提供する。前記方法に従って、多数の未溶解気泡が
液流の中に生じるように、ガスを液流中に噴射する。液
流は、液流の主要な流れの方向に流れる少なくとも1つ
の主流域と、主流域の側面に沿って流れ、且つその中で
気泡を循環させ溶解させて、いったん溶解したガスを少
なくとも1つの循環副流域から主流域へと運ぶ濃度勾配
を生じさせている少なくとも1つの循環副流域とに分離
させる。
【0008】本明細書は、出願人が発明と考えている主
題を個々に示している特許請求の範囲を添付している
が、以下の添付の図面:即ち、本発明に従うガス噴射装
置の図である図1と;図1に示した装置をライン2−2
に沿って切った部分横断面図である図2とに関する記述
によって、本発明は、更に良く理解されると思われる。
【0009】図を用いて、本発明に従うガス噴射装置1
0の好ましい態様を説明する。ガス噴射装置10を、廃
水処理工場からの廃水中に酸素を噴射させるために、特
に適合させる。しかしながら、ガス噴射装置10を用い
て、酸素、窒素、アルゴン、二酸化炭素、及びオゾンの
ような限られた溶解度を有する任意のガスを、噴射ガス
と適合する材料を有する任意の流れている無機溶媒中に
噴射することもできる。 装置10は、矢印14で示し
た液流を受容するために、入口パイプ12によって形成
された入口を有する導管、液流14を放出するために出
口パイプ16によって形成された出口、及び入口パイプ
12と出口パイプ16との間を連絡している通路18を
含む。液流14は、前記通路18の中を通って、入口パ
イプ12から出口パイプ16へと取られた流れの方向に
沿って流れる。入口パイプ12は、T継手によってプロ
セスパイプ19と接続している。廃水処理工場では、プ
ロセスパイプ19は、浅い汚物集合タンクの底からポン
プされた廃水を受容する。そのような廃水処理工場で
は、出口パイプ16は、廃水処理タンクに再び入って、
酸素化された廃水をタンクに再循環させる。入口パイプ
12は、閉じた上端22を有し、その上端22におい
て、ガス噴射ライン24はガス噴射管26に接続してい
る。多数の未溶解気泡28が液流14の中に生じるよう
に、ガス噴射管26は、ガスを液流14中に噴射するた
めの通路18中に伸びている。
【0010】通路18は、一対の対向インサートを受容
するために、縁と縁とを共に接合させた長方形板30,
32,34,及び40を有する長方形の箱のような構造
によって形成される。装置10を廃水処理工場で用いる
場合、長方形板30 − 40、及びインサート42と4
4は、プレキシグラスで形成することができる。
【0011】入口パイプ12と出口パイプ16は、通路
18の一対の対向している通常のねじ込み円筒セクショ
ン50と52の中にねじ込まれている一対の対向ねじ込
み軸継手46と48によって、インサート42と44に
接続されている。円筒セクション50と52は、一対の
対向している第一セクションと第二セクション(インサ
ート42のところの参照番号54と56;インサート4
4のところの参照番号58と60)のところまで、滑ら
かに移動する。通路18の第一セクションと第二セクシ
ョンは、四角い横の横断面(square transverse cross-
section)である。インサート42と44は、お互いに
離れていて、これも又、長方形の横の横断面で示されて
いる一対の対向サイドポケット領域62と64をつくっ
ている。
【0012】液流14は、インサート42の第一セクシ
ョン54と第二セクション56から、サイドポケット領
域62と64へと流れる。図に示してあるように、通路
18の総横断面積は、サイドポケット領域62と64の
ところで最も広くなっていて、第二セクション56から
第一セクション54までのところで狭くなっている。サ
イドポケット領域62と64のわずかに前のところで、
液流14の流れは、矢印66で示した主流域と、参照番
号68で示した2つの対向循環副流域とに分かれる。そ
のように分離する理由は、サイドポケット領域62と6
4によって突然大きな流動領域が与えられることによっ
て、サイドポケット領域62と64において循環流とな
っている流れの分離を引き起こしている流れに、流れの
本体がついて行くことができないからである。循環流を
生じさせる急激な流動領域の拡大は、当業において、通
常は、「後方フェーシングステップ(rearward facing
step)」と呼ばれている。気泡28は、循環副流域68
の中で、循環して溶解する。従って、気泡28は、渦巻
状の流路に沿って、延長された滞留時間、循環する。そ
の結果、任意の時間に液体に溶解するガスの量は、従来
の溶解法に比べて、増加する。副流域68において、ガ
スの溶解量が増加すると、溶解したガスを主流域中に送
り返す、副流域と主流域との間の濃度勾配が生じる。従
って、副流域68は、絶えず溶解したガスを送り続ける
ことによって、副流域において、連続してガスを溶解さ
せる。 ある種の流動条件下では、未溶解気泡が、副流
域68中に押し流されずに、主流域66に留まっている
ことがある。そのような事を防止するために、スタグネ
ーションブロック(stagnation block)70を、サイド
ポケット62と64との間の通路18に提供することが
できる。
【0013】装置10は、好ましい態様ではあるが、本
明細書で説明している発明の多くの可能な態様のうちの
ほんの1つである、ことを指摘しておかなければならな
い。例えば、唯1つの副流域68を生じさせるために、
サイドポケット領域62と64のうちの唯1つを有する
本発明の態様をつくることができる。又、流路が四角い
横断面で示されているために液流14の流れは2次元で
あるが、通路8の第一セクション54と第二セクション
56が円筒形の横の横断面を有し、好ましい態様のサイ
ドポケット領域62と64とによってつくられた第一セ
クション54と第二セクション56との間の拡張部分が
円筒形の形状となるように、装置10をつくることがで
きる、ことにも注意しておくべきである。そのような場
合、循環副流域は、主流域の周囲に1つの循環流領域を
含む。更に、主流域の側面に位置する3つ以上の循環流
領域をつくる通路ついての可能な他のデザインがある。
その場合、必要な入口、出口、及び必要な後方フェーシ
ングステップを通路に備えることによって、幾つかの循
環領域をつくることができる。又、前記の事に加えて、
装置10の可能な態様では、未溶解気泡28がサイドポ
ケット領域62と64の中に押し流されるような上流地
点における噴射ではなく、サイドポケット領域62と6
4の中に直接ガス噴射することができる。
【0014】例として、装置10を、約15.14リッ
トル/分で流れている水に、約0.5リットル/分の速
度で酸素を噴射するように設計することができる。その
ような例では、酸素と水は、共に約1.76 − 2.1
1 kg/cm2 の圧力を有する。更に、インサート4
2と44は、それぞれ、長さ約10.16cm、幅約1
0.16、厚さ約5.08cmで、サイドポケット領域
62と64を形成するために約7.62cmの間隔を開
けて互いに離れている。通路18の第一セクション54
と56は、それぞれ、長さ約2.54cm、幅約1.2
7cmであり;通路18の第二セクション68と60
は、それぞれ、幅約1.905cm、長さ約4.76c
mである。スタグネーションブロック70は、ほぼ2.
54cmx 2.22cmx 5.08cmであり、イン
サート44の手前、約2.54cmのところに配置す
る。
【0015】好ましい態様を提示して詳しく説明した
が、発明の精神と範囲から逸脱せずに、多くの省略、変
化、及び追加を行うことができる、ことを当業者は理解
し評価すると思われる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従うガス噴射装置の図である。
【図2】図1に示した装置をライン2−2に沿って切っ
た部分横断面図である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置が:液流を受容するための少なくと
    も1つの入口、液流を放出するための少なくとも1つの
    出口、及び入口から出口への流れの方向に沿って液流が
    流れる、少なくとも1つの入口と少なくとも1つの出口
    との間を連絡する通路とを有する導管;液体中にガスを
    噴射して多数の未溶解気泡を液流の中に生じさせるため
    の、通路と連絡している噴射手段;及び液流を、流れの
    方向に流れる少なくとも1つの主流と、該少なくとも1
    つの主流域の側面に沿って位置し、且つその中で未溶解
    気泡が循環し溶解して、少なくとも1つの循環副流域か
    ら少なくとも1つの主流域へといったん溶解したガスを
    運ぶ濃度勾配を生じさせる少なくとも1つの循環副流と
    に分離させるための少なくとも1つの後方フェーシング
    ステップを有する通路を含む、液流にガスを溶解させる
    ためのガス噴射装置。
  2. 【請求項2】 通路が、入口セクション、入口セクショ
    ンから離れていて且つ同軸上にある出口セクション、及
    び入口セクションと出口セクションとを接続していて、
    且つ前記の少なくとも1つの後方フェーシングステップ
    を2つを提供することによって分離手段を形成させるた
    めの、一対の対向サイドポケットを有する中心セクショ
    ンを含む請求項1記載のガス噴射装置。
  3. 【請求項3】 2つの少なくとも1つの循環副流域から
    主流域へと未溶解気泡が押し戻されるのを防止するため
    に、中心セクションに配置されたスタグネーションブロ
    ックを更に含む請求項2記載のガス噴射装置。
  4. 【請求項4】 噴射手段が、液体中に噴射されるガスの
    源に接続するように適合された管を含み、且つ該管が、
    通路の入口セクションの中に、同軸上に配置され、中心
    セクションの上流にあり、液流の分割後に、少なくとも
    1つの循環副流域のうちの2つの中に気泡を押し流す請
    求項2記載のガス噴射装置。
  5. 【請求項5】 液流にガスを噴射して、液流中に多数の
    未溶解気泡を生じさせる工程;及び少なくとも1つの後
    方フェーシングステップによって、液流を、液流の主要
    な流れの方向に流れる少なくとも1つの主流域と、少な
    くとも1つの主流域の側面に沿って位置し、且つその中
    で未溶解気泡を循環させ溶解させて、いったん溶解した
    ガスを主流域へと運ぶ濃度勾配を生じさせている少なく
    とも1つの循環副流域とに分離させる工程を含む液流に
    ガスを溶解させる方法。
  6. 【請求項6】 液流を、少なくとも1つの主流域によっ
    て分離された少なくとも1つの循環副流域から成る2つ
    の流れに分離させる請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 ガスを、分離の起こる地点よりも上流の
    地点で噴射して、未溶解気泡を、2つの少なくとも1つ
    の循環副流域中へと押し流す請求項6記載の方法。
JP4199815A 1991-07-25 1992-07-27 ガス噴射装置とその方法 Pending JPH06142477A (ja)

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GB2257925A (en) 1993-01-27
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