JPH0613899Y2 - コンクリ−ト削孔装置 - Google Patents
コンクリ−ト削孔装置Info
- Publication number
- JPH0613899Y2 JPH0613899Y2 JP1986104180U JP10418086U JPH0613899Y2 JP H0613899 Y2 JPH0613899 Y2 JP H0613899Y2 JP 1986104180 U JP1986104180 U JP 1986104180U JP 10418086 U JP10418086 U JP 10418086U JP H0613899 Y2 JPH0613899 Y2 JP H0613899Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tip
- attached
- core body
- soundproof cover
- rotary shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Drilling And Exploitation, And Mining Machines And Methods (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、コンクリートを削孔するための装置に関す
るものである。
るものである。
「従来の技術、考案が解決せんとする問題点」 従来のコンクリート削孔装置として、空冷式ドリル、或
いは水冷式ドリル等が知られているが、防音対策が施さ
れていないために騒音が激しく、近隣住民に騒音公害を
もたらすと共に、空冷式ドリルでは粉塵が著しいため作
業の障害となり、また水冷式ドリルでは冷却水を周囲に
飛散させるため、室内作業などにおいて水害の問題を生
ずるなどの課題があった。
いは水冷式ドリル等が知られているが、防音対策が施さ
れていないために騒音が激しく、近隣住民に騒音公害を
もたらすと共に、空冷式ドリルでは粉塵が著しいため作
業の障害となり、また水冷式ドリルでは冷却水を周囲に
飛散させるため、室内作業などにおいて水害の問題を生
ずるなどの課題があった。
「問題点を解決するための手段」 この考案は前記従来の課題を解決するためにを提案する
ものである。
ものである。
「実施例」 以下この考案を図面に示す実施例について説明すると、
後端に握りハンドル1を設けた推軸2の先端にモーター
3が取付けられ、このモーター3の回転軸に連結した回
転軸4の先端部周囲には、円筒状のコアーボデイ5が取
付けられている。
後端に握りハンドル1を設けた推軸2の先端にモーター
3が取付けられ、このモーター3の回転軸に連結した回
転軸4の先端部周囲には、円筒状のコアーボデイ5が取
付けられている。
コアーボデイ5は、その先端部周囲にダイヤモンドビッ
ト6が取付けられており、その内部において周囲に振れ
止め支持板7を取付けたガイドピン8に支持されてお
り、このガイドピン8は回転軸4の先端に着脱自在に、
かつバネ9に後端を弾力的に支持されて伸縮自在に取付
けられている。
ト6が取付けられており、その内部において周囲に振れ
止め支持板7を取付けたガイドピン8に支持されてお
り、このガイドピン8は回転軸4の先端に着脱自在に、
かつバネ9に後端を弾力的に支持されて伸縮自在に取付
けられている。
推軸2には、モーター3乃至コアーボデイ5まで一連に
連なる掘削部の周囲を囲む円筒状の防音カバー10がそ
の後端部において防水シール11を介してスライド自在
に取付けられ、防音カバー10の先端開口周囲にはゴム
等の軟弾性材料で成形された断面円弧型の円環状の吸盤
12が取付けられている。
連なる掘削部の周囲を囲む円筒状の防音カバー10がそ
の後端部において防水シール11を介してスライド自在
に取付けられ、防音カバー10の先端開口周囲にはゴム
等の軟弾性材料で成形された断面円弧型の円環状の吸盤
12が取付けられている。
防音カバー10の周囲には給水弁13及び配水弁14が
設けられ、これらに給水管15及び排水管16が接続さ
れており、また防音カバー10の上面にはオバーフロー
排水口17が設けられている。
設けられ、これらに給水管15及び排水管16が接続さ
れており、また防音カバー10の上面にはオバーフロー
排水口17が設けられている。
また、上記構成の削孔機により削孔を貫通する場合に
は、これに対応したコンクリート構造物Kの背面に容器
状に形成した防水受18を取付ける。
は、これに対応したコンクリート構造物Kの背面に容器
状に形成した防水受18を取付ける。
防水受18はその先端開口に上記吸盤12と同様の吸盤
19が取付けられ、周囲には排水口20が設けられ、こ
れに排水管21が接続されている。
19が取付けられ、周囲には排水口20が設けられ、こ
れに排水管21が接続されている。
「考案の作用」 上記構成の削孔装置によりコンクリート構造物Kを削孔
する際には、先ずガイドピン8の先端をコンクリート面
の削孔中心に合わせて芯出しした上で、モーター3を駆
動して推軸2を前方に押圧し、回転するコアーボデイ5
によってコンクリート面に10mm前後の深さの円形切込み
を入れる予備切削を行う。
する際には、先ずガイドピン8の先端をコンクリート面
の削孔中心に合わせて芯出しした上で、モーター3を駆
動して推軸2を前方に押圧し、回転するコアーボデイ5
によってコンクリート面に10mm前後の深さの円形切込み
を入れる予備切削を行う。
この予備切削後、ガイドピン8を支持板7と共に回転軸
4から抜き取り、この状態で内部が空になったコアーボ
デイ5の先端を上記円形切込みに嵌合する。
4から抜き取り、この状態で内部が空になったコアーボ
デイ5の先端を上記円形切込みに嵌合する。
次いで、防音カバー10の先端部をコンクリート面に押
圧して吸盤12により吸着し、先端開口を密閉した状態
でこの防音カバー10内に給水弁13から水を供給し、
排水口17から溢れるまで一杯に充填し、給水を続けな
がら排水弁14を開いて排水管16から排水し、防音カ
バー10内を絶えず循環させる。
圧して吸盤12により吸着し、先端開口を密閉した状態
でこの防音カバー10内に給水弁13から水を供給し、
排水口17から溢れるまで一杯に充填し、給水を続けな
がら排水弁14を開いて排水管16から排水し、防音カ
バー10内を絶えず循環させる。
そして、この状態でモーター3を駆動すると共に、ハン
ドル1を把持して推軸2を前方に押圧し、回転するコア
ーボデイ5によってコンクリートを削孔する。
ドル1を把持して推軸2を前方に押圧し、回転するコア
ーボデイ5によってコンクリートを削孔する。
この削孔を貫通する場合には、これに対応したコンクリ
ート構造物1の背面に防水受17を、その先端の吸盤1
8によって吸着保持しておき、これによって削孔貫通時
に背面側に流出する水を受けて排水口20から排水管2
1により排水する。
ート構造物1の背面に防水受17を、その先端の吸盤1
8によって吸着保持しておき、これによって削孔貫通時
に背面側に流出する水を受けて排水口20から排水管2
1により排水する。
また、削孔を貫通しない場合には、残ったコンクリート
コアーの周囲の円形切削溝にクサビ等を打込んで中途で
折り取り除去することにより、適宜深さの穴を形成する
ことができる。
コアーの周囲の円形切削溝にクサビ等を打込んで中途で
折り取り除去することにより、適宜深さの穴を形成する
ことができる。
このように削孔部の周囲を水を充満した防音カバー10
で覆うことにより、削孔時の騒音を著しく緩和し、低騒
音、低振動でしかも粉塵を発生させることなく確実に削
孔することができる。
で覆うことにより、削孔時の騒音を著しく緩和し、低騒
音、低振動でしかも粉塵を発生させることなく確実に削
孔することができる。
更に、使用する水も順次排水管16から排水されるた
め、周囲に飛散することなく作業環境をドライ状態に維
持して排水処理することができ、また防音カバー10内
を循環する水により切粉を排出し、かつコアーボデイ5
を冷却することができる。
め、周囲に飛散することなく作業環境をドライ状態に維
持して排水処理することができ、また防音カバー10内
を循環する水により切粉を排出し、かつコアーボデイ5
を冷却することができる。
「考案の効果」 以上の通りこの考案によれば、掘削部の周囲を囲む円筒
状の防音カバーをその先端の吸盤によりコンクリート面
に吸着させ、密閉状態でその内部に水を満たして常時循
環させながら削孔を行うことができ、削孔時の騒音を著
しく低減して、騒音、振動、粉塵などの問題を生ずるこ
となく円滑に削孔することができると共に、防音カバー
内の水は順次排水管により切粉と共に排水されるため、
周囲に飛散することなく作業環境をドライ状態に維持し
て排水処理することができ、また防音カバー内を循環す
る水によりコアーボデイを冷却することができる。
状の防音カバーをその先端の吸盤によりコンクリート面
に吸着させ、密閉状態でその内部に水を満たして常時循
環させながら削孔を行うことができ、削孔時の騒音を著
しく低減して、騒音、振動、粉塵などの問題を生ずるこ
となく円滑に削孔することができると共に、防音カバー
内の水は順次排水管により切粉と共に排水されるため、
周囲に飛散することなく作業環境をドライ状態に維持し
て排水処理することができ、また防音カバー内を循環す
る水によりコアーボデイを冷却することができる。
また、コアーボデイの内部には周囲に振れ止め支持板を
取付けたガイドピンが回転軸の先端に着脱自在に、かつ
バネに後端を弾力的に支持されて伸縮自在に取付けられ
ているので、コンクリート構造物を削孔する際に、ガイ
ドピンの先端をコンクリート面の削孔中心に合わせて芯
出しした上で、回転するコアーボデイによってコンクリ
ート面に比較的浅い深さの円形切込みを入れる予備切削
を行うことが可能とな利、予備掘削後はガイドピンを取
り外して本削孔を行うことができる。
取付けたガイドピンが回転軸の先端に着脱自在に、かつ
バネに後端を弾力的に支持されて伸縮自在に取付けられ
ているので、コンクリート構造物を削孔する際に、ガイ
ドピンの先端をコンクリート面の削孔中心に合わせて芯
出しした上で、回転するコアーボデイによってコンクリ
ート面に比較的浅い深さの円形切込みを入れる予備切削
を行うことが可能とな利、予備掘削後はガイドピンを取
り外して本削孔を行うことができる。
図はこの考案の削孔装置により予備切削する状態を示す
縦断面図である。 2……推軸、3……モーター、4……回転軸、5……コ
アーボデイ、10……防音カバー、12……吸盤、15
……給水管、16……排水管、K……鉄筋コンクリート
構造物。
縦断面図である。 2……推軸、3……モーター、4……回転軸、5……コ
アーボデイ、10……防音カバー、12……吸盤、15
……給水管、16……排水管、K……鉄筋コンクリート
構造物。
Claims (1)
- 【請求項1】推軸の先端にモーターによって回転する回
転軸を取付け、この回転軸の先端部に円筒状のコアーボ
デイを取付け、前記推軸にはコアーボデイの周囲を囲む
円筒状の防音カバーをスライド自在に取付け、前記防音
カバーの先端開口周囲に軟弾性材料で成形された断面円
弧型の円環状の吸盤を取付け、前記防音カバーに給水管
及び排水管を接続し、前記コアーボデイの内部には周囲
に振れ止め支持板を取付けたガイドピンが前記回転軸の
先端に着脱自在に、かつバネに後端を弾力的に支持され
て伸縮自在に取付けられていることを特徴とするコンク
リート削孔装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986104180U JPH0613899Y2 (ja) | 1986-07-07 | 1986-07-07 | コンクリ−ト削孔装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986104180U JPH0613899Y2 (ja) | 1986-07-07 | 1986-07-07 | コンクリ−ト削孔装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS639389U JPS639389U (ja) | 1988-01-21 |
JPH0613899Y2 true JPH0613899Y2 (ja) | 1994-04-13 |
Family
ID=30977439
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986104180U Expired - Lifetime JPH0613899Y2 (ja) | 1986-07-07 | 1986-07-07 | コンクリ−ト削孔装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0613899Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5410903U (ja) * | 1977-06-23 | 1979-01-24 |
-
1986
- 1986-07-07 JP JP1986104180U patent/JPH0613899Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS639389U (ja) | 1988-01-21 |
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