JPH0613179B2 - スプレ−アツプ成形装置 - Google Patents

スプレ−アツプ成形装置

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JPH0613179B2
JPH0613179B2 JP4463587A JP4463587A JPH0613179B2 JP H0613179 B2 JPH0613179 B2 JP H0613179B2 JP 4463587 A JP4463587 A JP 4463587A JP 4463587 A JP4463587 A JP 4463587A JP H0613179 B2 JPH0613179 B2 JP H0613179B2
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JP
Japan
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roving
spray
guide tube
robot
cutter
Prior art date
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JP4463587A
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JPS63209816A (ja
Inventor
正廣 徳丸
尚夫 森本
龍男 大古瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Okayama Sekisui Industry Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Okayama Sekisui Industry Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、スプレーアップ法によりFRP(ガラス繊維
強化プラスチック)成形を行うためのスプレーアップ成
形装置に関する。
(従来の技術) 従来のスプレーアップ成形装置は、第3図に示すよう
に、ガラスロービング(以下、単にロービングという)
dを所定長に切断するロービングカッタbと熱硬化性樹
脂(以下、単に樹脂という)を吐出するスプレーノズル
cとを有するスプレーガンが、運動自在になされたロボ
ットaに取付けられ、所定長に切断されたロービングd
と樹脂とを一定の割合でモールドgに吐出するもので、
ロービングdは、天井に固定された固定ガイドfおよび
ロボットaに固定された例えば陶磁器製の固定ガイド
e,eに導かれ、ロービングカッタbに供給されてい
た。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記従来のスプレーアップ成形装置で
は、成形中に、スプレーガンの角度やロボットの位置を
変える場合には、ロービングおよび樹脂の吐出を停止し
てから行っており、ロービングの供給を停止した時、慣
性力によってロービングに垂れが生じる。また、ロボッ
トがロービングの供給側に移動した時も前記同様にロー
ビングに垂れが生じる。このため、第4図に示すよう
に、ロービングが固定ガイドあるいはロボット本体、ス
プレーガンに引っ掛かり易くなり、ロービングが引っ掛
かってしまうと成形不能状態になる。よって、ロボット
によるスプレーアップでは、いわゆる原点復帰を行なっ
て再度最初から動作をさせなければならず、再び供給不
良が発生した時点から成形を開始するまでに時間がかか
り、最初に積層されている樹脂が硬化してしまうので、
未硬化状態で行う脱泡作業ができないという不具合が生
じる。このため、この成形品は不良品になってしまい、
成形品の歩溜が悪くなるという問題があった。
また、ロボットの移動やスプレーガンの角度変化によ
り、ロービングに作用するテンションが変わるためロー
ビングの切断長が変動する。すなわち、テンションが強
くなるとロービングの切断長は短くなり、テンションが
弱くなるとロービングの切断長は長くなるというような
現象がおこる。これにより、ガラス含有率も変動し、製
品の品質に大きな影響を与えるという問題があった。
(問題点を解決するための手段) 本発明のスプレーアップ成形装置は、ロービングを所定
長に切断するロービングカッタと樹脂を吐出するスプレ
ーノズルとを有するスプレーガンが運動自在なアームを
有するロボットに取付けられて、所定長に切断されたロ
ービングと樹脂とを一定の割合でモールドに吐出するス
プレーアップ成形装置において、前記ロービングは、伸
縮および屈曲可能なガイド管内を通って前記ロービング
カッタに案内されるように構成されたものである。
(作用) ロービングは伸縮および屈曲自在なガイド管内を通って
ロービングカッタまで供給され、供給途中でロービング
に垂れが生じても、この垂れをロボットの動きに追従す
るガイド管が吸収する。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図は、本発明に係るスプレーアップ成形装置を示し
ている。
スプレーアップ成形装置は、ロービング1を所定長に切
断するロービングカッタ2と、樹脂を吐出するスプレー
ノズル3とを有するスプレーガン5が運動自在なロボッ
ト6取付けられるとともに、ロービング1が伸縮および
屈曲可能なガイド管7内を通ってロービングカッタ2に
供給されるように構成されている。
ロボット6は、揺動自在な水平アーム6aおよび垂直ア
ーム6bを備え、水平アーム6aの先端には前記スプレ
ーガン5が上下および左右方向に揺動自在に枢支されて
いる。そして、ロボット6とスプレーガン5はコンピー
タによって駆動操作される。なお、図示例では、このロ
ボット6は床面Bに固定されているが、ロボット6を移
動台車上に載置することで移動自在にしてもよい。
ロービングカッタ2は、一般に、図示しない2個のロー
ラを備えており、一方のローラはその周面方向にカッタ
歯が複数枚設けられ、他方のローラは上記一方のローラ
とでロービング1を挾持するための押えのローラになさ
れている。よって、これらローラ間に挾持されたロービ
ング1は、ローラの回転により所定の速度でロービング
カッタ2に引っ張り込まれ、カッタ歯によって所定長さ
に切断される。そして、切断されたロービング1はロー
ビングカッタ2の先端開口部から吐出される。これは、
ロービングカッタ2に送り込んだ空気の圧力を利用して
吐出させるか、あるいはスプレーノズルから吐出する樹
脂の吐出力を利用して吐出させるようになされている。
ガイド管7は、第2図に示すように、コイルバネ71
と、このコイルバネ71よりも太径にしてその周面を被
覆する可撓性の被覆部材72とから構成されている。ガ
イド管7は、一端が天井から吊り下げられた取付部材9
に止着され、他端がロボット6の水平アーム6aの先端
部に固設された取付部材10に止着されている。また、
ガイド管7の途中部は天井から吊り下げられたサポート
部材11,11によって支持されている。このように、
ガイド管7はロボット6の運動に追従するように配置さ
れている。ロービング1の露出部分が最小となるように
取付部材10が設けられている。なお、本例では、ガイ
ド管7が途中部をサポート部材11で支持しているが、
これに限らず例えばロボット6の水平アーム6aに取付
部材を設け、この取付部材で支持してもよい。
コイルバネ71の材質としては、ロービング1のすべり
抵抗が小さくなるような硬質で表面状態が滑らかな、例
えばステンレス、ピアノ線が好ましい。また、コイルバ
ネ71の径は、φ10mmからφ50mm程度が望ましく、
小さすぎるとロービング1の詰まりが生じ、大きすぎる
と重くなってこのガイド管7を支持するサポート部材1
1がたくさん必要になる。よって本例では、径がφ30
mm、線径が1.5mmのステンレス製のコイルバネを用い
ている。これにより、コイルバネ71がどんな状態で
も、このコイルバネ71内を通るロービング1のテンシ
ョンが増大することなく、ロービング1はロービングカ
ッタ2に安定的に供給される。また、摩耗によってコイ
ルバネ71の耐久性が低下することもない。
被覆部材72は、コイルバネ71の周面を被服するよう
管状に形成されたもので、コイルバネ71の伸縮および
屈曲に対して追従可能になされている。この被覆部材7
2により、成形時に飛散する樹脂がコイルバネ71の伸
長時にできる間隙を通ってロービング1に付着するのを
防止する。なお、ロービング1に樹脂が付着すると、切
断されたロービング1がロービングカッタ2のローラに
付着してしまい、ロービングカッタ2の機能に支障をき
たす。
被覆部材72の材質としては、ゴムや軟質の塩化ビニー
ルが好ましく、その径はコイルバネ71よりも5〜20
mm程度大きいものが望ましい。よって本例では、軟質の
塩化ビニール製で、径がφ50mmのものを用いている。
ロービング1は、複数本のガラス繊維を縒ったもので、
上述のように配置されたガイド管7内を通してロービン
グカッタ2に導かれている。
図中の符号12はモールドであって、本例では浴槽のモ
ールドが図示されている。13はモールド12を載置す
るターンテーブルであり、回転軸14の回転により回転
可能になされている。
なお、本例では、ガイド管7の他端とロービングカッタ
2との間はロービング1が露出したままになされている
が、ガイド管7の他端を延出してロービングカッタ2と
連結し、ロービング1を完全に被覆するようにしてもよ
い。この時、ロービングカッタ2を有するスプレーガン
5の運動に支障をきたさないように、ガイド管7の連結
方法およびガイド管7の材質等を考慮する必要がある。
以上のように構成されたスプレーアップ成形装置は、ロ
ービング1がガイド管7内を通ってロービングカッタ2
に供給され、ロービングカッタ2で所定長に切断された
後、スプレーノズル3から吐出される樹脂とロービング
1とを一定の割合でモールド12に吐出して積層成形す
る。ここで、ロボット6の移動、ロボット6の水平アー
ム6aおよび垂直アーム6bの揺動、あるいはスプレー
ガン5の角度変化により、ロービング1に垂れが生じて
も、ガイド管7がロボット6の動きに追従して伸縮およ
び屈曲し、ロービング1の垂れを吸収する。また、ロー
ビング1の供給を停止した時に慣性力によって生じるロ
ービング1の垂れもガイド管7内で吸収される。このよ
うに、ロービング1がガイド管7内を通って供給される
ことで、ロービング1に垂れが生じてもロボット6等に
引っ掛かることなく、ロービング1をロービングカッタ
2まで常に安定的に供給することができる。
表は、本発明のスプレーアップ成形装置と、従来のスプ
レーアップ成形装置とによって浴槽をそれぞれ10個成
形した時の比較例を示したものである。成形する浴槽の
サイズは長辺が1.7m、短辺が1.3m、厚さが3.
0mmである。
この表からも明らかなように、本発明のスプレーアップ
成形装置ではロービング1の引っ掛かりに起因するトラ
ブルの発生がなく、順調に成形することができる。
(発明の効果) 以上述べたように、本発明によれば、ロボットの運動に
よりロービングに垂れが生じてもガイド管によって吸収
されるため、従来のようにロービングが固定ガイド、ロ
ボット本体あるいはスプレーガンに引っ掛かることがな
く、ロービングを安定的に供給することができる。した
がて、ロービングの引っ掛かりによる成形不良の発生を
防止でき、成形品の歩留りが向上するとともに、生産能
率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るスプレーアップ成形装置の概略を
示す構成図、第2図はガイド管の構成を示す断面図、第
3図は従来のスプレーアップ成形装置の概略を示す構成
図、第4図はロービングが固定ガイドに引っ掛かったト
ラブル発生状態を示す状態説明図である。 1……ロービング、2……ロービングカッタ 3……スプレーノズル、6……ロボット 7……ガイド管、71……コイルバネ 72……被覆部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロービングを所定長に切断するロービング
    カッタと樹脂を吐出するスプレーノズルとを有するスプ
    レーガンが運動自在なアームを有するロボットに取付け
    られて、所定長に切断されたロービングと樹脂とを一定
    の割合でモールドに吐出するスプレーアップ成形装置に
    おいて、 前記ロービングは、伸縮および屈曲可能なガイド管内を
    通って前記ロービングカッタに案内されるように構成さ
    れたことを特徴とするスプレーアップ成形装置。
  2. 【請求項2】前記ガイド管は、コイルバネで形成された
    特許請求の範囲第1項記載のスプレーアップ成形装置。
  3. 【請求項3】前記ガイド管は、コイルバネと、このコイ
    ルバネの周面を被覆する可撓性の被覆部材とで形成され
    た特許請求の範囲第1項記載のスプレーアップ成形装
    置。
JP4463587A 1987-02-26 1987-02-26 スプレ−アツプ成形装置 Expired - Lifetime JPH0613179B2 (ja)

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JP4463587A JPH0613179B2 (ja) 1987-02-26 1987-02-26 スプレ−アツプ成形装置

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JP4463587A JPH0613179B2 (ja) 1987-02-26 1987-02-26 スプレ−アツプ成形装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63209816A JPS63209816A (ja) 1988-08-31
JPH0613179B2 true JPH0613179B2 (ja) 1994-02-23

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JP4463587A Expired - Lifetime JPH0613179B2 (ja) 1987-02-26 1987-02-26 スプレ−アツプ成形装置

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