JPH0612841Y2 - 粉体スプレー装置 - Google Patents

粉体スプレー装置

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JPH0612841Y2
JPH0612841Y2 JP14984488U JP14984488U JPH0612841Y2 JP H0612841 Y2 JPH0612841 Y2 JP H0612841Y2 JP 14984488 U JP14984488 U JP 14984488U JP 14984488 U JP14984488 U JP 14984488U JP H0612841 Y2 JPH0612841 Y2 JP H0612841Y2
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JP
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powder
hair
compressed air
gas cylinder
container body
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JP14984488U
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JPH0270743U (ja
Inventor
敏雄 山下
Original Assignee
株式会社ダイヤモンド科研
フェニックス株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は、主として、粉末状に形成されている微髪毛
を噴霧状にして毛髪に付着させるための粉体スプレー装
置に関する。
(従来の技術) 従来、少なくなった頭髪の如き毛髪を自然な状態とさせ
るために、粉末状の微髪毛を毛髪に付着させることで、
毛髪のボリューム感を発揮させるようにすることが行な
われており、しかも、これは、自然な使用感が得られる
ことで好まれてもいる。
そのための粉体スプレー装置の一つとして、微髪毛が収
容されている容器本体内に、圧縮空気が封入されている
ガスボンベ体を収納したものがある。これは、容器本体
外からのガスボンベ体のノズルに対する開放噴出操作に
よって容器本体内に圧縮空気を噴出させ、その強制的な
噴出力によって微髪毛を浮遊状態として容器本体外に噴
射させるもので、こうした噴射によって、スプレー状に
して毛髪に付着させるものである。
(考案が解決しようとする課題) しかして、従来のスプレー装置は、容器本体内に一定量
の微髪毛を纏めて収容する収容部が、容器本体内の一部
を区画して設けられ、この収容部は、微髪毛を噴出させ
るために容器本体に開口形成してある噴出口に連通させ
ている。この噴出口は、不使用時は閉塞され、使用時で
のガスボンベ体のノズルに対する噴出操作によって開口
されるようになっている。
ところが、噴出口自体は、容器本体壁に開口形成され、
それが開閉操作によって不使用時は閉塞されても、完全
な密閉性が維持されているものではないから、大気中の
湿気分によって微髪毛が収容部内で固まることがある。
このような塊を生じてしまうと、収容部内に供給される
圧縮空気によっては噴出口に浮遊送出されず、内部に残
留されてしまうことがある。
また、微髪毛が粉末状のものとして維持されていても、
強制的な圧縮空気の供給によっては必要以上に噴出口か
ら噴出されることがあり、その結果、予めイメージする
毛髪への付着状態とは異なるものとなることがあった。
そこで、この考案は、叙上のような従来存した諸事情に
鑑み案出されたもので、粉末状の微髪毛の如き粉体が収
容されている収容部内に、この粉体よりも比重が軽い攪
拌体を収納しておくことで、供給される圧縮空気によっ
て粉体とともに攪拌体を収容部内で浮遊させ、また、粉
体を攪拌するようにすることで、粉体が固まるのを防止
し、しかも、粉体の噴出量を自然に調整して常時一定量
の粉体の噴出量が得られる粉体スプレー装置の提供を目
的とする。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 上述した目的を達成するため、この考案にあっては、内
蔵されているガスボンベ体内の圧縮空気によって、容器
本体内に収容してある粉体を容器本体外に噴出させるよ
うにして成る粉体スプレー装置において、粉体を収容す
る収容部内に、粉体よりも比重が軽い攪拌体を装入した
ことを特徴とする。
また、攪拌体は、毛髪への付着性を付与する静電作用が
ある合成樹脂にて形成することができる。
(作用) この考案に係る粉体スプレー装置において、ガスボンベ
体内の圧縮空気を収容部内に噴出させると、その噴出作
用は、収容された粉体を噴き上げ、攪拌体とともに浮遊
させる。
すると、粉体とともに浮遊する攪拌体は、粉体がたとえ
塊状になっていてもそれを細かく砕き、粉末状となして
噴出口から噴出させる。
このとき、比重が軽い攪拌体は、粉体上に位置して噴出
前の粉体に常時接触し、塊状の粉体を確実に砕き、粉体
との接触をも円滑にし、しかも、攪拌体相互間を粉体が
通過することで噴出量を定量化する。
また、毛髪への付着性を付与する静電作用がある攪拌体
は、これに接触する粉体に静電気を付与させるもので、
付与された静電気はその静電作用によって散布面への付
着性を一層向上させる。しかも、攪拌体は、粉体ととも
に浮遊するから、その接触機会は極めて多く、付与する
静電気の容量も極めて大きくする。
(実施例) 以下、図面を参照してこの考案の一実施例を説明する。
図において示される符号1は平面で長円形を呈する有底
筒状の容器本体であり、この容器本体1内は、ガスボン
ベ体2を収納セットするセット部3と、微髪毛の如き粉
体Pが収容される収容部4とに区画されている。なお、
第1図に示すように、セット部3と収容部4とは特別な
区画壁によって仕切られる必要はない。
セット部3に収納されるガスボンベ体2は、容器本体1
底部内壁に突設した支持突部5及び後述する蓋体6によ
って位置決め固定されている。
また、図示のように、容器本体1内にガスボンベ体2が
セットされ、収容部4内に粉体Pが収容された状態で、
容器本体1の上部開口は、蓋体6によって閉塞されてい
る。必要があれば、この蓋体6を容器本体1に対して着
脱自在にし、粉体Pの補充、ガスボンベ体2の交換を可
能にする。
収容部4内に収容された粉体P中には、この粉体Pに比
し、比重が軽い攪拌体7が装入される。この攪拌体7
は、例えば発泡スチロール樹脂の如き発泡性の合成樹脂
を素材として形成され、好ましくは、粉体Pと接触する
ことで、粉体Pに対し静電気を付与するような素材と
し、毛髪への付着性を増大させるようなものとする。
また、攪拌体7は、図例のように、大径であるもの、例
えば直径が20mm程度のものを、2個とし、小径であるも
の、例えば直径が4〜5mm程度のものを30個程度として
ある。そして、収容部4内に装入された攪拌体7は、ガ
スボンベ体2内から噴出される圧縮空気によって収容部
4内を粉体Pとともに浮遊するようになっており、浮遊
することで粉体Pの攪拌も行なう。特に、このような大
小があるボール状の攪拌体7とすることで、大きな攪拌
体7は、噴出口9付近での噴出量の規制調整に役立ち、
小さな攪拌体7は、粉体Pとともに収容部4内で浮遊す
ることで粉体Pを確実に攪拌し、それらを細かく砕くの
に有効である。
もとより、この攪拌体7は、図例のようなボール状にす
るのみならず、四角錘状その他の多角形状に変更するこ
とも可能である。また、その径、大きさ、数量その他
は、適宜に選定されるものであり、収容部4内で浮遊さ
れることによって、粉体Pを細かく砕き、また、攪拌体
7相互間で適当量の粉体Pを後述する噴出口9に送出す
ればよいものである。
一方、ガスボンベ体2は、ノズル8に対する押圧操作に
よってノズル8自体から、ガスボンベ体2内に封入され
ている圧縮空気を噴出させるようになっている公知のも
のであり、ノズル8への押圧操作は蓋体6に設けた操作
手段10による。また、この操作手段10は、ノズル8
の押圧と同時に、噴出口9、例えば蓋体6に開口形成し
た噴出口9を開放し、操作手段10での押圧操作を解除
すると、噴出口9を閉塞するようにしてある。
すなわち、図示にあっての操作手段10は、蓋体6前部
に開口形成した噴出口9の前面で上下動し、噴出口9を
開閉するキャップ部11を前端に有し、また、手指等に
よって押圧される操作部12を後端に有する操作レバー
体13を蓋体6上面に揺動自在に設ける。一方、ノズル
8には、小径管状の噴出案内路を有する噴出案内管14
を側方に突出させた押圧体15を被せ、この押圧体15
の上端を蓋体6上壁から貫挿突出させて操作部12下面
に当接させて成る。
また、図示のように、噴出案内管14先端には、その噴
出案内路に連通する噴出案内キャップ16を被せ、収容
部4下方への圧縮空気の案内を図るものとしてある。更
に、この噴出案内キャップ16には、先端が収容部4内
の粉体P中に達する図示を省略した小径の噴出パイプを
連結することもある。
次に、以上のように構成されたこの考案の使用の一例を
説明する。
すなわち、操作手段10において、蓋体6上の操作レバ
ー体13の操作部12を押圧操作するものであり、操作
部12を押圧すると、押圧体15を介してノズル8を押
すことになる。その結果、ガスボンベ体2内の圧縮空気
を収容部4内に噴出させ、収容された粉体Pを噴き上げ
させ、攪拌体7とともに浮遊させる。一方、操作部12
の押圧操作は、キャップ部11を上昇させて噴出口9を
開放し、収容部4内の粉体Pを容器本体1外に噴出させ
る。
しかも、粉体Pよりも比重が軽く、常時粉体P上にある
攪拌体7相互間を粉体Pが通過することで、粉体Pの噴
出量が半ば自動的に調整規制され、噴出量を定量化する
のである。
このとき、粉体Pとともに浮遊する攪拌体7は、粉体P
がたとえ塊状になっていてもそれPを細かく砕き、当初
の粉末状のままで噴出口9から噴出されるもので、例え
ばそれが微髪毛であると、散布面である毛髪に細かく付
着させるのである。
また、攪拌体7は、発泡スチロール樹脂の如き合成樹脂
であると、これに接触する粉体Pには静電気が付与さ
れ、付与された静電気は毛髪への付着性を一層向上させ
るものである。しかも、攪拌体7は、粉体Pとともに浮
遊するから、その接触機会は極めて多くなり、静電気の
容量も極めて大きくなるのである。
[考案の効果] この考案は以上のように構成されており、これがため
に、たとえ空気中の湿気その他によって容器本体1の収
容部4内に収容されている粉体Pが固まることがあって
も、圧縮空気が粉体P内に噴射されることで噴き上げら
れる粉体Pは、この粉体Pとともに浮遊する攪拌体7に
よって細かく砕かれ、噴出されるときは粉末状となり、
散布面に細かに散布されるものである。
すなわち、これは、この考案が、内蔵されているガスボ
ンベ体2内の圧縮空気によって、容器本体1内に収容し
てある粉体Pを容器本体1外に噴出させるようにして成
る粉体スプレー装置において、粉体Pを収容する収容部
4内に、粉体Pよりも比重が軽い攪拌体7を装入したか
らであり、こうすることで、圧縮空気の供給は粉体Pを
攪拌して粉体Pが固まるのを防止し、粉体Pの噴出量を
自然に調整して常時一定量の噴出量とすることができ
る。
また、攪拌体7は、粉体Pよりも比重が軽いから、収容
されている粉体P上に位置することになり、噴き上げら
れた粉体Pが噴出する前にこれPに常時接触すること
で、塊状の粉体Pを確実に細かく砕くばかりでなく、静
電気の付与を円滑にする。
更に、攪拌体7は、大量の粉体Pの浮き上がりを防止
し、また、攪拌体7相互間を粉体Pが通過することで、
その通過量を規制調整するから定量化でき、噴出量を一
定化するのに大きく役立つ。
しかも、毛髪への付着性を付与する静電作用がある攪拌
体7は、粉体Pに接触することで粉体Pに静電気を付与
し、付与された静電気は毛髪等の散布面への付着性を一
層向上させるのであり、しかも、攪拌体7は、粉体Pと
ともに浮遊するから、粉体Pとの接触機会はきめ細か
く、極めて多く、粉体P全体への静電気の容量も極めて
大きくなるのである。
以上説明したように、この考案によれば、粉末状の微髪
毛の如き粉体が収容されている容器本体の収容部内に、
この粉体に比し比重が軽い攪拌体を収納してあるから、
供給される圧縮空気によって攪拌体が粉体とともに収容
部内で浮遊し、また、粉体を攪拌するから粉体が固まる
のを防止し、しかも、粉体の噴出量を自然に調整し、常
時一定噴出量が得られる等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示すもので、第1図は断面
図、第2図は要部分解斜視図である。 P……粉体、 1……容器本体、2……ガスボンベ体、3……セット
部、4……収容部、5……支持突部、6……蓋体、7…
…攪拌体、8……ノズル、9……噴出口、10……操作
手段、11……キャップ部、12……操作部、13……
操作レバー体、14……噴出案内管、15……押圧体、
16……噴出案内キャップ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内蔵されているガスボンベ体内の圧縮空気
    によって、容器本体内に収容してある粉体を容器本体外
    に噴出させるようにして成る粉体スプレー装置におい
    て、粉体を収容する収容部内に、粉体よりも比重が軽い
    攪拌体を装入したことを特徴とする粉体スプレー装置。
  2. 【請求項2】攪拌体は、毛髪への付着性を付与する静電
    作用がある合成樹脂にて形成してある請求項1記載の粉
    体スプレー装置。
JP14984488U 1988-11-17 1988-11-17 粉体スプレー装置 Expired - Lifetime JPH0612841Y2 (ja)

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JPH0270743U JPH0270743U (ja) 1990-05-29
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