JPH06134059A - 小形水上乗り物用競技場設備 - Google Patents

小形水上乗り物用競技場設備

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JPH06134059A
JPH06134059A JP14994691A JP14994691A JPH06134059A JP H06134059 A JPH06134059 A JP H06134059A JP 14994691 A JP14994691 A JP 14994691A JP 14994691 A JP14994691 A JP 14994691A JP H06134059 A JPH06134059 A JP H06134059A
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JP
Japan
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pool
wind
small water
ventilator
blowers
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JP14994691A
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Naonori Tanaka
尚典 田中
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 建屋7内に設置され分解、組立て可能なプー
ル2と、プールサイドに並べられた送風機群3,4とか
らなり、ウインドサーフィンや小形水上バイク等の競技
が可能な小形水上乗り物用競技場設備1。 【作用】 季節、天候に無関係に何時でもどこででもウ
インドサーフィン等の水上競技会が開催できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はウインドサーフィン等小
形水上乗り物に好適な室内競技場設備に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ウインドサーフィンに代表される
マリンスポーツが盛んになり、これらの競技場や講習会
等(以下「イベント」という。)が各地で催されてい
る。ウインドサーフィンはボードセーリングとも称し、
ボードに帆を立て、風を受けて走るものであるから、適
度な風が要求される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、好天無
風や雨天強風など自然界の天候はままならず、上記イベ
ントが遂行出来ぬ場合があり、主催者の頭痛の種であっ
た。特に、悪天候下でイベントを強行した場合、事故の
発生が予想されるのでイベントを続けるか否かの判断が
極めて難しい。また、イベント会場が都市部から離れて
いる場合が多く、参加者や観客の輸送も容易でない。
【0004】本発明の目的は都市部もしくは近郊で天候
に左右されずにイベントが実施できる小形水上乗り物用
競技場設備を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明は建物内に設置され分解・組立て可能なプールと、
プールサイドに並べられた送風機群とから小形水上乗り
物用競技場設備を構成する。
【0006】好しくは、前記送風機群はプールの両サイ
ドに対向して設置され、一方の送風機がプール中央へ圧
送した風を、他方の送風機が吹込むように構成し、ま
た、回転速度変更用のインバータを夫々備えている。
【0007】
【作用】プールサイドの送風機群から水面上に風を送
り、この風でウインドサーフィン等を楽しませる。送風
機をペアーで使用すると強い風の流れが形成でき、又、
送風機の回転速度を増減することで風速を変化させ、ア
ウトドアーに近い状態を人工的に造り出せる。全てを屋
内(インドアー)で実施するので、天候、風向き、風の
強さ、季節に関係なく何時でもどこにでもイベントが開
催できる。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を添付図面に基づいて以下に
説明する。図1は本発明に係る小形水上乗り物用競技場
設備の斜視図であり、小形水上乗り物用競技場設備1
(以下「競技場設備1」と略す。)は仮設プール2と、
プールサイドに配置された送風機3,4群と、客席スタ
ンド5と、造波機6と、建屋7(図2)とからなる。
【0009】図2は本発明の競技場設備の部分断面図で
あり、プール2は厚手のビニールキャンバス8と、高さ
約2mのプールサイドフレーム9と、図示せぬ給排水並
びに浄化機構とからなる。プールサイドフレーム9は水
圧による水平力(500〜1000kg/m2)を受け
るので鉄骨の組合せ体で丈夫に作られる。従って、この
プールサイドフレーム9の上面に送風機3,4を載せて
も強度上問題なく、振動にも良好に耐える。
【0010】上記送風機3,4は、低圧で大量の空気を
効率よく吹出せる軸流ファンが好適である。
【0011】客席スタンド5は観客の重さに十分に耐え
るように強度計算された形鋼をボルト結合にて組立てた
ものであって、底板5aを複数のアンカボルト10…で
床に固定する。11はステイ材であって、プールサイド
フレーム9の水平分力を客席スタンド5に伝えるもので
あり、プールサイドフレーム9は自己のアンカボルト1
2…と客席スタンド5のアンカボルト10…の双方で支
えられる。上記…は複数を意味する。
【0012】図中、13は送風機3,4の上部から張出
されたカバーであり、先端に網14が張られ、送風機
3,4に人や物が近接することを防止し、又、送風機
3,4の内部が客席から見えないようにしている。
【0013】建屋7は常設の体育館、ドーム球場が好ま
しいが仮設のテント小屋でも良い。天井ばり7aにはス
ポットライト15…や照明16…が吊下されている。
【0014】図3は本発明に係る造波機の一例を示す図
であり、造波機6は機台6aに揺動板6bを軸支し、水
中仕様の電動機6c、減速機6d及び偏心カム6eを搭
載し、電動機6cの動力にし回転する偏心カム6eが揺
動板6bを往復揺動せしめる。
【0015】揺動板6bは多孔板が好適で、孔6f…に
弁6g…が付設され、戻り(図では右回転)行程では弁
6g…が開いて負荷が小さくなるようにしている。そし
て、揺動板6bに人が近づくことは危険なので安全柵6
h及びケージ(金網)6jで保護している。造波機6は
プール2に投込まれるもので、ビニールキャンバス8に
傷が付かないように、ゴムクッション材6k,6lが介
設されている。
【0016】図4は本発明に係る送風機の制御系統図で
あり、商用交流電源20はインバータ21…を介して各
送風機3,4…の電動機に接続されている。上記インバ
ータ21…はVVVF(電圧変換周波数変換)機能を有
し、送風機3,4の回転数を段階的もしくは連続的に変
速する作用を為す。
【0017】インバータ21の速度設定部22にはコン
トローラ23からの信号が送られる。コントローラ23
にはマニュアル操作盤24やプログラム設定器25から
の信号が入力される。26は照明16…やスポットライ
ト15…をON・OFF又は制御用ケーブルである。
【0018】以上の構成からなる小形水上乗り物用競技
場設備の作用を次に述べる。図4のコントローラ23を
介して、各送風機3,4…は独立して低・中・高速回転
し、又、停止、逆転運転する。
【0019】図5(a)〜(d)は本発明に係わる小形
水上乗り物用競技場設備の作用パターン図であり、図5
(a)は一方のプールサイド(便宜上、「北サイドN」
という。)の送風機3…群を運転し、他方のプールサイ
ド(便宜上、「南サイドS」という。)の送風機4…群
を停止した状態を示す。この場合、送風機3の吐出風W
1は吐出口3aから20°程度の拡り角で進行し、同時
に風速は距離の2乗に反比例して減少する。従って、北
サイドN近傍で強風、南サイドS近傍で弱風となる。
【0020】図5(b)は北・南サイドN,Sの双方の
送風機3,4を運転し、且つ南サイドSの送風機4…群
を吸出し作用させた場合であり、北サイドNの送風機3
から吐出した風W2はプールの中央部までは拡がりつ
つ、減速しつつ進行するが、中央部から南サイドSにか
けては南サイドSの送風機4で引かれるので、風は収束
しつつ増速する。従って、北サイドNと南サイドSは同
程度の強い横風が得られる。
【0021】図5(c)は間引き運転の例を示し、北サ
イドNの送風機3に対面する南サイドSの送風機4を停
止しておくと、風は斜めに吹くことになる。
【0022】図5(d)は送風機3,4…を図4のイン
バータ21の作用で低速、中速、高速に運転分けしたも
ので、図5(d)の上方から下方へ向うにしたがって風
速は増大する。
【0023】以上の図5(b)〜(d)に共通している
ことは、北サイドNの送風機3と南サイドSの送風機4
とがペアになって風の流れを形成することにあり、この
ことで力強い風の流れが維持できる。
【0024】図1のプールの1隅から競技がスタート
し、プール2の内周に沿って周回する。図4で述べたプ
ログラム設定器25にメモリーされた送風パターンに応
じて例えば図5(a)〜(d)に示した風の流れがプー
ル2の水面上に形成され、一方造波機6で水面が波立つ
中で、競技者はボードセーリングの技術を競う。
【0025】風速は送風機単位で調整可能であるから競
技者のレベルに合せて、競技条件が決定できる。
【0026】天井の照明16やスポットライト15も併
せてON ,OFF、調光、色替えを為せば舞台効果を
高める上で有効である。音楽も同様である。
【0027】図2において、送風機3,4にカバー13
を付けたのは、客席スタンド5の内部、すなわち座席の
下方に風を通し、観客に涼感を持たせる為のものであ
る。又、図示せぬが、送風機3,4の吐出口にルーバ
(偏向板)を取付け、風の吹出し方向を人為的に変更す
るようにすることは好ましいことである。
【0028】尚、本発明に係る競技場設備はウインドサ
ーフィンや小形水上バイクの競技に好適であるが、これ
に限らずカヌー等の小形水上乗り物の講習会、遊戯に利
用しても良く、一般の遊泳やサーフィンの競技に活用し
ても良いことは勿論である。
【0029】
【発明の効果】以上に述べた通り本発明によれば、季
節、天候に無関係に何時でもどこででもウインドサーフ
ィン等の水上競技会が開催できる。
【0030】そして、送風機を対向配置し、インバータ
を備えたものにあっては、自然界の風にごく近似したナ
チュラルで安定した風を水面上に流すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る小形水上乗り物用競技場設備の斜
視図
【図2】本発明の競技場設備の部分断面図
【図3】本発明に係る造波機の一例を示す図
【図4】本発明に係る送風機の制御系統図
【図5】本発明に係る小形水上乗り物用競技場設備の作
用パターン図
【符号の説明】
1…小形水上乗り物用競技場設備、2…仮設プール、
3,4…送風機、7…建屋、21…インバータ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図5】
【図4】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物内に設置され分解・組立て可能なプ
    ールと、プールサイドに並べられた送風機群とからな
    り、ウインドサーフィンや小形水上バイク等の競技が可
    能な小形水上乗り物用競技場設備。
  2. 【請求項2】 前記送風機群はプールの両サイドに対向
    して設置され、一方の送風機がプール中央へ圧送した風
    を、他方の送風機が吹込むように構成したことを特徴と
    する請求項1記載の小形水上乗り物用競技場設備。
  3. 【請求項3】 前記送風機は回転速度変更用のインバー
    タを夫々備えていることを特徴とする請求項1記載の小
    形水上乗り物用競技場設備。
JP14994691A 1991-05-24 1991-05-24 小形水上乗り物用競技場設備 Withdrawn JPH06134059A (ja)

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JP14994691A JPH06134059A (ja) 1991-05-24 1991-05-24 小形水上乗り物用競技場設備

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JP14994691A JPH06134059A (ja) 1991-05-24 1991-05-24 小形水上乗り物用競技場設備

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ID=15486038

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JP14994691A Withdrawn JPH06134059A (ja) 1991-05-24 1991-05-24 小形水上乗り物用競技場設備

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JP (1) JPH06134059A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11203909A (ja) * 1998-01-16 1999-07-30 Koito Ind Ltd 競技場照明方法
KR101235361B1 (ko) * 2010-12-21 2013-02-20 한국기계연구원 자기부상 윈드보드 시스템
JP2018527135A (ja) * 2015-06-26 2018-09-20 ハイドロスタジアムHydrostadium 分解可能なホワイトウォーターリバー

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Effective date: 19980806