JPH06141390A - ホーン型スピーカ - Google Patents

ホーン型スピーカ

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JPH06141390A
JPH06141390A JP28987692A JP28987692A JPH06141390A JP H06141390 A JPH06141390 A JP H06141390A JP 28987692 A JP28987692 A JP 28987692A JP 28987692 A JP28987692 A JP 28987692A JP H06141390 A JPH06141390 A JP H06141390A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase equalizer
sound conduit
horn
sound
concentric
Prior art date
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Pending
Application number
JP28987692A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Yamamoto
和浩 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Obtaining Desirable Characteristics In Audible-Bandwidth Transducers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 位相等価器の開放面において位相がそろわな
いという課題を解決し、滑らかな音圧周波数特性を提供
することを目的とする。 【構成】 位相等価器30には同心円状の複数の音導管
スリット31を有し、それぞれの音導管スリット31を
形成する壁は、単一Rとしかつ、各音導管スリット31
のセンター長は等しく音の放射方向に対して断面積が徐
々に拡大し、入口部と終端の途中において各音導管スリ
ット31を貫通する孔32が設けられている。かつ前記
孔32は、各音導管スリット31の終端部から入口部に
むかって高域限界周波数の半波長以下の長さの位置に設
けることにより位相等価器30の各音導管スリット31
の終端部において反射がおこらず位相等価器30の各音
導管スリット31の終端部とスロートアダプター33あ
るいはホーン34の喉部と整合がはかれ、位相等価器3
0の開放面において位相がそろい滑らかな音圧周波数特
性を実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高音域の周波数特性を改
善したホーン型スピーカに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、業務用スピーカシステムの高音域
再生には高能率再生が可能で、定指向性技術が確立され
ているといった点からホーン型スピーカシステムが一般
的に使用されているが、平坦な周波数特性での広帯域再
生と、高域再生限界周波数の拡大が望まれている。高域
再生限界周波数の拡大に関しての公知の技術としては、
ホーン型スピーカの振動板の比弾性率を大きくし、振動
系重量の軽量化の方向で対応しているが、平坦な周波数
特性での広帯域再生の面では十分な改善ができていると
は言えない。
【0003】以下図面を参照しながら、上述した従来の
ホーン型スピーカについて説明する。図3は従来の後面
放射型のホーン型スピーカの断面を示すものである。図
3において、1はボトムプレートでありセンターポール
部2を有する。3はリング状マグネット、4はトッププ
レートであり、ボトムプレート1とトッププレート4
は、マグネット3を挟持して環状の磁気空隙5を形成す
る。6はボイスコイルで、前記磁気空隙5の中に振動可
能なように吊り下げられている。7はボイスコイル6の
上端部に固着されたアルミニウム、チタン等の金属の薄
い箔で形成されたドーム型振動板で、外周部には一体に
形成されたエッジ8が設けられている。前記エッジ8の
外周部は2枚のスペーサリング9,10で挟持されてい
る。前記ドーム型振動板7の背面には、空隙層11を介
して位相等価器12が配設されセンターポール部2に固
着されている。位相等価器12には同心円状の複数の音
導管スリット13を有し、その開放面はスロートアダプ
ター14を介しホーン15が結合されている。またドー
ム型振動板7の前面には、ドーム型振動板7からの音を
遮蔽するためにカバー16が配置されている。17は吸
音材で、18はセンターポール部2の側面とトッププレ
ート5に接合された遮蔽板である。
【0004】以上のように構成されたホーン型スピーカ
の動作について以下に説明する。まず、磁気空隙5にボ
イスコイル6が吊り下げられており、電気信号が印加さ
れるとボイスコイル6の上端部に固着されたドーム型振
動板7が振動する。このドーム型振動板7の振動エネル
ギーを効率よく、音響エネルギーに変換するために、ド
ーム型振動板7の面積に比べて位相等価器12の同心円
状の複数の音導管スリット13の総面積を小さく絞り、
ドーム型振動板7の機械インピーダンスと音響負荷イン
ピーダンスのマッチングをできるだけ合わせることによ
り、直接放射型スピーカに比べて変換効率を向上させて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の従
来の構成では、位相等価器12の構造において同心円状
に設けた各々の音導管スリット13を形成する壁が単一
Rとした場合位相等価器12の開放面に対して入射角が
一様でないため位相等価器12の各音導管スリット13
の終端部からみたスロートアダプター14あるいはホー
ン15の喉部の放射インピーダンスが異なるために不整
合となり位相等価器12の各音導管スリット13の終端
部において反射がおこり位相等価器12の開放面におい
て位相がそろわず滑らかな音圧周波数特性が実現されな
いという課題を有していた。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
でホーン型スピーカの位相等価器の開放面において位相
をそろえて音圧周波数特性が滑らかになるホーン型スピ
ーカを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明のホーン型スピーカは、磁気回路の磁気空隙に
はまり込むボイスコイルを結合したドーム型振動板の背
面に空隙層を介して磁気回路のセンターポールに接合さ
れた位相等価器の開放面にスロートアダプターを介する
か前記位相等価器の開放面に直結されたホーンから構成
され、前記位相等価器は同心円状の複数の音導管スリッ
トを有し、それぞれの音導管スリットを形成する壁は、
単一Rとしかつ音導のセンター長は等しく音の放射方向
に対して断面積が徐々に拡大し、入口部と終端の途中に
おいて各音導管スリットを貫通する孔を有し、各音導管
スリットを貫通する孔は各音導管スリットの終端部から
入口部にむかって高域限界周波数の半波長以下の長さの
位置に設けた構成を有している。
【0008】
【作用】この構成によって位相等価器の同心円状に設け
た各々の音導管スリットを形成する壁が単一Rとした場
合位相等価器の開放面に対して入射角が一様でなくても
位相等価器の各スリットの終端部において反射がおこら
ず位相等価器の各音導管スリットの終端部とスロートア
ダプターあるいは、ホーン喉部と整合がはかれ、位相等
価器の開放面において位相がそろい滑らかな音圧周波数
特性を実現することができる。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例について図面を参照し
ながら説明する。図1は本発明の一実施例におけるホー
ン型スピーカの断面を示すものである。図1において1
9はボトムプレートでありセンターポール部20を有す
る。21はリング状マグネット、22はトッププレート
であり、ボトムプレート19とトッププレート22は、
マグネット21を挟持して環状の磁気空隙23を形成す
る。24はボイスコイルで、前記磁気空隙23の中に振
動可能なように吊り下げられている。25はボイスコイ
ル24の上端部に固着されたアルミニウム、チタン等の
金属の薄い箔で形成されたドーム型振動板で、外周部に
は一体に形成されたエッジ26が配設されている。前記
エッジ26の外周部は2枚のスペーサリング27,28
で挟持されている。
【0010】前記ドーム型振動板25の背面には、空隙
層29を介して位相等価器30が配置されセンターポー
ル部20に固着されている。位相等価器30には同心円
状の複数の音導管スリット31を有し、それぞれの音導
管スリット31を形成する壁は、単一Rとしかつ、各音
導管スリット31のセンター長は等しく音の放射方向に
対して断面積が徐々に拡大し、入口部と終端の途中にお
いて各音導管スリット31を貫通する孔32が設けられ
ている。また前記孔32は、各音導管スリット31の終
端部から入口部にむかって高域限界周波数の半波長以下
の長さの位置に設けられている。さらに位相等価器30
の開放面はスロートアダプター33を介しホーン34が
結合されている。
【0011】またドーム型振動板25の前面には、ドー
ム型振動板25からの音を遮蔽するためにカバー35が
形成されている。36は吸音材で、37はセンターポー
ル部20の側面とトッププレート22に接合された遮蔽
板である。
【0012】以上のように構成されたホーン型スピーカ
についてその動作を説明する。まず、磁気空隙23にボ
イスコイル24が吊り下げられており、電気信号が印加
されるとボイスコイル24の上端部に固着されたドーム
型振動板25が振動する。このドーム型振動板25の振
動エネルギーを効率よく、音響エネルギーに変換するた
めに、ドーム型振動板25の面積に比べて位相等価器3
0の同心円状の複数の音導管スリット31の総面積を小
さく絞り、ドーム型振動板25の機械インピーダンスと
音響負荷インピーダンスのマッチングをできるだけ合わ
せることにより、直接放射型スピーカに比べて変換効率
を向上させている。また位相等価器30の同心円状に設
けた各々の音導管スリット31を形成する壁の位相等価
器30の開放面に対する入射角が一様でなくても位相等
価器30の各音導管スリット31の終端部において反射
がおこらず位相等価器30の各音導管スリット31の終
端部とスロートアダプター33あるいはホーン34の喉
部と整合がはかれ、位相等価器30の開放面において位
相がそろい滑らかな音圧周波数特性を実現することがで
きる。
【0013】本実施例によるホーン型スピーカの音圧周
波数特性と従来のホーン型スピーカの音圧周波数特性を
図2に比較して示している。
【0014】図2から明らかなように、本実施例による
ホーン型スピーカは、音圧周波数特性が滑らかな点で効
果が得られる。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明は磁気回路の磁気空
隙にはまり込むボイスコイルを結合したドーム型振動板
の背面に空隙層を介して磁気回路のセンターポールに接
合された位相等価器の開放面にスロートアダプターを介
し、または前記位相等価器の開放面に直結されたホーン
から構成され、前記位相等価器は、同心円状の複数の音
導管スリットを有し、それぞれの音響管スリットを形成
する壁は、単一Rとしかつ、各音導管スリットのセンタ
ー長は等しく音の放射方向に対して断面積が徐々に拡大
し、入口部と終端の途中において各音導管スリットを貫
通する孔を設け、かつ各音導管スリットを貫通する孔は
各音導管スリットの終端部から入口部にむかって高域限
界周波数の半波長以下の長さの位置に設けることによ
り、位相等価器の同心円状に設けた各々の音導管スリッ
トを形成する壁が単一Rとした場合位相等価器の開放面
に対して入射角が一様でなくても位相等価器の各スリッ
トの終端部において反射がおこらず位相等価器の各音導
管スリットの終端部とスロートアダプターあるいは、ホ
ーン喉部と整合がはかれ、位相等価器の開放面において
位相がそろい滑らかな音圧周波数特性を実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるホーン型スピーカの
断面図
【図2】本発明によるホーン型スピーカの音圧周波数特
性と従来のホーン型スピーカの音圧周波数特性の特性図
【図3】従来のホーン型スピーカの断面図
【符号の説明】
19 ボトムプレート 20 センターポール部 21 マグネット 22 トッププレート 23 磁気空隙 24 ボイスコイル 25 ドーム型振動板 26 エッジ 27 スペーサリング 28 スペーサリング 29 空隙層 30 位相等価器 31 音導管スリット 32 孔 33 スロートアダプター 34 ホーン 35 カバー 36 吸音材 37 遮蔽板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気回路の磁気空隙にはまり込むボイスコ
    イルを結合したドーム型振動板と、ドーム型振動板の背
    面に空隙層を介して磁気回路のセンターポールに接合さ
    れた位相等価器と、位相等価器の開放面にスロートアダ
    プターを介するか前記位相等価器の開放面に直結された
    ホーンから構成され、前記位相等価器は同心円状の複数
    の音導管スリットを有し、各音導管スリットはそれを形
    成する壁を単一Rとし、センター長は等しく音の放射方
    向に対して断面積が徐々に拡大し、入口部と終端の途中
    において各音導管スリットを貫通する孔を設けた構成と
    するホーン型スピーカ。
  2. 【請求項2】各音導管スリットを貫通する孔は各音導管
    スリットの終端部から入口部にむかって高域限界周波数
    の半波長以下の長さの位置に設けた請求項1記載のホー
    ン型スピーカ。
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