JPH06129374A - 油回転真空ポンプ - Google Patents

油回転真空ポンプ

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JPH06129374A
JPH06129374A JP27726492A JP27726492A JPH06129374A JP H06129374 A JPH06129374 A JP H06129374A JP 27726492 A JP27726492 A JP 27726492A JP 27726492 A JP27726492 A JP 27726492A JP H06129374 A JPH06129374 A JP H06129374A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
pump
pump chamber
casing
chamber
Prior art date
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Pending
Application number
JP27726492A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihisa Satou
藤 欣 央 佐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Engineering Works Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケーシング内に貯溜された旧油の排出をケー
シングの上部から行えるようにした油回転真空ポンプを
提供する。 【構成】 ケーシング6の端壁の上部には円筒状のシリ
ンダ室18が形成され、更にシリンダ室18の底面の中
央とケーシング6の内側の底面との間は油導入路19に
より連通されている。シリンダ室18の底面には第1逆
止弁として公知のリード弁20が取付けられており、油
導入路19からシリンダ室18に向かって真空油を流通
させるようになっている。シリンダ室18にはピストン
21が摺動自在に嵌合しており、蓋板16を貫通したT
形ハンドル22により上下に駆動されるようになってい
る。ピストン21には連通孔23が形成されると共に、
その直上面にリード弁24が取付けられ、連通孔23を
通して下方から上方にのみ流体を流通させるようになっ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は油回転真空ポンプに係
り、特にケーシング内の真空油を排出する技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体ウェハに対してスパッタリングや
エッチングを施す半導体製造装置等には、これらのプロ
セスを実行するための処理室を真空引きする真空ポンプ
が装備されている。真空ポンプとしては、10-1Pa程
度の真空を得ることのできる油回転真空ポンプが用いら
れている。周知のように、油回転真空ポンプはケーシン
グ内に貯溜した蒸気圧の低い真空油中にポンプを浸漬し
たもので、この真空油をポンプ内に導入して、ポンプの
シールの他、駆動シャフトの潤滑等を行っている。
【0003】ところで、油回転真空ポンプを長期に亘り
使用すると、反応生成物や摺動粉等の真空油中への混入
量が増加すると共に、真空油自体も酸化等により劣化・
変質する。したがって、油回転真空ポンプの定期オーバ
ホール時等には、真空油の交換が一般に行われている。
真空油の交換時には、ケーシングの最下部に設けられた
油排出口から旧油を排出した後、給油口から所定の油面
レベルになるように新油を注入する。尚、油排出口には
ドレーンボルトやドレーン弁が取付けられており、これ
らを脱着あるいは操作することにより、ドレーンホール
の開閉が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の油回転
真空ポンプでは、旧油を完全に排出するため、油排出口
はケーシングの最下部に設けられている。そのため、油
排出口と床面との距離が少なく、旧油を受けるオイル受
けを設置することが難しかった。また、オイル受けには
底の浅いものを使用せざるを得ないが、このようなオイ
ル受けは持ち運びの際に多少傾けただけで縁から旧油が
こぼれ、床面を汚すことが多かった。このような不具合
を解消するために、電動ポンプを組み込んで旧油をケー
シングの上部に移送して排出する案もあったが、真空油
の交換はその頻度が極めて少ないため、コストの上昇等
を考えるとその実施は難しかった。
【0005】そこで、本発明は、上記従来技術が有する
問題点を解消し、安価かつ簡便な構成でありながら、旧
油の排出をケーシングの上部から行えるようにした油回
転真空ポンプを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の油回転真空ポンプは、第1にケーシングの
上部に形成された油排出口と、上記ケーシングの内側の
底面近傍に吸入口が開口した油導入路と、上記油排出口
と上記油導入路の流出口との間に配置された円筒状のシ
リンダ室と、上記油導入路の流出口付近に設けられ真空
油を上記油導入路から上記シリンダ室へのみ流通させる
第1逆止弁と、上記シリンダ室内を軸方向へ摺動可能に
組込まれた手動式のピストンと、このピストンに形成さ
れた連通孔と、この連通孔の出口側に設けられ真空油を
上記ピストンの下部から上部へのみ流通させる第2逆止
弁とを備えたことを特徴とし、また、第2にケーシング
の上部に形成された油排出口と、上記ケーシングの内側
の底面近傍に吸入口が開口した油導入路と、上記油導入
路の流出口の側に形成され上端が開放された第1ポンプ
室と、上記油導入路の流出口付近に設けられ真空油を上
記油導入路から第1ポンプ室へのみ流通させる第1逆止
弁と、上記第1ポンプ室の開放部に取り付けられた弾性
を有する半球形のポンプ膜と、上記油排出口に連通する
と共に上記第1ポンプ室に隣接して形成された第2ポン
プ室と、上記第1ポンプ室と上記第2ポンプ室とを連通
する連通孔と、この連通孔の第2ポンプ室側に設けられ
真空油を上記第1ポンプ室から第2ポンプ室へのみ流通
させる第2逆止弁とを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0007】
【作用】本発明によれば、ピストンあるいはポンプ膜を
手動で操作することにより、ケーシング内の真空油が油
導入路の吸入口からシリンダ室あるいは第1および第2
ポンプ室に流入して、ケーシング上部の油排出口に移送
される。したがって、底の深いオイル受けを使用するこ
とが可能となり、床面を汚すことがなくなる。
【0008】
【実施例】以下、本発明による油回転真空ポンプの実施
例について添付の図面を参照して説明する。
【0009】本発明の第1実施例を示した図1におい
て、油回転真空ポンプ1は2段回転翼形であり、サクシ
ョンパイプ2を介してシリンダ室内に吸い込んだ空気を
加圧する第1段ポンプ3と、第1段ポンプ3から吐出さ
れた空気を更に加圧する第2段ポンプ4とでポンプ機構
が構成されている。両ポンプ3,4は、真空油5を貯溜
したケーシング6内に装備されており、プーリ7に掛け
回されたVベルト8を介して図示を省略した駆動モータ
により回転駆動される。真空油5はフロントカバー9に
形成されたオイルギャラリー10からポンプ4,3内に
導入され、ロータシャフト11の潤滑やブレード12,
13とシリンダ14,15の内壁との間のシール等を行
う。図中、16は蓋板であり、17は給油口である。
【0010】ケーシング6の端壁の上部には円筒状のシ
リンダ室18が形成され、更にシリンダ室18の底面の
中央部とケーシング6の底面との間は油導入路19によ
って連通されている。シリンダ室18の底面には第1逆
止弁として公知のリード弁20が取付けられており、油
導入路19からシリンダ室18に向かって真空油を流通
させるようになっている。
【0011】シリンダ室18には円盤状のピストン21
が摺動自在に嵌合しており、このピストン21は蓋板1
6を貫通したT形ハンドル22により上下に駆動される
ようになっている。ピストン21には連通孔23が形成
されると共に、その直上面に第2逆止弁としてリード弁
24が取付けられ、連通孔23を通して下方から上方に
のみ流体を流通させるようになっている。図中、25は
ピストン21の外周に嵌め込まれたOリングであり、シ
リンダ室18の内壁に摺接してシールを行う。また、2
6,27は共に蓋板16に嵌め込まれたOリングであ
り、それぞれT形ハンドル22の軸封とケーシング6と
の接合面のシールとを行う。シリンダ室18の上部には
管用ねじ孔である油排出口28が形成されており、この
油排出口28に流出口が下向きに形成された排出弁29
がねじ込まれている。図中、30は円筒状のオイル受け
であり、排出弁29の下方に設置されている。
【0012】以下、上述した本発明の第1実施例の作用
を述べる。本実施例では真空油の交換を行う場合、先ず
排出弁29を開放状態にした後、T形ハンドル22を操
作してピストン21を上下に駆動する。すると、ピスト
ン21の下降時には、シリンダ室18側のリード弁20
が閉鎖状態となる一方、ピストン21側のリード弁24
が開放状態となり、連通孔23を通してピストン21の
下方から上方に旧油が流出する。反対にピストン21の
上昇時には、ピストン21側のリード弁24が閉鎖状態
となり、シリンダ室18におけるピストン21の下部が
負圧となる。そのため、シリンダ室18側のリード弁2
0は開放状態となり、ケーシング6内の旧油が油導入路
19を介してシリンダ室18に流入する。また、同時に
ピストン21の上部に存在していた旧油は圧縮され、排
出弁29を通してオイル受け30に排出される。
【0013】T形ハンドル22の操作を繰り返すと、油
導入路19がケーシング6の底面近傍に開口しているた
め、旧油はすべてオイル受け30に排出される。しかる
後、排出弁29を閉鎖して、給油口17から所定量の新
油を供給するのである。
【0014】次に図2を参照して本発明の第2実施例を
説明する。油回転真空ポンプ1は第1実施例と同様の2
段回転翼形である。ケーシング6の端壁の上部には筒状
の第1ポンプ室31が形成され、更に第1ポンプ室31
の下面中央とケーシング6の内下面近傍とを連通する油
導入路19が形成されている。第1ポンプ室31の下面
には第1逆止弁としてリード弁20が取付けられてお
り、油導入路19から第1ポンプ室31側にのみ流体を
流通させるようになっている。蓋板16には、第1ポン
プ室31と連続する円形の開口部32が形成されてお
り、この開口部32にゴム膜からなる半球形のポンプラ
バー33が取り付けられている。
【0015】第1ポンプ室31の端壁にはこれも筒状の
第2ポンプ室34が形成されている。第1ポンプ室31
と第2ポンプ室34との間には連通孔35が形成される
と共に、第2ポンプ室34の壁面に第2逆止弁としてリ
ード弁24が取付けられ、連通孔35を通して第1ポン
プ室31側から第2ポンプ室34側にのみ流体を流通さ
せるようになっている。第2ポンプ室34の下部には管
用ねじ孔である油排出口28が形成されており、この油
排出口28に流出口が下向きに形成された排出弁29が
ねじ込まれている。
【0016】以下、第2実施例の作用を述べる。本実施
例では真空油の交換を行う場合、先ず排出弁29を開放
状態にした後、ポンプラバー33を手のひら等で下方に
押し付ける。すると、図2に破線で示したようにポンプ
ラバー33が変形し、第1ポンプ室31内の圧力が上昇
する。その結果、リード弁20が閉鎖状態となる一方で
リード弁24は開放状態となり、連通孔35を通して第
1ポンプ室31から第2ポンプ室34側に旧油が流入し
て、排出弁29を通してオイル受け30に排出される。
また、ポンプラバー33から手を放すと、図2に実線で
示したようにポンプラバー33が復帰し、第1ポンプ室
31が負圧となる。そのため、リード弁20は開放状態
となり、ケーシング6内の旧油が油導入路19を介して
シリンダ室18に流入する。
【0017】この操作を繰り返すことにより、第1実施
例と同様に、旧油はすべてオイル受け30に排出され
る。しかる後、排出弁29を閉鎖して、給油口17から
所定量の新油を供給するのである。
【0018】以上で具体的実施例の説明を終えるが、本
発明の態様はこれらの実施例に限るものではない。例え
ば、上記各実施例は本発明を2段回転翼形の油回転真空
ポンプに適用したものであるが、カム形や回転翼形、揺
動ピストン形の油回転真空ポンプに適用してもよい。ま
た、第1および第2逆止弁としてリード弁に代えてチェ
ックボール等を用いてもよい。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、手動式オイルポンプを用いてケーシングの上
部に設けられた油排出口に真空油を移送するようにした
ため、簡便な構成で旧油の排出をケーシングの上部から
行えるようになり、床面を汚さずに真空油の交換が行え
る等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による油回転真空ポンプの第1実施例を
示した縦断面図。
【図2】本発明による油回転真空ポンプの第2実施例を
示した縦断面図。
【符号の説明】
1 油回転真空ポンプ 5 真空油 6 ケーシング 16 蓋板 18 シリンダ室 19 油導入路 20 リード弁 21 ピストン 22 T形ハンドル 23 連通孔 24 リード弁 29 排出弁 30 オイル受け 31 第1ポンプ室 33 ポンプラバー 34 第2ポンプ室 35 連通孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシングの上部に形成された油排出口
    と、上記ケーシングの内側の底面近傍に吸入口が開口し
    た油導入路と、上記油排出口と上記油導入路の流出口と
    の間に配置された円筒状のシリンダ室と、上記油導入路
    の流出口付近に設けられ真空油を上記油導入路から上記
    シリンダ室へのみ流通させる第1逆止弁と、上記シリン
    ダ室内を軸方向へ摺動可能に組込まれた手動式のピスト
    ンと、このピストンに形成された連通孔と、この連通孔
    の出口側に設けられ真空油を上記ピストンの下部から上
    部へのみ流通させる第2逆止弁とを備えたことを特徴と
    する油回転真空ポンプ。
  2. 【請求項2】ケーシングの上部に形成された油排出口
    と、上記ケーシングの内側の底面近傍に吸入口が開口し
    た油導入路と、上記油導入路の流出口の側に形成され上
    端が開放された第1ポンプ室と、上記油導入路の流出口
    付近に設けられ真空油を上記油導入路から第1ポンプ室
    へのみ流通させる第1逆止弁と、上記第1ポンプ室の開
    放部に取り付けられた弾性を有する半球形のポンプ膜
    と、上記油排出口に連通すると共に上記第1ポンプ室に
    隣接して形成された第2ポンプ室と、上記第1ポンプ室
    と上記第2ポンプ室とを連通する連通孔と、この連通孔
    の第2ポンプ室側に設けられ真空油を上記第1ポンプ室
    から第2ポンプ室へのみ流通させる第2逆止弁とを備え
    たことを特徴とする油回転真空ポンプ。
JP27726492A 1992-10-15 1992-10-15 油回転真空ポンプ Pending JPH06129374A (ja)

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JP27726492A Pending JPH06129374A (ja) 1992-10-15 1992-10-15 油回転真空ポンプ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9492732B2 (en) 2010-07-16 2016-11-15 Roger R. Adams Wearable device

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9492732B2 (en) 2010-07-16 2016-11-15 Roger R. Adams Wearable device
US11511181B2 (en) 2010-07-16 2022-11-29 V.N.O. Llc Wearable device

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