JPH0613175A - 電波シール装置 - Google Patents

電波シール装置

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JPH0613175A
JPH0613175A JP4167298A JP16729892A JPH0613175A JP H0613175 A JPH0613175 A JP H0613175A JP 4167298 A JP4167298 A JP 4167298A JP 16729892 A JP16729892 A JP 16729892A JP H0613175 A JPH0613175 A JP H0613175A
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JP
Japan
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groove
opening
radio wave
sealing device
heating chamber
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Application number
JP4167298A
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English (en)
Inventor
Takahito Ishii
隆仁 石井
Mamoru Isotani
守 磯谷
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は電波シール装置に関するもので、電
波シール装置のサイズを大幅に小さくすることを目的と
したものである。 【構成】 被加熱物を収納する加熱室と、前記加熱室の
開口部を開閉自在に覆うドアと、導電材からなる前記加
熱室の開口部周縁部とこれに対向して設けられた導電材
からなるドア周縁部との少なくともどちらか一方に設け
られた、壁面群により構成された底面と両側面よりなる
開口部と短絡部とを有する凹状溝3とを備え、前記凹状
溝3には前記両側面の開口部両端面から溝の内部に向か
って突出する導電材からなる2つの突出部6・7を設け
ると共に、前記突出部と少なくとも前記壁面群の一つに
溝の長手方向に導線幅がピッチよりも小さくなるように
複数のスリットを設け、かつ溝開口部の導線幅を短絡部
の導線幅よりも大きくした構成とした。この構成によ
り、電波シール装置のサイズを小型にすることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高周波加熱器用の電波
シール装置、特に、電子レンジ等の開閉自在なドアを有
する機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電波シール装置としては、λ/4
インピーダンス反転を利用したチョーク方式がある。図
11において、40はステンレス・鉄などの金属からな
る電子レンジの加熱室本体の周縁部、41はステンレス
・鉄などの金属からなる開閉自在のドアの周縁部であ
る。加熱室本体周縁部40とドア周縁部41との隙間が
漏波路42、ドア周縁部41の漏波路42の外側には、
加熱室本体周縁部40側に向いて開口した空洞のチョー
ク溝43が形成されている。そして、漏波路42の長さ
およびチョーク溝43の深さは、電波(電子レンジの場
合には、2.45GHz)の1/4波長(約30mm)
に設定さている。λ/4チョーク方式というのは、チョ
ーク溝43の開口部のB点から底部のC点(短絡部)を
見たインピーダンスを無限大の開放状態とすることと漏
波路42の入口端A点からチョーク溝開口部のB点を見
たときのインピーダンスを短絡状態にすることを利用し
た電波シール法である。
【0003】すなわち、チョーク溝43の特性インピー
ダンスをZOC 、深さをLCとして、終端部(底部C)を
短絡したときにチョーク開口部BでのインピーダンスZ
Bは、 ZB=jZOCtan(2πLC/λO ) (λO は自由空間波長)となる。チョーク方式の電波減
衰手段は、チョーク溝43の深さLCを4分の1波長に選
定することにより、|ZB|=ZOCtan(π/2)=
∞を達成するという原理に基づいている。また、漏波路
42の特性インピーダンスをZ0P、長さをLPとして、溝
開口部BのインピーダンスZBを漏波路42のA点でみ
たときのインピーダンスZAは、 ZA=−jZOP/tan(2πLP/λO ) (λO は自由空間波長)となる。ここで、LP=λ/4と
選ぶことにより、|ZA|=0と変換できる。
【0004】このように、チョーク溝43の底面Cでの
短絡状態が4分の1波長インピーダンス変換原理を巧み
に利用することで、漏波路始点に現出することにより電
波シール装置として実用化しているものである。
【0005】次に、従来例として特公昭63−1331
9号公報の構成を図12および図13に示す。図12に
おいて、44は加熱室本体の周縁部、45は加熱室本体
を開閉自在に覆うドアの周縁部である。ドア周縁部45
には、加熱室本体周縁部44側に向いて開口した、底面
とその両側に配置された壁面群からなる小型溝46を設
けている。上記従来例と相違する点は、小型溝46の開
口部の溝幅b1を短絡部(溝底面)の溝幅b2よりも小
さくなるように、小型溝46を構成する最外壁面47を
溝の内側にL字状に折り曲げて、溝底部と平行な部分と
垂直な部分を有する突出部48を設け、さらに、突出部
48および最外壁面47には、溝の長手方向にピッチP
よりも導線幅a1が小さくなるようにスリットsを設け
ると共に、開口部側の導線幅a1を短絡部側の導線幅a
2よりも大きくした点にある。
【0006】この方式は、新たなインピーダンス変換原
理を用いた電波シールであり、漏波路と溝のそれぞれが
特性インピーダンス不連続構成をとることにより、4分
の1波長の寸法よりも小さくできるようにしたものであ
る(λ/4未満インピーダンス反転方式と呼ぶ)。
【0007】小型化を可能にする基本的な考え方は次の
とおりである。溝開口部の特性インピーダンス、長さ、
位相定数をZO1、l1 、β1 とする。溝短絡部の特性イ
ンピーダンス、長さ、位相定数をZO2、l2 、β2 とす
る。溝の開口端Jから短絡端Kまでの距離(溝の深さ)
をl(total) とするとl(total) =l1 +l2 となる。
【0008】上記条件で溝の開口端Jのインピーダンス
Zは、 Z=jZO1(tanβ11 +Ktanβ22 )/ (1−Ktanβ11 ・tanβ22 ) (但し、K=ZO2/ZO1)となることは、簡単な計算で
導くことができる。
【0009】チョーク方式では、ZO2=ZO1、β1 =β
2 (即ちK=1)に相当するものである。、一方、この
方式では、特性インピーダンスをZO2>ZO1とすること
により、Kの値は必ず1より大きくなる。インピーダン
スZを無限大にするためには上式の分母が零になればよ
いので1=Ktanβ11 ・tanβ22 を満たせ
ばよく、Kの値を1より大きくした分だけ寸法l1 、l
2 を小さくしても同様のインピーダンス反転が図れる。
【0010】詳細には、溝開口部側の導線幅をa1 、溝
幅をb1 、実効誘電率をεeff とし、溝短絡部側の幅を
2 、間隙をb2 、とした構成で、特性インピーダンス
の比Kを、K=a1 ・b2 ・√εeff /(a2 ・b1
で計算し、Kの値を1より1より大きくなるようにする
ことで特性インピーダンスを不連続にしている。
【0011】なお、本従来例の展開においては、図13
に示したように、小型溝の内側に、L字状の突出部50
を設けてもよい。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のチョーク方式の構成では、加熱室からチョーク溝ま
での距離およびチョーク溝の深さ(電波共振溝寸法)を
マイクロ波の1/4波長(約30mm)にとることが必
要条件であり、加熱室本体から溝外壁面までの長さは4
0mm程度必要であった。
【0013】また、λ/4未満反転方式の構成では、溝
開口部の特性インピーダンスを無限大にすれば良く、チ
ョーク方式に比べて、加熱室から溝までの距離(コンタ
クト部と呼ぶ)および溝の深さを短縮できるものの、実
際の漏波がXおよびZ方向成分の合成であり、前述した
理論はZ方向(溝を横切る方向)の成分の漏波に対する
もので、X方向(溝の長手方向)の漏波に対してはいま
だ明確な理論がない。そのため実用の際には、コンタク
ト部および溝の幅をそれぞれ10mmおよび15mmず
つ必要であり、全体としての電波シール装置の幅は25
mm程度となっていた。
【0014】ところで、近年、デザインを含めた商品戦
略の観点から、電波シール装置のサイズを小さくしたい
というニーズが強くなっている。シール装置を小さくで
きれば、同じ加熱室容量であれば外観サイズをコンパク
トに、あるいは外観サイズが同じであれば加熱室容量を
増すことができて一度に多量の調理をすることができ
る。
【0015】そのため、フェライトなどの磁性粉末を樹
脂やゴムなどの高分子材料に混練・成型してなる電波吸
収体を装着してこれにより漏洩電波を吸収して電波シー
ル装置を小型化する試みがあるが、実用には至っていな
い。
【0016】本発明は上記課題を解決するもので、より
小型の電波シール装置を提供することを目的としたもの
である。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の電波シール装置
は、上記目的を達成するために、下記構成とした。
【0018】すなわち、被加熱物を収納する加熱室と、
前記加熱室の開口部を開閉自在に覆うドアと、導電材か
らなる前記加熱室の開口部周縁部とこれに対向して設け
られた導電材からなるドア周縁部との少なくともどちら
か一方に設けられた、壁面群により構成された底面と両
側面よりなる開口部と短絡部とを有する凹状溝とを備
え、前記凹状溝には前記両側面の開口部両端面から溝の
内部に向かって突出する導電材からなる2つの突出部を
設けると共に、前記突出部と少なくとも前記壁面群の一
つに溝の長手方向に導線幅がピッチよりも小さくなるよ
うに複数のスリットを設け、かつ溝開口部の導線幅を短
絡部の導線幅よりも大きくした構成とした。 具体的に
は、前記突出部がともに、凹状溝の底面と平行な平板の
構成とした。 また、前記突出部の一方は、凹状溝の底
面と平行な平板であり、他方は、L字状に折り曲げられ
て凹状溝の底面に対して平行な部分と垂直な部分とを有
する曲板とした構成とした。
【0019】また、前記2つの突出部の凹状溝底面から
の高さがそれぞれ異なる構成とした。
【0020】さらに、被加熱物を収納する加熱室と、前
記加熱室の開口部を開閉自在に覆うドアと、導電材から
なる前記加熱室の開口部周縁部とこれに対向して設けら
れた導電材からなるドア周縁部との少なくともどちらか
一方に設けられた、壁面群により構成された底面と両側
面よりなる開口部と短絡部とを有する凹状溝と、前記凹
状溝の開口部を覆う誘電体よりなる溝被覆体とを備え、
前記凹状溝には前記両側面の一方の開口部端面から溝の
内部に向かって突出する導電材からなる突出部を設け、
前記溝被覆体には前記突出部を有する壁面とは反対側の
壁面と接触し、かつ溝底面に対向して導電層を設けると
ともに、前記突出部および前記導電層と少なくとも前記
壁面群の一つに溝の長手方向に導線幅がピッチよりも小
さくなるように複数のスリットを設け、かつ溝開口部の
導線幅を短絡部の導線幅よりも大きくした構成とした。
【0021】具体的には、前記突出部および導電層が、
ともに凹状溝の底面と平行な平板状の構成とした。
【0022】また、溝被覆体に凸部を設け、この凸部の
一方の側面より突出した突出部と反対側の面に導電層を
設け、この導電層と他方の側面が接触している構成とし
て、前記突出部および導電層が、凹状溝の底面と平行な
平板状、もしくはL字状に折り曲げられて凹状溝の底面
に対して平行な部分と垂直な部分とを有する曲板状の何
れかとした構成とした。
【0023】さらに、被加熱物を収納する加熱室と、前
記加熱室の開口部を開閉自在に覆うドアと、導電材から
なる前記加熱室の開口部周縁部とこれに対向して設けら
れた導電材からなるドア周縁部との少なくともどちらか
一方に設けられた、壁面群により構成された底面と両側
面よりなる開口部と短絡部とを有する凹状溝と、前記凹
状溝の開口部を覆う誘電体よりなる溝被覆体とを備え、
前記溝被覆体は第1の導電層とそれに対応して設けられ
た第2の導電層を有し、前記第1の導電層は前記壁面の
一方と接触し、前記第2の導電層は前記壁面の他方の壁
面と接触する構成とするとともに、前記第1および第2
の導電層と少なくとも前記壁面群の一つに溝の長手方向
に導線幅がピッチよりも小さくなるように複数のスリッ
トを設け、かつ溝開口部の導線幅を短絡部の導線幅より
も大きくした構成とした。
【0024】具体的には、前記第1および第2の導電層
が、ともに、凹状溝の底面と平行な平板状とした構成と
した。
【0025】また、前記溝被覆体は平板状の基部とこの
基部に設けられた凸部よりなり、前記凸部に対して一方
の基部の面および他方の基部から凸部に至る面に凹状溝
の底面と平行な平板状およびL字状の導電層を形成して
なる構成とした。
【0026】さらに、被加熱物を収納する加熱室と、前
記加熱室の開口部を開閉自在に覆うドアと、導電材から
なる前記加熱室の開口部周縁部とこれに対向して設けら
れた導電材からなるドア周縁部との少なくともどちらか
一方に設けられた、壁面群により構成された底面と両側
面よりなる開口部と短絡部とを有する凹状溝と、前記凹
状溝の開口部を覆う電波吸収体とを備え、前記凹状溝に
は前記両側面の開口部両端面から溝の内部に向かって突
出する導電材からなる2つの突出部を設け、前記突出部
のうち、加熱室側の突出部をL字状に折り曲げられて凹
状溝の底面に対して平行な部分と垂直な部分を有する曲
板、外側の他方の突出部を凹状溝底面と平行な平板とし
て、前記突出部と少なくとも前記壁面群の一つに溝の長
手方向に導線幅がピッチよりも小さくなるように複数の
スリットを設け、かつ溝開口部の導線幅を短絡部の導線
幅よりも大きくした構成とした。
【0027】また、前記電波吸収体が合成樹脂とフェラ
イトと高誘電率材料とからなる構成とした。
【0028】また、前記突出部のうち、少なくともどち
らか一方が電波吸収体と一体に設けられてなる構成とし
た。
【0029】
【作用】本発明は、上記構成によって、基本的には,溝
開口部の溝幅を短絡部の溝幅よりも小さくしたこと、お
よび溝開口部の導線幅を短絡部の導線幅よりも大きくし
た点で、λ/4未満インピーダンス反転方式を踏襲しな
がら、溝開口部に設けてある対向しかつ近接した2つの
導電部(導電材からなる突出部または導電層)より、一
種のコンデンサーが形成され、そこで生ずるキャパシタ
ンスと溝底部のインダクタンスとの間で共振が起こり溝
の深さが電波の1/4波長よりも小さい条件でも溝開口
部のインピーダンスを無限大にすることができる。ま
た、溝内に伝搬する電波の方向性を2つの導電部により
2重に規制しZ方向のみの成分とすることができる。さ
らに、溝開口部に導電部を設けたことにより、加熱室端
部から溝までの寸法(コンタクト部)を長くしたような
作用を有すると考えられる。
【0030】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1および図2を
用いて説明する。
【0031】図1において、1は加熱室を構成する金属
からなる本体の周縁部、2は加熱室本体の開口部を開閉
自在に覆うドア、3はドア2の周縁部に設けられた凹状
溝である。凹状溝3は開口部Aと短絡部Bを有してい
る。この開口部Aには、凹状溝3を構成する両側側面4
および5より互いに対向して溝内に向かって突出した平
板状の突出部6および7を設けている。なお、本実施例
では、外側の突出部7は最外壁面5の端面を内側に折り
曲げてこれと一体に設けている。また、2つの突出部6
および7および最外壁面5の導体幅a1 はピッチPより
も小さく、かつ短絡部Bの導体幅a2 よりも大きくして
いる。凹状溝内にゴミなどが入らないようにするため
と、美観の点から、溝開口部には誘電体からなる溝被覆
体を設けるがここでは省略している。そのため、突出部
6および7の高さはドア本体の高さよりも2mm下方に
設けている(これをトップ2mmとする)。図1(a)
は断面図、図1(b)は側面図である。
【0032】上記構成において、突出部6がない場合
は、開口部の溝幅を短絡部の溝幅よりも小さくする点
で、従来例の項で述べたλ/4未満反転方式と広い意味
で類似の構成であるが、本発明においては、新たに凹状
溝の入口に突出部6を設けて電波シール装置のサイズを
著しく小型化できる。突出部6がない場合には、コンタ
クト部および溝幅はそれぞれ10mmおよび15mmず
つ必要である(全体として幅25mm程度)のに対し
て、これを設けることにより、コンタクト部および溝幅
をそれぞれ6mm、10mmとして幅を17mmにする
ことができる(突出部6・7の幅を各々4、5mm、突
出部6および7の隙間を2mm、溝深さlを20mm、
板厚を1mmとして)。電波シール特性は、ギャップ
(加熱室本体周縁部1とドア本体周縁部2との隙間)1
mmで0.2mW/mm2、ギャップ3.5mmで2.
0mW/mm2であり、十分実用に供することができる
(いずれもトップ2mmのデータ)。なお、開口部Aに
ある突出部6および7および最外壁面5の導体幅a1を
15mm、短絡部にある最外壁面5の導体幅a2 を5m
mとしている。
【0033】通常コンタクト部はドアと本体の導体間で
構成される一種のコンデンサーと考えられており、これ
を長くすると漏波低減に効果があるが、突出部を設ける
ことによりコンタクト部を長くした効果を有する。図1
(c)に、突出部の拡大図を示したが、対向する突出部
6および7間でキャパシタンスC1を生じ、これが漏波
低減に効果があると考えられる。また、加熱室より漏れ
ようとする電波の方向性を溝の入口と出口に設けた突出
部の両方で規制して、本来XおよびZ方向の複合となっ
ている電波をZ方向のみの成分として、λ/4未満反転
方式の理論で説明できるものにしていると考えられる。
その結果、コンタクト部および溝幅を小さくできる。な
お、図1(d)に示したように、一方の突出部の板厚を
小さくしても良い。突出部6および7の板厚を0.1お
よび1mm、間隔を2mmとした時の電波シール特性
は、ギャップ1mmで0.1mW/mm2、ギャップ
3.5mmで1.5mW/mm2であり、前記実施例の
同じ板厚に比べて良好である。この場合は、2つのキャ
パシタンスC1およびC2が生じ有効に作用していると
考えられる。
【0034】図2に、具体的な実施形態を示した。
(a)は第1の突出部6を加熱室を見るためのパンチン
グメタル等のスクリーン材8を間にして取りつけるため
の押さえ板9として兼用した構成を示した。10は溝3
内にゴミ等の侵入を防ぐための樹脂製の溝被覆体であ
る。(b)は第1の突出部6を別部品11として取り付
けた構成を示した。(c)は溝被覆体10の表面に塗
装、鍍金、インモールド成型等により導電層12を形成
して第1の突出部を溝被覆体10と一体に設けた構成を
示した。(d)は2つの突出部の両方を溝被覆体10と
一体に導電層12および13として設けた構成を示し
た。なお、導電層と溝側壁面とは0.5mm以内で近接
しておれば良い。また、導電層の表面抵抗は50Ω/□
以下であれば良い。
【0035】次に、本発明の第2の実施例について、図
3および図4を用いて説明する。図3において、前記第
1の実施例と相違する点は、突出部6および7の溝底面
からの高さを変えた点にある。突出部6を突出部7より
4mm下方に設けている。その他の寸法条件は前記実施
例と同様である。図3(a)は断面図、図3(b)は側
面図である。
【0036】上記構成において、図3(c)に開口部の
拡大図を示すが、明確な2つのキャパシタンスC1およ
びC2を生ずる。電波シール特性は、前記実施例(図1
(d))と同様である。なお、図3(d)に示したよう
に、2つの突出部が重なり合う場合には、電波シール特
性が若干低下するが、それでも十分実用に供することが
できる。
【0037】図4に、具体的な実施形態を示した。もち
ろん、前記実施例同様板金で構成することも可能である
が、ここでは造り易さの観点から溝被覆体と一体に設け
た構成を示した。図4(a)は、凸部を有する溝被覆体
14の表面に塗装、鍍金、インモールド成型等により導
電層15を形成して第1の突出部を溝被覆体14と一体
に設けた構成を示した。図4(b)は、第1および第2
の突出部の両方を溝被覆体14と一体に導電層15およ
び16として設けた構成を示した。
【0038】つぎに、本発明の第3の実施例について、
図5および図6を用いて説明する。図5において、前記
実施例と相違する点は、突出部の形状を、一方を平板1
7として、他方を溝底面と平行な部分と垂直な部分を有
するL字状の曲板18とした点にある。そして、溝の入
口側に平板17、出口側に曲板18を設けている。な
お、曲板の突出部18は、最外壁面5を2段に折り曲げ
て構成している。
【0039】上記構成において、第1の突出部17がな
い場合は従来例の項で述べたλ/4未満反転方式(図1
2)と同様の構成であるが、第1の突出部17を設ける
ことにより著しく小型化できる。第1の突出部17がな
い場合には、コンタクト部Dおよび溝幅b2 はそれぞれ
10mmおよび15mmずつ必要である(全体として幅
25mm程度)のに対して、これを設けることにより、
コンタクト部Dおよび溝幅b2 をそれぞれ5mm、10
mmとして幅を17mmにすることができる(平板の突
出部17、曲板の突出部18の壁面18aおよび18b
の幅をそれぞれ4mm、5mm、5mm、最外壁面6の
溝深さ方向の長さ開口部l1、短絡部l2を5mm、10
mm、突出部17および18、最外壁面5の開口部の導
体幅a1を15mm、最外壁面5の短絡部の導体幅a2
を5mm、板厚を1mmとして)。電波シール特性は、
ギャップ1mmで0.1mW/mm2 、ギャップ3.
5mmで1.5mW/mm2であり、十分な電波シール
性能を有する(いずれもトップ2mmのデータ)。な
お、している。
【0040】図6に、具体的な実施形態を示した。
(a)は第1の突出部17を加熱室を見るためのパンチ
ングメタル等のスクリーン材8を間にして取りつけるた
めの押さえ板19として兼用した構成を示した。10は
溝3内にゴミ等の侵入を防ぐための樹脂製の溝被覆体で
ある。(b)は第1の突出部を別部品20として設けた
構成を示した。(c)は、溝被覆体10の表面に板金接
着、塗装、鍍金、インモールド成型等により導電層21
を形成して第1の突出部を溝被覆体10と一体に設けた
構成を示した。(d)は凸部を設けた溝被覆体14に
(c)における導電層21の位置を下方にした構成を示
した。(e)は、第1および第2の突出部の両方を溝被
覆体14と一体に導電層21および22として設けた構
成を示した。(c)(d)(e)の構成により突出部間
の隙間の管理や製造方法を容易にすることができる。
【0041】次に、本発明の第4の実施例を図7および
図8を用いて説明する。前記第3の実施例と相違する点
は、溝入口側に曲板の突出部18、溝出口側に平板の突
出部17を設けた点にある。その他は、第3の実施例と
同様である。なお、平板の突出部17は、最外壁面6を
溝内部に折り曲げて構成している。
【0042】上記構成において、平板の突出部17がな
い場合は従来例の項で述べたλ/4未満反転方式(図1
3)と同様の構成であるが、平板の突出部17を設ける
ことにより著しく小型化できる。平板の突出部17がな
い場合には、コンタクト部Dおよび溝幅b2 はそれぞれ
10mmおよび15mmずつ必要である(全体として幅
25mm程度)のに対して、これを設けることにより、
コンタクト部Dおよび溝幅b2 をそれぞれ5mm、10
mmとして幅を17mmにすることができる(平板の突
出部17、曲板の突出部18の壁面18aおよび18b
の幅をそれぞれ4mm、5mm、5mm、最外壁面6の
溝深さ方向の長さ開口部l1、短絡部l2を5mm、10
mm、突出部17および18および最外壁面の開口部の
導体幅a1を15mm、最外壁面の短絡部の導体幅a2
を5mm、b1 を6mm、板厚を1mmとして)。電波
シール特性は、ギャップ1mmで0.1mW/mm
2 、ギャップ3.5mmで1.5mW/mm2であり、
十分な電波シール性能を有する(いずれもトップ2mm
のデータ)。
【0043】図8に、具体的な実施形態を示した。
(a)は曲板の突出部18を加熱室を見るためのパンチ
ングメタル等のスクリーン材8を間にして取りつけるた
めの押さえ板23として兼用した構成を示した。10は
溝3内にゴミ等の侵入を防ぐための樹脂製の溝被覆体で
ある。(b)は、凸部を設けた溝被覆体14の表面に板
金接着、塗装、鍍金、インモールド成型等により導電層
22を形成して平板状の突出部を溝被覆体14と一体に
設けた構成を示した。(c)は、突出部の両方を溝被覆
体14と一体に導電層21および22として設けた構成
を示した。(b)および(c)の構成により突出部間の
隙間の管理や製造方法を容易にすることができる。
【0044】次に、本発明の第5の実施例を図9および
10を用いて説明する。前記第4に実施例と相違する点
は、溝被覆体の代わりに電波吸収体25を設けた点にあ
る。
【0045】電波吸収体25は次のように作製した。フ
ェライトと、チタン酸バリウム、チタン酸ストロンチウ
ム粉末等の高誘電率材料とを所定量秤り、これをシリコ
ーン樹脂などの合成樹脂に混練した。その後これを所定
の厚み(2mm)に成型し測定に供した。
【0046】従来より、溝の上部に電波吸収体を設ける
ことは提案されているが、チョーク溝などの単なる溝に
設けてもその開口部のインピーダンスを乱すこととなり
逆に漏波を増加させる。種々の組成物よりなる電波吸収
体と、合わせてこれを装着する溝の構成を検討した結
果、フェライトして[Mg.Cu.Fe.Zn]OFe
2 O3 、高誘電率材料としてチタン酸バリウムウィス
カ、これらを等量づつ全体として62重量%の組成物
が、前述した凹状溝構造との適合性がすぐれていること
を見出し、本発明に至った。溝開口部がほとんど突出部
により閉塞され、かつ開口部インピーダンスを乱さない
組成物の電波吸収体としているので、これと構造との組
合せによりさらに小型化できると考えられる。
【0047】上記構成において、前記実施例同様、コン
タクト部Dおよび溝幅b2 をそれぞれ5mm、10mm
として幅を17mmにすることができる。さらに、電波
吸収体25を設けたことにより電波シール性能を損なう
ことなく溝短絡部の深さl2を10mmから5mmの半
分圧縮することができる。電波シール特性は、ギャップ
1mmで0.1mW/mm2、ギャップ3.5mmで
1.5mW/mm2であり、十分な電波シール性能を有
する(いずれもトップ2mmのデータ)。なお、突出部
を含む溝の寸法条件は前記実施例と同様である。
【0048】図10に、具体的な実施形態を示した。図
10(a)は、図8(a)と同様の構成に電波吸収体2
5を用いた構成を示した。図10(b)は電波吸収体2
5の表面に板金接着、塗装、鍍金、インモールド成型等
により導電層26を形成して曲板の突出部として用いた
構成を示した。図10(c)は2つの突出部の代わりに
導電層26および27として電波吸収体25と一体に設
けた構成を示した。(b)および(c)の構成によりエ
ッジ部間の隙間の管理や製造方法を容易にすることがで
きる。なお、上記実施例において、溝被覆体と電波吸収
体とを併用しても良いことは言うまでもない。
【0049】なお、溝被覆体または電波吸収体に設ける
導電層は溝底面に相対する表面に設けた場合につき説明
したが、溝被覆体または電波吸収体の他の面に設けても
よい。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電波シー
ル装置によれば、電波シール装置のサイズを大幅に小型
化できる。よって、デザインを含めた商品戦略上極めて
有効な電子レンジを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の電波シール装置の第1の実施例
を示す断面図 (b)同第1の実施例を示す側面図 (c)同開口部の一例を示す拡大断面図 (d)同開口部の他の一例を示す拡大断面図
【図2】(a)同第1の実施例の実施形態を示す断面図 (b)同第1の実施例の他の実施形態を示す断面図 (c)同第1の実施例の他の実施形態を示す断面図 (d)同第1の実施例の他の実施形態を示す断面図
【図3】(a)同第2の実施例を示す断面図 (b)同第2の実施例を示す側面図 (c)同第2の実施例の開口部の一例を示す拡大断面図 (d)同開口部の他の一例を示す拡大断面図
【図4】(a)本発明の電波シール装置の第2の実施例
の実施形態をを示す断面 図 (b)同第2の実施例の他の実施形態を示す図
【図5】(a)本発明の電波シール装置の第3の実施例
を示す断面図 (b)本発明の電波シール装置の第3の実施例を示す側
面図
【図6】(a)本発明の電波シール装置の第3の実施例
の実施形態をを示す断面図 (b)同第3の実施例の他の実施形態を示す図 (c)同第3の実施例の他の実施形態を示す図 (d)同第3の実施例の他の実施形態を示す図 (e)同第3の実施例の他の実施形態を示す図
【図7】(a)同第4の実施例を示す断面図 (b)同第4の実施例を示す側面図
【図8】(a)同第4の実施例の実施形態を示す断面図 (b)同第4の実施例の他の実施形態を示す断面図 (c)同第4の実施例の他の実施形態を示す断面図
【図9】(a)同第5の実施例を示す断面図 (b)同第5の実施例を示す側面図
【図10】(a)同第5の実施例の実施形態を示す断面
図 (b)同第5の実施例の他の実施形態を示す断面図 (c)同第5の実施例の他の実施形態を示す断面図
【図11】(a)従来の電波シール装置の断面図 (b)同側面図
【図12】(a)従来の他の電波シール装置の断面図 (b)同側面図
【図13】(a)従来の他の電波シール装置の断面図 (b)同側面図
【符号の説明】
3 凹状溝 6・7・17 平板状の突出部 18 曲板状の突出部 12・13・15・16・21・27 導電層 22・26 曲板状の導電層 10・14 溝被覆体 25 電波吸収体

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被加熱物を収納する加熱室と、前記加熱室
    の開口部を開閉自在に覆うドアと、導電材からなる前記
    加熱室の開口部周縁部とこれに対向して設けられた導電
    材からなるドア周縁部との少なくともどちらか一方に設
    けられた、壁面群により構成された底面と両側面よりな
    る開口部と短絡部とを有する凹状溝とを備え、前記凹状
    溝には前記両側面の開口部両端面から溝の内部に向かっ
    て突出する導電材からなる2つの突出部を設けると共
    に、前記突出部と少なくとも前記壁面群の一つに溝の長
    手方向に導線幅がピッチよりも小さくなるように複数の
    スリットを設け、かつ溝開口部の導線幅を短絡部の導線
    幅よりも大きくしてなる電波シール装置。
  2. 【請求項2】前記突出部がともに、凹状溝の底面と平行
    な平板からなる請求項1記載の電波シール装置。
  3. 【請求項3】前記突出部の一方は、凹状溝の底面と平行
    な平板であり、他方は、L字状に折り曲げられて凹状溝
    の底面に対して平行な部分と垂直な部分とを有する曲板
    としてなる請求項1記載の電波シール装置。
  4. 【請求項4】前記2つの突出部の凹状溝底面からの高さ
    がそれぞれ異なる請求項1、2、3いずれかに記載の電
    波シール装置。
  5. 【請求項5】被加熱物を収納する加熱室と、前記加熱室
    の開口部を開閉自在に覆うドアと、導電材からなる前記
    加熱室の開口部周縁部とこれに対向して設けられた導電
    材からなるドア周縁部との少なくともどちらか一方に設
    けられた、壁面群により構成された底面と両側面よりな
    る開口部と短絡部とを有する凹状溝と、前記凹状溝の開
    口部を覆う誘電体よりなる溝被覆体とを備え、前記凹状
    溝には前記両側面の一方の開口部端面から溝の内部に向
    かって突出する導電材からなる突出部を設け、前記溝被
    覆体には前記突出部を有する壁面とは反対側の壁面と接
    触し、かつ溝底面に対向して導電層を設けるとともに、
    前記突出部および前記導電層と少なくとも前記壁面群の
    一つに溝の長手方向に導線幅がピッチよりも小さくなる
    ように複数のスリットを設け、かつ溝開口部の導線幅を
    短絡部の導線幅よりも大きくしてなる電波シール装置。
  6. 【請求項6】前記突出部および導電層が、ともに凹状溝
    の底面と平行な平板状とした請求項5記載の電波シール
    装置。
  7. 【請求項7】溝被覆体に凸部を設け、この凸部の一方の
    側面より突出した突出部と反対側の面に導電層を設け、
    この導電層と他方の側面が接触している構成として、前
    記突出部および導電層が、凹状溝の底面と平行な平板
    状、もしくはL字状に折り曲げられて凹状溝の底面に対
    して平行な部分と垂直な部分とを有する曲板状の何れか
    とした請求項5記載の電波シール装置。
  8. 【請求項8】被加熱物を収納する加熱室と、前記加熱室
    の開口部を開閉自在に覆うドアと、導電材からなる前記
    加熱室の開口部周縁部とこれに対向して設けられた導電
    材からなるドア周縁部との少なくともどちらか一方に設
    けられた、壁面群により構成された底面と両側面よりな
    る開口部と短絡部とを有する凹状溝と、前記凹状溝の開
    口部を覆う誘電体よりなる溝被覆体とを備え、前記溝被
    覆体は第1の導電層とそれに対応して設けられた第2の
    導電層を有し、前記第1の導電層は前記壁面の一方と接
    触し、前記第2の導電層は前記壁面の他方の壁面と接触
    する構成とするとともに、前記第1および第2の導電層
    と少なくとも前記壁面群の一つに溝の長手方向に導線幅
    がピッチよりも小さくなるように複数のスリットを設
    け、かつ溝開口部の導線幅を短絡部の導線幅よりも大き
    くしてなる電波シール装置。
  9. 【請求項9】前記第1および第2の導電層が、ともに、
    凹状溝の底面と平行な平板状とした請求項5記載の電波
    シール装置。
  10. 【請求項10】前記溝被覆体は平板状の基部とこの基部
    に設けられた凸部よりなり、前記凸部に対して一方の基
    部の面および他方の基部から凸部に至る面に凹状溝の底
    面と平行な平板状およびL字状の導電層を形成してなる
    請求項8記載の電波シール装置。
  11. 【請求項11】被加熱物を収納する加熱室と、前記加熱
    室の開口部を開閉自在に覆うドアと、導電材からなる前
    記加熱室の開口部周縁部とこれに対向して設けられた導
    電材からなるドア周縁部との少なくともどちらか一方に
    設けられた、壁面群により構成された底面と両側面より
    なる開口部と短絡部とを有する凹状溝と、前記凹状溝の
    開口部を覆う電波吸収体とを備え、前記凹状溝には前記
    両側面の開口部両端面から溝の内部に向かって突出する
    導電材からなる2つの突出部を設け、前記突出部のう
    ち、加熱室側の突出部をL字状に折り曲げられて凹状溝
    の底面に対して平行な部分と垂直な部分を有する曲板、
    外側の他方の突出部を凹状溝底面と平行な平板として、
    前記突出部と少なくとも前記壁面群の一つに溝の長手方
    向に導線幅がピッチよりも小さくなるように複数のスリ
    ットを設け、かつ溝開口部の導線幅を短絡部の導線幅よ
    りも大きくしてなる電波シール装置。
  12. 【請求項12】前記電波吸収体が合成樹脂とフェライト
    と高誘電率材料とからなる請求項11記載の電波シール
    装置。
  13. 【請求項13】前記突出部のうち、少なくともどちらか
    一方が電波吸収体と一体に設けられてなる請求項11ま
    たは12記載の電波シール装置。
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