JPH0613493Y2 - 採血管保持用ラック - Google Patents

採血管保持用ラック

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JPH0613493Y2
JPH0613493Y2 JP1988020047U JP2004788U JPH0613493Y2 JP H0613493 Y2 JPH0613493 Y2 JP H0613493Y2 JP 1988020047 U JP1988020047 U JP 1988020047U JP 2004788 U JP2004788 U JP 2004788U JP H0613493 Y2 JPH0613493 Y2 JP H0613493Y2
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JP
Japan
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blood collection
rack
holding
collection tube
rotor
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Application number
JP1988020047U
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JPH01129660U (ja
Inventor
孝一 若竹
Original Assignee
株式会社ニッテク
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、所要本数の採血管を保持する採血管保持用
ラックに関する。
〔従来技術〕
周知のように、生化学的分析や免疫学的分析等の各種血
液検査を行なう場合には、その前処理として血液の遠心
分離作業が行なわれるが、従来のこの種の遠心分離器
は、採血された血液が収容された1本1本の採血管を、
回転バランスを考慮しながら人手を介して遠心分離器の
ロータに逐一セットし、この後、スタートスイッチをオ
ンして上記ロータを一定速度で高速回転させ、所定時間
経過後、オフスイッチをオンさせて上記ロータを停止さ
せ、該ロータが完全に停止したところで、人手によって
遠心分離処理が終了した採血管をロータから取り外して
いるのが現状である。
このような従来の遠心分離器が有する問題点を一掃する
ため、本出願人は、先に、多数の採血管を保持すること
ができ、しかも、これらの採血管をロータにバランス良
くセットすることができる構成が簡易な採血管保持用ラ
ックを提案している。
この採血管保持用ラック5は、第4図に示すように、ラ
ック本体13と、このラック本体13の上面13aに開
設され採血管Pを保持する複数個の有底状保持孔14
と、から構成されており、多数の採血管Pを一度に複数
本保持するように構成されているものである。
〔従来技術の問題点〕
しかしながら、本出願人が先に提案した上記採血管保持
用ラック5にあっては、これを遠心分離装置Aのロータ
1にセットした場合、第5図に示すように、全ての有底
状保持孔14の長軸xが、遠心分離装置Aのロータ1の
回転中心軸O方向へ向いてセットされていないため、ラ
ック5にセットされた採血管Pの保持位置によって遠心
力が異なり、均一な遠心分離効果が得られない、という
問題を有していた。
また、今日の遠心分離工程では、検体の取り違えミス等
を防止する見地から、第5図に示すように、採血管Pの
上部表面に、患者情報等をバーコード化したラベルLを
貼着して使用しているのが一般的であるが、本出願人が
先に提案した上記採血管保持用ラック5にあっては、有
底状保持孔14の開口径が、採血管Pの外径より若干大
きく形成されているだけであるため、ラベルLが有底状
保持孔14の開口端と接触して劣化し、読み取り不能と
なる虞れがある。
この考案は、かかる現状に鑑み創案されたものであっ
て、その目的とするところは、多数の採血管を保持し、
これをロータにセットして遠心分離を行った場合、保持
された全ての採血管について遠心力を同様に作用させる
ことができるものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、この考案に係る採血管保持用
ラックを、ロータに回転自在に軸支されてなるラックバ
スケットに収納されるラック本体に、複数本の採血管が
直列に保持される複数個の有底状保持孔を開設してなる
採血管保持用ラックにおいて、上記各有底状保持孔は、
ロータが定速回転状態となってラック本体の正面がロー
タの平面と平行となったとき、その各長軸がロータの回
転中心に向くように放射状に開設され、各有底保持孔に
保持された各採血管内の試料に対し、遠心力が上記有底
状保持孔の長軸方向と同一方向から均等に作用するよう
に開設したことを特徴とするものである。
〔作用〕
それ故、この考案に係る採血管保持用ラックにあって
は、ロータによる遠心力が全ての採血管に同様に作用し
て同様の遠心分離効果が得られるようにするため、多数
の採血管が保持された有底状保持孔の長軸を、遠心分離
装置のロータの回転中心軸方向へ向けて形成し、また、
採血管の上部に貼着されたラベルの摩耗を防止するた
め、各有底状保持孔の開口端部径を採血管の外径より大
径に形成したことを特徴とするものである。
〔実施例〕
以下、添付図面に示す一実施例に基きこの考案を詳細に
説明する。
第1図に示すように、この実施例に係る採血管保持用ラ
ック5は、ラック本体13と、このラック本体13の上
面13aに開設され採血管を保持する複数個の有底状保
持孔14と、から構成されている。
ラック本体13は、所要本数の採血管Pを保持し、遠心
分離装置のロータ1に回動可能に軸支されたラックバス
ケット2内に収納されるもので、例えば、プラスチック
により射出成型されている。
また、保持孔14は、採血管Pのラベル貼着部位より下
部を密に保持する小径部14aと、採血管Pのラベル貼
着部外径dより大径に形成された大径部14bと、から
構成されており(大径部14bの内周径D<小径部1
4aの内周径D<採血管Pの外径d)、かつ、上記小
径部14aと大径部14bからなる各保持孔14は、ロ
ータ1が定速回転状態となってラック本体13の正面部
13aがロータ1の平面部1aと平行となったとき、各
保持孔14の長軸xが、第2図と第3図に示すように、
夫々遠心分離装置Aのロータ1の中心Oに向くように放
射状に開設されている。
それ故、採血管Pを、上記のように構成された採血管保
持用ラック5の各保持孔14内にセットした場合には、
第3図に示すように、ラック本体13の中央にセットさ
れた採血管Pは垂直に保持され、外側に向かうにつれ中
央方向へ徐々に傾斜されて保持されているため、この採
血管保持用ラック5をラックバスケット2にセットし、
ロータ1を所定速度で回転させた場合には、各採血管P
内の検体に作用する遠心力は、第2図に示すように、採
血管Pの長軸、即ち、各保持孔14の長軸x方向へ作用
するため、保持されている位置が異なっていても、全て
等しく遠心力が作用することとなる。
また、採血管PのラベルLは、各保持孔14の大径部1
4b内に収納され、大径部14bの内周壁面から離間さ
れているため、保持孔14の開口端部との接触による傷
損や摩耗を防止することができ、しかも、採血管Pの下
半部は、各保持孔14の小径部14b内に密に収納され
ているため、保持状態がぐらついたりすることもない。
尚、上記実施例では、ラベルLの傷損を防止するため、
保持孔14の上部に大径部14bを形成した場合を例に
とり説明したが、この考案にあつては、さらに上記大径
部14bの内周面に弾性体を貼着し、ラベルLの傷損及
び採血管Pの保持状態をより強化するように構成するこ
ともできる。
〔考案の効果〕
この考案は、以上説明したように、ラック本体に複数個
の有底状保持孔を、各保持孔に保持された各採血管内の
試料に対し、遠心力が上記各有底状保持孔の長軸方向と
同一方向から均等に作用するように開設したので、各採
血管には夫々均等な遠心力が作用し、その結果、非常に
優れた遠心分離効果を、上記ラック本体の各有底状保持
孔に保持される全ての採血管に同様に与えることができ
る、という優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例に係る採血管保持用ラック
の断面図、第2図は同ラックに保持された採血管に作用
する遠心力の状態を示す説明図、第3図は同採血管の保
持状態を示す断面図、第4図は本出願人が先に提案した
採血管保持用ラックの構成を示す断面図、第5図は本出
願人が先に提案した採血管保持用ラックに作用する遠心
力の状態を示す説明図である。 〔符号の説明〕 P……採血管、L……ラベル 1……ロータ、2……ラックバスケット 5……採血管保持用ラック 13……ラック本体 13a……ラック本体の上面 14……保持孔、14a……小径部 14b……大径部、x……保持孔の長軸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロータに回転自在に軸支されてなるラック
    バスケットに収納されるラック本体に、複数本の採血管
    が直列に保持される複数個の有底状保持孔を開設してな
    る採血管保持用ラックにおいて、上記各有底状保持孔
    は、ロータが定速回転状態となってラック本体の正面が
    ロータの平面と平行となったとき、その各長軸がロータ
    の回転中心に向くように放射状に開設され、各有底保持
    孔に保持された各採血管内の試料に対し、遠心力が上記
    各有底状保持孔の長軸方向と同一方向から均等に作用す
    るように開設されていることを特徴とする採血管保持用
    ラック。
JP1988020047U 1988-02-19 1988-02-19 採血管保持用ラック Expired - Lifetime JPH0613493Y2 (ja)

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JP1988020047U JPH0613493Y2 (ja) 1988-02-19 1988-02-19 採血管保持用ラック

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01129660U JPH01129660U (ja) 1989-09-04
JPH0613493Y2 true JPH0613493Y2 (ja) 1994-04-06

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JPS5555152U (ja) * 1978-10-07 1980-04-14
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