JPH06133314A - 映像信号秘匿化処理装置 - Google Patents

映像信号秘匿化処理装置

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JPH06133314A
JPH06133314A JP5113804A JP11380493A JPH06133314A JP H06133314 A JPH06133314 A JP H06133314A JP 5113804 A JP5113804 A JP 5113804A JP 11380493 A JP11380493 A JP 11380493A JP H06133314 A JPH06133314 A JP H06133314A
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JP
Japan
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video signal
address
memory
signal
processing device
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Application number
JP5113804A
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English (en)
Inventor
Masayoshi Hirashima
正芳 平嶋
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE69416183T priority patent/DE69416183T2/de
Priority to CA002121446A priority patent/CA2121446C/en
Priority to US08/228,220 priority patent/US5488658A/en
Priority to AU59455/94A priority patent/AU676265B2/en
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 テレビジョン信号をスクランブル(暗号化)
し、又スクランブルされた信号をデスクランブルして元
の信号を再生できるようにすること。 【構成】 鍵データを記憶するメモリ26を設ける。そ
して操作スイッチ18よりスクランブルの指示が成され
たときにはメモリ26の出力をMSB反転回路28,ア
ドレス発生回路29を介して読出アドレスカウンタに与
え、ラインローテーション処理を施してスクランブルを
行う。スクランブル時にはこれと逆の処理を施すことに
よって復号化している。こうしたスクランブルとデスク
ランブルのブロックは共通しているため、これらを一体
化した装置としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビデオカメラ等で撮影し
た内容を他人に知られることなく保存する場合に用いら
れ、その情報信号を秘匿化するための信号処理を可能に
する映像信号秘匿化処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年通信衛星など各種通信媒体の発達や
光ディスク等の記録媒体の発達により、非常に広域にそ
して高速にデータ通信,情報伝達が可能となってきてい
る。一方データ通信による情報伝達によって多くの人々
が容易に傍受できることとなり、秘匿性を有する情報伝
達が困難となる一面を有することになってきている。
【0003】例えば通信衛星を用いた企業内通信やテレ
ビ会議による企業内秘匿情報を含むデータ通信や企業内
実験の内容をビデオテープレコーダ(以下VTRと記
す),光ディスク等の情報記録媒体に記録して伝達する
場合が多くなってきている。これらの情報や映像,音声
等は当事者以外には知られたくないことが多い。このよ
うな情報を秘匿化するためにはスクランブル機能を有す
るスクランブルエンコーダが用いられる。しかしながら
従来のスクランブルエンコーダは大規模な暗号化システ
ムやエンコーダを用いる必要があり、容易に秘匿処理す
ることができなかった。そのためVTR等に記録された
秘匿情報を容易に再生したり記録したりする機器に適当
なものが少なく、この秘匿情報の伝達の障害となってい
た。
【0004】図11は従来のスクランブルエンコーダの
概略構成を示すブロック図である。本図において101
はスクランブルエンコーダ全体を制御するコンピュータ
(以降CPUと記す)であって、システムの大きさによ
ってパーソナルコンピュータから汎用大型コンピュータ
までの種々のものが用いられる。そして映像信号及び音
声信号は夫々映像スクランブラ102及び音声スクラン
ブラ103に与えられる。又映像信号に同期して鍵信号
形成回路104によって鍵信号が形成され、映像スクラ
ンブラ102のスクランブル化された映像信号と重畳回
路105によって重畳される。音声信号はFM変調回路
106によってFM変調され、混合回路107より混合
することにより、スクランブルがかけられたコンポジッ
トビデオ信号が得られる。
【0005】このようなスクランブルエンコーダの動作
について説明する。映像スクランブラ102の方式には
種々のものが考えられるが、ここでは映像信号の走査線
を途中で入れ換えるラインローテーション処理によるス
クランブルについて述べる。このローテーションの切断
点はCPU1で決めその値をXとすると、切断点Xを鍵
信号(Kj)で暗号化し、暗号化されたXを鍵信号形成
回路によって垂直帰線消去期間内の二値信号として形成
する。又音声信号のスクランブルは、音声信号をA/D
変換して擬似ランダム信号(以降PN信号と記す)を加
算して暗号化する。そしてこのPN信号の初期値のみを
重畳して送出している。
【0006】このような信号を受信した受信側では、ス
クランブルエンコーダと逆の動作、即ちスクランブルデ
コーダでデスクランブルができる。例えば音声のデスク
ランブルはPN信号初期値をPN発生回路に入力してデ
スクランブル用のPN信号系列を発生させ、これに基づ
いて元の信号を復調する。又映像信号のデスクランブル
はフィールド毎又は一定周期で送られてくるPN信号初
期値から走査線の読出位置を論理的に決めている。決め
るためのアルゴリズムは公開せず、秘匿安全性を高めて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来のスクランブルエンコーダ,デコーダでは、この
スクランブルエンコーダ,デコーダが大がかりであるた
め、大型で高価になり、テレビジョン受像機や家庭用の
ビデオテープレコーダに組み込むことは難しかった。従
ってデスクランブラ(デコーダ)部分のみが小型化さ
れ、テレビジョン受像機にデスクランブル(デコーダ)
装置を接続して用いられていた。
【0008】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、小型のスクランブルエンコー
ダ,デコーダを小型化,一体化した秘匿化処理装置を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、テレビジョン信号の映像信号のスクランブル及びデ
スクランブルを行う映像信号秘匿化処理装置であって、
秘匿化するための鍵データを保持するメモリと、入力さ
れた映像信号を水平走査線毎に交互に書込む一対のライ
ンメモリと、メモリの鍵データが初期値として設定さ
れ、相異なった擬似ランダムパルス信号を各水平走査線
毎に出力するPN発生器と、スクランブル時にはPN発
生器の出力に対応した値を初期値とし、デスクランブル
時にはPN発生器の出力をラインメモリの最大アドレス
値から減算した値を初期値として設定するアドレス設定
回路と、アドレス設定回路により設定されたアドレスか
ら連続するアドレスを発生し、各水平走査線単位でアド
レス信号を交互に一対のラインメモリに与えるアドレス
カウンタと、を具備することを特徴とするものである。
【0010】本願の請求項8の発明は、テレビジョン信
号の映像信号のスクランブル及びデスクランブルを行う
映像信号秘匿化処理装置であって、秘匿化するための鍵
データを記憶する不揮発性の第1のメモリと、書換え可
能な複数桁の暗証番号を記憶する不揮発性の第2のメモ
リと、第1,第2のメモリの出力が与えられる論理回路
と、第2のメモリに複数桁の暗証番号を入力する入力手
段と、入力された映像信号を水平走査線毎に交互に書込
む一対のラインメモリと、論理回路の出力が初期値とし
て設定され、相異なった擬似ランダムパルス信号を各水
平走査線毎に出力するPN発生器と、スクランブル時に
はPN発生器の出力に対応した値を初期値とし、デスク
ランブル時にはPN発生器の出力をラインメモリの最大
アドレス値から減算した値を初期値として設定するアド
レス設定回路と、アドレス設定回路により設定されたア
ドレスから連続するアドレスを発生し、各水平走査線単
位でアドレス信号を交互に一対のラインメモリに与える
アドレスカウンタと、を具備することを特徴とするもの
でる。
【0011】又本願の請求項2及び9の発明は、このよ
うな映像信号秘匿化処理装置において、スクランブル時
にPN発生器の出力をラインメモリの最大アドレス値か
ら減算した値を初期値とし、デスクランブル時にはPN
発生器の出力に対応した値を初期値としてアドレス設定
するアドレス設定回路を有している。
【0012】
【作用】このような特徴を有する本願の請求項1の発明
では、1つのスクランブルコーディックによりスクラン
ブル,デスクランブルを行っている。そのスクランブル
時には、まずPN発生器が鍵データを保持するメモリの
出力を初期値として相異なった擬似ランダムパルス信号
を各水平走査線毎に出力する。このPN発生器の出力に
対応した信号をアドレス設定回路によってアドレスカウ
ンタに初期値として設定する。そしてアドレスカウンタ
はその設定されたアドレスから連続するアドレスを発生
し、アドレス信号を一対のラインメモリに与えることに
より、一対のラインメモリに交互に書込まれている映像
信号を各水平走査線単位で交互に読出し、ラインローテ
ーションを行う。こうして各水平走査線毎に異なった位
置から読出すことにより映像信号にスクランブルをかけ
ている。このようにして入力された映像信号にスクラン
ブルがかけられ、スクランブルされた映像信号が出力さ
れることになる。
【0013】又そのデスクランブル時には同様に一対の
ラインメモリへの書込みを行うと共に、アドレス設定回
路はPN発生器の出力をラインメモリの最大アドレス値
から減じた値を各水平走査線毎に初期値として設定して
いる。従ってアドレスカウンタはその設定されたアドレ
スから連続するアドレスを発生し、各水平走査線単位で
アドレス信号を交互にこの一対のラインメモリに与える
ことにより、ラインメモリに交互に書込まれている映像
信号を読出せば元の信号を再生することができる。こう
すれば同様に構成により映像信号のデスクランブルが行
われるので、テープ等の記録媒体に記録されているスク
ランブルされたデータ信号を解読することができる。
【0014】又請求項8の発明では、第1のメモリに鍵
データが保持されており、第2のメモリには入力手段か
ら暗証番号を入力することによって保持する。そしてこ
れらの第1,第2のメモリのデータを読出し、論理回路
によって所定の論理処理を行った信号をPN発生器に初
期値として設定している。こうすればより高度の秘匿化
処理が行えることとなる。
【0015】請求項2,9に示すように、アドレス設定
回路のアドレスの設定が、スクランブル時にはPN発生
器の出力をラインメモリの最大アドレス値から減算した
値を初期値とし、デスクランブル時にはPN発生器の出
力に対応した値を初期値として設定する場合にも同様の
作用を有することはいうまでもない。
【0016】
【実施例】次に本発明の一実施例について図面を参照し
ながら説明する。図1は実施例の映像信号秘匿化処理装
置の外観図である。本図に示すように筐体11内には入
力端子12,出力端子13が設けられる。この筐体11
には、後述するようにリードオンリメモリを着脱自在に
するソケットが設けられる。14はこのソケットの蓋を
示している。又この筐体11には秘匿化開始スイッチ1
5,復号処理開始スイッチ16及び停止スイッチ17か
ら成る操作スイッチ18が設けられている。
【0017】図2及び図3はこの映像信号秘匿化処理装
置内の構成を示すブロック図である。本図において入力
端子12はクロックパルス形成回路21及びA/D変換
器22と20H検出回路23に接続される。クロックパ
ルス形成回路21は水平同期信号H,垂直同期信号Vに
基づいて色副搬送波(fSC)を再生し4fSCを形成する
と共に、各部に必要なクロック信号やゲートパルスを供
給する回路である。又20H検出回路23は20番目の
水平走査線の映像信号(以降20Hと記す)を検出し、
映像信号の部分が全部白 100%であることを検出して検
出信号をCPU24に与える。
【0018】この映像信号秘匿化処理装置には、各部の
動作を制御する制御手段としてCPU24が接続され
る。このCPU24には前述した操作スイッチ18が入
力手段として接続されている。CPU24はスクランブ
ル開始時にトリガ信号をA/D変換器22に与えると共
に、各部に必要な制御信号を出力する。CPU24には
読出アドレス発生回路25を介してリードオンリメモリ
(ROM)の不揮発性メモリ26が接続される。メモリ
26は64ビット又はそれ以上のビット数の鍵データを
記憶するためのメモリであり、読出された信号はPN発
生器27に与えられる。
【0019】PN発生器27は例えば16ビットのラン
ダム信号を発生するフィードバックシフトレジスタによ
って構成される。このフィードバックシフトレジスタは
擬似ランダム信号系列(PN系列)を発生するものであ
る。そしてその任意の8ビットの出力がMSB反転回路
28に与えられる。
【0020】さてこのPN発生器27の出力は水平走査
線のカットポイントを定めるものである。このカットポ
イントは1H内に186であるので、8ビットのデータ
を用い186以上はMSBを反転する。MSB反転回路
28はこの出力によってMSBを反転する回路であり、
その出力n(=0〜185)はアドレス設定回路29に
与えられる。アドレス設定回路29は各水平走査線の読
出アドレスの初期値を演算して設定するものであり、ス
クランブル時には4nとなるように、又デスクランブル
時には読出アドレスの最大値を744とすると、744
−4nとなるように演算するものである。又アドレス設
定回路29の他のアドレス設定方法(以下第2の方法)
として、この逆にスクランブル時には744−4nと
し、デスクランブル時には4nとすることもできる。
【0021】図3は映像信号のスクランブル及びデスク
ランブルを行う部分を示すブロック図である。本図にお
いて図2に示すクロックパルス形成回路21からは、4
SCのクロック信号が書込アドレスカウンタ31及び読
出アドレスカウンタ32に与えられる。これらのアドレ
スカウンタは入力クロックを計数するカウンタであっ
て、その並列出力はセレクタ33及び34に夫々与えら
れる。図2のA/D変換器22はアナログ映像信号をデ
ジタル信号に変換するものであって、その出力はライン
メモリ35,36に与えられる。セレクタ33,34は
クロックパルス形成回路21から水平同期信号Hに同期
し互いに反転した切換信号が与えられており、交互に書
込アドレス及び読出アドレスを切換えてラインメモリ3
5,36に与えるものである。ラインメモリ35,36
は夫々1水平走査線の映像信号を744ドットとし、各
8ビットで記憶するメモリである。このラインメモリ3
5,36はセレクタ33,34によって選択された書込
アドレスカウンタ31の出力するアドレスにデータを書
込み、読出時にはセレクタ33,34で選択された読出
アドレスカウンタ32からの読出アドレスよりデータを
読出すものである。セレクタ38はセレクタ33,34
と同期し、その読出信号を選択するものである。セレク
タ38の出力はD/A変換器39に与えられる。D/A
変換器39は選択された信号をアナログ信号に変換する
ものであり、その出力は出力端子13に接続されてい
る。尚図2に示すメモリ26はEPROMとし、着脱自
在の形状として適当なパッケージ40に入れて構成する
ものとする。
【0022】次に本実施例の動作について図4のタイム
チャートを参照しつつ説明する。まず入力端子12に入
力した映像信号にスクランブルをかける場合には、秘匿
化開始スイッチ15を操作する。図4に示すように時刻
t11 で秘匿化の指示を終了すると、この信号がCPU2
4に伝えられる。CPU24はA/D変換器22に制御
信号を送ってスクランブルトリガ信号を発生させる。A
/D変換器22はクロックパルス形成回路21のクロッ
クパルスに基づいてA/D変換を行う。このとき20H
目の映像信号を全て白レベルとし、これをスクランブル
トリガ信号として用いる。例えばt30 から始まる映像フ
レームの直後のt21 にスクランブルトリガ信号が出力さ
れたものとすると、秘匿化された信号を復号処理するた
めの準備時間を見込んで映像信号の秘匿化はt21 から約
2フレーム後のt32 から始まるものとする。
【0023】まず映像信号にスクランブルをかけない状
態では、映像信号はA/D変換器22で8ビットのデジ
タル値に変換され、1H毎にラインメモリ35,36の
一方に交互に書込みが行われ、他方のラインメモリから
読出しが行われる。この場合には1ライン分だけ遅延さ
れてセレクタ38を介してD/A変換器39に出力す
る。
【0024】又スクランブルをかける場合(走査線内位
置入れ換え方式、いわゆるラインローテーションをかけ
る場合)について説明する。ラインローテーションをか
ける場合は、ラインメモリの読出アドレスを映像信号の
カットポイント、即ち走査線における信号を入れ換えて
ラインローテーションを行うための切断位置に合わせて
スタートする。カットポイントとしては、PN発生器2
7の出力の8ビットを用いる。カットポイントがライン
メモリの最大アドレスから最大186と規定されている
ため、186以上はMSB反転回路28によってMSB
を反転する。MSB反転回路28の出力は8ビットの0
〜185の信号であり、ライン毎に異なっている。今こ
れをnとする。アドレス設定回路29では、入力端子1
2の映像信号の第22H目(D/A変換器39の出力の
第21H目)の終りまでに4nにプリセットする。即ち
スクランブル時には4×nの演算を行う。そうすれば入
力端子12に入力される映像信号の第23H目(D/A
変換器39の22H目)の始めから、読出アドレスカウ
ンタ32は4n,4n+1,4n+2・・・と計数し、
744となると0に戻って1,2,3・・・4n−1ま
でカウントする。そうすれば図5の「元の信号(23H
目)φ0 」に示すように、ラインメモリ35に書込まれ
た1水平走査線のデータa1 〜a9 は、a4 ,a5 ,・
・・a9 ,a0 ,a1 ,a2 ,a3 と読出され、「スク
ランブル後φ1 」のようにスクランブルされた信号が得
られることとなる。又この間に入力された第24H目の
信号がそのままラインメモリ36に書込まれる。「スク
ランブル後φ1 」の読出後に24H目の読出開始時に
は、読出アドレスカウンタ32に設定される読出開始ア
ドレスは所定ビットシフトし、nでなく別の数字kに変
化している。1Hにつきこのシフトレジスタを何ビット
シフトさせるかは、あらかじめシステム設計時に定めて
おくものとする。
【0025】さて入力端子12に入力される第25H目
の間にラインメモリ36のデータ(第24H目)が読出
される。このとき読出アドレスカウンタ32の出力は図
5に示すように4k,4k+1・・・とカウントアップ
していく。これはラインメモリ35から23H目を読出
す場合と同様である。従って4kをカットポイントとし
てラインローテーションがかかっている。こうしてt32
から始まるフィールドの23H〜236Hまでの映像信
号に対して、各水平走査線単位でローテーション処理を
施しスクランブルをかけることができる。本発明ではこ
うしてスクランブルされた映像信号を使用者が記録し再
生するため、秘匿化された映像信号が一般に知られるこ
とがなく、閉ループで使用できる。そして鍵データを記
憶するメモリ26をパッケージ40を用いて筐体11の
ソケットに着脱自在にしておけば、メモリ26を入手し
ない限り復号して元の映像を再現することはできない。
【0026】尚前述した第2の方法では、入力端子12
の映像信号の第22H目(D/A変換器39の出力の第
21H目)の終りまでに744−4nに読出アドレスカ
ウンタ32をプリセットする。読出アドレスカウンタ3
2は744−4n+1,744−4n+2,・・・とカ
ウントアップし、744−4n+4nとなると、0に戻
って1,2,3,・・・744−4n−1までカウント
する。そうすれば図6の「元の信号(23H目)φ10
に示すように、ラインメモリ35に書込まれた23Hの
水平走査線のデータa1 〜a9 は、a4 ,a5 ,・・・
9 ,a0 ,a1 ,a2 ,a3 と読出され、φ11のよう
にスクランブルされる。
【0027】又この間に入力された第24H目の信号は
図6のφ13のようにラインメモリ36に書込まれる。そ
して24H目の読出開始時には、読出アドレスカウンタ
32に設定される読出開始アドレスは所定ビットシフト
してnではなく別の数字kに変化している(即ち744
−4k)。従って読出アドレスカウンタ32の出力は図
6に示すように744−4k,744−4k+1,・・
・とカウントアップしていく。こうしてラインメモリ3
5から23H目を読出す場合と同様に、ラインメモリ3
6から24H目が読出される。従って744−4kをカ
ットポイントとしてローテーションがかかる。
【0028】さてマイクロコンピュータ24は例えば1
フィールドに1回又は1Hに1回、読出アドレス発生回
路25の値を設定又は変更する。この手順はあらかじめ
定めておく。スクランブルトリガはキー入力の後1回発
生するようにしているが、VTRやビデオディスクに記
録されたスクランブルされた信号を再生する場合は、必
ずしも最初から再生するとは限らない。従って一定周期
毎にスクランブルトリガパルスを発生させ、これを前述
したように映像信号に重畳しておくことが好ましい。こ
れはCPU24により容易に実現することができる。例
えば1分(1800フィールド)毎にCPU24からA
/D変換器22に制御信号を出力し、その20H目の映
像信号を白レベルとするようにスクランブルトリガ信号
を発生させる。
【0029】ここで重要なことは前述のようにラインロ
ーテーション方式によるスクランブルのカットポイント
として、PN発生器27の出力の8ビットを用いている
ことであり、且つカットポイントがラインメモリの最大
アドレスから最大186と規定されていることである。
即ち映像信号の1水平走査期間(以降1Hと記す)毎の
カットポイントを決める前述のnとkの関係は非線形で
あって予測できない。具体的には読出アドレスカウンタ
32に設定される読出開始アドレスは1H毎に所定ビッ
トシフトし、nでなく別の数字kに変化している。1H
についてこのシフトレジスタを何ビットシフトさせるか
は、あらかじめシステム設計時に定めておくものとす
る。従ってnは知りえてもkを知ることは不可能であ
る。即ちローテーションのカットポイントを暗号化する
ことによって映像信号に高度な秘匿処理を行うことがで
きる。
【0030】次にスクランブルがかかった信号をVTR
やビデオディスクから読出し、デスクランブルする場合
の動作について説明する。まずスクランブルがかかった
映像信号を入力端子12に入力する。そうすれば20H
検出回路23によって20H目が検出され、映像信号が
全部白( 100%)であればこれを検出してCPU24に
伝える。CPU24ではこの信号が検出されたときにア
ドレス設定回路29をデスクランブル状態とする。
【0031】図5において「スクランブル後φ1 」を
「デスクランブル後φ2 」の形に戻すためには、PN発
生器27の出力としてnが出力されるタイミングで読出
アドレスカウンタ32を(744−4n)に初期設定す
ることが必要である。そのためアドレス設定回路29は
デスクランブル時に744−4nの演算を行い、読出ア
ドレスとして読出アドレスカウンタ32にプリセットす
る。そうすれば図5φ2に示すように23H目の水平走
査線はa0 からa9 までφ0 と同一の状態で順次読出さ
れることとなる。この間にラインメモリ36にはローテ
ーションされた24H目の信号が記録されているため、
読出の開始時には744−4kから順にb0 ,b1 ・・
・と読出すことによってデスクランブルすることができ
る。一方書込アドレスカウンタ31については、各水平
走査線毎に入力をそのままラインメモリ35又は36に
書込むように設定する。従ってデスクランブルのための
特別な処理は不要である。
【0032】又前述した第2の方法では図6においてφ
11をφ12の形に戻すためには、PN発生器27の出力と
してnが出力されるタイミングで読出アドレスカウンタ
32を4nに初期設定することが必要である。アドレス
設定回路29はデスクランブル時に4nを読出アドレス
カウンタ32にプリセットする。その結果図6の「デス
クランブル後φ12」に示すように、23H目の水平走査
線はa0 からa9 までφ10と同一の状態で順次読出され
ることになる。この間にラインメモリ36にはローテー
ションされた24H目の信号が記録されているため、読
出しの開始時には4kから順にb0 ,b1 ,・・・と読
出すことによってデスクランブルすることができる。
【0033】こうして読出された各水平走査線の映像信
号はセレクタ38によって選択されたD/A変換器39
に与えられ、アナログ映像信号に変換される。そして出
力端子13よりデスクランブルされた映像信号が出力さ
れることとなる。
【0034】以上詳細に説明したように図2,図3に示
す回路の大半はデジタル信号処理回路であって、LSI
化が容易である。即ち操作スイッチ15〜17,クロッ
クパルス形成回路21,A/D変換器21,D/A変換
39以外のゲート数は2〜3万ゲートであり、1チップ
に集積することも可能である。又クロックパルス形成回
路21,20H検出回路23については文字放送受信機
に使用されている類似機能の回路を一部修正すればよ
い。
【0035】次に本発明の第2実施例について説明す
る。図7は第1実施例の図2に対応する部分を示すブロ
ック図である。図3に対応する部分については同一であ
るので説明を省略する。この第2実施例では図7に示す
ようにPN発生器27に代えて非線形フィードバックシ
フトレジスタ41を用い、これを鍵データを記憶するメ
モリ26と共に1つのパッケージ42に封入するように
したことである。非線形フィードバックシフトレジスタ
の元となる線形フィードバックシフトレジスタの例を図
8に示す。16段の線形M系列結線法は10通りあるこ
とが知られている(ジャテック出版、1978年発行「最新
スペクトラム拡散通信方式」P.88〜90)。図8はこの線
形フィードバックシフトレジスタの異なった例を示す回
路図である。ここでフィールドプログラマブルなゲート
アレイで図8に示すシフトレジスタを構成しておけば、
製造時に各パッケージ内のシフトレジスタを段数が1段
づつ異なるシフトレジスタを極めて容易に設定すること
ができる。シフトレジスタの段数を16〜64の49種
類の中から選び、且つフィードバックループも選択すれ
ば、シフトレジスタとフィードバックループの組合せは
約500通りとなる。又メモリ26の64ビットの鍵デ
ータとの組合せを考えれば同一物を作成することはパッ
ケージ42を入手して分解する以外は不可能であり、第
1実施例に比べて盗聴に対する安全性は高くなる。スク
ランブル及びデスクランブル時の動作については第1実
施例と同一である。
【0036】次に第3実施例について説明する。図9は
第3実施例の主要部を示す図である。本図において前述
した第1実施例と異なり操作スイッチ15〜17に代え
てキーボード51が用いられる。そしてCPU24には
このキーボード51が接続される。キーボードは
「*」,「#」のキー及びテンキーを有しており、例え
ば「*」キーが暗号化の開始と復号化終了の入力キーと
して用いられ、「#」キーが復号化開始、同時に暗号化
終了キーとして用いられる。キーボード51は例えば4
桁の暗証番号を入力する入力部であって、入力された暗
証番号は表示部52によって表示されると共に、メモリ
53を介してPN発生器27に与えられる。ここでメモ
リ53はランダムアクセスメモリ(RAM)又は消去可
能なプログラマブルROM(EPROM)とする。キー
ボード51のテンキーから入力される4桁の暗証番号は
BCDコードとすると、16ビットの0又は1の数字列
であり、本実施例ではこれを鍵データとして用いてい
る。このデータはPN発生器27の初期値として用いら
れる。他の動作は第1実施例と同様である。この暗証番
号は一旦メモリ53に書込まれる。メモリ53をRAM
で構成した場合には図示のように電池でバックアップし
てもよく、又バックアップせずにその都度入力するよう
にしてもよい。又パッケージ54内に収納して着脱自在
としてもよい。バックアップしていないで着脱自在とす
れば、本体から取り外したときに暗証番号のデータは失
われる。しかしこれを覚えてさえいれば、再び入力する
ことによって秘匿化処理及びその解読が行える。
【0037】さて本実施例では暗証番号は4桁であるの
で、4桁の数字をランダムに入力すれば、1万回以内に
解読が可能となる。これを防止するためには、PN発生
器27を第2実施例と同様に非線形フィードバックシフ
トレジスタとして500種類から選択するものとすれ
ば、同一の装置を入手しない限り暗証番号がわかっても
不正に解読されることを防止することができる。
【0038】次に第4実施例について図10を参照しつ
つ説明する。本実施例においても前述した第1実施例と
相違する部分についてのみ示している。本実施例では操
作スイッチ15〜17に代えてキーボード51を有して
おり、キーボード51から4桁の暗証番号がCPU24
に入力される。CPU24はこの4桁の暗証番号を16
ビットの2進信号として例えばEPROMから成る第2
のメモリ55に保持する。又第1実施例と同様に読出ア
ドレス発生回路25を有しており、読出アドレス発生回
路を介して64ビットの第1のメモリ(ROM)26か
ら鍵データが読出される。この場合メモリ55の1ビッ
トに対してメモリ26の4ビットを割当てるようにして
あらかじめ定めた手順で読出す。メモリ26及び55の
出力はEOR回路56に与えられる。EOR回路56は
これらの排他的論理和をとることによって16ビットの
データをPN発生器27に与える論理回路である。ここ
でメモリ26,55及びEOR回路56は1つのパッケ
ージ57内に収納し、筐体より着脱自在とする。この場
合には第1実施例に比べて暗証番号の4桁分だけ、盗聴
に対して秘匿性を向上させることができる。ここで論理
回路としてEOR回路だけでなく、アンド回路、ノア回
路等の任意の形式の回路を用いてもよい。
【0039】尚ここで説明した各実施例においては、各
水平走査線の映像信号をラインメモリ35,36にその
まま交互に書込み、各ラインメモリの読出開始位置をア
ドレス設定回路29と読出アドレスカウンタ32によっ
てライン毎に異なった位置から読出すことによって秘匿
化処理を行っているが、書込時にアドレス設定回路で設
定されたアドレスから書込みを行い、読出アドレスカウ
ンタは0〜744まで連続して書込むように構成するこ
とも可能である。この場合には書込アドレスカウンタ3
1と読出アドレスカウンタ32とを切換えることによっ
て容易に行うことができる。
【0040】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明による
秘匿化処理装置を用いれば、同一の装置で映像信号のス
クランブルとデスクランブルを行うことができる。又回
路構成は比較的簡単であり、安価な映像信号の秘匿処理
装置を実現することができる。そして鍵データメモリを
設け、例えば鍵データKiを64ビットとすれば、同一
の鍵を再現する確率は1/1844京であり、同一のものが
生産される可能性は実質的に0となり、高い安全性が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による映像信号秘匿化処理装
置の外観を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例による映像信号秘匿化処理
装置の構成を示すブロック図(その1)である。
【図3】本実施例の映像信号秘匿化処理装置の構成を示
すブロック図(その2)である。
【図4】本実施例の動作を示すタイムチャートである。
【図5】本実施例のスクランブル及びデスクランブル時
の水平走査線の信号変化の一例を示す図である。
【図6】本実施例のスクランブル及びデスクランブル時
の水平走査線の信号変化の他の例を示す図である。
【図7】本発明の第2実施例による映像信号秘匿化処理
装置の構成を示すブロック図である。
【図8】第2実施例の非線形シフトレジスタの異なった
二つの例を示す回路図である。
【図9】本発明の第3実施例の第1実施例との相違部分
を示すブロック図である。
【図10】本発明の第4実施例の第1実施例との相違部
分を示すブロック図である。
【図11】従来のスクランブル装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
11 筐体 12 入力端子 13 出力端子 15 秘匿化開始スイッチ 16 復号処理開始スイッチ 17 停止スイッチ 18 操作スイッチ 21 クロックパルス形成回路 22 A/D変換器 23 20H検出回路 24 CPU 25 読出アドレス発生回路 26 メモリ 27 PN発生器 28 MSB反転回路 29 アドレス設定回路 31 書込アドレスカウンタ 32 読出アドレスカウンタ 33,34,38 セレクタ 35,36ラインメモリ 39 D/A変換器 42,54,57 パッケージ 51 キーボード 50,53,55 メモリ 56 EOR回路

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビジョン信号の映像信号のスクラン
    ブル及びデスクランブルを行う映像信号秘匿化処理装置
    であって、 秘匿化するための鍵データを保持するメモリと、 入力された映像信号を水平走査線毎に交互に書込む一対
    のラインメモリと、 前記メモリの鍵データが初期値として設定され、相異な
    った擬似ランダムパルス信号を各水平走査線毎に出力す
    るPN発生器と、 スクランブル時には前記PN発生器の出力に対応した値
    を初期値とし、デスクランブル時には前記PN発生器の
    出力を前記ラインメモリの最大アドレス値から減算した
    値を初期値として設定するアドレス設定回路と、 前記アドレス設定回路により設定されたアドレスから連
    続するアドレスを発生し、各水平走査線単位でアドレス
    信号を交互に前記一対のラインメモリに与えるアドレス
    カウンタと、を具備することを特徴とする映像信号秘匿
    化処理装置。
  2. 【請求項2】 テレビジョン信号の映像信号のスクラン
    ブル及びデスクランブルを行う映像信号秘匿化処理装置
    であって、 秘匿化するための鍵データを保持するメモリと、 入力された映像信号を水平走査線毎に交互に書込む一対
    のラインメモリと、 前記メモリの鍵データが初期値として設定され、相異な
    った擬似ランダムパルス信号を各水平走査線毎に出力す
    るPN発生器と、 スクランブル時には前記PN発生器の出力を前記ライン
    メモリの最大アドレス値から減算した値を初期値とし、
    デスクランブル時には前記PN発生器の出力に対応した
    値を初期値として設定するアドレス設定回路と、 前記アドレス設定回路により設定されたアドレスから連
    続するアドレスを発生し、各水平走査線単位でアドレス
    信号を交互に前記一対のラインメモリに与えるアドレス
    カウンタと、を具備することを特徴とする映像信号秘匿
    化処理装置。
  3. 【請求項3】 前記メモリは、不揮発性メモリであるこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の映像信号秘匿化処
    理装置。
  4. 【請求項4】 前記メモリは書換え可能なメモリであ
    り、前記メモリの鍵データを入力する入力手段を更に有
    することを特徴とする請求項1又は2記載の映像信号秘
    匿化処理装置。
  5. 【請求項5】 前記鍵データを保持するメモリを着脱自
    在に構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    1項に記載の映像信号秘匿化処理装置。
  6. 【請求項6】 前記PN発生器は、線形フィードバック
    シフトレジスタ及び非線形フィードバックシフトレジス
    タのいずれかであることを特徴とする請求項1又は2記
    載の映像信号秘匿化処理装置。
  7. 【請求項7】 前記シフトレジスタはフィールドプログ
    ラマブルレジスタであることを特徴とする請求項6記載
    の映像信号秘匿化処理装置。
  8. 【請求項8】 テレビジョン信号の映像信号のスクラン
    ブル及びデスクランブルを行う映像信号秘匿化処理装置
    であって、 秘匿化するための鍵データを記憶する不揮発性の第1の
    メモリと、 書換え可能な複数桁の暗証番号を記憶する不揮発性の第
    2のメモリと、 前記第1,第2のメモリの出力が与えられる論理回路
    と、 前記第2のメモリに複数桁の暗証番号を入力する入力手
    段と、 入力された映像信号を水平走査線毎に交互に書込む一対
    のラインメモリと、 前記論理回路の出力が初期値として設定され、相異なっ
    た擬似ランダムパルス信号を各水平走査線毎に出力する
    PN発生器と、 スクランブル時には前記PN発生器の出力に対応した値
    を初期値とし、デスクランブル時には前記PN発生器の
    出力を前記ラインメモリの最大アドレス値から減算した
    値を初期値として設定するアドレス設定回路と、 前記アドレス設定回路により設定されたアドレスから連
    続するアドレスを発生し、各水平走査線単位でアドレス
    信号を交互に前記一対のラインメモリに与えるアドレス
    カウンタと、を具備することを特徴とする映像信号秘匿
    化処理装置。
  9. 【請求項9】 テレビジョン信号の映像信号のスクラン
    ブル及びデスクランブルを行う映像信号秘匿化処理装置
    であって、 秘匿化するための鍵データを記憶する不揮発性の第1の
    メモリと、 書換え可能な複数桁の暗証番号を記憶する不揮発性の第
    2のメモリと、 前記第1,第2のメモリの出力が与えられる論理回路
    と、 前記第2のメモリに複数桁の暗証番号を入力する入力手
    段と、 入力された映像信号を水平走査線毎に交互に書込む一対
    のラインメモリと、 前記論理回路の出力が初期値として設定され、相異なっ
    た擬似ランダムパルス信号を各水平走査線毎に出力する
    PN発生器と、 スクランブル時には前記PN発生器の出力を前記ライン
    メモリの最大アドレス値から減算した値を初期値とし、
    デスクランブル時には前記PN発生器の出力に対応した
    値を初期値として設定するアドレス設定回路と、 前記アドレス設定回路により設定されたアドレスから連
    続するアドレスを発生し、各水平走査線単位でアドレス
    信号を交互に前記一対のラインメモリに与えるアドレス
    カウンタと、を具備することを特徴とする映像信号秘匿
    化処理装置。
  10. 【請求項10】 前記第1,第2のメモリ及び論理回路
    は1つのパッケージ内に収納され着脱自在に構成したこ
    とを特徴とする請求項8又は9記載の映像信号秘匿化処
    理装置。
  11. 【請求項11】 前記PN発生器は、線形フィードバッ
    クシフトレジスタ及び非線形フィードバックシフトレジ
    スタのいずれかであることを特徴とする請求項8又は9
    記載の映像信号秘匿化処理装置。
  12. 【請求項12】 前記シフトレジスタはフィールドプロ
    グラマブルレジスタであることを特徴とする請求項11
    記載の映像信号秘匿化処理装置。
  13. 【請求項13】 スクランブル時に所定の水平走査期間
    にスクランブルトリガ信号を書込むスクランブルトリガ
    信号書込手段と、デスクランブル時に前記スクランブル
    トリガ信号が読出されたときに前記アドレス設定回路に
    よるアドレス設定を開始させる制御手段と、を具備する
    ことを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載
    の映像信号秘匿化処理装置。
  14. 【請求項14】 前記アドレスカウンタは、前記アドレ
    ス設定回路より設定されたアドレスから連続する読出ア
    ドレスを発生し、各水平走査線単位で読出アドレス信号
    を交互に一対の前記ラインメモリに与える読出アドレス
    カウンタであることを特徴とする請求項1〜13のいず
    れか1項に記載の映像信号秘匿化処理装置。
  15. 【請求項15】 前記アドレスカウンタは、前記アドレ
    ス設定回路より設定されたアドレスから連続する書込ア
    ドレスを発生し、各水平走査線単位で書込アドレス信号
    を交互に一対の前記ラインメモリに与える書込アドレス
    カウンタであることを特徴とする請求項1〜13のいず
    れか1項に記載の映像信号秘匿化処理装置。
JP5113804A 1992-09-03 1993-04-15 映像信号秘匿化処理装置 Pending JPH06133314A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5113804A JPH06133314A (ja) 1992-09-03 1993-04-15 映像信号秘匿化処理装置
EP94302618A EP0620690B1 (en) 1993-04-15 1994-04-13 Video signal encrypting apparatus
DE69416183T DE69416183T2 (de) 1993-04-15 1994-04-13 Anordnung zur Verschlüsselung eines Videosignals
CA002121446A CA2121446C (en) 1993-04-15 1994-04-15 Video signal encrypting apparatus
US08/228,220 US5488658A (en) 1993-04-15 1994-04-15 Video signal scrambling and descrambling apparatus
AU59455/94A AU676265B2 (en) 1993-04-15 1994-04-15 Video signal encrypting apparatus

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4-262818 1992-09-03
JP26281892 1992-09-03
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ID=26452727

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5113804A Pending JPH06133314A (ja) 1992-09-03 1993-04-15 映像信号秘匿化処理装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4873888A (en) * 1987-05-26 1989-10-17 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Viscosity damper
WO1997014147A1 (fr) * 1995-10-09 1997-04-17 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Support, appareil et procede d'enregistrement d'informations
CN111125791A (zh) * 2019-12-11 2020-05-08 海光信息技术有限公司 一种内存数据的加密方法、装置、cpu芯片及服务器

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CN111125791A (zh) * 2019-12-11 2020-05-08 海光信息技术有限公司 一种内存数据的加密方法、装置、cpu芯片及服务器
CN111125791B (zh) * 2019-12-11 2023-08-29 海光信息技术股份有限公司 一种内存数据的加密方法、装置、cpu芯片及服务器

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