JPH06134957A - 自動紙通し装置のウエブ張力保持装置 - Google Patents
自動紙通し装置のウエブ張力保持装置Info
- Publication number
- JPH06134957A JPH06134957A JP4287541A JP28754192A JPH06134957A JP H06134957 A JPH06134957 A JP H06134957A JP 4287541 A JP4287541 A JP 4287541A JP 28754192 A JP28754192 A JP 28754192A JP H06134957 A JPH06134957 A JP H06134957A
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- Japan
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- tension
- roller
- web tension
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ウエブの弛みや急激な張力変化による紙切れ
等の不都合を解消できて、紙通しを確実に行うことがで
きる。 【構成】 紙通し中、ウエブが弛むと、ウエブ張力保持
ローラ24が張力付与方向に移動するし、ウエブが引っ
張られると、ウエブ張力保持ローラ24が張力軽減方向
に移動する。その際、ウエブ張力保持ローラ24の重量
とウエブ張力調整機構(エアシリンダ)30の出力との
差分〔ウエブ張力調整機構の出力<ウエブ張力保持ロー
ラの重量〕がウエブに張力として作用して、ウエブ張力
が一定に保持される。
等の不都合を解消できて、紙通しを確実に行うことがで
きる。 【構成】 紙通し中、ウエブが弛むと、ウエブ張力保持
ローラ24が張力付与方向に移動するし、ウエブが引っ
張られると、ウエブ張力保持ローラ24が張力軽減方向
に移動する。その際、ウエブ張力保持ローラ24の重量
とウエブ張力調整機構(エアシリンダ)30の出力との
差分〔ウエブ張力調整機構の出力<ウエブ張力保持ロー
ラの重量〕がウエブに張力として作用して、ウエブ張力
が一定に保持される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、輪転印刷機の自動紙通
し装置に適用するウエブ張力保持装置に関するものであ
る。
し装置に適用するウエブ張力保持装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図3は、ブランケット対ブランケット輪
転印刷機のインフイード部1から印刷部(4組の印刷ユ
ニット8からなる印刷部)2を経てドライヤ部へ自動紙
通しするときの自動紙通し装置の紙通しチエーン経路と
ウエブ経路とを示している。印刷部2の操作側フレーム
2aと駆動側フレーム2bとの内側に紙通しチエーン3
a、3bをウエブ経路にできるだけ沿うように配設し、
同紙通しチエーン3a、3bに紙通しワイヤ4の両端部
を取付けている。
転印刷機のインフイード部1から印刷部(4組の印刷ユ
ニット8からなる印刷部)2を経てドライヤ部へ自動紙
通しするときの自動紙通し装置の紙通しチエーン経路と
ウエブ経路とを示している。印刷部2の操作側フレーム
2aと駆動側フレーム2bとの内側に紙通しチエーン3
a、3bをウエブ経路にできるだけ沿うように配設し、
同紙通しチエーン3a、3bに紙通しワイヤ4の両端部
を取付けている。
【0003】印刷部2での紙通し時には、インフイード
部1まで紙通しされたウエブの先端を紙通しワイヤ4に
取付け、紙通しチエーン3a、3bを駆動スプロケット
5により駆動して、印刷部2での紙通しを行う。この紙
通しを始めるとき、インフイード部1の紙送りローラ6
をガイドローラ7にウエブを介し接触させて、ウエブを
送り出す。この紙送りローラ6によるウエブの送り速度
と紙通しチエーン3a、3bの送り速度とは、同一にな
っている。また印刷ユニット8の上下ブランケット胴9
a、9bは、紙通し抵抗を小さくするために紙通しチエ
ーン3a、3bと同じ速度で回転している。そして印刷
部2での紙通しを終了したウエブは、ドライヤ部へ送ら
れる。
部1まで紙通しされたウエブの先端を紙通しワイヤ4に
取付け、紙通しチエーン3a、3bを駆動スプロケット
5により駆動して、印刷部2での紙通しを行う。この紙
通しを始めるとき、インフイード部1の紙送りローラ6
をガイドローラ7にウエブを介し接触させて、ウエブを
送り出す。この紙送りローラ6によるウエブの送り速度
と紙通しチエーン3a、3bの送り速度とは、同一にな
っている。また印刷ユニット8の上下ブランケット胴9
a、9bは、紙通し抵抗を小さくするために紙通しチエ
ーン3a、3bと同じ速度で回転している。そして印刷
部2での紙通しを終了したウエブは、ドライヤ部へ送ら
れる。
【0004】図4は、図3のA部を拡大した側面図であ
る。印刷ユニット8の上下ブランケット胴9a、9b
は、紙通し時、非印刷状態(胴抜き)にあるので、上下
ブランケット胴9a、9bの間に僅少の隙間Sがある
が、上下ブランケット胴9a、9bは、印刷を良好に行
うため、上下ブランケット胴9a、9bの中心を結ぶ直
線がウエブ経路に対して傾き且つ上下ブランケット胴9
a、9bがウエブ経路に対して上下方向に入り組んでい
る。
る。印刷ユニット8の上下ブランケット胴9a、9b
は、紙通し時、非印刷状態(胴抜き)にあるので、上下
ブランケット胴9a、9bの間に僅少の隙間Sがある
が、上下ブランケット胴9a、9bは、印刷を良好に行
うため、上下ブランケット胴9a、9bの中心を結ぶ直
線がウエブ経路に対して傾き且つ上下ブランケット胴9
a、9bがウエブ経路に対して上下方向に入り組んでい
る。
【0005】そのため、紙通しワイヤ4をウエブ経路に
沿って通すことができず、紙通しワイヤ4を上下ブラン
ケット胴9a、9bの中心を結ぶ直線に対して直交した
方向に通さなければならなくて、印刷部2でのウエブ経
路と紙通しワイヤ4の経路とが異なることになる(紙通
しワイヤ4の経路がウエブ経路よりも長くなる)。一
方、前記のように紙通しワイヤ4の速度と紙送り速度と
が同一であるため、ウエブが紙通しされてゆくに従って
ウエブに弛みが生じ、ブランケット胴9に巻き付いた
り、蛇行して他の部品に引っ掛かるケースが多くなり、
紙切れを起こして、紙通しが不能になる。
沿って通すことができず、紙通しワイヤ4を上下ブラン
ケット胴9a、9bの中心を結ぶ直線に対して直交した
方向に通さなければならなくて、印刷部2でのウエブ経
路と紙通しワイヤ4の経路とが異なることになる(紙通
しワイヤ4の経路がウエブ経路よりも長くなる)。一
方、前記のように紙通しワイヤ4の速度と紙送り速度と
が同一であるため、ウエブが紙通しされてゆくに従って
ウエブに弛みが生じ、ブランケット胴9に巻き付いた
り、蛇行して他の部品に引っ掛かるケースが多くなり、
紙切れを起こして、紙通しが不能になる。
【0006】この点に鑑みウエブの弛みを検知して、ウ
エブの速度或いは紙通しワイヤ4の速度を加減するウエ
ブ弛み検知装置が既に提案されている。このウエブ弛み
検知装置を図5、図6により説明すると、このウエブ弛
み検知装置は、ウエブに接触する揺動可能な検出バー1
3と、この検出バー13の移動を検出するセンサ16と
を具え、センサ16が「入」になると、適宜の駆動機構
によりウエブ牽引部材(図3では紙通しワイヤ4)の速
度を速くするか、ウエブの繰出し側(図3では紙送りロ
ーラ6)にブレーキを掛けるかして、ウエブの弛みを減
少させるようにしている。
エブの速度或いは紙通しワイヤ4の速度を加減するウエ
ブ弛み検知装置が既に提案されている。このウエブ弛み
検知装置を図5、図6により説明すると、このウエブ弛
み検知装置は、ウエブに接触する揺動可能な検出バー1
3と、この検出バー13の移動を検出するセンサ16と
を具え、センサ16が「入」になると、適宜の駆動機構
によりウエブ牽引部材(図3では紙通しワイヤ4)の速
度を速くするか、ウエブの繰出し側(図3では紙送りロ
ーラ6)にブレーキを掛けるかして、ウエブの弛みを減
少させるようにしている。
【0007】なお検出バー13は、バー支持部材12と
回転軸10とにより揺動可能に支持されている。また1
7がエアシリンダ、18が接続金具、19が接続金具1
8と回転軸10側のアーム15とを枢支するピンで、エ
アシリンダ17を伸長方向に作動し、ピン19を19’
位置に移動させて、上記検出を行う。またエアシリンダ
17を縮み方向に作動し、ピン19を19位置に移動さ
せて、ウエブ弛み検知装置を作動させないようにしてい
る。
回転軸10とにより揺動可能に支持されている。また1
7がエアシリンダ、18が接続金具、19が接続金具1
8と回転軸10側のアーム15とを枢支するピンで、エ
アシリンダ17を伸長方向に作動し、ピン19を19’
位置に移動させて、上記検出を行う。またエアシリンダ
17を縮み方向に作動し、ピン19を19位置に移動さ
せて、ウエブ弛み検知装置を作動させないようにしてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記図5、図6に示す
従来のウエブ弛み検知装置では、検出バー13がウエブ
をばたつかずに安定させるが、ウエブの張力を或る程度
変動させている。この張力変動により、ウエブの先端と
ウエブ牽引部材(図3では紙通しワイヤ4)との連結が
不都合になるか、ウエブの先端がちぎれて、紙通しが良
好に行われなくなったり、不能になる。
従来のウエブ弛み検知装置では、検出バー13がウエブ
をばたつかずに安定させるが、ウエブの張力を或る程度
変動させている。この張力変動により、ウエブの先端と
ウエブ牽引部材(図3では紙通しワイヤ4)との連結が
不都合になるか、ウエブの先端がちぎれて、紙通しが良
好に行われなくなったり、不能になる。
【0009】またセンサ16により、ウエブの弛みを検
出しても、ウエブ送り出し速度を加減してウエブの弛み
を少なくする装置を必要としている。しかもこの装置に
より、ウエブの弛みを少なくしても、ウエブの張力を一
定にできにくいという問題があった。本発明は前記の問
題点に鑑み提案するものであり、その目的とする処は、
ウエブの弛みや急激な張力変化による紙切れ等の不都合
を解消できて、紙通しを確実に行うことができる。また
ウエブの張力を調整できる自動紙通し装置のウエブ張力
保持装置を提供しようとする点にある。
出しても、ウエブ送り出し速度を加減してウエブの弛み
を少なくする装置を必要としている。しかもこの装置に
より、ウエブの弛みを少なくしても、ウエブの張力を一
定にできにくいという問題があった。本発明は前記の問
題点に鑑み提案するものであり、その目的とする処は、
ウエブの弛みや急激な張力変化による紙切れ等の不都合
を解消できて、紙通しを確実に行うことができる。また
ウエブの張力を調整できる自動紙通し装置のウエブ張力
保持装置を提供しようとする点にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の自動紙通し装置のウエブ張力保持装置
は、ウエブに接触しながら移動してウエブ経路と紙通し
経路との差により生じるウエブの弛みを取ってウエブ張
力を一定に保持するウエブ張力保持ローラを輪転印刷機
のウエブ経路に配設し、同ウエブ張力保持ローラを移動
可能に支持するローラ支持機構にウエブ張力調整機構を
設けている。
めに、本発明の自動紙通し装置のウエブ張力保持装置
は、ウエブに接触しながら移動してウエブ経路と紙通し
経路との差により生じるウエブの弛みを取ってウエブ張
力を一定に保持するウエブ張力保持ローラを輪転印刷機
のウエブ経路に配設し、同ウエブ張力保持ローラを移動
可能に支持するローラ支持機構にウエブ張力調整機構を
設けている。
【0011】
【作用】本発明の自動紙通し装置のウエブ張力保持装置
は前記のように構成されており、紙通し中、ウエブが弛
むと、ウエブ張力保持ローラが張力付与方向に移動する
し、ウエブが引っ張られると、ウエブ張力保持ローラが
張力軽減方向に移動する。その際、ウエブ張力保持ロー
ラの重量とウエブ張力調整機構の出力との差分〔ウエブ
張力調整機構の出力<ウエブ張力保持ローラの重量〕が
ウエブに張力として作用して、ウエブ張力が一定に保持
される。
は前記のように構成されており、紙通し中、ウエブが弛
むと、ウエブ張力保持ローラが張力付与方向に移動する
し、ウエブが引っ張られると、ウエブ張力保持ローラが
張力軽減方向に移動する。その際、ウエブ張力保持ロー
ラの重量とウエブ張力調整機構の出力との差分〔ウエブ
張力調整機構の出力<ウエブ張力保持ローラの重量〕が
ウエブに張力として作用して、ウエブ張力が一定に保持
される。
【0012】
【実施例】次に本発明の自動紙通し装置のウエブ張力保
持装置を図1、図2に示す一実施例により説明すると、
21がウエブ張力保持装置で、このウエブ張力保持装置
21は、インフイード部1と印刷部2の最初の印刷ユニ
ット8との間の紙送りローラ6のすぐ下流側に設けられ
ている。
持装置を図1、図2に示す一実施例により説明すると、
21がウエブ張力保持装置で、このウエブ張力保持装置
21は、インフイード部1と印刷部2の最初の印刷ユニ
ット8との間の紙送りローラ6のすぐ下流側に設けられ
ている。
【0013】22が支持軸、24が同支持軸22にベア
リングを介して回転可能に取付けられたローラシエル2
3を有するウエブ張力保持ローラ、25が支持軸22の
両端部に取付けた2つのブラケット、26が同各ブラケ
ット25のそれぞれに4本ずつ設けた軸により回転可能
に支持された各ブラケット4個ずつのローラ、27が2
つのスライドプレートで、各ブラケット25の2個ずつ
のローラ26の溝26aがスライドプレート27の長手
方向両側縁に係合しており、各ブラケット25は、スラ
イドプレート27の長手方向に移動可能である。
リングを介して回転可能に取付けられたローラシエル2
3を有するウエブ張力保持ローラ、25が支持軸22の
両端部に取付けた2つのブラケット、26が同各ブラケ
ット25のそれぞれに4本ずつ設けた軸により回転可能
に支持された各ブラケット4個ずつのローラ、27が2
つのスライドプレートで、各ブラケット25の2個ずつ
のローラ26の溝26aがスライドプレート27の長手
方向両側縁に係合しており、各ブラケット25は、スラ
イドプレート27の長手方向に移動可能である。
【0014】28がワイヤで、同ワイヤ28の一端部が
各ブラケット25に固定され、同ワイヤ28の他端部が
フレームに固定されている。29が同ワイヤ28を案内
する複数のシーブ、30がフレームに固定されたエアシ
リンダ、30aがエアシリンダ30のピストンロッド
で、同ピストンロッド30aの先端部にシーブ29の1
つが取付けられて、各ブラケット25とウエブ張力保持
ローラ24とがワイヤ28により吊り下げ支持されてお
り、エアシリンダ30を伸縮方向に作動すると、ワイヤ
28を介して各ブラケット25とウエブ張力保持ローラ
24とが各スライドプレート27の長手方向に昇降する
ようになっている。
各ブラケット25に固定され、同ワイヤ28の他端部が
フレームに固定されている。29が同ワイヤ28を案内
する複数のシーブ、30がフレームに固定されたエアシ
リンダ、30aがエアシリンダ30のピストンロッド
で、同ピストンロッド30aの先端部にシーブ29の1
つが取付けられて、各ブラケット25とウエブ張力保持
ローラ24とがワイヤ28により吊り下げ支持されてお
り、エアシリンダ30を伸縮方向に作動すると、ワイヤ
28を介して各ブラケット25とウエブ張力保持ローラ
24とが各スライドプレート27の長手方向に昇降する
ようになっている。
【0015】本実施例では、ローラ支持機構が、ブラケ
ット25と各ローラ26とスライドプレート27とワイ
ヤ28とシーブ29とにより構成されている。またウエ
ブ張力調整機構が、エアシリンダ30により構成されて
いる。次に前記図1、図2に示す自動紙通し装置のウエ
ブ張力保持装置の作用を具体的に説明する。
ット25と各ローラ26とスライドプレート27とワイ
ヤ28とシーブ29とにより構成されている。またウエ
ブ張力調整機構が、エアシリンダ30により構成されて
いる。次に前記図1、図2に示す自動紙通し装置のウエ
ブ張力保持装置の作用を具体的に説明する。
【0016】印刷部2に紙通しを行うときには、エアシ
リンダ30の上部圧力室のエア圧を〔シリンダの出力>
ウエブ張力保持ローラの重量〕に増大させ、エアシリン
ダ30を縮み方向に作動して、その動きをワイヤ28を
介して各ブラケット25とウエブ張力保持ローラ24と
に伝え、各ブラケット25とウエブ張力保持ローラ24
とをスライドプレート27に沿い上昇させて、ウエブ張
力保持ローラ24を図1に示す上方位置(非作用位置)
Aに上昇させる。
リンダ30の上部圧力室のエア圧を〔シリンダの出力>
ウエブ張力保持ローラの重量〕に増大させ、エアシリン
ダ30を縮み方向に作動して、その動きをワイヤ28を
介して各ブラケット25とウエブ張力保持ローラ24と
に伝え、各ブラケット25とウエブ張力保持ローラ24
とをスライドプレート27に沿い上昇させて、ウエブ張
力保持ローラ24を図1に示す上方位置(非作用位置)
Aに上昇させる。
【0017】次いでウエブをインフイード部1の紙送り
ローラ6とガイドローラ7との間から引き出して、ウエ
ブの先端を印刷部2の紙通し経路のP位置にきている紙
通しワイヤ4に取付ける。このとき、ウエブ張力保持ロ
ーラ24が下降してウエブと接触する位置が図1に示す
B位置付近になるようにウエブに弛みを持たせる。次い
でエアシリンダ30の上部圧力室のエア圧を〔シリンダ
の出力<ウエブ張力保持ローラの重量〕に減少させて、
エアシリンダ30を伸長方向に作動し、その動きをワイ
ヤ28を介して各ブラケット25とウエブ張力保持ロー
ラ24とに伝えて、各ブラケット25とウエブ張力保持
ローラ24とをスライドプレート27に沿い下降させ、
ウエブ張力保持ローラ24をウエブに接触させて、ウエ
ブに張力を与える。
ローラ6とガイドローラ7との間から引き出して、ウエ
ブの先端を印刷部2の紙通し経路のP位置にきている紙
通しワイヤ4に取付ける。このとき、ウエブ張力保持ロ
ーラ24が下降してウエブと接触する位置が図1に示す
B位置付近になるようにウエブに弛みを持たせる。次い
でエアシリンダ30の上部圧力室のエア圧を〔シリンダ
の出力<ウエブ張力保持ローラの重量〕に減少させて、
エアシリンダ30を伸長方向に作動し、その動きをワイ
ヤ28を介して各ブラケット25とウエブ張力保持ロー
ラ24とに伝えて、各ブラケット25とウエブ張力保持
ローラ24とをスライドプレート27に沿い下降させ、
ウエブ張力保持ローラ24をウエブに接触させて、ウエ
ブに張力を与える。
【0018】この状態になったら、エアシリンダ30の
エア圧を所定圧力に保持して、紙通しを開始する。紙通
し中、ウエブが弛むと、ウエブ張力保持ローラ24が下
降するし、ウエブが引っ張られると、ウエブ張力保持ロ
ーラ24が上昇する。その際、ウエブ張力保持ローラ2
4の重量とエアシリンダ30の出力との差分〔エアシリ
ンダ出力<ウエブ張力保持ローラ〕がウエブに張力とし
て作用して、ウエブ張力が一定に保持される。
エア圧を所定圧力に保持して、紙通しを開始する。紙通
し中、ウエブが弛むと、ウエブ張力保持ローラ24が下
降するし、ウエブが引っ張られると、ウエブ張力保持ロ
ーラ24が上昇する。その際、ウエブ張力保持ローラ2
4の重量とエアシリンダ30の出力との差分〔エアシリ
ンダ出力<ウエブ張力保持ローラ〕がウエブに張力とし
て作用して、ウエブ張力が一定に保持される。
【0019】
【発明の効果】本発明の自動紙通し装置のウエブ張力保
持装置は前記のように紙通し中、ウエブが弛むと、ウエ
ブ張力保持ローラが張力付与方向に移動するし、ウエブ
が引っ張られると、ウエブ張力保持ローラが張力軽減方
向に移動する。その際、ウエブ張力保持ローラの重量と
ウエブ張力調整機構の出力との差分〔ウエブ張力調整機
構の出力<ウエブ張力保持ローラの重量〕がウエブに張
力として作用するので、ウエブ張力を一定に保持でき、
ウエブの弛みや急激な張力変化による紙切れ等の不都合
を解消できて、紙通しを確実に行うことができる。
持装置は前記のように紙通し中、ウエブが弛むと、ウエ
ブ張力保持ローラが張力付与方向に移動するし、ウエブ
が引っ張られると、ウエブ張力保持ローラが張力軽減方
向に移動する。その際、ウエブ張力保持ローラの重量と
ウエブ張力調整機構の出力との差分〔ウエブ張力調整機
構の出力<ウエブ張力保持ローラの重量〕がウエブに張
力として作用するので、ウエブ張力を一定に保持でき、
ウエブの弛みや急激な張力変化による紙切れ等の不都合
を解消できて、紙通しを確実に行うことができる。
【0020】またウエブ張力調整機構を調整することに
より、ウエブ張力保持ローラに作用する力を変化させる
ことが可能で、ウエブの張力を調整できる。
より、ウエブ張力保持ローラに作用する力を変化させる
ことが可能で、ウエブの張力を調整できる。
【図1】本発明に係わる自動紙通し装置のウエブ張力保
持装置の一実施例を示す側面図である。
持装置の一実施例を示す側面図である。
【図2】(a)は図1の矢印Z方向からみた側面図、
(b)は(a)の矢印X方向からみた側面図である。
(b)は(a)の矢印X方向からみた側面図である。
【図3】(a)は従来の輪転印刷機の自動紙通し装置の
紙通しチエーン経路とウエブ経路とを示す平面図、
(b)はその側面図である。
紙通しチエーン経路とウエブ経路とを示す平面図、
(b)はその側面図である。
【図4】図3(b)のA部を拡大して示す側面図であ
る。
る。
【図5】従来のウエブ弛み検知装置を示す側面図であ
る。
る。
【図6】同ウエブ弛み検知装置の平面図である。
21 ウエブ張力保持装置 24 ウエブ張力保持ローラ 25〜29 ローラ支持機構 25 ブラケット 26 ローラ 27 スライドプレート 28 ワイヤ 29 シーブ 30 ウエブ張力調整機構(エアシリンダ)
Claims (1)
- 【請求項1】 ウエブに接触しながら移動してウエブ経
路と紙通し経路との差により生じるウエブの弛みを取っ
てウエブ張力を一定に保持するウエブ張力保持ローラを
輪転印刷機のウエブ経路に配設し、同ウエブ張力保持ロ
ーラを移動可能に支持するローラ支持機構にウエブ張力
調整機構を設けたことを特徴とする自動紙通し装置のウ
エブ張力保持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4287541A JPH06134957A (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | 自動紙通し装置のウエブ張力保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4287541A JPH06134957A (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | 自動紙通し装置のウエブ張力保持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06134957A true JPH06134957A (ja) | 1994-05-17 |
Family
ID=17718675
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4287541A Withdrawn JPH06134957A (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | 自動紙通し装置のウエブ張力保持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06134957A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5921453A (en) * | 1997-08-15 | 1999-07-13 | Kabushiki Kaisha Tokyo Kikai Seisakusho | Paper feeding apparatus in web threading apparatus |
-
1992
- 1992-10-26 JP JP4287541A patent/JPH06134957A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5921453A (en) * | 1997-08-15 | 1999-07-13 | Kabushiki Kaisha Tokyo Kikai Seisakusho | Paper feeding apparatus in web threading apparatus |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000104 |