JPH06129317A - 多気筒ガスエンジン - Google Patents

多気筒ガスエンジン

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Publication number
JPH06129317A
JPH06129317A JP4282593A JP28259392A JPH06129317A JP H06129317 A JPH06129317 A JP H06129317A JP 4282593 A JP4282593 A JP 4282593A JP 28259392 A JP28259392 A JP 28259392A JP H06129317 A JPH06129317 A JP H06129317A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
intake
chamber
gas engine
intake air
Prior art date
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Pending
Application number
JP4282593A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Yamamoto
稔 山本
Nobuaki Saito
信昭 齊藤
Satoshi Makino
聡 牧野
Shoichiro Morishita
昇一郎 森下
Yorio Futakuchi
順夫 二口
Takuro Kamichika
拓朗 神近
Hisashi Kazuta
久 数田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 性能低下を招くことなく、コンパクト化を図
ることができる多気筒ガスエンジンを提供すること。 【構成】 シリンダヘッド2にインテーク・マニホール
ド30を取り付けてミキサー(ガス供給手段)の下流側
に単一のチャンバーSを形成し、該チャンバーSと各気
筒の吸気通路13とを連通せしめる。本発明によれば、
インテーク・マニホールド30は全気筒に共通なチャン
バーSを構成するため、その形状は従来のそれに比して
極めて単純化され、且つ、コンパクト化され、その製造
も容易化する。従って、従来要していた長い吸気管を集
合した大型で複雑なインテーク・マニホールドが不要と
なり、ガスエンジン1全体がコンパクト化する。そし
て、チャンバーSによるダンパー効果によって吸気脈動
圧が緩和されるため、吸気脈動圧の脈動効果に対するミ
スマッチングによるエンジン性能の低下が防がれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスを燃料として駆動
される多気筒ガスエンジンに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に内燃エンジンにおいては、吸気行
程で吸気管内に発生する圧力波を利用する脈動効果によ
って体積効率を高めることが行なわれているが、脈動効
果を有効に発揮させるために最適な吸気管長が決定され
る。
【0003】ところで、例えばヒートポンプ駆動用のガ
スエンジンの常用回転数は3000rpm程度と比較的
低いため、吸気管長は常用回転数の高い他のエンジンの
それに比して長くなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ガスエンジ
ンにおいて上述のように吸気管長が長くなると、特に多
気筒ガスエンジンにおいては、インテーク・マニホール
ドが大型化及び複雑化してエンジン全体のコンパクト化
が妨げられるという問題が発生する。
【0005】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、性能低下を招くことなく、コ
ンパクト化を図ることができる多気筒ガスエンジンを提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明は、ガス供給手段の下流側であって、且つ、吸気バ
ルブの近傍部分に単一のチャンバーを形成し、該チャン
バーと各気筒の吸気通路とを連通せしめたことをその特
徴とする。
【0007】
【作用】本発明によれば、吸気バルブの近傍部分におい
て、各気筒への吸気通路の集合部を成すチャンバーを形
成したため、シリンダヘッドとガス供給手段との間の吸
気通路を構成する部品、即ち従来で言うインテーク・マ
ニホールドが極めて単純化され、且つ、コンパクト化さ
れ、その製造も容易化する。従って、従来要していた長
い吸気管を集合した大型で複雑なインテーク・マニホー
ルドが不要となり、ガスエンジン全体がコンパクト化さ
れる。
【0008】又、ガス供給手段の下流側に全気筒に共通
なチャンバーが形成され、該チャンバー内では燃料であ
るガスが分離することがないため、チャンバー内で燃料
ガスと空気との混合が十分行なわれる。このため、単一
のガス供給手段で複数の気筒に燃料ガスを供給すること
ができ、各気筒毎にガス供給手段を設ける場合に比して
部品点数を削減することができ、前記インテーク・マニ
ホールドの単純化、コンパクト化とも相俟ってガスエン
ジンのコンパクト化を図ることができる。
【0009】更に、各気筒に共通なチャンバーによるダ
ンパー効果によって吸気脈動圧が緩和されるため、吸気
脈動圧の脈動効果に対するミスマッチングによるエンジ
ン性能の低下が防がれる。
【0010】
【実施例】以下に本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0011】図1は本発明に係る多気筒ガスエンジンの
縦断面図、図2は同ガスエンジンの正面図、図3は図1
のA−A線拡大断面図、図4は図3のB−B線拡大断面
図、図5はインテーク・マニホールドの平断面図、図
6、図7はそれぞれ図5のC−C線、D−D線断面図、
図8はクランク軸端部のオイルシール部構造を示すガス
エンジン端部の破断面図である。
【0012】先ず、図1及び図2に基づいて本発明に係
る多気筒ガスエンジン1の概略構成を説明する。
【0013】本実施例に示す多気筒ガスエンジン1は4
サイクル直列4気筒エンジンであって、これのシリンダ
ブロック2には4つのシリンダ3が図1の紙面垂直方向
(図2の左右方向)に並設されている。そして、各気筒
のシリンダ3にはピストン4が摺動自在に嵌装されてお
り、各ピストン4はコンロッド5を介してクランク軸6
に連結されている。尚、クランク軸6は図1の紙面垂直
方向に長く配されるが、これはロアーケース7と一体化
された複数の軸受キャップ8によって回転自在に支承さ
れている。
【0014】ところで、本実施例においては、図1に示
すように、前記シリンダブロック2には2気筒分の横幅
を有するメンテナンス用の開口部9が斜めに形成されて
おり、該開口部9はメンテナンス用窓10によって塞が
れている。そして、前記コンロッド5の大端部はピスト
ン4の摺動方向に対して斜めに分割され、キャップ5a
を螺着するボルト11は前記開口部9からのメンテナン
スの便を考慮して開口部9側に向かって斜めに傾けられ
ているため、クランクケースを分解することなくコンロ
ッド5を分解することができる。又、シリンダ3が湿式
ライナで構成されていること等により、エンジン1を設
置状態のまま、即ちクランクケースを分解することな
く、ピストン4やシリンダライナの交換を行なうことが
できる。
【0015】一方、前記シリンダブロック2の上部は2
気筒に共通な2組のシリンダヘッド12が被着されてお
り、図3に示すように、各シリンダヘッド12には各気
筒毎に吸気通路13と排気通路14が形成されている。
尚、図3において、15は図1に示す点火プラグ16を
螺着するためのプラグ孔、17は冷却水が通るウォータ
ージャケットである。
【0016】ところで、各気筒毎に設けられた前記吸気
通路13、排気通路14がシリンダ3の燃焼室に開口す
る吸気ポート18、排気19(図4参照)はそれぞれ吸
気弁20、排気弁(不図示)によって各々適当なタイミ
ングで開閉される。尚、吸気弁20の開動作は次のよう
になされる。即ち、クランク軸6の回転がギヤ21,2
2を経てカム軸23に伝達され、カム軸23に形成され
たカム24によってリフターバルブ35を介してプッシ
ュロッド25が押し上げられると、ロッカーアーム26
が回動して吸気弁20をスプリング27の付勢力に抗し
て押し下げるため、該吸気弁20が開かれる(排気弁の
開動作も同様になされる)。
【0017】ところで、図4に示すように、吸気ポート
18、排気ポート19の周縁には、吸気弁20、不図示
の排気弁がそれぞれ着座すべきバルブシート28,29
が各々設けられているが、本実施例では特に排気側のバ
ルブシート29の面圧を下げるための工夫がなされてい
る。一般に、バルブシート29の面圧を下げるには、こ
れの径を大きくして排気弁の着座面積を増やせば良い
が、本実施例のように吸気ポート18と排気ポート19
が近接している場合等にはそれが不可能である。そこ
で、本実施例では、図示のようにバルブシート29の外
径はそのままにして内径を小さくする(径方向内方に向
かって肉盛りする)ことによって排気弁の着座面積を増
やし、以てバルブシート29の面圧を下げるようにして
いる。尚、バルブシート29の内径部上縁29aは熱溜
りが生じないようにカットされている。
【0018】ここで、本実施例に係る多気筒ガスエンジ
ン1の吸気系の構成を説明する。
【0019】前記2組のシリンダヘッド12の各々の吸
気側端面には矩形ボックス状のインテーク・マニホール
ド30が複数のボルト31で結着されており、図5に示
すように、両インテーク・マニホールド30同士はジョ
イント32によって互いに連通連結されている。そし
て、連結されたインテーク・マニホールド30の一端は
盲キャップ33によって閉塞され、他端(図5の右端)
はガス供給手段である単一のミキサー(不図示)に接続
されている。
【0020】上記各インテーク・マニホールド30は、
図6及び図7に示すように、各シリンダヘッド12への
取付面側が開口しており、当該ガスエンジン1の吸気側
にはインテーク・マニホールド30内の空間S1とシリ
ンダヘッド12の吸気側空間S2とで1つの共通(全気
筒に共通)なチャンバーSが形成されている。そして、
全気筒の吸気通路13はチャンバーSに開口しており、
従って、各気筒の吸気通路13同士はチャンバーSを介
して互いに相連通している。
【0021】而して、本実施例によれば、不図示のミキ
サーから供給される燃料ガスと空気はチャンバーSで分
離することなく十分に混合され、吸気行程に移った気筒
の吸気通路13からシリンダ3内の燃焼室に導入されて
燃焼に供される。
【0022】以上において、本実施例では、インテーク
・マニホールド30は全気筒に共通なチャンバーSを構
成するため、その形状は従来のそれに比して極めて単純
化され、且つサイズ的にもコンパクト化され、その製造
も容易化する。従って、従来要していた長い吸気管を集
合した大型で複雑なインテーク・マニホールドが不要と
なり、ガスエンジン1全体がコンパクト化される。
【0023】又、ガス供給手段であるミキサーの下流側
に各気筒に共通なチャンバーSが形成されるため、燃料
ガスは前述のように空気との混合が十分行なわれる。こ
のため、単一のミキサーで全気筒に燃料ガスを供給する
ことができ、各気筒毎にミキサーを設ける場合に比して
部品点数を削減することができ、前記インテーク・マニ
ホールド30の構造単純化、コンパクト化とも相俟てガ
スエンジン1全体のコンパクト化を図ることができる。
【0024】更に、本実施例によれば、全気筒に共通の
比較的大きな容積を有するチャンバーSによるダンパー
効果によって吸気脈動圧が緩和されるため、吸気脈動圧
の脈動効果に対するミスマッチングによるエンジン性能
の低下が防がれる。
【0025】尚、以上の実施例では、4気筒のうち各2
気筒に対してシリンダヘッド12をそれぞれ設け、計2
組のシリンダヘッド12の各々にインテーク・マニホー
ルド30を取り付けたが、全気筒に共通な単一のシリン
ダヘッドを設け、これに単一のインテーク・マニホール
ドを取り付けても良い。或いは、シリンダヘッドを各気
筒毎に独立に設け、各々のシリンダヘッドにインテーク
・マニホールドをそれぞれ取り付けて全てのインテーク
・マニホールドを互いに連通連結するようにしても良
い。又、インテーク・マニホールドを設けず、シリンダ
ヘッド内にチャンバーを形成しても良く、この場合は部
品点数の削減を図ることができる。
【0026】ところで、本実施例に係る多気筒ガスエン
ジン1においては、図8に示すように、クランク軸6の
端部に摺接するオイルシール34の軸方向の取付可能範
囲Lを該オイルシール34の幅寸法bよりも大きく(L
>b)している。
【0027】上記のようにすることによって、例えば図
示位置で寿命に達したオイルシール34を新しいものと
交換する際には、新しいオイルシールを取付可能範囲L
の範囲内で別の位置(図示例では、奥側)に取り付けて
これをクランク軸6の摩耗の生じていない部分に摺接さ
せれば、クランク軸6の端部のシール性が高く保たれ
る。又、オイルシール34の軸方向の圧入代に余裕があ
るため、該オイルシール34の圧入時の所謂底付きによ
る変形が防がれる。
【0028】
【発明の効果】以上の説明で明らかな如く、本発明によ
れば、多気筒ガスエンジンにおいて、シリンダヘッドに
インテーク・マニホールドを取り付けてガス供給手段の
下流側に単一のチャンバーを形成し、該チャンバーと各
気筒の吸気通路とを連通せしめたため、該多気筒ガスエ
ンジンの性能低下を招くことなく、そのコンパクト化を
図ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多気筒ガスエンジンの縦断面図で
ある。
【図2】本発明に係る多気筒ガスエンジンの正面図であ
る。
【図3】図1のA−A線拡大断面図である。
【図4】図3のB−B線拡大断面図である。
【図5】インテーク・マニホールドの平断面図である。
【図6】図5のC−C線断面図である。
【図7】図5のD−D線断面図である。
【図8】クランク軸端部のオイルシール部構造を示すガ
スエンジン端部の破断面図である。
【符号の説明】
1 多気筒ガスエンジン 12 シリンダヘッド 13 吸気通路 29 インテーク・マニホールド S チャンバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森下 昇一郎 静岡県磐田市新貝2500番地ヤマハ発動機株 式会社内 (72)発明者 二口 順夫 静岡県磐田市新貝2500番地ヤマハ発動機株 式会社内 (72)発明者 神近 拓朗 静岡県磐田市新貝2500番地ヤマハ発動機株 式会社内 (72)発明者 数田 久 静岡県磐田市新貝2500番地ヤマハ発動機株 式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス供給手段の下流側であって、且つ、
    吸気バルブの近傍部分に単一のチャンバーを形成し、該
    チャンバーと各気筒の吸気通路とを連通せしめたことを
    特徴とする多気筒ガスエンジン。
JP4282593A 1992-10-21 1992-10-21 多気筒ガスエンジン Pending JPH06129317A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4282593A JPH06129317A (ja) 1992-10-21 1992-10-21 多気筒ガスエンジン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4282593A JPH06129317A (ja) 1992-10-21 1992-10-21 多気筒ガスエンジン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06129317A true JPH06129317A (ja) 1994-05-10

Family

ID=17654529

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4282593A Pending JPH06129317A (ja) 1992-10-21 1992-10-21 多気筒ガスエンジン

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