JPH06131800A - 磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ディスク装置

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JPH06131800A
JPH06131800A JP27738692A JP27738692A JPH06131800A JP H06131800 A JPH06131800 A JP H06131800A JP 27738692 A JP27738692 A JP 27738692A JP 27738692 A JP27738692 A JP 27738692A JP H06131800 A JPH06131800 A JP H06131800A
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recording
reproducing
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JP27738692A
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Yasuo Sasaki
康夫 佐々木
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気ディスク装置で記録から再生状態に切り
換えた時の再生アンプが安定に動作するまでの時間を短
縮する。 【構成】 磁気抵抗効果型ヘッド(MRヘッド)及び誘
導型ヘッド(Indヘッド)を用いて記録・再生可能な
記録・再生IC1に於いて、MRヘッド用再生アンプ1
0の他にIndヘッド用再生アンプ3を設け、磁気ディ
スク8A,8B‥‥上に設けた複数のMR/Indヘッ
ド12A〜12D又はIndヘッド11A〜11DをM
Rヘッド用再生アンプ10及びIndヘッド用の記録ド
ライバー5に切換接続するマルチプレクサ7B,7Cと
Indヘッド用再生アンプ3に切換接続するマルチプレ
クサ7Aとを有し、MR/Indヘッド11A(12
A),11C(12C)とIndヘッド11B(12
B),11D(12D)が互いに磁気ディスク8A,8
Bの反対面と成る様構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハード・ディスク・ドラ
イブ(HDD)装置等に用いて好適な磁気ディスク装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の磁気ディスク装置としてFDD
(フロッピー・ディスク・ドライブ)又はHDD等の磁
気媒体に用いられるヘッドとしては誘導型のヘッドや磁
気抵抗効果型ヘッド(Magneto−Resisti
ve effect Head:以下MRヘッドと記
す)が用いられている。
【0003】一般にパーマロイ等の磁性薄膜に電流を流
すとその電気抵抗は電流ベクトルIと磁化Mの方向に依
存する電気抵抗効果を示す。MRヘッドはこの様な電気
抵抗効果を用いたヘッドで磁気媒体からの磁界によって
磁性薄膜の抵抗率が変化し、この抵抗変化を再生出力電
圧として検出する様に成されたものであり、この様なM
Rヘッドは高出力、低クロストークで、速度依存性がな
いと云った特徴を有するため高密度記録再生用ヘッドと
して広く利用されている。
【0004】MRヘッドは再生用ヘッドであるため、記
録再生ヘッドとして用いる場合は、同一基板上に薄膜誘
導型の記録ヘッドを重ねるか或いは並べた複合ヘッドと
するか、独立した記録ヘッドと一体化して用いる様に成
されている。
【0005】上述の如き磁気媒体と誘導ヘッド或いはM
Rヘッドを介してライト/リードする記録/再生IC
(以下W/RICと記す)は一般にはリニア信号処理が
中核となり、例えば誘導ヘッド用のW/RICは図7の
様に構成されている。
【0006】図7で1はW/RICであり、このW/R
IC中には磁気ディスク8A,8B‥‥と誘導型の記録
・再生ヘッド(以下Indヘッドと記す)11A,11
B‥‥を介して記録・再生、空(Idle)状態のモー
ドを切換えるモード選択回路2、誘導ヘッド用再生アン
プ3、記録ドライバー4、記録電流源6並に第1のマル
チプレクサ7Aを有する。
【0007】W/RIC1にはT1 〜T16の入出力端子
を有する。先ずW/RIC1の入力端子T1 及びT2
は再生・記録モードを切換える再生・記録切換信号(R
/W)及びチップセレクト信号CSが供給され、これら
入力端子T1 及びT2 はモード選択回路2の入力端に接
続されている。
【0008】出力端子T3 及びT4 はAで示す誘導ヘッ
ド用再生アンプ3の出力端と接続されてIRDX及びI
RDYで示す差動の再生出力信号が取り出される。この
再生アンプ3の入力側は第1のマルチプレクサ7Aに接
続されている。
【0009】T5 は記録データWDIが供給される入力
端子であり、フリップフロップ(FF)回路4に接続さ
れ、このFF回路4の肯定及び否定出力端はCで示す記
録ドライバー5の入力端と接続され、この記録ドライバ
ー5の出力側は第1のマルチプレクサ7Aに接続されて
いる。
【0010】T14は記録電流WCが供給される入力端子
であり、この入力端子T14は記録電流源6と接続され、
この記録電流源6からの記録電流WCを記録ドライバー
5に供給する様に成されている。
【0011】上述の誘導ヘッド用再生アンプ3、FF回
路4並に記録電流源6にはモード選択回路2からの選択
信号が供給されて、再生又は記録モードが選択される。
【0012】第1のマルチプレクサ7Aの入力端は入力
端子T15及びT16に接続され、この入力端子T15及びT
16にはヘッド切換信号HS0及びHS1が供給されて、
所定Indヘッド11A〜11Dの1つの選択が行われ
る。第1のマルチプレクサ7Aの入出力端は、例えば磁
気ディスク8A及び8Bの上下面に対向配置された2対
の計4個のIndヘッド11A,11B,11C,11
Dとの間で再生・記録が行われる様に入出力端子T6
至T13と接続され、記録・再生信号10X,10Y,1
1X,11Y,12X,12Y,13X,13Yが得ら
れる場合を示したが、W/Rヘッドは4ケに限らずn個
まで配設可能で、この場合はマルチプレクサ7A及び入
出力端子数も増加される。
【0013】複数の磁気ディスク8A,8B‥‥はディ
スク駆動機構9のスピンドル軸長方向にシリンドリカル
に載置され図示しないスピンドルモータで同時に駆動さ
れる。
【0014】上述の従来構成ではIndヘッド11A,
11B,11C,11Dを用いた場合を説明したが、M
Rヘッドを再生ヘッドとして用い、誘導型ヘッドを記録
ヘッドとして用いる複合ヘッド(以下MR/Indヘッ
ドと記す)を用いたW/RIC1の構成を図8を用いて
説明する。
【0015】図8で図7との対応部分には同一符号を付
して重複説明を省略するも、この場合は誘導ヘッド用再
生アンプ3の代わりにBで示すMRヘッド用再生アンプ
10が設けられ、MR/Indヘッド12A,12B,
12C,12DのMRヘッドで磁気ディスク8A,8B
から再生された再生信号MR0,MR1,MR2,MR
3は入力端子T17,T18,T19,T20を介し第2のマル
チプレクサ7Bに供給され、第2のマルチプレクサ7B
及び後述する第3のマルチプレクサ7Cには入力端子T
15及びT16から並列的にヘッド切換信号HS0,HS1
が供給されるので所定のMRヘッドの再生信号が選択さ
れてMRヘッド用再生アンプ10を介して出力端子T21
及びT22に再生差動出力MRRDX及びMRRDYが出
力される。
【0016】一方、第3のマルチプレクサ7Cから取り
出された記録信号11X〜13X,11Y〜13YはW
/RIC1の端子T6 〜T13を介して誘導型の記録ヘッ
ド12A〜12Dに供給されて磁気ディスク8A,8B
‥‥に記録データWDIの書き込みが行われる様に構成
されている。
【0017】上述の図7及び図8でのモード選択回路2
及び第1〜第3のマルチプレクサ7A,7B,7Cでの
ヘッド選択時の動作の説明例を図9及び図10に示す。
【0018】モード選択は入力端子T1 及びT2 に供給
されるリード/ライド切換信号のR/W及びチップセレ
クト信号のCSの“0”,“1”状態で図9の様に選択
される。即ちCSが“0”でR/Wが0の時にモードは
記録(Write)に選択され、Cで示す記録ドライバ
ー5のみ「オン」され、Aで示す誘導ヘッド用再生アン
プ3とBで示すMRヘッド用再生アンプ10は「オフ」
される。
【0019】CS=0,R/W=1で再生(Read)
状態と成されAで示す誘導ヘッド用再生アンプ3は「オ
ン」Cで示す記録バライバー10は「オフ」される。
【0020】CS=1,R/W=0又は1の時は空(I
dle)で各アンプA〜Cはすべて「オフ」される。
【0021】又、第1〜第3のマルチプレクサ7A,7
B,7Cに入力端子T16及びT15から供給するヘッド切
換信号HS1及びHS0の「0,0」「0,1」「1,
0」「1,1」状態に対し図10の様にヘッド11A,
12A(Head0),11B,12B(Head
1),11C,12C(Head2),11D,12D
(Head4)が選択される。
【0022】記録時にモード選択回路2によってFF回
路4と記録電流源6が「オン」されると入力端子T5
入力された記録データであるWDIがFF回路4に供給
されるためFF回路4によって反転を繰り返すクロック
となり、これによって記録ドライバー5が流す記録電流
は反転を繰り返して磁気ディスク8A,8B‥‥上にデ
ータ記録が成される。この時の記録電流WCの大きさは
入力端子T14に接続される抵抗の値で定まる。
【0023】再生時にはモード選択回路2によって誘導
ヘッド用再生アンプ3やMRヘッド用再生アンプ10が
「オン」されているので第1のマルチプレクサ7Aで選
択された所定の再生ヘッド(MRヘッド又は誘導型再生
ヘッド)の再生出力信号が出力端子T3 及びT4 に差動
出力信号IRDX,IRDY又はMRRDX,MRRD
Yとして出力される。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】上述の誘導ヘッド用W
/RIC1及びMR/Indヘッド用W/RIC1によ
って記録状態から再生状態にモード選択回路2を介して
切換を行った時のタイミング波形図を図11に示す。
【0025】図11で図11Dのモードとして示す様に
記録時は図11Aに示すR/Wはロー(0)であり、R
/Wがハイ(1)では再生状態となる。図11Bに示す
記録電流はR/Wが1に切換った瞬間、直ちに零とはな
らず符号20で示す様に徐々に所定時間を掛けて減衰す
る。
【0026】サーボ信号再生出力は図11Cに示す様に
記録電流の減衰部分20が完全に零になるまで「オフ」
状態で出力不安定状態21を経過した後に出力安定状態
22に入って再生可能となる。即ち、図11Dに示す様
に切り換え時間として記録電流の減衰部分20と出力不
安定部を加算した時間待たなければ記録モードから再生
モードに切換えて直ちに再生可能状態とすることが出来
ない問題があった。この切り換え時間は直流レベル上に
交流成分が乗った状態で再生可能状態レベルに達する
が、交流成分が安定した状態で再生可能状態とする様に
切り換え時間をとっても1μ秒〜2μ秒であり、直流分
が安定するまでをとるともっと長い切り換え時間を必要
とする。
【0027】本発明は叙上の問題点を解消するために成
されたもので、その目的とするところはMR/Indヘ
ッド用のW/RIC1内にMRヘッド再生アンプの他に
誘導ヘッド(Ind head)用の再生アンプをも持
つ様にして記録時から再生への切換時間を大幅に削減可
能な磁気ディスク装置を提供するにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】第1の本発明の磁気ディ
スク装置のその例が図1に示されている様に、データ信
号の記録及び再生を行う第1のヘッド12A(11A)
及び12C(11C)と、磁気ディスク8A及び8Bに
対して第1のヘッド12A(11A)及び12C(11
C)と反対側に設けられたサーボ信号の再生を行う第2
のヘッド12B(11B)及び12D(11D)と、デ
ータ信号を再生する際に使用されるデータ信号再生用増
幅器10と、サーボ信号を再生する際に使用されるサー
ボ信号再生用増幅器3と、データ信号を記録する際に使
用されるデータ信号記録用増幅器5とを備えたことを特
徴とする磁気ディスク装置である。
【0029】第2の本発明の磁気ディスク装置はその例
が図1に示す様にデータ信号の記録及び再生を行うヘッ
ド12A(11A)及び12C(11C)と磁気ディス
ク8A及び8Bに対してデータ信号記録及び再生用のヘ
ッド12A(11A)及び12C(11C)と反対側に
設けられたサーボ信号の再生を行うヘッド12B(11
B)及び12C(11C)とを装填される複数のディス
ク8A及び8B毎にそれぞれ設けるとともに、データ信
号を再生する際に使用されるデータ信号再生用増幅器1
0と、サーボ信号を再生する際に使用されるサーボ信号
再生用増幅器3と、データ信号を記録する際に使用され
るデータ信号記録用増幅器5と、各増幅器10,3,5
に対して複数ディスク8A及び8Bに対するヘッドのう
ち所望のヘッドを選択するための各増幅器10,3,5
毎に設けられた切り換え手段7B,7A,7Cとを備え
たことを特徴とする磁気ディスク装置である。
【0030】
【作用】本発明の磁気ディスク装置によると、MR/I
ndヘッド用のW/RICではIndヘッド用の誘導ヘ
ッド用再生アンプ3及びこの誘導ヘッド用再生アンプ3
切換用のマルチプレクサ7Aを設けることでMR/In
dヘッドで記録・再生を行っている時に、磁気ディスク
8A,8Bの反対面に設けたIndヘッドで再生が可能
であるため、記録から再生切換時の切り換え時間を記録
電流の減衰時間内に抑えることが可能と成る。
【0031】
【実施例】以下、本発明の磁気ディスク装置を図1乃至
図6について詳記する。尚図1で図7及び図9との対応
部分には同一符号を付して説明する。
【0032】図1は本例のW/RIC1の一実施例を示
すものであり、このW/RIC1中には磁気ディスク8
A,8B‥‥と誘導型記録再生ヘッド(Indヘッド)
11A,11B,11C,11D又はMR/Ind用の
記録再生ヘッド12A,12B,12C,12Dを介し
て記録、再生、空(Idle)状態のモードを切換える
モード選択回路2、誘導ヘッド用再生アンプ3、MRヘ
ッド用再生アンプ10、記録ドライバー4、記録電流源
6並に第1乃至第3のマルチプレクサ7A,7B並に7
Cを有する。
【0033】W/RIC1にはT1 〜T22の入出力端子
を有する。先ずW/RIC1の入力端子T1 及びT2
は再生・記録モードを切換える再生・記録切換信号(R
/W)及びチップセレクト信号CSが供給され、これら
入力端子T1 及びT2 はモード選択回路2の入力端に接
続されている。
【0034】出力端子T3 及びT4 はAで示す誘導ヘッ
ド用再生アンプ3の出力端と接続されてIRDX及びI
RDYで示す差動の再生出力信号が取り出される。この
再生アンプ3の入力側は第1のマルチプレクサ7Aに接
続されている。
【0035】出力端子T21及びT22はBで示すMRヘッ
ド用再生アンプ10の出力端に接続され、MRDDX及
びMRDDYで示す差動の再生出力信号が取り出され
る。この再生アンプ10の入力側は第2のマルチプレク
サ7Bに接続されている。
【0036】T5 は記録データWDIが供給される入力
端子であり、フリップフロップ(FF)回路4に接続さ
れ、このFF回路4の肯定及び否定出力端はCで示す記
録ドライバー5の入力端と接続され、この記録ドライバ
ー5の出力側は第3のマルチプレクサ7Cに接続されて
いる。
【0037】T14は記録電流WCが供給される入力端子
であり、この入力端子T14は記録電流6と接続され、こ
の記録電流源6からの記録電流WCを記録ドライバー5
に供給する様に成されている。
【0038】上述の誘導ヘッド用再生アンプ3、MRヘ
ッド用再生アンプ10、FF回路4並に記録電流源6に
はモード選択回路2からの選択信号が供給されて、再生
又は記録モードが選択される。
【0039】第1のマルチプレクサ7Aと第3のマルチ
プレクサ7Cとは互いにその出力が並列に接続され、並
列接続された各出力点より出力端子T6 ,T7 ,T8
9,T10,T11,T12,T13に接続されて、これら出
力端子T6 乃至T13はMR/Indヘッド12A,12
B,12C,12D又はW/R用のIndヘッド11
A,11B,11C,11Dに接続される。又、出力端
子T17乃至T20は第2のマルチプレクサの複数出力と接
続され、同じくMR/Indヘッド12A,12B,1
2C,12D又はW/R用のIndヘッド11A,11
B,11C,11Dに接続される。即ち、本例ではヘッ
ド0〜ヘッド4で示されているヘッドはヘッド0〜ヘッ
ド4がすべてMR/Indヘッド或いはすべてがInd
ヘッドの組合せを選択する。
【0040】本例では例えばヘッド0〜ヘッド4をMR
/Indヘッドとして選択した場合に、MRヘッド用再
生アンプ10及び誘導ヘッド用の記録ドライバー10に
接続するヘッド0又はヘッド2に対して誘導ヘッド用再
生アンプ3に接続するヘッド1又はヘッド3が互いに同
一磁気ディスク8A,8B‥‥の反対面と成る様にヘッ
ドセレクタが行われる様に第1乃至第3のマルチプレク
サ7A,7B,7Cの切換を制御する。
【0041】この制御を行うため第1のマルチプレクサ
7Aには入力端子T15からインバータ13を介してヘッ
ド切換信号HS0を供給し、第2及び第3のマルチプレ
クサ7B,7Cには非反転のヘッド切換信号HS0が供
給され、入力端子T16からはヘッド切換信号HS1が第
1乃至第3のマルチプレクサ7A,7B,7Cに供給さ
れる様に構成されている。
【0042】上述の構成に於ける本例の磁気ディスク装
置の動作を図2乃至図5によって説明する。
【0043】図2は上記した入力端子T15及びT16に供
給するヘッド切換信号HS1及びHS0によるヘッド0
〜ヘッド4の切り換え方法の1例を示すものである。
【0044】図1のヘッド0〜ヘッド4がすべてMR/
IndヘッドでW/Rが行われるとするとヘッド切換信
号HS0,HS1が共に「0」「0」の時にはBで示す
MRヘッド用再生アンプ10とCで示す記録ドライバー
5は共にヘッド0が選択されるのに対し、同一磁気ディ
スク8Aの反対面に配設したMR/Indの主に記録用
のIndヘッドであるヘッド1の出力はAで示す誘導ヘ
ッド用再生アンプ3が選択される。
【0045】同様に図2に示す様にHS1及びHS0が
「0」「1」の時はアンプAはヘッド0をアンプB及び
ドライバーCはヘッド1を選択し、HS1,HS0が
「1」「0」の時はアンプAはヘッド3をアンプB及び
ドライバーCはヘッド2を選択し、HS1,HS0が
「1」「1」の時はアンプAはヘッド2をアンプB及び
ドライバーCはヘッド3を選択する。即ち第2及び第3
のマルチプレクサ7B,7Cによって切り換えられるM
R/Indヘッド11A,12A(ヘッド0)と第1の
マルチプレクサ7Aによって切り換えられるMR/In
d中のIndヘッド11B,12A(ヘッド1)が常に
同一の磁気ディスク8Aの反対面のヘッドに成る様に切
り換えが成されることになる。
【0046】この様なヘッド切り換え方法によって、あ
る面にデータを記録又は再生している間に磁気ディスク
8A,8B‥‥の反対面に書かれている信号をその面の
Indヘッドで再生することが可能となる。そして、記
録時、再生時共にヘッド位置決めのために磁気ディスク
8A,8B‥‥の両面に書き込まれているサーボ信号は
磁気ディスク8A,8B‥‥の反対面に記録されている
信号をIndヘッドで再生する様にすることで、従来記
録及び再生を図1の様に同一ヘッドで行っていたため或
いは図8の様にMR/Indヘッドを使って記録と再生
ヘッドを別々に行っていたが、再生アンプがMRヘッド
用の一つしかないために生じていた再生信号が安定する
までの切り換え時間中であっても、磁気ディスクの反対
面のサーボ信号を読むことが出来るので記録−再生時の
切り換え時間を大幅に短縮可能と成る。
【0047】この様なヘッド選択時のモード選択回路2
のモード選択方法としては図3及び図5で示す様に二つ
のA及びBで示す誘導ヘッド用再生アンプ3とMRヘッ
ド用再生アンプ10を常に「オン」状態にしておく場合
と図4及び図6で示す様に、記録終了の少し前に(再生
アンプが立ち上がって出力が安定するために充分な時
間)「オン」状態とする方法が考えられる。
【0048】図3はA及びBの両再生アンプを「オン」
状態にしたままにした時のチップセレクトCS及びライ
ト/リード切換信号R/Wの定義を示すもので、CS及
びR/W信号が共に「0」「0」でモードは記録状態の
WriteでAで示す誘導ヘッド用再生アンプ3、Bで
示すMRヘッド用再生アンプ10並にCで示す記録ドラ
イバー5は共に「オン」に成され、CS及びR/W信号
が「0」「1」ではモードは再生状態のReadでA及
びBで示す誘導ヘッド用再生アンプ3及びMRヘッド用
再生アンプ10は共に「オン」記録ドライバー5は「オ
フ」となり、CS及びW/R信号が「1」「0」又は
「1」「1」の時はモードは空のIdleで共にA,
B,Cで示す再生アンプ及び記録ドライバーは「オフ」
と成される。
【0049】この状態での図11と同様の記録から再生
へ切換時の波形図を図5A〜Dに示す。図5AはR/W
信号、図5Bは記録電流であり、図5Cに示すサーボ信
号再生出力は再生アンプ3又は10が常に「オン」状態
であるので常時切換が可能であり、図5Dに示す様に記
録モードから再生モードに切換えた時の再生可能(出力
安定)22に至る切り換え時間は記録電流が零に減衰す
る所定時間20のみとなり、出力不安定時間21を削減
可能と成る。
【0050】上述の構成では常時再生アンプ3及び10
を「オン」に置く必要があるために消費電力が増大する
この消費電力を削減するために、記録中は再生アンプ3
又は10を「オフ」にしておき、記録終了少し前(再生
アンプ3又は10が立ち上がって出力が安定するために
充分な時間)に「オン」状態にする。この時に必要なR
/WICのモードの切り換えの定義を図4に示す。この
場合は記録時のモードは再生アンプ3又は10が「オ
フ」状態にある記録1(Write1)の状態と再生ア
ンプ3又は10が「オン」状態にある記録2(Writ
e2)のモードを有する。
【0051】即ち、CS及びR/W信号が「1」「0」
の時が図6Eに示す記録1のモードを示すものでこの時
Aで示す誘導ヘッド用再生アンプ3及びBで示すMRヘ
ッド用再生アンプ10は「オフ」状態にしておく勿論こ
の時図6Cに示す様にCで示す記録ドライバー5は記録
状態の「オン」と成されている。
【0052】次の記録終了より少し前の再生アンプ3又
は10が立ち上がって充分安定するまでの長さの時間、
Aで示す誘導ヘッド用再生アンプ3及びBで示すMRヘ
ッド用再生アンプ10を「オン」させる。この為に図6
A及び6B図示の様にR/W信号は「0」にCS信号も
「0」として記録2のモードとする。この間図11Cに
示す記録電流は記録ドライバー5が「オン」されている
ので流れ続ける。
【0053】図6Eの再生モードは図6A及び図6Bに
示す様にCS信号は「0」、R/W信号は「1」と成さ
れ、A及びBで示す再生アンプ3及び10は「オン」で
あり、Cで示す記録ドライバー5は勿論「オフ」と成
る。又、CS信号及びR/W信号が共に「1」の時は空
(Idle)と成され、すべての再生アンプ3,10及
び記録ドライバー5は「オフ」状態と成される。
【0054】この場合も記録電流の減衰状態が零になる
所定時間20には再生アンプ3又は10の再生出力は安
定しているので切り換え時間は図5と同じ様に記録電流
が所定時間20になるまでの時間と成り、切換時間を大
幅に削減可能と成り、同時に再生アンプでの消費電力も
削減することが出来る。
【0055】
【発明の効果】本発明の磁気ディスク装置によればR/
WIC1中に二つの再生アンプ3及び10及び記録ドラ
イバー5を設け、各アンプ3及び10及び記録ドライバ
ー5を切換えるマルチプレクサ7A,7B,7Cを設け
ることで記録から再生への切換までの再生アンプの出力
が安定する時間を略零にすることが出来ると共に再生ア
ンプでの消費電力を削減したものを得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気ディスク装置の一実施例を示す構
成図である。
【図2】本発明の磁気ディスク装置のヘッド選択方法の
定義を示す説明図である。
【図3】本発明の磁気ディスク装置のモード選択時の定
義を示す説明図である。
【図4】本発明の磁気ディスク装置のモード選択時の他
の定義を示す説明図である。
【図5】図3のモード選択時の波形図である。
【図6】図4のモード選択時の波形図である。
【図7】従来の誘導ヘッド用の記録/再生ICの構成図
である。
【図8】従来のMR/Indヘッド用記録/再生ICの
構成図である。
【図9】従来のモード選択時の定義を示す説明図であ
る。
【図10】従来のヘッド選択時の定義を示す説明図であ
る。
【図11】従来の波形説明図である。
【符号の説明】
1 記録/再生IC 2 モード選択回路 3 誘導ヘッド用再生アンプ 4 FF 5 記録ドライバー 6 記録電流源 7A,7B,7C 第1〜第3のマルチプレクサ 8A,8B 磁気ディスク 10 MRヘッド用再生アンプ 11A〜11D Indヘッド 12A〜12D MR/Indヘッド

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ信号の記録及び再生を行う第1の
    ヘッドと、 磁気ディスクに対して該第1のヘッドと反対側に設けら
    れたサーボ信号の再生を行う第2のヘッドと、 データ信号を再生する際に使用されるデータ信号再生用
    増幅器と、 サーボ信号を再生する際に使用されるサーボ信号再生用
    増幅器と、 データ信号を記録する際に使用されるデータ信号記録用
    増幅器とを備えたことを特徴とする磁気ディスク装置。
  2. 【請求項2】 データ信号の記録及び再生を行うヘッド
    と磁気ディスクに対して該データ信号記録及び再生用の
    ヘッドと反対側に設けられたサーボ信号の再生を行うヘ
    ッドとを装填される複数のディスク毎にそれぞれ設ける
    とともに、 データ信号を再生する際に使用されるデータ信号再生用
    増幅器と、 サーボ信号を再生する際に使用されるサーボ信号再生用
    増幅器と、 データ信号を記録する際に使用されるデータ信号記録用
    増幅器と、 上記各増幅器に対して複数ディスクに対するヘッドのう
    ち所望のヘッドを選択するための各増幅器毎に設けられ
    た切り換え手段とを備えたことを特徴とする磁気ディス
    ク装置。
  3. 【請求項3】 前記データ信号の記録の有無にかかわら
    ず前記サーボ信号再生用増幅器を常にオン状態に保つ制
    御手段を備えたことを特徴とする請求項1及び2に記載
    の磁気ディスク装置。
  4. 【請求項4】 前記データ信号の記録終了より所定時間
    前に前記サーボ信号再生用増幅器をオン状態にする制御
    手段を備えたことを特徴とする請求項1及び2に記載の
    磁気ディスク装置。
  5. 【請求項5】 前記各ヘッドは何れも磁気誘導型ヘッド
    であることを特徴とする請求項1,2,3及び4に記載
    の磁気ディスク装置。
  6. 【請求項6】 前記データ信号記録用ヘッド及びサーボ
    信号再生用ヘッドは磁気誘導型ヘッドであるとともに、
    前記データ信号再生用ヘッドは磁気抵抗効果型ヘッドで
    あることを特徴とする請求項1,2,3及び4記載の磁
    気ディスク装置。
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