JPH0613846B2 - 内燃機関のオイル交換時期通報装置 - Google Patents
内燃機関のオイル交換時期通報装置Info
- Publication number
- JPH0613846B2 JPH0613846B2 JP9623085A JP9623085A JPH0613846B2 JP H0613846 B2 JPH0613846 B2 JP H0613846B2 JP 9623085 A JP9623085 A JP 9623085A JP 9623085 A JP9623085 A JP 9623085A JP H0613846 B2 JPH0613846 B2 JP H0613846B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- metal thin
- thin film
- film resistors
- internal combustion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M11/00—Component parts, details or accessories, not provided for in, or of interest apart from, groups F01M1/00 - F01M9/00
- F01M11/10—Indicating devices; Other safety devices
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、内燃機関のオイルの劣化度合を検出し、ユー
ザにオイルの交換時期を通報する装置に関する。
ザにオイルの交換時期を通報する装置に関する。
従来、実開昭59−88207号公報において、エンジ
ンオイルの劣化にともなって生ずる酸性物質による腐食
により電気抵抗が増大あるいは、断線する複数の導電線
をオイル劣化センサとして使用し、かつ上記複数の導電
線は、それぞれ腐食速度が異なるものを選ぶことによ
り、オイルの劣化度合に応じて表示器を点燈させる内燃
機関のオイル交換時期通報装置が知られている。
ンオイルの劣化にともなって生ずる酸性物質による腐食
により電気抵抗が増大あるいは、断線する複数の導電線
をオイル劣化センサとして使用し、かつ上記複数の導電
線は、それぞれ腐食速度が異なるものを選ぶことによ
り、オイルの劣化度合に応じて表示器を点燈させる内燃
機関のオイル交換時期通報装置が知られている。
上記公報のものは、オイルの劣化度合があるレベルに達
すると、まず腐食速度の速い導電線が断線あるいは抵抗
増大し、青ランプ12(上記公報の図面、明細書に付さ
れた符号を示す。)が点燈する。そしてさらにオイル劣
化が進み交換時期に達すると腐食速度の遅い導電線が断
線、あるいは抵抗増大し赤ランプ13が点燈する。よっ
て青ランプ12は、赤ランプ13が点燈するまで点燈を
継続するため、バッテリ20の負荷を増大させるという
不具合がある。
すると、まず腐食速度の速い導電線が断線あるいは抵抗
増大し、青ランプ12(上記公報の図面、明細書に付さ
れた符号を示す。)が点燈する。そしてさらにオイル劣
化が進み交換時期に達すると腐食速度の遅い導電線が断
線、あるいは抵抗増大し赤ランプ13が点燈する。よっ
て青ランプ12は、赤ランプ13が点燈するまで点燈を
継続するため、バッテリ20の負荷を増大させるという
不具合がある。
また、上記公報のものは、オイル交換の毎に、オイル劣
化センサも交換しなければならないため、部品の交換費
用がかかり不経済であり、しかも煩雑な交換作業がその
都度必要になるという問題がある。
化センサも交換しなければならないため、部品の交換費
用がかかり不経済であり、しかも煩雑な交換作業がその
都度必要になるという問題がある。
本発明は、上記点に鑑み、オイルの交換を所定の複数回
行う間は、オイル中に浸漬されるオイル劣化検出部を交
換不用にし、実用性の高い内燃機関のオイル交換時期通
報を提供するためになされたものである。
行う間は、オイル中に浸漬されるオイル劣化検出部を交
換不用にし、実用性の高い内燃機関のオイル交換時期通
報を提供するためになされたものである。
そこで本発明は膜厚がそれぞれ異なり、かつそれぞれが
電気的に並列接続され、内燃機関のオイル中に浸漬され
る複数の金属薄膜抵抗体と、 この複数の金属薄膜抵抗体を保持し、前記オイルを収納
する部材に取付けられる保持部材と、 前記複数の金属薄膜抵抗体に電気エネルギーを供給する
電源と、 前記金属薄膜抵抗体の抵抗値が所定値より大きくなると
オイル交換信号を出力する検出手段と、 この検出手段からオイル交換信号を受けて、オイルの交
換を使用者に報知せしめる報知手段と、 前記検出手段を前記複数の金属薄膜抵抗体のそれぞれに
選択接続せしめるスイッチ手段とを具備するという技術
手段を採用する。
電気的に並列接続され、内燃機関のオイル中に浸漬され
る複数の金属薄膜抵抗体と、 この複数の金属薄膜抵抗体を保持し、前記オイルを収納
する部材に取付けられる保持部材と、 前記複数の金属薄膜抵抗体に電気エネルギーを供給する
電源と、 前記金属薄膜抵抗体の抵抗値が所定値より大きくなると
オイル交換信号を出力する検出手段と、 この検出手段からオイル交換信号を受けて、オイルの交
換を使用者に報知せしめる報知手段と、 前記検出手段を前記複数の金属薄膜抵抗体のそれぞれに
選択接続せしめるスイッチ手段とを具備するという技術
手段を採用する。
本発明装置は、オイル特性の1つである。全酸価度(即
ち、オイルの劣化によって生成する酸性成分の量)が、
エンジンオイルの劣化度に相関があることに、着目して
なされたものである。この作用としては、オイルの劣
化、即ち全酸価度の増加により、オルミナなどの基板上
に設けられた、複数の同一材質からなる金属薄膜抵抗体
が、同一速度で表面から腐食され、順次膜厚の薄いもの
から抵抗値が増大する事を利用し、オイルの劣化度合を
検知する。
ち、オイルの劣化によって生成する酸性成分の量)が、
エンジンオイルの劣化度に相関があることに、着目して
なされたものである。この作用としては、オイルの劣
化、即ち全酸価度の増加により、オルミナなどの基板上
に設けられた、複数の同一材質からなる金属薄膜抵抗体
が、同一速度で表面から腐食され、順次膜厚の薄いもの
から抵抗値が増大する事を利用し、オイルの劣化度合を
検知する。
したがって、まず一番膜厚の薄い金属薄膜抵抗体の抵抗
値変化を、検出手段で検出し、報知手段によってオイル
の交換をユーザに通報する。そしてオイル交換後に、ス
イッチ手段にて二番目に薄い膜厚の金属薄膜抵抗体の抵
抗値の変化を上記と同様の方法で検出して行く。つまり
は、膜厚の異なる金属薄膜体の有する数だけ、オイルを
交換しても、金属薄膜抵抗体および金属薄膜抵抗体を保
持する保持部材を取り替える必要がない。
値変化を、検出手段で検出し、報知手段によってオイル
の交換をユーザに通報する。そしてオイル交換後に、ス
イッチ手段にて二番目に薄い膜厚の金属薄膜抵抗体の抵
抗値の変化を上記と同様の方法で検出して行く。つまり
は、膜厚の異なる金属薄膜体の有する数だけ、オイルを
交換しても、金属薄膜抵抗体および金属薄膜抵抗体を保
持する保持部材を取り替える必要がない。
以下本発明は、図に示す実施例に基づいて詳細に説明す
る。
る。
第1図においてオイル劣化検出素子1は、絶縁基板5と
金属薄膜抵抗体7及びリード部6から成る。さらに該金
属薄膜抵抗体7は、各々膜厚の異なる7a〜7eより成
る。
金属薄膜抵抗体7及びリード部6から成る。さらに該金
属薄膜抵抗体7は、各々膜厚の異なる7a〜7eより成
る。
絶縁基板5の材料としては、アルミナを用い、該基板上
に銅より成る金属薄膜抵抗体7a〜7eをそれぞれ膜厚
が表1に示す膜厚でスパッタ法にて作成した。
に銅より成る金属薄膜抵抗体7a〜7eをそれぞれ膜厚
が表1に示す膜厚でスパッタ法にて作成した。
そして、この金属薄膜抵抗体7a〜7eの一端に、かか
る様に、アルミニウムより成るリード部6を蒸着法にて
作成し、オイル劣化検出素子1を作成した。該オイル劣
化検出素子1は、エポキシ樹脂でできた固定容器4(保
持部材)の中に強固に固定され、固定容器4はオイルパ
ン2に螺着される。よって金属薄膜抵抗体7a〜7eは
エンジンオイル中に浸漬される。又オイル劣化検出素子
1は、該金属薄膜抵抗体7a〜7eの抵抗値を検出する
ための検出回路30(検出手段)と接続するための取り
出し端子8を有する。
る様に、アルミニウムより成るリード部6を蒸着法にて
作成し、オイル劣化検出素子1を作成した。該オイル劣
化検出素子1は、エポキシ樹脂でできた固定容器4(保
持部材)の中に強固に固定され、固定容器4はオイルパ
ン2に螺着される。よって金属薄膜抵抗体7a〜7eは
エンジンオイル中に浸漬される。又オイル劣化検出素子
1は、該金属薄膜抵抗体7a〜7eの抵抗値を検出する
ための検出回路30(検出手段)と接続するための取り
出し端子8を有する。
第1図における検出回路30及び表示部40の構成につ
いて、第2図を用いて詳細に説明する。20は電源であ
り、例えば車載のバッテリを使用し、イグニションスイ
ッチONの時、電源ONとなる。又回路検出30は、各
抵抗を切り替えるためのロータリースイッチ36(スイ
ッチ手段)、抵抗31,32,33,35,36、およ
び演算増幅器34から成る。ここで、演算増幅器34は
抵抗32と33による分割点bの基準電位と、金属薄膜
抵抗体7a〜7eおよび抵抗35によって分割される電
位aとを比較し、電位aが基準電位bより小さいと高レ
ベル(オイル交換信号)、大きいと低レベルの信号を出
力する。ここで、表示部40は高レベルの信号を出力し
た時に、トランジスタ43のベースに抵抗36を通し
て、電流が流れ、そのためコレクタ、エミッタ間に電流
が流れ、発光ダイオード42が点燈する。なお、上記検
出回路30と表示部40は、図示しないケースに組込
み、自動車の運転席に設置される。よって、ロータリー
スイッチ36は、使用者、点検者等がオイル交換毎に手
動で切替える。次に上記構成を有する本実施例の作用に
ついて説明する。
いて、第2図を用いて詳細に説明する。20は電源であ
り、例えば車載のバッテリを使用し、イグニションスイ
ッチONの時、電源ONとなる。又回路検出30は、各
抵抗を切り替えるためのロータリースイッチ36(スイ
ッチ手段)、抵抗31,32,33,35,36、およ
び演算増幅器34から成る。ここで、演算増幅器34は
抵抗32と33による分割点bの基準電位と、金属薄膜
抵抗体7a〜7eおよび抵抗35によって分割される電
位aとを比較し、電位aが基準電位bより小さいと高レ
ベル(オイル交換信号)、大きいと低レベルの信号を出
力する。ここで、表示部40は高レベルの信号を出力し
た時に、トランジスタ43のベースに抵抗36を通し
て、電流が流れ、そのためコレクタ、エミッタ間に電流
が流れ、発光ダイオード42が点燈する。なお、上記検
出回路30と表示部40は、図示しないケースに組込
み、自動車の運転席に設置される。よって、ロータリー
スイッチ36は、使用者、点検者等がオイル交換毎に手
動で切替える。次に上記構成を有する本実施例の作用に
ついて説明する。
本発明者等は、上記構成のオイル交換時期通報装置を実
際に、自動車に搭載し、自動車の走行距離と相関がある
エンジンオイルの劣化度合に応じて金属薄膜抵抗体7a
〜7eの抵抗がどのように変化するかを調べた。
際に、自動車に搭載し、自動車の走行距離と相関がある
エンジンオイルの劣化度合に応じて金属薄膜抵抗体7a
〜7eの抵抗がどのように変化するかを調べた。
なおエンジンオイルは、SAE(アメリカ自動車技術協
会)粘度番号10W−30のものを使用した。また、オ
イル交換は、1万km毎に行い、5万km走行するまで測定
を行った。
会)粘度番号10W−30のものを使用した。また、オ
イル交換は、1万km毎に行い、5万km走行するまで測定
を行った。
第3図は、本耐久実験結果における、走行距離と該金属
薄膜抵抗体7a〜7eの抵抗値の関係を示したものであ
る。銅の金属薄膜体7は、走行距離が増して、オイルが
劣化して行くにつれ、オイル中に生成する酸(即ち全酸
価度の増加)によって、しだいに腐食されて行く、その
酸の濃度が高くなるにつれ腐食速度も速くなり、抵抗値
が増大して行く事がわかる。よってこの第3図の結果か
ら、走行距離と金属薄膜抵抗体7a〜7eの膜厚との関
係は、第4図に示す関係がある事が予想される。
薄膜抵抗体7a〜7eの抵抗値の関係を示したものであ
る。銅の金属薄膜体7は、走行距離が増して、オイルが
劣化して行くにつれ、オイル中に生成する酸(即ち全酸
価度の増加)によって、しだいに腐食されて行く、その
酸の濃度が高くなるにつれ腐食速度も速くなり、抵抗値
が増大して行く事がわかる。よってこの第3図の結果か
ら、走行距離と金属薄膜抵抗体7a〜7eの膜厚との関
係は、第4図に示す関係がある事が予想される。
ここで、最初のオイル交換時期を知らせるためには、ロ
ータリスイッチ36を接点36aに切換え膜厚の一番薄
い金属膜厚抵抗体7aと、検出回路30とを接続し、こ
の金属薄膜抵抗体7aの抵抗変化を、検出回路30にて
検出する。本実験に於いては、銅の6000Åのスパッ
タリング膜は、通常の使用状態で約1万km走行した時点
で、ほぼ完全に腐食され、抵抗値も106Ωとなる。つ
まり、オイルの劣化度がエンジンに悪影響を及ぼす一定
のレベルに達した時に、金属薄膜抵抗体7aの抵抗値が
所定のレベル(106Ω)になる。そして、金属薄膜抵
抗体7aが106Ωになった時に、電位aが基準電位b
よりも小さくなり表示部中の発光ダイオード42が点燈
しオイル交換を知らせる訳である。この時、他の金属薄
膜抵抗体7b〜7eも約6000Åだけ腐食を受け、薄
くなっている。即ち、金属薄膜抵抗体7b〜7eの膜厚
は、1万km走行時には、それぞれ、7b=6000Å、
7c=12000Å、7d=18000Å、7e=24
000Åとなっている。
ータリスイッチ36を接点36aに切換え膜厚の一番薄
い金属膜厚抵抗体7aと、検出回路30とを接続し、こ
の金属薄膜抵抗体7aの抵抗変化を、検出回路30にて
検出する。本実験に於いては、銅の6000Åのスパッ
タリング膜は、通常の使用状態で約1万km走行した時点
で、ほぼ完全に腐食され、抵抗値も106Ωとなる。つ
まり、オイルの劣化度がエンジンに悪影響を及ぼす一定
のレベルに達した時に、金属薄膜抵抗体7aの抵抗値が
所定のレベル(106Ω)になる。そして、金属薄膜抵
抗体7aが106Ωになった時に、電位aが基準電位b
よりも小さくなり表示部中の発光ダイオード42が点燈
しオイル交換を知らせる訳である。この時、他の金属薄
膜抵抗体7b〜7eも約6000Åだけ腐食を受け、薄
くなっている。即ち、金属薄膜抵抗体7b〜7eの膜厚
は、1万km走行時には、それぞれ、7b=6000Å、
7c=12000Å、7d=18000Å、7e=24
000Åとなっている。
次にオイルを交換し、ロータリースイッチ36を接点3
6bに切換えて金属薄膜抵抗体7bの抵抗変化を検出部
30を用いて検出する。これも上に述べたのと同様、オ
イルを交換してから1万km走行(即ち全走行距離は2万
km)で抵抗値が106Ωとなり、表示部中の発光ダイオ
ード42が点燈し再びオイルイ交換時期を知らせる訳で
ある。以下同様の方法でオイル交換毎にロータリスイッ
チ36を接点36c,36d,36eに切換え、金属薄
膜抵抗体7c,7d,7eの抵抗値を測定して行けば、
どの金属薄膜抵抗体も膜厚が約6000Åから抵抗値を
検出することになる。尚、このオイル劣化検出素子1に
は、5個の金属薄膜抵抗体が、ついているので、約5万
km走行まで、オイル劣化検出素子1を交換せずに、オイ
ルの劣化を検出し、オイルの適切な交換時期を通報する
ことができる。上記と同様の考えのもとで、10個の金
属薄膜抵抗体をつければ、10万km走行まで、オイル劣
化検出素子1を交換せずに、オイルの適切な交換時期を
通報することができる。
6bに切換えて金属薄膜抵抗体7bの抵抗変化を検出部
30を用いて検出する。これも上に述べたのと同様、オ
イルを交換してから1万km走行(即ち全走行距離は2万
km)で抵抗値が106Ωとなり、表示部中の発光ダイオ
ード42が点燈し再びオイルイ交換時期を知らせる訳で
ある。以下同様の方法でオイル交換毎にロータリスイッ
チ36を接点36c,36d,36eに切換え、金属薄
膜抵抗体7c,7d,7eの抵抗値を測定して行けば、
どの金属薄膜抵抗体も膜厚が約6000Åから抵抗値を
検出することになる。尚、このオイル劣化検出素子1に
は、5個の金属薄膜抵抗体が、ついているので、約5万
km走行まで、オイル劣化検出素子1を交換せずに、オイ
ルの劣化を検出し、オイルの適切な交換時期を通報する
ことができる。上記と同様の考えのもとで、10個の金
属薄膜抵抗体をつければ、10万km走行まで、オイル劣
化検出素子1を交換せずに、オイルの適切な交換時期を
通報することができる。
なお、自動車を通常の状態で使用するときは、エンジン
オイル約1万km毎に交換すればよいと言われている。し
かし、エンジンの高負荷運転を極端に接続した場合や、
非常に長い間エンジンを作動させない場合は、走行距離
が1万kmに達しなくてもエンジンオイルの劣化が非常に
進んだ状態となる。
オイル約1万km毎に交換すればよいと言われている。し
かし、エンジンの高負荷運転を極端に接続した場合や、
非常に長い間エンジンを作動させない場合は、走行距離
が1万kmに達しなくてもエンジンオイルの劣化が非常に
進んだ状態となる。
この点本実施例装置によれば、オイル交換の目安となる
走行距離に達していなくとも、実際のオイルの劣化度合
に応じて、オイル交換が必要であることを通報するた
め、使用者は、適切なオイル交換時期を知ることができ
る。
走行距離に達していなくとも、実際のオイルの劣化度合
に応じて、オイル交換が必要であることを通報するた
め、使用者は、適切なオイル交換時期を知ることができ
る。
また、エンジンオイルの交換を所定の複数回行う間は、
その都度、ロータリスイッチ36を切換えるだけでよ
く、オイル劣化検出素子1を交換する必要はないので、
オイル交換の際の整備作業が、非常に簡単に行うことが
できる。しかも、部品交換は、複数回毎(例えば、走行
距離が5万km、10万km毎)でよいため、メインテナン
スコストも安価にできる。
その都度、ロータリスイッチ36を切換えるだけでよ
く、オイル劣化検出素子1を交換する必要はないので、
オイル交換の際の整備作業が、非常に簡単に行うことが
できる。しかも、部品交換は、複数回毎(例えば、走行
距離が5万km、10万km毎)でよいため、メインテナン
スコストも安価にできる。
なお、本発明は、上述に限定されることなく、以下に示
すような種々の態様で実施できる。
すような種々の態様で実施できる。
(1)上述の実施例では絶縁基板5として、アルミナを使
用したが、たとえば、ガラス、窒化珪素、炭化珪素など
の絶縁材を用いてもよい。
用したが、たとえば、ガラス、窒化珪素、炭化珪素など
の絶縁材を用いてもよい。
(2)金属薄膜抵抗体7は、オイルの劣化に伴って生成す
る酸と反応する材料として、銅を用いたが、、亜鉛、鉄
などを用いても良い。
る酸と反応する材料として、銅を用いたが、、亜鉛、鉄
などを用いても良い。
(3)リード部6は、オイルの劣化に伴って生成する酸と
反応を起こさないものとしてアルミニウムを用いたが、
例えば、ニッケル、クロム等を用いても良い。
反応を起こさないものとしてアルミニウムを用いたが、
例えば、ニッケル、クロム等を用いても良い。
(4)膜の作成に当たっては、金属薄膜抵抗体7は、スパ
ッタ法で行い、リード部6は、蒸着法にて成膜したが、
特に限定するものでなく、メッキなどで、成膜しても良
い。
ッタ法で行い、リード部6は、蒸着法にて成膜したが、
特に限定するものでなく、メッキなどで、成膜しても良
い。
(5)報知手段は、発光ダイオード42等の表示部40に
限らず、ブザー、音声警報等の音の発生を利用してもよ
いことは言うまでもない。
限らず、ブザー、音声警報等の音の発生を利用してもよ
いことは言うまでもない。
(6)スイッチ手段は、上述のような手動操作式のロータ
リスイッチ36の他に、複数の金属薄膜抵抗体が、それ
ぞれの抵抗値が、所定値まで増加する毎に、自動的に切
換わるように構成してもよい。
リスイッチ36の他に、複数の金属薄膜抵抗体が、それ
ぞれの抵抗値が、所定値まで増加する毎に、自動的に切
換わるように構成してもよい。
本発明によれば、内燃機関オイルの劣化による金属薄膜
抵抗体の抵抗値変化によって、適切なオイル交換時期を
通報することができるという効果がある。しかもオイル
を交換する毎に、金属薄膜抵抗体およびこれを保持する
保持部材を交換する必要がないため、整備作業が簡潔
で、かつメインテナンスコストを安価にできるという効
果がある。
抵抗体の抵抗値変化によって、適切なオイル交換時期を
通報することができるという効果がある。しかもオイル
を交換する毎に、金属薄膜抵抗体およびこれを保持する
保持部材を交換する必要がないため、整備作業が簡潔
で、かつメインテナンスコストを安価にできるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明装置の全体構成を示す構成図(一部断面
を含む)、第2図は第1図に示される検出回路と表示部
の詳細な電気回路図、第3図は自動車の走行距離に応じ
た金属薄膜抵抗の抵抗値の変化を示す特性図、第4図は
自動車の走行距離に応じた金属薄膜抵抗の膜厚の変化を
示す特性図である。 1……オイル劣化検出素子,2……オイルパン,7……
金属薄膜抵抗,30……検出回路,40……表示部。
を含む)、第2図は第1図に示される検出回路と表示部
の詳細な電気回路図、第3図は自動車の走行距離に応じ
た金属薄膜抵抗の抵抗値の変化を示す特性図、第4図は
自動車の走行距離に応じた金属薄膜抵抗の膜厚の変化を
示す特性図である。 1……オイル劣化検出素子,2……オイルパン,7……
金属薄膜抵抗,30……検出回路,40……表示部。
Claims (1)
- 【請求項1】膜厚がそれぞれ異なり、かつそれぞれが電
気的に並列接続され、内燃機関のオイル中に浸漬される
複数の金属薄膜抵抗体と、 この複数の金属薄膜抵抗体を保持し、前記オイルを収納
する部材に取付けられる保持部材と、 前記複数の金属薄膜抵抗体に電気エネルギーを供給する
電源と、 前記金属薄膜抵抗体の抵抗値が所定値より大きくなると
オイル交換信号を出力する検出手段と、 この検出手段からオイル交換信号を受けて、オイルの交
換を使用者に報知せしめる報知手段と、 前記検出手段を前記複数の金属薄膜抵抗体のそれぞれに
選択接続せしめるスイッチ手段とを具備することを特徴
とする内燃機関のオイル交換時期通報装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9623085A JPH0613846B2 (ja) | 1985-05-06 | 1985-05-06 | 内燃機関のオイル交換時期通報装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9623085A JPH0613846B2 (ja) | 1985-05-06 | 1985-05-06 | 内燃機関のオイル交換時期通報装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61255204A JPS61255204A (ja) | 1986-11-12 |
JPH0613846B2 true JPH0613846B2 (ja) | 1994-02-23 |
Family
ID=14159423
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9623085A Expired - Lifetime JPH0613846B2 (ja) | 1985-05-06 | 1985-05-06 | 内燃機関のオイル交換時期通報装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0613846B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100523617B1 (ko) * | 2003-10-14 | 2005-10-24 | 동부아남반도체 주식회사 | 기어박스의 오일 교환시기 확인방법 및 장치 |
KR20150132848A (ko) * | 2013-03-15 | 2015-11-26 | 마스트잉크 | 다중 모드 유체 상태 감지용 센서 플랫폼 및 그 시스템 |
-
1985
- 1985-05-06 JP JP9623085A patent/JPH0613846B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61255204A (ja) | 1986-11-12 |
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