JPH06129918A - 熱交換器効率のモニタ装置 - Google Patents

熱交換器効率のモニタ装置

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JPH06129918A
JPH06129918A JP4349185A JP34918592A JPH06129918A JP H06129918 A JPH06129918 A JP H06129918A JP 4349185 A JP4349185 A JP 4349185A JP 34918592 A JP34918592 A JP 34918592A JP H06129918 A JPH06129918 A JP H06129918A
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heat exchanger
movable
housing
heater
probe
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JP4349185A
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Thomas F Droege
トマス、ジェー、ドレーゲ
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Nalco Chemical Co
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01KMEASURING TEMPERATURE; MEASURING QUANTITY OF HEAT; THERMALLY-SENSITIVE ELEMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • G01K17/06Measuring quantity of heat conveyed by flowing media, e.g. in heating systems e.g. the quantity of heat in a transporting medium, delivered to or consumed in an expenditure device
    • G01K17/08Measuring quantity of heat conveyed by flowing media, e.g. in heating systems e.g. the quantity of heat in a transporting medium, delivered to or consumed in an expenditure device based upon measurement of temperature difference or of a temperature
    • G01K17/20Measuring quantity of heat conveyed by flowing media, e.g. in heating systems e.g. the quantity of heat in a transporting medium, delivered to or consumed in an expenditure device based upon measurement of temperature difference or of a temperature across a radiating surface, combined with ascertainment of the heat transmission coefficient
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N25/00Investigating or analyzing materials by the use of thermal means
    • G01N25/18Investigating or analyzing materials by the use of thermal means by investigating thermal conductivity

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大きさがコンパクトで、取り外し持ち運びに
簡便であり、熱交換テストチューブに着脱自在な熱交換
器効率のモニタ装置を提供する。 【構成】 ハウジング10と、ハウジンジグ10に収容
される1以上の測定体組立30とを有し、測定体組立3
0は、二つの互いに平行な側方支持部材の間に配置され
る可動測定子31と、側方支持部材35、36を連結す
るスプリング支持部材37と、スプリング支持部材37
と可動測定子31の間に介装されるスプリング41とを
有している。可動測定子は、スプリング40によってス
プリング支持部材41から離れる方向に付勢されてい
る。また、可動測定子31は温度検出器52と、ヒータ
50とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、簡易型モニタ装置に関
し、一層詳細には、熱交換器要素の熱抵抗を測定するこ
とのでき、種々の形式の熱熱交換器のテストチューブに
対して設置および取り外しが容易なモニタ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】熱交換器、凝縮器その他の熱関連機器に
おいては、腐食物質、鉱物、あるいは冷却媒体に含まれ
る有機物の集積は、時間がたつと、熱交換器要素の伝熱
効率、熱抵抗を阻害する。これらの物質の集積に対して
は、周期的な熱交換器の清掃、あるいは、腐食防止剤の
冷媒への付加といった方法によって対処することはでき
る。しかしながら、手作業で熱交換器を清掃すること、
また、腐食防止剤の付加は、非常にコストがかかるもの
である。このようなコストを減少するために、熱交換器
の配管に不純物の集積の度合いを検出するモニタ装置が
開発されている。熱交換器の清掃また、腐食防止剤の付
加は、この集積の度合いに基づいて行われる。
【0003】しかしながら、従来のこれらのモニタ装置
は、大型で取り扱い難く、その保守や運転のコストが高
いという問題が指摘されている。
【0004】米国特許第2,330,599,は温度検
出器を使用して不純物の厚さを評価するための基本的な
原理について開示している。これによると、熱伝導率測
定装置が記載され、この熱伝導率測定装置は熱源と二つ
の抵抗エレメントを含んでいる。そのうち、一つの抵抗
エレメントはプレートと接触するように配置され、他方
の抵抗エレメントはプレートと接触しない位置に配置さ
れる。この二つの抵抗エレメントの温度差が測定され
る。プレートと接触している抵抗エレメントの温度の減
少は接触しているプレートの厚さと対応関係が有る。
【0005】その他にも、流体やその他の物質の熱伝導
率について、測定する方法が開示されている。これらの
方法を開示している特許としては、英国特許第1,42
3,830、英国特許第1,403,950、および英
国特許第855,658がある。
【0006】英国特許第855,658は、絶縁ブロッ
ク内に取り付けられた二つの測定プローブを用いて、被
検査体の熱伝導率について計測する方法について記載し
ている。この装置では、二つの測定プローブのうち、一
方の測定プローブは、被試験体に接触し、もう一つの測
定プローブは、被試験体から絶縁している。
【0007】英国特許第1,423,830は、単一の
測定プローブを用いた熱の流れを測定する装置およびそ
の測定方法について開示している。これによると、単一
のプローブが熱の流れを受けるようになっており、この
プローブの熱の温度上昇が測定される。
【0008】英国特許第1,403,950は、試料の
熱拡散率を測定する方法について開示している。この方
法によれば、試料の第一の表面を熱あるいは放射線源に
さらし、一方、試料の第二の表面は、一定の温度に保持
されるようにしている。試料の第一の表面が熱あるいは
放射線の変動にさらされると、試料の第二の表面を所定
の温度に保持するため必要なエネルギが減少する。この
エネルギ消費が熱あるいは放射線の変動の大きさに較正
されて試料の熱拡散立を決定することができる。
【0009】米国特許第4,024,751は、熱移送
効率を決定する装置について記載している。この米国特
許第4,024,751は、熱交換器の壁面における熱
移送効率は熱交換器の壁表面のスケールその他の不純物
の積層にしたがって減少することを明らかにしている。
そこでは、スケールの生成の大きさは、熱交換チューブ
の壁面の第一の設定温度から第二の設定温度に熱したの
ち、温度が第二の設定温度から第一の設定温度までに下
がるのに必要な時間を測定することによって求めてい
る。第一の設定温度から第二の設定温度にまで、温度が
下がるのに必要な時間は、熱交換器のスケールの生成の
度合いに対応している。この測定装置は、しかしなが
ら、熱交換チューブと直接接触する加熱手段を含む取り
外しのきかない固定の装置である。
【0010】米国特許第4,722,610は、石炭火
力発電機の水冷壁に生成するスラグを測定するモニタに
ついて開示している。このモニタでは、本体に熱電対に
近づけてヒータを設置している。熱電対は常に本体の本
体の温度を測定し、本体の温度が減少すると、スラグの
形成を示す兆候である温度の減少を検出する。この兆候
は本体をヒータで熱し、熱電対を用いて温度の減少を測
定することによって、確認される。本体の温度がゆっく
りと下がるときは、スラグの形成量が多いことを示して
いる。
【0011】その他にも熱交換の効率を評価する装置が
知られている。しかしながら、従来のこの種の技術は持
ち運びのできる簡便な装置ではない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、上
記従来技術の有する問題点を解消し、熱交換の効率を測
定することのできる測定装置を提供する事である。この
測定装置は、大きさがコンパクトで、取り外し持ち運び
に簡便であり、熱交換器のテストチューブに着脱自在に
構成されるものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、熱交換器のテストチューブの断面外形輪
郭に対応する形状の対向する孔部が形成されたハウジン
グと、ハウジングに収容される1以上の測定体組立と、
電線用のコネクタとを有し、前記測定体組立は、二つの
互いに平行な側方支持部材と、これらの間に配置される
可動測定子と、前記側方支持部材を連結するスプリング
支持部材と、前記スプリング支持部材と可動測定子の間
に介装されるスプリングとを有し、前記可動測定子は、
コネクタに電気的に接続される温度検出器と、ヒータと
を具備するものである。
【0014】また、本発明は、熱抵抗を多重測定するこ
とができる熱熱交換器効率のモニタ装置であって、熱交
換器のテストチューブの断面外形輪郭に対応する形状の
対向する孔部が形成されたボックスと、ボックスカバー
からなる小型のハウジングと、ハウジングに収容され支
持ブロックに対応する1以上の測定体組立とを有し、前
記測定体組立は、平坦面と凹面とが形成された可動測定
子を有し、この可動測定子はスプリング支持部材によっ
て連結される回路基板の間に配置され、スプリングがス
プリング支持部材と可動測定子の平坦面との間に介装さ
れ、このスプリングによって可動測定子の凹面がスプリ
ング支持部材から離れる方向に付勢され、前記可動測定
子は、コネクタに電気的に接続される温度検出器と、ヒ
ータとを具備することを特徴している。
【0015】さらに、本発明は、熱抵抗を多重測定する
ことができる熱熱交換器効率のモニタ装置であって、ボ
ックスと、ボックスカバーと、ボックスと一体の電線用
のコネクタと、ハウジングに取り付けられ、四つの測定
体組立収容部を有する支持ブロックとからなるハウジン
グと、複数の測定体組立と、支持ブロックカバーとを有
し、前記測定体組立はそれぞれ測定体組立収容部に収納
可能であり、平坦面と凹面とが形成された可動測定子を
有し、この可動測定子はスプリング支持部材によって連
結される回路基板の間摺動自在に配置され、スプリング
がスプリング支持部材と可動測定子の平坦面との間に介
装され、前記可動測定子は、コネクタに電気的に接続さ
れた温度検出器と、ヒータとを具備している。
【0016】
【実施例】本発明は、熱交換の効率を測定することがで
きる簡易なモニター装置の改良である。本発明によるモ
ニター装置は、小型化され、それに加えて、限られた狭
いスペースの種々の条件のもとで、熱移送抵抗を多重測
定することができる。本発明による簡易型モニター装置
は、図1ないし図9を参照することによって、理解され
るであろう。
【0017】図1は、本発明による簡易型モニター装置
の平面図、図2は側面図である。この簡易型モニター装
置は、ハウジング10を含み、このハウジング10はボ
ックス12とボックスカバー14とから構成されてい
る。図1は、ハウジング10からボックスカバー14を
取り外した状態の簡易型モニター装置の平面図である。
従って、図1では、ハウジング10の内部が露出した状
態が示されている。ハウジング10は、第1の孔部16
と、第2の孔部17を有している。これらの孔部は、ボ
ックス12またはボックスカバー14に形成されてい
る。
【0018】第1の孔部16と第2の孔部17は、互い
にハウジング10の対向する側面に形成されており、テ
ストチューブ15がハウジング10に挿通できるような
位置に設けられている。テストチューブ15は、種々の
熱交換器に標準的に用いられるものである。テストチュ
ーブ15は、多重管熱交換器における配管に起り得るさ
まざまな状況を再現する。この再現された状況には、冷
媒温度、冷媒流量、冷媒の組成および冷媒圧力が含まれ
る。テストチューブ15は、熱交換器の内部に設けられ
ずに、外部に設けられるものである。また、ハウジング
10は、テストチューブ支持ブラケット18を有してい
る。このテストチューブ支持ブラケット18は、テスト
チューブ15を接続するのために、第1の孔部16と第
2の孔部17に対応している。テストチューブ支持部ラ
ケットは、第1のブラケット19と、第2のブラケット
20からなり、第1のブラケット19は、ハウジング1
0に固定され、第2のブラケット20は締結部材21を
介して第1のブラケット19に固定されている。第1の
ブラケット19と、第2のブラケット20はテストチュ
ーブ15の輪郭形状に対応した凹部を有している。テス
トチューブ15は、代表的なものは、断面円形であり、
第1ブラケットと第2ブラケットの凹部はこれに対応し
た凹んだ形状となっている。
【0019】ハウジング10と一体に電線用のコネクタ
22が取り付けられている。このコネクタ22には、ヒ
ータ、温度検出器、その他の電気的なデバイスを電源あ
るいは、温度表示装置およびコントローラに接続するも
のである。ハウジング10の主要な作用は、ハウジング
10に収容されている測定体組立30を外界の影響から
保護することにある。ハウジング10は、この測定体組
立30を勝手に操作すること、あるいは破損などのさま
ざまな状況から保護することにある。そして、モニタ装
置から集めたデータの正確さに影響を及ぼすからであ
る。ハウジング10は不活性のガスを用いて簡易型モニ
タ装置が爆発性の雰囲気中にもおかれることがある場合
には、ハウジング10内は不活性ガスが封入される。こ
れに加えて、このようなパージガスは、測定に悪影響を
及ぼす空気の流れから測定体組立30を絶縁するため一
定温度に保たれる。
【0020】締結部材21によってハウジング10に固
定される支持ブロック24内に1またはそれ以上の測定
体組立30が配置される。図3ないし図5において、そ
れぞれの測定体組立30は可動測定子31を含み、この
可動測定子31は平坦面32と凹面33が形成されてい
る。可動測定子31は、互いに平行な第1の側方支持部
材35と、第2の側方支持部材36しの間に設けられる
ものである。これら平行な側方支持部材はビーム37に
固定されている。ビーム37は側方支持部材を左右に隔
てこれらが互いに平行になるように保持しているもので
ある。スプリング支持部材38は、支持ブロック24に
取り付けられる。スプリング支持部材38には第1の凹
み43が形成されている。可動測定子31は、第2の凹
み44を平坦面32に有している。
【0021】スプリング40の第1の端部41は、平坦
面32の第2の凹み44に位置し、スプリング40の第
2の端部42はスプリング支持部材38の第1の凹み4
3に位置している。第1の凹み43と第2の凹み44は
ともにスプリング40が簡単に装着できかつ取り外せる
ように底の浅い凹みとなっている。スプリング40は、
可動測定子31をスプリング支持部材38から遠ざける
方向に付勢する。この場合、スプリング40の大きさと
弾性力の大きさ、ならびに第1の凹み43、第2の凹み
44の深さは可動測定子31がテストチューブ15に嵌
合しやすいように決定される。
【0022】それぞれ測定体組立30は、それ全体がハ
ウジング10から取り外しでき、また、装着することが
できる。このような測定体組立30はハウジング10に
固定されるものではない。そのかわりに、測定体組立3
0はテストチューブ15の位置から両側に相当する位置
で支持ブロック24に形成された測定体組立収容部28
に装着されるように構成されている。この測定体体組立
収容部28に配置してるときには、測定体体組立30は
支持ブロック24に対してフローティングした状態にな
る。この可動測定子31がフローティング支持されてい
るという特徴は、重要な点である。可動測定子31はテ
ストチューブ15にそって並びその凹面33がその全体
でテストチューブ15に接触する。これによって可動測
定子31が非常にゆるくフィットすることが達成され
る。電極用のグリースをテストチューブ15と可動測定
子31の間に塗付することが均一な接触をうるうえで望
ましいことである。
【0023】第1の側方支持部材35と第2の側方支持
部材36は、薄くしかも剛性のある材料を用いて製作さ
れる。側方支持部材は可動測定子31の動きをガイドす
る作用を営む。側方支持部材は、可動測定子31がテス
トチューブ15との関係で長さ方向に動かないようにす
る。締結部材21を介して支持ブロックに固定される支
持ブロックカバー26の組合わせもまた、可動測定子3
1の動きをガイドする作用を営む。可動測定子31はテ
ストチューブ15から離れ、また接近する方向にのみ移
動できることになる。
【0024】第1の側方支持部材35と第2の側方支持
部材36は、回路基板、とくに、印刷回路基板から構成
されていることが好ましい。これにの平行な側方支持部
材に回路基板を用いることによって、接点54、ヒータ
50、温度検出器52をヒータリード線51、温度検出
器リード線53を電気的にそれぞれ接続することができ
る。ヒータリード線51と温度検出器リード線53はコ
ネクタ22に接続され、これによりこれらのリード線が
ハウジング10の外側にでるようになっている。
【0025】以上とは異なるようにして、ヒータ50と
リード線の温度測定器への接続をビームとスプリング4
0支持部材38を貫通して形成された通孔を通すように
してコネクタ22に接続するようにしてもよい。図3な
いし図5は温度検出器52の温度測定器リード線53を
通孔29を通すようにして配線して測定体組立30を組
み込んだ例である。可動測定子31は、凹面33が平坦
面32の反対側に形成されている。この凹面33はテス
トチューブ15に接触し、可動測定子31の凹面33の
表面全体がこれに対応した凸状のテストチューブ15の
表面に接触する。可動測定子31はまた斜面34を凹面
33の長さ方向の両縁に有している。斜面34があるこ
とによって、可動測定子31がテストチューブ15に容
易にかみ合うように構成されている。
【0026】テストチューブ15の断面形状は、実施例
のような円形以外の形状のものであってもよい。その場
合には、可動測定子31は、凹面33の代りにそのテス
トチューブ15の外周面の形状に倣った面を有すること
になる。しかしながら、テストチューブ15は断面円形
がもっも好ましく、したがって、可動測定子31は、凹
面33を有することになる。
【0027】このような可動測定子31は、少なくとも
二つの作用を営む。まず、可動測定子31は熱伝導率の
高い材料からなり、所望の温度まで迅速に熱することが
できる。可動測定子31はまた可動測定子31の熱を奪
うことのできるテストチューブ15の性能を測定するた
めにこれに密着している。可動測定子31の熱伝導性が
高いこと、また、テストチューブ15に密着しているこ
とによって、熱っせられている場合を除いては、テスト
チューブ15内の冷媒の温度の実質的に同一の温度状態
が実現される。可動測定子31は、よく知られている熱
伝導性の材料が用いられている。この可動測定子31の
熱伝導性および熱容量は迅速な熱的応答を得るのに重要
である。もっとも適した材料は順に、銀、金、銅、アル
ミニウムである。銀は、その次に実用的な材料である銅
の2倍の効率を発揮する。従って、銀がもっとも好まし
い熱伝導性の材料である。
【0028】可動測定子31には、ヒータ50あるい
は、温度検出器52またはこの両者が設けられる。ヒー
タ50としては、抵抗タイプのものが、可動測定子31
に穿孔された穴にテストチューブ15に長さ方向に平行
に収容される。このヒータ50は、好ましくは、側方支
持部材としてのプリント基板に接続される。プリント基
板は、電気的にヒータ50とヒータリード線51を接続
する。ヒータリード線51は、コネクタ22を介してハ
ウジング10に接続される。また、可動測定子31の温
度検出器52は、サーミスタが使用される。このサーミ
スタとしては、アナログデバイス社の「AD−590」
の半導体サーミスタが好適である。このような温度検出
器52は、可動測定子31の平坦面32に固定される。
または、温度検出器52を可動測定子31に穿孔した穴
に埋設するようにしてもよい。温度検出器52リード線
は、温度検出器52と側方支持部材としても働く回路基
板に接続される。なお、温度検出器リード線53をスプ
リング40の中心と孔部29を通すことによって直接コ
ネクタ22に接続することができる。
【0029】本発明による簡易型モニタ装置は、テスト
チューブ15に取り付けられ、熱交換器の効率を測定す
る。テストチューブ15にこのモニタ装置を取り付ける
ためには、まず、ボックスカバー14をハウジング10
から取り外し、締結部材21を取り外して、テストチュ
ーブ支持ブラケットから第1のブラケット19と第2の
ブラケット20を取りだす。そして、テストチューブ1
5が第2支持部材の凹部にはまるようにボックス12の
向きを調整する。しかるのち、締結部材21を用いて第
1のブラケット19と第2のブラケット20がハウジン
グ10に固定される。
【0030】このようにして測定体組立30は、テスト
チューブ15に接触するように取り付けられる。図ない
し図9は、ハウジング10に1または複数の支持ブロッ
ク24を設けた例である。それぞれの支持ブロック24
は、少なくとも1以上の測定体収容部28を有してい
る。この測定体収容部28は、なにも収納されていない
空間か、スプリング40のない測定体組立30が収容さ
れているか、可動測定子31のない測定体組立30が収
容されている。一般に、スプリング40、あるいは、可
動測定子31のない測定体組立30は、いくつかあるう
ちの測定体収容部28の一部に収納される。スプリング
40は、スプリング支持部材38と、可動測定子31の
間に介装され、これにより、ワンタッチでテストチュー
ブ15に可動測定子31が接触するように当該測定体組
立30が測定体収容部28に装着できるようになってい
る。それぞれ可動測定子31の凹面33が、テストチュ
ーブ15に周面に密着してから、測定体組立30全体を
覆うように、支持ブロックカバー26がハウジング10
に取り付けられる。最後にボックスカバー14がボック
ス12に取り付けられる。
【0031】このようにして、簡易型モニタ装置を組立
て取り付けてから、熱交換器のテストチューブ15の効
率が測定される。熱交換器の効率は、直接的に、熱交換
器の配管の清浄さに相関している。テストチューブ15
は、熱交換器の配管内のどんな汚れの存在をも擬制す
る。テストチューブ15の効率を測定するために、ヒー
タ50で加熱することによって、可動測定子31がテス
トチューブ15内の流体よりも高い温度まで熱せられ
る。可動測定子31の温度が所定の温度まで上昇した
ら、ヒータ50による加熱は停止して、そのまま可動測
定子31は、テストチューブ15の流体の温度よりも高
い予め設定した第2の設定温度まで冷やされる。可動測
定子31の温度の低下率はテストチューブ15の汚れの
度合いと相関関係がある。テストチューブ15がきれい
な状態にあるときは、よごれているときよりも若干速い
割合で温度が低下していく。
【0032】このような可動測定子31の温度変化率を
測定することが重要な点である。測定は、外部の記録装
置を用いて行われる。モニタ装置から採取した温度デー
タは、チューブの汚れを抑制するために使用される化学
剤の調整や、チューブの清掃時期を判断するのに利用さ
れる。
【0033】本発明による簡易型モニタ装置には、ヒー
タ50、温度検出器52がもうけられた可動測定子31
を有する単一の測定体組立30からなるモニタ装置を含
むととに、2ないし3以上の測定体組立30を有するモ
ニタ装置を含む。測定体組立30が複数あるものでは、
少なくとも1以上の可動測定子31にヒータ50あるい
は温度検出器52が設けられるものである。その他の隣
接する可動測定子31には、ヒータ50だけ、温度検出
器52だけ、あるいは、両者が設けられる。
【0034】以上、本発明について好適な実施例を挙げ
て説明したが、本発明はこの実施例に限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々
の設計の変更が可能なことはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるモニタ装置の平面図。
【図2】本発明の一実施例によるモニタ装置の側面図。
【図3】モニタ装置の測定体組立の正面図。
【図4】モニタ装置の測定体組立の側面図。
【図5】モニタ装置の測定体組立の正面図。
【図6】測定体組立が収容された支持ブロックの正面
図。
【図7】測定体組立が収容された支持ブロックの平面
図。
【図8】可動測定子が収容された支持ブロックの正面
図。
【図9】可動測定子が収容された支持ブロックの平面
図。
【符号の説明】
10 ハウジング 12 ボックス 14 ボックスカバー 15 テストチューブ 22 コネクタ 30 測定体組立 31 可動測定子 33 凹面 40 スプリング 50 ヒータ 52 温度検出器

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱交換器のテストチューブの断面外形輪郭
    に対応する形状の対向する孔部が形成されたハウジング
    と、ハウジングに収容される1以上の測定体組立と、電
    線用のコネクタとを有し、前記測定体組立は、二つの互
    いに平行な側方支持部材と、これらの間に配置される可
    動測定子と、前記側方支持部材を連結するスプリング支
    持部材と、前記スプリング支持部材と可動測定子の間に
    介装されるスプリングとを有し、前記可動測定子は、温
    度検出器と、ヒータを有しこれらは電気的にコネクタに
    接続されていることを特徴とする熱交換器効率のモニタ
    装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のモニタ装置において、前
    記ヒータは、電気抵抗式のヒータからなることを特徴と
    する熱交換器効率のモニタ装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のモニタ装置において、温
    度検出器は、集積回路からなる検出素子または、サーミ
    スタからなることを特徴とする熱交換器効率のモニタ装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1に記載のモニタ装置において、可
    動測定子は、テストチューブの周面の凸形状に対応した
    凹面を有していることを特徴とする熱交換器効率のモニ
    タ装置。
  5. 【請求項5】請求1に記載のモニタ装置において、一組
    の側方支持部材は、それぞれ回路基板であることを特徴
    とする熱交換器効率のモニタ装置。
  6. 【請求項6】請求項5に記載のモニタ装置において、回
    路基板によって、温度検出器、または、ヒータ、あるい
    はその両者がコネクタと接続されていることを特徴とす
    る熱交換器効率のモニタ装置。
  7. 【請求項7】請求項1に記載のモニタ装置において、ハ
    ウジング内には、2以上の測定体組立が収容されている
    ことを特徴とする熱交換器効率のモニタ装置。
  8. 【請求項8】熱抵抗を多重測定することができる熱熱交
    換器効率のモニタ装置であって、熱交換器のテストチュ
    ーブの断面外形輪郭に対応する形状の対向する孔部が形
    成されたボックスと、ボックスカバーからなる小型のハ
    ウジングと、ハウジングに収容され支持ブロックに対応
    する1以上の測定体組立とを有し、前記測定体組立は、
    平坦面と凹面とが形成された可動測定子を有し、この可
    動測定子はスプリング支持部材によって連結される回路
    基板の間に配置され、スプリングがスプリング支持部材
    と可動測定子の平坦面との間に介装され、このスプリン
    グによって可動測定子の凹面がスプリング支持部材から
    離れる方向に付勢され、前記可動測定子は、温度検出器
    と、ヒータとを有し、これらはコネクタに電気的に接続
    されていることを特徴とする熱交換器効率のモニタ装
    置。
  9. 【請求項9】請求項8に記載のモニタ装置において、平
    行な位置にある回路基板はヒータとコネクタを電気的に
    接続することを特徴とする熱交換器効率のモニタ装置。
  10. 【請求項10】請求項8に記載のモニタ装置において、
    テストチューブを間におくようにして対向する二組の測
    定体組立を有することを特徴とする熱交換器効率のモニ
    タ装置。
  11. 【請求項11】請求項8に記載のモニタ装置において、
    可動測定子は、銀を材質にしていることを特徴とする熱
    交換器効率のモニタ装置。
  12. 【請求項12】請求項8に記載のモニタ装置において、
    ヒータは電気抵抗型のヒータであることを特徴とする熱
    交換器効率のモニタ装置。
  13. 【請求項13】請求項8に記載のモニタ装置において、
    温度検出器は集積回路からなる検出素子または、サーミ
    スタからなることを特徴とする熱交換器効率のモニタ装
    置。
  14. 【請求項14】請求項8に記載のモニタ装置において、
    平行な回路基板はヒータとコネクタを電気的に接続する
    ことを特徴とする熱交換器効率のモニタ装置。
  15. 【請求項15】請求項8に記載のモニタ装置において、
    温度検出器リード線は温度検出器とコネクタを電気的に
    接続することを特徴とする熱交換器効率のモニタ装置。
  16. 【請求項16】熱抵抗を多重測定することができる熱熱
    交換器効率のモニタ装置であって、ボックスと、ボック
    スカバーと、ボックスと一体の電線用のコネクタと、ハ
    ウジングに取り付けられ、四つの測定体組立収容部を有
    する支持ブロックとからなるハウジングと、複数の測定
    体組立と、支持ブロックカバーとを有し、 前記測定体組立はそれぞれ測定体組立収容部に収納可能
    であり、平坦面と凹面とが形成された可動測定子を有
    し、この可動測定子はスプリング支持部材によって連結
    される回路基板の間摺動自在に配置され、スプリングが
    スプリング支持部材と可動測定子の平坦面との間に介装
    され、前記可動測定子は、コネクタに電気的に接続され
    るヒータおよび温度検出器とを具備することを特徴とす
    る熱交換器効率のモニタ装置。
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