JPH06135316A - アンチスキッドブレーキ制御装置におけるフェールセーフ装置の異常検出装置 - Google Patents
アンチスキッドブレーキ制御装置におけるフェールセーフ装置の異常検出装置Info
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- JPH06135316A JPH06135316A JP29163992A JP29163992A JPH06135316A JP H06135316 A JPH06135316 A JP H06135316A JP 29163992 A JP29163992 A JP 29163992A JP 29163992 A JP29163992 A JP 29163992A JP H06135316 A JPH06135316 A JP H06135316A
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- low
- coil
- switch
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- Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
- Regulating Braking Force (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】セーフティリレーにおけるコイルの断線または
ショート、あるいは接点のオープンまたは溶着等の異常
を確実に検出する。 【構成】コイル46の断線が生じると、スイッチ45の
オフ時にローサイド電圧VRsは Low となる。したがっ
て、比較器48はマイコン51へ信号を出力する。マイ
コン51は、スイッチ45にオンの指令信号を出力して
いないにもかかわらず、比較器48からの信号を受ける
と、異常(コイル46の断線)であると判断して警報装
置49に作動の警報信号を出力する。その結果、警報装
置49が作動し、ドライバに異常であることを知らせ
る。
ショート、あるいは接点のオープンまたは溶着等の異常
を確実に検出する。 【構成】コイル46の断線が生じると、スイッチ45の
オフ時にローサイド電圧VRsは Low となる。したがっ
て、比較器48はマイコン51へ信号を出力する。マイ
コン51は、スイッチ45にオンの指令信号を出力して
いないにもかかわらず、比較器48からの信号を受ける
と、異常(コイル46の断線)であると判断して警報装
置49に作動の警報信号を出力する。その結果、警報装
置49が作動し、ドライバに異常であることを知らせ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モジュレータソレノイ
ドに異常が生じたとき、アンチスキッドブレーキ制御用
モジュレータが誤作動するのを防止するためのフェール
セーフ装置に関し、特に異常時に電源とモジュレータソ
レノイドとの間を遮断するセーフティリレーにコイル断
線、コイルショート、接点オープンあるいは接点溶着等
の異常が生じたのを検出するアンチスキッドブレーキ制
御装置におけるフェールセーフ装置の異常検出装置に関
するものである。
ドに異常が生じたとき、アンチスキッドブレーキ制御用
モジュレータが誤作動するのを防止するためのフェール
セーフ装置に関し、特に異常時に電源とモジュレータソ
レノイドとの間を遮断するセーフティリレーにコイル断
線、コイルショート、接点オープンあるいは接点溶着等
の異常が生じたのを検出するアンチスキッドブレーキ制
御装置におけるフェールセーフ装置の異常検出装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両においては、車両の制動
時に車輪がロックして操縦が不安定になるとともに停止
距離が長くなってしまうことがあり、このために、従来
から制動車輪のロック時にアンチスキッドブレーキ制御
を行うアンチスキッドブレーキ制御装置が種々提案され
ている。このアンチスキッドブレーキ制御は、制動時に
車輪がロック傾向となったことを検出したとき、その車
輪のブレーキ力を弱めてロック傾向を解消し、その後再
びブレーキ力を大きくすることにより、車両の操縦を安
定させると共に、停止距離ができるだけ短くなるように
ブレーキ制御を行うものである。
時に車輪がロックして操縦が不安定になるとともに停止
距離が長くなってしまうことがあり、このために、従来
から制動車輪のロック時にアンチスキッドブレーキ制御
を行うアンチスキッドブレーキ制御装置が種々提案され
ている。このアンチスキッドブレーキ制御は、制動時に
車輪がロック傾向となったことを検出したとき、その車
輪のブレーキ力を弱めてロック傾向を解消し、その後再
びブレーキ力を大きくすることにより、車両の操縦を安
定させると共に、停止距離ができるだけ短くなるように
ブレーキ制御を行うものである。
【0003】従来のアンチスキッドブレーキ制御装置の
一例として、例えば特開昭50ー96773号公報に開
示されているアンチスキッドブレーキ制御装置がある。
図2はこの従来のアンチスキッドブレーキ制御装置を概
略的に示す図である。図2に示すように、アンチスキッ
ドブレーキ制御装置1は、圧縮空気を収容するエアタン
ク2、このエアタンク2内の圧縮空気の給排を制御する
ブレーキバルブ3、このブレーキバルブ3を制御するブ
レーキペダル4、ブレーキバルブ3を通して送られてく
る圧縮空気の空気圧により制動油圧を発生するブレーキ
ブースタ5、このブレーキブースタ5によって変換され
た油圧が導入されて車輪の制動を行うブレーキシリンダ
6、アンチスキッドブレーキ制御を行うコントローラ
7、車輪速度を検出してコントローラ7に送る車輪速セ
ンサ8、コントローラ7からの制御信号に基づいて作動
してブレーキブースタ5に対する圧縮空気の給排、保持
等を行うことにより、ブレーキブースタ5に導入される
空気圧を調整する、左右共通の前輪用および左右の後輪
用アンチスキッドブレーキ制御用モジュレータ91,92,
93を備えている。
一例として、例えば特開昭50ー96773号公報に開
示されているアンチスキッドブレーキ制御装置がある。
図2はこの従来のアンチスキッドブレーキ制御装置を概
略的に示す図である。図2に示すように、アンチスキッ
ドブレーキ制御装置1は、圧縮空気を収容するエアタン
ク2、このエアタンク2内の圧縮空気の給排を制御する
ブレーキバルブ3、このブレーキバルブ3を制御するブ
レーキペダル4、ブレーキバルブ3を通して送られてく
る圧縮空気の空気圧により制動油圧を発生するブレーキ
ブースタ5、このブレーキブースタ5によって変換され
た油圧が導入されて車輪の制動を行うブレーキシリンダ
6、アンチスキッドブレーキ制御を行うコントローラ
7、車輪速度を検出してコントローラ7に送る車輪速セ
ンサ8、コントローラ7からの制御信号に基づいて作動
してブレーキブースタ5に対する圧縮空気の給排、保持
等を行うことにより、ブレーキブースタ5に導入される
空気圧を調整する、左右共通の前輪用および左右の後輪
用アンチスキッドブレーキ制御用モジュレータ91,92,
93を備えている。
【0004】各モジュレータ91,92,93は同じ構成を
有しており、代表して前輪用のモジュレータ91につい
て説明する。このモジュレータ91の一例としては例え
ば図3に示すようなモジュレータがあり、このモジュレ
ータ91は、ブレーキバルブ3に接続される入口室2
11、ブレーキブースタ5に空気流通孔91bを介して接
続される出口室221、大気に連通する排気室231、入
口室211と出口室221間の連通、遮断を行う保持用開
閉弁241、出口室221と排気室231間の連通、遮断
を行う排気用開閉弁251、保持用開閉弁241の指示圧
室281と入口室211または大気との連通の切り換えを
行う保持用電磁弁261、排気用開閉弁251の指示圧室
291と入口室211または排気室231との連通切り換
えを行う排気用電磁弁271とを備えている。保持用電
磁弁261と排気用電磁弁271との各モジュレータソレ
ノイド26c1,27c1はともにコントローラ7に接続さ
れている。
有しており、代表して前輪用のモジュレータ91につい
て説明する。このモジュレータ91の一例としては例え
ば図3に示すようなモジュレータがあり、このモジュレ
ータ91は、ブレーキバルブ3に接続される入口室2
11、ブレーキブースタ5に空気流通孔91bを介して接
続される出口室221、大気に連通する排気室231、入
口室211と出口室221間の連通、遮断を行う保持用開
閉弁241、出口室221と排気室231間の連通、遮断
を行う排気用開閉弁251、保持用開閉弁241の指示圧
室281と入口室211または大気との連通の切り換えを
行う保持用電磁弁261、排気用開閉弁251の指示圧室
291と入口室211または排気室231との連通切り換
えを行う排気用電磁弁271とを備えている。保持用電
磁弁261と排気用電磁弁271との各モジュレータソレ
ノイド26c1,27c1はともにコントローラ7に接続さ
れている。
【0005】また、保持用電磁弁261はコントローラ
7からの制御信号により指示圧室281と入口室211間
の連通、遮断を行う弁261aと指示圧室281と大気に
連通する室301間の連通、遮断を行う弁261bを備え
ており、非作動時は弁261aは閉、弁261bは開とな
っており、指示圧室281が大気と連通している。
7からの制御信号により指示圧室281と入口室211間
の連通、遮断を行う弁261aと指示圧室281と大気に
連通する室301間の連通、遮断を行う弁261bを備え
ており、非作動時は弁261aは閉、弁261bは開とな
っており、指示圧室281が大気と連通している。
【0006】一方、排気用電磁弁271は、コントロー
ラ7からの制御信号により指示圧室291と排気室231
間の連通、遮断を行う弁271aと指示圧室291と入口
室211に連通している室311間の連通、遮断を行う弁
271bを備えており、非作動時は弁271aは閉、弁2
71bは開となっており、指示圧室291が入口室211
に連通している。
ラ7からの制御信号により指示圧室291と排気室231
間の連通、遮断を行う弁271aと指示圧室291と入口
室211に連通している室311間の連通、遮断を行う弁
271bを備えており、非作動時は弁271aは閉、弁2
71bは開となっており、指示圧室291が入口室211
に連通している。
【0007】制動時、ブレーキペダル4を踏み込んでブ
レーキバルブ3を作動させることにより、ブレーキバル
ブ3の出力圧が入口室211に供給される。すると、指
示圧室281が大気と連通しているので、供給された圧
力により、保持用開閉弁241は開となり、入口室211
に供給されたブレーキバルブ3の出力圧は出口室221
および空気流通孔91bを通ってブレーキブースタ5に
供給され、ブレーキブースタ5は制動油圧を発生する。
このとき、指示圧室291が入口室211と連通している
ので、指示圧室291には入口室211の圧力が導入さ
れ、排気用開閉弁251は閉のままである。ブレーキブ
ースタ5で発生した制動油圧は、ブレーキシリンダ6に
導入され、ブレーキシリンダ6がブレーキを作動する。
レーキバルブ3を作動させることにより、ブレーキバル
ブ3の出力圧が入口室211に供給される。すると、指
示圧室281が大気と連通しているので、供給された圧
力により、保持用開閉弁241は開となり、入口室211
に供給されたブレーキバルブ3の出力圧は出口室221
および空気流通孔91bを通ってブレーキブースタ5に
供給され、ブレーキブースタ5は制動油圧を発生する。
このとき、指示圧室291が入口室211と連通している
ので、指示圧室291には入口室211の圧力が導入さ
れ、排気用開閉弁251は閉のままである。ブレーキブ
ースタ5で発生した制動油圧は、ブレーキシリンダ6に
導入され、ブレーキシリンダ6がブレーキを作動する。
【0008】制動を解除するために、ブレーキペダル4
を解放してブレーキバルブ3を非作動位置にすると、入
口室211に供給されているブレーキバルブ3の出力圧
が大気へ排出される。すると、指示圧室291が入口室
211と連通しているので、指示圧室291に供給されて
いた空気圧も大気に排出される。このため、排気用開閉
弁251が開となり、出口室221が排気室231を通っ
て大気に連通する。したがって、ブレーキブースタ5に
供給されていた空気圧が、出口室221および排気室2
31を通って大気に排出される。
を解放してブレーキバルブ3を非作動位置にすると、入
口室211に供給されているブレーキバルブ3の出力圧
が大気へ排出される。すると、指示圧室291が入口室
211と連通しているので、指示圧室291に供給されて
いた空気圧も大気に排出される。このため、排気用開閉
弁251が開となり、出口室221が排気室231を通っ
て大気に連通する。したがって、ブレーキブースタ5に
供給されていた空気圧が、出口室221および排気室2
31を通って大気に排出される。
【0009】制動中に、コントローラ7が車輪速センサ
8からの車輪速信号に基づいて、車輪がロック傾向にあ
ると判断すると、コントローラ7はロック傾向にある車
輪に対応するモジュレータ9の保持用電磁弁261を作
動させる。
8からの車輪速信号に基づいて、車輪がロック傾向にあ
ると判断すると、コントローラ7はロック傾向にある車
輪に対応するモジュレータ9の保持用電磁弁261を作
動させる。
【0010】これにより、弁261bは閉となり、弁2
61aが開となる。すると、指示圧室281に入口室21
1の圧力が導入され、保持用開閉弁241は閉となり、ブ
レーキ保持状態となる。しかし、まだロック傾向が解消
されないと、次に排気用電磁弁271が作動される。こ
れにより、弁271bは閉となり、弁271aが開とな
る。すると、指示圧室291は排気室231と連通し、指
示圧室291の圧力が排気され、排気用開閉弁251が開
となる。すると、ブレーキブースタ5に供給される圧力
は排気室231を通って排気され、ブレーキ圧減圧状態
となる。
61aが開となる。すると、指示圧室281に入口室21
1の圧力が導入され、保持用開閉弁241は閉となり、ブ
レーキ保持状態となる。しかし、まだロック傾向が解消
されないと、次に排気用電磁弁271が作動される。こ
れにより、弁271bは閉となり、弁271aが開とな
る。すると、指示圧室291は排気室231と連通し、指
示圧室291の圧力が排気され、排気用開閉弁251が開
となる。すると、ブレーキブースタ5に供給される圧力
は排気室231を通って排気され、ブレーキ圧減圧状態
となる。
【0011】このブレーキ圧減圧により、車輪のロック
傾向が解消されると、保持用電磁弁261と排気用電磁
弁271とが非作動状態に戻される。すると、弁271a
は閉、弁271bは開となり、指示圧室291に入口室2
11の圧力が導入されて排気用開閉弁251が閉となり、
また弁261aは閉、弁261bは開となり、指示圧室2
81の圧力は大気に排出されて保持用開閉弁241が開と
なる。これにより、ブレーキ増圧状態となる。
傾向が解消されると、保持用電磁弁261と排気用電磁
弁271とが非作動状態に戻される。すると、弁271a
は閉、弁271bは開となり、指示圧室291に入口室2
11の圧力が導入されて排気用開閉弁251が閉となり、
また弁261aは閉、弁261bは開となり、指示圧室2
81の圧力は大気に排出されて保持用開閉弁241が開と
なる。これにより、ブレーキ増圧状態となる。
【0012】このように、保持用電磁弁261、排気用
電磁弁271はコントローラ7からの制御信号に応じて
作動し、ブレーキブースタ5の供給空気圧に対して、減
圧、保持あるいは増圧の制御が適宜繰り返し行われ、そ
の車輪のロック傾向を解消するようにアンチスキッドブ
レーキ制御が行われる。
電磁弁271はコントローラ7からの制御信号に応じて
作動し、ブレーキブースタ5の供給空気圧に対して、減
圧、保持あるいは増圧の制御が適宜繰り返し行われ、そ
の車輪のロック傾向を解消するようにアンチスキッドブ
レーキ制御が行われる。
【0013】このようなアンチスキッドブレーキ制御装
置1においては、モジュレータ91のバッテリーと反対
側にローサイドスイッチが設けられており、このローサ
イドスイッチのオン・オフをコントローラ7からの制御
信号により制御することにより、アンチスキッドブレー
キ制御時にモジュレータ91が制御されるようになって
いる。
置1においては、モジュレータ91のバッテリーと反対
側にローサイドスイッチが設けられており、このローサ
イドスイッチのオン・オフをコントローラ7からの制御
信号により制御することにより、アンチスキッドブレー
キ制御時にモジュレータ91が制御されるようになって
いる。
【0014】これを具体的に説明すると、図4に示すよ
うに例えば排気用電磁弁271のモジュレータソレノイ
ド27c1のバッテリーと反対側のローサイドにFETト
ランジスタからなる常開のローサイドスイッチ321が
設けられている。このローサイドスイッチ321はコン
トローラ7内のマイコン51に接続されてそのオン・オ
フが制御されるようになっている。
うに例えば排気用電磁弁271のモジュレータソレノイ
ド27c1のバッテリーと反対側のローサイドにFETト
ランジスタからなる常開のローサイドスイッチ321が
設けられている。このローサイドスイッチ321はコン
トローラ7内のマイコン51に接続されてそのオン・オ
フが制御されるようになっている。
【0015】そして、アンチスキッドブレーキ制御の減
圧時に、マイコン51からのスイッチ制御信号によりロ
ーサイドスイッチ321がオンして閉じると、モジュレ
ータソレノイド27c1が通電されて、弁271aが開く
とともに弁271bが閉じる。これにより、前述したよ
うにブレーキ圧減圧状態となる。
圧時に、マイコン51からのスイッチ制御信号によりロ
ーサイドスイッチ321がオンして閉じると、モジュレ
ータソレノイド27c1が通電されて、弁271aが開く
とともに弁271bが閉じる。これにより、前述したよ
うにブレーキ圧減圧状態となる。
【0016】ところで、このアンチスキッドブレーキ制
御装置においては、モジュレータソレノイドが電源にシ
ョートする天絡、モジュレータソレノイドがグランドに
ショートする地絡、あるいはモジュレータソレノイドの
断線等のモジュレータの異常が生じる場合がある。
御装置においては、モジュレータソレノイドが電源にシ
ョートする天絡、モジュレータソレノイドがグランドに
ショートする地絡、あるいはモジュレータソレノイドの
断線等のモジュレータの異常が生じる場合がある。
【0017】このようなモジュレータの異常が生じる
と、アンチスキッドブレーキ制御を行う必要がなくロー
サイドスイッチが開いていても、モジュレータソレノイ
ドが通電されてしまったり、アンチスキッドブレーキ制
御中でローサイドスイッチが閉じていても、モジュレー
タソレノイドが通電されなくなったりしてしまう。この
ため、モジュレータが誤作動してしまい、アンチスキッ
ドブレーキ制御が正確に行われなくなるおそれが生じ
る。
と、アンチスキッドブレーキ制御を行う必要がなくロー
サイドスイッチが開いていても、モジュレータソレノイ
ドが通電されてしまったり、アンチスキッドブレーキ制
御中でローサイドスイッチが閉じていても、モジュレー
タソレノイドが通電されなくなったりしてしまう。この
ため、モジュレータが誤作動してしまい、アンチスキッ
ドブレーキ制御が正確に行われなくなるおそれが生じ
る。
【0018】そこで、従来は図4に示すように異常検出
装置を用いたフェールセーフ装置40が設けられてい
る。このフェールセーフ装置40は、モジュレータ91
のモジュレータソレノイド27c1の端子電圧を監視する
端子電圧監視回路411、マイコン51、セーフティリ
レー42、トランジスタからなるスイッチ45および警
報ランプ等の警報装置49から構成されている。
装置を用いたフェールセーフ装置40が設けられてい
る。このフェールセーフ装置40は、モジュレータ91
のモジュレータソレノイド27c1の端子電圧を監視する
端子電圧監視回路411、マイコン51、セーフティリ
レー42、トランジスタからなるスイッチ45および警
報ランプ等の警報装置49から構成されている。
【0019】端子電圧監視回路411は比較器431を備
えており、この比較器431の一方の入力端子431aに
基準電圧Vbが供給されるとともに、比較器431の他方
の入力端子431bにモジュレータソレノイド27c1の
ローサイドの電圧を分圧したローサイド電圧Vsが供給
されるようになっている。また、比較器431の出力端
子431cはマイコン51に接続されている。
えており、この比較器431の一方の入力端子431aに
基準電圧Vbが供給されるとともに、比較器431の他方
の入力端子431bにモジュレータソレノイド27c1の
ローサイドの電圧を分圧したローサイド電圧Vsが供給
されるようになっている。また、比較器431の出力端
子431cはマイコン51に接続されている。
【0020】セーフティリレー42は、モジュレータソ
レノイド27c1のハイサイド、すなわちバッテリーとモ
ジュレータソレノイド27c1との間に設けられた常開の
リレースイッチ44を備えている。このリレースイッチ
44は、スイッチ45によりコイル46の励磁が制御さ
れることにより開閉されるようになっている。また、こ
のスイッチ45はマイコン51に接続されていて、その
オン・オフが制御されるようになっている。その場合、
通常時にはマイコン51からの信号によりスイッチ45
がオンして、リレースイッチ44は図4に示すように閉
の状態となっている。
レノイド27c1のハイサイド、すなわちバッテリーとモ
ジュレータソレノイド27c1との間に設けられた常開の
リレースイッチ44を備えている。このリレースイッチ
44は、スイッチ45によりコイル46の励磁が制御さ
れることにより開閉されるようになっている。また、こ
のスイッチ45はマイコン51に接続されていて、その
オン・オフが制御されるようになっている。その場合、
通常時にはマイコン51からの信号によりスイッチ45
がオンして、リレースイッチ44は図4に示すように閉
の状態となっている。
【0021】このような構成をしたフェールセーフ装置
40においては、モジュレータソレノイド27c1のロー
サイドが電源にショートする天絡を生じていると、ロー
サイドスイッチ321がオンしても、モジュレータソレ
ノイド27c1のローサイド電圧Vsが低下しない。この
ため、ローサイド電圧Vsが基準電圧Vb、すなわち所定
値より大きい状態となっているので、比較器431はマ
イコン51に信号を出力することはない。マイコン51
は、ローサイドスイッチ321にオンの指令信号を発し
ているにもかかわらず、比較器431からの信号が入力
されないと異常であると判断し、警報装置49を作動す
る。また同時に、マイコン51はそのモジュレータ91
の保持用電磁弁と排気用電磁弁の制御を停止する。その
結果、車両上で正常なモジュレータのみ制御を続けられ
る。
40においては、モジュレータソレノイド27c1のロー
サイドが電源にショートする天絡を生じていると、ロー
サイドスイッチ321がオンしても、モジュレータソレ
ノイド27c1のローサイド電圧Vsが低下しない。この
ため、ローサイド電圧Vsが基準電圧Vb、すなわち所定
値より大きい状態となっているので、比較器431はマ
イコン51に信号を出力することはない。マイコン51
は、ローサイドスイッチ321にオンの指令信号を発し
ているにもかかわらず、比較器431からの信号が入力
されないと異常であると判断し、警報装置49を作動す
る。また同時に、マイコン51はそのモジュレータ91
の保持用電磁弁と排気用電磁弁の制御を停止する。その
結果、車両上で正常なモジュレータのみ制御を続けられ
る。
【0022】また、モジュレータソレノイド27c1がグ
ランドにショートする地絡を生じていると、ローサイド
スイッチ321がオフしても、ローサイド電圧Vsが上昇
しない。このため、ローサイド電圧Vsが所定値以下に
なったままの状態が保持されるので、比較器431が電
圧低下信号をマイコン51に出力する状態が保持され
る。マイコン51は、ローサイドスイッチ321にオン
の指令信号を発していないのにもかかわらず、比較器4
31からのこの電圧低下信号を受けると異常であると判
断し、警報装置49を作動する。また同時に、マイコン
51はスイッチ45にリレースイッチ44の開の指令信
号を出力する。これにより、スイッチ45がオフして、
リレースイッチ44が開くので、モジュレータソレノイ
ド27c1への通電が停止する。その結果、モジュレータ
ソレノイド27c1の地絡により、排気用電磁弁271が
それ以上誤って作動されることはなくなる。
ランドにショートする地絡を生じていると、ローサイド
スイッチ321がオフしても、ローサイド電圧Vsが上昇
しない。このため、ローサイド電圧Vsが所定値以下に
なったままの状態が保持されるので、比較器431が電
圧低下信号をマイコン51に出力する状態が保持され
る。マイコン51は、ローサイドスイッチ321にオン
の指令信号を発していないのにもかかわらず、比較器4
31からのこの電圧低下信号を受けると異常であると判
断し、警報装置49を作動する。また同時に、マイコン
51はスイッチ45にリレースイッチ44の開の指令信
号を出力する。これにより、スイッチ45がオフして、
リレースイッチ44が開くので、モジュレータソレノイ
ド27c1への通電が停止する。その結果、モジュレータ
ソレノイド27c1の地絡により、排気用電磁弁271が
それ以上誤って作動されることはなくなる。
【0023】更に、モジュレータソレノイド27c1が断
線していると、ローサイドスイッチ321がオンでもオ
フでも、ローサイド電圧Vsが低下したままである。こ
のため、ローサイド電圧Vsが所定値以下になったまま
の状態が保持されるので、比較器431が電圧低下信号
をマイコン51に出力する状態が継続される。マイコン
51は、ローサイドスイッチ321にオンの指令信号を
発してもあるいは発しなくても、比較器431からのこ
の電圧低下信号を受けると異常であると判断し、警報装
置49を作動する。また同時に、マイコン51はスイッ
チ45にリレースイッチ44の開の指令信号を出力す
る。これにより、スイッチ45がオフして、リレースイ
ッチ44が開くので、モジュレータソレノイド27c1へ
の通電が停止する。その結果、モジュレータソレノイド
27c1の断線により、排気用電磁弁271がそれ以上誤
って制御されることはなくなる。こうして、マイコン5
1は異常検出用コントローラを構成している。
線していると、ローサイドスイッチ321がオンでもオ
フでも、ローサイド電圧Vsが低下したままである。こ
のため、ローサイド電圧Vsが所定値以下になったまま
の状態が保持されるので、比較器431が電圧低下信号
をマイコン51に出力する状態が継続される。マイコン
51は、ローサイドスイッチ321にオンの指令信号を
発してもあるいは発しなくても、比較器431からのこ
の電圧低下信号を受けると異常であると判断し、警報装
置49を作動する。また同時に、マイコン51はスイッ
チ45にリレースイッチ44の開の指令信号を出力す
る。これにより、スイッチ45がオフして、リレースイ
ッチ44が開くので、モジュレータソレノイド27c1へ
の通電が停止する。その結果、モジュレータソレノイド
27c1の断線により、排気用電磁弁271がそれ以上誤
って制御されることはなくなる。こうして、マイコン5
1は異常検出用コントローラを構成している。
【0024】このようにフェールセーフ装置40によ
り、アンチスキッドブレーキ制御装置1は、モジュレー
タ91のグランドショート時にフェールセーフの機能を
発揮するようになっている。
り、アンチスキッドブレーキ制御装置1は、モジュレー
タ91のグランドショート時にフェールセーフの機能を
発揮するようになっている。
【0025】なお、保持用電磁弁261のモジュレータ
ソレノイド26c1および他のモジュレータ92,93につ
いても、この排気用電磁弁271のモジュレータソレノ
イド27c1と同様のローサイドスイッチおよびフェール
セーフ装置が設けられているが、その説明は省略する。
ソレノイド26c1および他のモジュレータ92,93につ
いても、この排気用電磁弁271のモジュレータソレノ
イド27c1と同様のローサイドスイッチおよびフェール
セーフ装置が設けられているが、その説明は省略する。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】ところで、セーフティ
リレー42のコイル46が断線あるいはショートの異常
が生じると、セーフティリレー42がオフとなってオン
しなくなり、モジュレータソレノイド27c1に電力が供
給されなくなってしまう。また、リレースイッチ44の
接点44aがオープンしたままになる異常が生じた場合
にも、同様にセーフティリレー42がオフになり、モジ
ュレータソレノイド27c1には電力が供給されない。こ
のため、モジュレータ91が作動しなくなり、アンチス
キッドブレーキ制御が行われなくなる。
リレー42のコイル46が断線あるいはショートの異常
が生じると、セーフティリレー42がオフとなってオン
しなくなり、モジュレータソレノイド27c1に電力が供
給されなくなってしまう。また、リレースイッチ44の
接点44aがオープンしたままになる異常が生じた場合
にも、同様にセーフティリレー42がオフになり、モジ
ュレータソレノイド27c1には電力が供給されない。こ
のため、モジュレータ91が作動しなくなり、アンチス
キッドブレーキ制御が行われなくなる。
【0027】一方、接点44aが溶着する異常が生じた
場合には、セーフティリレー42がオンしたままとなっ
てオフしなくなり、セーフティリレー42の機能が発揮
されなくなる。このため、モジュレータの異常時あるい
はマイコン51のソフトの異常時に、アンチスキッドブ
レーキ制御を停止することができなくなる。
場合には、セーフティリレー42がオンしたままとなっ
てオフしなくなり、セーフティリレー42の機能が発揮
されなくなる。このため、モジュレータの異常時あるい
はマイコン51のソフトの異常時に、アンチスキッドブ
レーキ制御を停止することができなくなる。
【0028】しかしながら、前述のフェールセーフ装置
40では、これらのセーフティリレー42の異常を検出
することができなく、アンチスキッドブレーキ制御を正
確に行うことができないという問題がある。
40では、これらのセーフティリレー42の異常を検出
することができなく、アンチスキッドブレーキ制御を正
確に行うことができないという問題がある。
【0029】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、セーフティリレーにおけ
るコイルの断線またはショート、あるいは接点のオープ
ンまたは溶着等の異常が生じたとき、これらの異常を確
実に検出することのできるアンチスキッドブレーキ制御
装置におけるフェールセーフ装置の異常検出装置を提供
することである。
たものであって、その目的は、セーフティリレーにおけ
るコイルの断線またはショート、あるいは接点のオープ
ンまたは溶着等の異常が生じたとき、これらの異常を確
実に検出することのできるアンチスキッドブレーキ制御
装置におけるフェールセーフ装置の異常検出装置を提供
することである。
【0030】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、電磁弁を備えたアンチスキッ
ドブレーキ制御用モジュレータと、前記電磁弁のモジュ
レータソレノイドに接続された電源と、前記モジュレー
タソレノイドの前記電源と反対側であるローサイドに接
続され、このモジュレータソレノイドへの通電を制御す
るモジュレータ用ローサイドスイッチと、アンチスキッ
ドブレーキ制御時に前記モジュレータ用ローサイドスイ
ッチをオンするスイッチ制御信号を出力するアンチスキ
ッドブレーキ制御用コントローラとを少なくとも備えて
いるアンチスキッドブレーキ制御装置において、前記モ
ジュレータソレノイドのローサイド電圧を監視し、この
モジュレータソレノイドローサイド電圧がモジュレータ
用所定値以下に低下したときモジュレータローサイド電
圧低下信号を出力するモジュレータ用端子電圧監視回路
と、前記電源に接続されたコイルを有し、このコイルに
対する通電・非通電により閉・開が制御され、前記モジ
ュレータソレノイドと前記電源との間の導通・遮断を行
うセーフティリレーと、前記コイルの前記電源と反対側
であるローサイドに接続され、前記コイルへの通電・非
通電を制御するセーフティリレー用スイッチと、通常時
前記モジュレータソレノイドと前記電源との間が導通す
るように前記セーフティリレー用スイッチをオンにする
指令信号を出力し、前記モジュレータ用ローサイドスイ
ッチに前記スイッチ制御信号が出力されていないにもか
かわらず、前記モジュレータ用端子電圧監視回路からの
前記モジュレータローサイド電圧低下信号が入力された
とき、前記モジュレータソレノイドと前記電源との間が
遮断するように前記セーフティリレー用スイッチへの前
記指令信号の出力を停止するセーフティリレー制御用コ
ントローラと、前記コイルのローサイド電圧を監視し、
このコイルのローサイド電圧がコイル用所定値以下に低
下したときコイルローサイド電圧低下信号を出力するコ
イル用端子電圧監視回路と、異常を知らせる警報装置
と、前記セーフティリレー制御用コントローラから前記
セーフティリレー用スイッチへ前記指令信号が出力され
ていないにもかかわらず、前記コイル用端子電圧監視回
路からコイルローサイド電圧低下信号が入力されたと
き、前記警報装置を作動させる警報信号を出力する異常
検出用コントローラとを備えていることを特徴としてい
る。
めに、請求項1の発明は、電磁弁を備えたアンチスキッ
ドブレーキ制御用モジュレータと、前記電磁弁のモジュ
レータソレノイドに接続された電源と、前記モジュレー
タソレノイドの前記電源と反対側であるローサイドに接
続され、このモジュレータソレノイドへの通電を制御す
るモジュレータ用ローサイドスイッチと、アンチスキッ
ドブレーキ制御時に前記モジュレータ用ローサイドスイ
ッチをオンするスイッチ制御信号を出力するアンチスキ
ッドブレーキ制御用コントローラとを少なくとも備えて
いるアンチスキッドブレーキ制御装置において、前記モ
ジュレータソレノイドのローサイド電圧を監視し、この
モジュレータソレノイドローサイド電圧がモジュレータ
用所定値以下に低下したときモジュレータローサイド電
圧低下信号を出力するモジュレータ用端子電圧監視回路
と、前記電源に接続されたコイルを有し、このコイルに
対する通電・非通電により閉・開が制御され、前記モジ
ュレータソレノイドと前記電源との間の導通・遮断を行
うセーフティリレーと、前記コイルの前記電源と反対側
であるローサイドに接続され、前記コイルへの通電・非
通電を制御するセーフティリレー用スイッチと、通常時
前記モジュレータソレノイドと前記電源との間が導通す
るように前記セーフティリレー用スイッチをオンにする
指令信号を出力し、前記モジュレータ用ローサイドスイ
ッチに前記スイッチ制御信号が出力されていないにもか
かわらず、前記モジュレータ用端子電圧監視回路からの
前記モジュレータローサイド電圧低下信号が入力された
とき、前記モジュレータソレノイドと前記電源との間が
遮断するように前記セーフティリレー用スイッチへの前
記指令信号の出力を停止するセーフティリレー制御用コ
ントローラと、前記コイルのローサイド電圧を監視し、
このコイルのローサイド電圧がコイル用所定値以下に低
下したときコイルローサイド電圧低下信号を出力するコ
イル用端子電圧監視回路と、異常を知らせる警報装置
と、前記セーフティリレー制御用コントローラから前記
セーフティリレー用スイッチへ前記指令信号が出力され
ていないにもかかわらず、前記コイル用端子電圧監視回
路からコイルローサイド電圧低下信号が入力されたと
き、前記警報装置を作動させる警報信号を出力する異常
検出用コントローラとを備えていることを特徴としてい
る。
【0031】また請求項2の発明は、電磁弁を備えたア
ンチスキッドブレーキ制御用モジュレータと、前記電磁
弁のモジュレータソレノイドに接続された電源と、前記
モジュレータソレノイドの前記電源と反対側であるロー
サイドに接続され、このモジュレータソレノイドへの通
電を制御するモジュレータ用ローサイドスイッチと、ア
ンチスキッドブレーキ制御時に前記モジュレータ用ロー
サイドスイッチをオンするスイッチ制御信号を出力する
アンチスキッドブレーキ制御用コントローラとを少なく
とも備えているアンチスキッドブレーキ制御装置におい
て、前記モジュレータソレノイドのローサイド電圧を監
視し、このモジュレータソレノイドローサイド電圧がモ
ジュレータ用所定値以下に低下したときモジュレータロ
ーサイド電圧低下信号を出力するモジュレータ用端子電
圧監視回路と、前記電源に接続されたコイルを有し、こ
のコイルに対する通電・非通電により閉・開が制御さ
れ、前記モジュレータソレノイドと前記電源との間の導
通・遮断を行うセーフティリレーと、前記コイルの前記
電源と反対側であるローサイドに接続され、前記コイル
への通電・非通電を制御するセーフティリレー用スイッ
チと、通常時前記モジュレータソレノイドと前記電源と
の間が導通するように前記セーフティリレー用スイッチ
をオンにする指令信号を出力し、前記モジュレータ用ロ
ーサイドスイッチに前記スイッチ制御信号が出力されて
いないにもかかわらず、前記モジュレータ用端子電圧監
視回路からの前記モジュレータローサイド電圧低下信号
が入力されたとき、前記モジュレータソレノイドと前記
電源との間が遮断するように前記セーフティリレー用ス
イッチへの前記指令信号の出力を停止するセーフティリ
レー制御用コントローラと、前記コイルのローサイド電
圧を監視し、このコイルのローサイド電圧がコイル用所
定値以下に低下したときコイルローサイド電圧低下信号
を出力するコイル用端子電圧監視回路と、異常を知らせ
る警報装置と、前記セーフティリレー制御用コントロー
ラから前記セーフティリレー用スイッチへ前記指令信号
が出力されているにもかかわらず、前記コイル用端子電
圧監視回路からコイルローサイド電圧低下信号が入力さ
れないとき、前記警報装置を作動させる警報信号を出力
する異常検出用コントローラとを備えていることを特徴
としている。
ンチスキッドブレーキ制御用モジュレータと、前記電磁
弁のモジュレータソレノイドに接続された電源と、前記
モジュレータソレノイドの前記電源と反対側であるロー
サイドに接続され、このモジュレータソレノイドへの通
電を制御するモジュレータ用ローサイドスイッチと、ア
ンチスキッドブレーキ制御時に前記モジュレータ用ロー
サイドスイッチをオンするスイッチ制御信号を出力する
アンチスキッドブレーキ制御用コントローラとを少なく
とも備えているアンチスキッドブレーキ制御装置におい
て、前記モジュレータソレノイドのローサイド電圧を監
視し、このモジュレータソレノイドローサイド電圧がモ
ジュレータ用所定値以下に低下したときモジュレータロ
ーサイド電圧低下信号を出力するモジュレータ用端子電
圧監視回路と、前記電源に接続されたコイルを有し、こ
のコイルに対する通電・非通電により閉・開が制御さ
れ、前記モジュレータソレノイドと前記電源との間の導
通・遮断を行うセーフティリレーと、前記コイルの前記
電源と反対側であるローサイドに接続され、前記コイル
への通電・非通電を制御するセーフティリレー用スイッ
チと、通常時前記モジュレータソレノイドと前記電源と
の間が導通するように前記セーフティリレー用スイッチ
をオンにする指令信号を出力し、前記モジュレータ用ロ
ーサイドスイッチに前記スイッチ制御信号が出力されて
いないにもかかわらず、前記モジュレータ用端子電圧監
視回路からの前記モジュレータローサイド電圧低下信号
が入力されたとき、前記モジュレータソレノイドと前記
電源との間が遮断するように前記セーフティリレー用ス
イッチへの前記指令信号の出力を停止するセーフティリ
レー制御用コントローラと、前記コイルのローサイド電
圧を監視し、このコイルのローサイド電圧がコイル用所
定値以下に低下したときコイルローサイド電圧低下信号
を出力するコイル用端子電圧監視回路と、異常を知らせ
る警報装置と、前記セーフティリレー制御用コントロー
ラから前記セーフティリレー用スイッチへ前記指令信号
が出力されているにもかかわらず、前記コイル用端子電
圧監視回路からコイルローサイド電圧低下信号が入力さ
れないとき、前記警報装置を作動させる警報信号を出力
する異常検出用コントローラとを備えていることを特徴
としている。
【0032】更に請求項3の発明は、電磁弁を備えたア
ンチスキッドブレーキ制御用モジュレータと、前記電磁
弁のモジュレータソレノイドに接続された電源と、前記
モジュレータソレノイドの前記電源と反対側であるロー
サイドに接続され、このモジュレータソレノイドへの通
電を制御するモジュレータ用ローサイドスイッチと、ア
ンチスキッドブレーキ制御時に前記モジュレータ用ロー
サイドスイッチをオンするスイッチ制御信号を出力する
アンチスキッドブレーキ制御用コントローラとを少なく
とも備えているアンチスキッドブレーキ制御装置におい
て、前記モジュレータソレノイドのローサイド電圧を監
視し、このモジュレータソレノイドローサイド電圧がモ
ジュレータ用所定値以下に低下したときモジュレータロ
ーサイド電圧低下信号を出力するモジュレータ用端子電
圧監視回路と、前記電源に接続されたコイルを有し、こ
のコイルに対する通電・非通電により閉・開が制御さ
れ、前記モジュレータソレノイドと前記電源との間の導
通・遮断を行うセーフティリレーと、前記コイルの前記
電源と反対側であるローサイドに接続され、前記コイル
への通電・非通電を制御するセーフティリレー用スイッ
チと、通常時前記モジュレータソレノイドと前記電源と
の間が導通するように前記セーフティリレー用スイッチ
をオンにする指令信号を出力し、前記モジュレータ用ロ
ーサイドスイッチに前記スイッチ制御信号が出力されて
いないにもかかわらず、前記モジュレータ用端子電圧監
視回路からの前記モジュレータローサイド電圧低下信号
が入力されたとき、前記モジュレータソレノイドと前記
電源との間が遮断するように前記セーフティリレー用ス
イッチへの前記指令信号の出力を停止するセーフティリ
レー制御用コントローラと、前記コイルのローサイド電
圧を監視し、このコイルのローサイド電圧がコイル用所
定値以下に低下したときコイルローサイド電圧低下信号
を出力するコイル用端子電圧監視回路と、異常を知らせ
る警報装置と、前記セーフティリレー制御用コントロー
ラから前記セーフティリレー用スイッチへ前記指令信号
が出力されていないにもかかわらず、前記コイル用端子
電圧監視回路からコイルローサイド電圧低下信号が入力
されたとき、前記警報装置を作動させる警報信号を出力
するとともに、前記セーフティリレー制御用コントロー
ラから前記セーフティリレー用スイッチへ前記指令信号
が出力されているにもかかわらず、前記コイル用端子電
圧監視回路からコイルローサイド電圧低下信号が入力さ
れないとき、前記警報装置を作動させる警報信号を出力
する異常検出用コントローラとを備えていることを特徴
としている。
ンチスキッドブレーキ制御用モジュレータと、前記電磁
弁のモジュレータソレノイドに接続された電源と、前記
モジュレータソレノイドの前記電源と反対側であるロー
サイドに接続され、このモジュレータソレノイドへの通
電を制御するモジュレータ用ローサイドスイッチと、ア
ンチスキッドブレーキ制御時に前記モジュレータ用ロー
サイドスイッチをオンするスイッチ制御信号を出力する
アンチスキッドブレーキ制御用コントローラとを少なく
とも備えているアンチスキッドブレーキ制御装置におい
て、前記モジュレータソレノイドのローサイド電圧を監
視し、このモジュレータソレノイドローサイド電圧がモ
ジュレータ用所定値以下に低下したときモジュレータロ
ーサイド電圧低下信号を出力するモジュレータ用端子電
圧監視回路と、前記電源に接続されたコイルを有し、こ
のコイルに対する通電・非通電により閉・開が制御さ
れ、前記モジュレータソレノイドと前記電源との間の導
通・遮断を行うセーフティリレーと、前記コイルの前記
電源と反対側であるローサイドに接続され、前記コイル
への通電・非通電を制御するセーフティリレー用スイッ
チと、通常時前記モジュレータソレノイドと前記電源と
の間が導通するように前記セーフティリレー用スイッチ
をオンにする指令信号を出力し、前記モジュレータ用ロ
ーサイドスイッチに前記スイッチ制御信号が出力されて
いないにもかかわらず、前記モジュレータ用端子電圧監
視回路からの前記モジュレータローサイド電圧低下信号
が入力されたとき、前記モジュレータソレノイドと前記
電源との間が遮断するように前記セーフティリレー用ス
イッチへの前記指令信号の出力を停止するセーフティリ
レー制御用コントローラと、前記コイルのローサイド電
圧を監視し、このコイルのローサイド電圧がコイル用所
定値以下に低下したときコイルローサイド電圧低下信号
を出力するコイル用端子電圧監視回路と、異常を知らせ
る警報装置と、前記セーフティリレー制御用コントロー
ラから前記セーフティリレー用スイッチへ前記指令信号
が出力されていないにもかかわらず、前記コイル用端子
電圧監視回路からコイルローサイド電圧低下信号が入力
されたとき、前記警報装置を作動させる警報信号を出力
するとともに、前記セーフティリレー制御用コントロー
ラから前記セーフティリレー用スイッチへ前記指令信号
が出力されているにもかかわらず、前記コイル用端子電
圧監視回路からコイルローサイド電圧低下信号が入力さ
れないとき、前記警報装置を作動させる警報信号を出力
する異常検出用コントローラとを備えていることを特徴
としている。
【0033】更に請求項4の発明は、電磁弁を備えたア
ンチスキッドブレーキ制御用モジュレータと、前記電磁
弁のモジュレータソレノイドに接続された電源と、前記
モジュレータソレノイドの前記電源と反対側であるロー
サイドに接続され、このモジュレータソレノイドへの通
電を制御するモジュレータ用ローサイドスイッチと、ア
ンチスキッドブレーキ制御時に前記モジュレータ用ロー
サイドスイッチをオンするスイッチ制御信号を出力する
アンチスキッドブレーキ制御用コントローラとを少なく
とも備えているアンチスキッドブレーキ制御装置におい
て、前記モジュレータソレノイドのローサイド電圧を監
視し、このモジュレータソレノイドローサイド電圧がモ
ジュレータ用所定値以下に低下したときモジュレータロ
ーサイド電圧低下信号を出力するモジュレータ用端子電
圧監視回路と、前記電源に接続されたコイルを有し、こ
のコイルに対する通電・非通電により閉・開が制御さ
れ、前記モジュレータソレノイドと前記電源との間の導
通・遮断を行うセーフティリレーと、前記コイルの前記
電源と反対側であるローサイドに接続され、前記コイル
への通電・非通電を制御するセーフティリレー用スイッ
チと、通常時前記モジュレータソレノイドと前記電源と
の間が導通するように前記セーフティリレー用スイッチ
をオンにする指令信号を出力し、前記モジュレータ用ロ
ーサイドスイッチに前記スイッチ制御信号が出力されて
いないにもかかわらず、前記モジュレータ用端子電圧監
視回路からの前記モジュレータローサイド電圧低下信号
が入力されたとき、前記モジュレータソレノイドと前記
電源との間が遮断するように前記セーフティリレー用ス
イッチへの前記指令信号の出力を停止するセーフティリ
レー制御用コントローラと、前記コイルのローサイド電
圧を監視し、このコイルのローサイド電圧がコイル用所
定値以下に低下したときコイルローサイド電圧低下信号
を出力するコイル用端子電圧監視回路と、異常を知らせ
る警報装置と、前記セーフティリレー制御用コントロー
ラから前記セーフティリレー用スイッチへ前記指令信号
が出力されかつ前記モジュレータ用ローサイドスイッチ
への前記スイッチ制御信号が出力されないにもかかわら
ず、前記モジュレータ用端子電圧監視回路から前記モジ
ュレータローサイド電圧低下信号が出力されたとき、前
記警報装置を作動させる警報信号を出力する異常検出用
コントローラとを備えていることを特徴としている。
ンチスキッドブレーキ制御用モジュレータと、前記電磁
弁のモジュレータソレノイドに接続された電源と、前記
モジュレータソレノイドの前記電源と反対側であるロー
サイドに接続され、このモジュレータソレノイドへの通
電を制御するモジュレータ用ローサイドスイッチと、ア
ンチスキッドブレーキ制御時に前記モジュレータ用ロー
サイドスイッチをオンするスイッチ制御信号を出力する
アンチスキッドブレーキ制御用コントローラとを少なく
とも備えているアンチスキッドブレーキ制御装置におい
て、前記モジュレータソレノイドのローサイド電圧を監
視し、このモジュレータソレノイドローサイド電圧がモ
ジュレータ用所定値以下に低下したときモジュレータロ
ーサイド電圧低下信号を出力するモジュレータ用端子電
圧監視回路と、前記電源に接続されたコイルを有し、こ
のコイルに対する通電・非通電により閉・開が制御さ
れ、前記モジュレータソレノイドと前記電源との間の導
通・遮断を行うセーフティリレーと、前記コイルの前記
電源と反対側であるローサイドに接続され、前記コイル
への通電・非通電を制御するセーフティリレー用スイッ
チと、通常時前記モジュレータソレノイドと前記電源と
の間が導通するように前記セーフティリレー用スイッチ
をオンにする指令信号を出力し、前記モジュレータ用ロ
ーサイドスイッチに前記スイッチ制御信号が出力されて
いないにもかかわらず、前記モジュレータ用端子電圧監
視回路からの前記モジュレータローサイド電圧低下信号
が入力されたとき、前記モジュレータソレノイドと前記
電源との間が遮断するように前記セーフティリレー用ス
イッチへの前記指令信号の出力を停止するセーフティリ
レー制御用コントローラと、前記コイルのローサイド電
圧を監視し、このコイルのローサイド電圧がコイル用所
定値以下に低下したときコイルローサイド電圧低下信号
を出力するコイル用端子電圧監視回路と、異常を知らせ
る警報装置と、前記セーフティリレー制御用コントロー
ラから前記セーフティリレー用スイッチへ前記指令信号
が出力されかつ前記モジュレータ用ローサイドスイッチ
への前記スイッチ制御信号が出力されないにもかかわら
ず、前記モジュレータ用端子電圧監視回路から前記モジ
ュレータローサイド電圧低下信号が出力されたとき、前
記警報装置を作動させる警報信号を出力する異常検出用
コントローラとを備えていることを特徴としている。
【0034】更に請求項5の発明は、電磁弁を備えたア
ンチスキッドブレーキ制御用モジュレータと、前記電磁
弁のモジュレータソレノイドに接続された電源と、前記
モジュレータソレノイドの前記電源と反対側であるロー
サイドに接続され、このモジュレータソレノイドへの通
電を制御するモジュレータ用ローサイドスイッチと、ア
ンチスキッドブレーキ制御時に前記モジュレータ用ロー
サイドスイッチをオンするスイッチ制御信号を出力する
アンチスキッドブレーキ制御用コントローラとを少なく
とも備えているアンチスキッドブレーキ制御装置におい
て、前記モジュレータソレノイドのローサイド電圧を監
視し、このモジュレータソレノイドローサイド電圧がモ
ジュレータ用所定値以下に低下したときモジュレータロ
ーサイド電圧低下信号を出力するモジュレータ用端子電
圧監視回路と、前記電源に接続されたコイルを有し、こ
のコイルに対する通電・非通電により閉・開が制御さ
れ、前記モジュレータソレノイドと前記電源との間の導
通・遮断を行うセーフティリレーと、前記コイルの前記
電源と反対側であるローサイドに接続され、前記コイル
への通電・非通電を制御するセーフティリレー用スイッ
チと、通常時前記モジュレータソレノイドと前記電源と
の間が導通するように前記セーフティリレー用スイッチ
をオンにする指令信号を出力し、前記モジュレータ用ロ
ーサイドスイッチに前記スイッチ制御信号が出力されて
いないにもかかわらず、前記モジュレータ用端子電圧監
視回路からの前記モジュレータローサイド電圧低下信号
が入力されたとき、前記モジュレータソレノイドと前記
電源との間が遮断するように前記セーフティリレー用ス
イッチへの前記指令信号の出力を停止するセーフティリ
レー制御用コントローラと、前記コイルのローサイド電
圧を監視し、このコイルのローサイド電圧がコイル用所
定値以下に低下したときコイルローサイド電圧低下信号
を出力するコイル用端子電圧監視回路と、異常を知らせ
る警報装置と、前記セーフティリレー制御用コントロー
ラから前記セーフティリレー用スイッチへ前記指令信号
が出力されなくかつ前記モジュレータ用ローサイドスイ
ッチへの前記スイッチ制御信号が出力されないにもかか
わらず、前記モジュレータ用端子電圧監視回路から前記
モジュレータローサイド電圧低下信号が出力されないと
き、前記警報装置を作動させる警報信号を出力する異常
検出用コントローラとを備えていることを特徴としてい
る。
ンチスキッドブレーキ制御用モジュレータと、前記電磁
弁のモジュレータソレノイドに接続された電源と、前記
モジュレータソレノイドの前記電源と反対側であるロー
サイドに接続され、このモジュレータソレノイドへの通
電を制御するモジュレータ用ローサイドスイッチと、ア
ンチスキッドブレーキ制御時に前記モジュレータ用ロー
サイドスイッチをオンするスイッチ制御信号を出力する
アンチスキッドブレーキ制御用コントローラとを少なく
とも備えているアンチスキッドブレーキ制御装置におい
て、前記モジュレータソレノイドのローサイド電圧を監
視し、このモジュレータソレノイドローサイド電圧がモ
ジュレータ用所定値以下に低下したときモジュレータロ
ーサイド電圧低下信号を出力するモジュレータ用端子電
圧監視回路と、前記電源に接続されたコイルを有し、こ
のコイルに対する通電・非通電により閉・開が制御さ
れ、前記モジュレータソレノイドと前記電源との間の導
通・遮断を行うセーフティリレーと、前記コイルの前記
電源と反対側であるローサイドに接続され、前記コイル
への通電・非通電を制御するセーフティリレー用スイッ
チと、通常時前記モジュレータソレノイドと前記電源と
の間が導通するように前記セーフティリレー用スイッチ
をオンにする指令信号を出力し、前記モジュレータ用ロ
ーサイドスイッチに前記スイッチ制御信号が出力されて
いないにもかかわらず、前記モジュレータ用端子電圧監
視回路からの前記モジュレータローサイド電圧低下信号
が入力されたとき、前記モジュレータソレノイドと前記
電源との間が遮断するように前記セーフティリレー用ス
イッチへの前記指令信号の出力を停止するセーフティリ
レー制御用コントローラと、前記コイルのローサイド電
圧を監視し、このコイルのローサイド電圧がコイル用所
定値以下に低下したときコイルローサイド電圧低下信号
を出力するコイル用端子電圧監視回路と、異常を知らせ
る警報装置と、前記セーフティリレー制御用コントロー
ラから前記セーフティリレー用スイッチへ前記指令信号
が出力されなくかつ前記モジュレータ用ローサイドスイ
ッチへの前記スイッチ制御信号が出力されないにもかか
わらず、前記モジュレータ用端子電圧監視回路から前記
モジュレータローサイド電圧低下信号が出力されないと
き、前記警報装置を作動させる警報信号を出力する異常
検出用コントローラとを備えていることを特徴としてい
る。
【0035】更に請求項6の発明は、電磁弁を備えたア
ンチスキッドブレーキ制御用モジュレータと、前記電磁
弁のモジュレータソレノイドに接続された電源と、前記
モジュレータソレノイドの前記電源と反対側であるロー
サイドに接続され、このモジュレータソレノイドへの通
電を制御するモジュレータ用ローサイドスイッチと、ア
ンチスキッドブレーキ制御時に前記モジュレータ用ロー
サイドスイッチをオンするスイッチ制御信号を出力する
アンチスキッドブレーキ制御用コントローラとを少なく
とも備えているアンチスキッドブレーキ制御装置におい
て、前記モジュレータソレノイドのローサイド電圧を監
視し、このモジュレータソレノイドローサイド電圧がモ
ジュレータ用所定値以下に低下したときモジュレータロ
ーサイド電圧低下信号を出力するモジュレータ用端子電
圧監視回路と、前記電源に接続されたコイルを有し、こ
のコイルに対する通電・非通電により閉・開が制御さ
れ、前記モジュレータソレノイドと前記電源との間の導
通・遮断を行うセーフティリレーと、前記コイルの前記
電源と反対側であるローサイドに接続され、前記コイル
への通電・非通電を制御するセーフティリレー用スイッ
チと、通常時前記モジュレータソレノイドと前記電源と
の間が導通するように前記セーフティリレー用スイッチ
をオンにする指令信号を出力し、前記モジュレータ用ロ
ーサイドスイッチに前記スイッチ制御信号が出力されて
いないにもかかわらず、前記モジュレータ用端子電圧監
視回路からの前記モジュレータローサイド電圧低下信号
が入力されたとき、前記モジュレータソレノイドと前記
電源との間が遮断するように前記セーフティリレー用ス
イッチへの前記指令信号の出力を停止するセーフティリ
レー制御用コントローラと、前記コイルのローサイド電
圧を監視し、このコイルのローサイド電圧がコイル用所
定値以下に低下したときコイルローサイド電圧低下信号
を出力するコイル用端子電圧監視回路と、異常を知らせ
る警報装置と、前記セーフティリレー制御用コントロー
ラから前記セーフティリレー用スイッチへ前記指令信号
が出力されかつ前記モジュレータ用ローサイドスイッチ
への前記スイッチ制御信号が出力されないにもかかわら
ず、前記モジュレータ用端子電圧監視回路から前記モジ
ュレータローサイド電圧低下信号が出力されたとき、前
記警報装置を作動させる警報信号を出力するとともに、
前記セーフティリレー制御用コントローラから前記セー
フティリレー用スイッチへ前記指令信号が出力されなく
かつ前記モジュレータ用ローサイドスイッチへの前記ス
イッチ制御信号が出力されないにもかかわらず、前記モ
ジュレータ用端子電圧監視回路から前記モジュレータロ
ーサイド電圧低下信号が出力されないとき、前記警報装
置を作動させる警報信号を出力する異常検出用コントロ
ーラとを備えていることを特徴としている。
ンチスキッドブレーキ制御用モジュレータと、前記電磁
弁のモジュレータソレノイドに接続された電源と、前記
モジュレータソレノイドの前記電源と反対側であるロー
サイドに接続され、このモジュレータソレノイドへの通
電を制御するモジュレータ用ローサイドスイッチと、ア
ンチスキッドブレーキ制御時に前記モジュレータ用ロー
サイドスイッチをオンするスイッチ制御信号を出力する
アンチスキッドブレーキ制御用コントローラとを少なく
とも備えているアンチスキッドブレーキ制御装置におい
て、前記モジュレータソレノイドのローサイド電圧を監
視し、このモジュレータソレノイドローサイド電圧がモ
ジュレータ用所定値以下に低下したときモジュレータロ
ーサイド電圧低下信号を出力するモジュレータ用端子電
圧監視回路と、前記電源に接続されたコイルを有し、こ
のコイルに対する通電・非通電により閉・開が制御さ
れ、前記モジュレータソレノイドと前記電源との間の導
通・遮断を行うセーフティリレーと、前記コイルの前記
電源と反対側であるローサイドに接続され、前記コイル
への通電・非通電を制御するセーフティリレー用スイッ
チと、通常時前記モジュレータソレノイドと前記電源と
の間が導通するように前記セーフティリレー用スイッチ
をオンにする指令信号を出力し、前記モジュレータ用ロ
ーサイドスイッチに前記スイッチ制御信号が出力されて
いないにもかかわらず、前記モジュレータ用端子電圧監
視回路からの前記モジュレータローサイド電圧低下信号
が入力されたとき、前記モジュレータソレノイドと前記
電源との間が遮断するように前記セーフティリレー用ス
イッチへの前記指令信号の出力を停止するセーフティリ
レー制御用コントローラと、前記コイルのローサイド電
圧を監視し、このコイルのローサイド電圧がコイル用所
定値以下に低下したときコイルローサイド電圧低下信号
を出力するコイル用端子電圧監視回路と、異常を知らせ
る警報装置と、前記セーフティリレー制御用コントロー
ラから前記セーフティリレー用スイッチへ前記指令信号
が出力されかつ前記モジュレータ用ローサイドスイッチ
への前記スイッチ制御信号が出力されないにもかかわら
ず、前記モジュレータ用端子電圧監視回路から前記モジ
ュレータローサイド電圧低下信号が出力されたとき、前
記警報装置を作動させる警報信号を出力するとともに、
前記セーフティリレー制御用コントローラから前記セー
フティリレー用スイッチへ前記指令信号が出力されなく
かつ前記モジュレータ用ローサイドスイッチへの前記ス
イッチ制御信号が出力されないにもかかわらず、前記モ
ジュレータ用端子電圧監視回路から前記モジュレータロ
ーサイド電圧低下信号が出力されないとき、前記警報装
置を作動させる警報信号を出力する異常検出用コントロ
ーラとを備えていることを特徴としている。
【0036】更に請求項7の発明は、前記セーフティリ
レー制御用コントローラと前記異常検出用コントローラ
とは共通のコントローラによって構成されていることを
特徴としている。
レー制御用コントローラと前記異常検出用コントローラ
とは共通のコントローラによって構成されていることを
特徴としている。
【0037】
【作用】このような構成をした請求項1の発明の異常検
出装置においては、異常検出用コントローラは、セーフ
ティリレー制御用コントローラからセーフティリレー用
スイッチへスイッチオンの指令信号が出力されていない
にもかかわらず、コイル用端子電圧監視回路からコイル
ローサイド電圧低下信号が入力されたとき、異常である
と判断して、警報装置へ警報信号を出力する。これによ
り、警報装置が作動して、ドライバに異常を知らせる。
この請求項1の発明では、セーフティリレーのコイルの
断線による異常が検出される。
出装置においては、異常検出用コントローラは、セーフ
ティリレー制御用コントローラからセーフティリレー用
スイッチへスイッチオンの指令信号が出力されていない
にもかかわらず、コイル用端子電圧監視回路からコイル
ローサイド電圧低下信号が入力されたとき、異常である
と判断して、警報装置へ警報信号を出力する。これによ
り、警報装置が作動して、ドライバに異常を知らせる。
この請求項1の発明では、セーフティリレーのコイルの
断線による異常が検出される。
【0038】また、請求項2の発明の異常検出装置にお
いては、異常検出用コントローラは、セーフティリレー
制御用コントローラからセーフティリレー用スイッチへ
スイッチオンの指令信号が出力されているにもかかわら
ず、コイル用端子電圧監視回路からコイルローサイド電
圧低下信号が入力されないとき、異常であると判断し
て、警報装置へ警報信号を出力する。これにより、警報
装置が作動して、ドライバに異常を知らせる。この請求
項2の発明では、セーフティリレーのコイルのショート
による異常が検出される。
いては、異常検出用コントローラは、セーフティリレー
制御用コントローラからセーフティリレー用スイッチへ
スイッチオンの指令信号が出力されているにもかかわら
ず、コイル用端子電圧監視回路からコイルローサイド電
圧低下信号が入力されないとき、異常であると判断し
て、警報装置へ警報信号を出力する。これにより、警報
装置が作動して、ドライバに異常を知らせる。この請求
項2の発明では、セーフティリレーのコイルのショート
による異常が検出される。
【0039】更に、請求項3の発明の異常検出装置にお
いては、異常検出用コントローラは、セーフティリレー
制御用コントローラからセーフティリレー用スイッチへ
スイッチオンの指令信号が出力されていないにもかかわ
らず、コイル用端子電圧監視回路からコイルローサイド
電圧低下信号が入力されたとき、およびセーフティリレ
ー制御用コントローラからセーフティリレー用スイッチ
へスイッチオンの指令信号が出力されているにもかかわ
らず、コイル用端子電圧監視回路からコイルローサイド
電圧低下信号が入力されないとき、それぞれ異常である
と判断して、警報装置へ警報信号を出力する。これによ
り、警報装置が作動して、ドライバに異常を知らせる。
この請求項3の発明では、セーフティリレーのコイルの
断線およびセーフティリレーのコイルのショートによる
異常がそれぞれ検出される。
いては、異常検出用コントローラは、セーフティリレー
制御用コントローラからセーフティリレー用スイッチへ
スイッチオンの指令信号が出力されていないにもかかわ
らず、コイル用端子電圧監視回路からコイルローサイド
電圧低下信号が入力されたとき、およびセーフティリレ
ー制御用コントローラからセーフティリレー用スイッチ
へスイッチオンの指令信号が出力されているにもかかわ
らず、コイル用端子電圧監視回路からコイルローサイド
電圧低下信号が入力されないとき、それぞれ異常である
と判断して、警報装置へ警報信号を出力する。これによ
り、警報装置が作動して、ドライバに異常を知らせる。
この請求項3の発明では、セーフティリレーのコイルの
断線およびセーフティリレーのコイルのショートによる
異常がそれぞれ検出される。
【0040】更に、請求項4の発明においては、異常検
出用コントローラはセーフティリレー制御用コントロー
ラからセーフティリレー用スイッチへスイッチオンの指
令信号が出力されかつモジュレータ用ローサイドスイッ
チへのスイッチオンのスイッチ制御信号が出力されない
にもかかわらず、モジュレータ用端子電圧監視回路から
モジュレータローサイド電圧低下信号が出力されたと
き、異常であると判断して、警報装置を作動させる警報
信号を出力する。これにより、警報装置が作動して、ド
ライバに異常を知らせる。この請求項4の発明では、セ
ーフティリレーの接点のオープンによる異常が検出され
る。
出用コントローラはセーフティリレー制御用コントロー
ラからセーフティリレー用スイッチへスイッチオンの指
令信号が出力されかつモジュレータ用ローサイドスイッ
チへのスイッチオンのスイッチ制御信号が出力されない
にもかかわらず、モジュレータ用端子電圧監視回路から
モジュレータローサイド電圧低下信号が出力されたと
き、異常であると判断して、警報装置を作動させる警報
信号を出力する。これにより、警報装置が作動して、ド
ライバに異常を知らせる。この請求項4の発明では、セ
ーフティリレーの接点のオープンによる異常が検出され
る。
【0041】更に、請求項5の発明においては、異常検
出コントローラはセーフティリレー制御用コントローラ
からセーフティリレー用スイッチへスイッチオンの指令
信号が出力されなくかつモジュレータ用ローサイドスイ
ッチへのスイッチオンのスイッチ制御信号が出力されな
いにもかかわらず、モジュレータ用端子電圧監視回路か
らモジュレータローサイド電圧低下信号が出力されない
とき、異常であると判断して、警報装置を作動させる警
報信号を出力する。これにより、警報装置が作動して、
ドライバに異常を知らせる。この請求項5の発明では、
セーフティリレーの接点の溶着による異常が検出され
る。
出コントローラはセーフティリレー制御用コントローラ
からセーフティリレー用スイッチへスイッチオンの指令
信号が出力されなくかつモジュレータ用ローサイドスイ
ッチへのスイッチオンのスイッチ制御信号が出力されな
いにもかかわらず、モジュレータ用端子電圧監視回路か
らモジュレータローサイド電圧低下信号が出力されない
とき、異常であると判断して、警報装置を作動させる警
報信号を出力する。これにより、警報装置が作動して、
ドライバに異常を知らせる。この請求項5の発明では、
セーフティリレーの接点の溶着による異常が検出され
る。
【0042】更に、請求項6の発明においては、異常検
出用コントローラはセーフティリレー制御用コントロー
ラからセーフティリレー用スイッチへスイッチオンの指
令信号が出力されかつモジュレータ用ローサイドスイッ
チへのスイッチオンのスイッチ制御信号が出力されない
にもかかわらず、モジュレータ用端子電圧監視回路から
モジュレータローサイド電圧低下信号が出力されたと
き、およびセーフティリレー制御用コントローラからセ
ーフティリレー用スイッチへスイッチオンの指令信号が
出力されなくかつモジュレータ用ローサイドスイッチへ
のスイッチオンのスイッチ制御信号が出力されないにも
かかわらず、モジュレータ用端子電圧監視回路からモジ
ュレータローサイド電圧低下信号が出力されないとき、
異常であると判断して、警報装置を作動させる警報信号
を出力する。これにより、警報装置が作動して、ドライ
バに異常を知らせる。この請求項6の発明では、セーフ
ティリレーの接点のオープンによる異常および接点の溶
着による異常がそれぞれ検出される。
出用コントローラはセーフティリレー制御用コントロー
ラからセーフティリレー用スイッチへスイッチオンの指
令信号が出力されかつモジュレータ用ローサイドスイッ
チへのスイッチオンのスイッチ制御信号が出力されない
にもかかわらず、モジュレータ用端子電圧監視回路から
モジュレータローサイド電圧低下信号が出力されたと
き、およびセーフティリレー制御用コントローラからセ
ーフティリレー用スイッチへスイッチオンの指令信号が
出力されなくかつモジュレータ用ローサイドスイッチへ
のスイッチオンのスイッチ制御信号が出力されないにも
かかわらず、モジュレータ用端子電圧監視回路からモジ
ュレータローサイド電圧低下信号が出力されないとき、
異常であると判断して、警報装置を作動させる警報信号
を出力する。これにより、警報装置が作動して、ドライ
バに異常を知らせる。この請求項6の発明では、セーフ
ティリレーの接点のオープンによる異常および接点の溶
着による異常がそれぞれ検出される。
【0043】更に請求項7発明においては、セーフティ
リレー制御用コントローラと異常検出用コントローラと
が共通のコントローラで構成されるので、セーフティリ
レーの作動制御およびセーフティリレーの異常の検出が
一つのコントローラで行われるようになる。
リレー制御用コントローラと異常検出用コントローラと
が共通のコントローラで構成されるので、セーフティリ
レーの作動制御およびセーフティリレーの異常の検出が
一つのコントローラで行われるようになる。
【0044】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。図1は、本発明に係るアンチスキッドブレーキ制御
装置におけるフェールセーフ装置の異常検出装置の一実
施例を示す回路図である。なお、本発明を図2〜図3に
示すアンチスキッドブレーキ制御装置に適用して説明す
る。その場合、前述の図2〜図4に示す装置および回路
と同じ構成要素には同じ符号を付すことにより、その説
明は省略する。
る。図1は、本発明に係るアンチスキッドブレーキ制御
装置におけるフェールセーフ装置の異常検出装置の一実
施例を示す回路図である。なお、本発明を図2〜図3に
示すアンチスキッドブレーキ制御装置に適用して説明す
る。その場合、前述の図2〜図4に示す装置および回路
と同じ構成要素には同じ符号を付すことにより、その説
明は省略する。
【0045】この実施例においては図2から明らかなよ
うにアンチスキッドブレーキ制御用モジュレータは、1
個の前輪用モジュレータ91および左右の後輪用モジュ
レータ92,93の計3個設けられている。そして、図1
に示すように、これらのすべてのモジュレータ91,92,
93における各排気用電磁弁271,272,273の各モジ
ュレータソレノイド27c1,27c2,27c3およびロ
ーサイドスイッチ321,322,323がそれぞれ並列に
配設されている。
うにアンチスキッドブレーキ制御用モジュレータは、1
個の前輪用モジュレータ91および左右の後輪用モジュ
レータ92,93の計3個設けられている。そして、図1
に示すように、これらのすべてのモジュレータ91,92,
93における各排気用電磁弁271,272,273の各モジ
ュレータソレノイド27c1,27c2,27c3およびロ
ーサイドスイッチ321,322,323がそれぞれ並列に
配設されている。
【0046】また、各モジュレータソレノイド27c1,
27c2,27c3の各ローサイド電圧VSをそれぞれ監視
するモジュレータ用端子電圧監視回路411,412,41
3が設けられている。図4に示す場合と同様に、これら
のモジュレータ用端子電圧監視回路411,412,413
は、それぞれ比較器431,432,433を有している。
これらの比較器431,432,433の一方の入力端子4
31a,432a,433aに基準電圧Vbが入力されるととも
に、他方の入力端子431b,432b,433bにローサイド
電圧VSを分圧した比較ローサイド電圧Vs´が入力され
るようになっている。そして、比較ローサイド電圧Vs
´が基準電圧Vbより低くなったとき、各比較器431,
432,433の出力端子431c,432c,433cからそれ
ぞれモジュレータローサイド電圧低下信号を出力するよ
うになっている。
27c2,27c3の各ローサイド電圧VSをそれぞれ監視
するモジュレータ用端子電圧監視回路411,412,41
3が設けられている。図4に示す場合と同様に、これら
のモジュレータ用端子電圧監視回路411,412,413
は、それぞれ比較器431,432,433を有している。
これらの比較器431,432,433の一方の入力端子4
31a,432a,433aに基準電圧Vbが入力されるととも
に、他方の入力端子431b,432b,433bにローサイド
電圧VSを分圧した比較ローサイド電圧Vs´が入力され
るようになっている。そして、比較ローサイド電圧Vs
´が基準電圧Vbより低くなったとき、各比較器431,
432,433の出力端子431c,432c,433cからそれ
ぞれモジュレータローサイド電圧低下信号を出力するよ
うになっている。
【0047】この基準電圧Vbは、モジュレータローサ
イド電圧VSがモジュレータソレノイド正常時でのロー
サイドスイッチのオフ時におけるような比較的高い値の
ときに、比較器431,432,433の出力がHiとなる、
すなわち比較器431,432,433がモジュレータロー
サイド電圧低下信号を出力せず、ローサイドスイッチの
オン時におけるような比較的低い値のときに、比較器4
31,432,433の出力がLowとなる、すなわち比較器4
31,432,433がモジュレータローサイド電圧低下信
号を出力するような大きさに設定されており、モジュレ
ータローサイド電圧Vsと比較するための基準となるモ
ジュレータ用所定値を構成している。
イド電圧VSがモジュレータソレノイド正常時でのロー
サイドスイッチのオフ時におけるような比較的高い値の
ときに、比較器431,432,433の出力がHiとなる、
すなわち比較器431,432,433がモジュレータロー
サイド電圧低下信号を出力せず、ローサイドスイッチの
オン時におけるような比較的低い値のときに、比較器4
31,432,433の出力がLowとなる、すなわち比較器4
31,432,433がモジュレータローサイド電圧低下信
号を出力するような大きさに設定されており、モジュレ
ータローサイド電圧Vsと比較するための基準となるモ
ジュレータ用所定値を構成している。
【0048】更に、本実施例においてはセーフティリレ
ー42のコイル46のローサイド電圧VRsを監視するコ
イル用端子電圧監視回路47が設けられている。このコ
イル用端子電圧監視回路47は比較器48を有してい
る。この比較器48の一方の入力端子48aに基準電圧
VRbが入力されるとともに、他方の入力端子48bにコ
イルローサイド電圧VRsを分圧した比較ローサイド電圧
VRs´が入力されるようになっている。そして、比較ロ
ーサイド電圧VRs´が基準電圧VRbより低くなったと
き、比較器48の出力端子48cからコイルローサイド
電圧低下信号を出力するようになっている。
ー42のコイル46のローサイド電圧VRsを監視するコ
イル用端子電圧監視回路47が設けられている。このコ
イル用端子電圧監視回路47は比較器48を有してい
る。この比較器48の一方の入力端子48aに基準電圧
VRbが入力されるとともに、他方の入力端子48bにコ
イルローサイド電圧VRsを分圧した比較ローサイド電圧
VRs´が入力されるようになっている。そして、比較ロ
ーサイド電圧VRs´が基準電圧VRbより低くなったと
き、比較器48の出力端子48cからコイルローサイド
電圧低下信号を出力するようになっている。
【0049】この基準電圧VRbは、コイルローサイド電
圧VRsがコイル正常時でのスイッチ45のオン時におけ
るような比較的低い値のときに、比較器48の出力が L
owとなる、すなわち比較器48が出力するが、ローサイ
ド電圧VRsがコイル正常時でのスイッチ45のオフ時に
おけるような比較的高い値のときに、比較器48の出力
が Hi となる、すなわち比較器48が出力しないような
大きさに設定されており、コイルローサイド電圧VRsと
比較するための基準となるコイル用所定値を構成してい
る。
圧VRsがコイル正常時でのスイッチ45のオン時におけ
るような比較的低い値のときに、比較器48の出力が L
owとなる、すなわち比較器48が出力するが、ローサイ
ド電圧VRsがコイル正常時でのスイッチ45のオフ時に
おけるような比較的高い値のときに、比較器48の出力
が Hi となる、すなわち比較器48が出力しないような
大きさに設定されており、コイルローサイド電圧VRsと
比較するための基準となるコイル用所定値を構成してい
る。
【0050】各ローサイドスイッチ321,322,323
およびスイッチ45と各比較器431,432,433,48
は、アンチスキッドブレーキ制御用コントローラでもあ
り、本発明のセーフティリレー用コントローラかつ異常
検出用コントローラでもあるマイコン51に接続されて
いる。このマイコン51はコントローラ7内に設けられ
ている。
およびスイッチ45と各比較器431,432,433,48
は、アンチスキッドブレーキ制御用コントローラでもあ
り、本発明のセーフティリレー用コントローラかつ異常
検出用コントローラでもあるマイコン51に接続されて
いる。このマイコン51はコントローラ7内に設けられ
ている。
【0051】またこの実施例においては、表1に示すよ
うにコイル46の断線およびショートによる異常時に、
コイル用端子電圧監視回路47の出力が正常時と異なる
のを利用して、セーフティリレー42の異常を検出する
ようにしている。
うにコイル46の断線およびショートによる異常時に、
コイル用端子電圧監視回路47の出力が正常時と異なる
のを利用して、セーフティリレー42の異常を検出する
ようにしている。
【0052】
【表1】
【0053】すなわち表1において、スイッチ45がオ
ンのとき、コイル用端子電圧監視回路47の出力は、正
常時では Low すなわち有り、コイル46の断線時では
Lowすなわち有り、コイル46のショート時では Hi す
なわち無しとなる。また、スイッチ45がオフのとき、
コイル用端子電圧監視回路47の出力は、正常時ではHi
すなわち無し、コイル46の断線時では Low すなわち
有り、コイル46のショート時では Hi すなわち無しと
なる。
ンのとき、コイル用端子電圧監視回路47の出力は、正
常時では Low すなわち有り、コイル46の断線時では
Lowすなわち有り、コイル46のショート時では Hi す
なわち無しとなる。また、スイッチ45がオフのとき、
コイル用端子電圧監視回路47の出力は、正常時ではHi
すなわち無し、コイル46の断線時では Low すなわち
有り、コイル46のショート時では Hi すなわち無しと
なる。
【0054】このように構成された本実施例の作用につ
いて説明する。前述の図4に示すセーフティリレー42
と同様に、通常時はマイコン51からの信号によりスイ
ッチ45がオンとなっていて、セーフティリレー42の
リレースイッチ44は図1に示すように閉となってい
る。
いて説明する。前述の図4に示すセーフティリレー42
と同様に、通常時はマイコン51からの信号によりスイ
ッチ45がオンとなっていて、セーフティリレー42の
リレースイッチ44は図1に示すように閉となってい
る。
【0055】まず、モジュレータソレノイド27c1の
天絡、地絡あるいは断線等の異常がなく、セーフティリ
レー42が正常であるとする。各ローサイドスイッチ3
21,322,323がオフのときは、ローサイド電圧Vsが
バッテリー電圧VBとなっている。したがって、このと
きは各比較器431,432,433はマイコン51に信号
を出力しなく、それによりマイコン51は正常であると
判断して警報装置49に作動の警報信号を出力しないと
ともに、スイッチ45にセーフティリレー42の開の指
令信号を出力しない。その結果、警報装置49は作動し
ないとともに、リレースイッチ44は閉状態を保持す
る。
天絡、地絡あるいは断線等の異常がなく、セーフティリ
レー42が正常であるとする。各ローサイドスイッチ3
21,322,323がオフのときは、ローサイド電圧Vsが
バッテリー電圧VBとなっている。したがって、このと
きは各比較器431,432,433はマイコン51に信号
を出力しなく、それによりマイコン51は正常であると
判断して警報装置49に作動の警報信号を出力しないと
ともに、スイッチ45にセーフティリレー42の開の指
令信号を出力しない。その結果、警報装置49は作動し
ないとともに、リレースイッチ44は閉状態を保持す
る。
【0056】またこのとき、コイル46のローサイド電
圧VRsは、スイッチ45がオンとなっているので Low
となっており、したがって比較器47の出力も Low と
なり、比較器47から信号がマイコン51へ出力され
る。これにより、マイコン51は表1に示すように正常
であると判断して警報装置49に作動の警報信号を出力
しなく、警報装置49は作動しない。
圧VRsは、スイッチ45がオンとなっているので Low
となっており、したがって比較器47の出力も Low と
なり、比較器47から信号がマイコン51へ出力され
る。これにより、マイコン51は表1に示すように正常
であると判断して警報装置49に作動の警報信号を出力
しなく、警報装置49は作動しない。
【0057】例えば、前輪においてアンチスキッドブレ
ーキ制御の減圧を行うために、マイコン51からローサ
イドスイッチ321のスイッチ制御信号が出力される
と、ローサイドスイッチ321がオンする。これによ
り、モジュレータソレノイド27c1のローサイド電圧
Vsが低下し、モジュレータソレノイド27c1が通電さ
れる。これにより、排気用電磁弁271が開いて、前輪
のブレーキ圧の減圧が行われる。
ーキ制御の減圧を行うために、マイコン51からローサ
イドスイッチ321のスイッチ制御信号が出力される
と、ローサイドスイッチ321がオンする。これによ
り、モジュレータソレノイド27c1のローサイド電圧
Vsが低下し、モジュレータソレノイド27c1が通電さ
れる。これにより、排気用電磁弁271が開いて、前輪
のブレーキ圧の減圧が行われる。
【0058】このようにローサイドスイッチ321がオ
ンのときは、モジュレータソレノイド27c1のローサ
イド電圧Vsが大きく低下する。したがって、このとき
は比較器431はマイコン51に信号を出力する。しか
し、マイコン51は比較器431からの信号を受けて
も、ローサイドスイッチ321をオンするスイッチ請求
項信号を出力しているので、正常であると判断して警報
装置49に作動の警報信号を出力しないとともに、スイ
ッチ45にセーフティリレー42の開の指令信号を出力
しない。その結果、警報装置49は作動しないととも
に、リレースイッチ44は閉状態を保持する。
ンのときは、モジュレータソレノイド27c1のローサ
イド電圧Vsが大きく低下する。したがって、このとき
は比較器431はマイコン51に信号を出力する。しか
し、マイコン51は比較器431からの信号を受けて
も、ローサイドスイッチ321をオンするスイッチ請求
項信号を出力しているので、正常であると判断して警報
装置49に作動の警報信号を出力しないとともに、スイ
ッチ45にセーフティリレー42の開の指令信号を出力
しない。その結果、警報装置49は作動しないととも
に、リレースイッチ44は閉状態を保持する。
【0059】また、他のローサイドスイッチ322,32
3がオフとなっているので、モジュレータソレノイド2
7c2,27c3の各ローサイド電圧Vsはほとんど低下し
ない。したがって、他の比較器432,433はマイコン
51に信号を出力しないとともに、マイコン51は正常
であると判断する。他のローサイドスイッチ322,32
3をオンさせたときも同様である。
3がオフとなっているので、モジュレータソレノイド2
7c2,27c3の各ローサイド電圧Vsはほとんど低下し
ない。したがって、他の比較器432,433はマイコン
51に信号を出力しないとともに、マイコン51は正常
であると判断する。他のローサイドスイッチ322,32
3をオンさせたときも同様である。
【0060】次に、モジュレータソレノイド27c1に
天絡、地絡あるいは断線等の異常が生じた場合は、本実
施例のフェールセーフ装置40の作動は、前述の図4に
示すフェールセーフ装置と同じである。したがって、フ
ェールセーフ装置40の作動の説明は省略する。
天絡、地絡あるいは断線等の異常が生じた場合は、本実
施例のフェールセーフ装置40の作動は、前述の図4に
示すフェールセーフ装置と同じである。したがって、フ
ェールセーフ装置40の作動の説明は省略する。
【0061】次に、セーフティリレー42のコイル46
が断線しているとする。
が断線しているとする。
【0062】コイル46の断線が生じると、スイッチ4
5のオフ時にローサイド電圧VRsはLow となる。したが
って、比較器48の出力も、スイッチ45がオフである
にもかかわらず Low となり、比較器48はマイコン5
1へ信号を出力する。マイコン51は、スイッチ45に
オフの指令信号を出力しているにもかかわらず、比較器
48からの信号が Low である、すなわち比較器48か
らの信号を受けると、表1に示すように異常(コイル4
6の断線)であると判断して警報装置49に作動の警報
信号を出力する。その結果、警報装置49が作動し、ド
ライバに異常であることを知らせる。
5のオフ時にローサイド電圧VRsはLow となる。したが
って、比較器48の出力も、スイッチ45がオフである
にもかかわらず Low となり、比較器48はマイコン5
1へ信号を出力する。マイコン51は、スイッチ45に
オフの指令信号を出力しているにもかかわらず、比較器
48からの信号が Low である、すなわち比較器48か
らの信号を受けると、表1に示すように異常(コイル4
6の断線)であると判断して警報装置49に作動の警報
信号を出力する。その結果、警報装置49が作動し、ド
ライバに異常であることを知らせる。
【0063】次に、セーフティリレー42のコイル46
がショートしているとする。
がショートしているとする。
【0064】コイル46のショートが生じると、スイッ
チ45のオン時にローサイド電圧VRsは Hi となる。し
たがって、比較器48の出力も、スイッチ45がオンで
あるにもかかわらず Hi となり、比較器48はマイコン
51へ信号を出力しない。マイコン51は、スイッチ4
5にオンの指令信号を出力しているにもかかわらず、比
較器48からの信号が Hi である、すなわち比較器48
からの信号を受けないと、表1に示すように異常である
と判断して警報装置49に作動の警報信号を出力する。
その結果、警報装置49が作動し、ドライバに異常であ
ることを知らせる。
チ45のオン時にローサイド電圧VRsは Hi となる。し
たがって、比較器48の出力も、スイッチ45がオンで
あるにもかかわらず Hi となり、比較器48はマイコン
51へ信号を出力しない。マイコン51は、スイッチ4
5にオンの指令信号を出力しているにもかかわらず、比
較器48からの信号が Hi である、すなわち比較器48
からの信号を受けないと、表1に示すように異常である
と判断して警報装置49に作動の警報信号を出力する。
その結果、警報装置49が作動し、ドライバに異常であ
ることを知らせる。
【0065】このようにして本実施例においては、セー
フティリレー42のコイル46の断線またはショートに
よる異常を確実に検出して、ドライバに知らせることが
できる。
フティリレー42のコイル46の断線またはショートに
よる異常を確実に検出して、ドライバに知らせることが
できる。
【0066】次に、本発明の他の実施例を説明する。こ
の実施例においてもフェールセーフ装置40の回路は、
前述の実施例と同様に図1に示す回路である。この実施
例においては、表2に示すようにセーフティリレー42
の接点44aのオープン、および溶着による異常時に、
すべてのモジュレータ用の端子電圧監視回路411,41
2,413の出力が正常時と異なるのを利用して、セーフ
ティリレー42の異常を検出するようにしている。
の実施例においてもフェールセーフ装置40の回路は、
前述の実施例と同様に図1に示す回路である。この実施
例においては、表2に示すようにセーフティリレー42
の接点44aのオープン、および溶着による異常時に、
すべてのモジュレータ用の端子電圧監視回路411,41
2,413の出力が正常時と異なるのを利用して、セーフ
ティリレー42の異常を検出するようにしている。
【0067】
【表2】
【0068】すなわち表2において、スイッチ45がオ
ンでかつすべてのローサイドスイッチ321,322,32
3がオフのとき、すべてのモジュレータソレノイド27
c1,27c2,27c3のモジュレータ用端子電圧監視回路4
11,412,413の出力は、正常時では Hi すなわち無
し、接点44aのオープンでは Low すなわち有り、接
点44aの溶着では Hi すなわち無しとなる。なお、こ
の場合、コイル用端子電圧監視回路47の出力すなわち
コイルローサイド電圧低下信号は、セーフティリレー4
2の正常時では Low すなわち有りとなる。
ンでかつすべてのローサイドスイッチ321,322,32
3がオフのとき、すべてのモジュレータソレノイド27
c1,27c2,27c3のモジュレータ用端子電圧監視回路4
11,412,413の出力は、正常時では Hi すなわち無
し、接点44aのオープンでは Low すなわち有り、接
点44aの溶着では Hi すなわち無しとなる。なお、こ
の場合、コイル用端子電圧監視回路47の出力すなわち
コイルローサイド電圧低下信号は、セーフティリレー4
2の正常時では Low すなわち有りとなる。
【0069】また、スイッチ45がオフでかつすべての
ローサイドスイッチ321,322,323がオフのとき、
すべてのモジュレータソレノイド27c1,27c2,27c3
のモジュレータ用端子電圧監視回路411,412,413
の出力は、正常時では Low すなわち有り、接点44a
のオープンでは Low すなわち有り、接点44aの溶着
では Hi すなわち無しとなる。なお、この場合、コイル
用端子電圧監視回路47の出力は、セーフティリレー4
2の正常時では Hi すなわち無しとなる。
ローサイドスイッチ321,322,323がオフのとき、
すべてのモジュレータソレノイド27c1,27c2,27c3
のモジュレータ用端子電圧監視回路411,412,413
の出力は、正常時では Low すなわち有り、接点44a
のオープンでは Low すなわち有り、接点44aの溶着
では Hi すなわち無しとなる。なお、この場合、コイル
用端子電圧監視回路47の出力は、セーフティリレー4
2の正常時では Hi すなわち無しとなる。
【0070】モジュレータソレノイド27c1に天絡、
地絡あるいは断線等の異常が生じた場合は、本実施例の
フェールセーフ装置40の作動は、前述の図4に示すフ
ェールセーフ装置と同じである。したがって、これらの
異常の場合のフェールセーフ装置40の作動の説明は省
略する。
地絡あるいは断線等の異常が生じた場合は、本実施例の
フェールセーフ装置40の作動は、前述の図4に示すフ
ェールセーフ装置と同じである。したがって、これらの
異常の場合のフェールセーフ装置40の作動の説明は省
略する。
【0071】次に、接点44aが閉じらなくオープン状
態になっているとする。接点44aのオープン状態の異
常が生じると、スイッチ45がオンであってもリレース
イッチ44が閉じらないので、バッテリーとすべてのモ
ジュレータソレノイド27c1,27c2,27c3との間は遮
断される。したがって、すべてのローサイドスイッチ3
21,322,323がオフであっても、すべてのモジュレ
ータソレノイド27c1,27c2,27c3のローサイド電圧
Vsは Low となる。
態になっているとする。接点44aのオープン状態の異
常が生じると、スイッチ45がオンであってもリレース
イッチ44が閉じらないので、バッテリーとすべてのモ
ジュレータソレノイド27c1,27c2,27c3との間は遮
断される。したがって、すべてのローサイドスイッチ3
21,322,323がオフであっても、すべてのモジュレ
ータソレノイド27c1,27c2,27c3のローサイド電圧
Vsは Low となる。
【0072】したがって、すべてのモジュレータソレノ
イド27c1,27c2,27c3のモジュレータ用端子電圧監
視回路411,412,413の出力も、スイッチ45がオ
ンでかつすべてのローサイドスイッチ321,322,32
3がオフであるにもかかわらず Low となり、すべてのモ
ジュレータ用端子電圧監視回路411,412,413はマ
イコン51へ信号を出力する。
イド27c1,27c2,27c3のモジュレータ用端子電圧監
視回路411,412,413の出力も、スイッチ45がオ
ンでかつすべてのローサイドスイッチ321,322,32
3がオフであるにもかかわらず Low となり、すべてのモ
ジュレータ用端子電圧監視回路411,412,413はマ
イコン51へ信号を出力する。
【0073】マイコン51は、スイッチ45にオンの指
令信号を出力しているにもかかわらず、すべてのモジュ
レータ用端子電圧監視回路411,412,413からの信
号がLow である、すなわちすべてのモジュレータ用端子
電圧監視回路411,412,413からのモジュレータロ
ーサイドサイド電圧低下信号を受けると、表2に示すよ
うに異常(接点44aのオープン)であると判断して警
報装置49に作動の警報信号を出力する。その結果、警
報装置49が作動し、ドライバに異常であることを知ら
せる。
令信号を出力しているにもかかわらず、すべてのモジュ
レータ用端子電圧監視回路411,412,413からの信
号がLow である、すなわちすべてのモジュレータ用端子
電圧監視回路411,412,413からのモジュレータロ
ーサイドサイド電圧低下信号を受けると、表2に示すよ
うに異常(接点44aのオープン)であると判断して警
報装置49に作動の警報信号を出力する。その結果、警
報装置49が作動し、ドライバに異常であることを知ら
せる。
【0074】次に、接点44aが溶着しているとする。
接点44aの溶着状態の異常が生じると、スイッチ45
がオフであってもリレースイッチ44が開かないので、
バッテリーとすべてのモジュレータソレノイド27c1,
27c2,27c3との間は導通状態となる。したがって、
すべてのローサイドスイッチ321,322,323がオフ
であると、すべてのモジュレータソレノイド27c1,2
7c2,27c3のローサイド電圧Vsは Hi となる。
接点44aの溶着状態の異常が生じると、スイッチ45
がオフであってもリレースイッチ44が開かないので、
バッテリーとすべてのモジュレータソレノイド27c1,
27c2,27c3との間は導通状態となる。したがって、
すべてのローサイドスイッチ321,322,323がオフ
であると、すべてのモジュレータソレノイド27c1,2
7c2,27c3のローサイド電圧Vsは Hi となる。
【0075】したがって、すべてのモジュレータソレノ
イド27c1,27c2,27c3のモジュレータ用端子電圧監
視回路411,412,413の出力も、スイッチ45がオ
フでかつすべてのローサイドスイッチ321,322,32
3がオフであるにもかかわらず Hi となり、すべてのモ
ジュレータ端子電圧監視回路411,412,413はマイ
コン51へモジュレータローサイド電圧低下信号を出力
しない。
イド27c1,27c2,27c3のモジュレータ用端子電圧監
視回路411,412,413の出力も、スイッチ45がオ
フでかつすべてのローサイドスイッチ321,322,32
3がオフであるにもかかわらず Hi となり、すべてのモ
ジュレータ端子電圧監視回路411,412,413はマイ
コン51へモジュレータローサイド電圧低下信号を出力
しない。
【0076】マイコン51は、スイッチ45にオフの指
令信号を出力しているにもかかわらず、すべての端子電
圧監視回路411,412,413からの信号が Hi であ
る、すなわちすべての端子電圧監視回路411,412,4
13からの信号を受けないと、表2に示すように異常
(接点44aの溶着)であると判断して警報装置49に
作動の警報信号を出力する。その結果、警報装置49が
作動し、ドライバに異常であることを知らせる。
令信号を出力しているにもかかわらず、すべての端子電
圧監視回路411,412,413からの信号が Hi であ
る、すなわちすべての端子電圧監視回路411,412,4
13からの信号を受けないと、表2に示すように異常
(接点44aの溶着)であると判断して警報装置49に
作動の警報信号を出力する。その結果、警報装置49が
作動し、ドライバに異常であることを知らせる。
【0077】このようにして本実施例においては、セー
フティリレー42のリレースイッチの接点44aのオー
プンまたは溶着による異常を確実に検出して、ドライバ
に知らせることができる。
フティリレー42のリレースイッチの接点44aのオー
プンまたは溶着による異常を確実に検出して、ドライバ
に知らせることができる。
【0078】なお、保持用電磁弁26のモジュレータソ
レノイド26cにも、本発明のフェールセーフ装置40
を設けることができる。また、前述の実施例において
は、いずれも本発明を図2に示すアンチスキッドブレー
キ制御装置に適用した場合について説明しているが、本
発明は、モジュレータの数が3個以外の場合にも適用で
きるとともに、空気圧を利用した他のタイプの制動装置
や液圧を利用した制動装置におけるアンチスキッドブレ
ーキ制御装置にも適用することができる。
レノイド26cにも、本発明のフェールセーフ装置40
を設けることができる。また、前述の実施例において
は、いずれも本発明を図2に示すアンチスキッドブレー
キ制御装置に適用した場合について説明しているが、本
発明は、モジュレータの数が3個以外の場合にも適用で
きるとともに、空気圧を利用した他のタイプの制動装置
や液圧を利用した制動装置におけるアンチスキッドブレ
ーキ制御装置にも適用することができる。
【0079】
【発明の効果】以上説明から明らかなように、本発明の
異常検出装置によれば、モジュレータソレノイドの異常
時に電源とモジュレータソレノイドとの間を遮断するセ
ーフティリレーに、コイル断線、コイルショート、接点
オープンあるいは接点溶着等の異常が生じた場合、これ
らの異常を確実に検出することができるようになる。こ
れにより、アンチスキッドブレーキ制御装置のフェール
セーフ装置の信頼性が更に一層向上する。
異常検出装置によれば、モジュレータソレノイドの異常
時に電源とモジュレータソレノイドとの間を遮断するセ
ーフティリレーに、コイル断線、コイルショート、接点
オープンあるいは接点溶着等の異常が生じた場合、これ
らの異常を確実に検出することができるようになる。こ
れにより、アンチスキッドブレーキ制御装置のフェール
セーフ装置の信頼性が更に一層向上する。
【図1】 本発明に係るアンチスキッドブレーキ制御装
置におけるフェールセーフ装置の異常検出装置の一実施
例を示す回路図である。
置におけるフェールセーフ装置の異常検出装置の一実施
例を示す回路図である。
【図2】 従来のアンチスキッドブレーキ制御装置を概
略的に示す図である。
略的に示す図である。
【図3】 この従来のアンチスキッドブレーキ制御装置
におけるモジュレータを示す図である。
におけるモジュレータを示す図である。
【図4】 この従来のアンチスキッドブレーキ制御装置
の異常検出装置およびフェールセーフ装置を示す回路図
である。
の異常検出装置およびフェールセーフ装置を示す回路図
である。
1…アンチスキッドブレーキ制御装置、7…コントロー
ラ、91,92,93…アンチスキッドブレーキ制御用モジ
ュレータ、271,272,273…排気用電磁弁、27
c1,27c2,27c3…モジュレータソレノイド、3
21,322,323…モジュレータ用ローサイドスイッチ
(FETトランジスタ)、40…フェールセーフ装置、
411,412,413…モジュレータ用端子電圧監視回
路、42…セーフティリレー、431,432,433,48
…比較器、44…リレースイッチ、44a…接点、45
…セーフティリレー用スイッチ(FETトランジス
タ)、46…セーフティリレーのコイル、47…コイル
用端子電圧監視回路、49…警報装置、51…マイコン
(セーフティリレー制御用コントローラおよび異常検出
用コントローラ)、A…電源とモジュレータソレノイド
との間の配線、Vb,VRb…基準電圧、VB…バッテリー
電圧、Vs…モジュレータ装置のローサイド電圧、VRs
…コイルのローサイド電圧
ラ、91,92,93…アンチスキッドブレーキ制御用モジ
ュレータ、271,272,273…排気用電磁弁、27
c1,27c2,27c3…モジュレータソレノイド、3
21,322,323…モジュレータ用ローサイドスイッチ
(FETトランジスタ)、40…フェールセーフ装置、
411,412,413…モジュレータ用端子電圧監視回
路、42…セーフティリレー、431,432,433,48
…比較器、44…リレースイッチ、44a…接点、45
…セーフティリレー用スイッチ(FETトランジス
タ)、46…セーフティリレーのコイル、47…コイル
用端子電圧監視回路、49…警報装置、51…マイコン
(セーフティリレー制御用コントローラおよび異常検出
用コントローラ)、A…電源とモジュレータソレノイド
との間の配線、Vb,VRb…基準電圧、VB…バッテリー
電圧、Vs…モジュレータ装置のローサイド電圧、VRs
…コイルのローサイド電圧
Claims (7)
- 【請求項1】 電磁弁を備えたアンチスキッドブレーキ
制御用モジュレータと、前記電磁弁のモジュレータソレ
ノイドに接続された電源と、前記モジュレータソレノイ
ドの前記電源と反対側であるローサイドに接続され、こ
のモジュレータソレノイドへの通電を制御するモジュレ
ータ用ローサイドスイッチと、アンチスキッドブレーキ
制御時に前記モジュレータ用ローサイドスイッチをオン
するスイッチ制御信号を出力するアンチスキッドブレー
キ制御用コントローラとを少なくとも備えているアンチ
スキッドブレーキ制御装置において、 前記モジュレータソレノイドのローサイド電圧を監視
し、このモジュレータソレノイドローサイド電圧がモジ
ュレータ用所定値以下に低下したときモジュレータロー
サイド電圧低下信号を出力するモジュレータ用端子電圧
監視回路と、前記電源に接続されたコイルを有し、この
コイルに対する通電・非通電により閉・開が制御され、
前記モジュレータソレノイドと前記電源との間の導通・
遮断を行うセーフティリレーと、前記コイルの前記電源
と反対側であるローサイドに接続され、前記コイルへの
通電・非通電を制御するセーフティリレー用スイッチ
と、通常時前記モジュレータソレノイドと前記電源との
間が導通するように前記セーフティリレー用スイッチを
オンにする指令信号を出力し、前記モジュレータ用ロー
サイドスイッチに前記スイッチ制御信号が出力されてい
ないにもかかわらず、前記モジュレータ用端子電圧監視
回路からの前記モジュレータローサイド電圧低下信号が
入力されたとき、前記モジュレータソレノイドと前記電
源との間が遮断するように前記セーフティリレー用スイ
ッチへの前記指令信号の出力を停止するセーフティリレ
ー制御用コントローラと、前記コイルのローサイド電圧
を監視し、このコイルのローサイド電圧がコイル用所定
値以下に低下したときコイルローサイド電圧低下信号を
出力するコイル用端子電圧監視回路と、異常を知らせる
警報装置と、前記セーフティリレー制御用コントローラ
から前記セーフティリレー用スイッチへ前記指令信号が
出力されていないにもかかわらず、前記コイル用端子電
圧監視回路からコイルローサイド電圧低下信号が入力さ
れたとき、前記警報装置を作動させる警報信号を出力す
る異常検出用コントローラとを備えていることを特徴と
するアンチスキッドブレーキ制御装置におけるフェール
セーフ装置の異常検出装置。 - 【請求項2】 電磁弁を備えたアンチスキッドブレーキ
制御用モジュレータと、前記電磁弁のモジュレータソレ
ノイドに接続された電源と、前記モジュレータソレノイ
ドの前記電源と反対側であるローサイドに接続され、こ
のモジュレータソレノイドへの通電を制御するモジュレ
ータ用ローサイドスイッチと、アンチスキッドブレーキ
制御時に前記モジュレータ用ローサイドスイッチをオン
するスイッチ制御信号を出力するアンチスキッドブレー
キ制御用コントローラとを少なくとも備えているアンチ
スキッドブレーキ制御装置において、 前記モジュレータソレノイドのローサイド電圧を監視
し、このモジュレータソレノイドローサイド電圧がモジ
ュレータ用所定値以下に低下したときモジュレータロー
サイド電圧低下信号を出力するモジュレータ用端子電圧
監視回路と、前記電源に接続されたコイルを有し、この
コイルに対する通電・非通電により閉・開が制御され、
前記モジュレータソレノイドと前記電源との間の導通・
遮断を行うセーフティリレーと、前記コイルの前記電源
と反対側であるローサイドに接続され、前記コイルへの
通電・非通電を制御するセーフティリレー用スイッチ
と、通常時前記モジュレータソレノイドと前記電源との
間が導通するように前記セーフティリレー用スイッチを
オンにする指令信号を出力し、前記モジュレータ用ロー
サイドスイッチに前記スイッチ制御信号が出力されてい
ないにもかかわらず、前記モジュレータ用端子電圧監視
回路からの前記モジュレータローサイド電圧低下信号が
入力されたとき、前記モジュレータソレノイドと前記電
源との間が遮断するように前記セーフティリレー用スイ
ッチへの前記指令信号の出力を停止するセーフティリレ
ー制御用コントローラと、前記コイルのローサイド電圧
を監視し、このコイルのローサイド電圧がコイル用所定
値以下に低下したときコイルローサイド電圧低下信号を
出力するコイル用端子電圧監視回路と、異常を知らせる
警報装置と、前記セーフティリレー制御用コントローラ
から前記セーフティリレー用スイッチへ前記指令信号が
出力されているにもかかわらず、前記コイル用端子電圧
監視回路からコイルローサイド電圧低下信号が入力され
ないとき、前記警報装置を作動させる警報信号を出力す
る異常検出用コントローラとを備えていることを特徴と
するアンチスキッドブレーキ制御装置におけるフェール
セーフ装置の異常検出装置。 - 【請求項3】 電磁弁を備えたアンチスキッドブレーキ
制御用モジュレータと、前記電磁弁のモジュレータソレ
ノイドに接続された電源と、前記モジュレータソレノイ
ドの前記電源と反対側であるローサイドに接続され、こ
のモジュレータソレノイドへの通電を制御するモジュレ
ータ用ローサイドスイッチと、アンチスキッドブレーキ
制御時に前記モジュレータ用ローサイドスイッチをオン
するスイッチ制御信号を出力するアンチスキッドブレー
キ制御用コントローラとを少なくとも備えているアンチ
スキッドブレーキ制御装置において、 前記モジュレータソレノイドのローサイド電圧を監視
し、このモジュレータソレノイドローサイド電圧がモジ
ュレータ用所定値以下に低下したときモジュレータロー
サイド電圧低下信号を出力するモジュレータ用端子電圧
監視回路と、前記電源に接続されたコイルを有し、この
コイルに対する通電・非通電により閉・開が制御され、
前記モジュレータソレノイドと前記電源との間の導通・
遮断を行うセーフティリレーと、前記コイルの前記電源
と反対側であるローサイドに接続され、前記コイルへの
通電・非通電を制御するセーフティリレー用スイッチ
と、通常時前記モジュレータソレノイドと前記電源との
間が導通するように前記セーフティリレー用スイッチを
オンにする指令信号を出力し、前記モジュレータ用ロー
サイドスイッチに前記スイッチ制御信号が出力されてい
ないにもかかわらず、前記モジュレータ用端子電圧監視
回路からの前記モジュレータローサイド電圧低下信号が
入力されたとき、前記モジュレータソレノイドと前記電
源との間が遮断するように前記セーフティリレー用スイ
ッチへの前記指令信号の出力を停止するセーフティリレ
ー制御用コントローラと、前記コイルのローサイド電圧
を監視し、このコイルのローサイド電圧がコイル用所定
値以下に低下したときコイルローサイド電圧低下信号を
出力するコイル用端子電圧監視回路と、異常を知らせる
警報装置と、前記セーフティリレー制御用コントローラ
から前記セーフティリレー用スイッチへ前記指令信号が
出力されていないにもかかわらず、前記コイル用端子電
圧監視回路からコイルローサイド電圧低下信号が入力さ
れたとき、前記警報装置を作動させる警報信号を出力す
るとともに、前記セーフティリレー制御用コントローラ
から前記セーフティリレー用スイッチへ前記指令信号が
出力されているにもかかわらず、前記コイル用端子電圧
監視回路からコイルローサイド電圧低下信号が入力され
ないとき、前記警報装置を作動させる警報信号を出力す
る異常検出用コントローラとを備えていることを特徴と
するアンチスキッドブレーキ制御装置におけるフェール
セーフ装置の異常検出装置。 - 【請求項4】 電磁弁を備えたアンチスキッドブレーキ
制御用モジュレータと、前記電磁弁のモジュレータソレ
ノイドに接続された電源と、前記モジュレータソレノイ
ドの前記電源と反対側であるローサイドに接続され、こ
のモジュレータソレノイドへの通電を制御するモジュレ
ータ用ローサイドスイッチと、アンチスキッドブレーキ
制御時に前記モジュレータ用ローサイドスイッチをオン
するスイッチ制御信号を出力するアンチスキッドブレー
キ制御用コントローラとを少なくとも備えているアンチ
スキッドブレーキ制御装置において、 前記モジュレータソレノイドのローサイド電圧を監視
し、このモジュレータソレノイドローサイド電圧がモジ
ュレータ用所定値以下に低下したときモジュレータロー
サイド電圧低下信号を出力するモジュレータ用端子電圧
監視回路と、前記電源に接続されたコイルを有し、この
コイルに対する通電・非通電により閉・開が制御され、
前記モジュレータソレノイドと前記電源との間の導通・
遮断を行うセーフティリレーと、前記コイルの前記電源
と反対側であるローサイドに接続され、前記コイルへの
通電・非通電を制御するセーフティリレー用スイッチ
と、通常時前記モジュレータソレノイドと前記電源との
間が導通するように前記セーフティリレー用スイッチを
オンにする指令信号を出力し、前記モジュレータ用ロー
サイドスイッチに前記スイッチ制御信号が出力されてい
ないにもかかわらず、前記モジュレータ用端子電圧監視
回路からの前記モジュレータローサイド電圧低下信号が
入力されたとき、前記モジュレータソレノイドと前記電
源との間が遮断するように前記セーフティリレー用スイ
ッチへの前記指令信号の出力を停止するセーフティリレ
ー制御用コントローラと、前記コイルのローサイド電圧
を監視し、このコイルのローサイド電圧がコイル用所定
値以下に低下したときコイルローサイド電圧低下信号を
出力するコイル用端子電圧監視回路と、異常を知らせる
警報装置と、前記セーフティリレー制御用コントローラ
から前記セーフティリレー用スイッチへ前記指令信号が
出力されかつ前記モジュレータ用ローサイドスイッチへ
の前記スイッチ制御信号が出力されないにもかかわら
ず、前記モジュレータ用端子電圧監視回路から前記モジ
ュレータローサイド電圧低下信号が出力されたとき、前
記警報装置を作動させる警報信号を出力する異常検出用
コントローラとを備えていることを特徴とするアンチス
キッドブレーキ制御装置におけるフェールセーフ装置の
異常検出装置。 - 【請求項5】 電磁弁を備えたアンチスキッドブレーキ
制御用モジュレータと、前記電磁弁のモジュレータソレ
ノイドに接続された電源と、前記モジュレータソレノイ
ドの前記電源と反対側であるローサイドに接続され、こ
のモジュレータソレノイドへの通電を制御するモジュレ
ータ用ローサイドスイッチと、アンチスキッドブレーキ
制御時に前記モジュレータ用ローサイドスイッチをオン
するスイッチ制御信号を出力するアンチスキッドブレー
キ制御用コントローラとを少なくとも備えているアンチ
スキッドブレーキ制御装置において、 前記モジュレータソレノイドのローサイド電圧を監視
し、このモジュレータソレノイドローサイド電圧がモジ
ュレータ用所定値以下に低下したときモジュレータロー
サイド電圧低下信号を出力するモジュレータ用端子電圧
監視回路と、前記電源に接続されたコイルを有し、この
コイルに対する通電・非通電により閉・開が制御され、
前記モジュレータソレノイドと前記電源との間の導通・
遮断を行うセーフティリレーと、前記コイルの前記電源
と反対側であるローサイドに接続され、前記コイルへの
通電・非通電を制御するセーフティリレー用スイッチ
と、通常時前記モジュレータソレノイドと前記電源との
間が導通するように前記セーフティリレー用スイッチを
オンにする指令信号を出力し、前記モジュレータ用ロー
サイドスイッチに前記スイッチ制御信号が出力されてい
ないにもかかわらず、前記モジュレータ用端子電圧監視
回路からの前記モジュレータローサイド電圧低下信号が
入力されたとき、前記モジュレータソレノイドと前記電
源との間が遮断するように前記セーフティリレー用スイ
ッチへの前記指令信号の出力を停止するセーフティリレ
ー制御用コントローラと、前記コイルのローサイド電圧
を監視し、このコイルのローサイド電圧がコイル用所定
値以下に低下したときコイルローサイド電圧低下信号を
出力するコイル用端子電圧監視回路と、異常を知らせる
警報装置と、前記セーフティリレー制御用コントローラ
から前記セーフティリレー用スイッチへ前記指令信号が
出力されなくかつ前記モジュレータ用ローサイドスイッ
チへの前記スイッチ制御信号が出力されないにもかかわ
らず、前記モジュレータ用端子電圧監視回路から前記モ
ジュレータローサイド電圧低下信号が出力されないと
き、前記警報装置を作動させる警報信号を出力する異常
検出用コントローラとを備えていることを特徴とするア
ンチスキッドブレーキ制御装置におけるフェールセーフ
装置の異常検出装置。 - 【請求項6】 電磁弁を備えたアンチスキッドブレーキ
制御用モジュレータと、前記電磁弁のモジュレータソレ
ノイドに接続された電源と、前記モジュレータソレノイ
ドの前記電源と反対側であるローサイドに接続され、こ
のモジュレータソレノイドへの通電を制御するモジュレ
ータ用ローサイドスイッチと、アンチスキッドブレーキ
制御時に前記モジュレータ用ローサイドスイッチをオン
するスイッチ制御信号を出力するアンチスキッドブレー
キ制御用コントローラとを少なくとも備えているアンチ
スキッドブレーキ制御装置において、 前記モジュレータソレノイドのローサイド電圧を監視
し、このモジュレータソレノイドローサイド電圧がモジ
ュレータ用所定値以下に低下したときモジュレータロー
サイド電圧低下信号を出力するモジュレータ用端子電圧
監視回路と、前記電源に接続されたコイルを有し、この
コイルに対する通電・非通電により閉・開が制御され、
前記モジュレータソレノイドと前記電源との間の導通・
遮断を行うセーフティリレーと、前記コイルの前記電源
と反対側であるローサイドに接続され、前記コイルへの
通電・非通電を制御するセーフティリレー用スイッチ
と、通常時前記モジュレータソレノイドと前記電源との
間が導通するように前記セーフティリレー用スイッチを
オンにする指令信号を出力し、前記モジュレータ用ロー
サイドスイッチに前記スイッチ制御信号が出力されてい
ないにもかかわらず、前記モジュレータ用端子電圧監視
回路からの前記モジュレータローサイド電圧低下信号が
入力されたとき、前記モジュレータソレノイドと前記電
源との間が遮断するように前記セーフティリレー用スイ
ッチへの前記指令信号の出力を停止するセーフティリレ
ー制御用コントローラと、前記コイルのローサイド電圧
を監視し、このコイルのローサイド電圧がコイル用所定
値以下に低下したときコイルローサイド電圧低下信号を
出力するコイル用端子電圧監視回路と、異常を知らせる
警報装置と、前記セーフティリレー制御用コントローラ
から前記セーフティリレー用スイッチへ前記指令信号が
出力されかつ前記モジュレータ用ローサイドスイッチへ
の前記スイッチ制御信号が出力されないにもかかわら
ず、前記モジュレータ用端子電圧監視回路から前記モジ
ュレータローサイド電圧低下信号が出力されたとき、前
記警報装置を作動させる警報信号を出力するとともに、
前記セーフティリレー制御用コントローラから前記セー
フティリレー用スイッチへ前記指令信号が出力されなく
かつ前記モジュレータ用ローサイドスイッチへの前記ス
イッチ制御信号が出力されないにもかかわらず、前記モ
ジュレータ用端子電圧監視回路から前記モジュレータロ
ーサイド電圧低下信号が出力されないとき、前記警報装
置を作動させる警報信号を出力する異常検出用コントロ
ーラとを備えていることを特徴とするアンチスキッドブ
レーキ制御装置におけるフェールセーフ装置の異常検出
装置。 - 【請求項7】 前記セーフティリレー制御用コントロー
ラと前記異常検出用コントローラとは共通のコントロー
ラによって構成されていることを特徴とする請求項1な
いし6のいずれか1記載のアンチスキッドブレーキ制御
装置におけるフェールセーフ装置の異常検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29163992A JPH06135316A (ja) | 1992-10-29 | 1992-10-29 | アンチスキッドブレーキ制御装置におけるフェールセーフ装置の異常検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29163992A JPH06135316A (ja) | 1992-10-29 | 1992-10-29 | アンチスキッドブレーキ制御装置におけるフェールセーフ装置の異常検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06135316A true JPH06135316A (ja) | 1994-05-17 |
Family
ID=17771558
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29163992A Pending JPH06135316A (ja) | 1992-10-29 | 1992-10-29 | アンチスキッドブレーキ制御装置におけるフェールセーフ装置の異常検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06135316A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010071004A1 (ja) * | 2008-12-18 | 2010-06-24 | 三菱重工業株式会社 | 制動制御機構 |
-
1992
- 1992-10-29 JP JP29163992A patent/JPH06135316A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010071004A1 (ja) * | 2008-12-18 | 2010-06-24 | 三菱重工業株式会社 | 制動制御機構 |
JP2010144813A (ja) * | 2008-12-18 | 2010-07-01 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 制動制御機構 |
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