JPH0613349B2 - 耐内圧性樹脂キヤツプ - Google Patents

耐内圧性樹脂キヤツプ

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JPH0613349B2
JPH0613349B2 JP60255110A JP25511085A JPH0613349B2 JP H0613349 B2 JPH0613349 B2 JP H0613349B2 JP 60255110 A JP60255110 A JP 60255110A JP 25511085 A JP25511085 A JP 25511085A JP H0613349 B2 JPH0613349 B2 JP H0613349B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (発明が属する利用分野) 本発明は、耐内圧性樹脂キャップに関するもので、より
詳細には、ビール、炭酸飲料等の自生圧力を有する内容
物に対して適用でき、優れた耐圧密封性と易開封性と打
栓特性との組合せを有し、特に低温時のの打栓性に優れ
た耐内圧性樹脂キャップに関する。
(従来の技術) ビール、炭酸飲料等の自生圧力を有する内容物に対する
キャップでは、内圧によりキャップ頂板部のバックリン
グを生じ、このため、ビン口頂部での密封よりも、ビン
口外周部での密封が望ましいことが古くから知られてい
る。
例えば実公昭37−9876号公報には、頂板部の外周
縁に肩部を形成させ、この肩部によりパッキングをびん
口上端縁の外側へ食い込み圧接して耐圧密封が行われる
ようにしたものが記載され、また特表昭57−5019
98号公報にはこれと全く同様の密封機構をプラスチッ
クキャップに適用することが記載されている。
更に、実公昭53−48202号公報には、樹脂キャッ
プの周状側壁部に環状の弾性フランジ部を設け、この弾
性フランジ部をビン口の外周縁と係合させることにより
密封を行わせることが記載されている。
(発明が解決しようとする問題点) これらの先行技術にみられる密封方式は、内圧による頂
板部のバックリングにかかわらず、耐圧密封性が得られ
るという面では優れたものであるが、その反面キャップ
の開栓トルクが大きくなりすぎて開封が屡々困難になる
こと、及びビン口の寸法精度や打栓時の温度等による影
響で打栓操作が屡々困難になること等の問題点を末だ有
している。
従って、本発明の目的は、従来の樹脂キャップにおける
上記問題点が解消された耐内圧性樹脂キャップを提供す
るにある。
本発明の他の目的は、ビール、炭酸飲料等の自生圧力を
有する内容物に対して適用でき、優れた耐圧密封性、易
開封性及び打栓作業性の組合せを有する耐内圧性樹脂キ
ャップを提供するにある。
本発明の更に他の目的は、低温時の打栓性に優れ、また
衝撃耐圧密封性にも優れ、さらに目つけ量が少なくでき
る特徴も有する樹脂キャップにも関する。
(問題点を解決するための手段) 本発明者等は、前述したタイプの樹脂製キャップにおい
て、頂板部内面に、頂板部と周状側壁部との接続部から
空隙部を介して、ピーク径がビン口外径よりも大である
がビン口外径とパッキング厚みとの和よりも小である大
寸法突条を設け、これらの大寸法突条とビン口との間に
パッキングを介して密封を行わせることにより、前述し
た問題点が解決されることを見出した。
即ち、本発明によれば、樹脂で一体に成形された頂板部
と周状側壁部とを備え且つ該側壁部内周面にビン首と係
合させるための係合用ネジを備えたキャップ本体、及び
頂板部内側に施された樹脂製パッキングから成り、パッ
キングをビン口外周端縁に押当てて密封を行うためのキ
ャップにおいて、頂板部内面に、頂板部と周状側壁部と
の接続部から空隙部を介して、ピーク径がビン口外径よ
りも大であるがビン口外径とパッキング厚みの2倍との
和よりも小である径を有する大寸法突条を設けたことを
特徴とする耐内圧性樹脂キャップが提供される。
本発明において好ましくは、大寸法突条の内側にビン口
外径よりも小でビン口内径よりも大である径を有する小
寸法突起を設けるのがよい。
本発明において、大寸法突条と小寸法突条とはパッキン
グ厚みをt、大寸法突条と小寸法突条の高さのピーク間
距離をdとした時下記式 を満足する寸法関係にあるのがよい。
本発明において、さらに好ましくは大寸法突条と小寸法
突条とは、大寸法突条の高さをh1、小寸法突条の高さ
をh2としたとき、下記式 を満足する寸法関係にあるのがよい。
また、キャップの構成素材は、20℃、歪10%での圧
縮コンプライアンスが、キャップ本体の樹脂で0.000
1cm2/kg以下であり、パッキングの樹脂で0.0005cm2
kg以上であるのがよい。
(作用) 本発明のキャップとビン口との密封係合状態を拡大して
示す第1図及び拡大して示す第2図において、キャップ
本体1は樹脂で一体に成形された頂板部2及び周状側壁
部3から成るが、この頂板部内側には、頂板部2と一体
に大寸法突条4が設けられる。大寸法突条4は頂板部と
周状側壁部との接続部6から空隙部7を介して、且つビ
ン口8の外径よりも大であるが、ビン口8の外径とパッ
キング9の厚みの2倍との和よりも小である径を有する
ように設けられ、本発明において、このような大寸法突
条4を備えたキャップ本体1をパッキング9を介してビ
ン口8に打栓(螺着)させると、パッキング9の外周縁
部10がビン口8の外周縁11に圧縮され、両者の間に
密封が行われる。この場合、大寸法突条4と頂板部−側
壁部の接続部6との間に空隙部7が設けられていること
が本発明の重要な特徴であり、本発明によれば、パッキ
ング外周部10の圧縮変形と大寸法突条4の径外方への
弾性変形との両方に起因して、ビン口外周縁部11に対
して耐圧密封力が与えられるのである。このため、単に
パッキングの圧縮変形のみを利用する密封方式に比して
フレキシビリティのある密封操作が可能となり、開栓ト
ルクの異状な上昇をもたらすことなしに、パッキング外
周部10とビン口外周縁部11との係合密封を行うこと
ができる。
例えば、炭酸飲料等の充填密封は約5〜10℃程度の低
温で行われることが多く、このような低温ではパッキン
グ9の圧縮コンプライアンスが小さくなり、ビン口との
食込みも十分にとることが困難となるが、本発明によれ
ば、大寸法突条4の径外方への変形により、十分な食込
みを行わせることが可能となる。また、びん口外周縁1
1の寸法精度に或る程度のバラツキがある場合でも、ビ
ン口とパッキングとの食込みを十分に行わせることが可
能となる。
このように、本発明によれば、大寸法突条4と頂板部−
側壁部接続部6との間に空隙部7を形成することによ
り、大寸法突条4の径外方への変形を可能とし、これに
よりビン口周縁部11とパッキング外周部10との噛合
せ係合を十分に行わせ、必要な耐圧密封力が得られるよ
うにすると共に、打栓特性乃至打栓作業性を向上させ、
また開栓トルクの異状な上昇を抑制したことが第一の特
徴である。
しかも、このタイプの密封形式では、密封機構上最も重
要な部分は、当然のことながら、ビン口外周縁部11と
パッキング外周部10とが係合している部分であるが、
一方キャップ1の頂板部−側壁部接続部6には、落下或
いは衝突により衝撃を受けることが多い。本発明におい
ては、これら両者の間に空隙部7が存在するため、ビン
口外周縁部11とパッキング外周部10との係合部に直
接衝撃が加わるのが防止され、衝撃耐圧密封力を向上さ
せることが可能となる。また他の効果として目つけ量が
少なくできる特徴も有する。
本発明においては、大寸法突条4の内側にビン口8の外
径よりも小でビン口8の内径よりも大である径を有す
る。第3図及び第4図に示すような小寸法突条5を設け
ることが、大寸法突条4と接続部6との空隙部7が形成
されていることに関連して重要となる。即ち、大寸法突
条4と小寸法突条5との間には間隔があり、この間隔に
対応して空隙部12が形成される。小寸法突条4はパッ
キング9の径内方向への流動を阻止し、大寸法突条5は
パッキング9の径外方向への流動を阻止するように作用
する。その結果として、大寸法突条4とビン口8とが噛
み合うことによって絞り出されるパッキング樹脂は空隙
部12に膨出部13として貯留されることになる。充填
密封時の低温から室温或いは温ビン温度に達するにつれ
て、ビンの内圧が上昇し、頂板部2のバックリングが生
じるが、この際空隙部12に充填されているパッキング
樹脂膨出部13は、大寸法突条4の戻り変形を防止する
ように作用すると共に、これら突条部4及び5とビン口
8との間にパッキング樹脂を注入するように作用する。
その結果として、本発明によれば、温度変化にもかかわ
らず、常に安定な耐圧密封力が維持されるのである。
(発明の好適実施態様の説明) 本発明を添付図面に示す具体例で更に詳細に説明する。
本発明の樹脂キャップの断面側面を示す第1図及び第2
図において、このキャップは、プラスチックの射出成形
等の手段で一体に形成された頂板部2と周状側壁部3と
から成っている。この周状側壁部3の外面には、指によ
る把持及び旋回を容易にするためのローレット溝(ナー
ル)14が形成されており、一方周状側壁部3の内面に
はねじ部15が設けられている。頂板部2の内面側には
容器口部と係合されるべき密封用パッキング9が、それ
自体公知のパッキング形成手段で設けられている。
この樹脂キャップには、それ自体公知のピルフアープル
ーフ機構が設けられており、この具体例においては、該
機構は、周状側壁部3の下端に、周状のミシン目状スコ
ア16を介して配置された橋絡部17で連なる細巾の環
状片18から成っており、この環状片18の内面には容
器のあご部と係合されるべき多数のフラップ片19が、
内方向きに一定の傾斜角度で設けられている。
第1図の断面部では、キャップは容器口頚部8に対して
密封係合されている状態で示してあり、キャップねじ部
15は容器のねじ部20と係合し、これによって容器口
部8は容器蓋のパッキング9と緊密に係合して密封が行
われている。また、環状片18のフラップ片19は容器
のあご部21と係合して、容器蓋の旋回による開封が、
橋絡部17が切断されてはじめて可能となるようになっ
ている。
キャップ本体1の頂板部2内面に設ける大寸法突条4及
び小寸法突条5の作用については既に詳述したが、それ
らの断面形状はV字形状、U字形状、先端が丸められ或
いは削り取られたV字形状、倒立台形状、半円状、半楕
円状等の任意の形状であってよい。
本発明における大寸法突条4及び小寸法突条5の好適な
寸法関係を説明するための第5図において、パッキング
9の厚みをt(通常、パッキング厚みは28mm壜口径の
場合に0.3〜2mm程度である。ただし、発泡パッキング
の場合は発泡前の厚みで0.3〜2mm程度である)大寸法
突条4と小寸法突条5の高さのピーク間距離をdとした
とき下記式 を満足する寸法関係にあるようにするのがよい。即ち、
両突条のピーク間距離(突条にピークが巾をもっている
場合にはその中心をもってピークとする)dが式(1)の
下限よりも小さい場合には空隙部12に十分な樹脂膨出
部13を形成させることができず、一方式(1)の上限よ
りも大きいと両突条とビン口との間でパッキング樹脂に
十分な圧縮を付与することができず、やはり、耐圧密封
性、特に高温での耐圧密封性が低下する。
さらに好ましくは第5図において大寸法突条4の高さは
1、小寸法突条5の高さをh2としたとき、下記式 を満足する寸法関係にあるようにするのがよい。即ち、
大寸法突条4の高さh1が式(2)の範囲よりも小さいと十
分な食込みが得られず耐圧密封力が不満足となり、一方
式(2)の範囲を越えると、開栓トルクが大きくなりすぎ
る傾向がある。また、小寸法突条5の高さh2が式(3)の
範囲よりも小さいとパッキング9の径内方向への流れを
生じて、空隙部12に樹脂を貯めることが困難となる。
また、式(3)の範囲よりも大きいと、ビン口外周縁部1
1とパッキング外周部10との間で十分な食込み密封を
行わせることが困難となり、耐圧密封を行わせることが
困難となる。
またさらに高密封性を必要とする場合には、第5図にお
いて、前記の寸法d,h1及びh2が下記式 を満足する寸法関係にあるようにするのがよい。
また、キャップ本体1は、耐圧性の点で20℃,10%
歪での圧縮コンプライアンス(B0.1,20℃)が0.0
01cm2/kg以下の樹脂で形成されているべきであり、
この値は0.0005乃至0.0001cm2/kgの範囲にあ
ることが望ましい。キャップ本体としては、上記特性を
有する任意の樹脂、例えば高密度ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリベンテン−1、等のオレフィン樹脂;AB
S樹脂、耐衝撃性スチレン樹脂、ポリオキシメチレン樹
脂、塩化ビニル樹脂等を、射出成形、圧縮成形等の手段
で製造したものを用いることができる。パッキング9
は、可圧縮性の点で、圧縮コンプライアンス(B0.1,
20℃)が0.0005cm2/kg以上の樹脂で形成されて
いるべきであり、耐圧性と密封性との組合せからは0.0
01cm2/kg以上であるのがよい。このパッキング9
は、例えば低密度ポリエチレン、アイオノマー、エチレ
ン−酢酸ビル共重合体、エチレン−ブテン−1共重合
体、スチレン−ブタジエン熱可塑性エラストマー等をシ
ートに成形し、パッキングの形に打抜くことにより形成
される。
(発明の作用効果及び実施例) 本発明の優れた作用効果を次の実施例で具体的に説明す
る。
実施例(1) チタンホワイトで着色したポリプロピレン〔メルトフロ
ーレート(MFR)10g/10分,密度0.90,融点1
60℃〕を用いて射出成形機(商品名:クラウスマッフ
ァイ60/210A)により樹脂温210℃,成形サイ
クル10秒で第4図に示すようなキャップ本体を成形し
た。このキャップの本体頂板部内面には、頂板部と周状
側壁部との接続部から空隙部を介してピーク径L1=2
5.6mm、ピーク高さh1=0.5mm、ピーク先端半径R1
0.2mm、のV字形状(角度60゜)をなす突条4を設け
ている。また周状側壁部にパッキング落下防止突起22
を円周上4ケ所に設けた。
このキャップ本体に厚さt=0.7mm、直径26.4mmのEV
A(VA20%)シートパッキングを挿入し、樹脂キャッ
プを作成した。FVAシートには、脂肪酸アマイド系滑剤
を0.3PHRブレンドした。
実施例(2) 実施例(1)と同様にして頂板部内面の突条の内側にピー
ク径L2=24.2mm、ピーク高さh2=0.2mm、ピーク先
端半径R2=0.1mmのV字形状(角度60゜)をなす小
寸法突条5を設けた以外は実施例(1)と同じである樹脂
キャップを作成した。
比較例(1) 実施例(1)と同様にして第6図及び第7図に示すような
キャップであり、実施例(1)のキャップ本体の頂板部と
側壁部との接合部に内径L3=25.6mmの肩部23を設
けた以外は、実施例(1)と同じである樹脂キャップを成
形した。
これらの樹脂キャップについて、下記の方法により、密
封性、開栓性及び耐衝撃性を調べた。
(密封性試験方法) 樹脂キャップを4℃−4Volのガス水を充填した容量1.
5の通称28mmPETボトル(口外径25.0)に環境温
度5℃、締めトルク12kgcm、トップロード25kgの
条件でフリクションディスクタイプキャッパーを用いて
巻き締め、セキュアシールテスター(SSH.Owens−Illi
nois社製)で耐圧性能を調べた。(測定温度20℃) (開栓性試験方法) 樹脂キャップを4℃−4ボリュームのガス水を充填した
前記28mmPETボトルに環境温度20℃、締めトルク1
2kgcm、トップロード25kgの条件でフリクションデ
ィスクタイプキャッパーで巻き締めた後、5℃に48時
間放置し、5℃環境中で開栓トルクを測定した。
(耐衝撃試験方法) 樹脂キャップを4℃−4ボリュームのガス水を充填した
前記28mmPETボトルに環境温度20℃、締めトルク1
2kgcm、トップロード25kgの条件でフリクションデ
ィスクタイプキャッパーで巻き締めた後20℃環境中で
角度10゜の鉄面上に50cmの高さから落下させ、液漏
れの有無を調べた。試験結果を表−1に示した。
以上の様に実施例(1)及び実施例(2)のキャップは耐内圧
性樹脂キャップの重要な性能である低温開栓性、密封性
及び耐衝撃性とも良好であったが比較例(1)のキャップ
は低温での開栓トルクが高く、素手で開栓不可能であっ
た。また密封性及び耐衝撃性も悪かった。
実施例(3) 実施例(1)及び(2)と同様の方法で成形したキャップ本体
に下記の材質のシートパッキングをそれぞれ挿入した樹
脂キャップを成形した。
シートパッキング材質(パッキング径は26.4mm) 1. LDPE*3 MFR=4 シート厚み 0.7 2. PVC*4 比重=1.15 シート厚み 0.7 これらのキャップについて前記方法により開栓性及び密
封性を試験した結果、いずれのキャップも低温。開栓性
及び密封性とともに表1中の実施例(1)及び(2)の結果と
同等な結果が得られ、良好であった。
実施例4 実施例(1)と同様にして表-2に示した寸法のキャップ本
体を成形した。このキャップ本体に実施例(1)の同じパ
ッキングを挿入して各種樹脂キャップを作成した。
これらのキャップについて前記試験方法により、密封性
を評価し結果を表2に示した。
以上の如く、本発明の樹脂キャップは、いずれも良好な
密封性を示したが、比較例(2)及び比較例(6)のように大
突条高さが低すぎると密封性が悪く、比較例(3)のよう
に大突条高さが高すぎても密封性が悪かった。また比較
例(4)のように小突条高さが低すぎると密封性が悪く、
比較例(5)及び比較例(7)のように小突条高さが高すぎて
も密封性が悪かった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のキャップをビン口との係合状態で示す
一部断面側面図、 第2図は第1図の要部の拡大断面図、 第3図は本発明のキャップの好適な変形を示す一部断面
側面図、 第4図は第3図の要部の拡大断面図、 第5図は本発明のキャップの諸寸法関係を示す説明図、 第6図は従来のキャップを示す一部断面側面図、 第7図は第6図のキャップの要部の拡大断面図である。 1はキャップ、2は頂板部、3は周状側壁部、4は大寸
法突条、5は小寸法突条、7は空隙部、8はビン口、9
はパッキングを夫々示す。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂で一体に成形された頂板部と周状側壁
    部とを備え且つ該側壁部内周面にビン首と係合させるた
    めの係合用ネジを備えたキャップ本体、及び頂板部内面
    側に施された樹脂製パッキングから成り、パッキングを
    ビン口外周端縁に押当てて密封を行うためのキャップに
    おいて、 頂板部内面に、頂板部と周状側壁部との接続部から空隙
    部を介して、ピーク径がビン口外径よりも大であるがビ
    ン口外径とパッキング厚みの2倍との和よりも小である
    径を有する突条を設けたことを特徴とする耐内圧性樹脂
    キャップ。
  2. 【請求項2】大寸法突条の内側にビン口外径よりも小で
    ビン口内径よりも大である径を有する小寸法突条を設け
    たことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のキャッ
    プ。
  3. 【請求項3】パッキング厚みをt、大寸法突条と小寸法
    突条の高さのピーク間距離をdとしたとき下記式 を満足する寸法関係にあることを特徴とする特許請求の
    範囲第2項記載のキャップ。
  4. 【請求項4】大寸法突条の高さをh1、小寸法突条の高
    さをh2としたとき、下記式 を満足する寸法関係にあることを特徴とする特許請求の
    範囲第3項記載のキャップ。
  5. 【請求項5】20℃、歪10%での圧縮コンプライアン
    スが、キャップ本体の樹脂で0.001cm2/kg以下であ
    り、パッキングの樹脂で0.0005cm2/kg以上であること
    を特徴とする特許請求の範囲第1〜4項記載のキャッ
    プ。
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