JPH06129385A - 吸気閉塞型アンローダ - Google Patents

吸気閉塞型アンローダ

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JPH06129385A
JPH06129385A JP24434391A JP24434391A JPH06129385A JP H06129385 A JPH06129385 A JP H06129385A JP 24434391 A JP24434391 A JP 24434391A JP 24434391 A JP24434391 A JP 24434391A JP H06129385 A JPH06129385 A JP H06129385A
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政則 田中
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧縮機本体の容量制御運転時に吸入気体量比
を直線的に変化させる吸気閉塞式アンロ−ダの提供。 【構成】 アンロ−ダハウジング31の制御圧室38に
供給されるガス圧により、ピストン34に連結された開
閉弁33が吸入口32を全開する位置から全閉する位置
まで移動自在とされ、ピストン34の背面の二次室85
にカラ−86を介して直列に配設された2個のスプリン
グ36,37のばね定数を、容量制御運転開始の初期に
おいて小とし、容量制御運転移行後は大となるように構
成する。 【効果】 一方のスプリング36のばね定数が小さいの
で、容量制御運転開始の際開閉弁33の始動時の初期荷
重が小で、2個のスプリング36,37の作用で、圧縮
機本体の吐出圧の増加に直線的に比例させて吸入気体量
比を減少させることができ、運転効率を向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧縮機本体の作動室に
吸入されるガスの流量を制御し、圧縮機本体の運転を、
全負荷運転、容量制御運転および無負荷運転に制御する
吸気閉塞型アンローダに関する。
【0002】
【従来の技術】圧縮機本体の吸入側に設けられる吸気閉
塞型アンローダにおいては、アンローダハウジングの吸
入口を開閉する開閉弁を固定したロツドにダイアフラム
を固着し、圧縮ガスの消費側における消費が停止または
減少したときは前記ダイアフラムの一側にガス圧を供給
して開閉弁を前記吸入口を閉塞する位置に移動させ、消
費側における圧縮ガスの消費が再開または増大したとき
は前記ダイアフラムに供給したガス圧を放出して開閉弁
を前記吸入口を開放する位置に移動させる方式のものが
普通であつた。この方式は、消費側における圧縮ガスの
消費が停止または減少した際に新たにガスを圧縮するこ
とを停止し、併せて消費動力を節減することを目的とし
たものであつたが、動力節減については別途特殊の装置
を必要とするなどの付加的な設備を必要とした。そこ
で、アンローダの吸入口を開閉弁が全開した状態で圧縮
機本体を運転する全負荷運転と、アンローダの吸入口を
開閉弁が全閉した状態で圧縮機本体を運転する無負荷運
転との間に、消費側の圧縮ガスの消費量の増減に応じて
開閉弁がアンローダの吸入口の有効面積を無段階に制御
する容量制御運転を可能とし、前記圧縮機本体の吐出口
と連通する配管系の圧力が予め定めた設定値を超えた後
に、圧縮機本体を駆動する動力が駆動原動機の定格出力
内に納めることを可能とする圧縮機の容量制御方式が提
案されている(実開平3−121291号)。この提案
において、アンローダハウジングの吸入口を開閉する開
閉弁に圧縮機本体の消費側配管内の圧力上昇に比例した
移動量を付与するために、前記開閉弁のロツドに固定し
たダイアフラムまたはピストンに前記消費側配管内の圧
力またはこれに比例した圧力を供給して前記開閉弁に前
記吸入口を全閉する方向の移動を付与し、一方該開閉弁
の移動に抗する方向に単一のコイルスプリングの弾力を
付勢させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の提案に係るアン
ローダを備えた圧縮機は、圧縮機の吐出口と連通する配
管系の圧力変化、即ち圧縮機によつて圧縮されたガスの
消費量変化によつて、圧縮機を全負荷運転または容量制
御運転あるいは無負荷運転のいずれかに制御するととも
に、特に容量制御運転に際しては、アンローダにおいて
開閉弁がアンローダハウジングに形成した吸入口を無段
階に絞つて吸入ガス量を無段階に制御することが可能で
あるため、圧縮機の駆動動力を一定としたまま、圧縮機
の吐出圧を増大させ、かつ前記吸入口からの吸入ガス量
を絞つて容量制御をすることを可能とし、これにより容
量運転時に圧縮機の駆動力を駆動原動機の定格出力内に
収めることができ、かつ圧縮機の吐出側配管系に圧縮機
より吐出された圧縮ガスを貯溜するレシーバタンクを備
えた場合に、該レシーバタンクの容量を小さくできる利
点がある。このように、圧縮機本体1の容量制御運転中
に、駆動原動機の動力を一定としたまま圧縮機本体1の
吐出圧を上昇させて、吸入口32からの吸入ガス量を絞
る制御ができると、圧縮機の動力効率が極めて良好とな
る。これを達成するためには、容量制御運転中には、圧
縮機本体1の吐出圧に直線的に比例して吸入ガス量を減
少させることが必要である。しかしながら、アンローダ
3の制御圧室38に供給された圧力によるピストン34
の移動に抗する力には2種類の力がある。その1つは、
圧縮機本体1が全負荷運転中に開閉弁33を吸入口32
を全開させる位置(第1の位置)に位置せしめるための
スプリング36の弾力である。このスプリング36の弾
力は、前記容量制御運転中に制御圧室38に供給される
圧力とバランスしてピストン34および開閉弁33の位
置を定めるが、開閉弁33を前記第1の位置に位置させ
るための初期荷重が設定されているため。圧縮機本体1
が全負荷運転から容量制御運転に移行すべく制御圧室3
8に圧力が供給されても、該圧力がスプリング36,3
7の初期設定荷重を超えるまでは、開閉弁33は移動し
ない。他の1つは、開閉弁33が全閉位置(第2の位
置)に近接するに従い、吸入口32からの吸入ガス量が
減少し、従つて圧縮機本体1の吸入側に連通する吸入通
路12に負圧が作用するので、開閉弁33の吸入口32
側の面に作用する圧力は該開閉弁32の吸入通路12側
に作用する圧力より大となり、ピストン34を全開位置
側に押し戻そうとする負圧作用力である。この負圧作用
力は、開閉弁33が第2の位置付近にあるときピストン
34に作用する。以下この負圧作用力と前記スプリング
36,37の弾力の合計を、ピストンに作用する反力と
称する。
【0004】本発明者らは、前記ピストンに作用する反
力が吸入ガス量に及ぼす影響を調べるために、次の実験
を行なつた。定格吐出圧が7.0kgf/cm2である
空気圧縮機本体を用い、図2に示す制御系を用いて、レ
シーバタンク7内の空気圧が7.1kgf/cm2(第
1の設定値)を超えたときレギユレータ弁40を開弁さ
せ、オリフイス28で減圧された圧縮空気をアンローダ
38の制御圧室38に供給する。開閉弁32にロツドを
介して固定されたピストン34は制御圧室38に供給さ
れた圧力により、スプリング36,37の弾力に抗して
開閉弁33が吸入口32を全開する位置(第1の位置)
から吸入口32を全閉する位置(第2の位置)に向けて
移動させ、圧縮機本体1を全負荷運転から容量制御運転
に移行させる。容量制御運転中に、レシーバタンク7内
の圧力が8.0kgf/cm2(第2の設定値)を超え
たことを圧力スイツチPSが検知したとき、三方向切換
弁26の弁体27をA位置からB位置に切換えて、レシ
ーバタンク7内の圧力をアンローダ3の制御圧室38に
供給し、開閉弁33を前記第2の位置に移動させ、容量
制御運転から無負荷運転に移行させる。ここで、前記第
2の位置(全閉位置)とは、開閉弁33が吸入口32を
完全に閉塞して圧縮機本体1への空気の吸入を完全に遮
断した開閉弁33の位置をいい、前記第1の位置(全開
位置)とは、開閉弁33が前記第2の位置より移動して
吸入口32を通過する空気量を次第に増大させ、当該空
気量を最大とした最初の位置をいい、開閉弁33はこの
位置で停止せしめられる。またピストン移動量とは、開
閉弁33と一体に移動するピストン34の第1の位置か
ら第2の位置へ移動する間の移動量を百分比であらわし
たものであり、吸入気体量比とは吸入口32を通過する
空気量の吸入口32の全開時に通過する空気量に対する
百分比をあらわしたものである。
【0005】図4に、ピストン移動量と前記ピストンに
作用する反力との関係を示す。前記負圧作用力は、図4
に2点鎖線の線Iで示すように、開閉弁33の全閉位置
(第2の位置)において最大であり、開閉弁33の全開
位置(第1の位置)で零である。この負圧作用力は、ピ
ストン34の全移動量に対し、開閉弁33の全開位置か
らほぼ70%の移動の間は僅かな比率で増大するが、そ
の後ほぼ80%までの間は負圧作用力がやや大なる比率
で増大し、80%を超えると開閉弁33の全閉位置まで
の間大なる比率で増大する。スプリングの弾力を圧力の
単位に換算して図4に示すと、ピストン34に従来技術
のとおりに1本のコイルスプリングを配設した場合、該
スプリングの反力は、3点鎖線の線II示すように、開閉
弁の全開位置(第1の位置)において初期荷重を有し、
ピストンの移動(スプリングの圧縮)に伴って直線的に
反力を増す。上記負圧作用力とスプリングによる反力と
を加えたものが破線IIIで示す反力である。ピストン3
4に上記線IIIで示した反力が作用するアンロ−ダ3を
前記実験用圧縮機本体1に取付けて、レシ−バタンク内
圧力と吸入空気量比の関係を調べた結果の1例を示す
と、図5に破線で示す線VIのとおりである。図5の線
VIにおいて、レシ−バタンク7内の圧力が第一の設定
値である7.1kgf/cm2を超えて容量制御が開始
されているのに、吸入気体量比が100%を維持してい
るのは、スプリングの初期荷重が大であるからであり、
レシ−バタンク内の圧力が無負荷運転を指令する第2の
設定値である8.0kgf/cm2に達したときに吸入
気体量比が75%を下廻ったのは、スプリングの初期荷
重を制限したため、ピストン移動量が大となったとき十
分な反力を発生できないためであると考えられる。さら
に本発明者らの実験によれば、図4の線Iに示すよう
に、ピストンの移動量がほぼ70%付近において僅かな
比率で増大し、ほぼ80%を超えると大きな比率で増大
することが、圧縮機本体の吐出圧の増大に直線的に比例
させて吸入気体量を減少させることを困難とし、前記ピ
ストン移動量は吸入気体量比の75〜80%に相当する
こと、及び実験に用いた定格吐出力が7.0kgf/c
2の圧縮機においては、前記第2の設定値を8.0k
gf/cm2とする小なる圧力差の範囲内では、容量制
御運転中第2の設定値に達するまで、吸入気体比を圧縮
機本体の吐出圧の増大に直線的に比例させて減少させる
ことができることを見出した。そこで本発明は、圧縮機
本体の容量制御運転時に少なくとも吸入気体量比が75
〜80%程度に低下する間は吸入気体量比をほぼ一定の
比率で低下させることを可能とするように、開閉弁を吸
入口に対し無段階に移動せしめる吸気閉塞型アンロ−ダ
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、圧縮機本体の
吸入側に配設されて、ハウジング内に形成された制御圧
室に導入されるガス圧に応動して移動するダイアフラム
またはピストン等の移動体と、該移動体に連結されて前
記ハウジングに形成された吸入口を全開する第1の位置
と、前記吸入口を全閉する第2の位置との間を移動自在
とされた開閉弁と、前記制御圧室に導入されたガス圧が
前記移動体に作用する方向に抗する方向に前記移動体を
付勢する手段とから成り、前記開閉弁の移動により前記
圧縮機本体の作用室に吸入されるガス量を制御する吸気
閉塞型アンロ−ダであって、前記付勢手段は、剛性の大
なるカラ−を互いに隣接する端部間に当接させて、前記
移動体の移動方向に弾力の作用方向を直列させて配設し
た、少くとも2個のスプリングからなることを特徴とす
るものである。また本発明においては、前記移動体を、
前記ハウジングの端壁と支壁との間に形成されたシリン
ダ室を前記制御圧室と二次圧室とに区画するピストンと
し、該ピストンを前記支壁に摺動自在に支承されたロツ
ドにより前記開閉弁に連結するとともに、前記カラ−及
びスプリングを前記二次圧室内において、前記ロツドに
同軸的に配置することを他の特徴とする。
【0007】
【実施例】図1は本発明の吸気閉塞式アンロ−ダの一実
施例の断面図、図2は本発明の吸気閉塞式アンロ−ダを
スクリユ式空気圧縮機に取付けて容量制御を行う一例を
示す配管図、図3はそのレギュレ−タ弁の断面図を示
す。図2において、スクリユ式回転圧縮機本体1の圧縮
作動室2の吸入側には、吸気閉塞型のアンローダ3が装
着され、圧縮作動室2の吐出側である吐出室4は逆止弁
5および吐出パイプ6を介してレシーバタンク7に接続
され、該レシーバタンク7の圧縮空気取出口8には、開
閉弁9、逆止弁10を介して消費側空気配管11が接続
される。アンローダ3は、図1に示すようにハウジング
31を備え、該ハウジング31に空気濾過器(図示せ
ず)を介して空気を吸入する吸入口32を開閉する開閉
弁33にはピストン34が固着され、該ピストン34を
摺動自在に支承するシリンダライナ35を備えたシリン
ダ室の軸方向一側には、前記開閉弁33を吸入口32よ
り離間させて吸入口32の開口面積を拡大する方向に前
記ピストン34を付勢する2個のスプリング36,37
が配設され、前記ピストン34の軸方向他側には制御圧
室38が形成される。前記スプリング36,37を収容
したシリンダ室は開口39により圧縮機本体1の作動室
2への吸気通路12の一部を構成する通路に連通してい
る。これをさらに詳細に説明すると、前記シリンダライ
ナ35を備えたシリンダ室は、その軸方向一端が端壁5
1により閉塞され、その他端はハウジング31の支壁5
2により閉塞され、ピストン34は該ピストン34と前
記端壁51との間に前記制御室38を、前記ピストン3
4と前記支壁52との間に二次室85を形成するよう
に、前記シリンダ室を区画する。前記ピストン34と開
閉弁33とは、両者に同軸的に配置されたロツド53に
より連結され、該ロツド53は前記支壁52にスリーブ
軸受を介して軸方向に摺動自在に支承される。前記ロツ
ド53には、剛性の大なる板状材により2個の環状座部
54,55を同心的に成形したカラー86を、前記環状
座部54,55に同心的な中心孔56を介して軸方向に
遊動自在に配設し、前記カラー86の外周部に位置する
第1の環状座部54とピストン34との間に第1のスプ
リング36を介設し、前記カラー86の内周部に位置す
る第2の環状座部55と前記支壁52のカラー支承部の
周縁に形成したばね受部57との間に第2のスプリング
37を介設する。前記第1のスプリング36は第2のス
プリング37よりばね定数が小とされている。
【0008】圧縮機本体1の雄ロータ13が原動機(図
示せず)により回転駆動されると、雄ロータ13は該ロ
ータ13に噛合する雌ロータ(図示せず)とともに吸入
通路12を介してアンローダ3の吸入口32より吸入し
た空気を作動室2内で圧縮し、吐出室4に吐出する。吐
出された圧縮空気は逆止弁5、吐出パイプ6を経てレシ
ーバタンク7内に吐出される。雌雄ロータの潤滑および
圧縮機本体1の冷却のための油がレシーバタンク7内の
圧力を利用して給油配管14、冷却器15、油量調整弁
16を介して作動室2に送られる。油は圧縮空気ととも
に吐出室4に吐出され、吐出室4の最低水準部から気液
混合流体としてポンプ17に吸引され、配管18および
吐出パイプ6を介してレシーバタンク7内に回収され、
レシーバタンク7内で圧縮空気から分離される。
【0009】前記レシーバタンク7の空気取出口8に一
端を連通せしめたパイプよりなる第1のガス通路21の
他端は、第1のレギユレータ弁40の入口側41に連通
され、前記アンローダ3のハウジング31の端壁51に
形成されて前記制御圧室38に連通する開口30に一端
を連通せしめたパイプよりなる第2のガス通路22の他
端は、前記第1のレギユレータ弁40の出口側42に連
通される。前記第1のレギユレータ弁40は図3に示す
ように、前記入口側41と出口側42とを連通する流体
通路43に弁座44が形成され、該弁座44に着座する
弁体45は前記レギユレータ弁40のハウジング内にお
いて該ハウジングにより周縁を固定されたダイアフラム
46に固定されており、該ダイアフラム46の一面には
入口側41から通路47を介して入口側41に存在する
圧力が付与され、前記ダイアフラム46の他面には前記
圧力に抗する方向にスプリング48の弾力が付勢され、
該スプリング48の弾力は前記ハウジングに螺装された
螺杆49により調整可能とされている。従つてレシーバ
タンク7の空気取出口8、第1のガス通路21を介して
第1のレギユレータ弁40に達し、その入口側41より
通路47を介してダイアフラム48に付与されるレシー
バタンク7内の空気圧が前記スプリング48の付勢力よ
り大となつたときは、弁体45が弁座44から離れて流
体通路43を開路させ、第1のガス通路21内の圧力を
第2のガス通路22、該通路22に設けたオリフイス2
8、アンローダ3のハウジング31の端壁51に形成し
た開口30を介して制御圧室38に供給する。本制御装
置においては前記第1のレギユレータ弁40の流体通路
43を開路させる空気圧(第1の設定値)を7.1kg
f/cm2となるように、螺杆49により調整されるス
プリング48の弾力を予め定めておく。
【0010】前記第1のガス通路21の空気取出口8と
第1のレギユレータ弁40との間より分岐する分岐路2
4、前記第2のガス通路22のオリフイス28とアンロ
ーダ3との間より分岐する分岐路25および前記アンロ
ーダ3のハウジング31に形成されて吸入口32より圧
縮機本体1の作動室2側の吸入通路12に連通せしめら
れる開口19に一端を連通せしめたパイプよりなる第3
のガス通路23が、電磁式三方切換弁26に連結され
る。該切換弁26は励磁されている間、弁体27のA部
が連通位置にあつて、前記第2のガス通路22の分岐路
25を前記第3のガス通路23と連通せしめる第1の位
置にあり、非励磁とされたときは弁体27のB部が連通
位置にあつて、前記第2のガス通路22の分岐路25を
前記第1のガス通路21の分岐路24と連通せしめる第
2の位置にある。前記第3のガス通路23には、第2の
レギユレータ弁50と予め定めた流路面積を有する固定
の流体通路を備えたオリフイス29とが並列に接続され
る。第2のレギユレータ弁50は第1のレギユレータ弁
40と同一の構成を備える。従つて、以後説明のために
用いる符号41〜49は、それぞれ第1のレギユレータ
弁40の符号41〜49を付した部分と同一部分を指す
ものとする。前記切換弁26の弁体27がそのA部を連
通位置に位置せしめる第1の位置にあるときは、第1の
レギユレータ弁40が流体通路43を開路させると、該
レギユレータ弁40の出口側42から第2のガス通路2
2、オリフイス28、分岐路25、弁体27のA部を介
して第3のガス通路23に供給された圧力空気は、その
圧力が低い間はオリフイス29のみを通つて開口19よ
り圧縮機本体1の吸入通路12に導入される。次いでレ
シーバタンク7内の圧力が高まつて第2のレギユレータ
弁50に供給される空気圧力によりダイアフラム46に
付与される力がスプリング48の弾力より大となると、
第2のレギユレータ弁50は流体通路43を開路する。
このとき圧縮機本体1の吸入通路12には、オリフイス
29および第2のレギユレータ弁50を通過した圧縮空
気がともに開口19より導入される。本制御装置におい
ては第2のレギユレータ弁50の流体通路43を開路さ
せる空気圧(中間設定値)をほぼ0.7kgf/cm2
となるように、螺杆49により調整されるスプリング4
8の弾力を予め定めておく。
【0011】前記レシーバタンク7内に貯溜される圧縮
空気の圧力を検出し、この圧力が前記第1の設定値
(7.1kgf/cm2)より所定の値を超えたとき開
路し、検出した圧力が低下して前記第1の設定値を下回
つたとき閉路する圧力スイツチPSを前記レシーバタン
ク7に設け、該圧力スイツチPSを前記電磁式三方切換
弁26に連結する。これにより前記切換弁26は、レシ
ーバタンク7内の圧力が所定の値に達するまでは弁体2
7がA部を連通位置におく第1の位置にあり、前記第2
のガス通路22を第3のガス通路23に連通せしめてお
り、レシーバタンク7内の圧力が前記所定の値を超える
と、弁体27がB部を連通位置におく第2の位置に切換
えられ、前記第2のガス通路22を第1のガス通路21
に連通せしめ、この状態からレシーバタンク7内の圧力
が前記第1の設定値を下回つたとき、弁体27は第1の
位置に戻される。本実施例においては、前記圧力スイツ
チPSの検出する圧力の所定の値(第2の設定値)を
8.0kgf/cm2に予め定める。
【0012】本制御装置においては、アンローダ3にお
いて開閉弁33が吸入口32を完全に開放した状態にあ
り、かつ圧縮機本体1が原動機により全負荷運転されて
いるときの圧縮機本体1の吐出空気圧を7kgf/cm
2とする。圧縮機本体1が全負荷運転状態にあるとき、
レシーバタンク7より消費側空気配管11に取り出され
る圧縮空気の量が減少すると、レシーバタンク7内の空
気圧が次第に上昇する。そしてこの空気圧が第1のレギ
ユレータ弁40に設定した予め定めた第1の設定値であ
る7.1kgf/cm2を超えると、第1のレギユレー
タ弁40の流体通路43が開路する。前記第1の設定値
は圧力スイツチPSに設定した予め定めた第2の設定値
である8.0kgf/cm2より低いので切換弁26の
弁体27はA部を連通位置におく第1の位置にあり、第
1のレギユレータ弁40の流体通路43を通つた圧縮空
気は第2のガス通路22を経てアンローダ3の制御圧室
38に供給され、ピストン34の一面にその圧力を付与
するとともに、前記第2のガス通路22に供給された圧
縮空気の一部は切換弁26および第3のガス通路23お
よび開口19を経て圧縮機本体1の吸入通路12に導入
される。第3のガス通路23に供給される空気圧は第2
のガス通路22に配設したオリフイス28により大きく
減圧されており、この減圧された空気圧が第2のレギユ
レータ弁50に設定した予め定めた中間設定値である
0.7kgf/cm2より低い間は第2のレギユレータ
弁50の流体通路43を開路せしめることなく、オリフ
イス29を介して圧縮機本体1の吸入通路12に導入さ
れる。ピストン34は制御圧室38に供給された空気圧
により、スプリング36,37の付勢力に抗して吸入口
32に接近する方向に移動し、開閉弁33により吸入口
32の開口面積を変更して圧縮機本体1の吸入通路12
への吸入空気流量を制限する容量制御を開始する。その
後、第1のガス通路21内の圧力の上昇に伴って無段階
容量制御が行われる。
【0013】消費側空気配管11から取り出される圧縮
空気消費が依然として少ないと、レシーバタンク7内の
圧力上昇に伴つて前記第1のガス通路21から第2のガ
ス通路22の分岐路25を経て第3のガス通路23に供
給される圧縮空気圧も次第に上昇し、第2のレギユレー
タ弁50に設定した0.7kgf/cm2である予め定
めた中間設定値を超えると、第2のレギユレータ弁50
の流体通路43が開路し、圧縮機本体1の吸入通路12
には、前記オリフイス29を通る圧縮空気と第2のレギ
ユレータ弁50の流体通路34を通る圧縮空気とが並列
して開口19より導入される。アンローダ3が無段階容
量制御を開始すると、開閉弁33を開方向に付勢してい
る第1および第2のスプリング36,37は圧縮され
る。両スプリング36,37のばね定数は、互いに等し
いか、または両スプリング36,37のうち大径の第1
のスプリング36は小径の第2のスプリング37よりば
ね定数が小で、第1のスプリング36が第2のスプリン
グ37より大きく撓み、両スプリング36,37を係止
しているカラー86がピストン34に当接してから第2
のスプリング37が大きく撓むようにする。一方、前記
第2のガス通路22内のガス圧が上昇するとピストン3
4の移動速度も増大するが、第2のレギユレータ弁50
の流体通路34が開路すると、前記第3の通路23およ
び開口19を通つて圧縮機本体1の吸入通路12に導入
される圧縮空気の量が増大し、従つて開閉弁33の移動
速度は第2のガス通路22内の上昇にかかわらずさほど
増大せず、むしろ鈍化する。本制御装置においては、第
2のガス通路22内の圧力が中間設定値(0.7kgf
/cm2)に達して第2のレギユレータ弁50が作動し
はじめてから圧力スイツチPSが第2の設定値(8.0
kgf/cm2)で作動するまでの間は、アンローダ3
の制御圧室38内の圧力はほぼ1.0kgf/cm2
後(0.7〜1.3kgf/cm2)に押えられる。そ
してレシーバタンク7内の圧力が予め定めた第2の設定
値である8.0kgf/cm2を超えると、圧力スイツ
チPSがこれを検出して電磁式三方切換弁26を消磁さ
せ、その弁体27は流通位置をB部とする第2の位置に
切換えられる。従つて第2のガス通路22はその分岐路
25を介して第1のガス通路21と連通して、前記第1
の設定値を超えた空気圧がアンローダ3の制御圧室38
に供給されるとともに、第3のガス通路23への圧力空
気は供給が断たれる。これによりピストン34は直ちに
開閉弁33を吸入口32の全閉位置に確実に着座させ、
圧縮機本体1の無負荷運転に移行させることになる。図
1に示す実施例において、開閉弁33を吸入口32に対
して移動せしめる開閉弁移動手段として、開閉弁33の
弁杆に固定したピストン34を説明したが、該ピストン
34に代えて周縁をハウジング31に固定したダイアフ
ラムに代えても、同様の作用を奏する吸気閉塞式アンロ
ーダを得ることができる。また前記第3のガス通路23
を吸入通路12に連通させるに代えて、ハウジング31
の二次室85に連通させても同等の効果がある。
【0014】図1に示す吸気閉塞式アンローダの実施例
におけるピストンに作用する反力について検討する。図
4において、線Iで示す負圧作用力は、前記実験により
計測された負圧作用力と同一とする。前記実施例におい
てはコイルスプリングである第1および第2のスプリン
グ36,37が互いに隣接する端部をカラー86の第1
および第2の環状座部54,55に当接させて、その弾
力の作用方向を前記カラー53の移動方向に平行に、か
つ直列させて配設されており、第1のスプリング36の
ばね定数は第2のスプリング37のばね定数より小とし
たときは、ピストン34の移動にあたり先ず第1のスプ
リング36が撓み、カラー86がピストン34に当接し
てから第2のスプリング37が撓むので、これら第1お
よび第2のスプリング36,37の弾力を圧力値に換算
して示すと、図4に1点鎖線で示した線IVのごとく折線
であらわされる。そして線Iと線IVの圧力を合成した反
力は実線で示した線Vのとおりである。なお従来技術と
対比のため、ピストン移動量の75%(ピストンに作用
する反力が1.2kgf/cm2に相当)のところで、
破線の線IIIで示す従来技術におけるピストンに作用す
る反力と、実線の線Vで示す本実施例におけるピストン
に作用する反力とを同一値としている。この両者を対比
すると、本実施例におけるピストンに作用する反力は、
ピストンの移動開始位置(開閉弁の全開位置)からピス
トン移動量の75%の位置まで従来技術における反力よ
り小さく、ピストン移動量の75%の位置からピストン
の停止位置(開閉弁の全閉位置)までは、本実施例にお
けるピストンに作用する反力は、従来技術における反力
より大となつている。ピストン34に上記線Vで示した
反力が作用する本実施例のアンローダ3を前記実験用圧
縮機本体1に取付けて、レシーバタンク内圧力と吸入気
体量比との関係を調べると、図5に実線で示す線VIII
のとおりである。本実施例においては第1のスプリング
36のばね定数を従来技術より小さく選定できるから、
レシーバタンク7内の圧力が第1の設定値(7.1kg
f/cm2)を超えて容量制御が開始されると、従来技
術より低いレシーバタンク内圧力で吸入気体量比が低下
しはじめている。またピストンに作用する反力がピスト
ン移動量の75%の位置で従来技術における反力と等し
くなるように第2のスプリング37のばね定数を定めた
ことで、レシーバタンク内の圧力が第2の設定値(8.
0kgf/cm2)に達したときの吸入気体量比は、従
来技術における吸入気体量比より大で、75%を示して
いる。
【0015】そして図5において、レシ−バタンク内圧
力が第1の設定値(7.1kgf/cm2)で吸入気体
量比が100%である点Mと、レシ−バ内圧力が第二の
設定値(8.0kgf/cm2)で吸入気体量比が75
%である点Nを結ぶ線VII(1点鎖線で示す)を引く
と、この線VIIは前述した圧縮機の容量制御運転中に圧
縮機本体の吐出圧に直線的に比例して吸入ガス量を減少
させる理想線に相当し、圧縮機の動力効率を極めて良好
とする制御を示す線に相当する。本実施例の吸入気体量
比を示す線VIIIは、第一のスプリング36のばね定数
を小としたことにより、ピストンをその移動開始位置に
保持する初期荷重を小とし、従つて第1の設定値におい
て圧縮機本体1の容量制御運転への移行後早期に吸入気
体量比の制御を開始し、かつ図6に示すようにピストン
移動量の75%までは直線的に吸入気体量比を減少させ
るから、前記理想線VIIに沿つた制御を行ない得ること
が明らかである。本実施例におけるレシ−バタンク内圧
力と制御圧室内の圧力の関係は図7に示すとおりであ
る。なお本実施例においては第1のスプリング36のば
ね定数を第2のスプリング37のばね定数より小とした
ものを示したが、本発明においては、第2のスプリング
37のばね定数を第1のスプリング36のばね定数より
小とし、開閉弁33が第1の位置より第2の位置に移動
するにあたり、先ず第2のスプリング37が大きく撓
み、カラ−86が支壁52に当接した後に第1のスプリ
ング36が撓むようにしても、同一の効果を得ることが
できることは自明である。さらに、本実施例において前
記第1および第2のスプリング36,37のばね係数を
両者等しくし、かつ長さの異なるものを用いたときは、
これらスプリングが制御圧室38内圧力に抗して次第に
撓んだとき、前記スプリングの長さの短い方が全量撓み
きる前に先ず該スプリングの着座する環状座部54また
は55を二次室側のピストン34の端壁または支壁52
の端壁に当接せしめ、その後他の一方のスプリングの撓
みによつてピストン34を移動せしめるように構成して
も同一の効果を得る。即ち、前記環状座部の一方が前記
端壁に当接するまでは両スプリングは直列状態にあり、
そのばね係数を小とし、次いで前記環状座部の当接後は
そのばね係数を大とするからである。また、上記実施例
からは、前記第1および第2のスプリング36、37の
ばね定数の値の中間のばね定数を有する1個または複数
のスプリングを、前記第1および第2のスプリング3
6、37に直列にカラ−を介して配列することにより、
前記線VIIIを前記理想の制御線である線VIIに一層沿
わせた制御をなし得ることも極めて明らかである。
【0016】
【発明の作用および効果】本発明は、圧縮機本体の吸入
側に配設され、ハウジング内に形成された制御圧室に導
入されるガス圧に応動して移動するダイアフラムまたは
ピストン等の移動体と、該移動体に連結されて前記ハウ
ジングに形成された吸入口を全開する第1の位置と、前
記吸入口を全閉する第2の位置との間を移動自在とされ
た開閉弁と、前記制御圧室に導入されたガス圧が前記移
動体に作用する方向に抗する方向に前記移動体を付勢す
る付勢手段とから成り、前記開閉弁の移動により前記圧
縮機本体の作用室に吸入されるガス量を制御する吸気閉
塞型アンロ−ダあつて、圧縮機本体の制御圧室に何の圧
力も供給されていない間は、移動体は付勢手段により前
記開閉弁を第1の位置に保持して圧縮機本体を全負荷運
転状態とし、前記制御圧室にガス圧が供給されたとき
は、前記移動体は前記ガス圧の大きさにより前記付勢力
に抗して移動せしめられ、開閉弁を前記第1の位置から
第2の位置に向けて移動させ、該開閉弁と吸入口との相
対位置により該吸入口より圧縮機本体の作用室に吸入さ
れるガス量を制御して圧縮機本体を容量制御運転状態と
し、開閉弁が前記第2の位置に到達したとき前記吸入口
を完全に閉塞して該吸入口より圧縮機本体の作用室に吸
入されるガス量を零とするように機能するアンロ−ダで
ある。本発明においては、前記付勢手段として、ばね係
数が異なる少くとも2個のスプリングを用い、かつ剛性
の大なるカラ−をこれらスプリングの互いに隣接する端
部間に当接させて、前記移動体の移動方向に前記スプリ
ングの弾力の作用方向を直列させて配設したから、前記
制御圧室にガス圧が供給されて圧縮機本体が全負荷運転
状態から容量制御運転状態に移行せしめられる際に、前
記複数のスプリングの撓みによつて、開閉弁を第1の位
置から第2の位置へ移動するにあたり、前記制御圧室に
供給されるガス圧に抗して開閉弁を前記ガス圧の大きさ
に応じた位置に位置せしめる反力を提供する付勢手段と
して、前記開閉弁を前記第1の位置(吸入口を全開とす
る位置)に保持するための付勢手段の初期荷重を小さく
でき、従つて前記制御圧室に供給されるガス圧が比較的
低い間に開閉弁の移動を開始させることができる。
【0017】そして本発明によれば、前記付勢手段とし
て、前記第1のスプリングのほかに少くとも第2のスプ
リングを、その弾力の作用方向を前記第1のスプリング
の弾力の作用方向と直列にして前記カラ−を端部間に当
接させて配設しているから、前記第2のスプリングのば
ね係数を適切に定めることにより、前記第1のスプリン
グのバネ係数を小としたにも拘らず、開閉弁が前記第2
の位置に到達する時点における付勢手段全体としての前
記制御圧室に供給されるガス圧に抗して開閉弁の位置を
保持する弾力を確保することができ、圧縮機本体の容量
制御運転状態のときに、前記吸入口より圧縮機本体の作
用室に吸入されるガス量の前記開閉弁が吸入口を全開し
ている状態における吸入ガス量に対する比を、圧縮機本
体の吐出圧に直線的に比例させて減少させることを可能
とするとともに、開閉弁33が吸入口32を閉じる直前
において前記開閉弁33の移動速度を鈍化させ、急速な
閉弁を押えることができ、圧縮機の動力効率を極めて良
好とすることができる効果を奏する。これにより、圧縮
機本体の定格吐出圧力に比して、圧縮機本体を全負荷運
動状態から容量制御運転状態に移行させる第1の設定値
と、圧縮機本体を容量制御運転状態から無負荷運転状態
に移行させる第2の設定値との間の圧力差が前記第1の
設定値に比して僅かであつても、また圧縮機本体の吐出
側に設けられるレシ−バタンクの容量が圧縮機本体の定
格吐出容量に比して小であっても、圧縮機本体のあらゆ
る運転状態を通じ、アンロ−ダの開閉弁の頻繁な作動を
防止して開閉弁の耐久性を増大し、また圧縮機の消費側
の圧縮ガスの消費量に急激な変化があつても圧縮機本体
の吐出圧の落ちこみを防止するという、すぐれた効果を
奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吸気閉塞式アンロ−ダの一実施例の断
面図。
【図2】本発明のアンロ−ダにより圧縮機の容量制御を
行う配管図。
【図3】レギュレ−タ弁の断面図。
【図4】ピストン移動量とピストンに作用する反力との
関係を示す線図。
【図5】レシ−バタンク内圧力と吸入気体量比の関係を
示す線図。
【図6】ピストン移動量と吸入気体量比との関係を示す
線図。
【図7】レシ−バタンク内圧力と制御圧室内の圧力との
関係を示す線図。
【符号の説明】
1 圧縮機本体 2 作用室 3 アンロ−ダ 7 レシ−バタンク 31 ハウジング 32 吸入口 33 開閉弁 34 ピストン 36,37 スプリング 38 制御圧室 51 端壁 52 支壁 53 ロツド 85 二次室 86 カラ−

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機本体の吸入側に配設され、ハウジ
    ング内に形成された制御圧室に導入されるガス圧に応動
    して移動するダイアフラムまたはピストン等の移動体
    と、該移動体に連結されて前記ハウジングに形成された
    吸入口を全開する第1の位置と、前記吸入口を全閉する
    第2の位置との間を移動自在とされた開閉弁と、前記制
    御圧室に導入されたガス圧が前記移動体に作用する方向
    に抗する方向に前記移動体を付勢する付勢手段とから成
    り、前記開閉弁の移動により前記圧縮機本体の作用室に
    吸入されるガス量を制御する吸気閉塞型アンローダにお
    いて、 前記付勢手段は、剛性の大なるカラーを互いに隣接する
    端部間に当接させて、前記移動体の移動方向に弾力の作
    用方向を直列させて配設した、少なくとも2個のスプリ
    ングからなることを特徴とする吸気閉塞型アンローダ。
  2. 【請求項2】 前記移動体は、前記ハウジングの端壁と
    支壁との間に形成されたシリンダ室を前記制御圧室と二
    次室とに区画するピストンであつて、前記開閉弁は前記
    支壁に摺動自在に支承されたロツドにより前記ピストン
    に連結され、前記カラーおよびスプリングは前記二次室
    内において前記ロツドに同軸的に配置されていることを
    特徴とする請求項1に記載の吸気閉塞型アンローダ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2009264218A (ja) * 2008-04-24 2009-11-12 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd スクリュー圧縮機の吸込絞り弁及びこれを備えたスクリュー圧縮機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5540558A (en) * 1995-08-07 1996-07-30 Ingersoll-Rand Company Apparatus and method for electronically controlling inlet flow and preventing backflow in a compressor
JP2009264218A (ja) * 2008-04-24 2009-11-12 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd スクリュー圧縮機の吸込絞り弁及びこれを備えたスクリュー圧縮機

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