JPH06131083A - インタフェース切換え装置 - Google Patents

インタフェース切換え装置

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Publication number
JPH06131083A
JPH06131083A JP27726792A JP27726792A JPH06131083A JP H06131083 A JPH06131083 A JP H06131083A JP 27726792 A JP27726792 A JP 27726792A JP 27726792 A JP27726792 A JP 27726792A JP H06131083 A JPH06131083 A JP H06131083A
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JP
Japan
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interface
connector
cable
adapter
state
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Pending
Application number
JP27726792A
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English (en)
Inventor
Nobuhiro Horiuchi
伸浩 堀内
Keiichiro Hyodo
啓一郎 兵頭
Yoshio Morita
由郎 森田
Mitsuzo Iwaki
光造 岩城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】コネクタ20には、RS−232Cインタフェ
ース用ケーブル1を直接接続することができる。また、
アダプタ7を介してセントロニクスインタフェース用ケ
ーブル2をコネクタ20に接続することもできる。コネ
クタ20は、アナログスイッチ群15を介して、RS−
232Cインタフェース用のドライバ/レシーバDR1
〜DR25またはセントロニクスインタフェース用コン
トローラ12に選択的に接続される。アナログスイッチ
群15の切換えは、操作部14からの入力に応じて、マ
イクロコントローラ13により制御される。 【効果】1つのコネクタ20をRS−232Cインタフ
ェースとセントロニクスインタフェースとで共有でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえばRS−232
C(ANSI/EIA 232−D)インタフェースお
よびセントロニクスインタフェースのような2種類のイ
ンタフェースを備えたコンピュータやプリンタなどで好
適に実施されるインタフェース切換え装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】たとえば、パーソナルコンピュータやワ
ードプロセッサの出力装置として広く用いられているプ
リンタには、ホストとのデータ通信のためのホストイン
タフェースとして、シリアルインタフェースであるRS
−232Cインタフェースと、パラレルインタフェース
であるセントロニクスインタフェースとが装備されてい
る。
【0003】この2種類のインタフェースを有するプリ
ンタには、RS−232Cインタフェース用コネクタ
と、セントロニクスインタフェース用コネクタとの2つ
のコネタクが備えられている。これは、各インタフェー
スで用いられる信号の振幅やコネクタ形状が異なるため
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、各インタフェ
ースに対応した2つの専用のコネクタを備えると、プリ
ンタにおいてホストインタフェース部の構成を収容する
ために要するスペースが大きくなる。このため、1つの
コネクタを2つの種類のインタフェースで共用する技術
が従来から要望されていた。コネクタの共用が可能とな
れば、ホストインタフェース部の構成を簡単にして、プ
リンタの小型化が図れる。また、2つのコネクタを備え
ている場合に、この2つのコネクタの両方をセントロニ
クスインタフェース用コネクタとして用いたり、また
は、両方をRS−232Cインタフェース用コネクタと
して用いたりすることができる。
【0005】そこで、本発明の目的は、上述の技術的課
題を解決し、1つのコネクタを2種類のインタフェース
で共用することが可能となるインタフェース切換え装置
を提供することである。また、本発明の他の目的は、1
つのコネクタを2種類のインタフェースで共用すること
を可能にするためのアダプタを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】上記の目的を
達成するための請求項1記載の発明は、異なる種類の第
1インタフェースおよび第2インタフェースで共用され
るコネクタと、第1インタフェース用データ処理手段
と、第2インタフェース用データ処理手段と、上記コネ
タクと上記第1インタフェース用データ処理手段との間
で信号の授受が行われる第1状態と、上記コネタクと上
記第2インタフェース用データ処理手段との間で信号の
授受が行われる第2状態とを選択的に設定する切換え手
段とを含むことを特徴とするインタフェース切換え装置
である。
【0007】この構成によれば、切換え手段によって、
コネクタと第1インタフェース用データ処理手段との間
で信号の授受が行われる第1状態と、コネクタと第2イ
ンタフェース用データ処理手段との間で信号の授受が行
われる第2状態とが選択的に設定される。これにより、
1つのコネクタを異なる種類の第1インタフェースおよ
び第2インタフェースにより共用できる。
【0008】請求項2記載のインタフェース切換え装置
は、上記第1インタフェースおよび第2インタフェース
のいずれか一方を選択するための選択入力手段をさらに
含み、上記切換え手段は、上記選択入力手段からの入力
に基づいて上記第1状態または第2状態への設定動作を
行うものであることを特徴とする。
【0009】この構成によれば、使用者が選択入力手段
から使用しようとするインタフェースを選択するための
入力操作を行うことで、上記第1状態と第2状態とを切
り換えて設定できる。これにより、所望のインタフェー
スによるデータ通信を行える。請求項3記載の発明は、
異なる種類の第1インタフェースおよび第2インタフェ
ースで共用されるコネクタと、第1インタフェース用デ
ータ処理手段と、第2インタフェース用データ処理手段
と、上記コネタクと上記第1インタフェース用データ処
理手段との間で信号の授受が行われる第1状態と、上記
コネタクと上記第2インタフェース用データ処理手段と
の間で信号の授受が行われる第2状態とを選択的に設定
する切換え手段と、上記コネクタに上記第1インタフェ
ース用のケーブルが接続されたことを検出する検出手段
と、この検出手段により第1インタフェース用のケーブ
ルの接続が検出されたことに応答して、上記切換え手段
を制御して上記第1状態に設定させる切換え制御手段と
を含むことを特徴とするインタフェース切換え装置であ
る。
【0010】この構成によれば、コネクタに第1インタ
フェース用のケーブルが接続されると、このことが検出
手段により検出される。そして、この検出結果に応答し
て、コネクタと第1インタフェース用データ処理手段と
の間で信号の授受が行われる第1状態に設定される。こ
れにより、第1インタフェース用のケーブルをコネクタ
に接続すると、使用者がインタフェースを選択するため
の入力操作などを行わなくても、第1インタフェースに
よるデータ通信が可能な状態となる。のみならず、第2
インタフェース用のケーブルがコネクタに接続されたと
きには、上記第1状態に設定されることがないから、第
1インタフェース用データ処理手段に第2インタフェー
スに対応した信号が印加されることを防止できる。
【0011】請求項4記載の発明は、第1インタフェー
ス用のケーブルの接続が行えるとともに、第1インタフ
ェースとは異なる第2インタフェース用のケーブルが所
定のアダプタを介して接続可能なコネクタと、第1イン
タフェース用データ処理手段と、第2インタフェース用
データ処理手段と、上記コネタクと上記第1インタフェ
ース用データ処理手段との間で信号の授受が行われる第
1状態と、上記コネタクと上記第2インタフェース用デ
ータ処理手段との間で信号の授受が行われる第2状態と
を選択的に設定する切換え手段と、上記コネクタに上記
第1インタフェース用のケーブルが接続されたことを検
出する第1検出手段と、上記コネクタに上記所定のアダ
プタが装着されたことを検出する第2検出手段と、上記
第1検出手段により第1インタフェース用のケーブルの
接続が検出されたことに応答して、上記切換え手段を制
御して上記第1状態に設定させる第1切換え制御手段
と、上記第2検出手段により上記所定のアダプタの装着
が検出されたことに応答して、上記切換え手段を制御し
て上記第2状態に設定させる第2切換え制御手段とを含
むことを特徴とするインタフェース切換え装置である。
【0012】この構成によれば、第1インタフェース用
のケーブルがコネクタに接続されるとこのことが第1検
出手段により検出され、これに応答して、上記第1状態
への設定が行われる。また、第2インタフェース用のケ
ーブルが所定のアダプタを介してコネクタに接続される
と、このアダプタの装着が第2検出手段により検出さ
れ、これに応答して上記第2状態への設定が行われる。
このようにして、第1インタフェースおよび第2インタ
フェースへの各設定が半自動で行える。また、第1イン
タフェース用のケーブルがコネクタに接続されたときに
上記第2状態に設定されたり、第2インタフェース用の
ケーブルがアダプタを介してコネクタに接続されたとき
に上記第1状態に設定されたりすることはないから、機
器の損傷などを確実に防止できる。
【0013】請求項5記載の発明は、複数の接続ピンを
有する第1インタフェース用コネクタに、複数の信号線
を有する第2インタフェース用のケーブルを接続させる
ためのアダプタであって、上記第1インタフェース用コ
ネクタに装着可能な第1接続部と、上記第2インタフェ
ース用のケーブルが装着される第2接続部と、上記第1
インタフェース用コネクタの各接続ピンと上記第2イン
タフェース用のケーブルの各信号線とを所定パターンで
対応付けて接続する内部配線と、上記第1接続部が上記
第1インタフェース用コネクタに装着されたときに、こ
の第1インタフェース用コネクタに第1インタフェース
用のケーブルが接続されていないことを上記第1インタ
フェース用コネクタ側に設けた第1検出手段により検出
させるための第1識別手段を含むことを特徴とするアダ
プタである。
【0014】このアダプタを用いることにより、第1イ
ンタフェース用コネクタに第2インタフェース用のケー
ブルを接続することができる。この場合に、第1インタ
フェース用コネクタが設けられた機器において、アダプ
タに備えられた第1識別手段に基づいて第1インタフェ
ース用のケーブルの接続が行われていないことを検出す
る第1検出手段を設けておけば、この機器内において第
1インタフェース用の設定が行われることを防止でき
る。
【0015】上記第1識別手段は、請求項7に記載され
ているように、上記第1接続部が上記第1インタフェー
ス用コネクタに装着されたときに、この第1インタフェ
ース用コネクタの一部の接続ピンを電気的に開放状態と
する手段を含むものであってもよい。請求項6記載のア
ダプタは、上記第1接続部が上記第1インタフェース用
コネクタに装着されたときに、この装着状態を上記第1
インタフェース用コネクタ側に設けた第2検出手段によ
り検出させるための第2識別手段をさらに含むことを特
徴とする。
【0016】この構成によれば、第1インタフェース用
コネクタを備えた機器において、第2識別手段に基づい
てアダプタが第1インタフェース用コネクタに装着され
たことを検出する第2検出手段を設けることにより、ア
ダプタの装着を検出することができ、それを通じて第2
インタフェース用のケーブルが接続されたことを検出で
きる。
【0017】上記第2識別手段は、請求項8に記載され
ているように、上記第1接続部が上記第1インタフェー
ス用コネクタに装着されたときに、この第1インタフェ
ース用コネクタの一部の接続ピンに定電位を与える手段
を含むものであってもよい。また、上記第2識別手段
は、請求項9に記載されているように、上記第1接続部
が上記第1インタフェース用コネクタに装着されたとき
に、この第1インタフェース用コネクタの所定の複数の
接続ピンの間を短絡する手段を含むものであってもよ
い。
【0018】さらに、上記第2識別手段は、請求項10
に記載されているように、上記第1接続部が上記第1イ
ンタフェース用コネクタに装着されたときに、この第1
インタフェース用コネクタの近傍に設けた上記第2検出
手段によって機械的に検出される被検出部を含むもので
あってもよい。
【0019】
【実施例】以下では、本発明の実施例を、添付図面を参
照して詳細に説明する。図1は本発明の一実施例のイン
タフェース切換え装置が適用されたプリンタの一部の構
成を示すブロック図である。このプリンタ10には、図
外のホストコンピュータからのデータが、ケーブル1ま
たはケーブル2を介して与えられる。ケーブル1はRS
−232Cインタフェース用ケーブル(以下「RS用ケ
ーブル」という。)であり、その端部には、RS−23
2Cインタフェース用コネクタ3(以下「RS用コネク
タ3」という。)が取り付けられている。また、ケーブ
ル2はセントロニクスインタフェース用ケーブル(以下
「セントロニクス用ケーブル」という。)であり、その
端部にセントロニクスインタフェース用コネクタ4(以
下「セントロニクス用コネクタ4」という。)が取り付
けられている。すなわち、本実施例では、RS−232
Cインタフェースが第1インタフェースに相当し、セン
トロニクスインタフェースが第2インタフェースに相当
する。
【0020】プリンタ10には、RS−232Cインタ
フェース用コネクタ20(以下「RS用コネクタ20」
という。)が取り付けられている。このRS用コネクタ
20に対しては、上記のRS用コネクタ3はそのまま嵌
合させることができる。一方、セントロニクス用コネク
タ4は、コネクタ20との形状の相違のために、そのま
ま嵌合させることはできず、アダプタ7を介して、コネ
クタ4,20間の相互接続が達成される。すなわち、ア
ダプタ7は、先端にRS−232Cインタフェース用コ
ネクタに対応した形状およびピン配列を有する第1接続
部8を備え、後端にはセントロニクスインタフェース用
コネクタに対応した形状およびピン配列を有する第2接
続部9を備えている。
【0021】コネクタ20は、複数本(たとえば25
本)の接続ピンP1,P2,・・・・,P25を備えてい
る。これらの接続ピンP1,P2,・・・・,P25に接続
された各信号線は、切換え手段であるアナログスイッチ
群15を構成する各アナログスイッチに接続されてい
る。このアナログスイッチ群15は、各接続ピンP1,
P2,・・・・,P25をRS−232C用のドライバもし
くはレシーバ(以下「RS用ドライバ/レシーバ」とい
う。)DR1,DR2,・・・・,DR25、または、第2
インタフェース用データ処理手段であるセントロニクス
インタフェース用コントローラ12(以下「セントロニ
クス用コントローラ12」という。)に接続するもので
ある。RS用ドライバ/レシーバDR1,DR2,・・・
・,DR25には、RS−232Cインタフェース用コ
ントローラ11(以下「RS用コントローラ11」とい
う。)が接続されている。RS用ドライバ/レシーバD
R1〜DR25およびRS用コントローラ11などによ
り第1インタフェース用データ処理手段が構成されてい
る。
【0022】RS用およびセントロニクス用の各コント
ローラ11,12は、プリンタ10の動作を制御するマ
イクロコントローラ13に接続されている。このマイク
ロコントローラ13には、RS−232Cインタフェー
スとセントロニクスインタフェースとのいずれのインタ
フェースを使用するかなどを選択するための選択入力手
段としての操作部14が備えられている。
【0023】RS用コントローラ11は、主としてパラ
レルデータとシリアルデータとの相互変換を行うもので
あり、セントロニクス用コントローラ12は、主として
パラレルデータを一時蓄えるバッファとしての働きを有
するものである。なお、接続ピンP1〜P25は全てが
用いられるとは限らず、通常は、いくつかの接続ピンは
空きピンとなっている。このような空きピンに対して
は、アナログスイッチ群15とRS用ドライバ/レシー
バDR1〜DR25またはセントロニクス用コントロー
ラ12との接続は行われる必要はない。
【0024】図2はアダプタ7の内部配線を簡略化して
示す図である。セントロニクス用コネクタ4に接続され
る第2接続部9たとえば36本の接続ピンを有してお
り、プリンタ10に備えられたRS用コネクタ20に接
続される第1接続部8はたとえば25本の接続ピンを有
している。この図2中の各信号の内容は下記のとおりで
ある。なお、記号「/」は、それに続く記号で表される
信号が負論理の信号であることを表す。
【0025】 /DTSB ・・・・・ データ・ストロー
ブ D1,D2,・・・・,D8 ・・・・・ データ信号 /ACK ・・・・・ アクノリッジ BUSY ・・・・・ ビジー PE ・・・・・ ペーパー・エンド
を示す。
【0026】 SELECT ・・・・・ オンライン状態で
あることを示す。 NC ・・・・・ ノー・コネクト GND ・・・・・ 信号のグランド シールド ・・・・・ シャーシ・グラン
ド RET1 ・・・・・ データ・ストロー
ブのリターン RET2,RET3,・・・・,RET9 ・・・・・ データ信号のリタ
ーン RET10 ・・・・・ アクノリッジのリ
ターン RET11 ・・・・・ ビジーのリターン RET31 ・・・・・ インプット・プラ
イムのリターン /IP ・・・・・ インプット・プラ
イム(リセット) /FAULT ・・・・・ フォールト(プリ
ンタ・ダウン) アダプタ7内での配線を図2のとおりに行い、セントロ
ニクスインタフェースを使用するときのコネクタ20の
接続ピンの割当を図2の接続部8における接続ピンの割
当に対応させることにより、セントロニクスインタフェ
ースによるデータ通信が行える。
【0027】上述の構成によって、RS−232Cイン
タフェースを使用しようとするときには、使用者は、コ
ネクタ3をコネクタ20に嵌合させ、ボルト21,22
を取り付け部17,18に螺着する。これにより、RS
用ケーブル1がコネクタ20に接続される。その後に、
使用者は、操作部14を操作してRS−232Cインタ
フェースを選択するための選択入力操作を行う。これに
応答して、マイクロコントローラ13は、ライン16を
介してアナログスイッチ群15を制御し、接続ピンP1
〜P25をRS用ドライバ/レシーバDR1〜DR25
に接続させる。
【0028】この状態では、ケーブル1およびRS用コ
ントローラ11を介して、図外のホストコンピュータと
当該プリンタ10のマイクロコントローラ13との間で
の、RS−232Cインタフェースによるシリアルデー
タ通信が行える。一方、セントロニクスインタフェース
を使用する場合には、使用者は、セントロニクス用ケー
ブル2が取り付けられたコネクタ7をコネクタ20に嵌
合させ、さらに、ボルト23,24を締結する。その後
に、使用者は、操作部14を操作して、セントロニクス
インタフェースを選択する。これに応答して、マイクロ
コントローラ13がアナログスイッチ群15を切換え、
接続ピンP1〜P25をセントロニクス用コントローラ
12に接続させる。
【0029】この状態では、図外のホストコンピュータ
と当該プリンタ10とは、セントロニクスインタフェー
スによるパラレルデータ通信を行える。以上のように本
実施例によれば、プリンタ10の内部にコネクタ20の
接続ピンP1〜P25をRS用ドライバ/レシーバDR
1〜DR25に接続する状態と、接続ピンP1〜P25
をセントロニクス用コントローラ12に接続する状態と
が、操作部14からの選択入力に応答してマイクロコン
トローラ13により切り換えられて設定される。また、
コネクタ20はRS−232Cインタフェース用コネク
タであるので、RS用ケーブル1はその端部に取り付け
たコネクタ3をそのままコネクタ20に接続することが
できる。そして、セントロニクス用ケーブル2はその端
部に取り付けたコネクタ4にさらにアダプタ7を取り付
け、このアダプタ7をコネクタ20に嵌合させることに
より、当該プリンタ10に接続することができる。
【0030】このような構成によって、RS用コネクタ
20を、RS−232Cインタフェースとセントロニク
スインタフェースとで共用することが可能となる。その
結果、ホストインタフェースの各構成部を収容するため
に要するスペースを少なくすることができるから、プリ
ンタ10の小型化を図ることができる。そればかりでな
く、このプリンタ10にRS用コネクタ20とともに、
セントロニクスインタフェース用コネクタも備えておけ
ば、この1台のプリンタ10と2台のホストコンピュー
タとの間でそれぞれセントロニクスインタフェースによ
るデータ通信を行える。
【0031】図3は本発明の第2実施例の構成を示すブ
ロック図である。この図2において、上記の図1に示さ
れた各部に対応する部分には同一の参照符号を付して示
す。本実施例では、RS−232Cインタフェースによ
るデータ通信を有効に行えるかどうかを判定する第1検
出手段および第1切換え制御手段として機能する判定回
路30が備えられている。
【0032】上述の実施例では、操作部14からの指示
入力操作に応答して、プリンタ10の内部でRS−23
2Cインタフェースまたはセントロニクスインタフェー
スに設定するための切換えが行われている。そのため、
コネクタ20に接続されたRS用ケーブル1またはセン
トロニクス用ケーブル2と、アナログスイッチ群15の
状態とが整合しない状態が生じ得る。このような場合に
は、RS−232Cインタフェースとセントロニクスイ
ンタフェースとでは使用する信号の振幅が異なっている
から、プリンタ20の内部機器(コントローラ11,1
2)の損傷を生じるおそれがある。この問題は、本実施
例により解決される。
【0033】すなわち、本実施例では、データ受信用ピ
ンP3に与えられる信号を利用して、RS用ケーブル1
が接続されたか否かが、判定回路30などの働きによっ
て、検出される。そして、RS用ケーブル1が接続され
て、RS−232Cインタフェースによるデータ通信が
良好に行える有効状態である場合には、コネタク20の
各接続ピンP1〜P25とRS用ドライバまたはレシー
バDR1〜DR25との間に介在されたアナログスイッ
チ群31が導通状態とされる。また、RS−232Cイ
ンタフェースによるデータ通信が行えない無効状態であ
るときには、アナログスイッチ群31は遮断状態に保た
れる。
【0034】RS用ケーブル1がコネクタ20に接続さ
れているときには、データ受信用ピンP3にはたとえば
±12Vの電圧幅で振動する入力信号が与えられる。こ
の入力信号は、RS−232Cインタフェース用のレシ
ーバDR3に入力され、所定の二値化閾値により二値化
される。このレシーバDR3は、たとえばテキサスイン
スツルメント社のSN75189/AやSN75C18
9/A、またはモトローラ社のMC1489やMC14
89Aなどで構成されている。このレシーバDR3には
レスポンスコントロール端子RTが備えられている。こ
のレスポンスコントロール端子RTに与える電圧を変化
させることにより、レシーバDR3における二値化閾値
を変化させることができる。
【0035】レスポンスコントロール端子RTには、抵
抗R1およびアナログスイッチSWを介して電圧Vcc
(たとえば5V)が与えられている。アナログスイッチ
SWには、判定回路30から、ライン33を介して切換
え制御信号が与えられている。すなわち、判定回路30
によってアナログスイッチSWがオン/オフ制御される
ことにより、レシーバDR3における二値化閾値が2種
類に変化する。
【0036】判定回路30は、アナログスイッチSWを
オン/オフ制御するとともに、レシーバDR3からライ
ン34を介して与えられる信号を監視する。その監視結
果に基づき、ライン35に、アナログスイッチ群31を
導通または遮断させるための制御信号を導出する。な
お、セントロニクス用コントローラ12とコネクタ20
の各接続ピンP1〜P25との間には、アナログスイッ
チ群32が介在されている。このアナログスイッチ群3
2は、操作部14からの入力に基づき、マイクロコント
ローラ13により制御される。このように、本実施例で
は、マイクロコントローラ13が第2切換え制御手段に
相当している。また、上記アナログスイッチ群31およ
び32は切換え手段に相当する。
【0037】一方、セントロニクス用コネクタ4とRS
用コネクタ20との間に介在されるアダプタ7Aは、デ
ータ受信用ピンP3に接続される第1識別手段としての
接続ピンPNCが、電気的に開放状態とされている。こ
のため、データ受信用ピンP3は、RS用ケーブル1が
接続されているときには、±12Vの電圧範囲で振動す
る信号が与えられ、アダプタ7Aを介してセントロニク
ス用ケーブル2が接続されたときには、開放状態とな
る。この開放状態では、データ受信用ピンP3の電圧は
0Vとなる。なお、アダプタ7Aの内部配線は、図2に
示された上記の第1実施例のアダプタ7の内部配線とは
異なっている。
【0038】図4はレシーバDR3の特性を示す図であ
り、入力電圧に対する出力電圧の変化が示されている。
レシーバDR3は、0Vに近いローレベルの信号と、5
V程度のハイレベルの信号との二値信号を出力するもの
である。そして、アナログスイッチSWが導通してレス
ポンスコントロール端子RTに抵抗R1を介して電圧V
ccが与えられている状態では曲線L1に従う特性を示
す。また、アナログスイッチSWが遮断された状態で
は、曲線L2に従う特性を示す。
【0039】たとえば、曲線L1の場合を例にとる。入
力電圧を増大させていくと出力電圧は閾値TH1でハイ
レベルからローレベルに反転し、逆に、入力電圧を減少
させていくと出力電圧は閾値TL1でローレベルからハ
イレベルに反転する。すなわち、出力電圧の変化は、入
力電圧に対して或るヒステリシス特性を示す。曲線L2
に関しても同様であり、入力電圧の増大に対しては閾値
TH2で出力電圧が反転し、入力電圧の減少に対しては
閾値TL2で出力電圧の反転が生じる。
【0040】データ受信用ピンP3に入力される電圧
は、上記のように±12Vの間で変化する信号であり、
+12Vがハイレベルに対応し、−12Vがローレベル
に対応している。したがって、上記の図4から明らかな
ように、レシーバDR3が曲線L1,L2のいずれの特
性に従って動作する場合であっても、レシーバDR3は
受信データに対応した信号を出力することができる。
【0041】したがって、アナログスイッチSWの切換
えによりレシーバDR3の出力信号に変化が生じるの
は、データ受信用ピンP3にホストコンピュータからの
電圧が与えられていないときである。すなわち、RS用
コネクタ20にコネクタ3が接続されてない場合(アダ
プタ7Aがコネクタ20に装着されている場合もこの場
合に相当する。)や、コネクタ3は接続されているがホ
ストコンピュータの電源が遮断されている場合などであ
る。このような場合には、データ受信用ピンP3の電圧
は、0Vとなる。このため、アナログスイッチSWの切
換えにより、レシーバDR3の出力信号はハイレベルと
ローレベルとの間で変化する。
【0042】図5は、判定回路30の構成を示すブロッ
ク図である。レシーバDR3の出力信号は、D型フリッ
プフロップ41,42,43の各データ入力端子に並列
に入力されている。フリップフロップ41,42,43
の各クロック入力端子には、カウンタ51からクロック
信号CK1,CK2,CK3がそれぞれ与えられてい
る。各フリップフロップ41,42,43は、それぞれ
クロック信号CK1,CK2,CK3の立ち上がりに同
期して、レシーバDR3の出力信号をラッチする。
【0043】フリップフロップ41,42,43の出力
信号Q1,Q2,Q3は、並列に3入力NANDゲート
45に与えられている。この3入力NANDゲート45
は、フリップフロップ41および43の出力がローレベ
ルで、かつ、フリップフロップ42の出力がハイレベル
のときにローレベルの信号を出力する。NANDゲート
45の出力信号は、カウンタ51から与えられるクロッ
ク信号CK4の立ち上がりに同期してフリップフロップ
44にラッチされる。このフリップフロップ44の出力
信号Q4は、RS−232Cインタフェースが有効か無
効かを表す信号となり、アナログスイッチ群31に切換
え制御信号として与えられる。すなわち、出力信号Q4
がハイレベルであれば有効状態であり、このときには、
アナログスイッチ群31は導通させられる。また、出力
信号Q4がローレベルであれば無効状態であり、このと
きには、アナログスイッチ群32は遮断状態に保たれ
る。
【0044】カウンタ51には、マイクロコントローラ
13からデータバス48を介して、クロック信号CK1
〜CK4の周期およびパルス幅を定めるデータが与えら
れる。これにより、カウンタ51は、システムクロック
SCLKに従ってカウント動作を行い、このカウント動
作に伴って、フリップフロップ41,42,43,44
に、循環的に立ち上がるクロック信号CK1,CK2,
CK3,CK4を与える。
【0045】判定回路30はまた、別のカウンタ52を
備えている。このカウンタ52はシステムクロックSC
LKに従ってカウント動作を行い、ライン50にアナロ
グスイッチSWをオン/オフ制御するための切換え制御
信号を導出する。このカウンタ52にはマイクロコント
ローラ13からデータバス48を介して切換え制御信号
の周期およびパルス幅を規定するためのデータが与えら
れている。
【0046】図6は図5に示された判定回路30の動作
を説明するためのタイミングチャートである。図6(a)
はライン50に導出される切換え制御信号により切り換
えられるアナログスイッチSWの状態を示し、図6(b)
はレシーバDR3の入力信号を表し、図6(c) はレシー
バDR3の出力信号を表す。また、図6(d) ,(e) ,
(f) ,(g) はそれぞれフリップフロップ41,42,4
3,44の各クロック入力端子に与えられるクロック信
号CK1,CK2,CK3,CK4を示す。さらに、図
6(h) ,(i) ,(j) ,(k) はそれぞれフリップフロップ
41,42,43,44の各出力信号Q1,Q2,Q
3,Q4を表す。
【0047】カウンタ52からは、データ受信用ピンP
3への入力信号の変化に対して充分に短い周期で切り換
わる切換え制御信号が出力され、このため、アナログス
イッチSWは充分高速に導通状態と遮断状態との間で交
互に切り換わる。このアナログスイッチSWのオン/オ
フに従ってレシーバDR3の特性が図4の曲線L1に従
う特性と曲線L2に従う特性との間で切り換わるのは、
上記のとおりである。
【0048】一方、カウンタ51からは、アナログスイ
ッチSWの切り換わりの間のタイミングで立ち上がるク
ロック信号CK1,CK2,CK3,CK4が出力され
る。このクロック信号CK1,CK2,CK3,CK4
は、カウンタ52が出力する切換え制御信号の2倍の周
期を有し、切換え制御信号の4分の1周期の時間だけず
れたタイミングで循環的に立ち上がる信号である。
【0049】たとえば、時刻t10でコネクタ20,3
間の接続が解かれた場合を想定する。すなわち、時刻t
10以前の期間ΔT1はデータ通信が行える有効状態の
期間であり、時刻t10以後の期間のΔT2はデータ通
信を行えない無効状態である。したがって、RS用ケー
ブル1がコネクタ3を介してRS用コネクタ20に接続
されている場合には期間ΔT1の動作が行われ、RS用
コネクタ20にいずれのケーブルも接続されていない場
合やアダプタ7Aが装着されている場合などには期間Δ
T2の動作が行われる。
【0050】なお、図6では、時刻t10以前の期間に
は入力信号がローレベル(−12V)であるものとす
る。レシーバDR3は入力信号の論理を反転するから、
入力信号がローレベルであるときには、出力信号はハイ
レベルになる。時刻t1にクロック信号CK1が立ち上
がると、このときにレシーバDR3が出力しているハイ
レベルの信号がフリップフロップ41にラッチされ、そ
の出力信号Q1はハイレベルになる(図6の場合にはそ
れ以前も出力信号Q1はハイレベルであるから、その状
態が保持される。)。同様に時刻t2,t3にクロック
信号CK2,CK3が立ち上がると、フリップフロップ
42,43にはレシーバDR3が出力するハイレベルの
信号がラッチされる。
【0051】このとき、NANDゲート45の出力信号
は、ハイレベルとなる。したがって、時刻t4にクロッ
ク信号CK4が立ち上がると、フリップフロップ44の
出力信号Q4は、ハイレベルとなる。このため、アナロ
グスイッチ群31は導通状態となる。コネクタ20,3
間の接続が解かれた時刻t10では、レシーバDR3へ
の入力信号は、−12Vから0Vに立ち上がる(図6
(b) 参照。)。時刻t10では、アナログスイッチSW
は遮断されているから、レシーバDR3は、図4の曲線
L2の特性に従って動作する。そのため、0Vの入力信
号に対しては、ハイレベル(5V)の出力信号が出力さ
れることになる。
【0052】時刻t5において、アナログスイッチSW
が導通すると、レシーバDR3は図4の曲線L1の特性
に従って動作する。そのため、時刻t5からの期間に
は、入力電圧0Vに対して、出力信号はローレベルとな
る。このように、コネクタ20,3間の接続が解かれ
て、データ通信を行えない無効状態のときには、データ
受信用ピンP3への入力信号は0Vとなる。この状態
で、アナログスイッチSWをオン/オフしてレシーバD
R3の特性を図4の曲線L1,L2の間で切り換える
と、レシーバDR3の出力信号は、ハイレベルとローレ
ベルとの間で切り換わる。
【0053】アナログスイッチSWが導通している期間
内の時刻t11においてクロック信号CK1が立ち上が
ると、フリップフロップ41にレシーバDR3が出力す
るローレベルの信号がラッチされる。そして、時刻t6
にアナログスイッチSWが遮断されてレシーバDR3の
出力がハイレベルになり、その後の時刻t12でクロッ
ク信号CK2が立ち上がると、フリップフロップ42に
は、レシーバDR3が出力するハイレベルの信号がラッ
チされる。さらに、時刻t7にはアナログスイッチSW
が再び導通し、レシーバDR3の出力はローレベルとな
る。このローレベルの信号は、時刻t13にクロック信
号CK3が立ち上がることにより、フリップフロップ4
3にラッチされる。
【0054】したがって、この時刻t13からの期間に
は、NANDゲート45の出力信号は、ローレベルとな
る。このNANDゲート45から出力されるローレベル
の信号が、時刻t14におけるクロック信号CK4の立
ち上がりに同期して、フリップフロップ44にラッチさ
れることになる。その結果、時刻t14からの期間に
は、フリップフロップ44の出力信号Q4はローレベル
となる。このローレベルの信号により、アナログスイッ
チ群31が遮断される。
【0055】なお、時刻t10から時刻t14までの時
間は充分に短く設定されており、このため、この期間内
にコネクタ3が再びRS用コネクタ20に接続されるこ
とはない。図7はデータ受信用ピンP3を介してレシー
バDR3に与えられる入力信号と、アナログスイッチS
Wのオン/オフとの関係を示すタイミングチャートであ
る。図7(a) は入力信号を示し、図7(b) はレシーバD
R3の出力信号を示し、図7(c) および(d) はアナログ
スイッチSWのオン/オフのタイミングを示す。なお、
図7(c) は有効状態/無効状態の判定を良好に行える場
合のアナログスイッチSWの状態を示し、図7(d) は有
効状態/無効状態の判定が不良になる場合を示してい
る。すなわち、アナログスイッチSWは、現実には、図
7(c) のタイミングに従って動作する。
【0056】上述のように、アナログスイッチSWを切
り換えても、±12Vの電圧幅で振動するホストコンピ
ュータからの入力信号に対するレシーバDR3の出力信
号は変化しない。そのため、アナログスイッチSWの切
換えに関係なく、レシーバDR3からは、受信データの
論理を反転した信号が出力される。図5に示された判定
回路30における有効状態/無効状態の判定は、アナロ
グスイッチSWの切換えにより、レシーバDR3の出力
がローレベル→ハイレベル→ローレベルのように変化す
るかどうかを監視することにより行われている。そし
て、レシーバDR3の出力信号のサンプリング(フリッ
プフロップ41,42,43における信号のラッチ)
は、アナログスイッチSWの切換えの間のタイミングで
行われる。
【0057】したがって、もしも、アナログスイッチS
Wが図7(d) に示すように、入力信号の周期程度の周期
を有している場合には、時刻F1,F2,F3における
レシーバDR3の出力が参照される。このとき、サンプ
リングされるレシーバDR3の出力信号は、ローレベル
→ハイレベル→ローレベルのように変化しているから、
判定回路30のNANDゲート45の出力はローレベル
となる。このローレベルの信号がフリップフロップ44
にラッチされることにより、無効状態とされて、アナロ
グスイッチ群31が遮断される。すなわち、入力信号が
±12Vの範囲で振動している有効状態であるにもかか
わらず、無効状態と判定されてしまう。
【0058】このような不具合は、アナログスイッチS
Wの切換えを図7(c) に示されているように、入力信号
の変化に対して充分に高速に行うことにより解決され
る。具体的には、入力信号の周期の2分の1未満の周期
(好ましくは、10分の1程度の周期)でアナログスイ
ッチSWを切り換えればよい。以上のように本実施例で
は、RS−232Cインタフェースにおいて用いられて
いるレシーバDR3が備えるレスポンスコントロール端
子RTへの入力電圧をアナログスイッチSWを切り換え
ることにより制御し、この切換えの前後のタイミングに
おけるレシーバDR3の出力信号を監視することによ
り、RS−232Cインタフェースが有効状態にあるか
無効状態にあるかを判定している。すなわち、RS用コ
ネクタ20にRS用ケーブル1が接続されていない場合
(アダプタ7Aを介してセントロニクス用ケーブル2が
接続されている場合を含む。)や、RS用ケーブル1を
介して接続されているホストコンピュータの電源が遮断
されているような場合のように、RS−232Cインタ
フェースが無効の状態であれば、データ受信用ピンP3
からレシーバDR3に入力される信号は0Vである。そ
こで、レシーバDR3における二値化閾値を0Vよりも
高い値と低い値とで切換え、この切換えの前後でレシー
バDR3の出力が変化した場合には、無効状態であるこ
とと判定している。ただし、レシーバDR3の二値化閾
値は、ホストコンピュータからデータ受信用ピンP3に
入力される入力信号の振幅範囲内で変化させられてお
り、したがって、インタフェースが有効状態であれば、
アナログスイッチSWのオン/オフによらずに、レシー
バDR3からは入力信号に対応した正しい信号が出力さ
れる。
【0059】アダプタ7Aを介してセントロニクス用ケ
ーブル2が接続されるときには、データ受信用ピンP3
はアダプタ7Aの接続ピンPNCに接続されるから、こ
のデータ受信用ピンP3は電気的に開放状態となる。そ
のため、判定回路30は、RS−232Cインタフェー
スが無効状態であると判定するから、アナログスイッチ
群31は遮断状態とされる。
【0060】このようにして、本実施例によれば、RS
用コネクタ20にRS用ケーブル1が接続されたか否か
が検出され、RS用ケーブル1が接続されている場合に
のみ、アナログスイッチ群31が導通される。そのた
め、セントロニクス用ケーブル2をアダプタ7Aを介し
てRS用コネクタ20に接続した場合でも、ケーブル2
からの信号がドライバまたはレシーバDR1〜DR25
のような内部回路に印加されることがない。その結果、
内部回路の損傷などを確実に防止できる。なお、レシー
バ回路DR3はアナログスイッチ群31を介することな
くデータ受信用ピンP3に接続されているが、セントロ
ニク用ケーブル2を接続するためのアダプタ7Aにおい
て接続ピンP3に対応するピンPNCは電気的に開放状
態とされているから、レシーバ回路DR3が損傷を受け
ることはない。
【0061】一方、RS用コネクタ20にRS用ケーブ
ル1を接続すると、判定回路30による判定を経て、ア
ナログスイッチ群31が導通状態となる。したがって、
操作部14からRS−232Cインタフェースを選択す
るための入力操作を行う必要がない。このようにして、
いわば半自動でプリンタ10の内部設定が行える。さら
に、本実施例では、RS−232Cインタフェースが有
効状態であるか無効状態であるかを判定できるから、こ
の判定結果をプリンタ10の筐体の表面に設けた表示部
(図示せず。)で表示させるようにすれば、使用者に対
してRS−232Cインタフェースの有効/無効を報知
できる。これにより、RS用ケーブル1をコネクタ20
に接続せずに、RS−232Cインタフェースによって
ホストコンピュータからプリンタ10にデータを与えよ
うとしたときに、RS−232Cインタフェースが無効
状態であることを使用者に報らせることができる。これ
により、使用者は、ケーブル1が非接続状態であること
を速やかに知ることができるから、長時間にわたって無
駄に印刷出力を待機するなどという不具合を回避でき
る。
【0062】また、本実施例では、データの受信のため
に用いられるRS−232Cインタフェース用のレシー
バDR3における二値化閾値を外部から制御できる点に
着目し、そのレスポンスコントロール端子RTに与える
制御電圧をアナログスイッチSWにより切り換える構成
を採用しているから、比較的簡単な構成で、インタフェ
ースの有効/無効の判定を行うことができ、それに基づ
いてアナログスイッチ群31をオン/オフ制御できる。
【0063】なお、セントロニクスインタフェースが選
択される場合には、マイクロコントローラ13からライ
ン36を介してアナログスイッチ群32に与えられる切
換え制御信号により、このアナログスイッチ群32が導
通させられる。図8は本発明の第3実施例の構成を示す
ブロック図である。この図8において、上記の図3に示
された各部に対応する部分には同一の参照符号を付して
示す。本実施例においてセントロニクス用ケーブル2と
RS用コネクタ20との接続のために用いられるアダプ
タ7Bは、データ受信用ピンP3に対応した接続ピンP
NCが電気的に開放状態とされているとともに、データ
通信に用いられない空きピンP25に対応した接続ピン
PGNDには、接地電位が与えられるようになってい
る。この接続ピンPGNDは第2識別手段に相当する。
【0064】セントロニクス用ケーブル2を接続するた
めのアダプタ7BをRS用コネクタ20に装着した場合
には、接続ピン25は接地電位となる。この接続ピンP
25に現れる信号は、ライン60から反転器61を介し
て、アナログスイック群32の切換え制御信号となる。
ライン60には、抵抗R2を介して電圧Vcc(たとえば
5V)が与えられており、そのため、アダプタ7Bがコ
ネクタ20に装着されているときには、反転器61の出
力はハイレベルとなり、アダプタ7Bがコネクタ20に
装着されていなければ、反転器61の出力はローレベル
となる。そして、反転器61の出力がハイレベルのとき
には、アナログスイッチ群31が導通させられ、反転器
61の出力がローレベルのときには、アナログスイッチ
群32は遮断状態となる。このように上記反転器61な
どにより、第2検出手段および第2切換え制御手段が構
成されている。
【0065】このような構成により、セントロニクス用
ケーブル2がアダプタ7Bを介してコネクタ20に装着
されると、アナログスイッチ群32が導通状態となるか
ら、セントロニクスインタフェースによるデータ通信が
行える。一方、RS用ケーブル1がコネクタ20に接続
されたときには、判定回路30などの働きにより、RS
−232Cインタフェースの有効/無効の判定を経て、
アナログスイッチ群31が導通させられる。これによ
り、RS−232Cインタフェースによるデータ通信が
行える。
【0066】なお、セントロニクス用ケーブル2をRS
用コネクタ20に接続したときに、このことをプリンタ
10において検出させるために、図9や図10に示され
た構成のアダプタ7Cまたは7Dを用いてもよい。図9
に示されたアダプタ7Cは、セントロニクスインタフェ
ースにおける空きピンPn,Pm間を短絡したものであ
る。この構成では、アダプタ7CをRS用コネクタ20
に装着すると、プリンタ10側でピンPn,Pm間の短
絡を検出できるから、これに基づいてアダプタ7Cを介
してセントロニクス用ケーブル2が接続されたことを検
出できる。これに応答して、アナログスイッチ群32を
導通状態とすればよい。
【0067】また、図10に示されたアダプタ7Dは、
アダプタ本体70の側部に、プリンタ20に向けて突出
する被検出部である操作部71が形成されている。この
操作部71に対応するプリンタ10の筐体には、孔73
が形成されている。この孔73の背後には、第2検出手
段である検出スイッチ74が設けられている。アダプタ
7Dをコネクタ20に装着すると、操作部71は検出ス
イッチ74を導通させる。これにより、アダプタ7Dの
装着が機械的に検出されるから、これに応答して、アナ
ログスイッチ群32を導通状態とすればよい。なお、検
出スイッチ74に代えて、ホトインタラプタなどが用い
られてもよい。
【0068】本発明の実施例の説明は以上のとおりであ
るが、本発明は上記の実施例に限定されるものではな
い。たとえば、上記の実施例では、セントロニクスイン
タフェースを使用するときにのみアダプタを用いている
が、RS−232Cインタフェースを使用するときにも
アダプタを用いるようにしてもよい。この場合には、各
インタフェースの種類毎にアダプタを異ならせ、各アダ
プタにその種類を識別できる識別手段を備えさせること
が好ましい。これにより、プリンタ側では、識別手段を
検出することでいずれのインタフェースのケーブルが接
続されたかを検出できる。上記の識別手段としては、特
定のピンに接地電位を与えたりすることが考えられる。
【0069】また、上記の実施例では、判定回路30な
どによりRS−232Cインタフェースの有効/無効の
判定がハードウェア構成により行われているが、この判
定回路30で行われる処理をマイクロコントローラ13
におけるソフトウェア処理により行わせてもよい。さら
には、上記の第3実施例におけるアダプタ7Bの装着の
有無の検出は、反転器61などを用いずに、マイクロコ
ントローラ13により接続ピンP25の電位を調べるよ
うにして行ってもよい。
【0070】また、上記の図8に示されたアダプタ7B
では接続ピンP25に接地電位を与えているが、接地電
位以外の一定の電位を与えるようにしてもよい。また、
上記の実施例では、第1インタフェース用データ処理手
段および第2インタフェース用データ処理手段は、それ
ぞれハードウェア構成とされているが、これらの構成を
マイクロコントローラ13が実行するソフトウェアによ
り実現してもよい。
【0071】さらに、上記の実施例では、プリンタを例
にとって説明したが、本発明はたとえばパーソナルコン
ピュータなどのように2種類のインタフェースを備える
ことができる装置に対して広く適用可能である。その
他、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更を施す
ことができる。
【0072】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、第1イン
タフェース用データ処理部とコネクタとの間で信号の授
受が行われる第1状態と、第2インタフェース用データ
処理部とコネクタとの間で信号の授受が行われる第2状
態とが、選択的に設定される。これにより、1つのコネ
クタを第1インタフェースおよび第2インタフェースで
共有することが可能となる。その結果、2種類のインタ
フェースを用いる機器において、インタフェースの各構
成部を小型化することができ、ひいてはそのような機器
の小型化に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のインタフェース切換え装置
を適用したプリンタの一部の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】セントロニクス用ケーブルをRS用コネクタに
接続するアダプタの内部配線例を示す概念図である。
【図3】本発明の第2実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図4】レシーバ回路の入出力特性を示す特性図であ
る。
【図5】判定回路の構成を示すブロック図である。
【図6】判定回路の動作を説明するためのタイミングチ
ャートである。
【図7】判定回路の動作を説明するためのタイミングチ
ャートである。
【図8】本発明の第3実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図9】セントロニクス用ケーブルをRS用コネクタに
接続するためのアダプタの構成例を示す図である。
【図10】アダプタの他の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 RS用ケーブル 2 セントロニクス用ケーブル 7 アダプタ 8 第1接続部 9 第2接続部 10 プリンタ 11 RS用コントローラ 12 セントロニクス用コントロ
ーラ 13 マイクロコントローラ 14 操作部 15 アナログスイッチ群 20 RS用コネクタ 7A アダプタ 30 判定回路 31 アナログスイッチ群 32 アナログスイッチ群 7B アダプタ 61 反転器 7C アダプタ 7D アダプタ 71 操作部 74 検出スイッチ P1,P2,・・・・,P25 接続ピン PNC 電気的に開放状態とされた
接続ピン PGND 接地電位が与えられる接続
ピン Pn,Pm 相互に短絡された接続ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩城 光造 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】異なる種類の第1インタフェースおよび第
    2インタフェースで共用されるコネクタと、 第1インタフェース用データ処理手段と、 第2インタフェース用データ処理手段と、 上記コネタクと上記第1インタフェース用データ処理手
    段との間で信号の授受が行われる第1状態と、上記コネ
    タクと上記第2インタフェース用データ処理手段との間
    で信号の授受が行われる第2状態とを選択的に設定する
    切換え手段とを含むことを特徴とするインタフェース切
    換え装置。
  2. 【請求項2】上記第1インタフェースおよび第2インタ
    フェースのいずれか一方を選択するための選択入力手段
    をさらに含み、 上記切換え手段は、上記選択入力手段からの入力に基づ
    いて上記第1状態または第2状態への設定動作を行うも
    のであることを特徴とする請求項1記載のインタフェー
    ス切換え装置。
  3. 【請求項3】異なる種類の第1インタフェースおよび第
    2インタフェースで共用されるコネクタと、 第1インタフェース用データ処理手段と、 第2インタフェース用データ処理手段と、 上記コネタクと上記第1インタフェース用データ処理手
    段との間で信号の授受が行われる第1状態と、上記コネ
    タクと上記第2インタフェース用データ処理手段との間
    で信号の授受が行われる第2状態とを選択的に設定する
    切換え手段と、 上記コネクタに上記第1インタフェース用のケーブルが
    接続されたことを検出する検出手段と、 この検出手段により第1インタフェース用のケーブルの
    接続が検出されたことに応答して、上記切換え手段を制
    御して上記第1状態に設定させる切換え制御手段とを含
    むことを特徴とするインタフェース切換え装置。
  4. 【請求項4】第1インタフェース用のケーブルの接続が
    行えるとともに、第1インタフェースとは異なる第2イ
    ンタフェース用のケーブルが所定のアダプタを介して接
    続可能なコネクタと、 第1インタフェース用データ処理手段と、 第2インタフェース用データ処理手段と、 上記コネタクと上記第1インタフェース用データ処理手
    段との間で信号の授受が行われる第1状態と、上記コネ
    タクと上記第2インタフェース用データ処理手段との間
    で信号の授受が行われる第2状態とを選択的に設定する
    切換え手段と、 上記コネクタに上記第1インタフェース用のケーブルが
    接続されたことを検出する第1検出手段と、 上記コネクタに上記所定のアダプタが装着されたことを
    検出する第2検出手段と、 上記第1検出手段により第1インタフェース用のケーブ
    ルの接続が検出されたことに応答して、上記切換え手段
    を制御して上記第1状態に設定させる第1切換え制御手
    段と、 上記第2検出手段により上記所定のアダプタの装着が検
    出されたことに応答して、上記切換え手段を制御して上
    記第2状態に設定させる第2切換え制御手段とを含むこ
    とを特徴とするインタフェース切換え装置。
  5. 【請求項5】複数の接続ピンを有する第1インタフェー
    ス用コネクタに、複数の信号線を有する第2インタフェ
    ース用のケーブルを接続させるためのアダプタであっ
    て、 上記第1インタフェース用コネクタに装着可能な第1接
    続部と、 上記第2インタフェース用のケーブルが装着される第2
    接続部と、 上記第1インタフェース用コネクタの各接続ピンと上記
    第2インタフェース用のケーブルの各信号線とを所定パ
    ターンで対応付けて接続する内部配線と、 上記第1接続部が上記第1インタフェース用コネクタに
    装着されたときに、この第1インタフェース用コネクタ
    に第1インタフェース用のケーブルが接続されていない
    ことを上記第1インタフェース用コネクタ側に設けた第
    1検出手段により検出させるための第1識別手段を含む
    ことを特徴とするアダプタ。
  6. 【請求項6】上記第1接続部が上記第1インタフェース
    用コネクタに装着されたときに、この装着状態を上記第
    1インタフェース用コネクタ側に設けた第2検出手段に
    より検出させるための第2識別手段をさらに含むことを
    特徴とするアダプタ。
  7. 【請求項7】上記第1識別手段は、上記第1接続部が上
    記第1インタフェース用コネクタに装着されたときに、
    この第1インタフェース用コネクタの一部の接続ピンを
    電気的に開放状態とする手段を含むことを特徴とする請
    求項5または6記載のアダプタ。
  8. 【請求項8】上記第2識別手段は、上記第1接続部が上
    記第1インタフェース用コネクタに装着されたときに、
    この第1インタフェース用コネクタの一部の接続ピンに
    定電位を与える手段を含むことを特徴とする請求項6ま
    たは7記載のアダプタ。
  9. 【請求項9】上記第2識別手段は、上記第1接続部が上
    記第1インタフェース用コネクタに装着されたときに、
    この第1インタフェース用コネクタの所定の複数の接続
    ピンの間を短絡する手段を含むことを特徴とする請求項
    6、7または8に記載のアダプタ。
  10. 【請求項10】上記第2識別手段は、上記第1接続部が
    上記第1インタフェース用コネクタに装着されたとき
    に、この第1インタフェース用コネクタの近傍に設けた
    上記第2検出手段によって機械的に検出される被検出部
    を含むことを特徴とする請求項6乃至9のいずれかに記
    載のアダプタ。
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