JPH06142170A - 水酸基イオンガスを用いた室内空気清浄器 - Google Patents
水酸基イオンガスを用いた室内空気清浄器Info
- Publication number
- JPH06142170A JPH06142170A JP4321290A JP32129092A JPH06142170A JP H06142170 A JPH06142170 A JP H06142170A JP 4321290 A JP4321290 A JP 4321290A JP 32129092 A JP32129092 A JP 32129092A JP H06142170 A JPH06142170 A JP H06142170A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydroxyl ion
- ions
- ozone
- ion gas
- air cleaner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Abstract
(57)【要約】
【目的】 イオンを用いた空気清浄器の毒性をなくし、
かつ、清浄効果を上げる。 【構成】 オゾン発生装置を、１対の印加電極１と誘導
電極２とをそれぞれ誘電体３で包み、印加電極１に高電
圧を印加して両極間でストリ−マ−放電４を発生させる
ように構成した。したがって、加湿状態でもストリ−マ
−放電４が発生し、水酸基イオンガスＯＨ- を生成する
ので、これを空気清浄器に用いると、人体の肺の中へ入
る迄に酸化して毒性がなくなり、しかも、強力な酸化力
をもつ水酸基イオンガスＯＨ- によって空気清浄効果が
上がる。
かつ、清浄効果を上げる。 【構成】 オゾン発生装置を、１対の印加電極１と誘導
電極２とをそれぞれ誘電体３で包み、印加電極１に高電
圧を印加して両極間でストリ−マ−放電４を発生させる
ように構成した。したがって、加湿状態でもストリ−マ
−放電４が発生し、水酸基イオンガスＯＨ- を生成する
ので、これを空気清浄器に用いると、人体の肺の中へ入
る迄に酸化して毒性がなくなり、しかも、強力な酸化力
をもつ水酸基イオンガスＯＨ- によって空気清浄効果が
上がる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、水酸基イオンガスを用
いた室内空気清浄器に関するものである。
いた室内空気清浄器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術とその課題】ジ−メンスのオゾン管等で知
られるごとく、オゾン発生装置は古くから用いられてお
り、現在、オゾン発生には、無声放電法、電解法、光化
学法、高周波法、放射線照射法等が用いられている。
られるごとく、オゾン発生装置は古くから用いられてお
り、現在、オゾン発生には、無声放電法、電解法、光化
学法、高周波法、放射線照射法等が用いられている。
【０００３】このうち、無声放電式オゾン発生装置は、
周知のごとく１対の電極（印加電極と誘導電極）の間
に、ガラスまたはセラミックス等の誘電体（絶縁体）を
はさみ、酸素含有気体（空気）をこの電極間に流しなが
ら、６〜１８ＫＶの交流高電圧を印加すると、下流側に
オゾンが生成する、という装置である。このオゾン生成
に影響する因子は多種多様であって、例えば酸素濃度や
水蒸気の共存は大きく影響する。
周知のごとく１対の電極（印加電極と誘導電極）の間
に、ガラスまたはセラミックス等の誘電体（絶縁体）を
はさみ、酸素含有気体（空気）をこの電極間に流しなが
ら、６〜１８ＫＶの交流高電圧を印加すると、下流側に
オゾンが生成する、という装置である。このオゾン生成
に影響する因子は多種多様であって、例えば酸素濃度や
水蒸気の共存は大きく影響する。
【０００４】例えば、無声放電式オゾン発生装置におけ
る水蒸気の共存は、周知のごとくオゾン収率にきわめて
悪影響を与える。したがって、オゾン生成には、露点が
−５０℃以下の乾燥気体を原料としている。
る水蒸気の共存は、周知のごとくオゾン収率にきわめて
悪影響を与える。したがって、オゾン生成には、露点が
−５０℃以下の乾燥気体を原料としている。
【０００５】ところで、かかるオゾン発生装置で得られ
たオゾンは、その強力な酸化力（酸化ポテンシャル２．
０７Ｖ）、瞬時反応性および分解後は無害な酸素に戻る
性質等を利用して殺菌、脱色、脱臭等の目的で広く用い
られている。
たオゾンは、その強力な酸化力（酸化ポテンシャル２．
０７Ｖ）、瞬時反応性および分解後は無害な酸素に戻る
性質等を利用して殺菌、脱色、脱臭等の目的で広く用い
られている。
【０００６】例えば、室内空気清浄器にオゾンが用いら
れている（例えば、特開昭６０−２５５２４号公報、特
公昭６３−２８６２２号公報、特公昭６４−４７８６号
公報、特公平２−２９３６５号公報、特公平３−７０９
７４号公報等参照）が、特に、前掲の特公平３−７０９
７４号公報によれば、オゾン発生装置と加湿装置を並設
し、それぞれの吹出口からオゾンと水蒸気を吹出して室
内で反応させて、オゾンの殺菌効果を高める、という提
案が示されている。
れている（例えば、特開昭６０−２５５２４号公報、特
公昭６３−２８６２２号公報、特公昭６４−４７８６号
公報、特公平２−２９３６５号公報、特公平３−７０９
７４号公報等参照）が、特に、前掲の特公平３−７０９
７４号公報によれば、オゾン発生装置と加湿装置を並設
し、それぞれの吹出口からオゾンと水蒸気を吹出して室
内で反応させて、オゾンの殺菌効果を高める、という提
案が示されている。
【０００７】しかしながら、かかる提案では、前記のよ
うに無声放電式オゾン発生装置を用いると、水蒸気の共
存がオゾン収率に重大な悪影響を及ぼし、水蒸気のある
室内空気をそのまま循環させることができないし、しか
も、室内でオゾンと水蒸気とを反応させてヒドロキシラ
ジカル（ＯＨ- ）による殺菌力を利用しようとすれば、
その反応スピ−ドが遅い、という問題があった。
うに無声放電式オゾン発生装置を用いると、水蒸気の共
存がオゾン収率に重大な悪影響を及ぼし、水蒸気のある
室内空気をそのまま循環させることができないし、しか
も、室内でオゾンと水蒸気とを反応させてヒドロキシラ
ジカル（ＯＨ- ）による殺菌力を利用しようとすれば、
その反応スピ−ドが遅い、という問題があった。
【０００８】一方、本発明者は、無声放電式オゾン装置
を加湿下に用いて、殺菌力の高いヒドロキシラジカル
（ＯＨ- ）、つまり水酸基イオンの生成に成功した。
を加湿下に用いて、殺菌力の高いヒドロキシラジカル
（ＯＨ- ）、つまり水酸基イオンの生成に成功した。
【０００９】すなわち、従来一般の無声放電式オゾン発
生装置では、ガラス等の誘電体は印加電極側にしか設置
されなかったが、本発明者は図２に示すように、印加電
極１と誘導電極２のそれぞれに誘電体（例えば、ウラン
ガラス）３，３を設置して、これらの電極１，２を包
み、これらの誘電体３，３の両側面にストリ−マ−放電
４を発生させることに成功した。
生装置では、ガラス等の誘電体は印加電極側にしか設置
されなかったが、本発明者は図２に示すように、印加電
極１と誘導電極２のそれぞれに誘電体（例えば、ウラン
ガラス）３，３を設置して、これらの電極１，２を包
み、これらの誘電体３，３の両側面にストリ−マ−放電
４を発生させることに成功した。
【００１０】したがって、かかるオゾン発生装置を加湿
下に設置すれば、両電極１，２は、それぞれ誘電体３，
３で包まれているので、ストリ−マ−放電４は可能とな
り、かかる加湿下では、空気とミスト状の水滴は分散飛
散状態であるため、当該気体中のＯ2 はＯ＋Ｏに解離さ
れ、Ｏ2 とＯ- が合体し、Ｏ3 ガスを発生する。このＯ
3 ガスは、更にミストＨ2 Ｏと直ちに合体し、Ｏ- ，Ｈ
Ｏ2 ，ＯＨ- ，Ｈ2 Ｏ2 の４種の活性酸素を生成する。
このうち、最終生成物で、かつ、酸化力を発揮するヒド
ロキシラジカル（ＯＨ- ）は、オゾン分子より高い酸化
還元電位（酸化ポテンシャル２．８０Ｖ）を有してい
る。
下に設置すれば、両電極１，２は、それぞれ誘電体３，
３で包まれているので、ストリ−マ−放電４は可能とな
り、かかる加湿下では、空気とミスト状の水滴は分散飛
散状態であるため、当該気体中のＯ2 はＯ＋Ｏに解離さ
れ、Ｏ2 とＯ- が合体し、Ｏ3 ガスを発生する。このＯ
3 ガスは、更にミストＨ2 Ｏと直ちに合体し、Ｏ- ，Ｈ
Ｏ2 ，ＯＨ- ，Ｈ2 Ｏ2 の４種の活性酸素を生成する。
このうち、最終生成物で、かつ、酸化力を発揮するヒド
ロキシラジカル（ＯＨ- ）は、オゾン分子より高い酸化
還元電位（酸化ポテンシャル２．８０Ｖ）を有してい
る。
【００１１】そこで本発明は、かかる水酸基イオン生成
の知見にもとづいて、特公昭６３−２８６２２号公報で
も示されているような提案の、前記のような問題を解決
しようとするものである。
の知見にもとづいて、特公昭６３−２８６２２号公報で
も示されているような提案の、前記のような問題を解決
しようとするものである。
【００１２】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨とするとこ
ろは、１）１対の印加電極と誘導電極とをそれぞれ誘電
体で包み、該印加電極に高電圧を印加して、両電極間に
ストリ−マ−放電を発生させるオゾン発生装置を、ファ
ンにより加湿空気を流通させる加湿空気流通ダクトに設
けて水酸基イオンガスを生成させることを特徴とする水
酸基イオンガスを用いた室内空気清浄器にあり、２）プ
レフィルタ−と湿潤された加湿フィルタ−とを同心状に
配置し、該加湿フィルタ−内にファンを設け、該ファン
の下流側を加湿空気流通ダクトとした請求項１記載の水
酸基イオンガスを用いた室内空気清浄器にあり、３）加
湿空気流通ダクトを人造植物用植木鉢内に形成した請求
項１記載の水酸基イオンガスを用いた室内空気清浄器に
あり、また４）加湿空気流通ダクトを、下方に吸入口、
上方に吹出口を有する箱体内に形成した請求項１記載の
水酸基イオンガスを用いた室内空気清浄器にある。
ろは、１）１対の印加電極と誘導電極とをそれぞれ誘電
体で包み、該印加電極に高電圧を印加して、両電極間に
ストリ−マ−放電を発生させるオゾン発生装置を、ファ
ンにより加湿空気を流通させる加湿空気流通ダクトに設
けて水酸基イオンガスを生成させることを特徴とする水
酸基イオンガスを用いた室内空気清浄器にあり、２）プ
レフィルタ−と湿潤された加湿フィルタ−とを同心状に
配置し、該加湿フィルタ−内にファンを設け、該ファン
の下流側を加湿空気流通ダクトとした請求項１記載の水
酸基イオンガスを用いた室内空気清浄器にあり、３）加
湿空気流通ダクトを人造植物用植木鉢内に形成した請求
項１記載の水酸基イオンガスを用いた室内空気清浄器に
あり、また４）加湿空気流通ダクトを、下方に吸入口、
上方に吹出口を有する箱体内に形成した請求項１記載の
水酸基イオンガスを用いた室内空気清浄器にある。
【００１３】
【実施例】本発明を添付図面に示す実施例により詳細に
述べる。図１は本発明の実施例の要部断面図である。本
実施例は、人造観葉植物が立設された植木鉢に好適であ
って、植木鉢１０は高さ約２９cm、径約２０cmの大きさ
になっている。
述べる。図１は本発明の実施例の要部断面図である。本
実施例は、人造観葉植物が立設された植木鉢に好適であ
って、植木鉢１０は高さ約２９cm、径約２０cmの大きさ
になっている。
【００１４】先ず、植木鉢１０の概要について述べる。
植木鉢本体１１は、脱臭プラスチックで構成され、その
内部に水室１２が形成されている。この植木鉢本体１１
は、吹出口１３を設けた蓋体１４で覆われている。この
蓋体１４は浅皿状に形成されて、その中央部に人造観葉
植物１５がボルト締め１６によって固着・立設されてい
る。また、この人造観葉植物１５の周りには玉石１７が
敷き詰められて、いかにも植木鉢に植えられた観葉植物
の態をなしている。したがって、かかる植木鉢１０は、
オフィスやレストラン、一般家庭の室、病院の待合室等
に設置すれば好都合となる。
植木鉢本体１１は、脱臭プラスチックで構成され、その
内部に水室１２が形成されている。この植木鉢本体１１
は、吹出口１３を設けた蓋体１４で覆われている。この
蓋体１４は浅皿状に形成されて、その中央部に人造観葉
植物１５がボルト締め１６によって固着・立設されてい
る。また、この人造観葉植物１５の周りには玉石１７が
敷き詰められて、いかにも植木鉢に植えられた観葉植物
の態をなしている。したがって、かかる植木鉢１０は、
オフィスやレストラン、一般家庭の室、病院の待合室等
に設置すれば好都合となる。
【００１５】次に、かかる植木鉢１０に内蔵された水酸
基イオン発生装置について述べる。前記植木鉢本体１１
の胴上方部には、多数のスリット状吸入口１８が形成さ
れていて、これらの吸入口１８のある内面には、活性炭
繊維からなるプレフィルタ−１９が貼着されている。
基イオン発生装置について述べる。前記植木鉢本体１１
の胴上方部には、多数のスリット状吸入口１８が形成さ
れていて、これらの吸入口１８のある内面には、活性炭
繊維からなるプレフィルタ−１９が貼着されている。
【００１６】前記水室１２には、円筒状の加湿フィルタ
−２０が略半分浸かっており、この加湿フィルタ−２０
は、取付枠２１を介して、植木鉢本体１１に固定されて
いる。したがって、加湿フィルタ−２０は、水室１２の
水により毛細管原理でもって常時湿潤されている。
−２０が略半分浸かっており、この加湿フィルタ−２０
は、取付枠２１を介して、植木鉢本体１１に固定されて
いる。したがって、加湿フィルタ−２０は、水室１２の
水により毛細管原理でもって常時湿潤されている。
【００１７】この加湿フィルタ−２０の内部上方には、
モ−タ２２付のファン２３が、不図示のブラケットを介
して取付けられている。したがって、このファン２３を
駆動すると、植木鉢１０が設置された室内の汚れた空気
は、吸入口１８→プレフィルタ−１９→加湿フィルタ−
２０を介して、除塵・加湿されてダクト２４へ流出す
る。
モ−タ２２付のファン２３が、不図示のブラケットを介
して取付けられている。したがって、このファン２３を
駆動すると、植木鉢１０が設置された室内の汚れた空気
は、吸入口１８→プレフィルタ−１９→加湿フィルタ−
２０を介して、除塵・加湿されてダクト２４へ流出す
る。
【００１８】このダクト２４には、図２で説明した、左
右１対の水酸基イオン発生装置２５が設置されている。
この水酸基イオン発生装置２５のオゾン発生用高圧電源
２６は、前記蓋体１４の下面に取付けられている。
右１対の水酸基イオン発生装置２５が設置されている。
この水酸基イオン発生装置２５のオゾン発生用高圧電源
２６は、前記蓋体１４の下面に取付けられている。
【００１９】次に、本実施例の作用を述べる。モ−タ２
２およびオゾン発生用高圧電源２６にスイッチを入れる
と、ファン２３が駆動されると共に、水酸基イオン発生
装置２５にストリ−マ−放電４が発生する。その結果、
室内の汚れた空気の約１．３〜１．５m3／min は、吸入
口１８から吸引されてプレフィルタ−１９を通り、そこ
で粗い粒子が捕捉される。次いで、加湿フィルタ−２０
を通すことにより、タバコの煙等の水溶性物質を沈着さ
せながら、細かい粒子（ハウスダクト、花粉、ニコチン
タ−ル等）を捕捉すると共に、空気を加湿する。
２およびオゾン発生用高圧電源２６にスイッチを入れる
と、ファン２３が駆動されると共に、水酸基イオン発生
装置２５にストリ−マ−放電４が発生する。その結果、
室内の汚れた空気の約１．３〜１．５m3／min は、吸入
口１８から吸引されてプレフィルタ−１９を通り、そこ
で粗い粒子が捕捉される。次いで、加湿フィルタ−２０
を通すことにより、タバコの煙等の水溶性物質を沈着さ
せながら、細かい粒子（ハウスダクト、花粉、ニコチン
タ−ル等）を捕捉すると共に、空気を加湿する。
【００２０】次いで、この加湿された清浄空気は、ファ
ン２３により攪拌されながら水酸基イオン発生装置２５
で発生するストリ−マ−放電４と反応するので、直ちに
図２で説明した４種の活性酸素が生成され、吹出口１３
から室内に放出される。この４種の活性酸素を含んだ放
出気体が室内の臭い粒子に吸着すると、この粒子は電気
的に中性になり、しかも重くなるから床に沈降する。ま
た、この臭い粒子は活性酸素中、特にＯＨ- により酸化
されて無臭となる。
ン２３により攪拌されながら水酸基イオン発生装置２５
で発生するストリ−マ−放電４と反応するので、直ちに
図２で説明した４種の活性酸素が生成され、吹出口１３
から室内に放出される。この４種の活性酸素を含んだ放
出気体が室内の臭い粒子に吸着すると、この粒子は電気
的に中性になり、しかも重くなるから床に沈降する。ま
た、この臭い粒子は活性酸素中、特にＯＨ- により酸化
されて無臭となる。
【００２１】なお、本実施例は、人造観葉植物用植木鉢
で説明したが、本発明はこれに限らず、下方に吸入口、
上方に吹出口を有する一般の箱型空気清浄器にも適用で
きる。また、加湿にはシャワ−を用いてもよい。
で説明したが、本発明はこれに限らず、下方に吸入口、
上方に吹出口を有する一般の箱型空気清浄器にも適用で
きる。また、加湿にはシャワ−を用いてもよい。
【００２２】
【発明の効果】本発明によれば、次の諸効果を奏する。 オゾン発生装置によるストリ−マ−放電に、加湿空気
を反応させて、水酸基イオンを生成し、これを室内に放
出するので、とかく、生のイオンは、例えば、０．１Ｐ
ＰＭ〜０．０５ＰＰＭでないと人体に有毒であるといわ
れているが、この水酸基イオン、特にヒドロキシラジカ
ルは酸化ポテンシャルが２．８Ｖであることから、人体
の肺に浸透する迄もなく酸化し、いわゆる肺の深部に浸
入して細胞を破壊するという毒性がなくなり、安全性を
確保できる。 放出された水酸基イオンガスにより、室内の悪臭が強
力に酸化され無臭となる。 放出された水酸基イオンガスが室内粒子に吸着して電
気的中性に変え、しかも重くなり床に沈降するので、浮
遊粒子が除去できる。 オゾン発生装置で直ちに水酸基イオンを生成するの
で、一つのダクトですみ、きわめて小型コンパクトにな
り、室内空気清浄器に好都合となる。 オゾン発生装置に加湿空気を原料としているので、室
内の空気が循環でき、しかも水酸基イオン収率は低下し
ない。
を反応させて、水酸基イオンを生成し、これを室内に放
出するので、とかく、生のイオンは、例えば、０．１Ｐ
ＰＭ〜０．０５ＰＰＭでないと人体に有毒であるといわ
れているが、この水酸基イオン、特にヒドロキシラジカ
ルは酸化ポテンシャルが２．８Ｖであることから、人体
の肺に浸透する迄もなく酸化し、いわゆる肺の深部に浸
入して細胞を破壊するという毒性がなくなり、安全性を
確保できる。 放出された水酸基イオンガスにより、室内の悪臭が強
力に酸化され無臭となる。 放出された水酸基イオンガスが室内粒子に吸着して電
気的中性に変え、しかも重くなり床に沈降するので、浮
遊粒子が除去できる。 オゾン発生装置で直ちに水酸基イオンを生成するの
で、一つのダクトですみ、きわめて小型コンパクトにな
り、室内空気清浄器に好都合となる。 オゾン発生装置に加湿空気を原料としているので、室
内の空気が循環でき、しかも水酸基イオン収率は低下し
ない。
【図１】本発明の実施例の要部断面図である。
【図２】本発明の説明図である。
１…印加電極、２…誘導電極、３…誘電体、１０…植木
鉢、２３…ファン、２４…ダクト、２５…水酸基イオン
発生装置
鉢、２３…ファン、２４…ダクト、２５…水酸基イオン
発生装置
Claims (4)
- 【請求項１】 １対の印加電極と誘導電極とをそれぞれ
誘電体で包み、該印加電極に高電圧を印加して、両電極
間でストリ−マ−放電を発生させるオゾン発生装置を、
ファンにより加湿空気を流通させる加湿空気流通ダクト
に設けて水酸基イオンガスを生成させることを特徴とす
る水酸基イオンガスを用いた室内空気清浄器。 - 【請求項２】 プレフィルタ−と湿潤された加湿フィル
タ−とを同心状に配置し、該加湿フィルタ−内にファン
を設け、該ファンの下流側を加湿空気流通ダクトとした
請求項１記載の水酸基イオンガスを用いた室内空気清浄
器。 - 【請求項３】 加湿空気流通ダクトを人造植物用植木鉢
内に形成した請求項１記載の水酸基イオンガスを用いた
室内空気清浄器。 - 【請求項４】 加湿空気流通ダクトを、下方に吸入口、
上方に吹出口を有する箱体内に形成した請求項１記載の
水酸基イオンガスを用いた室内空気清浄器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4321290A JPH06102083B2 (ja) | 1992-11-04 | 1992-11-04 | 水酸基イオンガスを用いた室内空気清浄器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4321290A JPH06102083B2 (ja) | 1992-11-04 | 1992-11-04 | 水酸基イオンガスを用いた室内空気清浄器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06142170A true JPH06142170A (ja) | 1994-05-24 |
| JPH06102083B2 JPH06102083B2 (ja) | 1994-12-14 |
Family
ID=18130920
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4321290A Expired - Lifetime JPH06102083B2 (ja) | 1992-11-04 | 1992-11-04 | 水酸基イオンガスを用いた室内空気清浄器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06102083B2 (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2340035A (en) * | 1998-07-31 | 2000-02-16 | Ozone Ind Ltd | Self-sterilising hand drier |
| JP2005164176A (ja) * | 2003-12-05 | 2005-06-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 浄化方法および浄化装置 |
| JP2005519721A (ja) * | 2001-11-01 | 2005-07-07 | インテコン システムズ インコーポレイテッド | 活性洗浄液ミストを用いて生化学的物質を変性させる方法、及び装置 |
| JP2006026117A (ja) * | 2004-07-16 | 2006-02-02 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 空気浄化装置 |
| JP2006026459A (ja) * | 2004-07-12 | 2006-02-02 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 浄化装置 |
| JP2006025816A (ja) * | 2004-07-12 | 2006-02-02 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 浄化装置 |
| JP2006025976A (ja) * | 2004-07-14 | 2006-02-02 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 浄化装置 |
| JP2006029664A (ja) * | 2004-07-15 | 2006-02-02 | Daikin Ind Ltd | 天井埋設型または天井吊下型の空気調和装置、および空気清浄ユニット |
| JP2017026309A (ja) * | 2016-11-08 | 2017-02-02 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 加湿装置 |
-
1992
- 1992-11-04 JP JP4321290A patent/JPH06102083B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2340035A (en) * | 1998-07-31 | 2000-02-16 | Ozone Ind Ltd | Self-sterilising hand drier |
| GB2340035B (en) * | 1998-07-31 | 2000-08-09 | Ozone Ind Ltd | A hand dryer |
| JP2005519721A (ja) * | 2001-11-01 | 2005-07-07 | インテコン システムズ インコーポレイテッド | 活性洗浄液ミストを用いて生化学的物質を変性させる方法、及び装置 |
| JP2005164176A (ja) * | 2003-12-05 | 2005-06-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 浄化方法および浄化装置 |
| JP2006026459A (ja) * | 2004-07-12 | 2006-02-02 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 浄化装置 |
| JP2006025816A (ja) * | 2004-07-12 | 2006-02-02 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 浄化装置 |
| JP2006025976A (ja) * | 2004-07-14 | 2006-02-02 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 浄化装置 |
| JP2006029664A (ja) * | 2004-07-15 | 2006-02-02 | Daikin Ind Ltd | 天井埋設型または天井吊下型の空気調和装置、および空気清浄ユニット |
| JP2006026117A (ja) * | 2004-07-16 | 2006-02-02 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 空気浄化装置 |
| JP4706198B2 (ja) * | 2004-07-16 | 2011-06-22 | パナソニック株式会社 | 空気浄化装置 |
| JP2017026309A (ja) * | 2016-11-08 | 2017-02-02 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 加湿装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06102083B2 (ja) | 1994-12-14 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR20100069339A (ko) | 피톤치드를 이용한 공기정화청정 시스템 | |
| JP2002220211A (ja) | オゾン及びマイナスイオン発生器 | |
| CN103791560A (zh) | 一种空气净化装置 | |
| JPH11314048A (ja) | 空気清浄機 | |
| JPS6058228A (ja) | 空気清浄装置 | |
| JPH06142170A (ja) | 水酸基イオンガスを用いた室内空気清浄器 | |
| CN111068093A (zh) | 一种高压静电雾化空气灭菌净化装置及方法 | |
| JP3129910B2 (ja) | 快適空気発生器とそれを用いた快適住居 | |
| CN203731562U (zh) | 一种空气净化装置 | |
| JP2003147828A (ja) | トイレ用脱臭・殺菌装置 | |
| CN212214262U (zh) | 一种高压静电雾化空气灭菌净化装置 | |
| KR960000650B1 (ko) | 수신기 이온가스를 사용하는 실내공기청정기 | |
| US7618583B2 (en) | Air purifying process | |
| KR102392093B1 (ko) | 뇌파 유도 사운드 발생 및 바이폴라 플라즈마 이온 발생 기능을 갖는 공기 청정 살균기 | |
| EA004732B1 (ru) | Устройство для регенерации воздуха в закрытом помещении | |
| KR20030027362A (ko) | 공기정화기 | |
| KR100562273B1 (ko) | 공기 정화장치 | |
| KR102651073B1 (ko) | 신선 공기 공급기 | |
| CN2159525Y (zh) | 多功能空气净化机 | |
| KR200262735Y1 (ko) | 공기정화기 | |
| CN217876261U (zh) | 一种多功能香薰机 | |
| CN2290801Y (zh) | 室内空气净化消毒除味/加湿器 | |
| JP4771609B2 (ja) | 空気清浄機付きプランター | |
| CN218722222U (zh) | 多功能除湿过滤器 | |
| CN2710640Y (zh) | 多功能空气消毒机 |