JPH06134010A - 感染性血液の処理方法 - Google Patents
感染性血液の処理方法Info
- Publication number
- JPH06134010A JPH06134010A JP32981992A JP32981992A JPH06134010A JP H06134010 A JPH06134010 A JP H06134010A JP 32981992 A JP32981992 A JP 32981992A JP 32981992 A JP32981992 A JP 32981992A JP H06134010 A JPH06134010 A JP H06134010A
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- JP
- Japan
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- liquid
- incineration ash
- blood
- matter
- ash
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- Pending
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- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
- Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 感染性血液等の液状物を固形化して処分する
方法の提供。 【構成】 感染性血液等の液状物に次亜塩素酸ソーダ溶
液を加え、液状物を消毒した後に適量の焼却灰を加える
ことによって、液状物を固形廃棄物として処分する。粉
化し易い焼却灰を移送し、投棄する間に飛散するおそれ
がなくなる。
方法の提供。 【構成】 感染性血液等の液状物に次亜塩素酸ソーダ溶
液を加え、液状物を消毒した後に適量の焼却灰を加える
ことによって、液状物を固形廃棄物として処分する。粉
化し易い焼却灰を移送し、投棄する間に飛散するおそれ
がなくなる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、感染性血液を消毒して
から処分する感染性血液の中間処理方法に関するもので
ある。
から処分する感染性血液の中間処理方法に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】感染性医療廃棄物は主に焼却処理をして
から処分されているが、感染性医療廃棄物の中には焼却
処理に適さないものもある。医療関係機関などから発生
する廃棄物には、血液等の他に血液等が付着したものが
ある。血液等が付着したものでは、焼却処理を行なって
も排ガス処理の問題が解決されれば、特に問題はなく、
紙類、繊維類、動植物等については、排ガス処理の問題
も少なく、焼却処理が最適であるといえる。しかし、固
体廃棄物の焼却炉内に血液等の液状のものを投入する
と、血液は廃棄物の層を通り抜け、火格子の下にある低
温の炉床上に流れ落ち、滅菌が行われないまま処分され
るおそれがある。従って、血液等の液状のものについて
は、次亜塩素酸ソーダ溶液等を混合して消毒してから処
分する方法が用いられている。次亜塩素酸ソーダ溶液は
安価で殺菌力が高いことから消毒には広く用いられてい
るが、有機物や還元性物質が多いと、その有効塩素が消
費されて、効力の低下があるから、血液等の場合には、
高濃度の溶液を用いることになる。これらの廃液を下水
道に流すと、高濃度の消毒薬が微生物に影響を与え、下
水処理場の機能を低下させるおそれがある。
から処分されているが、感染性医療廃棄物の中には焼却
処理に適さないものもある。医療関係機関などから発生
する廃棄物には、血液等の他に血液等が付着したものが
ある。血液等が付着したものでは、焼却処理を行なって
も排ガス処理の問題が解決されれば、特に問題はなく、
紙類、繊維類、動植物等については、排ガス処理の問題
も少なく、焼却処理が最適であるといえる。しかし、固
体廃棄物の焼却炉内に血液等の液状のものを投入する
と、血液は廃棄物の層を通り抜け、火格子の下にある低
温の炉床上に流れ落ち、滅菌が行われないまま処分され
るおそれがある。従って、血液等の液状のものについて
は、次亜塩素酸ソーダ溶液等を混合して消毒してから処
分する方法が用いられている。次亜塩素酸ソーダ溶液は
安価で殺菌力が高いことから消毒には広く用いられてい
るが、有機物や還元性物質が多いと、その有効塩素が消
費されて、効力の低下があるから、血液等の場合には、
高濃度の溶液を用いることになる。これらの廃液を下水
道に流すと、高濃度の消毒薬が微生物に影響を与え、下
水処理場の機能を低下させるおそれがある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】消毒済の血液等の液状
物の下水道に廃棄すると、下水処理場の機能を低下させ
るおそれがあるから、これらを固形廃棄物にして処分す
る方法が考えられる。対象となる固形分の購入に要する
費用と固形分を加えることによる処分費の増加を考える
と、処分費の増加額はかなりの金額となる。
物の下水道に廃棄すると、下水処理場の機能を低下させ
るおそれがあるから、これらを固形廃棄物にして処分す
る方法が考えられる。対象となる固形分の購入に要する
費用と固形分を加えることによる処分費の増加を考える
と、処分費の増加額はかなりの金額となる。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は廃棄物の中間処
理を行った後、処分場で投棄処分をする必要のあるもの
を適当に組み合わせることにより、処分費用を節約し、
感染性廃棄物を安全に処分するものである。
理を行った後、処分場で投棄処分をする必要のあるもの
を適当に組み合わせることにより、処分費用を節約し、
感染性廃棄物を安全に処分するものである。
【０００５】以下本発明の実施例を詳細に説明する。血
液等の感染性液状廃棄物に次亜塩素酸ソーダ溶液を加
え、有効塩素を３，０００ｐｐｍ程度に調整し、攪拌、
混合してから、一定時間静置し、液状物の固形化処理を
行う。固形化処理を行うための対象となる固形物には、
色々考えられるが、管理型処分場で処分する必要のある
燃え殻、すなわち焼却灰が適当と考えられる。焼却灰は
嵩比重が小さく、粉化しやすいので、何等かの処理をし
てから処分する必要がある。このような焼却灰に上記液
状物を混合、攪拌してから、一定時間静置すれば、焼却
敗は親水性であり、液状物の水分と血液との凝固作用と
により、焼却灰は比重の大きな塊状物となる。焼却灰中
に有害な重金属を含まなければ、両者を組み合わせるこ
とにより、コンクリート固化等の特別な処理をしなくて
も管理型処分場に投棄できることになる。焼却灰として
は、医療廃棄物の中では、有害な重金属を含まず、親水
性の灰となる紙、繊維、動植物等を焼却した焼却灰が上
記液状物の混合対象物として最適なものとなる。
液等の感染性液状廃棄物に次亜塩素酸ソーダ溶液を加
え、有効塩素を３，０００ｐｐｍ程度に調整し、攪拌、
混合してから、一定時間静置し、液状物の固形化処理を
行う。固形化処理を行うための対象となる固形物には、
色々考えられるが、管理型処分場で処分する必要のある
燃え殻、すなわち焼却灰が適当と考えられる。焼却灰は
嵩比重が小さく、粉化しやすいので、何等かの処理をし
てから処分する必要がある。このような焼却灰に上記液
状物を混合、攪拌してから、一定時間静置すれば、焼却
敗は親水性であり、液状物の水分と血液との凝固作用と
により、焼却灰は比重の大きな塊状物となる。焼却灰中
に有害な重金属を含まなければ、両者を組み合わせるこ
とにより、コンクリート固化等の特別な処理をしなくて
も管理型処分場に投棄できることになる。焼却灰として
は、医療廃棄物の中では、有害な重金属を含まず、親水
性の灰となる紙、繊維、動植物等を焼却した焼却灰が上
記液状物の混合対象物として最適なものとなる。
【０００６】
【発明の効果】感染性血液等の液状物に次亜塩素酸ソー
ダ溶液を加え、液状物を消毒した後に適量の焼却灰を加
えることによって、液状物を固形廃棄物として処分する
ことが可能となることと、粉化し易い焼却灰を移送し、
投棄する間に飛散するおそれがなくなる等の優れた効果
がある。
ダ溶液を加え、液状物を消毒した後に適量の焼却灰を加
えることによって、液状物を固形廃棄物として処分する
ことが可能となることと、粉化し易い焼却灰を移送し、
投棄する間に飛散するおそれがなくなる等の優れた効果
がある。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成４年１２月２５日
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００３
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】消毒済の血液等の液状
物を下水道に廃棄すると、下水処理場の機能を低下させ
るおそれがあるから、これらを固形廃棄物にして処分す
る方法が考えられる。対象となる固形分の購入に要する
費用と固形分を加えることによる処分費の増加を考える
と、処分費の増加額はかなりの金額となる。
物を下水道に廃棄すると、下水処理場の機能を低下させ
るおそれがあるから、これらを固形廃棄物にして処分す
る方法が考えられる。対象となる固形分の購入に要する
費用と固形分を加えることによる処分費の増加を考える
と、処分費の増加額はかなりの金額となる。
【手続補正３】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００５
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００５】以下本発明の実施例を詳細に説明する。血
液等の感染性液状廃棄物に次亜塩素酸ソーダ溶液を加
え、有効塩素を３，０００ｐｐｍ程度に調整し、攪拌、
混合してから、一定時間静置し、液状物の固形化処理を
行う。固形化処理を行うための対象となる固形物には、
色々考えられるが、管理型処分場で処分する必要のある
燃え殻、すなわち焼却灰が適当と考えられる。焼却灰は
嵩比重が小さく、粉化しやすいので、何等かの処理をし
てから処分する必要がある。このような焼却灰に上記液
状物を混合、攪拌してから、一定時間静置すれば、焼却
灰は親水性であり、液状物の水分と血液との凝固作用と
により、焼却灰は比重の大きな塊状物となる。焼却灰中
に有害な重金属を含まなければ、両者を組み合わせるこ
とにより、コンクリート固化等の特別な処理をしなくて
も管理型処分場に投棄できることになる。焼却灰として
は、医療廃棄物の中では、有害な重金属を含まず、親水
性の灰となる紙、繊維、動植物等を焼却した焼却灰が上
記液状物の混合対象物として最適なものとなる。
液等の感染性液状廃棄物に次亜塩素酸ソーダ溶液を加
え、有効塩素を３，０００ｐｐｍ程度に調整し、攪拌、
混合してから、一定時間静置し、液状物の固形化処理を
行う。固形化処理を行うための対象となる固形物には、
色々考えられるが、管理型処分場で処分する必要のある
燃え殻、すなわち焼却灰が適当と考えられる。焼却灰は
嵩比重が小さく、粉化しやすいので、何等かの処理をし
てから処分する必要がある。このような焼却灰に上記液
状物を混合、攪拌してから、一定時間静置すれば、焼却
灰は親水性であり、液状物の水分と血液との凝固作用と
により、焼却灰は比重の大きな塊状物となる。焼却灰中
に有害な重金属を含まなければ、両者を組み合わせるこ
とにより、コンクリート固化等の特別な処理をしなくて
も管理型処分場に投棄できることになる。焼却灰として
は、医療廃棄物の中では、有害な重金属を含まず、親水
性の灰となる紙、繊維、動植物等を焼却した焼却灰が上
記液状物の混合対象物として最適なものとなる。
Claims (1)
- 【請求項１】 感染性血液などの液体に次亜塩素酸ソー
ダ等の消毒剤を加えた消毒後の液体に適量の焼却灰を加
え、汚泥又は燃え殻として処分できるように感染性血液
等の感染性の液体を処理する方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32981992A JPH06134010A (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | 感染性血液の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32981992A JPH06134010A (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | 感染性血液の処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06134010A true JPH06134010A (ja) | 1994-05-17 |
Family
ID=18225587
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32981992A Pending JPH06134010A (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | 感染性血液の処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06134010A (ja) |
-
1992
- 1992-10-27 JP JP32981992A patent/JPH06134010A/ja active Pending
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