JPH06142223A - フィットマスク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】現在の普通のマスクは顔とマスクとの間にかな
りのすき間があり、吸い込む空気の大半はマスクを通っ
ていない。又、この欠点を補うため顔に密着するものは
強く顔に押しつけたり、装着が不便であったり、装置が
おおげさであったりする。今提出してしるものはマスク
を通して空気を吸い込み、容易に装着でき、構造が簡単
である事を目的とした。 【構成】マスクに適した材料を折り、その両端を縫合又
は接着し、縫合又は接着していない中心部からそれを開
いて鼻や口にぴったり合う形を作る。

Description

【発明の詳細な説明】

【産業上の利用分野】この発明は衛生マスクに関するも
のである。

【従来の技術】従来の鼻や口にぴったり合うようになる
マスクは装着が不便であったり、マスク自体が大げさに
なってしまう。又、単に折り、縫合又は接着したものを
開いただけでは球の一部のような形ができるに過ぎず顔
とマスクとのすき間を無くす事には十分機能していない
ためマスクを通らない空気を多量に吸い込んでしまう。

【発明が解決しようとする課題】普通のマスクでは顔面
とマスクとの間にかなりのすき間があり、そこからマス
クを通らない空気を多量に吸い込んでしまうだけでなく
話しをしていると上にあがってきたり下に落ちてきたり
してしまう。又、密着型のものは装着が不便であった
り、きつく押しつけるため長時間着用していると紐やゴ
ムがかかっている耳，首，頭部等が痛くなってくる。こ
の発明は上記の欠点を無くしたものである。

【課題を解決するための手段】一枚のマスクに適す布又
は紙等の材料を顔の各部の長さで適切に折り、その両端
を縫合又は接着し、中央部より開いて鼻や口にぴったり
合う形ちを形成する。

【実施例】今この発明の実施例を図面で説明すれば、実
施例１について図１は縦１４ｍ、横２４ｃｍ位の材料
で、この縦を面Ａ４ｃｍ，面Ｂ６ｃｍ，面Ｃ４ｃｍ位の
割合で線２，線３を引き、図２のように折り、図３を作
る。それを図４の両端部の線５あたりを縫合又は接着す
る。しかる後、図５のように面Ａ，面Ｃの中央部より開
くと図６の形になり線１は鼻の目に近い部分，線２は鼻
の頂点，線３はあごの頂点，線４はあごの下を通るマス
クが形成され、線１は顔の最も凹凸の少ない部分を通る
ので密着性を高め、又、線４はあごの下を通っているの
で面Ａと面Ｃの両面で顔にぴったりとマスクを固定す
る。更により密着するものを望む場合は実施例２の図７
のように顔の形に合わせて適切な長さでより多くの線を
引き、それを折って作った図８のものを図５と同様に開
くと図９の形になり、より一層顔にぴった合う形が形成
される。

【発明の効果】このマスクを着用すると、吸い込む空気
の大部分をマスクを通らせることができるので、従来の
普通のマスクや単に折ったものを開いたマスクより格段
の効果がある。又、これを水に浸して適度に絞ったもの
を着用すれば、交通量の頻繁な地域の二酸化窒素や二酸
化イオウが多い空気を水分の多い中を通過させる事にな
り、それらが水に溶け込み、有害物質の少ない空気を吸
い込むので健康上大変良い。この事は私自身で国道２５
４号線を鶴瀬から川越までの往復約２０ｋｍの距離を何
も着用しない場合、普通のマスクを着用した場合、この
マスクを着用した場合、水に浸して適度に絞った普通の
マスクを着用した場合、水に浸して適度に絞ったこのマ
スクを着用した場合の５通りに分けて平成３年１月１５
日以後ほとんど毎日自転車で同年５月２０日まで走行し
比較しただけなので化学的数値を示すことはできない
が、大変有効であった。更にこのマスクは製作が極めて
簡単であり、弱い力でも顔にぴったりと合い、話しをし
て口を動かしてもヅレる事が無い。粉塵や大気汚染で苦
しんでいる人々がこれを使用する事によって安い費用で
健康を保ち、気菅枝炎等の病苦から身を守る事に大変有
効なマスクとなり得る。

【図面の簡単な説明】

図６は製品を横から見た形で、面Ａは鼻を、面Ｃは下あ
ごを包み込むようになるので同じ長さで折っても面Ａと
面Ｂ，面Ｃと面Ｂとの角度が異なり、図のような形が形
成される。

【手続補正書】

【提出日】平成５年８月７日

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】図面の簡単な説明

【補正方法】変更

【補正内容】

【図面の簡単な説明】

【図１】は、折る前の平面の材料を表した平面図。

【図２】は、材料を折っている途中の状態を表し、図１
の材料の右側に視点を移動した側面図。

【図３】は、材料を折り終えた状態を表し、図２と同一
の場所に視点がある側面図。

【図４】は、図３と同一状態の材料を、図１と同一の場
所に視点を戻した平面図。

【図５】は、図２と同一の場所に視点を移動し、図４の
材料を顔に当る角度に時計と反対方向で少し回転させ、
それを開く途中の状態を表す側面図。

【図６】は、図５の材料を更に開き、完成した製品を図
５と同一方向から見た側面図。

【図７】は、平面材料の折る場所を４ヶ所にした平面
図。

【図８】は、図７の材料の右側に視点を移動し、図７の
材料を折る線に従って折り、顔に当る角度に時計と反対
方向で少し回転させた側面図。

【図９】は、図８の材料の両端部を縫合又は接着し、中
央部より開いて完成した製品を、図８と同一方向から見
た側面図。

【符号の説明】 １と４は材料の各々横に相当する部分を表す。 ２と３は材料を折る場所を表す。 ５は縫合又は接着する場所を表す。 Ａは鼻に接する面を表す。 Ｂは口に接する面を表す。 Ｃは顎に接する面を表す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】通気性のある軟かな材料を用い、それを適
   切に折り両端部を縫合又は接着し、それを開く事によっ
   て鼻や口にぴったり合う形のマスクを形成する方法。