JPH06130472A - 光学機器 - Google Patents

光学機器

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JPH06130472A
JPH06130472A JP27872192A JP27872192A JPH06130472A JP H06130472 A JPH06130472 A JP H06130472A JP 27872192 A JP27872192 A JP 27872192A JP 27872192 A JP27872192 A JP 27872192A JP H06130472 A JPH06130472 A JP H06130472A
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JP27872192A
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Naoya Kaneda
直也 金田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 可動なぶれ補正手段を有する光学機器におい
て、ぶれ補正手段を機能させないときに、より効率よく
ぶれ補正手段を保持することを可能とする。 【構成】 光学機器において、可動なぶれ補正光学手段
と、少なくとも該ぶれ補正光学手段を略保持した状態と
保持をしない状態とに選択的に保持状態切換を行うこと
が可能な保持手段と、少なくとも光学機器への入射光束
を遮断する第1の位置と遮断しない第2の位置とへの移
動が可能なバリア手段と、該バリア手段の該移動に連動
して該保持手段の該保持状態切換を行う連動手段を設け
たことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はぶれ補正を行うための可
動なぶれ補正光学部材と、ぶれ補正機能非作動時にぶれ
補正光学部材を保持する保持手段を有する光学機器に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、スチルカメラ、ビデオカメラ等の
撮影装置の自動化が進み、自動露出調整手段や自動焦点
調節手段など、様々な機能が実用化されている。
【0003】特に、ビデオカメラ等の撮影装置において
は、使用される撮影レンズとしてズームレンズを用いる
のが一般的であり、そのズーム比も年々大きくなる傾向
が強い。
【0004】一方、撮影装置の小型化も顕著であり、撮
像画面サイズの小型化、高密度実装技術の発展、小型レ
コーダメカシャーシの開発などを背景に、片手で撮影が
可能な小型機種まで現れてきている。
【0005】しかしながら、このようなズームレンズを
備えた小型のビデオカメラを用いる場合、撮影者の手振
れに起因する画面の有害な振れが発生し易い。そこで、
この振れを除去し、安定した画面を得る為に、様々な振
れ防止装置が提案されている。この種の振れ防止装置を
用いれば、このような手振れによる画面の有害な振れだ
けでなく、船舶や自動車などからの撮影に際して、三脚
を用いても有害な手振れが除去し得ないような状況にお
いても、大きな効果を有する事は云うまでもない。
【0006】この振れ防止装置は、振れを検出する振れ
検出手段と、検出された振れの情報に応じて画面として
振れが発生しないように、何らかの補正を行う振れ補正
手段を、少なくとも含んで構成されている。
【0007】振れ検出手段としては、例えば、角加速度
計、角速度計、角変位計などが知られている。又、振れ
補正手段としては、本願出願人による可変頂角プリズム
(詳細は後述する)を用いるものや、得られた撮像画面
情報の中から実際に画面として用いる領域を切り出すよ
うに構成したビデオカメラにて、その切り出し位置を振
れが補正される位置に順次変更(追尾)していく方法な
どが知られている。
【0008】振れ補正手段としては、前者のように可変
頂角プリズムやその他の何らかの光学的手段を用いて、
撮像素子上に結像する像の段階で振れを除去するような
方法をここでは光学的補正手段と称し、後者の様に振れ
を含んだ画像情報を電子的に加工して振れを除去する方
法を電子的補正手段と称している。
【0009】一般的に、光学的補正手段は、レンズの焦
点距離にかかわりなく、カメラの振れ角度として定めら
れた角度以内の振れに対しての補正が可能であり、した
がって、ズームレンズのテレ側の焦点距離が長い場合で
も、実用上問題のない振れ除去性能を有することができ
る。しかし、カメラの大型化を招いてしまうという欠点
を有している。
【0010】これに対して、電子的補正手段は、画面上
での例えば画面の縦寸法に対する補正率といったものが
一定である。したがって、テレ側の焦点距離が長くなる
にしたがって、振れ防止の性能は劣化する。電子式の場
合、一般に小型化に対しては有利となることが多い。
【0011】図11は焦点距離とカメラの振れ角度との
関係を画面上の被写体位置で説明した図である。
【0012】図11において、カメラが112で示した
位置にある時のレンズの光軸は113であり、被写体で
ある人物111の顔をほぼ中心にとらえていることにな
る。この状態から、a度手振れによりカメラが回転した
とする。この時のカメラ位置を114で、光軸を115
で、それぞれ示している。
【0013】図11(B)と(C)はこの112と11
4のカメラ位置での画面位置を示しており、(B)はズ
ームレンズのテレ端での状態を、(C)はワイド端での
状態を示す。116は画面内の被写体を示しており、1
17及び 119はカメラ位置が112の時の、118
及び120はカメラ位置が114の時の、それぞれ画面
を示している。
【0014】図11から明らかなように、同じa度のカ
メラ振れであっても、当然、レンズの焦点距離が長い方
が、画面上の振れとしては害が大きい。したがって、特
にテレ端の焦点距離の長いレンズと組み合せる振れ補正
手段としては、可変頂角プリズム等の光学的手段が有効
となる。
【0015】図12に可変頂角プリズムの構成を示す。
【0016】図12において、121と123はガラス
板であり、127は例えばポリエチレン等の材料で作ら
れた蛇腹部分である。これらのガラス板121,123
と蛇腹127で囲まれた内部に、例えばシリコンオイル
等による透明な液体が封入されている。
【0017】図12(B)では、2枚のガラス板121
と123は平行な状態であり、この場合、可変頂角プリ
ズムの光線の入射角度と出射角度は等しい。一方、
(A),(C)のような角度を持つ場合には、それぞれ
光線124,126で示した如く光線は或る角度をもっ
て曲げられる。
【0018】したがって、カメラが手振れ等の原因によ
り傾いた場合に、その角度に相当する分光線が曲がる様
に、レンズの前に設けた可変頂角プリズムの角度を制御
することによって、振れが除去出来るものである。
【0019】図13はこの状態を示しており、(A)に
て可変頂角プリズムは平行状態になり、光線は被写体の
頭をとらえているとすると、(B)のようにa度の振れ
に対して図の様に可変頂角プリズムを駆動して光線を曲
げる事により、撮影光軸は相変わらず、被写体の頭をと
らえ続けている。
【0020】図14はこの可変頂角プリズムとそれを駆
動するアクチュエータ部、及び、角度状態を検出する頂
角センサを含む、可変頂角プリズムユニットの実際の構
成例を示す図である。
【0021】実際の振れはあらゆる方向で出現するの
で、可変頂角プリズムの前側のガラス面と後ろ側のガラ
ス面はそれぞれ90度ずれた方向を回転軸として回転可
能なように構成されている。ここでは、添え字aとbと
してこれらを二つの回転方向のそれぞれの構成部品を示
しているが、同一番号のものは全く同じ機能を有する。
又、b側の部品は一部図示していない。
【0022】141は可変頂角プリズムで、ガラス板1
21,123、蛇腹部127及び液体122等から成
る。ガラス板121,123は保持枠128に一体的に
接着剤等を用いて取付けられる。保持枠128は不図示
の固定部品との間で回転軸133を構成しており、この
軸回りに回動可能となっている。軸133aと軸133
bは、90度方向が異なっている。保持枠128上には
コイル135が一体的に設けられており、一方、不図示
の固定部分には、マグネット136,ヨーク137,1
38が設けられている。したがって、コイル135に電
流を流すことにより、可変頂角プリズム141はその軸
133回りに回動する。保持枠128から一体的に伸び
た腕部分130の先端にはスリット129があり、固定
部分に設けられたiRED等の発光素子131とPSD
等の受光素子との間で、頂角センサを構成している。
【0023】図15にはこの可変頂角プリズム141を
振れ補正手段として備えた振れ防止装置を、レンズと組
み合せて示すブロック構成図である。
【0024】図15において、141は可変頂角プリズ
ム、143,144は頂角センサ、153,154は頂
角センサ143,144の出力を増幅する増幅回路、1
45はマイクロコンピュータ、146,147は角加速
度計等より成る振れ検出手段、148,149は前記コ
イル135からヨーク138まで等より成るアクチュエ
ータ、152はレンズである。
【0025】マイクロコンピュータ145では頂角セン
サ143,144により検出された角度状態と振れ検出
手段146,147の検出結果に応じて、振れを除去す
るのに最適な角度状態に可変頂角プリズム141を制御
するために、アクチュエータ148,149に通電する
電流を決定する。
【0026】尚、おもだった要素が二つのブロックより
成り立っているのは、90度ずれた2方向の制御をそれ
ぞれ単独に行うと仮定したためである。
【0027】以上、可変頂角プリズムを用いた、振れ防
止装置に関して説明してきた。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】このようなぶれ補正装
置のうちで、可変頂角プリズムや撮影レンズの一部又は
全部を可動することによりぶれを補正する光学的ぶれ補
正手段を有するものにおいては、カメラの主電源をオフ
する等により、アクチュエーター(例えば図14では1
35aのコイル)への通電が断たれると、可変頂角プリ
ズムや可動レンズは可動範囲内で保持する力を失い、そ
の結果、力学的につり合った位置で静止する。従って次
の様な問題が生じる。
【0029】1.外部より衝撃や振動を加えると、可変
頂角プリズムや可動レンズが、可動範囲内で移動し、そ
して、その移動量が大きい場合、メカ的な可動端への衝
突により、異常音を生じたり破損したりする。
【0030】2.特にぶれ補正手段として可変頂角プリ
ズムを用いている場合、内部液体の重量によって可変頂
角プリズムを構成している2枚のガラス板(図12の1
21と123)が平行状態を保てなくなり、ある相対角
度を持つことになる。そして、ある相対角度を持った状
態での長期の放置又は、高温高湿下放置により、この状
態が固定されてしまい、以後の動特性が劣化するおそれ
がある。
【0031】この点に関して、解決手段として本件同一
出願人によって、特願平3−311448、3−339
365等が提案されているが、この提案によると直流モ
ーターを配し、電源に連動して、この直流モーターの駆
動力をレバーに伝達し、可変頂角プリズムや可動レンズ
などの可動な補正光学部材を可動範囲の略中心に略保持
するよう構成されている。つまり、上記の構成において
は、可動な補正光学部材を略保持する保持部材としての
レバーを動かすためにモータなどの駆動源を設けてある
が、このように保持部材の駆動のみのために駆動源を余
分に設けることは、小型化、省エネルギーを考慮した場
合には不利である。
【0032】
【課題を解決するための手段】光学機器において可動な
ぶれ補正光学手段と、少なくとも該ぶれ補正光学手段を
略保持した状態と保持をしない状態とに選択的に保持状
態切換を行うことが可能な保持手段と、少なくとも光学
機器への入射光束を遮断する第1の位置と遮断しない第
2の位置とへの移動が可能なバリア手段と、該バリア手
段の該移動に連動して該保持手段の該保持状態切換を行
う連動手段を設けたことにより、光学機器が使用されな
いとき(バリアを光束を遮断する位置に位置させるのが
一般的である。)保持手段により可動なぶれ補正光学手
段が保持され、上述の問題点を回避することができるよ
うになった。
【0033】また、バリア手段と光学機器の主電源を連
動させればより確実に前述の問題点を回避することがで
きる。
【0034】
【実施例】
(実施例1)図1〜図2は本発明の第1実施例を示し、
図1にて、1は撮影レンズ、2は例えば可変頂角プリズ
ムを含む光学的ぶれ補正手段、3は光路を遮断するレン
ズバリア部、4はバリアと一体の回転軸、5及び6はバ
リア及び回転軸と一体の保持手段としての保持爪部、7
及び8はカムと板バネでこれにより回転軸4は、後述の
指標14が後述のOPEN,CLOSEの各文字を差し
示す2位置にて安定する。9は固定の軸受部分である。
又10はカバーの一部を示し、11,12等のOPE
N,CLOSEの印刷又は刻印が施される。13はつま
みで回転軸4とカバーをはさんで一体となる。14はつ
まみ13上に印刷又は刻印された指標である。即ち、つ
まみ13を回すことによってバリア部3と保持爪5,6
が一体に回動することとなる。
【0035】この回動により、バリア部3が光路遮断位
置(CLOSE位置)と、遮断していない位置(OPE
N位置)をとることは図1より明らかである。次に図2
にて、保持爪5,6が回動によって、可変頂角プリズム
を保持する構造を説明する。
【0036】図2(A)は、非保持状態であり、この
際、不図示のバリア3もOPENとなっている。この位
置よりつまみ13を回し、バリア3をCLOSEにする
と図2(B)の様に保持爪5,6にて、可変頂角プリズ
ム141の保持枠128aと128bをはさみ込む。こ
れによって保持がなされる。
【0037】また、逆に、バリア3をCLOSEからO
PENにすると、可変頂角プリズム141の保持枠12
8a,128bを保持していた保持爪5,6が保持位置
からはずれ、保持を解除する。
【0038】実際には、可変頂角プリズム141の保持
枠128a,128bの位置は図3の16又は17の様
に、保持すべき位置(可動範囲の略中心位置)にあると
は限らないことから、保持爪5又は6の先端に15の様
なテーパを設け、保持枠が128a,128bがどの位
置にあっても、保持すべき位置に呼び込めるよう構成す
るのが望ましい。
【0039】(実施例2)第1の実施例の図3にて説明
した様な保持爪先端の呼び込みの為のテーパ15は、し
かしながら、スペース上大きくなり易く、実際に構成す
るのが困難な場合も考えられる。
【0040】第2の実施例においては、レンズバリアの
動きを検出する検出手段を設け、その検出手段がレンズ
バリアが閉じられることを検出するのに応答して、駆動
手段が可変頂角プリズム等の可動な補正光学部材を保持
位置まで持っていき、その後、保持部材が可動な補正光
学部材を保持するような制御を行うものの一例について
説明する。なお、本実施例におけるブレ補正動作および
そのための構成は図11〜15に示した従来の装置の動
作および構成と同様であり、さらに保持部材の保持機構
についても第1の実施例の図2と同様であるので、本実
施例を説明するために、本実施例の特徴的な部分を示す
後述の図4〜6の他に従来例を示す図15および第1の
実施例の図2を用いる。
【0041】図4はバリア位置検出センサの一例を示し
たものであり、以下の部材18〜20より構成される。
図4にて、18はバリア部先端に設けた凸部、19は受
光センサ、20は投光素子を示している。これによって
バリアの位置を検出する。次に図5を用いて、図4のバ
リア位置検出センサの検出方法を説明する。図5はバリ
ア3の位置と受光センサ19の出力の対応を示すもの
で、横軸はバリア3の位置を示し、縦軸は受光センサ1
9の出力を示す。バリア3がOPENの時は凸部18も
退避しているので、受光センサ19は投光素子20から
の光をそのまま受光し、その出力はしきい値Thを越え
ており、ここでは、この状態を出力1とする。次にバリ
アが光路遮蔽の方向へ回動すると、その中間位置より凸
部が徐々に受光センサ19の前に覆いかぶさり投光素子
20からの光を遮断していくため、その結果受光センサ
19の出力は低下していき、しきい値Thを下回る。こ
こでは、この状態を出力0とする。上記のように、バリ
ア3の位置が検出される。そして、上記のようなバリア
位置検出センサによってバリア3が閉じられつつあるこ
とが検出されると、従来例の図15で示したマイコン1
45にその検出結果を取り込み、それに応じてマイコン
145にて、保持爪5,6が入る前に、可変頂角プリズ
ムの保持枠128a,128bを保持すべき位置に持っ
ていくよう、可変頂角プリズムを制御し、その後、保持
爪5,6が入り、可変頂角プリズムが保持される。
【0042】図6は、マイコン145内のフローチャー
トの可変頂角プリズムの保持に関する部分のみを示した
ものである。ステップ21でスタートする。ステップ2
2にて、受光センサ19の出力が上述の1又は0のどち
らであるかが判別される。受光センサ19の出力が1の
時はOPENであるのでステップ24へ進み、可変頂角
プリズム141は振れ検出手段146,147のぶれ検
出結果に応じて(又は手ぶれ補正装置がオフの時は、中
心位置に保持するように)アクチュエータ148,14
9へ通電し、位置の制御が行なわれる。
【0043】これに対し、受光センサ19の出力が0と
なるとバリア3を閉じる動作が行なわれつつあることに
なるので、ステップ23にて手ぶれ補正装置の動作、非
動作にかかわらず、保持されるべき位置(可動範囲の中
心位置)へ可変頂角プリズム141が、アクチュエータ
ーによって駆動され、その位置で静止保持される。ステ
ップ25にて所定時間、この状態を継続した後、ステッ
プ26で可変頂角プリズムを中心位置に保持するための
アクチュエーター148,149への通電が断たれる
が、所定時間が適当に設定することによりステップ26
で通電が断たれた際に、既に保持爪5,6により、保持
状態を達成できるものである。
【0044】以上説明したように、本実施例においては
保持部材が可変頂角プリズムを保持する際に、前もって
可変頂角プリズムの保持枠を保持部材によって保持可能
な位置へ強制的に移動させるように制御しており、これ
により、保持状態へ状態変移する際に可変頂角プリズム
や保持部材が本来突き当るべきでない箇所に突き当り破
損してしまうことなどを防ぎ、スムーズな保持状態変位
が可能になる。
【0045】(実施例3)実施例1及び2では、レンズ
バリア部と保持機構との連動方法を説明したが、図7で
はこれに対し、バリアの位置と、主電源と連動する構成
を示す。
【0046】図7のバリアの例は図1、4で示した回動
タイプではなくスライド式とした。スライドバリア27
には一体的に、図1同様の保持爪部28を有しており、
上下することによりバリアCLOSE位置32では図2
(B)同様の保持が行なわれるよう構成されている。
【0047】この際スライドバリアの裏面矢印A方向
に、図8に示すごとく、ブラシ33が固定されており、
このブラシが基板34上に設けられたパターン上を摺動
する。このブラシと基板でカメラ等の主電源を構成すれ
ば、バリアClose時には必ず電源オフとなり、又、
ぶれ補正手段は中心位置に保持されるものである。
【0048】図9は、この関連を表に示している。以上
の説明では主電源とバリア及び保持機構の連動を示した
が、図9に示すごとくモード(再生又は録画の)選択ス
イッチとバリア及び保持機構を連動させても構わない。
【0049】尚、今までの実施例の説明では、主に可変
頂角プリズムをぶれ補正手段として用いる例を示してき
たが、他の光学的補正手段でも同様である。
【0050】例えば図10(A)は撮影レンズ1の最前
部に補正の為の回転軸36を有する回動機構によって保
持されたレンズ群を配する例であるが、この場合も、回
転軸とレンズ群の間のアーム等を、保持爪で中心位置に
保持すれば全く同様の構成が実現できる。
【0051】また、図10(B)のような光軸の略垂直
方向に動く補正光学部材37によりぶれ補正を行うタイ
プに関しても同様である。
【0052】さらに、図10(C)では、撮影レンズ1
の中の一部のレンズ群38を可動とするタイプである
が、この様な物でも同様である。
【0053】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明の光学機器
は、バリア手段の動作と、ぶれ補正光学手段の保持状態
切換を連動させることにより、 1.外部より衝撃や振動を加えた際の、メカ的な当たり
による異常音や破損 2.長期又は高温高湿下放置での可変頂角プリズムの平
行以外の位置での「クセ」に伴う性能劣化 を回避すると共に、同じ目的でモーター等を使用する構
成に対しても小型、省エネルギーの利点を有する。
【0054】さらに、保持手段がぶれ補正光学手段を保
持する状態へ移行する際、前もってぶれ補正光学手段を
保持手段により保持されうる位置へ強制的に動かすよう
にしたことにより、ぶれ補正光学手段や保持手段が接触
すべきでない箇所に接触して破損したりすることを防ぐ
ことができ、よりスムーズな保持状態への移行が可能に
なった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるレンズバリアと
可変頂角プリズム保持部材の連動機構を示す図である。
【図2】図1の保持部材による可変頂角プリズム保持状
態と非保持状態を示す図である。
【図3】図1の保持部材の先端部の形状の一例を示す図
である。
【図4】第2の実施例におけるレンズバリアの動きを検
出する検出センサの概略構成を示す図である。
【図5】図4の検出センサの出力を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施例における保持動作を行う
手順を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第3の実施例におけるスライドタイプ
のレンズバリアと補正光学系保持部材の連動機構を示す
図である。
【図8】図7のスライドタイプのレンズバリアの裏面の
ブラシとそのブラシに接触する基板を示す図である。
【図9】ぶれ補正手段の可動な補正光学部材の保持、非
保持状態と他の部材の状態との対応を示す表である。
【図10】可変頂角プリズム以外の補正光学手段を示す
図である。
【図11】焦点距離とカメラ振れの角度との一般的な関
係を画面上の被写体位置で示した図である。
【図12】一般的な可変頂角プリズム等の概略構成につ
いて説明する図である。
【図13】図14の可変頂角プリズムの機能について説
明する図である。
【図14】図12の可変頂角プリズムを振れ補正手段と
して持つ振れ防止装置の概略構成を示す斜視図である。
【図15】図14の振れ防止装置の電気ブロック図であ
る。
【符号の説明】 1 撮影レンズ 2 光学的ぶれ補正手段 3 レンズバリア 5,6 保持部材としての保持爪部 19 受光素子 20 投光素子 27 スライドタイプのレンズバリア 28 保持部材としての保持爪部 141 可変頂角プリズム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動なぶれ補正光学手段と、少なくとも
    該ぶれ補正光学手段を略保持した状態と保持しない状態
    とに選択的に保持状態切換を行うことが可能な保持手段
    と、少なくとも光学機器への入射光束を遮断する第1の
    位置と遮断しない第2の位置とへの移動が可能なバリア
    手段と、該バリア手段の該移動に連動して該保持手段の
    該保持状態切換を行う連動手段を設けたことを特徴とす
    る光学機器。
  2. 【請求項2】 可動なぶれ補正光学手段と、少なくとも
    該ぶれ補正光学手段を略保持した状態と保持しない状態
    とに選択的に保持状態切換を行うことが可能な保持手段
    と、少なくとも光学機器への入射光束を遮断する第1の
    位置と遮断しない第2の位置とへの移動が可能なバリア
    手段と、該バリア手段の該移動に連動して該保持手段の
    該保持状態切換を行う連動手段と、該保持手段が該ぶれ
    補正光学手段を略保持する状態に移行する前に該ぶれ補
    正光学手段が該保持手段によって略保持されることが可
    能な位置へ、該ぶれ補正光学手段を強制的に移動させる
    移動手段を設けたことを特徴とする光学機器。
JP27872192A 1992-09-21 1992-10-16 光学機器 Pending JPH06130472A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27872192A JPH06130472A (ja) 1992-10-16 1992-10-16 光学機器
US08/870,021 US6016221A (en) 1992-09-21 1997-06-05 Image-shake preventing device

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