JPH06140079A - 二次電池装置、および充電装置 - Google Patents

二次電池装置、および充電装置

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JPH06140079A
JPH06140079A JP4284822A JP28482292A JPH06140079A JP H06140079 A JPH06140079 A JP H06140079A JP 4284822 A JP4284822 A JP 4284822A JP 28482292 A JP28482292 A JP 28482292A JP H06140079 A JPH06140079 A JP H06140079A
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Japan
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secondary battery
electrode
capacity
battery pack
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JP4284822A
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Ichiro Masuda
一郎 増田
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Denso Ten Ltd
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Denso Ten Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 充電装置に連結して急速充電される二次電池
装置、および、二次電池を充電する充電装置に関し、容
量が異なる複数種類の二次電池装置(二次電池パックま
たは二次電池内蔵型の電気機器)に対しても、共通の充
電装置を用いてそれぞれ適正に急速充電できる二次電池
装置の充電システムを提供することを目的とする。 【構成】 充電用電極21に直列に接続された二次電池
22を収納し、充電電圧の低下を検知して急速充電を完
了する急速充電回路12を有する充電装置10を用いて
二次電池22を急速充電する二次電池装置20におい
て、二次電池22の急速充電が実施される状態で、充電
装置10側の検出電極13に接触する送出電極23と、
送出電極23に接続された回路要素24と、を有し、か
つ、回路要素24には、二次電池22の容量に応じた固
有値が付与されている構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、充電装置に連結して急
速充電される二次電池装置、および、二次電池を充電す
る充電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】充電装置とは切り離して単独で自由に持
ち運び、商業電源を利用できない場所でもそのまま使用
可能な各種の電気機器、例えば、携帯用無線機やノート
型パソコンが実用化されている。これらの電気機器のい
くつかは、電気機器の内部に二次電池を固定して設ける
が、他のいくつかは、繰り返し充電して再使用が可能な
二次電池パックを着脱自在に取り付けている。
【0003】そして、前者の内蔵型では、専用の充電装
置に電気機器を接続して二次電池の充電を行うが、後者
の着脱型では、通常、電気機器から取り外した二次電池
パック単体を専用の充電装置に連結して充電する方法
と、電気機器に二次電池パックを取り付けたままの状態
で、電気機器を専用の充電装置に連結して充電する方法
の一方を任意に選択できる。ただし、携帯用ビデオカメ
ラ等では、二次電池パック単体でのみ充電を可能として
いる場合もある。
【0004】これらの充電装置は、一般的には、家庭用
の100V電源を接続した据え置き型に構成され、電気
機器を使用しない時間を用いて電気機器を充電装置に連
結して、あるいは電気機器に代わりの二次電池パックを
装着して取り外した二次電池パックを充電装置に連結し
て、二次電池を充電する。
【0005】これらの充電装置における一般的な充電プ
ロセスは、例えば、二次電池の全容量を30分で充電で
きる大きさの一定電流を二次電池に供給して充電する急
速充電過程と、急速充電過程に引き続いて、急速充電過
程の10〜20%の大きさの一定電流を二次電池に供給
して充電する通常充電過程とで構成され、急速充電過程
から通常充電過程への移行は、充電装置に内蔵された充
電電圧の検知回路が−ΔVと呼ばれる充電電圧の低下を
検知した段階で実施される。
【0006】−ΔVと呼ばれる充電電圧の低下は、ニッ
ケル−カドミウム電池等の限られた種類の二次電池の充
電において観察される特異な現象であって、放電完了ま
たは放電途中の状態から比較的大きな一定電流で二次電
池に充電を続けていると、次第に充電電圧が上昇する
が、二次電池内部の活物質の再生完了に伴って二次電池
の内部抵抗が一時的に下がり、これにより、充電完了の
直前に突然、わずかな充電電圧の低下が観察される現象
である。
【0007】例えば、600mAhの容量のニッケル−カ
ドミウム電池を完全な放電状態から600mAの一定電流
を用いて急速充電すると、急速充電の開始後、約1時間
で−ΔVが検知されて、急速充電が60mAの通常充電に
切り替わる。
【0008】内部の活物質の再生が完了した二次電池を
そのままにして、さらに急速充電を継続すると、供給電
力がそのまま二次電池内でジュール熱に変換されて内部
発熱を起こし、二次電池の内圧が上昇して内部の電極構
造が変形する等、危険な状態になる。
【0009】従って、充電装置にはタイマーを用いた安
全回路が併設され、急速充電開始後一定時間が経過する
と、仮に−ΔVが検知されなくても、強制的に急速充電
を中止させて通常充電に切り替える。これにより、万が
一、−ΔVを検知し損なっても二次電池が危険な状態に
陥る前に急速充電を中止する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】電気機器では、それぞ
れ容量の異なる複数種類の二次電池パックを利用できる
ことが望ましい。電気機器の予想される使用時間を満た
す最も軽量な(容量の少ない)二次電池パックを選択す
ることで、電気機器の重量が軽減され、持ち運びが楽に
なるとともに操作の機動性が増す。
【0011】しかし、それぞれ容量の異なる二次電池パ
ックに対しては、上述のタイマーを用いた安全回路が十
分に働かない問題がある。例えば、容量がそれぞれ60
0mAh、1200mAh、1800mAhの3種類の二次電
池パックを同一の充電装置を用いて充電する場合、60
0mAhの二次電池パックに適合させて1時間の急速充電
限界を設定すると、完全に放電した1800mAhの二次
電池パックでは、充電量が半分にも満たない段階で急速
充電が中止されてしまう。また、逆に、1800mAhの
二次電池パックに適合させて3時間の急速充電限界を設
定すると、600mAhの二次電池パックで−ΔVを検知
し損なうと、一杯に充電された後も2時間近く急速充電
が継続されることになり、安全回路を設けた意味が失わ
れる。
【0012】このような問題を解決するために、二次電
池パックの連結部分の設計を容量に応じてそれぞれ異な
らせ、充電装置側の1種類の二次電池パック専用の連結
場所では、別の種類の二次電池パックの充電を不可能に
する方法が考えられた。すなわち、充電装置に複数の二
次電池パック連結場所を設け、それぞれの場所にそれぞ
れ設定時間の異なるタイマーを設ける。しかし、この方
法では、充電装置の外観設計に対する制約が大きく、急
速充電回路やタイマーも別々に独立して設ける必要があ
る。
【0013】また、充電装置に対する二次電池パックの
連結部分の外観を共通化して電極配置だけを異ならせ、
充電装置側の共通の連結場所に電極だけを多数配置し、
容量別の固有の電極を通じて複数種類の二次電池パック
をそれぞれ充電する方法が考えられた。しかし、この方
法でも、急速充電回路やタイマーの共有が困難であるこ
とは改善されない。
【0014】一方、操作者が充電開始時に二次電池の容
量に応じてタイマーを設定し直す方法もあるが、充電操
作を煩雑にするばかりか、誤操作の可能性もある。
【0015】同様に、二次電池パックを使用しないで、
二次電池が電気機器に固定内蔵されている場合でも、電
気機器の消費電力と予想される使用時間に基づいて種々
の容量の二次電池が選択され得る。しかし、充電装置に
タイマーを用いた安全回路が設けられている場合、二次
電池の容量の異なる電気機器に対して共通の充電装置を
利用できない。
【0016】本発明の目的は、容量が異なる複数種類の
二次電池装置(二次電池パックまたは二次電池内蔵型の
電気機器)に対しても、共通の充電装置を用いてそれぞ
れ適正に急速充電できる二次電池装置、および、二次電
池装置に組合わせて充電システムを構成する充電装置を
提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の基本的
な構成の説明図である。図1において、請求項1の二次
電池装置は、充電用電極21に直列に接続された二次電
池22を収納し、充電電圧の低下を検知して急速充電を
完了する急速充電回路12を有する充電装置10を用い
て前記二次電池22を急速充電する二次電池装置20に
おいて、前記二次電池22の急速充電が実施される状態
で、前記充電装置10側の検出電極13に接触する送出
電極23と、該送出電極23に接続された回路要素24
と、を有し、かつ、前記回路要素24には、前記二次電
池22の容量に応じた固有値が付与されているものであ
る。
【0018】例えば、回路要素24を抵抗器で構成し、
二次電池22の容量に応じた固有の抵抗値を付与してお
けば、充電装置10側では、この抵抗値を検知して、二
次電池22の容量を識別できる。
【0019】請求項2の充電装置は、充電電圧の低下を
検知して急速充電を中止する急速充電回路12を備え、
二次電池装置20に連結した状態で前記二次電池22を
急速充電する充電装置10において、前記二次電池22
の急速充電が実施される状態で、前記二次電池装置20
側の送出電極23に接触する検出電極13と、該検出電
極13を通じて、前記送出電極23に接続された回路要
素24の固有値を識別する識別手段14と、識別された
固有値に応じた時間間隔を設定して、急速充電の開始
後、該時間間隔が経過すれば、充電電圧の低下が検知さ
れる以前でも急速充電を強制的に中止させる安全手段1
5と、を設けたものである。
【0020】
【作用】請求項1の二次電池装置では、−ΔVが検知さ
れない場合に一律不変の時間間隔で急速充電を中止させ
るのではなく、二次電池装置20に設けた回路要素24
の固有値を充電装置10側で検知して二次電池22の容
量を識別し、二次電池22の容量に応じた適正な時間間
隔を用いて急速充電を中止させる。
【0021】回路要素24は、例えば、抵抗器、コイ
ル、コンデンサ、ダイオードで構成できる。この場合、
それぞれ抵抗値、リアクタンス、容量、個数(電圧降下
量)を二次電池22の容量に応じて設定できる。
【0022】例えば、回路要素24を抵抗器とした場
合、識別手段の一例は、回路要素に一定電流を供給して
回路要素の電圧降下を計測する手段である。
【0023】請求項2の充電装置では、請求項1の二次
電池装置20に設けた回路要素24の固有値を検知し
て、二次電池22の容量を識別し、二次電池22の容量
に応じた限界時間で急速充電を強制的に中止させる。
【0024】急速充電回路12は、二次電池22を急速
充電するための一定電流を給電用電極11を通じて二次
電池装置20側に供給すると同時に、出力電圧(二次電
池22の充電電圧とみなす)を検知して記憶し、現在の
出力電圧をそれまでの出力電圧と比較し、−ΔVに相当
する出力電圧の低下が確認された時点で、急速充電を中
止する。急速充電の中止後は、充電を継続しても二次電
池22に害のない水準の充電電流に切り替えて、そのま
ま充電を継続してもよい。
【0025】識別手段14には、二次電池装置20に設
けた回路要素24の種類に応じた固有値の識別機能が付
与される。
【0026】安全手段15は、急速充電の開始を検知し
て時間計測を開始し、急速充電の継続時間を計測する。
安全手段15は、また、識別手段14の出力に応じて1
つの時間間隔を設定し、急速充電の継続時間がこの時間
間隔に達すると、急速充電回路に働きかけて、急速充電
を強制的に中止させる。
【0027】
【実施例】図2は実施例の携帯用無線機の充電システム
の説明図、図3は図2の充電システムにおける制御の説
明図である。図3中、(a) は充電電圧の線図、(b) は充
電電流の線図である。
【0028】ここでは、二次電池パックに設けた抵抗器
の抵抗値を充電装置側で検知して、二次電池の容量を識
別する。また、−ΔVの検知による急速充電の制御、二
次電池の容量識別、二次電池の容量に応じた限界時間に
よる急速充電の制御は、同一の1チップマイクロコンピ
ュータにより行う。
【0029】図2において、二次電池パック50は、無
線機本体60に着脱可能に接続されており、充電器30
は、無線機本体60から取り外した二次電池パック50
単体でも、無線機本体60に接続したままの二次電池パ
ック50でも、充電器30の凹所49に二次電池パック
50の底部を挿入した状態で、共通の電極構造によって
二次電池パック50に内蔵された二次電池51を充電で
きる。
【0030】二次電池パック50は、無線機本体の連続
発信可能時間が30分間で容量が600mAhのものであ
る。二次電池パックは、この他に60分間用の容量12
00mAhのもの、90分間用の容量1800mAhのもの
を利用できる。これら3種類の二次電池パック(50)
には、それぞれ固有の抵抗値を有する抵抗器が内蔵され
る。すなわち、容量600mAhのものには10kΩの抵
抗器、容量1200mAhのものには20kΩの抵抗器、
容量1800mAhのものには30kΩの抵抗器がそれぞ
れ内蔵される。
【0031】充電装置30は、この3種類の二次電池パ
ック(50)を凹所49で共通の電極構造を用いて充電
する。充電装置30は、二次電池パック(50)に設け
た抵抗器の抵抗値を識別して、二次電池(51)の容量
に応じた急速充電の限界時間を設定する。すなわち、容
量600mAhのものに対して70分間、容量1200mA
hのものに対して130分間、容量1800mAhのもの
に対して190分間をそれぞれ設定する。
【0032】二次電池パック50は、容量600mAhの
二次電池51と抵抗値10kΩの抵抗器R8を内蔵す
る。二次電池パック50の底部には、充電用電極52、
53と送出電極54が配置され、接地側の充電電極53
は送出電極54に対する接地側電極を兼ねる。充電用電
極52、53と送出電極54は、隣接させて、同様な寸
法形状に形成されており、充電装置30の凹所49に二
次電池パック50の底部を挿入する操作によって、それ
ぞれ確実に充電装置30側の相当する電極38、39、
40に接触して通電状態が確保される。
【0033】二次電池51は充電用電極52、53の間
に、抵抗器R8は送出電極54と充電用電極53の間に
それぞれ直列に接続される。二次電池51の両端は、無
線機本体60側へ電力供給する端子55、56に配線さ
れる。端子55、56は、無線器本体60に二次電池パ
ックを接続した状態で、無線機本体60側の電極65、
66にそれぞれ接続される。
【0034】充電装置30は、家庭用のAC100Vコ
ンセントに接続して電源を得るプラグ31、変圧器3
2、整流器33、整流器33の出力から急速充電を行う
ための600mAの一定電流を形成する定電流回路35、
充電中および充電完了を操作者に通知する充電インジケ
ータ36、制御用の5V電源を供給するレギュレータ3
7、1チップマイクロコンピュータ41、1チップマイ
クロコンピュータ41で制御される切替器34、抵抗器
R1、R2、R3を含む。また、充電装置30の上部に
設けた凹所の底部には、二次電池パック50側の相当す
る電極に対応させて、給電用電極38、接地電極39、
受信電極40が配置される。
【0035】1チップマイクロコンピュータ41は、A
/D変換部43、出力部42、演算部44、RAM4
5、ROM46、切替部47を含む。
【0036】1チップマイクロコンピュータ41は、最
初、切替部47をCH2に接続しており、A/D変換部
43は、10kΩの抵抗器R4を通じて+5Vをそのま
ま検知する。ここで、充電装置30に二次電池パック5
0が接続されると、二次電池パック50側の10kΩの
抵抗器R8を通じて電流が流れて、A/D変換部43
は、抵抗器R4、R8で分圧された2.5Vを検知す
る。この信号によって急速充電プログラムが開始され
る。1チップマイクロコンピュータ41は、この2.5
Vの電圧から急速充電の限界時間を70分に設定して時
間計測を開始するとともに、切替器34を600mA側に
切り替える。これにより、給電用電極38を通じて二次
電池パック50側に600mAの一定電流が供給開始され
る。
【0037】また、同時に、1チップマイクロコンピュ
ータ41の切替部47がCH1に切り替わり、抵抗器R
1、R2で分割された出力電圧(二次電池51の充電電
圧とみなす)がA/D変換部43に入力される。これ以
後、1チップマイクロコンピュータ41は、刻々の出力
電圧を検知して記憶し、現在の出力電圧をこれまでの出
力電圧に比較して、−ΔVに相当する電圧低下が確認さ
れると、その時点で急速充電プログラムを中止する。す
なわち、切替部47をCH2側に接続するとともに、切
替器34を抵抗器R3を通じた60mA側に切り替える。
これにより、充電完了した状態で充電を継続しても二次
電池51に害を与える心配のない60mAの水準で充電が
継続される。
【0038】図3(b) において、二次電池には、最初、
600mAの一定電流が供給されて急速充電が行われる。
二次電池が図3(a) の通常特性C1に従って充電される
場合には、充電の進行とともに充電電圧は次第に上昇す
るが、充電完了に伴って−ΔVに相当する充電電圧の降
下が観察される。そこで、この時点T1で、充電電流を
60mAに切り替える。
【0039】一方、二次電池が図3(a) の異常特性C2
に従って充電された場合には、充電完了しても−ΔVに
相当する充電電圧の降下が観察されない。そこで、最初
に定めた急速充電の限界時間T0で強制的に充電電流を
60mAに切り替える。
【0040】図4は、別の実施例の二次電池パックの説
明図である。ここでは、抵抗器の代わりにダイオードが
使用され、抵抗値の代わりに順方向の電圧降下を用いて
固有の値を設定する。
【0041】図4において、二次電池パック50の底部
には充電用電極52、53および送出電極54が配置さ
れ、送出電極54に対する接地側電極は充電用電極53
で共用する。送出電極54と充電用電極53の間には、
(a) の600mAhの二次電池パック50の場合には1
個、(b) の1200mAhの二次電池パック50の場合に
は2個、(c) の1800mAhの二次電池パック50の場
合には3個のダイオードが順方向に接続される。
【0042】充電装置側では、送出電極54と充電用電
極53の間に電流を通じて、その電圧降下が0.7Vの
場合には(a) の600mAhの二次電池パック50、1.
4Vの場合には(b) の1200mAhの二次電池パック5
0、2.1Vの場合には(c)の1800mAhの二次電池
パック50であるとそれぞれ識別し、適正な急速充電の
限界時間を設定する。
【0043】
【発明の効果】請求項1の二次電池装置によれば、充電
装置側で仮に−ΔVを検知し損ねた場合でも、二次電池
の容量に応じた適正な時間間隔で急速充電が中止され
る。従って、二次電池が充電完了した後も急速充電が継
続されて、二次電池の内部構造に損害を与える心配がな
く、容量の大きな二次電池が充電不十分なまま充電完了
と誤認される心配もない。
【0044】また、二次電池パックや二次電池を内蔵し
た電気機器の充電装置に対する連結部分に簡単な電極構
造を追加するだけで、種々の容量の二次電池に対して、
共通の充電装置の共通の連結場所で共通の電極構造を用
いて適正な充電が可能であるから、二次電池装置の共通
化、標準化が容易で、二次電池装置の外観設計に対する
制約も少なくて済む。
【0045】請求項2の充電装置によれば、仮に−ΔV
を検知し損ねた場合でも、二次電池の容量に応じた適正
な時間間隔で急速充電が中止される。従って、二次電池
が充電完了した後も急速充電が継続されて、二次電池の
内部構造に損害を与える心配がなく、容量の大きな二次
電池について、充電不十分なまま充電完了と誤認する心
配もない。また、急速充電状態の継続によって無駄な電
力を消費することもない。
【0046】また、二次電池パックや二次電池を内蔵し
た電気機器の充電装置に対する連結部分に簡単な電極構
造を追加するだけで、種々の容量の二次電池に対して、
共通の充電装置の共通の連結場所で共通の電極構造を用
いて適正な充電が可能であるから、充電装置共通化、標
準化が容易で、充電装置の外観設計に対する制約も少な
くて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的な構成の説明図である。
【図2】実施例の携帯用無線機の充電システムの説明図
である。
【図3】図2の充電システムにおける制御の説明図であ
る。
【図4】別の実施例の二次電池パックの説明図である。
【符号の説明】
10 充電装置 11 給電用電極 12 急速充電回路 13 検出電極 14 識別手段 15 安全手段 20 二次電池装置 21 充電用電極 22 二次電池 23 送出電極 24 回路要素

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充電用電極(21)に直列に接続された
    二次電池(22)を収納し、充電電圧の低下を検知して
    急速充電を完了する急速充電回路(12)を有する充電
    装置(10)を用いて前記二次電池(22)を急速充電
    する二次電池装置(20)において、 前記二次電池(22)の急速充電が実施される状態で、
    前記充電装置(10)側の検出電極(13)に接触する
    送出電極(23)と、 該送出電極(23)に接続された回路要素(24)と、 を有し、かつ、 前記回路要素(24)には、前記二次電池(22)の容
    量に応じた固有値が付与されていることを特徴とする二
    次電池装置。
  2. 【請求項2】 充電電圧の低下を検知して急速充電を中
    止する急速充電回路(12)を備え、二次電池装置(2
    0)に連結した状態で前記二次電池(22)を急速充電
    する充電装置(10)において、 前記二次電池(22)の急速充電が実施される状態で、
    前記二次電池装置(20)側の送出電極(23)に接触
    する検出電極(13)と、 該検出電極(13)を通じて、前記送出電極(23)に
    接続された回路要素(24)の固有値を識別する識別手
    段(14)と、 識別された固有値に応じた時間間隔を設定して、急速充
    電の開始後、該時間間隔が経過すれば、充電電圧の低下
    が検知される以前でも急速充電を強制的に中止させる安
    全手段(15)と、 を設けたことを特徴とする充電装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002536945A (ja) * 1999-01-26 2002-10-29 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) 電子機器及び接続された電池間で通信を行う方法及び装置
JP2013046477A (ja) * 2011-08-23 2013-03-04 Panasonic Corp 電動車両用充電装置

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